JP2006311132A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 必要な計算能力ができるだけ抑えられた伝送路確立方法であって無線基地局と通信を行わなくても伝送路を確立することができる通信装置を提供する。
【解決手段】 データ要求車両101に搭載された通信装置は、ターゲットゾーン111を指定してデータ要求メッセージを隣接する車両へ送信する。データ要求車両101に隣接する車両に搭載された通信装置は、データ要求メッセージを受け取ると、それをさらに転送する。この繰り返しによりデータ要求メッセージが順に転送され、ターゲットゾーン111に存在する車両103〜109まで転送されると、各車両に搭載された通信装置においてデータ応答メッセージが作成される。そして、データ要求メッセージと同様の方法により、データ要求車両101までデータ応答メッセージが転送される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、通信装置間で直接、または他の通信装置を介して通信を行う通信装置に関する。
従来、自動車間の通信(いわゆる車車間通信)における問い合わせ集中を避ける技術として、例えば、下記の特許文献1に示す技術が知られている。この技術は、問い合わせ自動車が他の中継自動車を介してダイナミックに伝送路を確立しながら所望のエリアの応答情報を保有する車両を検索し、検索された応答情報保有車が、先に確立された伝送路に応答情報を送出することにより、問い合わせ自動車まで応答情報を伝達させるものである。その際に、全ての中継自動車および問い合わせ自動車は送出された応答情報を保有するようになっており、以後の同一問い合わせに対して、それぞれが応答情報を送出することにより、問い合わせの集中を回避することができる。
また、各自動車はエリア毎の無線基地局によって管理されており、無線基地局は、管轄エリアに自動車が進入するとその自動車に識別番号を付与し、識別番号を付与した自動車が管轄エリアを退出した場合には、付与した識別番号を剥奪すると共に当該自動車が管轄エリア内を移動中に収集した情報を当該自動車から収集して保持するようになっている。そして、無線基地局同士で保持している情報の検索、取得が行われるように構成されている。
このため、問い合わせ自動車が応答情報保有車を検索できなかった場合(伝送路を確立できなかった場合)でも、問い合わせ自動車の存在するエリアの無線基地局へ問い合わせることにより、所望のエリアの情報を取得することができる。
昭59−25437号公報
上記特許文献1に記載の技術では、効率的に伝送路を確立するため、問い合わせ自動車の進行方向と目的地エリア(情報を取得したいエリア)の方向とのなす角度や、中継自動車の進行方向と目的地エリアの方向とのなす角度等によって中継自動車が選択されるようになっている。このような角度は、自動車の移動に伴い刻々と変化する上、道路の形状や車両の右左折に伴い大きく変化する。このため、高速な計算能力が各自動車の通信装置に要求される。
また、目的地エリアの方向に関する情報を無線基地局から取得するようになっているため、無線基地局と通信できることが必須であり、トンネル内のような無線基地局と通信が不可能な場所を自動車が通行している場合は、中継自動車を選択することができず、伝送路の確立を行うことができないという問題がある。
本発明はこのような問題にかんがみなされたものであり、必要な計算能力ができるだけ抑えられた伝送路確立方法であって無線基地局と通信を行わなくても伝送路を確立することができる通信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の通信装置(以下、「本発明の通信装置」とも言う。)は、車両に搭載されて用いられる通信装置であって、自車両(本通信装置が搭載された車両)の運行に伴う情報である運行情報を保有する運行情報保有手段を備える。ここで言う「運行に伴う情報」というのは、例えば、渋滞情報や、事故情報や、故障情報や、天候情報等である。
また、本発明の通信装置は、空間を仮想的に2次元メッシュ状に分割してゾーンを生成するゾーン生成手段を備える。ここで言う「ゾーン」というのは、例えば、緯度や経度によって区分けされたものが考えられる。
また、本発明の通信装置は、自車両の現在位置を特定するためのデータを取得する位置データ取得手段を備える。
また、本発明の通信装置は、データ取得対象の通信装置が存在する単一あるいは複数のターゲットゾーンを、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置と無線により通信を行う通信手段を備える。
また、本発明の通信装置は、自車両の識別情報をデータ要求車両識別情報として指定し、さらに、ターゲットゾーン特定手段により特定されたターゲットゾーンを指定し、さらに、取得対象の運行情報を特定するための情報を指定したデータ要求メッセージを、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ通信手段を介して送信するデータ要求メッセージ送信制御手段を備える。ここで繰り返し使っている「指定し」というのは、データ要求メッセージ内に含ませるという意味である。
また、本発明の通信装置は、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置から通信手段を介してデータ要求メッセージを受信するデータ要求メッセージ受信制御手段を備える。
また、本発明の通信装置は、データ要求メッセージ受信制御手段の働きにより受信したデータ要求メッセージを自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ通信手段を介して転送するデータ要求メッセージ転送制御手段を備える。
また、本発明の通信装置は、データ要求メッセージ受信制御手段の働きにより受信したデータ要求メッセージに指定されたターゲットゾーン内に、位置データ取得手段によって取得された位置データに基づいて特定される自車両の位置が存在し、かつ、データ要求メッセージに指定された運行情報を運行情報保有手段が保有する運行情報の中から送信可能な場合、その運行情報を、データ要求メッセージに指定されていたデータ要求車両識別情報と共にデータ応答メッセージとして、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ通信手段を介して送信するデータ応答メッセージ送信制御手段を備える。
また、本発明の通信装置は、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置から通信手段を介してデータ応答メッセージを受信するデータ応答メッセージ受信制御手段を備える。
また、本発明の通信装置は、データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信したデータ応答メッセージに指定されたデータ要求車両識別情報と自車両の識別情報とが一致しない場合、データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信したデータ応答メッセージを自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ通信手段を介して転送するデータ応答メッセージ転送制御手段を備える。
また、データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信したデータ応答メッセージに指定されたデータ要求車両識別情報と自車両の識別情報とが一致する場合、データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信したデータ応答メッセージに含まれる運行情報を出力するデータ出力手段を備える。
このように、本発明の通信装置は、中継(転送)する通信装置として機能する場合における判断処理は「ターゲットゾーン内に自車両が存在しかつデータ要求メッセージに指定された運行情報を保有しているか否か」、または、「データ応答メッセージに指定されたデータ要求車両識別情報と自車両の識別情報とが一致するか否か」だけである。このため、必要な計算能力が従来のものと比較して少なくて済む。また、本発明の通信装置は、ゾーン生成手段を有しているため、通信に必要なゾーンの情報について自身で生成することができ、ゾーンの構成や目的のゾーンの場所の情報を無線基地局等から取得する必要がない。
ところで、要求メッセージ情報や応答メッセージが際限なく転送されることを防止するため、請求項2に記載のように構成されているとよい。つまり、データ要求メッセージ送信制御手段は、データ要求メッセージに、転送回数に関する情報を付加して送信し、データ応答メッセージ送信制御手段は、データ応答メッセージに、転送回数に関する情報を付加して送信する。そして、データ要求メッセージ転送制御手段は、データ要求メッセージに付加されている転送回数に関する情報に基づいて、当該データ要求メッセージの転送有無を決定し、データ応答メッセージ転送制御手段は、データ応答メッセージに付加されている転送回数に関する情報に基づいて、当該データ転送メッセージの転送有無を決定するようになっているとよい。
このように転送回数を制限することにより、複数の通信装置によって構成されるシステム全体の通信量を減らすことができる。
また、システム全体の通信量を減らすためには、転送されるゾーンを制限するようになっていてもよい。つまり、請求項3に記載のように、さらに、ゾーン生成手段により生成されたゾーンのうち、位置データ取得手段の取得した位置データに基づいて特定される自車両の存在するゾーンを要求車両ゾーンとして特定する要求車両ゾーン特定手段と、要求車両ゾーン特定手段が特定した要求車両ゾーンと、ターゲットゾーン特定手段が特定したターゲットゾーンとを含む互いに隣接する有限個数のゾーンを、ゾーン生成手段により生成されたゾーンの中からメッセージ転送ゾーンとして特定するメッセージ転送ゾーン特定手段と、を備えるように通信装置を構成する。そして、データ要求メッセージ送信制御手段は、データ要求メッセージにメッセージ転送ゾーンに関する情報を付加してデータ要求メッセージを送信し、データ応答メッセージ送信制御手段は、データ要求メッセージに付加されている前記メッセージ転送ゾーンに関する情報を、データ応答メッセージに付加してデータ応答メッセージを送信し、データ要求メッセージ転送制御手段は、位置データ取得手段の取得した位置データとデータ要求メッセージに付加されているメッセージ転送ゾーンに関する情報とに基づいて、当該データ要求メッセージの転送有無を決定し、データ応答メッセージ転送制御手段は、位置データ取得手段の取得した位置データとデータ応答メッセージに付加されているメッセージ転送ゾーンに関する情報とに基づいて、当該データ応答メッセージの転送有無を決定するようになっていてもよい。
このように、最初に要求を出す通信装置が、メッセージの転送されるゾーンを設定することにより、不適切なゾーン(目的の通信装置にメッセージが伝達される可能性の低いゾーン)の通信装置からさらにメッセージが転送されることを防止できる。つまり、システム全体の通信量を減らすことができる。
また、システム全体の通信量を減らすためには、中継する(転送する)通信装置がメッセージを転送するゾーンを特定して転送有無を決定するようになっていてもよい。つまり、請求項4に記載のように、さらに、ゾーン生成手段により生成されたゾーンのうち、位置データ取得手段の取得した位置データに基づいて特定される自車両の存在するゾーンを要求車両ゾーンとして特定する要求車両ゾーン特定手段と、要求車両ゾーンとターゲットゾーンとを含む互いに隣接する有限個数のゾーンを、ゾーン生成手段により生成されたゾーンの中からメッセージ転送ゾーンとして特定するメッセージ転送ゾーン特定手段と、を備えるように通信装置を構成する。そして、データ要求メッセージ送信制御手段は、データ要求メッセージに要求車両ゾーン特定手段により特定された要求車両ゾーンおよびターゲットゾーン特定手段により特定されたターゲットゾーンに関する情報を付加してデータ要求メッセージを送信し、データ応答メッセージ送信制御手段は、データ要求メッセージに付加されている要求車両ゾーンおよびターゲットゾーンに関する情報を、データ応答メッセージに付加してデータ応答メッセージを送信し、メッセージ転送ゾーン特定手段は、データ要求メッセージまたはデータ応答メッセージに付加されている要求車両ゾーンおよびターゲットゾーンに関する情報に基づいてメッセージ転送ゾーンを特定し、データ要求メッセージ転送制御手段は、位置データ取得手段の取得した位置データとメッセージ転送ゾーン特定手段が特定したメッセージ転送ゾーンとに基づいて、データ要求メッセージの転送有無を決定し、データ応答メッセージ転送制御手段は、位置データ取得手段の取得した位置データとメッセージ転送ゾーン特定手段が特定したメッセージ転送ゾーンとに基づいて、データ応答メッセージの転送有無を決定するようになっていてもよい。
このように、中継する(転送する)通信装置において、メッセージを転送するゾーンを特定して転送有無を決定するようになっていても、不適切なゾーン(目的の通信装置にメッセージが伝達される可能性の低いゾーン)の通信装置にまでメッセージが転送されることを防止できる。つまり、システム全体の通信量を減らすことができる。
そもそも、本発明の通信装置は、車両に搭載されて用いられることを想定しているため、車両の存在する可能性が低い場所をメッセージ転送ゾーンに設定する必要性は薄い。また、情報を要求した通信装置の存在場所から目的のゾーンに到達できない道路上をメッセージが転送されたとしても目的の情報が得られる可能性は低く、そのような道路しか存在しないゾーンをメッセージ転送ゾーンに設定する必要性は薄い。
したがって、例えば、請求項5に記載のように、通信装置は、さらに、道路に関する情報を取得する道路情報取得手段を備え、メッセージ転送ゾーン特定手段は、道路情報取得手段が取得する道路に関する情報に基づいて、要求車両ゾーンとターゲットゾーンとを繋ぐ単一または複数の道路に沿ってメッセージ転送ゾーンを特定するようになっているとよい。
このようになっていれば、目的の情報を得る上でメッセージの転送が行われることの価値の高いゾーンのみにおいてメッセージの転送が行われるため、システム全体の通信量が減るという効果が得られる。
ところで、データ要求メッセージの伝達ルート(往路)とデータ応答メッセージの伝達ルート(復路)とは別々のルートによって転送されるようになっていてもよいが、データ要求メッセージが伝達されたルートと同じルートによってデータ応答メッセージが転送されるようになっているとよい。つまり、請求項6に記載のように、データ要求メッセージ受信制御手段は、当該データ要求メッセージを受信した通信装置を特定するための情報を受信通信装置情報として記憶し、データ応答メッセージ送信手段およびデータ応答メッセージ転送制御手段は、受信通信装置情報によって特定される通信装置のうちの少なくとも1つへ、データ応答メッセージを送信するようになっているとよい。
