JP2006311534A - モバイル装置及び伝送されたセル信号の電力測定周期の調整方法 - Google Patents

モバイル装置及び伝送されたセル信号の電力測定周期の調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モバイル装置が待機状態にある場合、現在のサービングセルと隣接セルから伝送されるセル信号の電力を可変的に測定するモバイル装置を開示する。
【解決手段】モバイル装置は、現在のサービングセルと隣接セルに相応するそれぞれの基地局から伝送を受けるセル信号を処理する信号処理部、及び前記信号処理部に前記伝送を受ける信号の各パワーレベルを測定させ、セル再選択頻度を決定し、前記セル再選択頻度に基づいて電力測定周期を可変的に調整するメインプロセッサを含む。モバイル装置が待機状態にある場合、前記可変的に電力測定周期を調整するモバイル装置は可変的な周期にセル信号の電力を測定して電力消耗を減少することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、移動通信に係り、より詳細には現在サービスしているセルと隣接セルのうち、適切なセルをモニタして選択するために、セル信号の電力測定周期を可変的に調整しうるモバイル装置(例えば、携帯電話)及び核セル信号の電力測定周期の調整方法に関する。
一般的に、移動通信システムは、一つの情報伝達通路を通じて独立的な複数の情報を伝達するための多重接続の方式によって、時分割多重接続方式(TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多重接続方式(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、及びコード分割多重接続方式(CDMA:Code Division Multiple Access)などに分けられる。
現在、各国は、前記方式のうち、各国の実情に応じて適正な方式の移動通信システムを採択している。韓国では、大容量、高品質のサービスが可能であり、保安性が優秀なCDMA方式による移動通信システムを採用している。
CDMA方式は、アナログ形態の音声信号をデジタル信号に変換し、ここに乱数を適用した後、複数のデジタルコードに変換して通信する方式である。モバイル装置が通話者のチャネルに固有に付与されたコードのみを認識するようにすることで、該当チャネルの通信を可能にするという原理を有する。
これに対し、ヨーロッパ、中国、東南アジア、及び南米などでは、GSM(Global System for Mobile Communication)と略称されるヨーロッパ型デジタル移動通信システムを採択している。
GSMは、前述したTDMA方式を汎ヨーロッパ共同規格として開発したものであって、データをデジタル化して圧縮した後、その圧縮されたデジタルデータを二つの他の使用者のデータと共に単一チャンネルを通じて伝送する。ここで、それぞれのデータは、固有の時間帯に伝送されるという特徴を有する。
GSMは、ヨーロッパの移動通信システムにおいて事実上の標準として採択されており、全世界的に1億2000万人以上の使用者を有し、約120カ国で用いられている。
また、GSMは、第3世代電話、即ちIMT−2000を開発するための第3世代移動通信標準化グループ(3GPP:Third Generation Partnership Project)によって、標準化の核となるシステムとして定着しつつある。
一般的にこのようなGSMなどの移動通信システムネットワークにおいて、モバイル装置は周期的なページング情報をモニタし処理する。また、モバイル装置は、通信上で最適の無線接続を有するセルを識別できるように電力測定を通じて持続的にセルモニタリングを行い、その電力測定に基づいてセルの再選択動作を行う。
ここで、前記電力測定及びセル再選択動作は、モバイル装置の位置の移動または通信環境の変化に関係なく、最適のサービス状態を維持できるようにするためのプロセスである。
前記電力測定及びセル再選択動作の一例として、モバイル装置は、待機状態、即ち、スタンバイモード時、現在接続されているサービングセル及びサービングセルの周囲の隣接セルの各基地局から受信される信号の電力を測定する。
このような電力測定を通じて、モバイル装置は前記測定された信号のうち、最も電力の高い信号を判別し、サービス状態が最も良好なセルを把握した後、該当基地局にキャンピングする。
即ち、現在キャンピングされているサービングセル及び隣接セルの各基地局から受信される信号の電力測定の結果、隣接セルのうちいずれか一つから受信される信号の電力が、現在のサービングセルの基地局から受信される信号の電力より強いと、モバイル装置は、該当隣接セルにキャンピング状態を移すセル再選択動作を行う。また、前記電力測定の結果、サービングセルの基地局から受信される信号の電力が最も強いと、現在のサービングセルにキャンピング状態をそのまま維持する。
一方、前述したように、セルから受信される電力を測定するためには、RF処理回路、ベースバンドモデム及びマイクロプロセッサなどのモジュールが動作しなければならないので、所定の電力が消耗される。
このような電力の消耗は、モバイル装置が待機状態である場合、モバイル装置で消耗される電力の相当部分を占める。したがって、前記セルモニタリングのためのセル信号の電力測定周期は、待機状態におけるバッテリ電力消耗に大きな影響を及ぼす。
従来は、モバイル装置の通信性能の維持のために、待機状態のとき、決められた固定周期にしたがってセル信号電力測定を行うことで、持続的なセルモニタリングが行われていた。
しかし、実際には、モバイル装置の待機状態では、モバイル装置が特定位置に固定されている場合が多い。例えば、使用者が睡眠中であるか事務室で勤めるなどの場合である。このような場合には、セル再選択が発生する確率が少なくなるので、セルモニタリング周期が長くなってもモバイル装置の通信性能に大きな影響を及ぼさない。
