JP2006310056A - 電池パック装置、電池パック温度調整方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

電池パック装置、電池パック温度調整方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図る電池パック装置を提供する。
【解決手段】 本発明の電池パック装置は、組電池、複数の媒体送給部、1つ以上の温度検出部、記憶部及び制御部を有する。媒体送給部は組電池に媒体を送給することによって組電池の一部又は全部の温度を調整する。温度検出部は各組電池の温度をそれぞれ検出する。記憶部は組電池の温度にそれぞれ対応付けられた複数の媒体送給部の回転数レベルを記憶する。制御部は温度検出部によってそれぞれ検出された組電池の各温度に対応する複数の媒体送給部の各回転数レベルを記憶部からそれぞれ読み出し記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で選択されるように複数の媒体送給部をそれぞれ制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電池パック装置、電池パック温度調整方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体に関する。
近年、二次電池の大容量化及び大電流化に伴って、これら二次電池を複数個直列接続した構成の組電池を有する電池パックでの充放電時の発熱量は大きくなりつつある。そのため、電池パック装置においては、組電池を冷却するための冷却装置の冷却能力の向上が求められている。
電池パック装置において、冷却装置は、温度検出素子等によって組電池の温度が上昇したことを検出すると、ファン等を回転させて組電池近傍に冷却風を送給することで、組電池の一部又は全部を冷却する。発熱量の大きい組電池では単一の組電池に対して複数のファンが設けられる。また、複数の組電池を有する構成の電池パック装置では、各組電池に対してそれぞれファンが設けられる。
上記のような複数のファンを備えた電池パック装置においては、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによって、大きな騒音が発生する。
特許文献1に記載されている従来例の機器の冷却方法は、同型の複数のファンを制御する場合に、各ファンの回転数がそれぞれ異なるように制御する。これにより、各ファンによる騒音のピーク周波数をずらし、低騒音化を図るものであった。
特開平9−250497号公報
しかしながら、従来例の機器の冷却方法では、冷却用空気又はガス等の冷却媒体を送給する複数のファンにおいて、回転数の異なるファン間で冷却能力に差が生じ、冷却対象である組電池が均一に冷却されない、という問題があった。また、回転数の異なる複数のファンの回転による合成振動周波数が筐体の共振点周波数と一致した場合、さらに騒音及び振動が増大される、という問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図る電池パック装置、電池パック温度調整方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体を提供することを課題とする。
また、本発明は、冷却対象又は加熱対象を均一に冷却又は加熱できる電池パック装置、電池パック温度調整方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体を提供することを課題とする。
上記問題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
請求項1に記載の電池パック装置は、複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルを記憶する記憶部、及び前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、を備えた電池パック装置であって、前記制御部は、前記温度検出部によってそれぞれ検出された前記組電池の各温度に対応する前記複数の媒体送給部の各回転数レベルを前記記憶部からそれぞれ読み出し、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するよう構成される。
「媒体」とは、冷却用又は加熱用の、空気及び非可燃性ガス等を言う。
「媒体送給部」とは、典型的にはファン、送風機等であり、回転子の回転によって媒体を送給する。
「回転数レベル」とは、ある回転数を含む、媒体送給部の回転数の所定の範囲を言う。
上記の構成によれば、全ての媒体送給部が同時に同じ回転数レベルで回転することがない。したがって、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによって、大きな騒音が発生することはない。
この発明によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ることができる。
請求項2に記載の電池パック装置は、上記の請求項1に記載の電池パック装置において、前記制御部は、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する。
上記の構成によれば、記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するため、冷却対象又は加熱対象である組電池に対して冷却又は加熱のばらつきが生じることはない。
この発明によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ると共に、冷却対象又は加熱対象を均一に冷却又は加熱して温度調整できる電池パック装置を実現することができる。
請求項3に記載の電池パック装置は、複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルを各媒体送給部に対して少なくとも前記媒体送給部の数以上記憶する記憶部、及び前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、を備えた電池パック装置であって、前記制御部は、前記温度検出部によってそれぞれ検出された前記組電池の各温度に対応する前記複数の媒体送給部の各回転数レベルを前記記憶部からそれぞれ読み出し、前記記憶部から読み出した各回転数レベルのうち少なくとも2つが一致した場合、各媒体送給部で互いに異なる回転数レベルが選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するよう構成される。
上記の構成によれば、各媒体送給部が互いに異なる回転数レベルで回転するため、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによって、大きな騒音が発生することはない。この発明によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図る。
請求項4に記載の電池パック装置は、上記の請求項3に記載の電池パック装置において、前記制御部は、前記記憶部から読み出した各回転数レベルのうち少なくとも2つが一致した場合、各媒体送給部で互いに異なる回転数レベルが所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する。
