JP2006221861A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気フィルタの性能低下を防止し、長期間に亘って安定した発電が可能な燃料電池を提供する。
【解決手段】燃料電池は、化学反応により発電を行う起電部52、燃料を収納した燃料タンク、起電部と燃料タンクとの間で燃料を循環させるアノード流路、起電部に空気を供給する空気供給部、起電部に接続され起電部からの生成物を排出するカソード流路72、カソード流路に設けられ生成物を冷却し水を凝縮させる冷却器75、冷却器の下流側でカソード流路に設けられた排気フィルタを備えている。凝縮された水および起電部から排出された水を貯留する貯留部72cと、貯留部内に貯留された水を燃料タンクに導く第1回収流路72dと、冷却器と排気フィルタとの間でカソード流路内に生じた水を貯留部に導く第2回収流路72fとが設けられている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子機器等の電源として使用される燃料電池に関する。
現在、携帯可能なノート型のパーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと称する)、モバイル機器等の電子機器の電源としては、主に、リチウムイオンバッテリなどの二次電池が用いられている。近年、これら電子機器の高機能化に伴う消費電力の増加や更なる長時間使用の要請から、高出力で充電の必要のない小型燃料電池が新たな電源として期待されている。燃料電池には種々の形態があるが、特に、燃料としてメタノール溶液を使用するダイレクトメタノール方式の燃料電池(以下、DMFCと称する)は、水素を燃料とする燃料電池に比べて燃料の取扱いが容易で、システムが簡易であることから、電子機器の電源として注目されている。
通常、DMFCは、高濃度のメタノールが収容された燃料タンク、燃料タンクのメタノールを水によって希釈する混合タンク、希釈されたメタノールを起電部に圧送する送液ポンプ、および起電部に空気を供給する送気ポンプ等が設けられている。起電部はアノードおよびカソードを備え、アノード側に希釈されたメタノールを、カソード側に空気を供給することにより、化学反応によって発電を行う。発電に伴う反応生成物として、起電部のアノード側に炭酸ガスが、カソード側に水が発生する。反応生成物である水は蒸気となって排気される。起電部のカソード側からの排気はカソード流路を通って冷却器に送られ、ここで冷却され水分を凝縮させる。得られた水は回収され、メタノールの希釈に用いられる。また、冷却器の下流側には有害物質を除去する排気フィルタが設けられ、カソード側からの排気は、冷却器を通過した後、排気フィルタで有害物質を除去された後、外部に排出される。
特開2004−95376号公報
上記構成の燃料電池において、カソード側の排気は、冷却器を通過した後、カソード流路内で冷やされることにより更に水分が結露する。また、冷却器内で凝縮した水分の一部が排気によって吹き上げられ、飛洙となって排出される。そのため、これらの水分がカソード流路を通って排気フィルタに流入し、排気フィルタを濡らしてしまう。その結果、排気フィルタの性能が大幅に低下するという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、排気フィルタの性能低下を防止し、長期間に亘って安定した発電が可能な燃料電池を提供することにある。
上記課題を達成するため、この発明の態様に係る燃料電池は、化学反応により発電を行う起電部と、燃料を収納した燃料タンクと、前記起電部と燃料タンクとの間で燃料を循環させるアノード流路と、前記起電部に空気を供給する空気供給部と、前記起電部に接続され前記起電部からの生成物を排出するカソード流路と、前記カソード流路に設けられ前記生成物を冷却し水を凝縮させる冷却部と、前記冷却器の下流側で前記カソード流路に設けられた排気フィルタと、前記凝縮された水および前記起電部から排出された水を貯留する貯溜部と、前記貯溜部内に貯留された水を前記燃料タンクに導く第1回収流路と、
前記冷却器と排気フィルタとの間で前記カソード流路内に生じた水を前記貯溜部に導く第2回収流路と、を備えている。
以上のように構成された本発明によれば、水分による排気フィルタの性能低下を防止し、安定した発電が可能な燃料電池を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施形態に係る燃料電池について詳細に説明する。
図1ないし図3に示すように、燃料電池10は、メタノールを液体燃料としたDMFCとして構成され、電子機器、例えば、パーソナルコンピュータ11の電源として使用可能に構成されている。
燃料電池10は筐体12を備えている。この筐体12は、ほぼ角柱状に形成され水平に延びた本体14と、本体から延出した載置部16とを有している。載置部16は、平坦な矩形状に形成され、パーソナルコンピュータ11の後部を載置可能に形成されている。後述するように、本体14内には、発電部を構成する燃料タンク、起電部、混合タンク等が配置されている。載置部16には、パーソナルコンピュータ11をロックするロック機構等が配置されている。
