JP2006310040A - 燃料電池ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】制御部の腐食を抑制することができる燃料電池ユニットを提供する。
【解決手段】燃料を有する燃料電池本体12と、燃料電池本体12と電気的に接続されている制御基板23と、燃料電池本体12及び制御基板23を収容する筐体11とを具備し、上記燃料を用いて発電を行う。筐体11は、燃料電池本体12を収容する第1の収容部11aと、制御基板23を収容する第2の収容部11bと、第1の収容部11aと第2の収容部11bとの間に設けられた第3の収容部11cとを有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばダイレクトメタノール方式のような燃料電池ユニットに関する。
燃料電池発電システムとしては、装置筐体内に、燃料電池、燃料電池に水素(原料ガスや水素等の可燃性ガス)を供給する水素供給部、燃料電池に空気を送る空気ブロア、及び、燃料電池の運転を制御する制御部を備えたものがある。装置筐体内には、水素供給部及び制御部を夫々収容する室を区画する隔壁が設けられている。空気ブロアの吸気口は、制御部を収容する室に開口している。制御部を収容する室には、装置筐体の外側に開口する空気取り入れ口が設けられている(特許文献1参照。)。
特開2003−151587号公報
燃料電池の方式には種々のものがあるが、情報処理装置に適するものとしては、ダイレクトメタノール型燃料電池(DMFC: Direct Methanol Fuel Cell)が挙げられる。この種の燃料電池は、純メタノールのような液体燃料を有する燃料電池本体と、上記燃料電池本体と電気的に接続されている制御基板のような制御部を有しており、希釈循環システムによって、低濃度のメタノール水溶液をシステム内で循環させながら発電を行っている。
この種の燃料電池をユニット化させる場合、一般に、純メタノールのような液体燃料を有する燃料電池本体と、上記燃料電池本体と電気的に接続されている制御基板のような制御部とが1つの筐体内に収容される。メタノールのような液体燃料は、発電時に一部が気化するため、万一、気化したメタノールが漏れ出し、制御部近傍に達するようなことがあると、制御部を腐食させるおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、制御部の腐食を抑制することができる燃料電池ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明の一態様によれば、燃料を有する燃料電池本体と、燃料電池本体と電気的に接続されている制御部と、燃料電池本体及び制御部を収容する筐体とを具備し、燃料を用いて発電を行う燃料電池ユニットであって、筐体は、燃料電池本体を収容する第1の収容部と、制御部を収容する第2の収容部と、第1の収容部と第2の収容部との間に設けられた第3の収容部とを有している。
本発明によれば、制御部の腐食を抑制することができる燃料電池ユニットが得られる。
以下、図1乃至図5を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態では、燃料電池ユニットの一例として、電子機器や情報処理装置、例えばノート型パーソナルコンピュータに搭載されて、上記パーソナルコンピュータを駆動させる燃料電池ユニットを開示している。図1及び図3は、本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットを開示している。図2は、上記燃料電池ユニットを、パーソナルコンピュータに搭載した状態を示している。
図1乃至図3に示すように、燃料電池ユニット10は、筐体11を有している。筐体11は、本体部12aとカバー12bとを有している。カバー12bは、本体部12a着脱自在に取り付けられている。この燃料電池ユニット10は、カバー12bを本体部12aから取り外すことで、後述する第1の収容部11aを開放させることができるように構成されている。