上記の構成によれば、記憶部から読み出した各回転数レベルのうち少なくとも2つが一致した場合、各媒体送給部で互いに異なる回転数レベルが所定期間毎に順次選択されるため、冷却対象又は加熱対象である組電池に対して冷却又は加熱のばらつきが生じることはない。この発明によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ると共に、冷却対象又は加熱対象を均一に冷却又は加熱して温度調整できる電池パック装置を実現することができる。
請求項5に記載の電池パック装置は、複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルと、電池パック筐体の共振点周波数とを記憶する記憶部、及び前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、を備えた電池パック装置であって、前記制御部は、任意の2つの媒体送給部間の各回転数レベルでの振動周波数差の絶対値が前記電池パック筐体の共振点周波数を基準とした所定の範囲内に含まれないよう前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するよう構成される。
上記の構成によれば、任意の2つの媒体送給部間の各回転数レベルでの振動周波数差の絶対値は電池パックの筐体の共振点周波数と一致しない。したがって、この発明によれば、電池パック装置を筐体と組み合わせた場合でも、うなりが発生しにくく、騒音及び振動が増大しにくい。
請求項6に記載の電池パック温度調整方法は、複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルを記憶する記憶部、及び前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、を備えた電池パック装置における温度調整方法であって、前記組電池の各温度を検出するステップ、前記組電池の各温度に対応する前記複数の媒体送給部の回転数レベルを前記記憶部からそれぞれ読み出すステップ、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致するか否かを調べるステップ、及び前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合は、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するステップを有する。この発明によれば、請求項1に記載の電池パック装置と同等の効果を奏する電池パック温度調整方法を実現することができる。
請求項7に記載の電池パック温度調整方法は、上記の請求項6に記載の電池パック温度調整方法において、前記制御するステップは、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合は、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するステップである。この発明によれば、請求項2に記載の電池パック装置と同等の効果を奏する電池パック温度調整方法を実現することができる。
請求項8に記載のプログラムは、コンピュータに請求項6又は請求項7に記載の電池パック温度調整方法を実行させる。また、請求項9に記載のコンピュータ可読記録媒体は、請求項8に記載のプログラムを格納する。これらの発明によれば、上記請求項6又は請求項7に記載の電池パック温度調整方法と同等の効果を奏するプログラム及びコンピュータ可読記録媒体を実現することができる。
本発明に斯かる電池パック装置、電池パック温度調整方法、プログラム及びコンピュータ可読記録媒体によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、騒音及び振動を抑制できる、という有利な効果を奏する。また、冷却対象又は加熱対象を均一に冷却又は加熱できる、という有利な効果を奏する。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施例について、図面とともに記載する。
図1〜図5を参照して、実施例1における電池パック装置について説明する。図1は、本実施例における電池パック装置の構成を示す図である。図2は、本実施例におけるファンのモード(回転数レベル)と単位時間当たりの回転数の対応を示す図である。図3は、本実施例における組電池の温度とファンのモードとの対応を示す図である。図1において、電池パック装置1は、電気自動車を駆動するための高圧電源として用いられる。
電池パック装置1は、組電池11、第1のファン21、第2のファン22、温度センサ31、第1の温度検出部41、制御部50、及び記憶部51、ケース71を有する。
組電池11は、複数の二次電池を直列に接続した構成の電池ブロック81を直列に接続して構成し、各電池ブロック81間には冷却媒体を流すための通路(以下「冷却媒体通路」と記す。)91を設けている。
第1の温度センサ31は、サーミスタ等の温度検出素子であり、組電池11の温度を検出する。第1の温度検出部41は、第1の温度センサ31が検出した組電池11の温度を読み取り、読み取った温度T1を制御部50に出力する。図1において、第1の温度センサ31は組電池11の中央付近に唯1つのみ図示しているが、組電池11内での温度差を補償するために、複数設けられても良い。
第1のファン21及び第2のファン22は、組電池11の近傍に冷却媒体(例えば、空気)を送給することによって組電池を冷却するための媒体送給部であって、それぞれほぼ同じ長さの羽根を同一枚数有し、同一回転数で制御された場合にはほぼ同等の冷却能力を有する。第1のファン21及び第2のファン22は、図2に示すように、単位時間当たりの回転数をそれぞれ定義したモード1からモード6までの6段階のモード(回転数レベル)で制御部50に制御される。単位時間当たりの回転数は、モード1において最も低く、モード6において最も高い。第1のファン21及び第2のファン22は、制御部50から入力される制御信号CS1及びCS2に応じて、上記6段階のモードからいずれか1つのモードを選択して、所定の回転数で回転駆動する。
ケース71は、組電池11を内包するように設けられ、冷却媒体の流路を形成する。ケース71は、複数の開口部61を有する。第1のファン21及び第2のファン22が回転駆動すると、ケース71の開口部61から冷却媒体(例えば、空気)が流入する。ケース71に流入した空気は、ケース71内の組電池11の下部空間から組電池11の各電池ブロック81間に形成された冷却媒体通路91を通り、ケース71の組電池11の上部空間からファン21及び22を通過して外部に放出される。開口部61から流入する外部の空気は、組電池11の温度よりも低いため、ケース71内を空気が流れることによって組電池11が冷却される。冷却媒体は、冷却用空気、冷却用非可燃性ガス等であって良い。
記憶部51は、図2に示すようなファンのモード(回転数レベル)と単位時間当たりの回転数の対応を示すテーブルと、図3に示すような組電池11の温度T1と第1のファン21及び第2のファン22のモードMとの対応を示すテーブルとを記憶している。
制御部50は、第1の温度検出部41から組電池11の温度T1を入力し、記憶部51に記憶された図3に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21及び第2のファン22の最適なモードMを決定する。制御部50は、第1のファン21をモードMで、第2のファン22をモード(M+1)で制御する第1の期間と、第1のファン21をモード(M+1)で、第2のファン22をモードMで制御する第2の期間とが所定時間毎に切り替わるように制御信号CS1及びCS2を出力する。制御部50は、上記した各モードの決定、比較、及び切り替え制御の機能を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ可読記録媒体を含む。