このようになっていれば、データ応答メッセージの拡散が発生せず、必要最小限の通信装置のみを介してデータ応答メッセージが伝達されるため、システム全体の通信量を減らすことができる。
また、ターゲットゾーンに、応答可能な通信装置が複数存在する場合、それぞれの通信装置からデータ応答メッセージが送信される場合が考えられる。そのような場合、異なる応答元から同じ内容のデータ応答メッセージが、複数、要求通信装置へ伝達されることも考えられる。これは、システム全体の通信効率の観点から言えば、非効率であると言える。
そこで、請求項7に記載のように、さらに、ゾーン生成手段によって生成される各ゾーン内でリーダ通信装置を特定するリーダ通信装置特定手段と、リーダ通信装置特定手段によって特定されるリーダ通信装置へ、通信手段を介して運行情報保有手段の保有する情報を集約させるゾーン内運行情報集約手段と、を備えるように通信装置を構成するとよい。そして、データ応答メッセージ送信制御手段は、自通信装置がリーダ通信装置である場合のみ、データ応答メッセージを送信するようになっているとよい。
このように通信装置を構成し、リーダ通信装置を1つだけに特定すれば、異なる応答元から同種の内容のデータ応答メッセージが要求通信装置へ複数、伝達されることを防止できる。したがって、システム全体の通信量を減らすことができる。
また、運行情報保有手段の保有する運行情報を予めゾーン内で共有していておき、選ばれた通信装置のみがデータ応答メッセージを送信するようになっていてもよい。つまり、請求項8に記載のように、さらに、ゾーン生成手段によって生成される各ゾーン内でリーダ通信装置を特定するリーダ通信装置特定手段と、ゾーン生成手段によって生成される各ゾーン内の通信装置が通信手段を介して運行情報保有手段の保有する運行情報を共有させるゾーン内運行情報共有手段と、を備えるように通信装置を構成する。そして、データ応答メッセージ送信制御手段は、自通信装置がリーダ通信装置である場合のみ、データ応答メッセージを送信するようになっていてもよい。
このようになっていても、リーダ通信装置を1つだけに特定すれば、異なる応答元から同種の内容の応答メッセージが要求通信装置へ複数、伝達されることを防止できる。したがって、システム全体の通信量を減らすことができる。
ところで、無線通信手段は一つから構成されていてもよいが、請求項9に記載のように、無線通信手段は、互いに通信方法の異なる複数の無線通信手段から構成されていてもよい。そして、通信装置は、所定の条件に基づいて、複数の無線通信手段の何れかを選択する無線通信切替手段を備えているとよい。ここで言う「所定の条件」といういうのは、通信可能なもの、通信速度が速いもの、通信コストが安いもの等である。
このようになっていれば、所望の条件を設定することにより、例えば、耐障害性を向上させたり、運用コストを抑えたりすることが可能となる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された第1実施形態の通信装置11の概略構成を示すブロック図である。通信装置11は、車両に搭載されて用いられるものであり、主に、無線通信部13と、その無線通信部13に接続された無線アンテナ15と、位置データ取得部17と、その位置データ取得部17に接続されたGPSアンテナ19と、メモリ21と、操作部23と、表示部25と、スピーカ27と、CPU29とを備える。そして、この通信装置11には、ナビゲーション装置31およびセンサ群33が接続されている。
無線通信部13は、無線アンテナ15を介して他の通信装置と近距離無線通信を担う部位である。なお、近距離無線通信としては、例えば、IEEE802.11bに準ずる方式のものが考えられ、見通し距離で100m程度のものを想定している。
無線アンテナ15は、上述した近距離無線通信に使用するアンテナであり、ホイップアンテナ、平面アンテナ等どのような形状のアンテナであってもよい。
位置データ取得部17は、GPSアンテナ19を介してGPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信し、通信装置11が搭載された車両の現在位置を算出する部位である。なお、本実施形態では、GPS衛星から信号を受信して現在位置を算出するようになっているが、ナビゲーション装置31から現在位置に関する情報を取得することにより、本部位の代用としてもよい。
GPSアンテナ19は、GPS衛星からの信号を受信するためのアンテナである。
メモリ21は、CPU29がデータの一時記憶領域等の目的で用いる部位である。ROMやRAMやSRAM等から構成される。このうち、ROMにはCPU29が実行するプログラムが記憶されている。
操作部23は、キースイッチ等から構成され、操作者からの様々な入力指令を受け付ける部位である。
表示部25は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等から構成され、通信装置11が取得した様々な情報を表示する機能を担う部位である。
スピーカ27は、通信装置11が取得した様々な情報を音声にて出力する機能を担う部位である。
CPU29は、無線通信部13,位置データ取得部17,メモリ21,操作部23,ナビゲーション装置31,センサ群33から信号を入力し、プログラムに基づいて様々な処理を実行し、メモリ21,表示部25,スピーカ27に信号を出力する機能を担う部位である。
ナビゲーション装置31は、経路案内等を実行する広く知られたナビゲーション装置であり、地図データ(ノードデータ、リンクデータ、コストデータ、背景データ、道路データ、名称データ、マークデータ、交差点データ、施設のデータ等)を有しており、CPU29にこの地図データを供給することが可能なように構成されている。
センサ群33は、車両の各部に設置された各種のセンサ(例えば、速度センサやブレーキセンサや方向指示器センサ等)である。
次に、CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理について図2のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ送信処理は、データ要求メッセージ送信処理を実行する旨の操作を操作部23が受け付けた際に実行が開始される。
CPU29は、データ要求メッセージ送信処理の実行を開始すると、まず、ターゲットゾーンを特定する(S101)。ここで言う「ゾーン」というのは、CPU29がナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき、所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したものである。具体的には、例えば、一辺が数百メートル〜数キロ程度の略正方形の領域を意味する。なお、この「ゾーン」の生成手法は、他の通信装置においても同様の手法が用いられ、同一の形状および数のゾーンが生成される。また、「特定する」というのは、操作部23が受け付け指令に基づいて、何れか一つまたは複数のゾーンを選択して決定することを意味する。具体的には、例えば「○○地区の交通情報を取得したい」という旨の操作を操作者が行った際には、この○○地区に該当するゾーンを選択して「ターゲットゾーン」として決定することである。
続いて、データ要求メッセージを作成する(S103)。ここで、このデータ要求メッセージのフォーマットを説明する。図6に示すように、データ要求メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、ターゲットゾーンコードと、要求データコードと、時刻とから構成される。ヘッダは、データ要求メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。ターゲットゾーンコードは、S101で特定したターゲットゾーンのコードである。なお、このコードは他の通信装置においても共通に用いることができるものであり、同一のコードは同一のゾーンを表すものである。要求データコードは、要求するデータを表すコードであり、例えば、交通情報を示すコードや、天気情報を示すコード等である。時刻は、データ要求メッセージを作成した時刻である。
説明を図2に戻し、続いて、無線通信部13及び無線アンテナ15を介し、付近に存在する他の全ての通信装置へデータ要求メッセージを送信する(S105)。このデータ要求メッセージを受信した通信装置は、次に説明するデータ要求メッセージ受信・転送処理を実行する。
データ要求メッセージの送信を終えると、本処理(データ要求メッセージ送信処理)を終了する。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図3のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S111)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S111:No)、後述するS121へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S111:Yes)、受信したデータ要求メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S113)。
続いて、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両(通信装置11が搭載された車両)が存在しているか否かを判定する(S115)。なお、この判断は、ナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したゾーンと、位置データ取得部17から取得した現在位置に関するデータと、に基づいて判断する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S115:No)、上述したS111に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S115:Yes)、S117へ移行する。
S117では、受信したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに該当するデータ(例えば、交通情報や天気情報等)を保有している(または取得可能)か否かを判定する。この判定は、メモリ21が記憶するデータに加え、ナビゲーション装置31から取得できるデータおよびセンサ群33から取得できるデータも含めて判定を行う。要求データコードに該当するデータを保有していない(または取得不可能)であると判定した場合は(S117:No)、上述したS111に処理を移行し、一方、要求データコードに該当するデータを保有している(または取得可能)であると判定した場合は(S117:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S119)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S121)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS121において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S121:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S121:No)、上述したS111に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
次に、データ応答メッセージ送信処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答要求メッセージは、上述したデータ要求メッセージ受信・転送処理のS119において呼び出されて実行される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ送信処理を開始すると、まず、データ要求車両を特定する(S131)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれるデータ要求車両コードを抽出することによって行われる。
続いて、データ応答メッセージを作成する(S133)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに対応するデータを、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得し、フォーマットにしたがいデータ応答メッセージを構成することである。ここで、データ応答メッセージのフォーマットを説明する。図6に示すように、データ応答メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、データ応答車両コードと、ターゲットゾーンコードと、要求データと、時刻とから構成される。ヘッダは、データ応答メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、データ要求メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、取得したデータ要求メッセージに含まれていたものである。データ応答車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。ターゲットゾーンコードは、取得したデータ要求メッセージに含まれていたターゲットゾーンコードと同一のものである。要求データは、取得したデータ要求メッセージに含まれていた要求データコードに対応するデータであり、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得したものである。時刻は、データ応答メッセージを作成した時刻である。
説明を図4に戻し、続いて、無線通信部13及び無線アンテナ15を介し、付近に存在する他の全ての通信装置へ、S133で作成したデータ応答メッセージを送信する(S135)。そして、送信を終えると、本処理(データ応答メッセージ送信処理)を終了し、呼び出し元であるデータ要求メッセージ受信・転送処理における後続ステップ(S121)へ処理を進める。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