筐体11は、パーソナルコンピュータの後部に載置させるための載置部20を有している。載置部20は、後述する第2の収容部11bを規定する外壁を兼ねている。載置部20の外面には、パーソナルコンピュータと接続するための接続部としてドッキングコネクタ14が設けられている。一方、パーソナルコンピュータの後部には、燃料電池ユニット10と接続するための接続部としてドッキングコネクタ121(図5参照)が設けられている。燃料電池ユニット10とパーソナルコンピュータとは、ドッキングコネクタ14とドッキングコネクタ121とを介して、機械的且つ電気的に接続される。
また、載置部20の外面には、例えば、3つの位置決め突起15と3つのフック16とが設けられている。一方、パーソナルコンピュータには、これら位置決め突起15と夫々係合する3つの係合受け部(図示せず)が設けられているとともに、これらフック16と夫々係合する3つの係合受け部(図示せず)が設けられている。燃料電池ユニット10とパーソナルコンピュータとは、各位置決め突起15とこれに対応する係合受け部とが夫々係合するとともに、各フック16とこれに対応する係合受け部とが係合することで、機械的に接続される。
図1に示すように、燃料電池ユニット10は、インジェクトボタン17を有している。パーソナルコンピュータ18から燃料電池ユニット10を取り外す時は、インジェクトボタン17を押すことにより、図示しないロック機構の解除が行われる。すなわち、燃料電池ユニット10は、パーソナルコンピュータ18から容易に取り外すことができるように構成されている。
燃料電池ユニット10は、発電設定スイッチ112と燃料電池運転スイッチ116とを有している。発電設定スイッチ112は、燃料電池ユニット10での発電を許可或いは禁止するためにユーザが予め設定するためのスイッチであり、例えばスライド型スイッチで構成される。燃料電池運転スイッチ116は、例えば、燃料電池ユニット10で発電される電力で情報処理装置18が動作している時に、情報処理装置18の動作は継続しつつ燃料電池ユニット10での発電のみを停止させるような場合等に用いる。この場合、情報処理装置18は内蔵された二次電池の電力を用いて動作を継続することになる。燃料電池運転スイッチ116は、例えばプッシュスイッチ等で構成される。
燃料電池ユニット10は、筐体11の外面例えば上面に、LED(light-emitting diode)等からなるインジケータランプ85を有している。インジケータランプ85は、例えば、燃料電池本体12の可動時に緑に点灯したり、異常時に赤く点灯したりする。
なお、燃料電池ユニット10の形状、大きさ、或いは、ドッキングコネクタ14、位置決め突起15、フック16の形状、位置、数等は任意である。
図3に示すように、筐体11の内部は、第1及び第2の隔壁21,22によって、第1の収容部11aと、第2の収容部11bと、第3の収容部11cとに分割されている。
第1の収容部11a内には、燃料電池ニットの本体部分である燃料電池本体12が収容されている。燃料電池本体12は、電気化学反応で発電を行うDMFCスタック42や、DMFCスタック42に対して燃料例えばメタノールや空気を注入・循環させるための補機(ポンプやバルブ等)63等を有している(図5参照)。また、第1の収容部11a内には、燃料カートリッジ43(図4参照)が着脱自在に内蔵されている。この燃料電池ユニット10は、上記カバー12bを上記本体部12aから取り外すことで、第1の収容部を開放させ、燃料カートリッジを交換できるように構成されている。
第2の収容部11b内には、制御部としての制御基板23が収容されている。制御基板23は、燃料電池ユニット10の駆動の制御や、パーソナルコンピュータ18との間で相互に情報を伝達し合って、パーソナルコンピュータ13に所望の電力を供給するための制御等を行う。
第3の収容部11cは、第1の収容部11aと第2の収容部11bとの間に設けられている。第3の収容部11c内には、燃料電池本体12と制御基板23とを繋ぐ中継部としての中継基板24が収容されている。
ところで、図4に示すように、燃料電池本体12から、複数の配線が延出している。中継基板24は、これら配線が少なくとも1本減るように該配線をまとめて、燃料電池本体12と制御基板23と電気的に接続させている。
また、図3に示すように、燃料電池本体12から延出する配線を制御基板23と電気的に接続させるため、隔壁21,22には、開口部21a,22aが設けられている。燃料電池本体12から延出する配線は、これら開口部21aを通って第3の収容部11c内に収容されている中継基板24と電気的に接続されている。そして、上記配線は、中継基板24によってまとめら、開口部22aを通って第2の収容部11b内に収容されている制御基板23と電気的に接続されている。開口部21a,22aは、夫々、シール部材21b,22bによってシールされている。