次に、図3〜図5を参照して、本実施例における電池パック装置の動作について説明する。図4は、第1のファン21のモード及び第2のファン22のモードの経時変化を示した図である。図5は、電池パック装置の動作を示すフローチャートである。
まず、充電動作中(あるいは放電動作中)の電池パック装置1において、第1の温度検出部41は第1の温度センサ31が検出した組電池11の温度T1を読み取る(図5のステップS100)。
次に、制御部50は、図3に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21及び第2のファン22の最適なモードMを決定する(図5のステップS101)。
次に、制御部50は、第1のファン21をモードM、第2のファン22をモード(M+1)で制御する第1の期間と、第1のファン21をモード(M+1)、第2のファン22をモードMで制御する第2の期間とを、所定時間毎に切り替えて制御する(図5のステップS102)。
例えば、図5のステップ101で決定された、組電池11の温度T1に対応する最適なモードMの値が「3」である場合は、図4に示すように、第1のファン21がモード「3」、第2のファン22がモード「4」で制御される第1の期間と、第1のファン21がモード「4」、第2のファン22がモード「3」で制御される第2の期間とが、所定期間毎に交互に切り替えられて制御される。
上記の構成によれば、1つの組電池11に対して2つの媒体送給部を備えた電池パック装置において、第1のファン21及び第2のファン22が同じモード(すなわち、同じ回転数レベル)で回転することはない。したがって、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによって、大きな騒音が発生することはない。また、第1のファン21及び第2のファン22を、モードMとモード(M+1)とで交互に切り替えて制御するので、第1のファン21と第2のファン22との間で冷却能力に差が生じることはない。
したがって、本実施例における電池パック装置によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ると共に、冷却対象を均一に冷却できる。
なお、本実施例において、制御部50は、組電池11の温度T1から第1のファン21及び第2のファン22の最適なモードMを決定し、第1のファン21及び第2のファン22を、モードMとモード(M+1)とで所定時間毎に切り替えた。しかし、本実施例は、これに限定するものではなく、第1のファン21及び第2のファン22をモードMとモード(M−1)とで切り替えたり、あるいは、モード(M−1)とモード(M+1)とで切り替える等の他の組み合わせが考えうることは考慮されるべきである。第1のファン21のモードと第2のファン22のモードが異なるモードであり、かつ、所定時間毎に交互に切り替えられれば、本実施例と同等の効果を奏する。
図2、図6〜図8を参照して、実施例2における電池パック装置について説明する。図6は、本実施例における電池パック装置の構成を示す図である。図7は、本実施例における組電池の温度とファンのモードとの対応を示す図である。図6において、電池パック装置601は、電気自動車を駆動するための高圧電源として用いられる。
電池パック装置601は、第2の組電池12、第2の温度検出部42、第2の温度センサ32、及び第2のケース72をさらに有する点、第2のファン22が第1の組電池11に代えて第2の組電池12を冷却対象とする点、制御部50、記憶部51及びケース71に代えて制御部650、記憶部651及びケース71’を有する点において、図1に示した実施例1における電池パック装置1とは異なる。それ以外の点においては図1に示した実施例1と同様であり、図1と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
組電池12は、複数の二次電池を直列に接続した構成の電池ブロック82を直列に接続して構成し、各電池ブロック82間に冷却媒体を流すための通路(以下、「冷却媒体通路」と記す。)92を設けている。
第2の温度センサ32は、サーミスタ等の温度検出素子であり、組電池12の温度を検出する。第2の温度検出部42は、第2の温度センサ32が検出した組電池12の温度を読み取り、読み取った温度T2を制御部650に出力する。図6において、第2の温度センサ32は組電池12の中央付近に唯1つのみ図示しているが、組電池12内での温度差を補償するために、複数設けられても良い。
ケース71’及び72は、組電池11及び12をそれぞれ内包するように設けられ、冷却媒体の流路を形成する。ケース71’は複数の開口部61を有し、ケース72は複数の開口部62を有する。第1のファン21が回転駆動すると、ケース71’の開口部61から冷却媒体(例えば、空気)が流入する。ケース71’に流入した空気は、ケース71’内の組電池11の下部空間から組電池11の各電池ブロック81間に形成された冷却媒体通路91を通り、ケース71’の組電池11の上部空間からファン21を通過して外部に放出される。開口部61から流入する外部の空気は、組電池11の温度よりも低いため、ケース71’内を空気が流れることによって組電池11が冷却される。ケース72は、ケース71’と同様の構成であるため説明を省略する。冷却媒体は、冷却用空気、冷却用非可燃性ガス等であって良い。
記憶部651は、図2に示すようなファンのモード(回転数レベル)と単位時間当たりの回転数の対応を示すテーブルと、図7(a)に示すような組電池11の温度T1と第1のファン21のモードM1との対応を示すテーブルと、図7(b)に示すような組電池12の温度T2と第2のファン22のモードM2との対応を示すテーブルとを記憶している。
制御部650は、第1の温度検出部41から組電池11の温度T1を入力し、記憶部651に記憶された図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、第2の温度検出部42から組電池12の温度T2を入力し、記憶部651に記憶された図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に応じて、第2のファン22の最適なモードM2を決定する。
さらに、制御部650は、第1のファン21のモードM1と第2のファン22のモードM2が等しい場合には、第1のファン21をモードM1(=M2)で、第2のファン22をモード(M1+1)で制御する第1の期間と、第1のファン21をモード(M1+1)で、第2のファン22をモードM1で制御する第2の期間とが所定時間毎に切り替わるように制御信号CS1及びCS2を出力する。第1のファン21のモードM1と第2のファン22のモードM2が異なる場合には、第1のファン21をモードM1で、第2のファン22をモードM2でそれぞれ制御する制御信号CS1及びCS2を出力する。制御部650は、上記した各モードの決定、比較、及び切り替え制御の機能を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ可読記録媒体を含む。
次に、図7及び図8を参照して、本実施例における電池パック装置の動作について説明する。図8は、電池パック装置の動作を示すフローチャートである。
