JP2006325910A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄ノズルに対する洗浄水の供給を的確に切り換えて、洗浄効率を向上させる。
【解決手段】洗浄水が供給される洗浄ノズル8を切り換える分水手段17を備え、前記分水手段17は、洗浄水が流入する流入部18と、複数の洗浄ノズル8に各々連通した複数の流出部20a〜20dを有するケーシング21と、流出部20の少なくとも1つと対向するように開口部19を設け、開口する流出部20が切り換わるように回動可能に設けた弁体23を有し、前記弁体23は、流出部20の閉塞部に弾性体25を設けることで、流出部20の閉塞部と弁体23との密着性が向上し、洗浄水が供給される流出部20以外への水漏れをなくして、効率よく洗浄水を噴出させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、食器等を洗浄する食器洗い機に関するものである。
従来、一般的な食器洗い機は、図15に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。図に示すように、食器洗い機本体61は、内部に洗浄槽62を設けており、この洗浄槽62内へ給水弁63により水または湯を供給する。洗浄槽62の底部には排水口64を設け、この排水口64に連通し、モータによって駆動される洗浄ポンプ65を取り付け、この洗浄ポンプ65により洗浄水を洗浄槽62の内部に循環するよう構成している。また、排水口64には残さいを捕集する残さいフィルタ66を具備している。
すなわち、洗浄水が残さいフィルタ66を通過し、洗浄ポンプ65に吸い込まれ、洗浄ポンプ65より洗浄槽62の内底部に設けた洗浄手段(洗浄ノズル)67に供給され、この洗浄ノズル67から噴射され、食器(被洗浄物)69を洗浄した後、再び排水口64に戻るという経路で循環される。この際、食器69から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ66に流入し、フィルタ66を通過できない大きさの残さいは捕集される。
また、洗浄ノズル67と洗浄槽62の底部との間には、洗浄水加熱用のヒータ68を装備し、洗浄ノズル67の上方には、食器69を整然と配置でき、洗浄水を効果的に食器69に噴射するように構成した食器かご70を設置して効率的に洗浄を行っている。また、排水ポンプ71は、排水経路72を通して洗浄水を機外に排出するものである。
しかしながら、このような食器洗い機では、一般家庭等で使用される様々な形状の食器等の被洗浄物69に対して、洗浄水は下方からの噴射のみであり、食器かご70にセットしたすべての食器69を十分に洗浄すること困難であった。また、洗浄槽62の上方からの噴射がない場合、湯呑みや汁椀など糸底のある食器類は、細かな残さいが糸底に堆積しやすく、また全体のすすぎ性能も不十分であることから、複数個の洗浄ノズルを用いて多方向からの洗浄水の噴射を行うことが考えられている(例えば、特許文献1参照)が、給水量の増大によって洗浄水の温度上昇時間が長くなり、結果として運転時間が延び、消費電力量および使用水量が増える。また、この問題の解決するために、複数個の洗浄ポンプを用いることも考えられている(例えば、特許文献2参照)が、洗浄ポンプが各洗浄ノズル毎に必要であることから、食器洗い機全体に占める洗浄機構部の容積が増大するため、食器洗浄に必要な容積を十分に確保することができないものである。そこで、洗浄水を供給する洗浄ノズルを選択的に切り換える切り換え手段を設け、3方弁等を用いることにより少量の水で、多方向から効率的に洗浄することが考えられている(例えば、特許文献3参照)。
特開平5−305050号公報 特開平5−176875号公報 特開2003−339608号公報
しかしながら、このような回動自在な弁体を用いた切り換え手段によれば、洗浄水を供給する分水路以外の他の複数の分水路へも洗浄水が漏れて、複数の洗浄ノズルに対して洗浄水の供給を的確に切り換えることができないという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗浄ノズルに対する洗浄水の供給を的確に切り換えて、洗浄効率を向上させることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、洗浄ポンプで加圧された洗浄水が流入する流入部と、複数の洗浄ノズルに各々連通した複数の流出部を有するケーシングと、前記流出部の少なくとも1つと対向するように開口部を設けるとともに、前記開口部が対向する前記流出部が切り換わるように前記ケーシング内に回動可能に設けた弁体を有し、前記弁体は、前記流出部の閉塞部に弾性体を設けたものである。
