JP4957633B2 - 無線通信システム - Google Patents

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本発明は、車両の走行路周辺に設置される路側機と、各車両に搭載される車載機と、を備えて、車車間及び路車間で無線通信を行う無線通信システムに関する。
従来、車車間で無線通信を行う無線通信システムとしては、車両の安全確保のため、車車間で各車両の位置情報等を交換する無線通信システムが知られている。
この種の無線通信システムとしては、例えば、各車両で、周辺車両の位置関係を表す周辺車両マップを作成すると共に、必要に応じて他車両が作成した周辺車両マップを取得し、自車両で作成した周辺車両マップと他車両が作成した周辺車両マップとを合成することにより、周辺車両マップのエリアを拡大するものが知られている(特許文献1参照)。
また、路車間で無線通信を行う無線通信システムとしては、各車両が、路側機から接近車両情報を取得し、これを運転支援に役立てるシステムが知られている(特許文献2参照)。この種の無線通信システムでは、例えば、各車両が、路車間通信により路側機から得られる接近車両情報と、車車間通信により周辺車両から得られる車両情報と、から自車両周辺の状況を判定する。
即ち、車車間通信及び路車間通信可能な無線通信システムとしては、従来、周辺車両の位置を車載機で把握するに当たり、車車間通信では把握できない周辺車両の位置を、路車間通信で把握できるようにしたものが知られている。
特開2005−141324号公報 特開2006−195641号公報
しかしながら、従来知られる路車間通信では、車車間通信とは異なり、各車両に対して高速に周辺車両の情報を提供するのが難しいといった問題があった。例えば、路車間通信では、複数車両分の情報を送信することになるため、通信量が多く、情報送信を高頻度に行うと、路側機での処理負荷が膨大になり、更には、通信資源が枯渇するといった問題が生じる。
このため、従来技術では、車車間通信では把握できない周辺車両の位置を、路車間通信で補完する場合に、車載機において、車車間通信では把握できない周辺車両の認識が遅れがちになるといった問題があった。
このような周辺車両の認識の遅れは、車両の安全確保の観点から好ましくないのは当然であり、車車間通信では把握できない周辺車両の情報についても、路側機から高速に得られるのが好ましい。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、車車間では直接授受できない車両情報を、路側機を有効活用して高速に授受できるようにすることで、各車載機が周辺車両を高速且つ正確に認識できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載の無線通信システムは、車両の走行路周辺に設置される路側機と、走行路を走行する各車両に搭載される車載機と、からなる。この無線通信システムにおいて、各車両の車載機は、路側機及び他車両の車載機と無線通信可能な無線通信手段を備え、路側機は、各車両の車載機と無線通信可能な無線通信手段を備える。
各車載機は、更に、自車両の位置情報を少なくとも含む自車両の走行状態を表す車両情報を、無線通信手段を通じて、自車両周囲に送信する車両情報送信手段と、自車両周囲に存在する車載機及び路側機から送信される情報を、無線通信手段を通じて取得する外部情報取得手段と、外部情報取得手段が他車両の車載機から取得した車両情報を蓄積する蓄積手段と、を備え、車車間で車両情報を授受する構成にされている。
一方、路側機は、自機周囲に存在する車載機から送信された情報を、無線通信手段を通じて取得する車載機情報取得手段と、車載機情報取得手段が取得した車両情報を蓄積する蓄積手段と、所定期間毎に、自機の蓄積手段が蓄積した路側機周囲に存在する車両の車両情報をまとめてなる路側機情報を、無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する路側機情報送信手段と、を備え、周辺車両から取得した車両情報をまとめて、自機周囲に提供する構成にされている。
また、各車載機は、外部情報取得手段が路側機から取得した路側機情報、及び、自機の蓄積手段により蓄積された車両情報、に基づき、当該路側機情報を構成する元となった各車両情報の送信元車載機から、外部情報取得手段が、路側機を介さずに、車両情報を取得した否かを判断する判断手段を備え、判断手段が車両情報を取得していないと判断すると、車両情報送信手段が、無線通信手段を通じて、車両情報の転送を指示する転送指示情報を、自車両周囲に送信する構成にされている。
そして、このような車載機の構成に合わせて、路側機は、車両情報転送手段を備え、車載機情報取得手段が自機周囲に存在する車載機から上記転送指示情報を取得した場合、当該転送指示情報の送信元車載機から受信した車両情報を個別に、車両情報転送手段によって、無線通信手段を通じ、自機周囲に送信する構成にされている。
即ち、本発明の無線通信システムでは、路車間通信で得られる周辺車両の情報と、車車間通信で得られる周辺車両の情報とが一致せず、車車間通信では車両情報を取得できない周辺車両の存在が判明した場合に、車載機が、路側機を、車車間通信における中継機として利用して、車両情報を送信することにより、路側機を通じて自車両存在を、周辺車両に、知らしめる。
従って、本発明によれば、車車間では直接授受できない車両情報を、路側機を有効活用して、高速に授受することができ、各車載機が周辺車両を高速且つ正確に認識できるようにすることができる。
例えば、本発明以外の手法としては、車両情報を直接授受できない車両が存在するか否かに拘わらず、各車載機が、路側機を中継機として利用して、車両情報を送信する手法が考えられるが、この場合には、路側機が大量の車両情報を転送する必要があるため、路側機では、車両情報の転送が遅れがちになる。
よって、このような手法では、転送が真に必要な、危険の迫っている車両間の車両情報の授受が、時として、不要な転送動作によって円滑に行えなくなり、車両の安全を十分に確保することができない事態が生じる可能性がある。
これに対し、本発明では、車車間通信では直接車両情報を取得できない周辺車両の存在が判明した場合に限って、路側機を中継機として利用するよう、車載機を構成しているので、中継する必要性の高い車両情報を選択的に、路側機に転送させることができ、路側機の処理負荷を抑えて、路側機に、車両情報を高速に転送させることができる。
また、本発明によれば、路側機情報を早い周期で、路側機から周辺車両に提供しなくても、各車両においては、周辺車両を正確に認識できるので、路側機情報の送信に係る処理負荷を抑えることができる。結果、本発明によれば、路側機情報の送信に係る処理負荷に影響されて、車両情報の転送が遅れがちになるのを防止することができる。
よって、本発明によれば、路側機を有効活用して、上述した効果を得ることができる。
ところで、上述した無線通信システムにおいて、車両情報送信手段は、自機の判断手段が車両情報を取得していないと判断している期間、車両情報の送信毎に、送信する車両情報に転送指示情報を付して、車両情報及び転送指示情報を送信する構成にされるのがよく、路側機の車両情報転送手段は、自機の車載機情報取得手段が転送指示情報を取得する度、当該転送指示情報に付されていた車両情報を、無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する構成にされるのがよい(請求項2)。