次に、データ応答メッセージ受信・転送処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ応答メッセージの受信を試み、データ応答メッセージを受信できたか否かを判定する(S141)。データ応答メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S141:No)、後述するS149へ移行する。一方、データ応答メッセージを受信できたと判定した場合は(S141:Yes)、受信したデータ応答メッセージに含まれるデータ要求車両コードに相当する車両が、自車両(当該通信装置11が搭載された車両)であるか否かを判定する(S143)。
このS143において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両であると判定した場合は(S143:Yes)、受信したデータ応答メッセージにおける要求データ、すなわち、交通情報や天気情報等を報知する(S145)。具体的には、要求データを表示部25に表示させたり、スピーカ27に音声として出力させることにより行われる。そして、S149へ処理を移行する。
一方、S143において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両でないと判定した場合は(S143:No)、S141にて受信したデータ応答メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S147)。そして、S149へ処理を移行する。
S149では、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する。この判定の意義は、データ応答メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ応答メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS149において、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S149:Yes)、本処理(データ応答メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S149:No)、上述したS141に処理を移行する。
ここで、データ要求メッセージが転送される様子の一例を、図7の説明図を用いて説明する。図7は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、データ要求車両101に搭載された通信装置11において、ターゲットゾーン111が指定されてデータ要求メッセージが隣接する車両に搭載された通信装置11へ送信されたとする。すると、データ要求車両101に隣接する車両に搭載された通信装置11において、データ要求メッセージ受信・転送処理が実行され、データ要求メッセージがさらに転送される。この繰り返しにより、ゾーンに関係なくデータ要求メッセージが転送されていく。そして、ターゲットゾーン111に存在する車両103〜109にも転送され、各車両に搭載された通信装置11においてデータ応答メッセージ送信処理が実行される。
次に、データ応答メッセージが転送される様子の一例を、図8の説明図を用いて説明する。図8は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、ターゲットゾーン111に存在する車両103〜109において、データ応答メッセージ送信処理が実行され、データ応答メッセージが隣接する車両に搭載された通信装置11へ送信されたとする。すると、これら車両103〜109に隣接する車両に搭載された通信装置11において、データ応答メッセージ受信・転送処理が実行され、データ応答メッセージがさらに転送される。この繰り返しにより、ゾーンに関係なくデータ応答メッセージが転送されていく。そして、データ要求車両101にも転送され、データ要求車両101に搭載された通信装置11において、取得したデータの報知がなされる。
以上、第1実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、中継(転送)する通信装置として機能する場合における判断処理は「ターゲットゾーン内に自車両が存在しかつデータ要求メッセージに指定された情報を保有しているか否か」(S115,S117)、または、「データ応答メッセージに指定されたデータ要求車両と自車両とが一致するか否か」(S143)だけである。このため、必要な計算能力が従来のものと比較して少なくて済む。また、また、本実施形態の通信装置11は、ナビゲーション装置31から地図データを取得することにより、ゾーンを自装置内で生成することができるため、ゾーンの構成や目的のゾーンの場所の情報を無線基地局から取得する必要がない。
[第2実施形態]
次に第2実施形態の通信装置11について説明する。第2実施形態の通信装置11の構成は、第1実施形態の通信装置11と同様であるため、説明を省略する。
CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理について図9のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ送信処理は、データ要求メッセージ送信処理を実行する旨の操作を操作部23が受け付けた際に実行が開始される。
CPU29は、データ要求メッセージ送信処理の実行を開始すると、まず、ターゲットゾーンを特定する(S201)。ここで言う「ゾーン」というのは、CPU29がナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき、所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したものである。具体的には、例えば、一辺が数百メートル〜数キロ程度の略正方形の領域を意味する。なお、この「ゾーン」の生成手法は、他の通信装置においても同様の手法が用いられ、同一の形状および数のゾーンが生成される。また、「特定する」というのは、操作部23が受け付け指令に基づいて、何れか一つまたは複数のゾーンを選択して決定することを意味する。具体的には、例えば「○○地区の交通情報を取得したい」という旨の操作を操作者が行った際には、この○○地区に該当するゾーンを選択して「ターゲットゾーン」として決定することである。
続いて、転送回数を設定する(S203)。この転送回数は、後述するデータ要求メッセージに設定されるものであり、予め定められた転送回数が用いられるようになっていてもよいし、操作部23が操作者から受け付けた指令に基づいて設定されるようになっていてもよい。
続いて、データ要求メッセージを作成する(S205)。ここで、このデータ要求メッセージのフォーマットを説明する。図13に示すように、データ要求メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、ターゲットゾーンコードと、要求データコードと、時刻と、転送回数とから構成される。ヘッダは、データ要求メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。ターゲットゾーンコードは、S201で特定したターゲットゾーンのコードである。なお、このコードは他の通信装置においても共通に用いることができるものであり、同一のコードは同一のゾーンを表すものである。要求データコードは、要求するデータを表すコードであり、例えば、交通情報を示すコードや、天気情報を示すコード等である。時刻は、データ要求メッセージを作成した時刻である。転送回数は、データ要求メッセージが転送される残り回数であり、S203にて設定したものである。
説明を図9に戻し、続いて、無線通信部13及び無線アンテナ15を介し、付近に存在する他の全ての通信装置へデータ要求メッセージを送信する(S207)。このデータ要求メッセージを受信した通信装置は、次に説明するデータ要求メッセージ受信・転送処理を実行する。
データ要求メッセージの送信を終えると、本処理(データ要求メッセージ送信処理)を終了する。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図10のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S211)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S211:No)、後述するS225へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S211:Yes)、受信したデータ要求メッセージに含まれる転送回数の値が「0」であるか否かを判定する(S213)。
このS213において、受信したデータ要求メッセージに含まれる転送回数の値が「0」でないと判定した場合は(S213:No)、転送回数の値を1だけ減算し(S215)、その減算した値をデータ要求メッセージに設定して、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S217)。そして、S219へ移行する。
一方、S213において、受信したデータ要求メッセージに含まれる転送回数の値が「0」であると判定した場合は(S213:Yes)、S219へ移行する。
S219では、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両(通信装置11が搭載された車両)が存在しているか否かを判定する。なお、この判断は、ナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したゾーンと、位置データ取得部17から取得した現在位置に関するデータと、に基づいて判断する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S219:No)、上述したS211に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S219:Yes)、S221へ移行する。
S221では、受信したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに該当するデータ(例えば、交通情報や天気情報等)を保有している(または取得可能)か否かを判定する。この判定は、メモリ21が記憶するデータに加え、ナビゲーション装置31から取得できるデータおよびセンサ群33から取得できるデータも含めて判定を行う。要求データコードに該当するデータを保有していない(または取得不可能)であると判定した場合は(S221:No)、上述したS211に処理を移行し、一方、要求データコードに該当するデータを保有している(または取得可能)であると判定した場合は(S221:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S223)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S225)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS225において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S225:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S225:No)、上述したS211に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
次に、データ応答メッセージ送信処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答要求メッセージは、上述したデータ要求メッセージ受信・転送処理のS223において呼び出されて実行される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ送信処理を開始すると、まず、データ要求車両を特定する(S231)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれるデータ要求車両コードを抽出することによって行われる。
続いて、転送回数を設定する(S233)。この転送回数は、後述するデータ応答メッセージに設定されるものであり、予め定められた転送回数が用いられるようになっていてもよいし、操作部23が操作者から受け付けた指令に基づいて設定されるようになっていてもよい。
続いて、データ応答メッセージを作成する(S235)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに対応するデータを、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得し、フォーマットにしたがいデータ応答メッセージを構成することである。ここで、データ応答メッセージのフォーマットを説明する。図13に示すように、データ応答メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、データ応答車両コードと、ターゲットゾーンコードと、要求データと、時刻と、転送回数とから構成される。ヘッダは、データ応答メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、データ要求メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、取得したデータ要求メッセージに含まれていたものである。データ応答車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。ターゲットゾーンコードは、取得したデータ要求メッセージに含まれていたターゲットゾーンコードと同一のものである。要求データは、取得したデータ要求メッセージに含まれていた要求データコードに対応するデータであり、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得したものである。時刻は、データ応答メッセージを作成した時刻である。転送回数は、データ応答メッセージが転送される残り回数であり、S233にて設定したものである。
説明を図11に戻し、続いて、無線通信部13及び無線アンテナ15を介し、付近に存在する他の全ての通信装置へ、S235で作成したデータ応答メッセージを送信する(S237)。そして、送信を終えると、本処理(データ応答メッセージ送信処理)を終了し、呼び出し元であるデータ要求メッセージ受信・転送処理における後続ステップ(S225)へ処理を進める。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