これにより、弁体の密着性を向上させることができ、閉塞された流出部への水漏れがなく、切り換えが的確に行われて洗浄効率が向上する。
本発明の食器洗い機は、洗浄ノズルに対する洗浄水の供給を的確に切り換えて、洗浄効率を向上させることができる。
第1の発明は、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を噴射する複数の噴射口を有する洗浄ノズルと、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄ノズルを切り換える分水手段とを備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水が流入する流入部と、前記複数の洗浄ノズルに各々連通した複数の流出部を有するケーシングと、前記流出部の少なくとも1つと対向するように開口部を設けるとともに、前記開口部が対向する前記流出部が切り換わるように前記ケーシング内に回動可能に設けた弁体を有し、前記弁体は、前記流出部の閉塞部に弾性体を設けたことにより、弁体の密着性を向上させることができ、閉塞された流出部への水漏れがなく、切り換えが的確に行われて洗浄効率が向上する。また、異物が閉塞部と弁体との間に挟まった場合でも、弾性体の弾性力により、異物により生じる弁体と流出部との隙間を吸収でき、水漏れを最小限度に留めることができる。したがって、洗浄性能の向上が図れるとともに、給水量やすすぎ回数の削減による省水量、省エネを実現することができる。
第2の発明は、第1の発明の弁体は、流出部に対して進退自在に設けられ、前記弁体の進退動作にともなって前記弁体を回動させる係合部を有し、前記係合部は、弾性体を通して前記流出部側へ突出させたことにより、弾性体が流出部に押し付けられた状態で移動することがなく、両者の接する面の摩耗を防止することができるため、使用に伴う経時変化は小さく、摩耗に伴い分水手段の切り換え性能や部品の強度等が初期状態より損なわれることはない。
第3の発明は、第1または第2の発明の弁体は、流出部と対向する位置に固定部を設け、前記固定部で弾性体を保持する構成としたことにより、固定部が、流出部と弁との密着部に当接することがないので、水漏れが無く、更に、弾性体と弁とを確実に固定できるので、部品強度を保持し、洗浄性能を維持することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の弁体は、弾性体を設けた反対面に錘を有し、前記錘は、前記弁体に設けた開口部の反対側に切り欠きを設けたことにより、弁体が流出部を切り換える際に、錘によりすばやく所定の位置に戻り、更に、進退動作時に、傾きが少なくなり、動作がスムーズになる。したがって、流出部の切り換え時間が短縮でき、洗浄及びすすぎ時間も短縮できるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における食器洗い機の断面図、図2は、同食器洗い機の要部上面図、図3は、同食器洗い機の分水手段の断面図、図4は、同食器洗い機の分水手段の弁体の上面図、図5は、同食器洗い機の分水手段の上面図である。
図1〜図5に示すように、食器洗い機の本体1には、蓋体4で開閉可能な洗浄槽3を設け、食器等の被洗浄物は食器かご9にセットされ、洗浄槽3内に収容している。洗浄ポンプ6は、給水弁15から供給された洗浄水を加圧して、複数の噴射孔7を設けた洗浄ノズル(洗浄手段)8に供給し、被洗浄物に向けて洗浄水を噴射する。洗浄槽3の底部には、洗浄水を加熱するヒータ(加熱手段)10を設けている。送風ファン(図示せず)は、洗浄槽3に空気を送り、その排気を排気口39より機外へ排出するようにしている。
また、洗浄ポンプ6の吐出経路14に洗浄水を供給し、洗浄ノズル8への洗浄水の供給を順次切り換える分水手段17を設置しており、この分水手段17は、洗浄ポンプ6で加圧された洗浄水が流入する流入部18と複数の洗浄ノズル8に各々連通した複数の流出部20を有するケーシング21と、流出部20の少なくとも1つと対向するように開口部19を設けるとともに、開口部19が対向する流出部20が切り換わるようにケーシング21内に回動可能に設けた弁体23とで構成され、弁体23は、流出部20の閉塞部24に弾性体25を設けている。