本実施形態の燃料電池ユニット10で用いられる燃料(例えばメタノール)は、常温常圧で実質的に液体であり、発電時に少なくとも一部が気化する液体燃料である。このような場合、発電時において、シール部材21bから気化した燃料が第3の収容部11cに漏れ出すおそれがある。万一、気化したメタノールが漏れ出し、制御基板23近傍に達するようなことがあると、制御基板23を腐食させるおそれがある。第3の収容部11cは、制御基板23の腐食を抑制するためのトラップ部としても機能する。
このため、第3の収容部11c内には、燃料を検知する1以上の検知部25を設けておくのが好ましい。検知部25としては、燃料(本実施形態ではメタノール)を検知するセンサ、湿度センサ、電気抵抗を検知するセンサ等を用いることができる。
図5に示すように、検知部25は、マイクロコンピュータ95と電気的に接続させておくとよい。そして、検知部25が燃料漏れを検知した場合、マイクロコンピュータ95に信号を送り、発電を停止させるように構成しておくとよい。
また、第3の収容部11c内には、吸湿剤26を設けておくのが好ましい。このようにすることにより、第3の収容部11c内に万一燃料が漏れ出したとしても、この吸湿剤26で吸湿し、燃料が第2の収容部11bにまで達するのを抑止することができる。
図4は、燃料電池ユニット10の系統図を示したものであり、特にDMFCスタックとその周辺に設けられた補機について細部の系統を示している。
燃料電池ユニット10は、発電部40と、燃料電池ユニット10の制御部である燃料電池制御部41とを備えている。燃料電池制御部41は、上記制御基板23を有している。燃料電池制御部41は発電部40の制御を行う他、情報処理装置18との通信を行う通信制御部としての機能を有する。
発電部40は、発電を行うための中心となるDMFCスタック42を有する他、燃料となるメタノールを収納する燃料収納手段である燃料カートリッジ43を有する。燃料カートリッジ43には高濃度のメタノールが封入されている。燃料カートリッジ43は、燃料を消費した時には容易に交換できるよう、着脱可能となっている。
また、一般に、ダイレクトメタノール型燃料電池においては、発電効率をあげるためにクロスオーバ現象を低減する必要がある。このために高濃度メタノールを希釈して低濃度化し、これを燃料極47に注入することが有効である。この実現のため、燃料電池ユニット10では、希釈循環システム62を採用しており、発電部40に希釈循環システム62の実現に必要な補機63が設けられている。
補機63には液体流路に設けられるものと気体流路に設けられるものがある。
液体流路においては、燃料カートリッジ43の出力部から燃料供給手段である燃料供給ポンプ44が配管接続され、さらに燃料供給ポンプ44の出力部から混合タンク45に接続される。さらに、混合タンク45の出力部は送液ポンプ46に接続され、送液ポンプ46の出力部は送液バルブ31を介してDMFCスタック42の燃料極47に接続される。さらに燃料極47の出力部は混合タンク45に配管接続される。このように送液ポンプ46の動力により液体が混合タンク45へ還流する液体流路を「第1の液体流路」と称するものとする。なお、送液ポンプ46は、燃料極47の入力側に設ける代わりに、燃料極47の出力側に設けるようにしてもよい。また、送液バルブ31は、必ずしも必要とされるものではない。
また、水回収タンク55の出力部は水回収ポンプ56に配管接続され、水回収ポンプ56の出力部は混合タンク45に接続される。
上記第1の液体流路における送液ポンプ46と燃料極47との間には分岐が設けられ、この分岐を経由してメタノール水溶液を混合タンク45へと還流させる別の流路(パイプ等)が設けられる。この流路を、「第2の液体流路」と称するものとする。第2の液体流路は、メタノール水溶液中のメタノール濃度の検出を行うために設けられた専用の流路である。第2の液体流路には、送液ポンプ32が設けられ、この送液ポンプ32の出力部は濃度センサ60を介して混合タンク45に接続される。なお、送液ポンプ32は、必ずしも必要とされるものではない。