次に、データ応答メッセージ受信・転送処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ応答メッセージの受信を試み、データ応答メッセージを受信できたか否かを判定する(S241)。データ応答メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S241:No)、後述するS253へ移行する。一方、データ応答メッセージを受信できたと判定した場合は(S241:Yes)、受信したデータ応答メッセージに含まれるデータ要求車両コードに相当する車両が、自車両(当該通信装置11が搭載された車両)であるか否かを判定する(S243)。
このS243において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両であると判定した場合は(S243:Yes)、受信したデータ応答メッセージにおける要求データ、すなわち、交通情報や天気情報等を報知する(S245)。具体的には、要求データを表示部25に表示させたり、スピーカ27に音声として出力させることにより行われる。そしてS253へ処理を移行する。
一方、S243において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両でないと判定した場合は(S243:No)、受信したデータ応答メッセージに含まれる転送回数の値が「0」であるか否かを判定する(S247)。
このS247において、受信したデータ応答メッセージに含まれる転送回数の値が「0」でないと判定した場合は(S2747:No)、転送回数の値を1だけ減算し(S249)、その減算した値をデータ応答メッセージに設定して、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S251)。そして、S253へ移行する。
一方、S247において、受信したデータ応答メッセージに含まれる転送回数の値が「0」であると判定した場合は、S253へ移行する。
S253では、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する。この判定の意義は、データ応答メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ応答メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS253において、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S253:Yes)、本処理(データ応答メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S253:No)、上述したS241に処理を移行する。
以上、第2実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、データ要求メッセージやデータ応答メッセージが際限なく転送されることがなくなり、システム全体の通信量を減らすことができる。
[第3実施形態]
次に第3実施形態の通信装置11について説明する。第3実施形態の通信装置11の構成は、第1実施形態の通信装置11と同様であるため、説明を省略する。
CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理について図14のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ送信処理は、データ要求メッセージ送信処理を実行する旨の操作を操作部23が受け付けた際に実行が開始される。
CPU29は、データ要求メッセージ送信処理の実行を開始すると、まず、ターゲットゾーンを特定する(S301)。ここで言う「ゾーン」というのは、CPU29がナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき、所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したものである。具体的には、例えば、一辺が数百メートル〜数キロ程度の略正方形の領域を意味する。なお、この「ゾーン」の生成手法は、他の通信装置においても同様の手法が用いられ、同一の形状および数のゾーンが生成される。また、「特定する」というのは、操作部23が受け付け指令に基づいて、何れか一つまたは複数のゾーンを選択して決定することを意味する。具体的には、例えば「○○地区の交通情報を取得したい」という旨の操作を操作者が行った際には、この○○地区に該当するゾーンを選択して「ターゲットゾーン」として決定することである。
続いて、メッセージ転送ゾーンを特定する(S303)。これは、例えば、データ要求車両が存在するゾーン(以下、「データ要求ゾーン」と言う。)とターゲットゾーンとを頂点に持つ矩形のゾーンをメッセージ転送ゾーンとして特定したり、データ要求ゾーンからターゲットゾーンとを繋ぐ単一または複数の道路に沿ったゾーンをメッセージ転送ゾーンとして特定することを意味する。なお、道路情報は、ナビゲーション装置31が備える地図データを利用する。
続いて、データ要求メッセージを作成する(S305)。ここで、このデータ要求メッセージのフォーマットを説明する。図18に示すように、データ要求メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、ターゲットゾーンコードと、メッセージ転送ゾーンコードリストと、要求データコードと、時刻とから構成される。ヘッダは、データ要求メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。ターゲットゾーンコードは、S201で特定したターゲットゾーンのコードである。なお、このコードは他の通信装置においても共通に用いることができるものであり、同一のコードは同一のゾーンを表すものである。メッセージ転送ゾーンコードリストは、メッセージを転送する対象のゾーンを特定するためのリストであり、S303で特定したメッセージ転送ゾーンのコードをリスト形式にしたものである。要求データコードは、要求するデータを表すコードであり、例えば、交通情報を示すコードや、天気情報を示すコード等である。時刻は、データ要求メッセージを作成した時刻である。
説明を図14に戻し、続いて、無線通信部13及び無線アンテナ15を介し、付近に存在する他の全ての通信装置へデータ要求メッセージを送信する(S307)。このデータ要求メッセージを受信した通信装置は、次に説明するデータ要求メッセージ受信・転送処理を実行する。
データ要求メッセージの送信を終えると、本処理(データ要求メッセージ送信処理)を終了する。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図15のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S311)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S311:No)、後述するS323へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S311:Yes)、受信したデータ要求メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストの中に、自車両(通信装置11が搭載された車両)の存在するゾーンが含まれているか否かを判定する(S313)。なお、この判断は、ナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したゾーンと、位置データ取得部17から取得した現在位置に関するデータと、に基づいて判断する。
このS313において、受信したデータ要求メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストの中に、自車両の存在するゾーンが含まれていると判定した場合は(S313:Yes)、受信したデータ要求メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S315)。そして、S317へ移行する。
一方、S313において、受信したデータ要求メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストの中に、自車両の存在するゾーンが含まれていないと判定した場合は(S313:No)、S317へ移行する。
S317では、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両が存在しているか否かを判定する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S317:No)、上述したS311に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S317:Yes)、S319へ移行する。
S319では、受信したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに該当するデータ(例えば、交通情報や天気情報等)を保有している(または取得可能)か否かを判定する。この判定は、メモリ21が記憶するデータに加え、ナビゲーション装置31から取得できるデータおよびセンサ群33から取得できるデータも含めて判定を行う。要求データコードに該当するデータを保有していない(または取得不可能)であると判定した場合は(S319:No)、上述したS311に処理を移行し、一方、要求データコードに該当するデータを保有している(または取得可能)であると判定した場合は(S319:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S321)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S323)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS323において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S323:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S323:No)、上述したS311に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
次に、データ応答メッセージ送信処理について、図16のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答要求メッセージは、上述したデータ要求メッセージ受信・転送処理のS321において呼び出されて実行される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ送信処理を開始すると、まず、データ要求車両を特定する(S331)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれるデータ要求車両コードを抽出することによって行われる。
続いて、メッセージ転送ゾーンを特定する(S333)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストを抽出することによって行われる。
続いて、データ応答メッセージを作成する(S335)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに対応するデータを、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得し、フォーマットにしたがいデータ応答メッセージを構成することである。ここで、データ応答メッセージのフォーマットを説明する。図18に示すように、データ応答メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、データ応答車両コードと、ターゲットゾーンコードと、メッセージ転送ゾーンコードリストと、要求データと、時刻とから構成される。ヘッダは、データ応答メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、データ要求メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、取得したデータ要求メッセージに含まれていたものである。データ応答車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。ターゲットゾーンコードは、取得したデータ要求メッセージに含まれていたターゲットゾーンコードと同一のものである。メッセージ転送ゾーンコードリストは、メッセージを転送する対象のゾーンを特定するためのリストであり、S335で特定したメッセージ転送ゾーンのコードをリスト形式にしたものである。要求データは、取得したデータ要求メッセージに含まれていた要求データコードに対応するデータであり、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得したものである。時刻は、データ応答メッセージを作成した時刻である。
説明を図16に戻し、続いて、無線通信部13及び無線アンテナ15を介し、付近に存在する他の全ての通信装置へ、S335で作成したデータ応答メッセージを送信する(S337)。そして、送信を終えると、本処理(データ応答メッセージ送信処理)を終了し、呼び出し元であるデータ要求メッセージ受信・転送処理における後続ステップ(S323)へ処理を進める。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
次に、データ応答メッセージ受信・転送処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ応答メッセージの受信を試み、データ応答メッセージを受信できたか否かを判定する(S341)。データ応答メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S341:No)、後述するS351へ移行する。一方、データ応答メッセージを受信できたと判定した場合は(S341:Yes)、受信したデータ応答メッセージに含まれるデータ要求車両コードに相当する車両が、自車両(当該通信装置11が搭載された車両)であるか否かを判定する(S343)。
このS343において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両であると判定した場合は(S343:Yes)、受信したデータ応答メッセージにおける要求データ、すなわち、交通情報や天気情報等を報知する(S345)。具体的には、要求データを表示部25に表示させたり、スピーカ27に音声として出力させることにより行われる。そして、S351へ処理を移行する。