弾性体25は、ゴムやエラストマー等で形成されている。ケーシング21は略円筒形であり、その軸方向が略鉛直方向に配置されており、洗浄ポンプ6からの洗浄水が流入する流入部18はケーシング21の側面の下部に、流出部20はケーシング21の上面に形成している。また、弁体23は略平面形状をしており、流出部20と弁体23との相対する面も平面形状としている。
複数の流出部20a〜20dは、各々吐出経路14を介して洗浄ノズル8に連結されている。そして、弁体23の上昇時に弁体23を所定角度だけ回転させる上部係合部27と、弁体23の降下時に弁体23を所定角度だけ回転させる一組の下部係合部28とを設けている。
上記構成において、まず、食器洗い機の基本動作について説明する。食器等の被洗浄物29を食器かご9にセットして洗浄槽3に収納し、洗剤を投入した後、蓋体4により本体1の開口部2を閉塞し、運転を開始する。被洗浄物29の汚れを落とす洗浄工程、付着した洗剤や残菜を流すすすぎ工程、そして被洗浄物29に付着している水適を乾燥させる乾燥工程の順に実行する。
まず、洗浄工程は、制御手段16により、給水弁15を動作して所定量の洗浄水を洗浄槽3に給水する。この際、洗浄槽3内に設けたヒータ(加熱手段)10は通電され、洗浄水は加温される。次に、洗浄ポンプ6により洗浄水を加圧し、分水手段17に供給する。分水手段17の流入部18より流入した洗浄水の圧力によって、弁体23は上部係合部27の傾斜に従って、回転及び略直動を伴った動作で上昇し、所定の流出部20が開口するように、弁体23の開口部19と所定の流出部20が一致する位置で固定される(図5)。その他の流出部20は、弾性体25により密閉塞され、弁体23の開口部19を介して流出部20と連通した洗浄ノズル8から洗浄水が噴射される。
続いて、洗浄ポンプ6を一旦停止すると、弁体23を下方から押し上げていた水圧が作用しなくなることから、弁体23はその自重で降下するが、この際、下部係合部28の傾斜に従って回転しながら降下し、所定位置で停止する。再び、洗浄ポンプ6を運転すると、上部係合部27の傾斜に係合され、弁体23は回転しながら上昇し、弁体23の開口部19と、次の流出部20と連通されることで、次の洗浄ノズル8から洗浄水を噴射する。このように、洗浄ポンプ6を断続的に運転することで、洗浄水が噴射する洗浄ノズル8は、各々の流出部20a、20b、20c、20dと連通する順で切り換えることができる。
洗浄水は、残さいフィルタ30、排水口31を通過し、洗浄ポンプ6を介して洗浄ノズル(洗浄手段)8から噴射され、洗浄槽3内を循環する。この際、食器29から脱落した残さい等は、洗浄水とともに残さいフィルタ30に流入し、フィルタを通過できない大きさの残さいは残さいフィルタ30に捕集される。
所定時間の洗浄工程を終えると、汚れを含む洗浄水は排水ポンプ32により本体1外に排出され、給水弁15から新たに洗浄水が供給される。洗浄ポンプ6を運転し、分水手段17を経て、洗浄ノズル8から再び洗浄水を噴射して、洗剤や残菜等の付着した被洗浄物29のすすぎを行う。所定時間運転した後、洗浄水を排出し、再び洗浄水を供給するという動作を繰り返し、このすすぎ工程は連続して3回程度行う。最後に、洗浄水を機外に排出して、すすぎ工程は終了する。
続いて乾燥工程を行い、送風ファン(図示せず)を動作させることにより、送風経路を通って外気が洗浄槽3内に送風され、排気口39から排出される。この際、ヒータ(加熱手段)10には通電されており、送風と温度の両方の効果によって被洗浄物29に付着した水滴の蒸発は促進される。所定時間これらの乾燥工程を行い、運転を終了する。
分水手段17は、弁体23に設けられた弾性体25が、流出部20を密閉、閉塞するため、順次、洗浄ポンプ6から吐出される洗浄水を、全て開口された所定の流出部20に送り込め、給水量を増加させることなく、任意の被洗浄物29に対して複数方向から洗浄水を噴射させることができる。短時間で被洗浄物29に付着した汚染物を洗浄することができ、高効率洗浄を実現することができる。
また、食器等に付着した洗剤や残さいを短時間ですすぐことができるため、すすぎ回数を削減することが可能である。一回の給水量を増加させることなく、しかもすすぎ回数を削減できることから、排熱を抑えることができ、ヒータ(加熱手段)10を用いた洗浄水の加熱時間も短縮することができる。よって、省エネ、省水量をも実現することができる。
また、給水量を増大させることなく洗浄ノズル8の数を増やすことができるため、食器等の被洗浄物29に対してより多方向から洗浄水を噴射させる洗浄方式とすることができる。よって、使用者は被洗浄物29の食器かご9へのセット位置や、縦置き、伏せ置き等のセット方法を選ぶことなく自由にセットできるため、よりセット性に優れた食器洗い機とすることができる。