したがって、モバイル装置の使用時間の多くを占める待機状態で固定された周期にしたがって電力測定を行う従来の技術は、必要以上の過大な電力消耗を招来するという非効率性が存在する。
特に、最近ではモバイル装置の携帯性が更に要求される傾向にあるので、充電されたバッテリの電力を用いて長時間携帯できるよう、最小の電力消耗が要求されている。
しかし、待機状態において前記固定された周期単位で行われる従来のセル信号の電力測定方法は、その非効率性によって前記最小の電力消耗に対する要求を充足できないという問題点がある。
一方、他の従来の技術として、現在キャンピングされているセルから受信される信号の変化率をモバイル装置の位置及び移動速度を衛星位置確認システム(GPS:Global Positioning System)を用いて測定した後、セルモニタリング周期を変化させる方法が、スカイワークス(Skyworks)社によって提案された。
しかし、これには受信信号の変化率の測定時に用いられる測定アルゴリズムが必要であり、場合によっては追加的なハードウエアの設置が要求される。また、モバイル装置の移動速度や位置などを把握するために、GPSと連動しなければならないだけでなく、複雑な追加装置なども要求される。
したがって、このようにGPSなどを用いてセルモニタリングの周期を変化させる技術の場合にも、複雑な装置の設置要求及びコストの上昇などのようなさまざまな問題点が相変わらず存在する。
本発明の第1の目的は、待機状態の時、セル信号の電力測定周期を可変的に調整しうるモバイル装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、待機状態時、セルモニタリングのためのセル信号の電力測定周期を可変的に調整しうるモバイル装置のセル信号電力測定周期調整方法を提供することにある。
本発明の第1の目的を達成するためのモバイル装置のうち、いずれか一つは、現在のサービングセルと隣接セルに対応するそれぞれの基地局から伝送されたセル信号を処理する信号処理部と、前記信号処理部に前記伝送された信号の各パワーレベルを測定させ、セル再選択頻度を決定して、前記セル再選択頻度に基づいて電力測定周期を可変的に調整するメインプロセッサと、を含む。
前記モバイル装置は、前記セル信号電力測定周期の調整に必要なデータが保存されるメモリを更に含む。前記データは、例えば、前記セル再選択頻度をカウントするためのセル再選択カウンタと、固定された初期電力測定周期が維持される時間を指定するデフォルト時間と、前記セル信号電力測定周期の調整時に基準値となるセル再選択平均時間と、前記セル信号の電力測定周期を示す前記電力測定周期と、前記電力測定周期の最大値を示す最大電力測定周期と、を含む。
前記電力測定周期の初期値は、前記セル信号の伝送周期と一致する。
前記メインプロセッサは、前記セル再選択平均時間以内にセル再選択が発生しない場合には、前記メインプロセッサの前記電力測定周期を増加させる。例えば、前記メインプロセッサは、前記電力測定周期を整数倍(例えば2倍)に増加させることができる。
また、前記メインプロセッサは、前記セル再選択平均時間以内にセル再選択が発生した場合には、前記電力測定周期を再初期化させる。
さらに、前記メインプロセッサは、前記サービングセルの各基地局から伝送される放送制御チャネル(BCCH:Broadcast Control Channel)情報を周期的に受信し、前記BCCH情報が変化した場合、前記電力測定周期を再初期化させる。
モバイル装置の前記信号処理部は、前記セル信号に対してRF処理を行い、ベースバンド信号を出力するRF処理部と、前記RF処理部から出力される前記ベースバンド信号を復調して前記復調された信号を前記メインプロセッサに伝送するベースバンド復調器と、前記メインプロセッサから伝送された内部信号を変調して前記変調された内部信号を前記RF処理部に伝送するベースバンド変調器と、を含む。
本発明の第1の目的を達成するためのモバイル装置のうち、他の一つは、現在のサービングセルと隣接セルに対応するそれぞれの基地局から伝送されたセル信号を処理する信号処理部と、セル再選択頻度をモニタし、前記モニタされたセル再選択頻度と所定の値とを比較して、前記比較結果に基づいて電力測定周期を調整する電力測定周期生成モジュールと、前記電力測定周期生成モジュールによって生成された前記電力測定周期に基づいて前記信号処理部が前記セル信号の各電力レベルを測定し、セル再選択が発生したか否かを決定して前記決定された結果に基づいて前記セル再選択を行う制御モジュールとを含む。
前記モバイル装置は、前記電力測定周期の調整に必要なデータが保存されるメモリを更に含む。前記データは、例えば、前記電力測定周期が維持される時間を指定するデフォルト時間と、前記セル信号電力測定周期の調整時に基準値になるセル再選択平均頻度と、前記電力測定周期の初期値を示す初期電力測定周期と、前記電力測定周期の最大値を示す最大電力測定周期と、を含む。
前記電力測定周期生成モジュールは、前記モニタされたセル再選択頻度を前記セル再選択平均頻度と比較し、前記モニタされたセル再選択頻度が前記セル再選択平均頻度より少ない場合、前記電力測定周期を増加させる。前記電力測定周期生成モジュールは、前記電力測定周期を整数倍(例えば2倍)に増加させる。
また、前記電力測定周期生成モジュールは、前記モニタされたセル再選択頻度が前記セル再選択平均頻度より多い場合、前記電力測定周期を再初期化する。
さらに、前記電力測定周期生成モジュールは、前記サービングセルの基地局から伝送されるBCCH情報を周期的に受信し、前記BCCH情報が変化した場合、前記電力測定周期を再初期化する。
