JP2006311953A - 回転ノズル及びこの回転ノズルを使用した洗剤溶解装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 回転ノズル本体の回転中心に、回転ノズル固定具を組み付けた密閉構造の回転ノズルであって、前記回転ノズル本体は、平面視ほぼS字状に形成し、回転ノズル上部と回転ノズル下部に2分割し、前記回転ノズル下部の長手方向中心に回転軸穴を設け、上面には円形溝を形成し、裏面にはノズル受け部を設け、前記回転ノズル上部には、第1液溜り部を複数配設し、該第1液溜り部に噴射孔を設け、長手方向両端部には第2液溜り部を配設し、該第2液溜り部に水平噴射孔を回転方向に設け、両端の前記第2液溜り部間には前記第1液溜り部及び前記第2液溜り部に連通する通路を設け、前記回転ノズル固定具は、供給用ノズルの孔に挿着される径に形成し、上端には前記円形溝に配置されるフランジを設けた。
【選択図】図1
Description
また、従来の洗剤溶解装置を備えた洗浄剤供給装置としては、特開2005−46309号公報がある(特許文献1参照)。さらに、従来の食器洗浄用の回転式ノズルとしては、特開平9−131295号公報がある(特許文献2参照)。
回転ノズル本体の長手方向中心に、回転ノズル固定具の上端部を回転自在に組み付けた密閉構造の回転ノズルであって、
前記回転ノズル本体は、中央の直線状部の長手方向両端に互いに平行な傾斜状部を平面視ほぼS字状に形成した、回転ノズル上部と回転ノズル下部に2分割され、前記回転ノズル下部には直線状部の長手方向中心に回転軸穴を設け、上面には該回転軸穴と同心円の円形溝を形成し、裏面には供給用ノズルの上端部が揺動自在に組み付けられる該回転軸穴と同心円のノズル受け部を設け、
前記回転ノズル上部には、前記回転軸穴を中心にして所定距離ずらした長手方向両側に第1液溜り部を複数配設し、該第1液溜り部には垂直で、かつ扇形に噴霧し、さらには互いの噴霧が干渉されない状態で一直線状に噴霧可能に、互いをほぼ平行に配置した噴射孔を中心軸線に沿って設け、長手方向両端部には第2液溜り部を配設し、該第2液溜り部にほぼ水平に噴射し回転動力として作動する水平噴射孔を回転方向に設け、両端の前記第2液溜り部間には前記第1液溜り部及び前記第2液溜り部に連通する通路を設け、
前記回転ノズル固定具は、供給部に取り付けられる供給用ノズルの孔に挿着される径に形成し、上端には前記円形溝に回転自在に挿着するフランジを設けた構成としている。
給湯入配管に連結された垂直な供給部と溶解液出口とを下端部に配設し、該供給部の上端部に孔を有する供給用ノズルを螺合させた容器収納部の該供給用ノズルに、
回転ノズル本体の長手方向中心に、回転ノズル固定具の上端部を回転自在に組み付けた密閉構造の回転ノズルであって、
前記回転ノズル本体は、中央の直線状部の長手方向両端に互いに平行な傾斜状部を平面視ほぼS字状に形成した、回転ノズル上部と回転ノズル下部に2分割され、前記回転ノズル下部には直線状部の長手方向中心に回転軸穴を設け、上面には該回転軸穴と同心円の円形溝を形成し、裏面には供給用ノズルの上端部が揺動自在に組み付けられる該回転軸穴と同心円のノズル受け部を設け、
前記回転ノズル上部には、前記回転軸穴を中心にして所定距離ずらした長手方向両側に第1液溜り部を複数配設し、該第1液溜り部には垂直で、かつ扇形に噴霧し、さらには互いの噴霧が干渉されない状態で一直線状に噴霧可能に、互いをほぼ平行に配置した噴射孔を中心軸線に沿って設け、長手方向両端部には第2液溜り部を配設し、該第2液溜り部にほぼ水平に噴射し回転動力として作動する水平噴射孔を回転方向に設け、両端の前記第2液溜り部間には前記第1液溜り部及び前記第2液溜り部に連通する通路を設け、
前記回転ノズル固定具は、供給部に取り付けられる供給用ノズルの孔に挿着される径に形成し、上端には前記円形溝に回転自在に挿着するフランジを設けた回転ノズルの該回転ノズル固定具を、前記供給用ノズルの孔に挿着すると共に、供給用ノズルの上端部にノズル受け部を揺動自在に組み付けてなり、
通路に供給された給水を、噴射孔から垂直かつ扇状で、さらには一直線状に噴射させ、同時に水平噴射孔からの噴射により回転ノズルを水平に回転させて固形洗剤を溶解することを特徴としている。