一方、S343において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両でないと判定した場合は(S343:No)、受信したデータ応答メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストの中に、自車両(通信装置11が搭載された車両)の存在するゾーンが含まれているか否かを判定する(S347)。なお、この判断は、位置データ取得部17から取得した現在位置に関するデータ、および、ナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき、所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したゾーンに基づいて自車両の存在するゾーンを特定して判断する。
このS347において、受信したデータ応答メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストの中に自車両の存在するゾーンが含まれていると判定した場合は(S347:Yes)、受信したデータ応答メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S349)。そして、S351へ移行する。
一方、S347において、受信したデータ応答メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストの中に自車両の存在するゾーンが含まれていなと判定した場合は(S347:No)、S351へ移行する。
S351では、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する。この判定の意義は、データ応答メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ応答メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS351において、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S351:Yes)、本処理(データ応答メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S351:No)、上述したS341に処理を移行する。
ここで、データ要求メッセージが転送される様子の一例を、図19の説明図を用いて説明する。図19は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、データ要求車両301に搭載された通信装置11において、データ要求ゾーン303(太い実線)およびターゲットゾーン305(粗い破線)が特定されたとする。すると、データ要求ゾーン303とターゲットゾーン305とを頂点に持つ矩形のゾーンが、メッセージ転送ゾーン315(細かい破線)として特定される。メッセージ転送ゾーン315が特定されると、その情報が含まれたデータ要求メッセージが作成され、データ要求車両301に隣接する車両に搭載された通信装置11へデータ要求メッセージが送信される。すると、データ要求車両301に隣接する車両に搭載された通信装置11では、データ要求メッセージ受信・転送処理が実行され、データ要求メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストに基づいて転送有無が判断され、データ要求メッセージが転送される。つまり、メッセージ転送ゾーン315内に存在する車両の通信装置11のみがデータ要求メッセージの転送を行い、データ要求メッセージが転送されていく。そして、ターゲットゾーン305に存在する車両307〜319にも転送され、各車両に搭載された通信装置11においてデータ応答メッセージ送信処理が実行される。データ応答メッセージについても、同様にメッセージ転送ゾーン315内に存在する車両の通信装置11のみがデータ応答メッセージの転送を行い、最終的にデータ要求車両301までデータ応答メッセージが転送される。
次に、別の形状のメッセージ転送ゾーンが特定される場合について、図20の説明図を用いて説明する。図20は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、データ要求車両321に搭載された通信装置11において、データ要求ゾーン323(太い実線)およびターゲットゾーン325(粗い破線)が特定されたとする。すると、データ要求ゾーン323とターゲットゾーン325とを繋ぐ単一または複数の道路に沿ったゾーンが、メッセージ転送ゾーン335(細かい破線)として特定される。メッセージ転送ゾーン335が特定されると、その情報が含まれたデータ要求メッセージが作成され、データ要求車両321に隣接する車両に搭載された通信装置11へデータ要求メッセージが送信される。すると、データ要求車両321に隣接する車両に搭載された通信装置11では、データ要求メッセージ受信・転送処理が実行され、データ要求メッセージに含まれるメッセージ転送ゾーンコードリストに基づいて転送有無が判断され、データ要求メッセージが転送される。つまり、メッセージ転送ゾーン335内に存在する車両の通信装置11のみがデータ要求メッセージの転送を行い、データ要求メッセージが転送されていく。そして、ターゲットゾーン325に存在する車両327〜339にも転送され、各車両に搭載された通信装置11においてデータ応答メッセージ送信処理が実行される。データ応答メッセージについても、同様にメッセージ転送ゾーン335内に存在する車両の通信装置11のみがデータ応答メッセージの転送を行い、最終的にデータ要求車両321までデータ応答メッセージが転送される。
以上、第3実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、目的の情報を得る上でメッセージの転送が行われることの価値の高いゾーンのみにおいてメッセージの転送が行われるため、システム全体の通信量が減るという効果が得られる。
[第4実施形態]
次に第4実施形態の通信装置11について説明する。第4実施形態の通信装置11の構成は、第1実施形態の通信装置11と同様であるため、説明を省略する。
CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理について説明するが、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ要求メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、第1実施形態のデータ要求メッセージ送信処理との相違点は、S103において作成するデータ要求メッセージのフォーマットが異なる点である。
このフォーマットについて、図23のフォーマット説明図を用いて説明する。データ要求メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、データ要求ゾーンコードと、ターゲットゾーンコードと、要求データコードと、時刻とから構成される。ヘッダは、データ要求メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。データ要求ゾーンコードは、データ要求車両が存在するゾーンである。ターゲットゾーンコードは、S101で特定したターゲットゾーンのコードである。なお、このコードは他の通信装置においても共通に用いることができるものであり、同一のコードは同一のゾーンを表すものである。要求データコードは、要求するデータを表すコードであり、例えば、交通情報を示すコードや、天気情報を示すコード等である。時刻は、データ要求メッセージを作成した時刻である。
このようなフォーマットのデータ要求メッセージをS103において作成し、S105において、付近に存在する他の全ての通信装置へデータ要求メッセージを送信する。このデータ要求メッセージを受信した通信装置は、次に説明するデータ要求メッセージ受信・転送処理を実行する。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図21のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S411)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S411:No)、後述するS425へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S411:Yes)、受信したデータ要求メッセージに含まれるデータ要求ゾーンとターゲットゾーンとに基づいてメッセージ転送ゾーンを特定する(S413)。これは、たとえば、データ要求ゾーンとターゲットゾーンとを頂点に持つ矩形のゾーンをメッセージ転送ゾーンとして特定したり、データ要求ゾーンからターゲットゾーンとを繋ぐ単一または複数の道路に沿ったゾーンをメッセージ転送ゾーンとして特定することを意味する。なお、道路情報は、ナビゲーション装置31が備える地図データを利用して行う。
続くS415では、S413で特定したメッセージ転送ゾーンの中に、自車両(通信装置11が搭載された車両)の存在するゾーンが含まれているか否かを判定する。
このS415において、S413で特定したメッセージ転送ゾーンの中に、自車両の存在するゾーンが含まれていると判定した場合は(S415:Yes)、受信したデータ要求メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S417)。そして、S419へ移行する。
一方、S415において、S413で特定したメッセージ転送ゾーンの中に、自車両の存在するゾーンが含まれていないと判定した場合は(S415:No)、S419へ移行する。
S419では、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両が存在しているか否かを判定する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S419:No)、上述したS411に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S419:Yes)、S421へ移行する。
S421では、受信したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに該当するデータ(例えば、交通情報や天気情報等)を保有している(または取得可能)か否かを判定する。この判定は、メモリ21が記憶するデータに加え、ナビゲーション装置31から取得できるデータおよびセンサ群33から取得できるデータも含めて判定を行う。要求データコードに該当するデータを保有していない(または取得不可能)であると判定した場合は(S421:No)、上述したS411に処理を移行し、一方、要求データコードに該当するデータを保有している(または取得可能)であると判定した場合は(S421:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S423)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S425)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS425において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S425:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S425:No)、上述したS411に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
次に、データ応答メッセージ送信処理について説明するが、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ応答メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、第1実施形態のデータ応答メッセージ送信処理との相違点は、S133において作成するデータ送信メッセージのフォーマットが異なる点である。
このフォーマットについて、図23のフォーマット説明図を用いて説明する。データ送信メッセージは、ヘッダと、データ要求車両コードと、データ応答車両コードと、データ要求ゾーンコードと、ターゲットゾーンコードと、要求データと、時刻とから構成される。ヘッダは、データ応答メッセージである旨を示す情報である。データ要求車両コードは、データ要求メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、取得したデータ要求メッセージに含まれていたものである。データ応答車両コードは、本メッセージを作成した通信装置を搭載した車両を識別するためのコードであり、例えば車両のナンバープレートに記載された情報が考えられる。データ要求ゾーンコードは、取得したデータ要求メッセージに含まれていたデータ要求ゾーンと同一のものである。ターゲットゾーンコードは、取得したデータ要求メッセージに含まれていたターゲットゾーンコードと同一のものである。要求データは、取得したデータ要求メッセージに含まれていた要求データコードに対応するデータであり、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得したものである。時刻は、データ応答メッセージを作成した時刻である。
このようなフォーマットのデータ応答メッセージをS133において、作成し、S135において、付近に存在する他の全ての通信装置へデータ応答メッセージを送信する。このデータ応答メッセージを受信した通信装置は、次に説明するデータ応答メッセージ受信・転送処理を実行する。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
次に、データ応答メッセージ受信・転送処理について、図22のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ応答メッセージの受信を試み、データ応答メッセージを受信できたか否かを判定する(S441)。データ応答メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S441:No)、後述するS453へ移行する。一方、データ応答メッセージを受信できたと判定した場合は(S441:Yes)、受信したデータ応答メッセージに含まれるデータ要求車両コードに相当する車両が、自車両(当該通信装置11が搭載された車両)であるか否かを判定する(S443)。