まず、充電動作中(あるいは放電動作中)の電池パック装置601において、第1の温度検出部41は第1の温度センサ31が検出した組電池11の温度T1を読み取り、第2の温度検出部42は第2の温度センサ32が検出した組電池12の温度T2を読み取る(図8のステップS200)。
次に、制御部650は、図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に対応する第2のファン22の最適なモードM2を決定する(図8のステップS201)。
次に、制御部650は、第1のファン21のモードM1と第2のファン22のモードM2とが等しいか否かを調べる(図8のステップS202)。等しい場合はステップS203に進み、等しくない場合はステップS204に進む。
制御部650は、ステップS202において、第1のファン21のモードM1と第2のファン22のモードM2とが等しい場合、第1のファン21をモードM1(=M2)、第2のファン22をモード(M1+1)で制御する第1の期間と、第1のファン21をモード(M1+1)、第2のファン22をモードM1で制御する第2の期間とを、所定時間毎に切り替えて制御する(図8のステップS203)。
制御部650は、ステップS202において、第1のファン21のモードM1と第2のファン22のモードM2とが等しくない場合、第1のファン21をモードM1、第2のファン22をモードM2でそれぞれ制御する(図8のステップS204)。
上記の構成によれば、2つの組電池11及び12のそれぞれに媒体送給部を備えた電池パック装置において、第1のファン21及び第2のファン22が同じモード(すなわち、同じ回転数レベル)で回転することはない。したがって、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによって、大きな騒音が発生することはない。また、各組電池11及び12の温度T1及びT2に対応する第1のファン21及び第2のファン22の最適なモードM1及びM2が等しい場合には、第1のファン21及び第2のファン22を、モードM1とモード(M1+1)とで交互に切り替えて制御するので、第1のファン21と第2のファン22との間で冷却能力に差が生じることはない。
したがって、本実施例における電池パック装置によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ると共に、冷却対象を均一に冷却できる。
なお、本実施例において、制御部650は、組電池11の温度T1及び組電池12の温度T2からそれぞれ第1のファン21及び第2のファン22の最適なモードM1及びM2を決定し、M1=M2である場合に、第1のファン21及び第2のファン22を、モードM1とモード(M1+1)とで所定時間毎に切り替えた。しかし、本実施例は、これに限定するものではなく、第1のファン21及び第2のファン22をモードM1とモード(M1−1)とで切り替えたり、あるいは、モード(M1−1)とモード(M1+1)とで切り替える等の他の組み合わせが考えうることは考慮されるべきである。第1のファン21のモードと第2のファン22のモードが異なるモードであり、かつ、所定時間毎に交互に切り替えられれば、本実施例と同等の効果を奏する。
図2、図7、図9〜図12を参照して、実施例3における電池パック装置について説明する。図9は、本実施例における電池パック装置の構成を示す図である。図10は、本実施例における組電池の温度とファンのモードとの対応を示す図である。図9において、電池パック装置901は、電気自動車を駆動するための高圧電源として用いられる。
図9において、電池パック装置901は、第3の組電池13、第3のファン23、第3の温度検出部43、第3の温度センサ33、及び第3のケース73をさらに有する点、制御部650に代えて制御部950を有する点、及び記憶部651に代えて記憶部951を有する点において、図6に示した実施例3における電池パック装置601とは異なる。それ以外の点においては図6に示した実施例3と同様であり、図6と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
組電池13は、複数の二次電池を直列に接続した構成の電池ブロック83を直列に接続して構成し、各電池ブロック83間に冷却媒体を流すための通路(以下、「冷却媒体通路」と記す。)93を設けている。
第3の温度センサ33は、サーミスタ等の温度検出素子であり、組電池13の温度を検出する。第3の温度検出部43は、第3の温度センサ33が検出した組電池13の温度を読み取り、読み取った温度T3を制御部950に出力する。図9において、第3の温度センサ33は組電池13の中央付近に唯1つのみ図示しているが、組電池13内での温度差を補償するために、複数設けられても良い。
ケース73は、組電池13を内包するように設けられ、冷却媒体(例えば、空気)の流路を形成する。ケース73は、複数の開口部63を有する。ケース73は、ケース71’及びケース72と同様の構成であるため説明を省略する。
記憶部951は、図2に示すようなファンのモード(回転数レベル)と単位時間当たりの回転数の対応を示すテーブルと、図7(a)に示すような組電池11の温度T1と第1のファン21のモードM1との対応を示すテーブルと、図7(b)に示すような組電池12の温度T2と第2のファン22のモードM2との対応を示すテーブルと、図10に示すような組電池13の温度T3と第3のファン23のモードM3との対応を示すテーブルと、を記憶している。
制御部950は、第1の温度検出部41から組電池11の温度T1を入力し、記憶部951に記憶された図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、第2の温度検出部42から組電池12の温度T2を入力し、記憶部951に記憶された図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に応じて、第2のファン22の最適なモードM2を決定する。また、第3の温度検出部43から組電池13の温度T3を入力し、記憶部951に記憶された図10に示すような対応表を用いて、組電池13の温度T3から第3のファン23の最適なモードM3を決定する。
さらに、制御部950は、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3が全て等しい場合には、第1のファン21をモードM1(=M2=M3)で、第2のファン22をモードM1で、第3のファン23をモード(M1+1)で制御する第1の期間と、第1のファン21をモードM1で、第2のファン22をモード(M1+1)で、第3のファン23をモードM1で制御する第2の期間と、第1のファン21をモード(M1+1)で、第2のファン22をモードM1で、第3のファン23をモードM1で制御する第3の期間と、が所定時間毎に切り替わるように制御信号CS1、CS2及びCS3を出力する。第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の少なくとも1つが異なる場合には、第1のファン21をモードM1で、第2のファン22をモードM2で、第3のファン23をモードM3でそれぞれ制御する制御信号CS1、CS2及びCS3を出力する。制御部950は、上記した各モードの決定、比較、及び切り替え制御の機能を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ可読記録媒体を含む。