また、濃度センサ60は、第1の液体流路から第2の液体流路に流入するメタノール水溶液(温度が60度もしくはそれ以上となっている)が冷めてその温度が例えば40度以下となる流路部分に取り付けられる。これにより、濃度センサ60が熱による悪影響を受けないようにすることができる。
また、濃度センサ60が濃度検出を行うのに必要なメタノール水溶液の量は、少量(発電部40内で使用されるメタノール水溶液全体と比較すれば無視できる程度)で済む。すなわち、第2の液体流路の内径は第1の液体流路の内径よりもかなり小さくなっており、第2の液体流路に流入するメタノール水溶液の量はかなり少量である。これにより、DMFCスタック42への燃料供給に悪影響を及ぼさずに済むようになっている。
一方、気体流路においては、送気ポンプ50が送気バルブ51を介してDMFCスタック42の空気極52に接続される。空気極52の出力部は凝縮器53に接続される。また、混合タンク45からも、混合タンクバルブ48を介して凝縮器53に接続される。凝縮器53は排気バルブ57を介して排気口58に接続される。この凝縮器53には、水蒸気を効果的に凝縮するフィンが備えられている。また、冷却ファン54は凝縮器53の近傍に配設される。
次に、燃料電池ユニット10の発電部40の発電メカニズムについて、燃料と空気(酸素)の流れに沿って説明する。
まず、燃料カートリッジ43内の高濃度メタノールは、燃料供給ポンプ44によって、混合タンク45に流入する。混合タンク45の内部で高濃度メタノールは、回収された水や燃料極47からの低濃度メタノール(発電反応の残余分)等と混合されて希釈され、低濃度メタノールが生成される。低濃度メタノールの濃度は発電効率の高い濃度(例えば3〜6%)を保てるように制御される。この濃度制御は、例えば、濃度センサ60の検出結果を基に、燃料電池制御部41が燃料供給ポンプ44によって混合タンク45に供給される高濃度メタノールの量を制御することによって実現される。または、混合タンク45に環流する水の量を水回収ポンプ56等で制御することによって実現できる。
また、混合タンク45には、混合タンク45内のメタノール水溶液の液量を検出する液量センサ61や、温度を検出する温度センサ64が備えられており、さらに、燃料カートリッジ43にも液量センサ43aが備えられている。これらの検出結果は燃料電池制御部41に送られて発電部40の制御などに使用される。
混合タンク45で希釈されたメタノール水溶液は送液ポンプ46で加圧されて、DMFCスタック42の燃料極(負極)47に注入される。燃料極47では、メタノールの酸化反応が行われることで電子が発生する。酸化反応で生成される水素イオン(H+)はDMFCスタック42内の固体高分子電解質膜422を透過して空気極(正極)52に達する。
一方、燃料極47で行われる酸化反応によって生成される二酸化炭素は、反応に供されなかったメタノール水溶液とともに再び混合タンク45に環流する。二酸化炭素は混合タンク45内で気化し、混合タンクバルブ48を介して、凝縮器53へ向かい、最終的には排気バルブ57を介して、排気口58から外部へ排気される。
他方、空気(酸素)の流れは、吸気口49から取り込まれ、送気ポンプ50で加圧され、送気バルブ51を介し空気極(正極)52に注入される。空気極52では、酸素(O2)の還元反応が進行し、外部の負荷からの電子(e-)と、燃料極47からの水素イオン(H+)と、酸素(O2)から水(H2O)が水蒸気として生成される。この水蒸気は空気極52から排出され、凝縮器53に入る。凝縮器53では、冷却ファン54によって水蒸気が冷却されて水(液体)となり、水回収タンク55内に一時的に蓄積される。この回収された水は水回収ポンプ56によって混合タンク45へと環流し、高濃度メタノールを希釈するための希釈循環システム62が構成される。
この希釈循環システム62による燃料電池ユニット10の発電メカニズムからわかるように、DMFCスタック42から電力が取り出す、即ち、発電を開始するために、各部のポンプ44,46,50,56やバルブ48、51、57或いは冷却ファン54等の補機63を駆動させる。これによってメタノール水溶液と空気(酸素)がDMFCスタック42内に注入されそこで電気化学反応が進行することによって電力が得られる。一方、発電を停止するには、これらの補機63の駆動を停止することによる。