図1ないし図3に示すように、載置部16の上面には、パーソナルコンピュータ11と接続するためのコネクタ32が設けられている。パーソナルコンピュータ11の例えば底面後部には、燃料電池10側のコネクタ32と接続するための図示しないコネクタが設けられ、コネクタ32と機械的、電気的に接続される。載置部16の三箇所には、ロック機構を構成する位置決め突起41およびフック38が設けられている。これらの位置きめ突起41およびフック38は、パーソナルコンピュータ11の底面後部と係合し、載置部16に対してパーソナルコンピュータ11を位置決め、保持する。また、載置部16には、パーソナルコンピュータ11を燃料電池10から取り外す際、ロック機構のロックを解除するイジェクトボタン40が設けられている。載置部16内には、後述する発電部の動作を制御する制御部が設けられている。
図1および図5に示すように、本体14の壁部には多数の通気孔20、21、22が形成されている。本体14の前端部には、燃料電池の動作状態を示す複数のインジケータ23が設けられている。後述するように、発電部を構成する燃料タンクは脱着自在な燃料カートリッジとして構成されている。本体14の一側部は、燃料タンク50の脱着時に取り外し可能なカバー51として形成されている。
次に、発電部の構成について詳細に説明する。図4は、発電部の系統図を示したものであり、特にDMFCスタックにより構成された起電部52とその周辺に設けられた補機について細部の系統を示している。図3、図4、および図5に示すように、発電部は、本体14内の一側部に設けられた燃料タンク50、本体内の中央部に設けられ化学反応により発電を行う起電部52、本体内の他側部に設けられた混合タンク54を備えている。燃料タンク50には、液体燃料として高濃度のメタノールが収容されている。この燃料タンク50は本体14に対して脱着自在なカートリッジとして形成されている。
燃料タンク50は燃料供給路18を介して混合タンク54に接続され、この燃料供給路には、燃料タンクから混合タンクへ燃料を供給する第1送液ポンプ56、電磁弁63が設けられている。図6に示すように、起電部52は複数のセルを積層して構成され、各セルは、アノード(燃料極)58aとカソード(空気極)58bとの間に電解質膜60を挟持して構成されている。起電部52の周囲には、多数の冷却フィン61が設けられている。
図3ないし図5に示すように、本体14の内部には、エアバルブ62を介して起電部52のカソード58bに空気を供給する送気ポンプ64が設けられている。送気ポンプ64は空気供給部を構成している。起電部52と混合タンク54との間には燃料供給管66aおよび燃料回収管66bが接続され、起電部のアノード58aと混合タンク54との間で燃料を循環させるアノード流路を形成している。燃料供給管66aには、フィルタ24、混合タンク54から起電部52へ燃料を供給する第2送液ポンプ68、イオンフィルタ25、逆止弁27が接続されている。燃料供給管66aおよび燃料回収管66bの周囲にはそれぞれ鉛直方向に延びた多数の放熱フィン69が取り付けられ、アノード冷却器70を構成している。
図4、図5および図7に示すように、起電部52には排出管72が接続され、カソード58bから発電により生じた生成物および空気を排出するカソード流路を形成している。カソード流路は、起電部52から延出した第1流路72aと、第1流路から複数に分岐しているとともにそれぞれ水平方向に対し傾斜して延びた複数の分岐流路72bと、第1流路および各分岐流路の下端に連通し第1流路から排出された水および分岐路で凝縮した水を貯溜する貯溜部(水回収タンク)72cと、貯溜部内に貯溜された水を混合タンク54に導く第1回収流路72dと、分岐流路の上端に連通した第2流路72eと、を有している。本実施形態において、複数の分岐流路72bはそれぞれ鉛直方向に沿って延びている。また、第1回収流路72dは、アノード冷却器70と混合タンク54との間で燃料回収管66bに連通し、この燃料回収管66bを介して混合タンクに接続されている。
第1回収流路72dには、貯溜部72c内の水を混合タンク54に供給する水回収ポンプ76が設けられている。また、貯溜部72c内には、この貯溜部内に溜まった水の水位を検出する水位センサ77が設けられている。
複数の分岐流路72bを形成している排出管72の周囲にはそれぞれ水平方向に延びた多数の放熱フィン74が取り付けられカソード冷却器75を構成している。複数の分岐流路72bを含むカソード冷却器75は、アノード冷却器70と隙間を置いて対向配置されている。第2流路72eはほぼ水平に延びているとともに、本体14の通気孔22に向かって開口した排気口78を備えている。本体14の前壁に形成された通気孔20は、カソード冷却器75と対向して設けられている。
第2流路72eにおいて、排気口78の近傍には排気フィルタ80および排気バルブ81が設けられている。排気フィルタ80は、例えば、金属触媒等により構成され、カソード流路を通して排気される空気中に含まれるメタノール等の有害物質を除去する。排気フィルタ80の鉛直方向の下方には、水回収部28が設けられ、第2流路72eに連通している。また、カソード流路は、水回収部28内に回収された水を第1回収流路72dに導く第2回収流路72fを有している。この第2回収流路72fは、水回収ポンプ76と混合タンク54との間で第1回収流路72dに接続されている。