次に、図7、図10〜図12を参照して、本実施例における電池パック装置の動作について説明する。図11は、第1のファン21のモード、第2のファン22のモード、及び第3のファン23のモードの経時変化を示した図である。図12は、電池パック装置の動作を示すフローチャートである。
まず、充電動作中(あるいは放電動作中)の電池パック装置901において、第1の温度検出部41は第1の温度センサ31が検出した組電池11の温度T1を読み取り、第2の温度検出部42は第2の温度センサ32が検出した組電池12の温度T2を読み取り、第3の温度検出部43は第3の温度センサ33が検出した組電池13の温度T3を読み取る(図12のステップS300)。
次に、制御部950は、図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に対応する第2のファン22の最適なモードM2を決定する。さらに、図10に示すような対応表を用いて、組電池13の温度T3から第3のファン23の最適なモードM3を決定する(図12のステップS301)。
次に、制御部950は、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3とが全て等しいか否かを調べる(図12のステップS302)。等しい場合はステップS303に進み、等しくない場合はステップS304に進む。
制御部950は、ステップS302において、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3が全て等しい場合、第1のファン21をモードM1(=M2=M3)、第2のファン22をモードM1、第3のファン23をモード(M1+1)で制御する第1の期間と、第1のファン21をモードM1、第2のファン22をモード(M1+1)、第3のファン23をモードM1で制御する第2の期間と、第1のファン21をモード(M1+1)、第2のファン22をモードM1、第3のファン23をモードM1で制御する第3の期間とを、所定時間毎に切り替えて制御する(図12のステップS303)。
例えば、図12のステップS301で決定された、各ファンのモードM1〜M3の値が全て「3」である場合は、図11に示すように、第1のファン21がモード「3」、第2のファン22がモード「3」、第3のファン23がモード「4」で制御される第1の期間と、第1のファン21がモード「3」、第2のファン22がモード「4」、第3のファン23がモード「3」で制御される第2の期間と、第1のファン21がモード「4」、第2のファン22がモード「3」、第3のファン23がモード「3」で制御される第3の期間とを、所定期間毎に交互に切り替えて制御する。
制御部950は、ステップS302において、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の少なくとも1つが異なる場合、第1のファン21をモードM1、第2のファン22をモードM2、第3のファン23をモードM3でそれぞれ制御する(図12のステップS304)。
上記の構成によれば、3つの組電池11〜13のそれぞれに媒体送給部を備えた電池パック装置において、第1のファン21、第2のファン22、及び第3のファン23が全て同じモード(すなわち、全て同じ回転数レベル)で回転することはない。したがって、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによる騒音を低減できる。また、各組電池11〜13の温度T1〜T3に対応する各ファン21〜23の最適なモードM1〜M3が全て等しい場合には、第1のファン21、第2のファン22及び第3のファン23を、モードM1とモード(M1+1)とで順次切り替えて制御するので、第1のファン21、第2のファン22、及び第3のファン23の間で冷却能力に差が生じることはない。
したがって、本実施例における電池パック装置によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ると共に、冷却対象を均一に冷却できる。
なお、本実施例において、制御部950は、組電池11〜13の温度T1〜T3から3つのファン21〜23の最適なモードM1〜M3をそれぞれ決定し、3つのファン21〜23を、モードM1とモード(M1+1)とで所定時間毎に順次切り替えた。しかし、本実施例は、これに限定するものではなく、3つのファン21〜23をモードM1とモード(M1−1)とで切り替えたり、あるいは、モード(M1−1)とモード(M1+1)とで切り替える等の他の組み合わせが考えうることは考慮されるべきである。3つのファン21〜23の各モードのうち少なくとも1つが異なるモードであり、かつ、所定時間毎に順次切り替えられれば、本実施例と同等の効果を奏する。
図13〜図15を参照して、実施例4における電池パック装置について説明する。図13は、本実施例における電池パック装置の構成を示す図である。図13において、電池パック装置1301は、電気自動車を駆動するための高圧電源として用いられる。
電池パック装置1301は、制御部950に代えて制御部1350を有する点において、図9に示した実施例3における電池パック装置901とは異なる。それ以外の点においては図9に示した実施例3と同様であり、図9と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
制御部1350において、各温度検出部41〜43から組電池11〜13の温度T1〜T3を入力し、記憶部951に記憶された対応表(図7(a)、図7(b)及び図10に例示した)用いて、各温度T1〜T3から第1のファン21の最適なモードM1、第2のファン22の最適なモードM2、及び第3のファン23の最適なモードM3を決定する。ここまでは、図9に示した実施例3における制御部950と同様である。
さらに、制御部1350は、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の少なくとも2つが等しい場合には、M1≠M2≠M3を満たす各モードM1’〜M3’を再決定する。第1のファン21をモードM1’、第2のファン22をモードM2’、第3のファン23をモードM3’で制御する第1の期間と、第1のファン21をモードM2’、第2のファン22をモードM3’、第3のファン23をモードM1’で制御する第2の期間と、第1のファン21をモードM3’、第2のファン22をモードM1’、第3のファン23をモードM2’で制御する第3の期間とが、所定時間毎に切り替わるように制御信号CS1、CS2及びCS3を出力する。第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の全てが互いに異なる場合には、第1のファン21をモードM1で、第2のファン22をモードM2で、第3のファン23をモードM3でそれぞれ制御する制御信号CS1、CS2及びCS3を出力する。制御部1350は、上記した各モードの決定、比較、再決定、及び切り替え制御の機能を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ可読記録媒体を含む。
なお、記憶部951に記憶された各ファンのモードの数は、少なくともファンの総数以上用意されているものとする。
次に、図14及び図15を参照して、本実施例における電池パック装置の動作について説明する。図14は、第1のファン21のモード、第2のファン22のモード、及び第3のファン23のモードの経時変化を示した図である。図15は、電池パック装置の動作を示すフローチャートである。