図5は、本発明に係る燃料電池ユニット10が接続される情報処理装置18のシステム構成を示したものである。
情報処理装置18は、CPU65、主記憶66、ディスプレイコントローラ67、ディスプレイ68、HDD(Hard Disk Drive)69、キーボードコントローラ70、ポインタデバイス71、キーボード72、FDD73、これら構成品間において信号を伝送するバス74、バス74を介して伝送される信号を変換するためのノースブリッジ75、サウスブリッジ76と呼ばれるデバイス等から構成される。また、情報処理装置18の内部に電源部79を設け、ここに二次電池80として、例えばリチウムイオン電池を保有している。電源部79は、制御部77(以降、電源制御部77と記載する)によって制御される。
燃料電池ユニット10と情報処理装置18との電気的インタフェースとして制御系インタフェースと電源系インタフェースとを設ける。制御系インタフェースは情報処理装置18の電源制御部77と燃料電池ユニット10の制御部41との間にて通信を行うために設けられるインタフェースである。制御系インタフェースを介して情報処理装置18と燃料電池ユニット10との間で行われる通信は、例えばI2Cバス78といったシリアルバスを介して行われる。
電源系インタフェースは、燃料電池ユニット10と情報処理装置18との間における電力の授受のために設けられるインタフェースである。例えば、発電部40のDMFCスタック42で発電された電力が制御部41(以降、燃料電池制御部41と記載する)およびドッキングコネクタ14、121を介して情報処理装置18に供給される。また、電源系インタフェースには、情報処理装置18の電源部79から、燃料電池ユニット10内の補機63等への電力供給83もある。
なお、情報処理装置18の電源部79に対してACアダプタ用コネクタ81を介してAC/DC変換された直流電源が供給され、これによって情報処理装置18の動作、二次電池(リチウムイオン電池)80の充電が可能である。
燃料電池ユニット10と情報処理装置18とはドッキングコネクタ14、121によって機械的かつ電気的に接続される。ドッキングコネクタ14、121には、燃料電池ユニット10のDMFCスタック42で発電された電力を情報処理装置18へ供給するための第一の電源端子(出力電源端子)91および、情報処理装置18から、燃料電池ユニット10のマイクロコンピュータ95にレギュレータ94を介して電源を供給し、かつ補機用電源回路97にスイッチ101を介して電源を供給するための第二の電源端子(補機用入力電源端子)92を有する。また、情報処理装置18から不揮発性メモリ(EEPROM)99へ電源供給するための第三の電源端子92aを有している。
さらに、ドッキングコネクタ14、121は情報処理装置18の電源制御部77と燃料電池ユニット10のマイクロコンピュータ95との通信や、書き込み可能なEEPROM99との通信、を行うための通信用入出力端子93を有している。
また、燃料電池制御部41は、燃料電池本体12の傾斜を検知しマイクロコンピュータ95に送る傾斜センサ110と、送液ポンプ46や送気ポンプ50の電圧および回転数、送液時間、各部の温度、液量等を検知しマイクロコンピュータ95に送る各部の温度センサ・液量センサ・電圧モニタ106とを有している。
次に、燃料電池ユニット10から情報処理装置18へ、燃料電池ユニット10に設けられるDMFCスタック42の電力が供給されるまでの基本的な処理の流れを説明する。
なお、情報処理装置18の二次電池(リチウムイオン電池)80には所定の電力が充電されているものとする。また、図5の中のスイッチは全て開いているものとする。
まず、情報処理装置18は、コネクタ接続検出部111から出力される信号に基づいて、情報処理装置18と燃料電池ユニット10とが機械的および電気的に接続されたことを認識する。この認識は、コネクタ接続検出部111が例えばコネクタ接続検出部111へ入力される信号に基いて、ドッキングコネクタ14、121の接続によって燃料電池ユニット10の内部で接地されることを検出することによって行われる。
また、情報処理装置18の電源制御部77は、燃料電池ユニット10の発電設定スイッチ112の設定が発電許可設定であるか発電禁止設定であるかを認識する。例えば、発電設定スイッチ検出部113へ入力される信号に基いて、発電設定スイッチ検出部113が発電設定スイッチ112の設定状態に応じて接地状態であるか或いは解放状態であるか否かを検出する。発電設定スイッチ112が解放状態である場合は、電源制御部77は発電禁止設定として認識する。