他の方法としては、車両情報送信手段が、車両情報の送信毎に転送指示情報を送信せずに、自機の判断手段が車両情報を取得していないと判断した時点で、転送指示情報を送信し、車両情報転送手段が、転送指示情報の取得後、一定時間、転送指示元の車載機からの車両情報を転送する方法が考えられるが、この場合には、車両情報を転送するかしないかの切替を、上記一定時間間隔でしか行えない。
これに対し、本発明(請求項2記載)のように無線通信システムを構成すれば、車両情報を転送するかしないかを、車両情報毎に切り替えることができ、必要な車両情報を選択的に、路側機に転送させることができて、路側機の処理負荷を抑えることができる。
尚、車両情報に転送指示情報を付す場合には、転送指示情報を高々1ビットで表現できるので、車両情報の送信毎に、車両情報に転送指示情報を付することによる通信量の増加は、微々たるものである。
また、上述の判断手段は、自機の外部情報取得手段が路側機情報を取得する度、今回、自機の外部情報取得手段が取得した路側機情報と、前回、自機の外部情報取得手段が路側機情報を取得した時点から現時点までの期間に、自機の蓄積手段が蓄積した車両情報と、に基づき、当該路側機情報を構成する元となった各車両情報の送信元車載機から、外部情報取得手段が、路側機を介さずに、車両情報を取得した否かを判断する構成にされるのがよい。
そして、車両情報送信手段は、自機の判断手段が車両情報を取得していないと判断すると、自機の外部情報取得手段が次回、路側機情報を取得するまでの期間、車両情報の送信毎に、送信する車両情報に転送指示情報を付して、車両情報及び転送指示情報を送信する構成にされ、車両情報転送手段は、自機の車載機情報取得手段が転送指示情報を取得する度、当該転送指示情報に付されていた車両情報を、無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する構成にされるとよい(請求項3)。
このように構成された無線通信システムによれば、適切なタイミングで、転送するかしないかを切り替えることができる。
また、各車載機には、固有の識別コードを割り当てるのがよく、車両情報送信手段は、少なくとも自車両の位置情報と自機に割り当てられた識別コードの情報とを含む車両情報を、自機の前記無線通信手段を通じて、自車両周囲に送信する構成にされるのがよい。このようにすれば、車両情報に含まれる識別コードを指標にして、判断手段での判断を簡単に行うことができる。
また、各車載機には、路側機から送信された車両情報を、外部情報取得手段が無線通信手段を通じて取得すると、当該車両情報の送信元車載機から、外部情報取得手段が、路側機を介さずに、車両情報を取得した否かを判断する副判断手段を設けるのがよい。そして、車両情報送信手段は、副判断手段が路側機を介さずに車両情報を取得していないと判断すると、自機の無線通信手段を通じ、車両情報の転送を指示する転送指示情報を、自車両周囲に送信する構成にされるのがよい。
このように無線通信システムを構成すれば、車載機が、路側機の電波到達範囲の境界ラインに位置し、路側機情報の受信環境が悪い状況でも、路側機情報の受信を待たずに、迅速に、周囲に対して、自己の存在を知らしめることができる。
以下、本発明の実施例について、図面と共に説明する。
図1は、本実施例の無線通信システム1の構成を表す説明図である。本実施例の無線通信システム1は、主として、交差点付近に設置された路側機100と、交差点を走行する各車両200に設けられた無線通信装置210と、によって構成され、路側機100から、道路交通情報を含んだ路側機配信データを、周辺の無線通信装置210を備えた車両200に配信して、路側機周囲の車両200に道路交通情報を提供すると共に、各車両200に搭載された無線通信装置210を通じ、車両200間で、車両の位置情報を含む車両データの交換を行うものである。
この無線通信システム1を構成する路側機100は、主要道路の交差点や、高層建造物等の電波障害物があり通信環境が好ましくない交差点付近に設置され、信号機の点滅状況を表す道路交通情報を送信する他、車両200間で送受信される車両データの中継を行う。
一方、各車両200の無線通信装置210は、路側機100や他車両の無線通信装置210から受信した情報に基づき、周辺車両の位置を表す周辺車両マップを作成し、これを、自車両に搭載された運転支援装置250やナビゲーション装置260等に提供する構成にされている。これによって、各車両200は、車両の安全確保を目的として、周辺車両に応じた運転支援を行い、更には、周辺車両の情報を、車両乗員に提供する。以下、無線通信装置210が作成(更新)する周辺車両マップを特に「車車間マップ」と表現する。
図2は、路側機100、並びに、車両200に搭載された無線通信装置210及び運転支援装置250及びナビゲーション装置260の構成を示したブロック図である。
図2に示すように、路側機100は、制御部110と、路車間通信部120と、車車間通信中継部130と、を備え、制御部110にて、装置内各部を制御し、上述した路側機100としての機能を実現する。
詳述すると、路車間通信部120は、車両200に搭載される無線通信装置210が備える路車間通信部230と無線通信可能な構成にされており、車車間通信中継部130は、無線通信装置210が備える車車間通信部240と無線通信可能な構成されている。
この他、制御部110は、CPU111、ROM113、及び、RAM115を備え、ROM113が記憶する各種プログラムをCPU111にて実行することにより、上述した機能を実現する。
一方、各車両200は、無線通信装置210と、運転支援装置250と、ナビゲーション装置260と、を備え、無線通信装置210は、運転支援装置250及びナビゲーション装置260と、車内LANを通じて通信可能な構成にされている。
この無線通信装置210は、制御部220と、路車間通信部230と、車車間通信部240と、を備え、制御部220にて、装置内各部を制御し、上述した無線通信装置210としての機能を実現する。
また、路車間通信部230は、路側機100が備える路車間通信部120と無線通信可能な構成にされており、車車間通信部240は、他車両の無線通信装置210が備える車車間通信部240及び路側機100が備える車車間通信中継部130と無線通信可能な構成されている。
この他、制御部220は、CPU221、ROM223、及び、RAM225を備え、ROM223が記憶する各種プログラムをCPU221にて実行することにより、上述した機能を実現する。
また、運転支援装置250は、無線通信装置210が作成した車車間マップを取得し、この車車間マップが示す周辺車両の位置に基づき、車両制御を行うことで、運転者の運転を支援するものである。
この他、ナビゲーション装置260は、地図表示機能や経路案内機能等を有する他、自車両の位置や速度の情報を無線通信装置210に提供する機能、及び、無線通信装置210から提供される車車間マップに基づいて、周辺車両の位置を車両乗員に報知する機能を有する。