洗剤溶解装置の停止(止水)時は、回転ノズル本体の回転ノズル下部は下方向に下がり、供給用ノズルの上端と接触している(図5参照)。他方、給湯入配管から給水されると内部中心部に水圧が掛かり回転ノズル全体をやや浮上させた状態でわずかの高さ押し上げ、噴霧孔より垂直でかつ扇状に、さらには噴射孔からの噴射が互いに干渉されない状態で一直線状に噴霧を開始し、同時に水平噴射孔よりの水の噴射を動力にして回転ノズル本体は自動的に回転を開始する。この時、供給用ノズルの上端と回転ノズル下部との間に隙間が発生(図6参照)し、さらに内部の水がにじみ出て抵抗を減少させる作用が働き、回転ノズル本体は低水圧でも充分な回転動力を得て回転する。
(1)回転ノズル本体は、扇状で、かつ一直線状に噴霧された状態で連続回転するため、常時溶解面の溶解状態に変化を与える。この溶解を繰り返し行うことにより、固形洗剤の溶解面の溶解状態は平均化され、かつ溶解面を平面状に溶解する。したがって、固形洗剤の平面状の溶解状態を維持でき、容器内に洗剤を残存させないで溶解するという固形洗剤の理想的溶解を達成できる(溶解状態の写真の図12,13参照)。
そして、洗剤容器に充填された固形洗剤を、溶解過程では溶解面を水平面に形成しながら効率よく溶解し、最終段階では容器内に洗剤を全く残存させることなく溶解できるものである。
図1において、本発明に関する自動食器洗浄機1は、先ず、初期動作として洗剤溶液槽10には、給湯器4の温水を濯ぎ用ノズル3で噴射させて適量の温水を貯める。この時、洗浄機制御部6からの信号電源により洗剤供給制御装置18が動作し、濃度検知センサー9にて該洗剤溶液槽10内の濃度を計測する。洗剤の濃度が予め設定された濃度になるまで給湯制御電磁弁19を開いて制御を行う。
洗剤溶液槽10では、増水した温水Hは排水管22より排水されたことと、食器5の洗浄に使用したことにより低下した洗剤濃度を濃度検知センサー9にて検知し溶解された洗剤を補充する。この動作は繰り返し行なわれる。
前記洗浄剤供給装置23を構成する洗剤溶解装置12は、供給部25を容器収納部29内のほぼ中心に配置し、溶解液出口21は容器収納部29の中心より片側にずらして配置した構成としている。
なお、26は塵や落下物が溶解液出口21より洗剤溶液槽10に流入するのを防止する受盤である。
先ず、洗剤溶解装置12に使用される請求項1に記載の回転ノズル30を、図2〜図8、図11を参照して説明する。
前述のように、洗剤溶解装置12は、固形洗剤16を充填した洗剤容器15を収納する容器収納部29の下端部に、給湯入配管27に連結された垂直な供給部25と溶解液出口21を配設し、該供給部25の上端部に孔13aを有する供給用ノズル13を螺合させた該洗剤溶解装置12における容器収納部29の該供給用ノズル13に、
前記請求項1に記載の回転ノズルの回転ノズル固定具42を、前記供給用ノズル13の孔13aに挿着すると共に、供給用ノズル13の上端部にノズル受け部41を揺動自在に組み付けている。
洗剤溶解装置12の停止(止水)時は、回転ノズル本体30cの回転ノズル下部36は下方向に下がり、供給用ノズル13の上端と接触している(図5参照)。また、給湯入配管27から給水されると内部中心部に水圧が掛かり回転ノズル30全体をやや浮上させた状態でわずかの高さ押し上げ、噴霧孔33より垂直でかつ扇状に、さらには噴射孔からの噴射が互いに干渉されない状態で一直線状に噴霧Sを開始し、同時に水平噴射孔35よりの水の噴射を動力にして回転ノズル本体30cは自動的に回転を開始する。この時、供給用ノズル13の上端と回転ノズル下部36との間に隙間45が発生(図6参照)し、さらに内部の水がにじみ出て抵抗を減少させる作用が働き、回転ノズル本体30cは低水圧でも充分な回転動力を得て回転する。
2 洗浄ノズル群
2a ノズル
3 濯ぎ用ノズル
4 給湯器
5 食器
6 洗浄機制御部
7 洗浄用循環ポンプ
8 濯ぎ用ポンプ
9 濃度検知センサー
10 洗剤溶液槽
11 洗剤溶液注入口
12 洗剤溶解装置
13 供給用ノズル
14 誘導ホース
15 洗剤容器
16 固形洗剤
16a 洗剤溶液
17 バキュームブレーカ
18 洗剤供給制御装置
19 給湯制御電磁弁
20 給湯入配管
21 溶解液出口
22 排水管
23 洗浄剤供給装置
24 洗剤供給制御基板
25 供給部