燃料電池ユニット10と情報処理装置18とがドッキングコネクタ14、121を介して機械的に接続されると、情報処理装置18側から第三の電源端子92aを介して燃料電池制御部41の記憶部である不揮発性メモリ(EEPROM)99に電源が供給される。このEEPROM99には、燃料電池ユニット10の識別情報、燃料カートリッジ43の識別情報、装着履歴情報、燃料の送液量情報等が予め記憶される。識別情報には、例えば部品コードや製造シリアル番号、或いは定格出力、燃料カートリッジ43のタンク容量情報などの情報を予め含ませることができる。また、このEEPROM99は、例えば、I2Cバス78といったシリアルバスに接続されており、EEPROM99に記憶されているデータはこのEEPROM99に電源が供給されている状態において読み出し可能である。図5の構成では、電源制御部77が通信用入出力端子93を介してEEPROM99の情報を読み出すことが可能である。
この状態においては、燃料電池ユニット10は発電を行っておらず、また燃料電池ユニット10の内部の状態は、EEPROM99の電源以外は電源が供給されていない状態である。なお、この状態では、インジケータランプ85は消灯している。
ここで、ユーザが発電設定スイッチ112の設定を発電許可設定に設定すると(図5では発電設定スイッチを接地状態側に設定する)、情報処理装置18に設けられる電源制御部77は、燃料電池ユニット10に設けられるEEPROM99に記憶された識別情報を読み出すことが可能となる。以下、この状態を、「ストップステート(1)」ST11の状態という。
換言すると、ユーザが発電設定スイッチ112を発電許可設定に設定しない限り、即ち発電禁止設定の設定である限り、「ストップステート(0)」ST10の状態であり、燃料電池ユニット10における発電を禁止することが可能である。なお、発電設定スイッチ112は、例えばスライドスイッチ等のように開または閉の状態をいずれか一方の状態に保持できるものが好ましい。
電源制御部77による識別情報の読み出しは、I2Cバス78といったシリアルバスを介して燃料電池ユニット10に設けられるEEPROM99に記憶されている燃料電池ユニット10の識別情報を読み出すことによって行われる。
「ストップステート(1)」ST11の状態では、電源制御部77が読み出された燃料電池ユニット10の識別情報に基いて、情報処理装置18に接続されている燃料電池ユニット10が情報処理装置18に適合した燃料電池ユニットであると判別した場合、EEPROM99に記憶されている燃料カートリッジ43の識別情報を読み出し、燃料カートリッジ43の残量検出のための処理を行う。
情報処理装置18に設けられる電源制御部77は、情報処理装置18に設けられるスイッチ100を閉じることによって、二次電池80の電力を第1の電源端子92を介して燃料電池ユニット10へ供給し、レギュレータ94を介してマイクロコンピュータ95へ電源が供給される。以下、この状態を、「ストップステート」ST20の状態という。
この「スタンバイステート」ST20の状態では、燃料電池ユニット10に設けられるスイッチ101は開いており、補機用電源回路97には電源は供給されていない。従って、この状態において補機63は動作していない。
しかしながら、マイクロコンピュータ95は動作を開始しており、情報処理装置18に設けられる電源制御部77から、I2Cバス78を介して各種の制御用コマンドを受信することが可能な状態である。また、マイクロコンピュータ95は、燃料電池ユニット10の電源情報を、I2Cバスを介して情報処理装置18へ送信可能な状態である。なお、この状態でインジケータランプ85が例えば正常可動を示す緑色に点灯する。あるいは、インジケータランプ85は、燃料電池ユニット本体10からの発電が始まった状態(ウォームアップステートST30)や出力が定格値に達した状態(オンステートST40)等で点灯するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の燃料電池ユニット10によれば、筐体11が、燃料電池本体12を収容する第1の収容部11aと、制御基板23を収容する第2の収容部11bと、第1の収容部11aと第2の収容部11bとの間に設けられた第3の収容部11cとを有している。このため、例えば、発電時に気化したような燃料が第1の収容部11aから漏れたとしても、制御基板23の腐食を抑制することができる。