このS443において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両であると判定した場合は(S443:Yes)、受信したデータ応答メッセージにおける要求データ、すなわち、交通情報や天気情報等を報知する(S445)。具体的には、要求データを表示部25に表示させたり、スピーカ27に音声として出力させることにより行われる。そして、S453へ処理を移行する。
一方、S443において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両でないと判定した場合は(S443:No)、受信したデータ応答メッセージに含まれるデータ要求ゾーンとターゲットゾーンとに基づいてメッセージ転送ゾーンを特定する(S447)。これは、たとえば、データ要求ゾーンとターゲットゾーンとを頂点に持つ矩形のゾーンをメッセージ転送ゾーンとして特定したり、データ要求ゾーンからターゲットゾーンとを繋ぐ単一または複数の道路に沿ったゾーンをメッセージ転送ゾーンとして特定することを意味する。なお、道路情報は、ナビゲーション装置31が備える地図データを利用して行う。
続くS449では、S447で特定したメッセージ転送ゾーンの中に、自車両の存在するゾーンが含まれているか否かを判定する。
このS449において、S447で特定したメッセージ転送ゾーンの中に、自車両の存在するゾーンが含まれていると判定した場合は(S449:Yes)、受信したデータ応答メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S451)。そして、S453へ移行する。
一方、S449において、S447で特定したメッセージ転送ゾーンの中に、自車両の存在するゾーンが含まれていないと判定した場合は(S449:No)、S453へ移行する。
S453では、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する。この判定の意義は、データ応答メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ応答メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS453において、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S453:Yes)、本処理(データ応答メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S453:No)、上述したS441に処理を移行する。
以上、第4実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、メッセージ転送ゾーンの特定がメッセージを転送する通信装置においてなされ、転送有無が判定される。すなわち、上述した第3実施形態の場合と同様のメッセージ転送ゾーンに存在する通信装置のみにおいて転送がなされ、上述した第3実施形態の場合と同様の効果が得られる。
[第5実施形態]
次に第5実施形態の通信装置11について説明する。第5実施形態の通信装置11の構成は、第1実施形態の通信装置11と同様であるため、説明を省略する。
CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理について説明するが、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ要求メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。このデータ要求メッセージ送信処理によって、付近に存在する他の全ての通信装置へデータ要求メッセージを送信されると、データ要求メッセージを受信した通信装置では、次に説明するデータ要求メッセージ受信・転送処理が開始される。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図24のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S511)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S511:No)、後述するS523へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S511:Yes)、データ要求メッセージを送信・転送してきた車両に関する情報をメモリ21へ記憶する(S513)。この情報の具体例としては、車両のナンバープレオートに記載された情報や、通信装置11を一意に識別することが可能な情報等が考えられる。
続くS515では、受信したデータ要求メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する。
続くS517では、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両が存在しているか否かを判定する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S517:No)、上述したS511に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S517:Yes)、S519へ移行する。
S519では、受信したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに該当するデータ(例えば、交通情報や天気情報等)を保有している(または取得可能)か否かを判定する。この判定は、現在メモリ21が記憶するデータに加え、ナビゲーション装置31から取得できるデータおよびセンサ群33から取得できるデータも含めて判定を行う。要求データコードに該当するデータを保有していない(または取得不可能)であると判定した場合は(S519:No)、上述したS511に処理を移行し、一方、要求データコードに該当するデータを保有している(または取得可能)であると判定した場合は(S519:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S521)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S523)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS523において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S523:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S523:No)、上述したS511に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
次に、データ応答メッセージ送信処理について、図25のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答要求メッセージは、上述したデータ要求メッセージ受信・転送処理のS521において呼び出されて実行される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ送信処理を開始すると、まず、データ要求車両を特定する(S531)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれるデータ要求車両コードを抽出することによって行われる。
続いて、メモリ21からデータ要求メッセージを送信・転送してきた車両に関する情報を読み出し、メッセージの送信先車両を選択する(S533)。
続いて、データ応答メッセージを作成する(S533)。これは、データ要求メッセージ受信・転送処理において取得したデータ要求メッセージに含まれる要求データコードに対応するデータを、メモリ21、ナビゲーション装置31、または、センサ群33から取得し、フォーマットにしたがいデータ応答メッセージを構成することである。このデータ応答メッセージのフォーマットは上述した第1実施形態のものと同じである。
続いて、無線通信部13及び無線アンテナ19を介し、S533で選択した送信先車両に搭載された通信装置へ、S535で作成したデータ応答メッセージを送信する(S537)。そして、送信を終えると、本処理(データ応答メッセージ送信処理)を終了し、呼び出し元であるデータ要求メッセージ受信・転送処理における後続ステップ(S521)へ処理を進める。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
次に、データ応答メッセージ受信・転送処理について、図26のフローチャートを用いて説明する。このデータ応答メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ応答メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ応答メッセージの受信を試み、データ応答メッセージを受信できたか否かを判定する(S541)。データ応答メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S541:No)、後述するS551へ移行する。一方、データ応答メッセージを受信できたと判定した場合は(S541:Yes)、受信したデータ応答メッセージに含まれるデータ要求車両コードに相当する車両が、自車両(当該通信装置11が搭載された車両)であるか否かを判定する(S543)。
このS543において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両であると判定した場合は(S543:Yes)、受信したデータ応答メッセージにおける要求データ、すなわち、交通情報や天気情報等を報知する(S545)。具体的には、要求データを表示部25に表示させたり、スピーカ27に音声として出力させることにより行われる。そして、S551へ処理を移行する。
一方、S543において、データ要求車両コードに相当する車両が自車両でないと判定した場合は(S543:No)、メモリ21からデータ要求メッセージを送信・転送してきた車両に関する情報を読み出し、メッセージの転送先車両を選択する(S547)。
続くS549では、受信したデータ応答メッセージを、S547で選択した転送先車両に搭載された通信装置へ転送する(S549)。そして、S551へ移行する。
S551では、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する。この判定の意義は、データ応答メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ応答メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS551において、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S551:Yes)、本処理(データ応答メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ応答メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S551:No)、上述したS541に処理を移行する。
ここで、データ応答メッセージが転送される様子の一例を、図27の説明図を用いて説明する。図27は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、ターゲットゾーン505に存在する車両507〜513において、データ応答メッセージ送信処理が実行され、隣接する車両に搭載された通信装置11へデータ応答メッセージが送信されたとする。すると、これら車両507〜513に隣接する車両に搭載された通信装置11において、データ応答メッセージ受信・転送処理が実行されるが、メモリ21に記憶されている、データ要求メッセージを送信・転送してきた車両に関する情報に基づいて、メッセージ転送先車両を選択してデータ応答メッセージの転送が行われる。つまり、データ要求メッセージを受け取った車両の通信装置11に対してデータ応答メッセージの送信・転送が行われる。例えば、車両509に搭載された通信装置11が車両507に搭載された通信装置11からデータ要求メッセージを受け取っていたのであれば、車両509に搭載された通信装置11は、車両507に搭載された通信装置11に対してデータ応答メッセージを送信する。したがって、図27からわかるように、データ応答メッセージが無用に拡散されることがない
以上、第5実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、データ応答メッセージについては拡散が起こらず、必要最小限の通信装置11のみを介して応答メッセージが伝達されるため、システム全体の通信量を減らすことができる。
[第6実施形態]
次に第6実施形態の通信装置11について説明する。第6実施形態の通信装置11の構成は、第1実施形態の通信装置11と同様であるため、説明を省略する。
CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理であるが、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ要求メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図28のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S611)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S611:No)、後述するS621へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S611:Yes)、受信したデータ要求メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S613)。
続いて、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両(通信装置11が搭載された車両)が存在しているか否かを判定する(S615)。なお、この判断は、ナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したゾーンと、位置データ取得部17から取得した現在位置に関するデータと、に基づいて判断する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S615:No)、上述したS611に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S615:Yes)、S617へ移行する。