また、弁体23が、流出部20に対して進退自在に設けられ、弁体23の進退動作にともなって弁体23を回動させる上部係合部27を有し、上部係合部27は、弾性体25を通して流出部20側へ突出させることで、上部係合部27により弁体23が回動する際には、弾性体25と流出部20とは、当接せず、流出部20を閉塞する際に、弾性体25と流出部20が当接する。
したがって、弾性体25が流出部20に押し付けられた状態で移動することがほとんど無い。弾性体25と接触することで、弁体23の回動動作が不安定になることがなく、確実に、流出部20を切り換えることができる。また、両者の接する面はほとんど摩耗しないため、使用に伴う経時変化は小さく、摩耗に伴い切り換え性能や部品の強度等が初期状態より損なわれることはない。
また、弾性体25と弁体23の固定は、図6および図7に示したように、弁体23は、流出部20と対向する位置に固定部35を設け、固定部35で弾性体25を保持する構成としている。樹脂製の固定部35は、あらかじめ弁体23から略棒状の固定部35を突出させておき、弾性体25を装着してから、固定部35の先端を溶かして、弾性体25と溶着してもよい。もちろん、ビスやかしめ部材を用いてもよい。また、表面積の大きなステンレスなどの不錆性の金属や樹脂を溶着等で固定することで、弾性体25を固定してもよい。
また、固定部35の押え代(肉盛部、ビス頭等)が、弾性体25の流出部20と当接する表面より突出しないように、弾性体25にザグリを設けることで、弁体23が回動動作時、水圧のバランス等により傾いても、固定部35と接触することなく、確実に動作することができる。
したがって、固定部35が、弁体23の動作に伴ない、流出部20と弁体23との密着部に当接することがないので、水漏れが無く、更に、弾性体25と弁体23とが剥がれたり、ずれたりすること無く、確実に固定できるので、洗浄性能を維持することができる。
また、本構成では、弁体23の上昇動作は加圧された洗浄水の圧力で、降下動作は弁体23の自重で行うようになっており、弁体23の軸方向は略鉛直方向にとる必要がある。この場合、弁体23の比重は1以上が必要であり、加圧時に弁体23が上昇可能な重さの範囲で、できるだけ重いほど、確実にすばやく降下および回転動作を行え、分水手段17の切り換え性能は高くなる。
また、図8に示したように、弁体23は、弾性体25を設けた反対面に錘36を有し、錘36は、弁体23に設けた開口部19の反対側に切り欠き37を設けてもよい。これにより、弁体23が流出部20を切り換える際に、進退動作時に、傾きが少なくなり、動作がスムーズになって、弁体23はすばやく所定の位置に移動することができる。したがって、流出部20の切り換え時間が短縮でき、洗浄及びすすぎ時間も短縮できるものである。
なお、ケーシング21内は、洗浄ポンプ6の運転時には、通常、20〜40kPa程度まで加圧されるため、弁体23の大きさにもよるが、2〜10kg程度の力が作用することになり、弾性体25は、強固に流出部20に押し付けられることになる。
なお、本実施の形態では、4ヶ所の流出部20に順次切り換えるため、一回の停止と運転で90度、弁体23は回転する構成である。
また、この係合部27、28は、螺旋形や三角などの本形状に限定するものではなく、洗浄ポンプ6を断続的に運転することで、洗浄ポンプ6を運転中に所定の流出部20と弁体23の開口部19が一致すればよい。また、弁体23の外周部など、係合部の位置を限定するものでもない。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2における分水手段17の要部断面図である。図9に示すように、弁体23は、流出部20の閉塞部に弾性体25を設けるとともに、弾性体25の外周縁部が弁体23の外周部より内側に位置するように設けている。
次に、本発明の食器洗い機の動作、作用について説明する。洗浄ポンプ6より吐出された洗浄水は、分水手段17の流入部18よりケーシング21内に流入する。洗浄水の水圧を受けた弁体23は、上昇するとともに上部係合部27により回動して、流出部20の閉塞部に弾性体25が当接する。弁体23が上昇する間、各流出部20から洗浄水を少量吐出する。その際、洗浄水は、弁体23の開口部19およびその外周縁部と接触しながら、弁体23の上昇速度より速く流出部20へケーシング21内を通過する。弾性体25は、流出部20の閉塞部に設けられる大きさで、かつ、弁体23の外周よりも内側に位置するので、弁体23上昇時の洗浄水の水流や洗浄水に含まれる異物の流れによる影響が少ない。