具体的に、ナビゲーション装置260は、位置検出器270と、表示装置281と、操作スイッチ群283と、地図データ入力器285と、音出力部287と、装置内各部を統括制御するナビ制御部290と、を備える。
位置検出器270は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波を、GPSアンテナを介して受信して、現在地の緯度・経度及び自車両の速度及び進行方位(方向)を検出するGPS受信機271と、自車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープ273と、自車両の走行距離を検出する距離センサ275と、地磁気から車両の進行方位を検出する地磁気センサ277とを備え、これらの検出信号を、ナビ制御部290に入力する構成にされている。
また、表示装置281は、カラー表示装置であり、液晶モニタ等により構成される。この表示装置281は、ナビ制御部290に制御され、現在位置周囲の地図や、ユーザから指定された目的地までの経路等を画面上に表示する。その他、表示装置281は、自車両が交差点に接近すると、ナビ制御部290に制御されて、交差点周囲の拡大地図を画面上に表示すると共に、上記拡大地図に重ねるようにして、周辺車両の位置を表すマークを、図9(a)に示す態様で、画面上に表示する。
また、操作スイッチ群283は、表示装置281と一体に構成されたタッチパネルと、表示装置281の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチと、から構成され、ユーザインタフェースとして機能する。
その他、地図データ入力器285は、図示しない記憶媒体(CD−ROM、DVD、ハードディスク等)に記憶された地図データ等をナビ制御部290に入力するものである。記憶媒体には、地図データとして、道路の接続関係を表すデータ(リンク及びノードのデータ)、地形データ、施設データ等が記憶され、更には、経路案内用の音声データ等が記憶されている。
また、音出力部287は、スピーカやアンプを備え、ナビ制御部290に制御されて、目的地までの経路に係る案内音声や、無線通信装置210から提供される道路交通情報に基づいた案内音声を出力する。
一方、ナビ制御部290は、CPU、RAM及びROM等を備え(図示せず)、CPUにて各種プログラムを実行することにより、装置内各部を制御し、地図表示機能や経路案内機能等の各種機能を実現する。
例えば、ナビ制御部290は、位置検出器270から入力される検出信号に基づいて自車両の位置及び速度及び進行方位(方向)を特定すると共に、特定した自車両の位置及び速度及び進行方位(方向)の情報を、無線通信装置210に定期的に入力する。
また、ナビ制御部290は、無線通信装置210から車車間マップを取得し、この車車間マップに基づき、自車両が交差点に接近すると、表示装置281を制御して、表示装置281に、交差点周囲の拡大地図を画面に表示させると共に、周辺車両の位置を表すマークを、図9(a)に示すように、拡大地図上に表示させる。また、車車間マップに基づき、自車両との衝突の危険がある車両が存在すると判断した場合には、音出力部287を通じて、警報を出力する。
この他、ナビ制御部290は、地図表示機能として、周知のナビゲーション装置と同様、自車両周囲の地図を、表示装置281の画面上に表示し、経路案内機能として、車両乗員から操作スイッチ群283を通じて入力された目的地までの経路を、表示装置281の画面上に表示し、これを車両乗員に案内する。
ところで、このように構成されたナビゲーション装置260から自車両の位置、速度及び進行方位の情報が定期的に入力される無線通信装置210は、ナビゲーション装置260から取得した自車両の位置、速度及び進行方位の情報を用いて、図3に示す構成の車両データを生成し、これを、車車間通信部240を通じて、自車両周囲にブロードキャスト(送信)する。
図3は、無線通信装置210から送信される車両データの構成を表す説明図である。図3に示すように、車両データは、ヘッダ部とペイロード部とからなり、ヘッダ部には、当該車両データ送信元の無線通信装置210に割り当てられた固有の識別コードである車両ID、及び、当該車両データの送信時刻、及び、路側機100に転送を指示するための中継要求ビット、及び、当該車両データが路側機100から転送されたデータであることを示すための中継表示ビット、及び、当該データが車両データであることを示す情報等が記述される。
また、車両データのペイロード部には、当該車両データ送信元の無線通信装置210が取得した自車両の位置及び速度及び進行方位の情報が、送信元車両の走行状態を表す情報として格納される。
この他、図4(a)は、路側機100から周辺車両に向けて送信される上述の路側機配信データの構成を表す説明図である。図4(a)に示すように、路側機配信データは、ヘッダ部とペイロード部とからなり、ヘッダ部には、当該路側機配信データの送信時刻や当該データが路側機配信データであることを示す情報等が記述される。
また、路側機配信データのペイロード部には、路側機100が周辺車両から受信した車両データに基づいて作成(更新)した周辺車両の位置を表す周辺車両マップ(以下、路側機100が作成(更新)する周辺車両マップを特に、「路車間マップ」と表現する。)と、信号機の点滅状況等を表す道路交通情報と、が格納される。
また、図4(b)は、路側機100及び無線通信装置210が作成する周辺車両マップの構成を表す説明図である。
本実施例において、周辺車両マップは、無線通信装置210の制御部220又は路側機100の制御部110によって作成・更新されるが、この周辺車両マップは、作成元が、車両データを受信する度に、この車両データに記述された車両ID及び車両データの送信時刻及び送信元車両の位置・速度・進行方位の情報を記述してなるレコードを、テーブルに登録することにより更新される。即ち、周辺車両マップは、上記レコードがレコード番号に関連付られて一つ又は複数個登録されてなるテーブルとして構成される。
上述した路側機配信データには、路車間マップとして、路側機100が作成した図4(b)に示す構成の周辺車両マップが格納され、路側機100から周辺車両に配信される。
尚、無線通信装置210が作成・更新する周辺車両マップ(車車間マップ)は、無線通信装置210の起動時、RAM225に、空のテーブルとして作成されて、以後、制御部220の動作により、更新される。また、路側機100が作成・更新する周辺車両マップ(路車間マップ)は、路側機100の起動時、RAM115に、空のテーブルとして作成されて、以後、制御部110の動作により、更新される。
ところで、本実施例の無線通信システム1では、図1に示すように、交差点等で、その付近にある高層建造物が電波障害物となって、直交する道路を走行する車両間で、各車両が互いに接近しているにも拘らず、無線通信装置210を介し、直接車両データの交換ができない場合がある。
また、電波障害物の有無に拘らず、直交する道路を走行する車両間では、その速度ベクトルの差から短時間で衝突する危険があるので、可能な限り早く互いが、直交する車両の位置や速度を、認識できるのが好ましい。
このため、本実施例では、路側機100から上述の路車間マップを、交差点周囲の車両に配信するのであるが、従来技術の課題として上述したように、路側機100からは、処理負荷や通信資源の問題から高頻度に路車間マップを配信することができないため、車車間通信では、死角になっている車両の状況を、路側機100から提供される路車間マップにより、各車両において把握しようとすると、各車両において、周辺車両の状況把握が遅れがちになる。