S617では、自車両がデータ集約車両であるか否かを判定する。ここで、データ集約車両について説明する。データ集約車両というのは、各ゾーン内に一台存在する車両であり、その車両に搭載された通信装置は、他の通信装置から、提供可能なデータ(例えば、交通情報や天気情報等)を予め集約している。なお、このデータ集約車両は、各ゾーン内に一台でなく数台存在してもよいが、ゾーンに存在する車両総数に比較して十分少ない台数であることが望ましい。また、本実施形態では、データ集約車両は各ゾーン内で一定時間毎にランダムに決定されるが、最も当該ゾーンに長い時間存在している車両がデータ集約車両になってもよいし、最も移動速度が遅い車両がデータ集約車両になってもよい。
この集約の様子について、図29を用いて説明する。図29は、提供可能なデータを予め集約しておく様子を説明するための説明図である。図29に示すように、ゾーン毎に決められたデータ集約車両(網掛けの車両)に対して、ゾーン内に存在する他の車両(白抜きの車両)が、提供可能なデータを送信する。この結果、データ集約車両(網掛けの車両)に、ゾーン内の提供可能なデータが集約される。なお、このデータはメモリ21に格納される。
説明を図28に戻し、S617において、自車両がデータ集約車両でないと判定した場合は(S617:No)、上述したS611へ処理を移行し、一方、自車両がデータ集約車両であると判定した場合は(S617:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S619)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S621)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS621において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S621:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S621:No)、上述したS611に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
データ応答メッセージ送信処理は、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ応答メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
データ応答メッセージ受信・転送処理は、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ応答メッセージ受信・転送処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
ここで、データ応答メッセージが転送される様子の一例を、図30の説明図を用いて説明する。図30は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、ターゲットゾーン605に存在する車両607〜613(データ集約車両は車両613)の全てにデータ要求車両601から送信されたデータ要求メッセージが到達したとする。これらの車両に搭載された通信装置11のうち、データ応答メッセージ送信処理が実行されるのはデータ集約車両である車両613に搭載された通信装置11だけである。そして、車両613に搭載された通信装置11から、隣接する車両に搭載された通信装置11に対して、データ応答メッセージが送信され、データ応答メッセージが転送されていく。つまり、ターゲットゾーン605内でデータ応答メッセージの送信元となる通信装置11は、一台だけである。
以上、第6実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、データ応答メッセージの送信元となる通信装置11が一つの要求に対してデータ集約車両に搭載された通信装置11だけとなるため、ゾーン内の全ての通信装置11がデータ応答メッセージの送信元となる場合と比較して、転送されるデータ応答メッセージの数を減らすことができる。
[第7実施形態]
次に第7実施形態の通信装置11について説明する。第7実施形態の通信装置11の構成は、第1実施形態の通信装置11と同様であるため、説明を省略する。
CPU29が実行する各種処理について説明する。
(1)データ要求メッセージ送信処理
まず、データ要求メッセージ送信処理であるが、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ要求メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
(2)データ要求メッセージ受信・転送処理
次に、データ要求メッセージ受信・転送処理について図31のフローチャートを用いて説明する。このデータ要求メッセージ受信・転送処理は、通信装置11へ電力が供給された際にCPU29において実行が開始される処理である。
CPU29は、データ要求メッセージ受信・転送処理の実行を開始すると、まず、無線通信部13を介して他の通信装置からデータ要求メッセージの受信を試み、データ要求メッセージを受信できたか否かを判定する(S711)。データ要求メッセージを受信できなかったと判定した場合は(S711:No)、後述するS721へ移行する。一方、データ要求メッセージを受信できたと判定した場合は(S711:Yes)、受信したデータ要求メッセージを、先に受信した通信装置を除いた他の通信装置へ転送する(S713)。
続いて、受信したデータ要求メッセージに含まれるターゲットゾーンに自車両(通信装置11が搭載された車両)が存在しているか否かを判定する(S715)。なお、この判断は、ナビゲーション装置31から取得した地図データに基づき所定の緯度と経度によって地図を分割して生成したゾーンと、位置データ取得部17から取得した現在位置に関するデータと、に基づいて判断する。自車両がターゲットゾーンに存在していないと判定した場合は(S715:No)、上述したS711に処理を移行し、一方、自車両がターゲットゾーンに存在すると判定した場合は(S715:Yes)、S717へ移行する。
S717では、自車両がデータ応答車両に選定されているか否かを判定する。ここで、データ応答車両について説明する。データ応答車両というのは、各ゾーン内に一台存在する車両であり、予め定められたものである。なお、このデータ応答車両は、各ゾーンに一台でなく数台存在していてもよいが、ゾーンに存在する車両総数に比較して十分少ない台数であることが望ましい。また、本実施形態では、データ応答車両は各ゾーン内で一定時間毎にランダムに決定されるが、他の決定方法が用いられて決定されてもよい。
ところで、本実施形態では、提供可能なデータ(例えば、交通情報や天気情報等)がゾーン内の通信装置11間で共有されている。この共有の様子について、図32を用いて説明する。図32に示すように、各ゾーン内では、車両に搭載された通信装置11間において一定間隔毎に、提供可能なデータの交換を行い、ゾーン内でどの車両の通信装置11を選んだとしても、当該通信装置11からゾーン内の全てのデータを得ることが可能である。
説明を図31に戻し、S717において、自車両はデータ応答車両に選定されていないと判定した場合は(S717:No)、上述したS711へ処理を移行し、一方、自車両はデータ応答車両に選定されていると判定した場合は(S717:Yes)、後述するデータ要求メッセージ送信処理を実行する(S719)。そして、データ要求メッセージ送信処理を終えると、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたか否かを判定する(S721)。この判定の意義は、データ要求メッセージ受信・転送処理をプログラム的に正常に終了させることであり、他の処理(プログラム)等がデータ要求メッセージ受信・転送処理を終了させたい際には、その処理(プログラム)等が上記所定の時間を、例えば「0」と書き換えることにより、実現される。
このS721において、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えたと判定した場合は(S721:Yes)、本処理(データ要求メッセージ受信・転送処理)を終了し、一方、データ要求メッセージ受信・転送処理を開始してからの時間が所定の時間を超えていないと判定した場合は(S721:No)、上述したS711に処理を移行する。
(3)データ応答メッセージ送信処理
データ応答メッセージ送信処理は、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ応答メッセージ送信処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
(4)データ応答メッセージ受信・転送処理
データ応答メッセージ受信・転送処理は、上述した第1実施形態の通信装置11におけるデータ応答メッセージ受信・転送処理と基本的に同様であるため、詳細な説明を省略する。
ここで、データ応答メッセージが転送される様子の一例を、図33の説明図を用いて説明する。図33は、7X5マスのゾーンに分けられた地図であり、通信装置11を搭載した各車両が道路上を走行している。今、ターゲットゾーン705に存在する車両707〜713(データ応答車両は車両713)の全てにデータ要求車両701から送信されたデータ要求メッセージが到達したとする。これらの車両に搭載された通信装置11のうち、データ応答メッセージ送信処理が実行されるのはデータ応答約車両である車両713に搭載された通信装置11だけである。そして、車両713に搭載された通信装置11から、隣接する車両に搭載された通信装置11に対して、データ応答メッセージが送信され、データ応答メッセージが転送されていく。つまり、ターゲットゾーン705内でデータ応答メッセージの送信元となる通信装置11は、一台だけである。
以上、第7実施形態の通信装置11について説明したが、本実施形態の通信装置11によれば、データ応答メッセージの送信元となる通信装置11が一つの要求に対してデータ応答車両に搭載された通信装置11だけとなるため、ゾーン内の全ての通信装置11がデータ応答メッセージの送信元となる場合と比較して、転送されるデータ応答メッセージの数を減らすことができる。
[他の実施形態]
次に他の実施形態について説明する。
(1)上記各実施形態における通信装置11の無線通信部13は、一種類の無線通信方式だけを利用するようになっていてもよいが、複数種類の無線通信方式を切り替えて利用するようになっていてもよい。例えば、無線通信部13を、図34に示すように構成するとよい。この無線通信部13は、第1の無線アンテナ15aと、その第1の無線アンテナ15aに接続された第1通信部13aと、第2の無線アンテナ15bと、その第2の無線アンテナ15bに接続された第2通信部13bと、第1通信部13aおよび第2通信部13bに接続された無線通信切替部13cとを備える。第1通信部13aおよび第2通信部13bは、プロトコル処理等を行いそれぞれに接続されたアンテナを介して通信を行う通信機能を担う。無線通信切替部13cは、CPU29からの指令に基づき、CPU29と第1通信部13aとを接続するか、CPU29と第2通信部13bとを接続するかを切り替える機能を担う。
したがって、このような無線通信部13を備えた通信装置11によれば、一方の通信部を用いた通信が不調であった場合等に、もう一方の通信部を用いた通信に切り替えることができるため、耐障害性が向上し、システム全体の信頼性が向上する。
(2)上記実施形態3,4では、メッセージの送信・転送が行われた後、そのメッセージを受け取った通信装置11が、さらにメッセージを転送する必要があるか否かを判定(すなわち、自身がメッセージ転送ゾーン内に存在しているか否かを判定)するようになっていたが、送信・転送する側が、送信先の通信装置11の存在するゾーンを判定(送信先の通信装置11がメッセージ転送ゾーン内に存在しているか否かを判定)するようになっていてもよい。
このようになっていれば、よりシステム全体の通信量を減らすことができる。
(3)一部のハードウェア(例えば、位置データ取得部17や表示部25やスピーカ27等)の代わりに、ナビゲーション装置31が備えるハードウェアを利用するように構成してもよい。このように構成することにより、通信装置11の小型化が図れる。
[特許請求の範囲との対応]
実施形態と特許請求の範囲との対応を示す。なお、以下に示した対応は、全ての実施形態と、特許請求の範囲に記載の各手段との対応を示したものではなく、特に、処理と手段とを対応づけたものは、当該手段が別の実施形態では別の処理の箇所に対応することもある。
メモリ21が運行情報保有手段に相当し、位置データ取得部17が位置データ取得手段に相当し、無線通信部13が通信手段に相当し、表示部25およびスピーカ27がデータ出力手段に相当する。
また、図2のS101におけるターゲットゾーンを特定に先立ち行われるゾーンの生成がゾーン生成手段としての処理に相当し、図2のS101の処理がターゲットゾーン特定手段としての処理に相当する。
また、図4のS131の処理が要求車両ゾーン特定手段としての処理に相当し、図2のS105の処理がデータ要求メッセージ送信制御手段としての処理に相当し、図3のS111の処理がデータ要求メッセージ受信制御手段としての処理に相当し、図3のS113の処理がデータ要求メッセージ転送制御手段としての処理に相当する。
また、図4のS131〜S135の処理がデータ応答メッセージ送信制御手段としての処理に相当し、図5のS141の処理がデータ応答メッセージ受信制御手段としての処理に相当し、図5のS147の処理がデータ応答メッセージ転送制御手段としての処理に相当し、図14のS303の処理がメッセージ転送ゾーン特定手段としての処理に相当する。
また、図14のS303においてメッセージ転送ゾーンを特定する際、ナビゲーション装置31を介して道路情報を取得する処理が道路情報取得手段としての処理に相当し、図28のS617での処理に先だって行われるデータ集約車両の決定、および、図31のS717の処理に先立って行われるデータ応答車両の決定が、リーダ通信装置特定手段としての処理に相当する。
また、図28のS617での処理に先だって行われる提供可能データの集約がゾーン内運行情報集約手段としての処理に相当し、図31のS717の処理に先立って行われる提供可能データの共有がゾーン内運行情報共有手段としての処理に相当する。