また、洗浄ポンプ6の動作時、異物などが詰まり、弁体23が流出部20と当接しない場合、弁体23の外周部に洗浄水が通過するが、同様に、水流による影響は少ない。再度、弁体23が、所定の位置に戻っても、初期状態を保っている。また、弾性体25が、流出部20を閉塞している際に、開口部19を洗浄水が通過する時にも、水流等による影響は少ないものである。
これにより、弁体23の外周縁部を流れる洗浄水に、弾性体25の端面が大きく力を受けること無く、弾性体25の端面が浮き上がったリ、剥がれたりすることが少なくなるものである。したがって、弾性体25と弁体23との間に異物が入って、当接面に凹凸が生じたり、弾性体25が剥がれたりして、流出部20と弁体23との密閉性が損なわれることなく、閉塞されている流出部20への水漏れを防止することができる。
また、図10および図11に示したように、弁体23は、弾性体25の外周縁部の外側に流出部20側へ突出するガイド部38を設けてもよい。これにより、弁体23の外周縁部を流れる洗浄水から、弾性体25の端面が保護されるので、水流による力を大きく受けることがなく、弾性体25の端面が浮き上がったリ、剥がれたりすることが少なくなるものである。したがって、弾性体25と弁体23との間に異物が入って、密閉性が損なわれることなく、閉塞されている流出部20への水漏れを防止することができる。
また、図12に示したように、ガイド部38は、弾性体25が流出部20と当接する面より突出するように設け、流出部20の外側に嵌合する構成としたことにより、弾性体25の端面を洗浄水から保護するとともに、弁体23が回動時、傾いても、ガイド部38が先に流出部20と接触し、弾性体25が流出部20と当接するのは、回動動作が終わってからになる。回動動作終了後、ガイド部38が流出部20の外側に嵌合すると同時に、弾性体25が流出部20と当接するもので、弾性体25が流出部20に押し付けられた状態で移動することはない。したがって、弾性体25が弁体23の回動動作を妨げることなく、更に、両者の当接面はほとんど摩耗しないため、使用に伴う経時変化は小さく、摩耗に伴い切り換え性能や部品の強度等が初期状態より損なわれることはない。
また、図13は、弁体23の中心部に環状に設けた係合部27、28を平面に引き伸ばしてその関係を示したものである。図13に示したように、上部係合部27は、弁体23が流出部20側への近接変位に応動して回動する。回動方向に対して上部係合部27の後端側に弁体23を流出部20側へ直動させる垂直部41を設け、垂直部41の高さをガイド部38より高く設定してもよい。
これにより、弁体23の回動時には、ガイド部38のみが流出部20と接触することがないので、回動動作を妨げることがない。したがって、水漏れなく流出面20を閉塞でき、洗浄性能を向上させることができる。
また、図10に示したように、ケーシング21に弁体23の進退動作を案内する軸部42を設けるとともに、弁体23に軸部42を貫通させる孔部43を設け、孔部43に弾性体25の内周縁部の内側に位置する壁部44を設けてもよい。
これにより、弁体23が傾いても、弾性体25の内周縁部が壁部44で保護されているため、弁体23の回動及び進退動作を妨げることなく、流出部20の切り換え動作を行うことができる。また、弁体23の内周縁部を流れる洗浄水に、弾性体25の端面が大きく力を受けることがないので、弾性体25の端面が浮き上がったリ、剥がれたりすることが少なくなるものである。したがって、弾性体25と弁体23との間に異物が入って、当接面に凹凸ができ、密閉性が損なわれることなく、閉塞されている流出部20への水漏れを防止することができる。
また、弁体23を貫通した軸部42は、弁体23の直動の安定性を高め、弁体23の脱落を防止するよう作用するが、必須ではなく、外周部や係合部27、28等によってこれらの作用が得られれば、特に必要はなく、この構成に限定するものではない。
また、弁体23は、流出部20の閉塞部に弾性体25を設けるとともに、流出部20に対して進退自在に設けられ、弁体23の進退動作にともなって弁体23を回動させる係合部27、28を有し、上部係合部27は、弁体23が流出部20側への近接変位に応動して回動し、回動方向に対して上部係合部27の後端側に弁体23を流出部20側へ直動させる垂直部41を設けてもよい。
図13に示すように、洗浄ポンプ6の運転・停止を繰り返すことで、上下方向の略直動と回転運動を組み合わせた動作をしながら弁体23の位置は順次切り換わる。この上部係合部27は、洗浄ポンプ6を運転し、弁体23が流出部20に当接する直前は、弁体23は略直動するように作用する。