本発明の第2の目的を達成するための方法のうち、一つは、電力測定周期に基づいて、現在のサービングセルと隣接セルの各基地局から伝送された前記セル信号の各電力レベルを測定する段階と、前記セル信号電力測定周期の調整可否を決定するための基準値を示すセル再選択平均時間内にセル再選択頻度をモニタする段階と、前記モニタされセル再選択された頻度に基づいて前記電力測定周期を調整する段階と、を含む。
前記電力測定周期を調整する段階は、前記セル再選択の平均時間内にセル再選択が発生しないと、前記電力測定周期を増加させる段階を含む。例えば、前記電力測定周期は、電力測定周期を整数倍(例えば2倍)に増加させることを特徴とする。
前記電力測定周期を調整する段階は、前記セル再選択平均時間内にセル再選択が発生すると、前記電力測定周期を再初期化する段階を含む。
前記セル信号の電力測定周期を調整する段階は、現在のサービングセルの基地局から周期的にBCCHデータの伝送を受ける段階と、前記BCCHデータが変更されるとき、前記電力測定周期を再初期化する段階と、を更に含む。
前記セル信号の各電力レベルを測定する段階と、前記セル再選択頻度をモニタする段階、及び前記電力測定周期を調整する段階は、反復される。
本発明の第2の目的を達成するための方法のうち、他の一つは、電力測定周期に基づいて現在のサービングセルと隣接セルの各基地局から伝送された前記セル信号の各電力レベルを測定する段階と、セル再選択頻度をモニタして前記モニタされたセル再選択の頻度と所定の値を比較する段階と、前記比較結果に基づいて前記電力測定周期を調整する段階と、を含む。
前記電力測定周期を調整する段階は、前記モニタされたセル再選択の頻度がセル再選択平均頻度より少ないと、前記電力測定周期を増加させる段階を含む。例えば、前記電力測定周期は、電力測定周期を整数倍(例えば2倍)に増加させる。
前記電力測定周期を調整する段階は、前記モニタされたセル再選択頻度がセル再選択平均頻度より多いと、前記電力測定周期を再初期化する段階を含む。
セル信号の電力測定周期を調整する方法は、現在のサービングセルの基地局から周期的にBCCHデータの伝送を受ける段階と、前記BCCHデータが変更されるとき、前記電力測定周期を再初期化する段階を更に含む。
前記セル再選択頻度をモニタする段階と、前記電力測定周期を調整する段階は、反復される。
以上、前述の如き本発明によると、待機状態時、セル信号の電力測定周期を可変的に調整することができる。したがって、従来発生していた不必要な電力消耗を防止して、バッテリ電源の効率的な運用が可能になる。
また、本発明は、マイクロプロセッサ上にソフトウエア的に簡単に具現することができるので、衛星連動が不要で設計が易しく、追加的なハードウエア及び高価の装置を設置しなくてもいい等、多様な利点を有する。
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施例をより詳細に説明する。実施例の説明において、理解の便宜のために同一の構成要素に対しては同一符号を付与した。
<実施例1>
図1は、本発明の望ましい実施例によるモバイル装置100の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の望ましい第1実施例によるモバイル装置100は、アンテナ130、信号処理部110、メモリ140、及びメインプロセッサ120で構成される。
ここで、前記モバイル装置100は、マイク、スピーカ、液晶ディスプレイ、キーパッドのような一般の構成要素を具備することは勿論であるものの、図1及び第1実施例の説明では、理解の便宜のために本発明の要旨にかかわる構成要素のみを図示及び説明し、それ以外の構成要素は省略する。
アンテナ130は、該当サービングセル及び隣接セルの各基地局との信号送受信機能を行い、特に、待機状態でサービングセル及び隣接セルから伝送される複数のセル信号、即ち、ページングブロックを受信して信号処理部110に伝送する。また、信号処理部110から伝送されるRF信号を外部装置に送出する機能も果たす。
信号処理部110は、アンテナ130を通じてセル信号を受信し、内部信号に変換させてメインプロセッサ120に伝送する。また、メインプロセッサ120から伝送される内部信号をRF信号に変換させてアンテナ130に伝送する。即ち、前記信号処理部110は、メインプロセッサ120と外部装置との信号インタフェースを行う。
前記信号処理部110は、RF処理部111と、ベースバンドデモジュレータ113、及びベースバンドモジュレータ112で構成される。
受信過程において、RF処理部111は、アンテナ130からRF周波数を有するセル信号の伝送を受けてセル信号に対するRF処理を行う。RF処理部111は、ベースバンド周波数を有するセル信号をベースバンドデモジュレータ113に伝達する。
信号処理部110のベースバンドデモジュレータ113は、アンテナ130からベースバンドセル信号の伝送を受け、セル信号を内部信号に変換した後、前記内部信号をメインプロセッサ120に伝送する。言い換えれば、ベースバンドデモジュレータ113は、RF処理部による出力であるベースバンド周波数を有するセル信号を復調して、前記ベースバンド周波数を有するセル信号を内部信号に変換する。その後、ベースバンドデモジュレータ113は、前記内部信号をメインプロセッサ120に伝達する。
送信過程において、信号処理部110のベースバンドモジュレータ112は、メインプロセッサ120から伝送された内部信号をRF信号に変換する。言い換えれば、ベースバンドモジュレータ112は、メインプロセッサ120による出力である内部信号を変調して、前記変調された内部信号をRF処理部111に伝達する。
RF処理部111は、ベースバンドモジュレータからベースバンド周波数を有する信号の伝送を受け、前記信号に対してRF処理を行う。したがって、信号処理部110は、メインプロセッサ120と外部装置との信号インタフェースとして機能する。
メモリ140は、各種データの保存が可能である。セル信号の電力測定周期を調整するための各種データ値は、メインプロセッサ120によってセッティングされ保存される。