まず、充電動作中(あるいは放電動作中)の電池パック装置1301において、第1の温度検出部41は第1の温度センサ31が検出した組電池11の温度T1を読み取り、第2の温度検出部42は第2の温度センサ32が検出した組電池12の温度T2を読み取り、第3の温度検出部43は第3の温度センサ33が検出した組電池13の温度T3を読み取る(図15のステップS300)。
次に、制御部1350は、図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に対応する第2のファン22の最適なモードM2を決定する。さらに、図10に示すような対応表を用いて、組電池13の温度T3から第3のファン23の最適なモードM3を決定する(図15のステップS301)。ここまでは、実施例3に示した図12のフローチャートと同様である。
次に、制御部1350は、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の少なくとも2つが一致するか否かを調べる(図15のステップS400)。一致する場合はステップS401に進み、一致しない場合はステップS304に進む。
制御部1350は、ステップS400において、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の少なくとも2つが一致する場合、M1≠M2≠M3を満たす各モードM1’〜M3’を再決定する。第1のファン21をモードM1’、第2のファン22をモードM2’、第3のファン23をモードM3’で制御する第1の期間と、第1のファン21をモードM2’、第2のファン22をモードM3’、第3のファン23をモードM1’で制御する第2の期間と、第1のファン21をモードM3’、第2のファン22をモードM1’、第3のファン23をモードM2’で制御する第3の期間とを、所定時間毎に切り替えて制御する(図15のステップS401)。M1≠M2≠M3を満たす各モードM1’〜M3’を再決定する方法は、典型的には、既に選択したモードを排除して次のモードを順に決定していく等、種々の方法が知られている。
例えば、図15のステップ301で決定された、各ファンのモードM1〜M3のうちM1及びM2が「3」、M3が「4」である場合は、第1のファン21のモードを「5」、第2のファン22のモードを「3」、第3のファン23のモードを「4」に再決定し、図14に示すように、第1のファン21がモード「5」、第2のファン22がモード「3」、第3のファン23がモード「4」で制御される第1の期間と、第1のファン21がモード「3」、第2のファン22がモード「4」、第3のファン23がモード「5」で制御される第2の期間と、第1のファン21がモード「4」、第2のファン22がモード「5」、第3のファン23がモード「3」で制御される第3の期間とを、所定期間毎に交互に切り替えて制御する。
制御部1350は、ステップS400において、第1のファン21のモードM1、第2のファン22のモードM2、及び第3のファン23のモードM3の全てが互いに異なる場合、第1のファン21をモードM1、第2のファン22をモードM2、第3のファン23をモードM3でそれぞれ制御する(図15のステップS304)。
上記の構成によれば、3つの組電池11〜13のそれぞれに媒体送給部を備えた電池パック装置において、第1のファン21、第2のファン22、及び第3のファン23が全て互いに異なるモード(すなわち、全て互いに異なる回転数レベル)で回転する。したがって、ほぼ同じ回転数で回転する各ファンによる騒音のピーク周波数が互いに重なり合うことによって、大きな騒音が発生することはない。また、各組電池11〜13の温度T1〜T3に対応する各ファン21〜23の最適なモードM1〜M3の少なくとも2つが一致する場合には、M1≠M2≠M3を満たす各モードM1’〜M3’を再決定し、再決定した各モードで第1のファン21、第2のファン22、及び第3のファン23を所定時間毎に順次切り替えるので、各ファン21〜23の間で冷却能力に差が生じることはない。
したがって、本実施例における電池パック装置によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、低騒音化及び低振動化を図ると共に、冷却対象を均一に冷却できる。
図2、図7、図16〜図18を参照して、実施例5における電池パック装置について説明する。図16は、本実施例における電池パック装置の構成を示す図である。図16において、電池パック装置1601は、電気自動車を駆動するための高圧電源として用いられる。
電池パック装置1601は、制御部650に代えて制御部1650、記憶部651に代えて記憶部1651を有する点において、図6に示した実施例2における電池パック装置601とは異なる。それ以外の点においては図6に示した実施例2における電池パック装置601と同様であり、図6と同一符号を付した要素についての詳細な説明は省略する。
記憶部1651は、図2に示すようなファンのモード(回転数レベル)と単位時間当たりの回転数の対応を示すテーブルと、図7(a)に示すような組電池11の温度T1と第1のファン21のモードM1との対応を示すテーブルと、図7(b)に示すような組電池12の温度T2と第2のファン22のモードM2との対応を示すテーブルと、電池パック装置1601の筐体の共振点周波数fRESとを記憶している。
制御部1650は、第1の温度検出部41から組電池11の温度T1を入力し、記憶部1651に記憶された図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、第2の温度検出部42から組電池12の温度T2を入力し、記憶部1651に記憶された図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に応じて、第2のファン22の最適なモードM2を決定する。
制御部1650は、第1のファン21の回転によって発生する振動の周波数fと、第2のファン22の回転によって発生する振動の周波数fとの差の絶対値fdiffを、以下の式(1)〜(3)に従って算出する。
=(モードM1に対応するファンの回転数)×(ファンの羽根の枚数) …(1)
=(モードM2に対応するファンの回転数)×(ファンの羽根の枚数) …(2)
diff=|f−f| …(3)
制御部1650は、記憶部1651から電池パック装置1601の筐体の共振点周波数fRESを読み出し、上記式(1)〜(3)によって算出された値fdiffと比較する。電池パック装置1601の筐体の共振点周波数fRESが、値fdiffと等しい場合、モードM1及びM2のいずれかのモードを、M1≠M2を満たす他のモードに再決定する。制御部1650は、上記した各モードの決定、値fdiffの算出、fdiffとfRESとの比較、及びモードの再決定の機能を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ可読記録媒体を含む。
次に、図17及び図18を参照して、本実施例における電池パック装置の動作について説明する。図17(a)において、振動波形1700は第1のファン21の回転によって生じる振動波形(周波数はf)、振動波形1701は第2のファン22の回転によって生じる振動波形(周波数はf)である。
振動波形1700をAsinφ(Aは振幅、φは振動波形1700の周波数fに比例する位相を示す)、振動波形1701をAsinφ(Aは振幅、φは振動波形1701の周波数fに比例する位相を示す)と表した場合、第1のファン21及び第2のファン22を同時に回転させた場合に生じる振動波形は、以下の式(4)で表すことができる。図17(b)において、この波形を振動波形1703として示す。
Asinφ+Asinφ …(4)