そこで、本実施例では、上述したように車両データに中継要求ビットを設け、中継要求ビットの値を「0」又は「1」に切り替えることにより、転送の必要性が高い車両データを選択的に、路側機100に中継(転送)させるようにした。これにより、本実施例では、路側機100を中継機として有効に用いて、車車間通信での死角を排除する。以下では、この点についての詳細を、図5〜図10を用いて説明する。
図5は、路側機100の制御部110がCPU111にて繰返し実行する路側機通信処理を表すフローチャートである。
CPU111は、この路側機通信処理を開始すると、まず、路側機配信データの送信タイミングが到来するか、若しくは、車車間通信中継部130が自機周囲の車両から車両データを受信するまで待機する(S110〜S115)。尚、本実施例において、路側機配信データの送信タイミングは、所定周期T0で周期的に到来するものとする。
そして、路側機配信データの送信タイミングが到来したと判断すると(S110でNo)、CPU111は、RAM115に保持する路車間マップを、RA115から読み出し、この路車間マップと最新の道路交通情報とを格納した上述の路側機配信データを生成し(S120)、これを、路車間通信部120を介して、当該路側機100周囲にブロードキャストする(S130)。その後、当該路側機通信処理を一旦終了する。尚、路側機配信データに格納したレコードについては、当該路側機配信データの送信後、路車間マップから破棄するものとする。
一方、CPU111は、車車間通信中継部130が自機周囲の車両から車両データを受信すると、車車間通信中継部130から車両データを取得すると共に、取得した車両データに基づいて、RAM115に保持する路車間マップを更新する(S140)。
具体的に、S140では、RAM115が記憶する路車間マップ内に、取得した車両データが示す車両IDと同一の車両IDを示すレコードがあるか否かを判断し、同一の車両IDを示すレコードがあると判断した場合には、そのレコード内の各値を、取得した車両データが示す値に更新する。
一方、周辺車両マップ内に、取得した車両データが示す車両IDと同一の車両IDを示すレコードが存在しない場合には、取得した車両データが示す車両ID及び当該車両データの送信時刻及び送信元車両の位置・速度・進行方位の情報を記述した上述のレコードを新規に生成し、これをRAM115が記憶する路車間マップに登録する。これによって、CPU111は、RAM115が記憶する路車間マップを更新する。その後、S150に移行する。
また、S150に移行すると、CPU111は、取得した車両データの中継要求ビットが値1であるか否かを判断する。尚、中継要求ビット及び中継表示ビットは、値0又は値1のいずれかを採るものとする。
そして、取得した車両データの中継要求ビットが値1であると判断すると(S150でYes)、当該車両データの転送が指示されていると取り扱って、S160に移行し、取得した車両データの中継要求ビットを値0に変更すると共に、当該車両データの中継表示ビットを値1に変更することによって、取得した車両データを編集する。そして、編集後の車両データを、転送用の車両データと取り扱って、この転送用の車両データを、車車間通信中継部130を通じ、路側機100周囲にブロードキャストする(S170)。その後、当該路側機通信処理を一旦終了する。
一方、中継要求ビットが値0であると判断すると(S150でNo)、CPU111は、S160及びS170の処理を実行することなく、当該路側機通信処理を一旦終了する。即ち、取得した車両データを転送することなく、当該路側機通信処理を一旦終了する。その後、CPU11は、当該路側機通信処理をS110から実行する。
以上が、路側機100の制御部110にて実行される処理の内容である。
また、このように動作する路側機100に対し、各車両200の無線通信装置210は、制御部220にて、次に説明する車載機受信処理及び車載機送信処理を実行する。図6(a)は、制御部220がCPU221にて繰返し実行する車載機受信処理を表すフローチャートである。
車載機受信処理を開始すると、CPU221は、まず、車車間通信部240が自車両周囲から車両データを受信するか、路車間通信部230が自車両周囲の路側機100から路側機配信データを受信するまで待機する(S310〜S315)。
そして、車車間通信部240が自車両周囲から車両データを受信すると、車車間通信部240から、この車両データを取得し、この車両データが、中継表示ビットが値1に設定された車両データであるか否かを判断する(S320)。そして、取得した車両データが、中継表示ビットが値1に設定された車両データであると判断すると(S320でYes)、当該車両データが路側機100から中継された車両データであるとして、S325に移行する。
一方、取得した車両データが、中継表示ビットが値0に設定された車両データであると判断すると(S320でNo)、当該車両データが、路側機100を介さず直接車車間通信部240により受信された車両データであるとして、S330に移行する。
また、S325に移行すると、CPU221は、取得した車両データが示す「車両ID及び送信時刻」と同一の「車両ID及び送信時刻」を示すレコードが、RAM225が記憶する車車間マップに登録されているか否かを判断することによって、取得した車両データが既に車車間マップに登録された重複データであるか否かを判断する。
そして、取得した車両データが既に車車間マップに登録された重複データであると判断すると(S325でYes)、取得した車両データを破棄して(S335)、当該車載機受信処理を一旦終了する。一方、取得した車両データが重複データではないと判断すると(S325でNo)、S330に移行する。
また、S330では、取得した車両データに基づいて、RAM225が記憶する車車間マップを更新する。具体的に、S330では、RAM225が記憶する車車間マップ内に、取得した車両データが示す車両IDと同一の車両IDを示すレコードがあるか否かを判断し、同一の車両IDを示すレコードがあると判断した場合には、そのレコード内の各値を、取得した車両データが示す値に更新する。
一方、車車間マップ内に、取得した車両データが示す車両IDと同一の車両IDを示すレコードが存在しない場合には、取得した車両データが示す車両ID及び当該車両データの送信時刻及び送信元車両の位置・速度・進行方位の情報を記述したレコードを新規に生成し、これをRAM225が記憶する車車間マップに登録する。これによって、CPU221は、RAM225が記憶する車車間マップを更新する。
また、このようにして、S330での処理を終えると、CPU221は、S333に移行し、RAM225が記憶する転送履歴テーブルを更新する。図6(b)は、RAM225が記憶する転送履歴テーブルの構成を表す説明図である。
図6(b)に示すように、転送履歴テーブルは、RAM225が記憶する車車間マップに登録されたレコード毎に、当該レコードが路側機100より転送された車両データに基づいて登録・更新されたものであるか否かを表す転送有無データを有する。