メインプロセッサ120は、信号処理部110を動作(例えば、ウェークアップ)させ、サービングセル及び隣接セルの各基地局から受信されるセル信号の電力測定を行い、セル再選択頻度をモニタし、前記セル再選択の頻度によって前記セル信号の電力測定のためのセル信号電力測定周期を調整する機能を行う。ここで、前記メインプロセッサ120は、モバイル装置100の動作を全体的に制御する機能を基本的に具備する。
図2は、図1に示したメインプロセッサ120のセル信号電力測定動作の流れを示す順序図である。
以下、図1及び図2を参照して、メインプロセッサ120がセルモニタリングのための電力測定周期を可変させる過程を詳細に説明する。
まず、電力測定周期を変化させるために必要ないくつかのパラメータ及び用語を下記のように定義する。
・デフォルト時間(Ton):固定された電力測定周期が維持される時間
・セル再選択カウンタ(Nc):セル再選択頻度をカウントするためのカウンタ
・セル再選択平均時間(Tc):特定時間のうち、セル再選択が行われる時間の平均値。過去のセル再選択記録を通じて平均的にセル再選択が行われる時間を予測した値に設定する。
・電力測定周期(Tm):セル信号の電力測定周期
・最大電力測定周期(Tmax):電力測定周期の最大値。前記電力測定周期(Tm)は前記最大電力測定周期(Tmax)より長くない。
動作の前に、メインプロセッサ120は、セル再選択の発生の有無を反映するために用いられるセル再選択カウンタ(Nc)の初期値、固定された電力測定周期が適用される時間を指定するデフォルト時間(Ton)、電力測定周期変化時に基準値になるセル再選択平均時間(Tc)、電力測定周期(Tm)の初期値及び最大電力測定周期(Tmax)を所定値に初期化してメモリ140に保存する(段階:S1)。
例えば、初期化の段階において、セル再選択カウンタ(Nc)の初期値は3、デフォルト時間(Ton)は20分、セル再選択平均時間(Tc)は7分、電力測定周期(Tm)の初期値は1分、最大電力測定周期(Tmax)は8分に設定されたとする。ここで、前記電力測定周期(Tm)の初期値はセル信号、即ち、ページングブロックの伝送周期と一致させることが望ましい。
モバイル装置100が待機モードに進入すると、メインプロセッサ120は、設定された電力測定周期値(Tm)に設定された時間単位に信号処理部110をウェークアップさせてセル信号電力測定を行う(段階:S2)。先に、電力測定周期値(Tm)が1分に設定されているので、メインプロセッサ120は1分単位でセル信号電力測定を行う。
続いて、電力測定動作の時点から現在の時間までが設定されたデフォルト時間値(Ton)、即ち、20分が経過したか否かを検査する(段階:S3)。ここで、20分が経過していなかったらセル信号電力測定段階(段階2:S2)に遷移して、1分周期でセル信号電力測定を継続する。また、もし20分を超えたら、BCCH情報検査段階(段階:S4)に遷移する。
モバイル装置100がスタンバイモードに進入した後、デフォルト時間(Ton;例えば20分)のうちは、前記段階S1で設定された電力測定周期(Tm;例えば1分)に基づいてセル信号の電力を測定(段階S2)することで、セル再選択の発生有無をモニタすることができる。
即ち、メインプロセッサ120は、前記段階S2及びS3で構成されたループを反復的に実行することで、モバイル装置100のセル再選択の有無をモニタすることができる。
ここで、スタンバイモードに進入後、初期の一定時間のうちは、即ちデフォルト時間(Ton)のうちは、ページングレートと電力測定周期(Tm)とが一致する。
一方、デフォルト時間値(Ton)を超えたら、メインプロセッサ120はサービングセルから受信したBCCH情報を検査する(段階:S4)。前記BCCH情報は、現在接続されているサービングセルの情報を示すデータとして、セル信号の受信とは別途にスタンバイモードでも常に受信する。
前記BCCH情報検査の結果、BCCH情報が変化したら、セル再選択カウンタ(Nc)及び電力測定周期(Tm)を初期化して初期値に戻した(S10)後、セル信号電力測定段階(段階:S2)に遷移する。BCCH情報が変化しなかったら、セル再選択の判断段階(段階:S5)に遷移する。
このようなBCCH情報検査段階(段階:S4)は、モバイル装置100が突然速い速度で移動する場合を仮定した時、電力測定周期が長くなった状態では、通信状態が悪化する可能性が高いので、このような最悪の状況に対処するために行われる。
即ち、BCCH情報が変化したということは、サービングセルが変化したことを示すので、電力測定周期(Tm)が長くなったとき、迅速に電力測定周期(Tm)の初期値に再転換するようにする。
一方、BCCH情報検査段階(段階:S4)を通じてサービングセルが変化しなかったことが検証されると、メインプロセッサ120はメモリ140に設定されたセル再選択平均時間(Tc)内でセル再選択が発生したかを判断する(段階:S5)。
ここで、もしセル再選択平均時間(Tc)内でセル再選択が発生したら、セル再選択カウンタ(Nc)及び電力測定周期(Tm)を初期化した後(段階:S10)セル信号電力測定段階に遷移する(段階:S2)。
もし、セル再選択平均時間(Tc)内でセル再選択が発生しなかったら、これはモバイル装置100が特定場所で移動しない確率が高くなると思われるので、セル再選択カウンタ(Nc)を1減少させる(段階:S6)。即ち、一番目のループでは、セル再選択カウンタ(Nc)の初期値が3であるので、減少したセル再選択カウンタ(Nc)は2になる。
その後、セル再選択カウンタ(Nc)が0になったかを検査する(段階:S7)。もしセル再選択カウンタ(Nc)の値が0でなければ、段階S7の「いいえ」の分岐にしたがって段階S2に移動する。