また、第3の収容部11cに、燃料電池本体12と制御基板23とを繋ぐ中継基板24が収容されている。そして、中継基板は、燃料電池本体12から延出する配線が少なくとも1本減るように上記配線をまとめて、燃料電池本体12と制御基板23と電気的に接続させている。そのため、燃料電池ユニット10の内部構造を簡易化させることができる。
さらに、燃料が、常温常圧で実質的に液体であり、発電時に少なくとも一部が気化する液体燃料である場合には、第3の収容部11cに、上記燃料を検知する検知部25を設けるとよい。そして、検知部25が燃料を検知したときに、発電を停止するように構成するとよい。このようにすることにより、万一、発電時に気化したような燃料が第1の収容部11aから漏れたとしても、制御基板23を腐食させる前に、発電を停止させることができる。そして、シール部材21b,22bや、燃料カートリッジ43を交換することにより、容易に再利用することができる。
また、第3の収容部11c内に、吸湿剤26を設けることにより、発電時に気化したような燃料が第1の収容部11aから漏れたとしても、微量であれば、上記吸湿剤26で吸湿させることができる。そのため、発電時に気化したような燃料が第1の収容部11aから漏れたとしても、微量であれば、燃料電池ユニット10の動作を正常に保つことができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態に係る燃料電池ユニットを示す斜視図。 図1の燃料電池ユニットを情報処理装置に接続した状態で示す斜視図。 図1の燃料電池ユニットを示す断面図。 図1の燃料電池ユニットを示す系統図。 図1の燃料電池ユニットを情報処理装置に接続した状態で示す系統図。
符号の説明
10…燃料電池ユニット、11…筐体、11a…第1の収容部、11b…第2の収容部、11c…第3の収容部、12…燃料電池本体、23…制御基板(制御部)、24…中継基板(中継部)、25…検知部、26…吸湿剤

Claims (6)

  1. 燃料を有する燃料電池本体と、上記燃料電池本体と電気的に接続されている制御部と、上記燃料電池本体及び上記制御部を収容する筐体とを具備し、上記燃料を用いて発電を行う燃料電池ユニットであって、
    上記筐体は、
    上記燃料電池本体を収容する第1の収容部と、
    上記制御部を収容する第2の収容部と、
    上記第1の収容部と上記第2の収容部との間に設けられた第3の収容部とを有していることを特徴とする燃料電池ユニット。
  2. 上記第3の収容部に、上記燃料電池本体と上記制御部とを繋ぐ中継部が収容されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。
  3. 上記燃料電池本体から、複数の配線が延出しており、
    上記中継部は、上記配線が少なくとも1本減るように上記配線をまとめて、上記燃料電池本体と上記制御部と電気的に接続させていることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池ユニット。
  4. 上記燃料は、常温常圧で実質的に液体であり、発電時に少なくとも一部が気化する液体燃料であり、
    上記第3の収容部に、上記燃料を検知する検知部が収容されており、
    上記検知部が燃料を検知したときに、発電を停止するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。
  5. 上記燃料は、メタノールであり、
    上記検知部は、発電時に気化したメタノールを検知するものであることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池ユニット。
  6. 上記第3の収容部に、吸湿剤が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池ユニット。
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