この転送有無データは、値0又は値1を採り、対応する車車間マップのレコードが、路側機100を介して取得された車両データに基づいて登録・更新されたものであることを、値1で表現し、対応する車車間マップのレコードが、路側機100を介さず直接取得された車両データに基づいて登録・更新されたものであることを値0で表現する。
即ち、S333では、直前のS320でNoと判断した場合、直前のS330で登録・更新したレコードに対応する転送有無データを、値0に設定し、直前のS320でYesと判断した場合、直前のS330で登録・更新したレコードに対応する転送有無データを、値1に設定する。
また、このようにして、S333での処理を終えると、CPU221は、S395に移行し、S330で更新した車車間マップを、運転支援装置250及びナビゲーション装置260に入力する。その後、当該車載機受信処理を一旦終了する。
また、CPU221は、路車間通信部230が自車両周囲の路側機100から路側機配信データを受信すると、路車間通信部230から路側機配信データを取得すると共に、取得した路側機配信データに含まれる道路交通情報を、ナビゲーション装置260に入力する(S340)。
この他、CPU221は、S340での処理を終えると、S350に移行し、取得した路側機配信データに含まれる路車間マップと、RAM225が記憶する車車間マップと、を用いて、図7に示すマップ比較処理を実行し、路車間マップにあって車車間マップにない車両のレコードを検出する。
図7は、CPU221が、S350で実行するマップ比較処理を表すフローチャートである。このマップ比較処理を開始すると、CPU221は、まず、路側機100から取得した路車間マップに登録されているレコードの一つを、検索対象に設定し(S410)、RAM225が記憶する車車間マップに、検索対象と車両IDが同一のレコードがあるか否かを判断する(S420)。
そして、同一のレコードがあると判断すると(S420でYes)、S425に移行し、同一のレコードがないと判断すると(S420でNo)、S430に移行する。
また、S425に移行すると、CPU221は、車車間マップに存在する、上記検索対象と車両IDが同一のレコードを参照し、当該レコードが示す送信時刻の情報に基づいて、このレコードが古いデータであるか否かを判断する。
具体的に、S425では、前回路側機100から取得した路側機配信データの送信時刻よりもレコードが示す送信時刻が過去の時刻である場合、当該レコードが古いデータであると肯定判断し、このレコードが示す送信時刻がそれ以外の時刻である場合には、否定判断する。
そして、肯定判断すると(S425でYes)、S430に移行し、否定判断すると(S425でNo)、S427に移行する。但し、上記判断の基準となる「前回路側機100から取得した路側機配信データの送信時刻」が不明である場合には、S425で形式的に否定判断する。
また、S427に移行すると、CPU221は、車車間マップに存在する、上記検索対象と車両IDが同一のレコードに対応する転送有無データを、RAM225が記憶する転送履歴テーブルにおいて参照し、車車間マップに存在する、上記検索対象と車両IDが同一のレコードが、路側機100を介さずに取得された車両データに基づいて更新されたレコードであるか否かを判断する。具体的には、対応する転送有無データが値0であるか否かを判断する。
そして、車車間マップに存在する、上記検索対象と車両IDが同一のレコードが、路側機100を介さずに取得された車両データに基づいて更新されたレコードであると判断すると(S427でYes)、CPU221は、S440に移行し、路側機100を介さずに取得された車両データに基づいて更新されたレコードではないと判断すると(S427でNo)、S430に移行する。
また、S430に移行すると、CPU221は、検索対象のレコードに対応する車両が、車車間マップに欠けていると判定し、その判定結果をRAM225に一時記憶する。その後、S440に移行する。
また、S440に移行すると、CPU221は、路車間マップに登録されているレコードの全てを検索対象に設定したか否かを判断し、全てを検索対象に設定していない場合には(S440でNo)、S410に移行して、検索対象に未設定のレコードを路車間マップから一つ選択し、これを検索対象に設定して、S420以降の処理を実行する。
そして、全てを検索対象に設定したと判断すると(S440でYes)、当該マップ比較処理を終了する。
以上がマップ比較処理の内容であるが、ここで、このマップ比較処理の内容について、具体例を挙げて、説明する。
図8は、路側機100及び車両200A及び車両200Bの夫々の位置関係及び無線電波の到達範囲を示した説明図である。また、図9(a)は、図8に示す環境で路側機100が作成する路車間マップが示す周辺車両の位置を二次元配置した図であり、図9(b)は、図8に示す環境で車両200Aが作成する車車間マップが示す周辺車両の位置を二次元配置した図である。
図8においては、路側機100と車両200A,Bとの無線電波到達範囲(半径)が異なる例を示すが、路側機100及び車両200A,Bの無線電波到達範囲(半径)は、同一にされてもよい。
図8に示す例では、路側機100が車両200A及び車両200Bから送信される車両データを受信可能な環境にあるものの、車両200A及び車両200Bの夫々が互いの無線電波到達範囲に位置せず、直接車車間通信できる環境にない。このため、車両200Aでは、路側機100から取得できる路車間マップと、自己で作成した車車間マップとが一致せず、車車間マップにおいて、路車間マップに存在する車両の情報が欠けることになる。
このような状況下で、車両200Aの制御部220は、マップ比較処理を実行することにより、その欠けている車両200Bを特定する。
このようにして、S350でのマップ比較処理を実行し終えると、CPU221は、S360に移行し、マップ比較処理の結果に基づいて、車車間マップに欠けている車両があるか否かを判断する。具体的に、S360では、直前に実行したマップ比較処理で、S430の処理が実行されている場合に、車車間マップに欠けている車両があると判断し、直前に実行したマップ比較処理で、S430の処理が実行されていない場合に、車車間マップに欠けている車両はないと判断する。
そして、欠けている車両があると判断すると(S360でYes)、CPU221は、S370に移行し、S430で欠けていると判定された各車両のレコードを路車間マップから読み出し、読み出したレコードを、RAM225が記憶する車車間マップに登録することによって、車車間マップを補正する。
即ち、路側機100から取得した路車間マップが有する上記欠けている車両のレコードのコピーを、RAM225が記憶する車車間マップに登録することにより、車車間マップを補正する。
但し、上記欠けている車両のレコードが、車車間マップにおいて「古いデータ」として登録されている場合には、その古いデータに上書きするようにして、路車間マップが有する上記欠けている車両のレコードのコピーを、車車間マップに書き込む。
この他、上記欠けている車両のレコードが、車車間マップにおいてS427でNoと判断される類のレコードとして、車車間マップに登録されている場合には、路車間マップが有するコピー対象のレコードが、車車間マップが有する対応するレコードよりも送信時刻の新しいものである場合に限って、この路車間マップが有する上記欠けている車両のレコードのコピーを、車車間マップが有する対応するレコードに上書きする。