ここで、セル再選択カウンタ(Nc)は、前述のループ、即ちセル信号電力測定段階(段階:S2)からセル再選択減算段階(段階:S6)までを一度行うたびに1ずつ減少する。よって、セル再選択カウンタ(Nc)が0になるには、上述したループを3度行わなければならない。
もし、前記ループを3度行い、セル再選択カウンタ(Nc)検査段階(段階:S7)でセル再選択カウンタが0と判明すると、これはモバイル装置100が特定期間に移動がしなかったか通信環境が変化しないことを意味するので、メインプロセッサ120は、電力測定周期(Tm)を2倍に増加させ(段階:S8)、セル再選択カウンタ(Nc)を初期化した後(段階:S9)、セル信号電力測定段階(段階:S2)に遷移して前述の段階(段階:S2〜S7)を反復して行う。
このように、電力測定周期(Tm)の初期値が1分に設定されているので、BCCH情報の未変動及びセル再選択の未発生が継続されると、可変した電力測定周期は、2分、4分、8分に増加する。
したがって、スタンバイモードでモバイル装置100の移動や通信環境の変化が発生しない場合、セル信号電力測定周期が次第に長くなるので、電源消耗が大きい信号処理部110の動作が減少され、バッテリの消耗を減少しうるようになる。
一方、前記周期調整段階(段階:S8)において、増加する電力測定周期(Tm)が最大電力測定周期(Tmax)より大きくなる場合、電力測定周期(Tm)を最大電力測定周期(Tmax)と同一の周期に変動させる。これは、電力測定周期が2倍ずつ限りなく長くなることを防止し、電力測定周期に限界値を置くためである。
以上のような本発明の第1実施例を通じて、モバイル装置100のスタンバイモード時に、セル再選択平均時間(Tc)内にセル再選択発生の有無及びBCCH情報の変化を考えてセル信号電力測定周期を可変的に変化させることができることを説明した。
したがって、固定された周期によってセル信号電力測定を行う従来の場合で発生した不必要な電力の消耗を防止することで、バッテリ電源の効率的な運用が可能であることがわかる。
<実施例2>
図3は、本発明の望ましい第2実施例によるモバイル装置200の構成を示すブロック図である。
図3を参照すると、本発明の望ましい第2実施例によるモバイル装置200は、アンテナ130、信号処理部110、メモリ240、電力測定周期生成モジュール250、及び制御モジュール220で構成される。ここで、前記モバイル装置200は、マイク、スピーカ、液晶ディスプレイ、キーパッドなどのような一般の構成要素を具備することは勿論であるが、図3及び本発明の第2実施例の説明では、理解の便宜のために本発明の要旨にかかわる構成要素のみを図示及び説明し、残りの構成要素は省略した。
図3に示したモバイル装置200において、アンテナ130及び信号処理部110は、前述の第1実施例におけるアンテナ130及び信号処理部110と同一の構成及び機能を有する構成要素である。
アンテナ130は、該当サービングセル及び隣接セルの基地局との信号送受信機能を行い、特に待機状態においてサービングセル及び隣接セルから伝送される複数のセル信号、即ち、ページングブロックを受信して信号処理部110に伝送する。また、アンテナ130は、信号処理部110から伝送されるRF信号を外部装置に送出する機能も果たす。
信号処理部110は、アンテナ130を通じてセル信号を受信して内部信号に変化させ、制御モジュール220に伝送する。また、制御モジュール220から伝送される内部信号をRF信号に変換させてアンテナ130に伝送する。即ち、前記信号処理部110は、制御モジュール220と外部装置の信号インターフェースを行う。
前記信号処理部110は、RF処理部111と、ベースバンドデモジュレータ113、及びベースバンドモジュレータ112で構成される。
受信過程において、RF処理部111は、アンテナ130からRF周波数を有するセル信号の伝送を受けてセル信号に対するRF処理を行う。RF処理部111は、ベースバンド周波数を有するセル信号をベースバンドデモジュレータ113に伝送する。信号処理部110のベースバンドデモジュレータ113は、アンテナ130からベースバンドセル信号の伝送を受け、セル信号を内部信号に変換した後、前記内部信号を制御モジュール220に伝送する。言い換えれば、ベースバンドデモジュレータ113は、RF処理部による出力であるベースバンド周波数を有するセル信号を復調して、前記ベースバンド周波数を有するセル信号を内部信号に変換する。その後、ベースバンドデモジュレータ113は、前記内部信号を制御モジュール220に伝達する。
メモリ240は、各種データの保存が可能であり、セル信号の電力測定周期を調整するための各種データ値が電力測定周期生成モジュール250によって設定され保存される。
電力測定周期生成モジュール250は、メモリ240及び制御モジュール220と連動され、スタンバイモードでのセル再選択頻度を考えて可変的なセル信号電力測定周期を生成する。そのため、メモリ240には、デフォルト時間、セル再選択平均頻度、初期電力測定周期及び最大電力測定周期が設定されている。
制御モジュール220は、電力測定周期生成モジュール250によって生成される周期によって前記信号処理部110をウェークアップさせ、該当サービングセル及び隣接セルの各基地局から伝送される信号を受信した後、受信した各セル信号の電力を測定してセルの再選択の可否を判断し、セル再選択を行う。ここで、制御モジュール220は、モバイル装置200の動作を全体的に制御する機能を基本的に有する。
前記電力測定周期生成モジュール250と制御モジュール220は、マイクロプロセッサチップ上にソフトウエア的に具現することができる。
図4は、図3に示したモバイル装置200のセル信号電力測定動作の流れを示す順序図である。
まず、電力測定周期を変化させるために必要ないくつかのパラメータ及び用語について下記のように定義する。
・デフォルト時間(TFIX):電力測定周期が維持される時間