26 受盤
27 給湯入配管
29 容器収納部
30 回転ノズル
30a 直線状部
30b 傾斜状部
30c 回転ノズル本体
31 回転ノズル上部
32 第1液溜り部
33 噴射孔
34 第2液溜り部
35 水平噴射孔
36 回転ノズル下部
37 Oリング
38 凸条
39 通路
40 係合片
41 ノズル受け部
41a 回転軸穴
42 回転ノズル固定具
43 フランジ
44 円形溝
45 隙間
46 Oリング挿着溝
47 係止爪
48 溶解面
W 水(湯水)
S 噴霧
H 温水
T 収納部
Claims (4)
- 回転ノズル本体の長手方向中心に、回転ノズル固定具の上端部を回転自在に組み付けた密閉構造の回転ノズルであって、
前記回転ノズル本体は、中央の直線状部の長手方向両端に互いに平行な傾斜状部を平面視ほぼS字状に形成した、回転ノズル上部と回転ノズル下部に2分割され、前記回転ノズル下部には直線状部の長手方向中心に回転軸穴を設け、上面には該回転軸穴と同心円の円形溝を形成し、裏面には供給用ノズルの上端部が揺動自在に組み付けられる該回転軸穴と同心円のノズル受け部を設け、
前記回転ノズル上部には、前記回転軸穴を中心にして所定距離ずらした長手方向両側に第1液溜り部を複数配設し、該第1液溜り部には垂直で、かつ扇形に噴霧し、さらには互いの噴霧が干渉されない状態で一直線状に噴霧可能に、互いをほぼ平行に配置した噴射孔を中心軸線に沿って設け、長手方向両端部には第2液溜り部を配設し、該第2液溜り部にほぼ水平に噴射し回転動力として作動する水平噴射孔を回転方向に設け、両端の前記第2液溜り部間には前記第1液溜り部及び前記第2液溜り部に連通する通路を設け、
前記回転ノズル固定具は、供給部に取り付けられる供給用ノズルの孔に挿着される径に形成し、上端には前記円形溝に回転自在に挿着するフランジを設けた構成としてなる回転ノズル。 - 回転ノズル上部の裏面には通路に沿ってOリング挿着溝を設け、これに対応して回転ノズル下部の上面に凸条を設けると共に、前記回転ノズル上部の側面外周には係合片を配設し、これに対応して前記回転ノズル下部の側面外周には係止爪を配設してなり、回転ノズル下部上にOリングを介して回転ノズル上部を密閉構造に組み付けたことを特徴とする請求項1記載の回転ノズル。
- 第1液溜り部及び第2液溜り部は、ドーム状に形成したことを特徴としてなる請求項1記載の回転ノズル。
- 給湯入配管に連結された垂直な供給部と溶解液出口とを下端部に配設し、該供給部の上端部に孔を有する供給用ノズルを螺合させた容器収納部の該供給用ノズルに、
回転ノズル本体の長手方向中心に、回転ノズル固定具の上端部を回転自在に組み付けた密閉構造の回転ノズルであって、
前記回転ノズル本体は、中央の直線状部の長手方向両端に互いに平行な傾斜状部を平面視ほぼS字状に形成した、回転ノズル上部と回転ノズル下部に2分割され、前記回転ノズル下部には直線状部の長手方向中心に回転軸穴を設け、上面には該回転軸穴と同心円の円形溝を形成し、裏面には供給用ノズルの上端部が揺動自在に組み付けられる該回転軸穴と同心円のノズル受け部を設け、
前記回転ノズル上部には、前記回転軸穴を中心にして所定距離ずらした長手方向両側に第1液溜り部を複数配設し、該第1液溜り部には垂直で、かつ扇形に噴霧し、さらには互いの噴霧が干渉されない状態で一直線状に噴霧可能に、互いをほぼ平行に配置した噴射孔を中心軸線に沿って設け、長手方向両端部には第2液溜り部を配設し、該第2液溜り部にほぼ水平に噴射し回転動力として作動する水平噴射孔を回転方向に設け、両端の前記第2液溜り部間には前記第1液溜り部及び前記第2液溜り部に連通する通路を設け、
前記回転ノズル固定具は、供給部に取り付けられる供給用ノズルの孔に挿着される径に形成し、上端には前記円形溝に回転自在に挿着するフランジを設けた回転ノズルの該回転ノズル固定具を、前記供給用ノズルの孔に挿着すると共に、供給用ノズルの上端部にノズル受け部を揺動自在に組み付けてなり、
通路に供給された給水を、噴射孔から垂直かつ扇状で、さらには一直線状に噴射させ、同時に水平噴射孔からの噴射により回転ノズルを水平に回転させて固形洗剤を溶解することを特徴とする洗剤溶解装置。
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