また、この際に、車車間マップに書き込んだレコードについては、当該レコードに対応する転送有無データを、値1として、転送履歴テーブルに登録することで、転送履歴テーブルを更新する。
このようにして、車車間マップを補正し、転送履歴テーブルを更新すると、CPU221は、RAM225が記憶する中継要求フラグをオンに対応する値に設定することによって、当該中継要求フラグをオンに設定する(S375)。尚、中継要求フラグは、無線通信装置210の起動時、初期値として、オフに設定されるものとする。
その後、CPU221は、S390に移行し、今回取得した路側機配信データの送信時刻の情報をRAM225に記憶保持する。この後には、S395に移行して、補正後の車車間マップを、運転支援装置250及びナビゲーション装置260に入力し、当該車載機受信処理を一旦終了する。
一方、欠けている車両がないと判断すると(S360でNo)、CPU221は、S380に移行し、現在、RAM225が記憶する中継要求フラグがオンに設定されているかを判断する。
そして、中継要求フラグがオンに設定されていると判断すると(S380でYes)、RAM225が記憶する中継要求フラグをオフに対応する値に設定することによって、当該中継要求フラグをオフに設定する(S385)。その後、S390に移行する。一方、中継要求フラグがオフに設定されていると判断すると(S380でNo)、CPU221は、S385の処理を実行せずに、S390に移行する。
また、S390に移行すると、CPU221は、上述したように、今回取得した路側機配信データの送信時刻の情報をRAM225に記憶保持した後、RAM225が記憶する現在の車車間マップを、運転支援装置250及びナビゲーション装置260に出力し(S395)、当該車載機受信処理を一旦終了する。
以上、CPU221が実行する車載機受信処理について説明したが、この他に、CPU221は、図10に示す車載機送信処理を、上記車載機受信処理と並行して繰返し実行する。図10は、制御部220のCPU221が繰返し実行する車載機送信処理を表すフローチャートである。
図10に示す車載機送信処理を開始すると、CPU221は、車両データの送信タイミングが到来するまで待機する(S510)。尚、本実施例において、車両データの送信タイミングは、路側機配信データの送信周期T0よりも十分に短い周期T1(<<T0)に設定され、当該周期T1で、周期的に到来するものとする。
そして、車両データの送信タイミングが到来したと判断すると(S510でYes)、CPU221は、S520に移行し、RAM225が記憶する中継要求フラグがオンに設定されているか否かを判断する。尚、中継要求フラグは、上述したように、S375及びS385の処理により切り替えられるものである。
そして、RAM225が記憶する中継要求フラグがオンに設定されていると判断すると(S520でYes)、CPU221は、現時点でナビゲーション装置260から得られた自車両の位置・速度・進行方位についての最新の情報を、ペイロード部に格納した車両データであって、ヘッダ部における中継要求ビットを値1に設定した車両データを生成し(S540)、これを、車車間通信部240を通じて、自車両周囲にブロードキャストする(S550)。その後、CPU221は、当該車載機送信処理を一旦終了し、再度、S510から処理を再開する。
尚、S540では、予めROM223に記録されている当該無線通信装置210に割り当てられた装置固有の車両IDを読み出し、これをヘッダ部に記述すると共に、現在時刻を、車両データの送信時刻としてヘッダ部に記述し、更に、中継表示ビットを値0に設定して、上述の車両データを生成する。
一方、S520において、RAM225が記憶する中継要求フラグがオフに設定されていると判断すると(S520でNo)、CPU221は、S530に移行し、現時点でナビゲーション装置260から得られた自車両の位置・速度・進行方位についての最新の情報を、ペイロード部に格納し、ヘッダ部における中継要求ビットを値0に設定した車両データを生成する。尚、ヘッダ部におけるその他の記述は、S540での処理と同一である。
S530では、このようにして車両データを生成し、S530での処理を終えると、CPU221は、S530で生成した車両データを、車車間通信部240を通じ、自車両周囲にブロードキャストする(S550)。その後、当該車載機送信処理を一旦終了する。
以上、本実施例の無線通信システム1の構成について説明したが、この無線通信システム1では、各車両200の無線通信装置210が、車車間通信部240を通じて自車両の走行状態を表す車両データを自車両周囲に送信すると共に(S550)、自車両周囲に位置する他車両の無線通信装置210から車両データを取得し(S310)、これを蓄積することによって、車車間マップを生成する(S330)。
また、各車両200の無線通信装置210は、路側機100から周囲に定期的に送信される路側機配信データを、路車間通信部230を通じて受信することにより、自車両周囲に位置する路側機100から路車間マップを取得する。
そして、各無線通信装置210は、路側機100から路車間マップを取得する度(S315でYes)、車車間マップと今回取得した路車間マップとの比較によって、前回、路側機100から受信した路側機配信データの当該受信時点から現時点までの期間に、今回取得した路車間マップを構成する各レコードに対応する車両データの送信元車両の無線通信装置210から、路側機100を介さずに車両データを取得できたか否かを判断する(S350,S360)。
そして、路側機100を介さずに車両データを取得できていない車両がある場合、無線通信装置210は、中継要求フラグをオンに設定して(S375)、次の路車間マップが路側機100より送信されてくるまでの期間、送信する車両データの中継要求ビットを値1に設定する(S540)。これにより、路側機100に対し、自車両の車両データの転送を指示する。
路側機100は、この中継要求ビットが値1に設定された車両データを受信すると、当該車両データを、車車間通信中継部130を通じて自機周囲に送信することにより(S170)、この車両データの送信元車両において車車間通信では認識できない車両が、この車両データを、路側機100を介して受信できるようにする。
勿論、路側機100は、路側機配信データの送信周期T0とは関係なく、中継要求ビットが値1に設定された車両データを受信すると、即座に、この車両データを、車車間通信中継部130を通じて転送する。
ある車両200Aで、直接の車車間通信では認識できない車両200Bがある場合には、当然のことながら、その認識できない車両200Bにおいても、直接の車車間通信では、車両200Aを認識できない。従って、このような場合には、各車両200A,200Bが上述のように路側機100に対して車両データの転送を指示し、結果として、車両200A及び車両200B間では、路側機100を中継機とした間接的な車車間通信が実現され、直接の車車間通信では実現できない車両データの交換が、路側機100を介して実現されることになる。