・セル再選択平均頻度(FCRM):セル再選択平均頻度を示し、過去のセル再選択頻度を通じて平均的にセル再選択が行われる頻度を予測した値に設定することができ、電力測定周期を調整するか否か判断しうる基準値として提供される。
・電力測定周期(Tm):セル信号の電力測定周期
・最大電力測定周期(TMAX):電力測定周期の最大値を示し、調整された電力測定周期(TADJ)の上限値に指定される。
・モニタされたセル再選択頻度(FMCR):電力測定周期(Tm)のうち、モニタされたセル再選択頻度を示す。
以下、図3及び図4を参照して、モバイル装置200が周期を可変させ、かつサービングセルと隣接セルから受信されるセル信号電力の測定を行う過程を詳細に説明する。
電力測定周期生成モジュール250は、デフォルト時間(TFIX)、セル再選択平均頻度(FCRM)、電力測定周期(Tm)、及び最大電力測定周期(TMAX)を初期化してメモリ240に保存する(段階:S20)。
ここで、前記初期電力測定周期(Tm)は、受信されるセル信号、即ち、ページングブロックの伝送周期と一致させることが望ましい。
モバイル装置200がスタンバイモードに進入すると(段階:S21)、制御モジュール220はデフォルト時間(TFIX)のうち、初期電力測定周期(Tm)に基づいて電力測定を行う(段階:S22)。
制御モジュール220によって前記電力測定プロセスが完了すると、電力測定周期生成モジュール250は、セル再選択頻度モニタリング段階(段階:S23)、前記モニタされたセル再選択頻度(FMCR)と前記セル再選択平均頻度(FCRM)との比較段階(段階:S24)及び電力測定周期(Tm)調整段階(段階:S25)を行う。
即ち、前記電力測定プロセス(段階:S22)から前記電力測定周期調整段階(段階:S25)が反復的に行われることによって電力測定周期が制御される。
まず、一番目のループから説明する。
制御モジュール220は、デフォルト時間(TFIX)のうち固定された電力測定周期によって電力測定プロセスを行う(段階:S22)。しかし、現在の過程は、一番目のループであるので、メモリ240に保存された初期電力測定周期(Tm)にしたがって電力測定プロセスを行う。
ここで、制御モジュール220は、電力測定周期生成モジュール250によって生成された電力測定周期(Tm)に対応して信号処理部110を動作(ウェークアップ)させて電力測定を行う。この時間のうち、電力測定周期生成モジュール250はセル再選択頻度をモニタすることができる(段階:S23)。
その後、電力測定周期生成モジュール250は、メモリ240に実装されているセル再選択平均頻度(FCRM)をデフォルト時間(TFIX)のうちに発生したセル再選択頻度(FMCR)と比較する(段階:S24)。
ここで、デフォルト時間(TFIX)のうちに発生したセル再選択頻度(FMCR)がセル再選択平均頻度(FCRM)より低いと、電力測定周期を2倍に変化させた後(段階:S25)、電力測定プロセス遂行段階(段階:S22)に遷移する。
一方、前記比較段階(段階:S24)にてデフォルト時間(TFIX)のうちに発生したセル再選択頻度(FMCR)がセル再選択平均頻度(FCRM)より高いと、電力測定周期の調整なしにすぐ電力測定プロセス遂行段階(段階:S22)に遷移する。
したがって、セル再選択頻度(FMCR)がセル再選択平均頻度(FCRM)より高い場合には、電力測定周期が調整されず、セル再選択頻度(FMCR)がセル再選択平均頻度(FCRM)より低い場合には、電力測定周期が2倍に長くなる。
一方、前記一番目のループの電力測定周期調整段階(段階:S25)にて電力測定周期が2倍に長くなったら、二番目のループは下記のように動作する。
まず、制御モジュール220は、電力測定周期生成モジュール250によって生成された電力測定周期にしたがって信号処理部を動作(ウェークアップ)させて電力測定を行う(段階:S22)。この時間のうち、電力測定周期生成モジュール250は、セル再選択頻度をモニタすることができる(段階:S23)。
続いて、電力測定周期生成モジュール250は、メモリ240に設定されているセル再選択平均頻度(FCRM)を前記デフォルト時間(TFIX)のうち発生したセル再選択頻度(FMCR)と比較する(段階:S24)。
ここで、もしデフォルト時間(TFIX)のうちに発生したセル再選択平均頻度(FMCR)がセル再選択平頻度(FCRM)より低いと、電力測定周期を再び2倍に調整した後(段階:S25)、電力測定プロセス遂行段階(段階:S22)に遷移して、三番目のループを行う。
これに対し、前記比較段階(段階:S24)でデフォルト時間(TFIX)のうちに発生したセル再選択頻度(FMCR)がセル再選択平均頻度(FCRM)より高いと、電力測定周期をメモリ240に保存された電力測定周期(Tm)に調整させた後(段階:S27)、電力測定プロセス遂行段階(段階:S22)に遷移して一番目のループに戻る。即ち、電力測定周期(Tm)を初期化させる。
したがって、セル再選択頻度(FMCR)がセル再選択平均頻度(FCRM)より低い場合には、電力測定周期が初期電力測定周期(TIMP)の4倍に大きくなり、セル再選択頻度(FMCR)が高い場合には電力測定周期を初期化させる。
一方、前述したループが継続される場合、セル信号電力測定周期が長すぎる可能性がある。そのため、前記電力測定周期調整段階(段階:S25)の遂行時には、電力測定周期(Tm)をメモリ240に保存された最大電力測定周期(TMAX)と比較して、電力測定周期(Tm)が最大電力測定周期(TMAX)より大きい場合、電力測定周期を2倍にせず、最大電力測定周期(TMAX)に調整する。したがって、電力測定周期(Tm)は、最大電力測定周期(TMAX)以上には長くならない。
一方、このような過程とは別に、モバイル装置200は、現在接続されているサービングセルの情報を示すBCCH情報を常に受信する。これを用いて、電力測定周期生成モジュール250は、周期的にBCCH情報をモニタし、BCCH情報が変更されたら電力測定周期(Tm)を初期化した後、一番目のループに再び戻る。