このため、加圧された洗浄水により移動させられる弁体23は、回転動作せずに流出部20に当接するため、弁体23が流出部20に押し付けられながら移動することはなく、両者の接する面はほとんど摩耗しないため、使用に伴う径時変化は小さく、摩耗に伴い切り換え性能や部品の強度等が初期状態より損なわれることはない。これにより、流出部20の閉塞部に対して、垂直に弾性面を当接でき、弾性体25が回動方向にずれることなく、閉塞された流出部20からの水漏れを防止する。
また、上部係合部27は、図14のように、回動方向に対して前端側を少なくとも弾性体25の表面まで傾斜を設けてもよい。これにより、弾性体25と、流出部20の閉塞部が当接している際、上部係合部27の後端側の垂直部41と流出部20との間に異物が挟まっても、前端側が傾斜面で、上部係合部27の前端側に弁体23は、動作可能なので、進退動作が停止せず、流出部20を切り換えることができる。つまり、分水手段17の切り換え不良により洗浄効率を低下させることはない。
なお、弾性体25は、平面形状としたが、これに限定するものではなく、円錐形上や球体であっても、水圧により流出部20に押し付けることは可能である。
また、複数個の洗浄ノズル8のうち噴射される洗浄ノズル8は1ヶ所のみとしたが、弁体23の開口部19を2ヶ所、あるいはそれ以上設けることで、複数個の洗浄ノズル8から同時に噴射させ、その位置を切り換えることも可能である。
なお、本発明は洗浄水の切換方式に関するものであり、食器洗い機の本体1の形状や大きさ、扉4の開閉方式、食器の配置、個々の部品の配置等を限定するものではない。また、実施の形態では、乾燥機能を有する食器洗い乾燥機の例を示したが、乾燥機能を伴わない食器洗い機においても同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる食器洗い機は、洗浄ノズルに対する洗浄水の供給を的確に切り換えることができるので、洗浄機として有用である。
本発明の実施の形態1における食器洗い機の断面図 同食器洗い機の要部上面図 同食器洗い機の分水手段の断面図 同食器洗い機の分水手段の弁体の上面図 同食器洗い機の分水手段の上面図 同食器洗い機の分水手段の他の例の断面図 同食器洗い機の分水手段の他の例の上面図 同食器洗い機の分水手段の弁体の他の例の下面図 本発明の実施の形態2における食器洗い機の分水手段の断面図 同食器洗い機の分水手段の他の例の断面図 同食器洗い機の分水手段の他の例の上面図 同食器洗い機の分水手段の他の例の断面図 同食器洗い機の分水手段の係合部の展開詳細図 同食器洗い機の分水手段の係合部の他の例の展開詳細図 従来の食器洗い機の断面図
符号の説明
3 洗浄槽
6 洗浄ポンプ
8 洗浄ノズル
17 分水手段
18 流入部
19 開口部
20 流出部
21 ケーシング
23 弁体
25 弾性体
27 上部係合部(係合部)
28 下部係合部(係合部)

Claims (4)

  1. 被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄水を加圧する洗浄ポンプと、前記洗浄槽内の洗浄水を噴射する複数の噴射口を有する洗浄ノズルと、前記洗浄ポンプからの洗浄水が供給される洗浄ノズルを切り換える分水手段とを備え、前記分水手段は、前記洗浄ポンプで加圧された洗浄水が流入する流入部と、前記複数の洗浄ノズルに各々連通した複数の流出部を有するケーシングと、前記流出部の少なくとも1つと対向するように開口部を設けるとともに、前記開口部が対向する前記流出部が切り換わるように前記ケーシング内に回動可能に設けた弁体を有し、前記弁体は、前記流出部の閉塞部に弾性体を設けた食器洗い機。
  2. 弁体は、流出部に対して進退自在に設けられ、前記弁体の進退動作にともなって前記弁体を回動させる係合部を有し、前記係合部は、弾性体を通して前記流出部側へ突出させた請求項1記載の食器洗い機。
  3. 弁体は、流出部と対向する位置に固定部を設け、前記固定部で弾性体を保持する構成とした請求項1または2記載の食器洗い機。
  4. 弁体は、弾性体を設けた反対面に錘を有し、前記錘は、前記弁体に設けた開口部の反対側に切り欠きを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い機。
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