このように、本実施例の無線通信システム1によれば、路側機100に大きな負荷をかけず、転送が必要な車両データのみを、選択的に、路側機100に転送させることができて、路側機100を有効に、車車間通信における中継機として利用し、交差点付近の各車両200の存在を、路側機100を介さずには車両データを授受できない車両に対して、高速に知らしめることができる。
路側機100を介さずには各車両200が互いを認識できない状況においては、周辺車両マップを高頻度に路側機100から送信することによって、各車両200に、車車間通信では死角となっている車両の走行状況を通知することができるが、このようにすると、車両データと比較して周辺車両マップのデータ量が多いことから、路側機100からの通信量が膨大になり、結果として、通信資源が枯渇する。
換言すれば、路側機100から周辺車両マップを送信するに当たっては、その送信周期T0を早めるにも限界があり、従来技術のように路側機100からの周辺車両マップのみに頼って、車車間通信では死角になっている車両の走行状況を、各車両200にて認識しようとすると、その車両200の走行状況の認識が遅れることになる。
また、常に路側機100に無線通信装置210から送信された車両データを転送させると、路側機100周囲に高密度に車両が存在する場合に、その車両データを全て円滑に転送することができない。また、路側機100の処理負荷が高くなるため、路側機100に高速処理可能なCPU等を用いる必要があり、路側機100の設置コストが上がる。
これに対し、本実施例によれば、上述したように転送が必要な車両データのみを路側機100に中継させるようにしているので、従来技術の問題を解決して、直接の車車間通信では死角になっている車両の認識を、各車両に高精度及び高速に実行させることができる。
[変形例]
続いて、上記実施例の変形例について、図11を用いて説明する。図11は、変形例の車載機受信処理の一部を抜粋して表したフローチャートである。変形例の無線通信システム1は、上述の実施例に対して、無線通信装置210のCPU221が実行する車載機受信処理の一部内容が異なる程度である。従って、ここでは、車載機受信処理における上記実施例との相違点を、選択的に説明する。
変形例では、車車間通信部240が自車両周囲から車両データを受信すると、図11に示すように、CPU221が、車車間通信部240から車両データを取得して、上記実施例と同様の判断を実行する(S320)。
そして、取得した車両データが、中継表示ビットが値1に設定された車両データであると判断すると(S320でYes)、S325に移行し、取得した車両データが既に車車間マップに登録された重複データであるか否かを判断する。そして、取得した車両データが重複データであると判断すると(S325でYes)、S335に移行する。
一方、取得した車両データが重複データではないと判断すると(S325でNo)、CPU221は、S327に移行し、RAM225が記憶する上述の中継要求フラグをオンに設定する。
ここで、中継要求フラグをオンに設定するのは、路側機配信データを受信できない場合に対処するためである。路側機100を介して車両データを受信したということは、他車両が、車車間通信で直接、車両データを受信することができない車両を検出しているということである。そして、その直接受信することのできない車両が、自車両である場合には、自車両も車車間通信で他車両の車両データを受信することができないのが通常であり、路側機100から路車間マップを受信した場合には、S375で、中継要求フラグがオンに設定されるはずである。
しかしながら、自車両が、路側機100から送信される路側機配信データの到達範囲の境界に存在する場合には、路側機100から路車間マップを受信することができなかったのに、路側機100から中継される車両データを受信することができる場合がある。この場合には、次の路車間マップの受信まで待ち、S360の判断を経て、中継要求フラグをオンに設定するよりも、S327でオンに設定したほうが、他車両の車車間マップを迅速に補正できる。
そこで、本変形例では、路側機100から中継された車両データを受信し、且つ、その車両データを送信元車両から車車間通信にて直接受信できなかった場合、中継要求フラグをオンに設定するようにしている。このようにして、S327で中継要求フラグをオンにすると、それ以降では、上述したように、S520でYesと判断され、自車両の車両データが、中継要求ビットが値1に設定された状態で、周囲に送信されることになる。
S327での処理を終えると、CPU221は、S330に移行する。一方、取得した車両データが、中継表示ビットが値0に設定された車両データである場合(S320でNo)、CPU221は、S327の処理を実行することなく、S330に移行する。その後、後続の処理を実行する。
以上に、変形例について説明したが、変形例によれば、路車間マップの受信環境が好ましくない状態でも、適切に、必要な車両データを路側機100に中継させることができて、車両安全確保の点から好ましい。
[他の変形例]
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施例では、車両IDを指標にして、車車間マップに欠けている車両があるかどうかを判定するようにしたが、車両データには、車両IDを付さないようにし、車車間マップと路車間マップとの比較においては、車両データに含まれる送信時刻及び位置及び速度の情報から、同一車両のレコードを特定し、車車間マップに欠けている車両があるかどうかを判定するようにしてもよい。
尚、この場合には、無線通信装置210で車車間マップを更新する場合、及び、路側機100で路車間マップを更新する場合とも、車両データを受信する度に、これに対応するレコードを周辺車両マップに追加登録することにより、車車間マップ及び路車間マップを更新することになる。
[特許請求の範囲との対応関係]
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明の車載機は、無線通信装置210に相当し、車載機が備える無線通信手段は、路車間通信部230及び車車間通信部240に相当し、路側機が備える無線通信手段は、路車間通信部120及び車車間通信中継部130に相当する。
また、本発明の車両情報送信手段は、制御部220が実行する車載機送信処理によって実現され、外部情報取得手段は、路車間通信部230及び車車間通信部240が受信した情報を取得する制御部220の動作にて実現されている。この他、車載機が備える蓄積手段は、RAM225が記憶する車車間マップに車両データを蓄積するS330の処理にて実現されている。
また、車載機情報取得手段は、路車間通信部120及び車車間通信中継部130が受信した情報を取得する制御部110の動作によって実現され、路側機が備える蓄積手段は、RAM115が記憶する路車間マップに車両データを蓄積するS140の処理にて実現されている。
この他、路側機情報送信手段は、制御部110が実行するS110〜S130の処理によって実現され、車両情報転送手段は、制御部110が実行するS150〜S170の処理によって実現されている。そして、車載機が備える判断手段は、制御部220が実行するS350,S360,S375,S380,S385の処理によって実現され、副判断手段は、制御部220が実行するS325,S327の処理によって実現されている。