このようなBCCH情報検査段階は、モバイル装置200が突然速い速度で移動する場合を仮定したとき、電力測定周期が長くなった状態であれば、通信状態が悪化する可能性が高いので、このような最悪の状況に対処するためである。
以上のような本発明の実施例を通じて、モバイル装置(100、200)のスタンバイモード時にセル再選択の発生頻度を考えてセル信号電力測定周期を可変的に調整できることを説明した。
よって、固定された周期にしたがって、セル信号電力測定を行う従来の場合に発生していた不必要な電力消耗を防止することができ、セル再選択が行われない場合には、基地局から伝送される信号の受信プロセスのみ存在し、送信プロセスは行われないので、バッテリ電源の効率的な運用が可能であることがわかる。
以上、本発明の実施例によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を逸脱することなく、本発明を修正または変更できる。
特に、前述の実施例では、電力測定周期を2倍ずつ増加させる場合を記載したが、実施環境によって整数倍などのような多様なスケールに変換させることもできることは自明である。したがって、本発明の今後の実施例の変更は本発明の技術から逸脱しないだろう。
本発明の望ましい第1実施例によるモバイル装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したメインプロセッサのセル信号電力測定動作の流れを示す順序図である。 本発明の望ましい第2実施例によるモバイル装置の構成を示すブロック図である。 図3に示したモバイル装置のセル信号電力測定動作の流れを示す順序図である。
符号の説明
100 モバイル装置
110 信号処理部
120 メインプロセッサ
130 アンテナ
140 メモリ

Claims (32)

  1. 現在のサービングセルと隣接セルとに対応するそれぞれの基地局から伝送されたセル信号を処理する信号処理部と、
    前記信号処理部に伝送された前記セル信号の各パワーレベルを測定させ、セル再選択頻度を決定して、前記セル再選択頻度に基づいて電力測定周期を可変的に調整するメインプロセッサと、を含むことを特徴とするモバイル装置。
  2. 前記セル信号電力測定周期の調整に必要なデータが保存されるメモリを更に含むことを特徴とする請求項1に記載のモバイル装置。
  3. 前記データは、
    前記セル再選択頻度をカウントするためのセル再選択カウンタと、
    固定された初期電力測定周期が維持される時間を指定するデフォルト時間と、
    前記セル信号電力測定周期の調整時に基準値になるセル再選択平均時間と、
    前記セル信号の電力測定周期を示す前記電力測定周期と、
    前記電力測定周期の最大値を示す最大電力測定周期と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のモバイル装置。
  4. 前記電力測定周期の初期値は、前記セル信号の伝送周期と一致することを特徴とする請求項3に記載のモバイル装置。
  5. 前記メインプロセッサは、前記セル再選択平均時間以内にセル再選択が発生しない場合、前記電力測定周期を増加させることを特徴とする請求項3に記載のモバイル装置。
  6. 前記メインプロセッサは、前記電力測定周期を整数倍に増加させることを特徴とする請求項5に記載のモバイル装置。
  7. 前記メインプロセッサは、前記電力測定周期を2倍に増加させることを特徴とする請求項5に記載のモバイル装置。
  8. 前記メインプロセッサは、前記セル再選択平均時間以内にセル再選択が発生した場合、前記電力測定周期を再初期化させることを特徴とする請求項5に記載のモバイル装置。
  9. 前記メインプロセッサは、前記サービングセルの各基地局から伝送される放送制御チャンネル(BCCH)情報を周期的に受信し、前記BCCH情報が変化した場合、前記電力測定周期を再初期化させることを特徴とする請求項5に記載のモバイル装置。
  10. 前記信号処理部は、
    前記セル信号に対してRF処理を行い、ベースバンド信号を出力するRF処理部と、
    前記RF処理部から出力される前記ベースバンド信号を復調して前記復調した信号を前記メインプロセッサに伝送するベースバンド復調器と、
    前記メインプロセッサから伝送された内部信号を変調して前記変調された内部信号を前記RF処理部に伝送するベースバンド変調器と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のモバイル装置。
  11. 現在のサービングセルと隣接セルとに対応するそれぞれの基地局から伝送されたセル信号を処理する信号処理部と、
    セル再選択頻度をモニタし、前記モニタされたセル再選択頻度と所定の値とを比較して、前記比較結果に基づいて電力測定周期を調整する電力測定周期生成モジュールと、
    前記電力測定周期生成モジュールによって生成された前記電力測定周期に基づいて前記信号処理部が前記セル信号の各電力レベルを測定させ、セル再選択が発生したか否かを決定して、前記決定された結果に基づいて前記セル再選択を行う制御モジュールと、を含むことを特徴とするモバイル装置。
  12. 前記電力測定周期の調整に必要なデータが保存されるメモリを更に含むことを特徴とする請求項11に記載のモバイル装置。
  13. 前記データは、
    前記電力測定周期が維持される時間を指定するデフォルト時間と、
    前記セル信号電力測定周期の調整時に基準値となるセル再選択平均頻度と、
    前記電力測定周期の初期値を示す初期電力測定周期と、
    前記電力測定周期の最大値を示す最大電力測定周期と、を含むことを特徴とする請求項12に記載のモバイル装置。