通信装置の概略構成を示すブロック図である。 第1,4〜7実施形態のデータ要求メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第1,4,6,7実施形態のデータ応答メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第1,6,7実施形態のデータ応答メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第1,5〜7実施形態のメッセージフォーマットを説明するための説明図である。 第1実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 第1実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 第2実施形態のデータ要求メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態のデータ応答メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態のデータ応答メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態のメッセージフォーマットを説明するための説明図である。 第3実施形態のデータ要求メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態のデータ応答メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態のデータ応答メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態のメッセージフォーマットを説明するための説明図である。 第3実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 第3実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 第4実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第4実施形態のデータ応答メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第4実施形態のメッセージフォーマットを説明するための説明図である。 第5実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第5実施形態のデータ応答メッセージ送信処理を説明するためのフローチャートである。 第5実施形態のデータ応答メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第5実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 第6実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第6実施形態におけるデータ集約の様子を説明するための説明図である。 第6実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 第7実施形態のデータ要求メッセージ受信・転送処理を説明するためのフローチャートである。 第7実施形態におけるデータ共有の様子を説明するための説明図である。 第7実施形態のメッセージ転送の様子を説明するための説明図である。 他の実施形態の通信装置の概略構成を示す説明図である。
符号の説明
11…通信装置、13…無線通信部、15…無線アンテナ、17…位置データ取得部、19…GPSアンテナ、21…メモリ、23…操作部、25…表示部、27…スピーカ、29…CPU、31…ナビゲーション装置、33…センサ群。

Claims (9)

  1. 車両に搭載されて用いられる通信装置であって、
    自車両の運行に伴う情報である運行情報を保有する運行情報保有手段と、
    空間を仮想的に2次元メッシュ状に分割してゾーンを生成するゾーン生成手段と、
    運行情報の取得対象の通信装置が存在する単一あるいは複数のターゲットゾーンを、前記ゾーン生成手段により生成されたゾーンの中から特定するターゲットゾーン特定手段と、
    自車両の現在位置を特定するために必要な位置データを取得する位置データ取得手段と、
    自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置と無線により通信を行う通信手段と、
    自車両の識別情報をデータ要求車両識別情報として指定し、さらに、前記ターゲットゾーン特定手段により特定された前記ターゲットゾーンを指定し、さらに、取得対象の運行情報を特定するための情報を指定したデータ要求メッセージを、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ前記通信手段を介して送信するデータ要求メッセージ送信制御手段と、
    自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置から前記通信手段を介して前記データ要求メッセージを受信するデータ要求メッセージ受信制御手段と、
    前記データ要求メッセージ受信制御手段の働きにより受信した前記データ要求メッセージを自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ前記通信手段を介して転送するデータ要求メッセージ転送制御手段と、
    前記データ要求メッセージ受信制御手段の働きにより受信した前記データ要求メッセージに指定されたターゲットゾーン内に、前記位置データ取得手段によって取得された前記位置データに基づいて特定される自車両の位置が存在し、かつ、前記データ要求メッセージに指定された運行情報を前記運行情報保有手段が保有する運行情報の中から送信可能な場合、その運行情報を、前記データ要求メッセージに指定されていた前記データ要求車両識別情報と共にデータ応答メッセージとして、自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ前記通信手段を介して送信するデータ応答メッセージ送信制御手段と、
    自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置から前記通信手段を介して前記データ応答メッセージを受信するデータ応答メッセージ受信制御手段と、
    前記データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信した前記データ応答メッセージに指定された前記データ要求車両識別情報と自車両の識別情報とが一致しない場合、前記データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信した前記データ応答メッセージを自車両の周辺に存在する他の車両に搭載された通信装置へ前記通信手段を介して転送するデータ応答メッセージ転送制御手段と、
    前記データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信した前記データ応答メッセージに指定された前記データ要求車両識別情報と自車両の識別情報とが一致する場合、前記データ応答メッセージ受信制御手段の働きにより受信した前記データ応答メッセージに含まれる前記運行情報を出力するデータ出力手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記データ要求メッセージ送信制御手段は、前記データ要求メッセージに、転送回数に関する情報を付加して送信し、
    前記データ応答メッセージ送信制御手段は、前記データ応答メッセージに、転送回数に関する情報を付加して送信し、
    前記データ要求メッセージ転送制御手段は、前記データ要求メッセージに付加されている前記転送回数に関する情報に基づいて、当該データ要求メッセージの転送有無を決定し、
    前記データ応答メッセージ転送制御手段は、前記データ応答メッセージに付加されている前記転送回数に関する情報に基づいて、当該データ転送メッセージの転送有無を決定すること、
    を特徴とする通信装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信装置において、
    さらに、
    前記ゾーン生成手段により生成されたゾーンのうち、前記位置データ取得手段の取得した前記位置データに基づいて特定される自車両の存在するゾーンを要求車両ゾーンとして特定する要求車両ゾーン特定手段と、
    前記要求車両ゾーン特定手段が特定した前記要求車両ゾーンと、前記ターゲットゾーン特定手段が特定した前記ターゲットゾーンとを含む互いに隣接する有限個数のゾーンを、前記ゾーン生成手段により生成されたゾーンの中からメッセージ転送ゾーンとして特定するメッセージ転送ゾーン特定手段と、
    を備え、
    前記データ要求メッセージ送信制御手段は、前記データ要求メッセージに前記メッセージ転送ゾーンに関する情報を付加して前記データ要求メッセージを送信し、
    前記データ応答メッセージ送信制御手段は、前記データ要求メッセージに付加されている前記メッセージ転送ゾーンに関する情報を、前記データ応答メッセージに付加して前記データ応答メッセージを送信し、
    前記データ要求メッセージ転送制御手段は、前記位置データ取得手段の取得した前記位置データと前記データ要求メッセージに付加されている前記メッセージ転送ゾーンに関する情報とに基づいて、当該データ要求メッセージの転送有無を決定し、
    前記データ応答メッセージ転送制御手段は、前記位置データ取得手段の取得した前記位置データと前記データ応答メッセージに付加されている前記メッセージ転送ゾーンに関する情報とに基づいて、当該データ応答メッセージの転送有無を決定すること、
    を特徴とする通信装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の通信装置において、
    さらに、
    前記ゾーン生成手段により生成されたゾーンのうち、前記位置データ取得手段の取得した前記位置データに基づいて特定される自車両の存在するゾーンを要求車両ゾーンとして特定する要求車両ゾーン特定手段と、
    前記要求車両ゾーンと前記ターゲットゾーンとを含む互いに隣接する有限個数のゾーンを、前記ゾーン生成手段により生成されたゾーンの中からメッセージ転送ゾーンとして特定するメッセージ転送ゾーン特定手段と、
    を備え、
    前記データ要求メッセージ送信制御手段は、前記データ要求メッセージに前記要求車両ゾーン特定手段により特定された前記要求車両ゾーンおよび前記ターゲットゾーン特定手段により特定された前記ターゲットゾーンに関する情報を付加して前記データ要求メッセージを送信し、
    前記データ応答メッセージ送信制御手段は、前記データ要求メッセージに付加されている前記要求車両ゾーンおよび前記ターゲットゾーンに関する情報を、前記データ応答メッセージに付加して前記データ応答メッセージを送信し、
    前記メッセージ転送ゾーン特定手段は、前記データ要求メッセージまたは前記データ応答メッセージに付加されている前記要求車両ゾーンおよび前記ターゲットゾーンに関する情報に基づいて前記メッセージ転送ゾーンを特定し、
    前記データ要求メッセージ転送制御手段は、前記位置データ取得手段の取得した前記位置データと前記メッセージ転送ゾーン特定手段が特定した前記メッセージ転送ゾーンとに基づいて、前記データ要求メッセージの転送有無を決定し、
    前記データ応答メッセージ転送制御手段は、前記位置データ取得手段の取得した前記位置データと前記メッセージ転送ゾーン特定手段が特定した前記メッセージ転送ゾーンとに基づいて、前記データ応答メッセージの転送有無を決定すること、
    を特徴とする通信装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の通信装置において、
    さらに、道路に関する情報を取得する道路情報取得手段を備え、
    前記メッセージ転送ゾーン特定手段は、前記道路情報取得手段が取得する前記道路に関する情報に基づいて、前記要求車両ゾーンと前記ターゲットゾーンとを繋ぐ単一または複数の道路に沿って前記メッセージ転送ゾーンを特定すること、
    を特徴とする通信装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の通信装置において、
    前記データ要求メッセージ受信制御手段は、当該データ要求メッセージを受信した通信装置を特定するための情報を受信通信装置情報として記憶し、
    前記データ応答メッセージ送信手段および前記データ応答メッセージ転送制御手段は、前記受信通信装置情報によって特定される通信装置のうちの少なくとも1つへ、前記データ応答メッセージを送信すること、
    を特徴とする通信装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の通信装置において、
    さらに、前記ゾーン生成手段によって生成される各ゾーン内でリーダ通信装置を特定するリーダ通信装置特定手段と、
    前記リーダ通信装置特定手段によって特定される前記リーダ通信装置へ、前記通信手段を介して前記運行情報保有手段の保有する前記運行情報を集約させるゾーン内運行情報集約手段と、
    を備え、
    前記データ応答メッセージ送信制御手段は、自通信装置が前記リーダ通信装置である場合のみ、前記データ応答メッセージを送信すること、
    を特徴とする通信装置。
  8. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の通信装置において、
    さらに、前記ゾーン生成手段によって生成される各ゾーン内でリーダ通信装置を特定するリーダ通信装置特定手段と、
    前記ゾーン生成手段によって生成される各ゾーン内の通信装置が前記通信手段を介して前記運行情報保有手段の保有する前記運行情報を共有させるゾーン内運行情報共有手段と、
    を備え、
    前記データ応答メッセージ送信制御手段は、自通信装置が前記リーダ通信装置である場合のみ、前記データ応答メッセージを送信すること、
    を特徴とする通信装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載の通信装置において、
    前記無線通信手段は、互いに通信方法の異なる複数の無線通信手段から構成され、
    所定の条件に基づいて、前記複数の無線通信手段の何れかを選択する無線通信切替手段を備えること、
    を特徴とする通信装置。
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