本実施例の無線通信システム1の構成を表す説明図である。 路側機100及び車両200に搭載された無線通信装置210の構成を示したブロック図である。 車両データの構成を表す説明図である。 路側機配信データの構成(a)及び周辺車両マップの構成(b)を表す説明図である。 制御部110が実行する路側機通信処理を表すフローチャートである。 制御部220が実行する車載機受信処理を表すフローチャート(a)及び転送履歴テーブルの構成を表す説明図(b)である。 制御部220が実行するマップ比較処理を表すフローチャートである。 路側機100及び車両200A及び車両200Bの夫々の位置関係及び無線電波の到達範囲を示した説明図である。 周辺車両マップが示す周辺車両の位置を二次元配置した図である。 制御部220が実行する車載機送信処理を表すフローチャートである。 変形例の車載機受信処理を一部抜粋して表すフローチャートである。
符号の説明
1…無線通信システム、100…路側機、110,220…制御部、111,221…CPU、113,223…ROM、115,225…RAM、120,230…路車間通信部、130…車車間通信中継部、200…車両、210…無線通信装置、240…車車間通信部、250…運転支援装置、260…ナビゲーション装置、270…位置検出器、271…GPS受信機、273…ジャイロスコープ、275…距離センサ、277…地磁気センサ、281…表示装置、283…操作スイッチ群、285…地図データ入力器、287…音出力部、290…ナビ制御部

Claims (5)

  1. 車両の走行路周辺に設置される路側機と、前記走行路を走行する各車両に搭載される車載機と、からなり、前記各車両の車載機は、前記路側機及び他車両の前記車載機と無線通信可能な無線通信手段を備え、前記路側機は、前記各車両の車載機と無線通信可能な無線通信手段を備えた無線通信システムであって、
    前記各車載機は、
    自機が搭載された車両である自車両の位置情報を少なくとも含む自車両の走行状態を表す車両情報を、自機の前記無線通信手段を通じて、自車両周囲に送信する車両情報送信手段と、
    自車両周囲に存在する前記車載機及び前記路側機から送信される情報を、自機の前記無線通信手段を通じて取得する外部情報取得手段と、
    前記外部情報取得手段が他車両の前記車載機から取得した前記車両情報を蓄積する蓄積手段と、
    を備え、
    前記路側機は、
    自機周囲に存在する前記車載機から送信された情報を、自機の前記無線通信手段を通じて取得する車載機情報取得手段と、
    前記車載機情報取得手段が取得した前記車両情報を蓄積する蓄積手段と、
    所定期間毎に、自機の前記蓄積手段が蓄積した前記路側機周囲に存在する車両の前記車両情報をまとめてなる路側機情報を、自機の前記無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する路側機情報送信手段と、
    前記車載機情報取得手段が自機周囲に存在する前記車載機から前記車両情報の転送を指示する転送指示情報を取得すると、前記転送指示情報の送信元車載機から受信した前記車両情報を個別に、自機の前記無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する車両情報転送手段と、
    を備え、
    更に、
    前記各車載機は、自機の前記外部情報取得手段が前記路側機から取得した前記路側機情報、及び、自機の前記蓄積手段により蓄積された前記車両情報、に基づき、当該路側機情報を構成する元となった各車両情報の送信元車載機から、前記外部情報取得手段が、前記路側機を介さずに、前記車両情報を取得した否かを判断する判断手段を備え、
    前記各車載機が備える前記車両情報送信手段は、自機の前記判断手段が前記車両情報を取得していないと判断すると、自機の前記無線通信手段を通じて、前記車両情報の転送を指示する前記転送指示情報を、自車両周囲に送信する構成にされていること
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 前記車両情報送信手段は、自機の前記判断手段が前記車両情報を取得していないと判断している期間、前記車両情報の送信毎に、送信する前記車両情報に前記転送指示情報を付して、前記車両情報及び前記転送指示情報を送信する構成にされ、
    前記車両情報転送手段は、自機の前記車載機情報取得手段が前記転送指示情報を取得する度、当該転送指示情報に付されていた前記車両情報を、前記無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する構成にされていること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記判断手段は、自機の前記外部情報取得手段が前記路側機情報を取得する度、今回、自機の前記外部情報取得手段が取得した前記路側機情報と、前回、自機の前記外部情報取得手段が前記路側機情報を取得した時点から現時点までの期間に、自機の前記蓄積手段が蓄積した前記車両情報と、に基づき、当該路側機情報を構成する元となった各車両情報の送信元車載機から、前記外部情報取得手段が、前記路側機を介さずに、前記車両情報を取得した否かを判断する構成にされ、
    前記車両情報送信手段は、自機の前記判断手段が前記車両情報を取得していないと判断すると、自機の前記外部情報取得手段が次回、前記路側機情報を取得するまでの期間、前記車両情報の送信毎に、送信する前記車両情報に前記転送指示情報を付して、前記車両情報及び前記転送指示情報を送信する構成にされ、
    前記車両情報転送手段は、自機の前記車載機情報取得手段が前記転送指示情報を取得する度、当該転送指示情報に付されていた前記車両情報を、前記無線通信手段を通じて、自機周囲に送信する構成にされていること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記各車載機には、固有の識別コードが割り当てられており、
    前記車両情報送信手段は、少なくとも自車両の位置情報と自機に割り当てられた識別コードの情報とを含む前記車両情報を、自機の前記無線通信手段を通じて、自車両周囲に送信する構成にされ、
    前記判断手段は、前記車両情報に含まれる識別コードを指標にして前記判断を行うこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無線通信システム。
  5. 前記各車載機は、自機の前記外部情報取得手段が、前記路側機から送信された車両情報を、自機の前記無線通信手段を通じて取得すると、当該車両情報の送信元車載機から、自機の前記外部情報取得手段が、前記路側機を介さずに、前記車両情報を取得した否かを判断する副判断手段を備え、
    前記各車載機が備える前記車両情報送信手段は、自機の前記副判断手段が前記路側機を介さずに前記車両情報を取得していないと判断すると、自機の前記無線通信手段を通じて、前記車両情報の転送を指示する前記転送指示情報を、自車両周囲に送信する構成にされていること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
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