  14. 前記電力測定周期生成モジュールは、前記モニタされたセル再選択頻度を前記セル再選択平均頻度と比較し、前記モニタされたセル再選択頻度が前記セル再選択平均頻度より少ない場合、前記電力測定周期を増加させることを特徴とする請求項13に記載のモバイル装置。
  15. 前記電力測定周期生成モジュールは、前記電力測定周期を整数倍に増加させることを特徴とする請求項14に記載のモバイル装置。
  16. 前記電力測定周期生成モジュールは、前記電力測定周期を2倍に増加させることを特徴とする請求項14に記載のモバイル装置。
  17. 前記電力測定周期生成モジュールは、前記モニタされたセル再選択頻度が前記セル再選択平均頻度より多い場合、前記電力測定周期を再初期化することを特徴とする請求項14に記載のモバイル装置。
  18. 前記電力測定周期生成モジュールは、前記サービングセルの基地局から伝送されるBCCH情報を周期的に受信し、前記BCCH情報が変化した場合、前記電力測定周期を再初期化することを特徴とする請求項14に記載のモバイル装置。
  19. 電力測定周期に基づいて現在のサービングセルと隣接セルとの各基地局から伝送された前記セル信号の各電力レベルを測定する段階と、
    前記セル信号電力測定周期の調整可否を決定するための基準値を示すセル再選択平均時間内にセル再選択の頻度をモニタする段階と、
    前記モニタされたセル再選択された頻度に基づいて前記電力測定周期を調整する段階と、を含むことを特徴とするセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  20. 前記電力測定周期を調整する段階は、前記セル再選択平均時間内にセル再選択が発生しないと、前記電力測定周期を増加させる段階を含むことを特徴とする請求項19に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  21. 前記電力測定周期を調整する段階は、電力測定周期を整数倍に増加させる段階を含むことを特徴とする請求項20に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  22. 前記電力測定周期を調整する段階は、前記電力測定周期を2倍に増加させる段階を含むことを特徴とする請求項20に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  23. 前記電力測定周期を調整する段階は、前記セル再選択平均時間内にセル再選択が発生すると、前記電力測定周期を再初期化する段階を含むことを特徴とする請求項19に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  24. セル信号の電力測定周期を調整する段階は、
    現在のサービングセルの基地局から周期的にBCCHデータの伝送を受ける段階と、
    前記BCCHデータが変更されるとき、前記電力測定周期を再初期化する段階と、を更に含むことを特徴とする請求項19に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  25. 前記セル信号の各電力レベルを測定する段階と、前記セル再選択頻度をモニタする段階と、前記電力測定周期を調整する段階とは、反復されることを特徴とする請求項19に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  26. 電力測定周期に基づいて現在のサービングセルと隣接セルとの各基地局から伝送された前記セル信号の各電力レベルを測定する段階と、
    セル再選択頻度をモニタして、前記モニタされたセル再選択頻度と所定の値とを比較する段階と、
    前記比較結果に基づいて前記電力測定周期を調整する段階と、を含むことを特徴とするセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  27. 前記電力測定周期を調整する段階は、前記モニタされたセル再選択頻度がセル再選択平均頻度より低いと、前記電力測定周期を増加させる段階を含むことを特徴とする請求項26に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  28. 前記電力測定周期を調整する段階は、電力測定周期を整数倍に増加させる段階を含むことを特徴とする請求項27に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  29. 前記電力測定周期を調整する段階は、前記電力測定周期を2倍に増加させる段階を含むことを特徴とする請求項20に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  30. 前記電力測定周期を調整する段階は、前記モニタされたセル再選択頻度がセル再選択平均頻度より高いと、前記電力測定周期を再初期化する段階を含むことを特徴とする請求項26に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  31. セル信号の電力測定周期を調整する方法は、
    現在のサービングセルの基地局から周期的にBCCHデータの伝送を受ける段階と、
    前記BCCHデータが変更されるとき、前記電力測定周期を再初期化する段階を更に含むことを特徴とする請求項26に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
  32. 前記セル再選択頻度をモニタする段階と、前記電力測定周期を調整する段階とは、反復されることを特徴とする請求項26に記載のセル信号の電力測定周期を調整する方法。
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