ここで、φ=f・2πx、φ=f・2πx(xは、空間座標、時間座標、及び波の伝搬速度に依存する変数)として、三角関数の加法定理を適用すると、上記式(4)を以下の式(5)で置き換えることができる。
2Acos{(f−f)πx}sin{(f+f)πx} …(5)
周波数fと周波数fの差の絶対値|f−f|が、各周波数f及びfに比べて小さい場合、上記式(5)において、sin{(f+f)πx}は、sin(f・2πx)又はsin(f・2πx)と置き換えることを許される。
したがって、上記式(5)で表した振動波形1703は、振幅が2Acos{(f−f)πx}の正弦波とみなすことができる。図17(b)において、この正弦波を振動波形1704(周波数はfdiff)として示す。ヒトの耳には、この振動波形1704の振幅部分の変化が耳障りな騒音(うなり)として聞こえ、電池パック装置の筐体の共振点周波数fRES(図17(c)において、振動波形1705として一例を示す。)とこの振動波形1704(周波数はfdiff)が一致した場合、騒音及び/又は振動はさらに増大する。本実施例において、制御部1650は、この振動波形1704の周波数fdiffと、電池パック装置の筐体の共振点周波数fRESが一致しないように、各ファンのモードを再決定するので、騒音/又は振動が増大しにくい。
図18は、電池パック装置の動作を示すフローチャートである。
まず、充電動作中(あるいは放電動作中)の電池パック装置1601において、第1の温度検出部41は第1の温度センサ31が検出した組電池11の温度T1を読み取り、第2の温度検出部42は第2の温度センサ32が検出した組電池12の温度T2を読み取る(図18のステップS200)。
次に、制御部1650は、図7(a)に示すような対応表を用いて、組電池11の温度T1から第1のファン21の最適なモードM1を決定する。また、図7(b)に示すような対応表を用いて、組電池12の温度T2に対応する第2のファン22の最適なモードM2を決定する(図18のステップS201)。ここまでは、実施例2に示した図8のフローチャートと同様である。
次に、制御部1650は、第1のファン21の回転によって発生する振動の周波数fと、第2のファン22の回転によって発生する振動の周波数fとの差の絶対値fdiffを算出する(図18のステップS500)。
次に、制御部1650は、記憶部1651から電池パック装置1601の筐体の共振点周波数fRESを読み出し、S500で算出した振動周波数fdiffと比較する(図18のステップS501)。fRES=fdiffであれば、ステップS502に進み、fRES≠fdiffであれば、ステップS204に進む。
制御部1650は、ステップS501において、fRES=fdiffである場合、モードM1及びM2のいずれかのモードを、M1≠M2を満たす他のモードに再決定して各ファン21及び22を制御する(図18のステップS502)。例えば、第1のファン21がモード「3」、第2のファン22がモード「4」で回転し、fRES=fdiffである場合、第1のファン21のモードを「5」に変更する。
制御部1650は、ステップS501において、fRES≠fdiffである場合、第1のファン21をモードM1、第2のファン22をモードM2でそれぞれ制御する(図18のステップS204)。
上記の構成によれば、2つの組電池11及び12のそれぞれに媒体送給部を備えた電池パック装置において、各媒体送給部の回転による振動周波数の合成振動周波数(fdiff)が電池パック装置の筐体の共振点周波数(fRES)と一致することはない。したがって、本実施例における電池パック装置によれば、複数の媒体送給部を備えた電池パック装置において、うなりの発生を抑制し、低騒音化及び低振動化を図る。
なお、本実施例において、2つのファンの回転による振動周波数の合成振動周波数fdiffが、電池パック装置の筐体の共振点周波数fRESと一致した場合に、いずれか一方のファンのモードを変更した。しかし、実際には、上記合成振動周波数fdiffが、電池パック装置の筐体の共振点周波数fRESを基準とした所定の範囲内である場合に、いずれか一方のファンのモードを変更するのが好ましい。
また、本実施例において、複数のファンの回転によって生じる振動の周波数が電池パック装置1601の筐体の共振点周波数と一致しないように、制御部1650で制御した。しかし、これに限らず、記憶部1651に記憶されたテーブルにおいて、モード1〜モード6の各モードでのファンの回転による振動周波数のうち任意の2つの周波数f及びfと、電池パック装置1601の筐体の共振点周波数fRESとに関して、以下の式(6)が成り立つように、各モードが予め設定されていても良い。この場合、制御部1650で複雑な制御を行わずとも、複数のファンの回転による振動周波数が電池パック装置1601の筐体の共振点周波数と一致することを回避できる。
|f−f|≠fRES …(6)
また、本実施例において、媒体送給部は、2つの組電池にそれぞれ媒体を送給する2つのファンであった。しかし、これに限らず、実施例1の構成(1つの組電池に2つのファンを有する構成)又は実施例3及び4の構成(3つの組電池に3つのファンを有する構成)に適用しても良く、本実施例と同様の効果を奏する。また、本実施例を他の実施例に組み入れることによって、うなりの発生を抑制できる。
また、上記の実施例1〜5において、各ファン21〜23は、組電池の近傍に冷却媒体を送給することによって組電池を冷却するための媒体送給部であった。しかし、これに限らず、各ファン21〜23は、組電池を温めるために温風等を送給しても良い。この場合、例えば、寒冷な環境において、ハイブリッド電気自動車のエンジン等の発熱を利用して組電池の近傍に温風を送給し、想定された使用環境温度にまで組電池の温度を上昇させることができる。本発明は、組電池の温度を昇降共に調整可能である。
また、上記の実施例1〜5において、各ファンを冷却媒体の排出口に設けてケース内の冷却媒体を排出する構成であった。しかし、これに限らず、各ファンを冷却媒体の吸入口に設けて(あるいは、各ファンの媒体送給方向を逆に設定して)ケース内に冷却媒体を導入する構成でも良く、本発明と同等の効果が得られることは言うまでも無い。
本発明は、例えば、電気自動車(PEV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、燃料電池と二次電池とを有するハイブリッド電気自動車等の電動車輌に用いられる電池パック装置として利用することができる。
本発明の実施例1における、電池パック装置の構成を示す図 本発明の実施例1における、ファンのモードと単位時間当たりの回転数の対応を示す図 本発明の実施例1における、組電池11の温度T1と、ファン21及び22のモードMとの対応を示す図 本発明の実施例1における、ファン21及び22のモードの経時変化を示す図 本発明の実施例1における、電池パック装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施例2における、電池パック装置の構成を示す図 (a)本発明の実施例2における、組電池11の温度T1と、ファン21のモードM1との対応を示す図 (b)本発明の実施例2における、組電池12の温度T2と、ファン22のモードM2との対応を示す図 本発明の実施例2における、電池パック装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施例3における、電池パック装置の構成を示す図。 本発明の実施例3における、組電池13の温度T3と、ファン23のモードM3との対応を示す図 本発明の実施例3における、ファン21〜23のモードの経時変化を示す図 本発明の実施例3における、電池パック装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施例4における、電池パック装置の構成を示す図。 本発明の実施例4における、ファン21〜23のモードの経時変化を示す図 本発明の実施例4における、電池パック装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施例5における、電池パック装置の構成を示す図 (a)本発明の実施例5における、2つの異なる回転数レベルで駆動されるファンの各振動波形を示す図 (b)(a)に示す2つの振動波形の合成波形を示す図 (c)電池パックの筐体共振点振動波形の一例 本発明の実施例5における、電池パック装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1、601、901、1301、1601 電池パック装置
11〜13 組電池
21〜23 ファン
31〜33 温度センサ
41〜43 温度検出部
50、650、950、1350、1650 制御部
51、651、951、1651 記憶部
61〜63 開口部
71〜73、71’ ケース
81〜83 電池ブロック
91〜93 冷却媒体通路

Claims (9)

  1. 複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、
    前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、
    前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、
    前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルを記憶する記憶部、及び
    前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、
    を備えた電池パック装置であって、
    前記制御部は、前記温度検出部によってそれぞれ検出された前記組電池の各温度に対応する前記複数の媒体送給部の各回転数レベルを前記記憶部からそれぞれ読み出し、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するよう構成された
    ことを特徴とする電池パック装置。
  2. 前記制御部は、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御することを特徴とする請求項1に記載の電池パック装置。
  3. 複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、
    前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、
    前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、
    前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルを各媒体送給部に対して少なくとも前記媒体送給部の数以上記憶する記憶部、及び
    前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、
    を備えた電池パック装置であって、
    前記制御部は、前記温度検出部によってそれぞれ検出された前記組電池の各温度に対応する前記複数の媒体送給部の各回転数レベルを前記記憶部からそれぞれ読み出し、前記記憶部から読み出した各回転数レベルのうち少なくとも2つが一致した場合、各媒体送給部で互いに異なる回転数レベルが選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するよう構成された
    ことを特徴とする電池パック装置。
  4. 前記制御部は、前記記憶部から読み出した各回転数レベルのうち少なくとも2つが一致した場合、各媒体送給部で互いに異なる回転数レベルが所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御することを特徴とする請求項3に記載の電池パック装置。
  5. 複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、
    前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、
    前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、
    前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルと、電池パック筐体の共振点周波数とを記憶する記憶部、及び
    前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、
    を備えた電池パック装置であって、
    前記制御部は、任意の2つの媒体送給部間の各回転数レベルでの振動周波数差の絶対値が前記電池パック筐体の共振点周波数を基準とした所定の範囲内に含まれないよう前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するよう構成された
    ことを特徴とする電池パック装置。
  6. 複数の二次電池を互いに直列に接続した1つ以上の組電池、
    前記組電池に媒体を送給することによって前記組電池の一部又は全部の温度を調整する複数の媒体送給部、
    前記組電池の温度をそれぞれ検出するための1つ以上の温度検出部、
    前記組電池の温度にそれぞれ対応付けられた前記複数の媒体送給部の回転数レベルを記憶する記憶部、及び
    前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御する制御部、
    を備えた電池パック装置における温度調整方法であって、
    前記組電池の各温度を検出するステップ、
    前記組電池の各温度に対応する前記複数の媒体送給部の回転数レベルを前記記憶部からそれぞれ読み出すステップ、
    前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致するか否かを調べるステップ、及び
    前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合は、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するステップ
    を有することを特徴とする電池パック温度調整方法。
  7. 前記制御するステップは、前記記憶部から読み出した各回転数レベルが全て一致した場合は、その一致した回転数レベルとは異なる回転数レベルが少なくとも1つの媒体送給部で所定期間毎に順次選択されるように前記複数の媒体送給部をそれぞれ制御するステップであることを特徴とする請求項6に記載の電池パック温度調整方法。
  8. コンピュータに請求項6又は請求項7に記載の電池パック温度調整方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記録媒体。
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