水回収ポンプ76と混合タンク54との間で第1回収流路72dには、混合タンク54から水回収ポンプ76側への水の逆流を規制する逆止弁42が設けられている。この逆止弁42と水回収部28との間で第2回収流路72fには、水回収ポンプ76から水回収部28側への水の逆流を規制する逆止弁44が設けられている。
図5および図7に示すように、本体14内において、アノード冷却器70とカソード冷却器75との間には、遠心ファンからなる冷却ファン82が設けられ、アノード冷却器およびカソード冷却器と対向している。冷却ファン82は、羽根の回転軸がほぼ水平に、かつ、アノード冷却器70およびカソード冷却器75と直交するように配置されている。図8から良く分かるように、冷却ファン82は羽根を覆ったケースを有し、このケースには、アノード冷却器70およびカソード冷却器75にそれぞれ対向した吸気口84、および羽根の回転方向に対して接線方向に向かって開口した2つの排気口86a、86bが形成されている。一方の排気口86aは本体14の通気孔22に向かって開口し、また、他方の排気口86bは起電部52に向かって開口している。
その他、発電部は、混合タンク54内に収容された燃料の濃度を検出する濃度センサ88、この濃度センサに送られる燃料を冷却する濃度センサ冷却器87を備えている。
図4に示すように、本体14内に配設され発電部を構成している第1および第2送液ポンプ56、68、送気ポンプ64、水回収ポンプ76、エアバルブ62、排気バルブ81、冷却ファン82は制御部30に電気的に接続され、この制御部によって制御される。また、水位センサ77および濃度センサ88は制御部30に接続され、それぞれ検知信号を制御部に出力する。なお、これらの電装部品、センサと制御部30とを接続した図示しない配線は、本体14内から載置部16内へ引き回されている。
上記構成の燃料電池10をパーソナルコンピュータ11の電源として用いる場合、まず、パーソナルコンピュータの後端部を燃料電池の載置部16に載置し、所定位置にロックするとともにコネクタ32を介して電気的に接続する。この状態で燃料電池10の発電を開始する。この場合、第1送液ポンプ56により燃料タンク50から混合タンク54に高濃度のメタノールが供給され、起電部52から還流する溶媒としての水と混合され所定の濃度に希釈される。混合タンク54内で希釈されたメタノールは、第2送液ポンプ68により、アノード流路を通して起電部52のアノード58aに供給される。一方、起電部52のカソード58bには送気ポンプ64により空気が供給される。図6で示したように、供給されたメタノールおよび空気は、アノード58aとカソード58bとの間に設けられた電解質膜60で化学反応し、これにより、アノード58aとカソード58bとの間に電力が発生する。起電部52で発生した電力は、制御部30、コネクタ32を介してパーソナルコンピュータ11へ供給される。
発電反応に伴い、起電部52には反応生成物として、アノード58a側に二酸化炭素、カソード58b側に水が生成される。アノード58a側に生じた二酸化炭素および化学反応に供されなかったメタノールはアノード流路へ送られ、アノード冷却器70を通して冷却された後、混合タンク54に還流する。二酸化炭素は混合タンク54内で気化し、カソード冷却器75、排気バルブ81を介して、最終的には排気口78から外部へ排気される。
図7に示すように、カソード58b側に生じた水は、その大部分が水蒸気となり空気とともにカソード流路に排出される。排出された水および水蒸気は、第1流路72aを通り、水は貯溜部72cに送られる。また、水蒸気および空気は、分岐流路72bを通り第2流路72eまで上方に向かって流れる。この際、各分岐流路72bを流れる水蒸気はカソード冷却器75によって冷却されて凝縮する。凝縮により生じた水は、重力により分岐流路72b内を下方に流れ、貯溜部72cに回収される。貯溜部72c内に回収された水は、水回収ポンプ76により混合タンク54へ送られ、メタノールと混合された後、再び起電部52へ供給される。
第2流路72eに送られた空気および水蒸気の一部は、水回収部28に送られる。この際、水蒸気は第2流路72e内で結露し、これにより生じた水は水回収部28に回収される。また、空気および空気中に飛沫したメタノールは排気フィルタ80に送られ、ここで、メタノールが排気フィルタによって除去される。空気は排気バルブ81を通り、排気口78から本体14内に排気され、更に、本体の通気孔22を通して外部に排気される。なお、起電部52のアノード側から排出された二酸化炭素は、第2流路72eを通り、排気口78から本体14内に排気され、更に、本体の通気孔22を通して外部に排気される。
燃料電池10の動作中、冷却ファン82が駆動され、本体14に形成された通気孔20および通気孔21を通して外気が本体14内に導入される。図5および図7に示すように、通気孔20を通して本体14内に導入された外気および本体14内の空気は、カソード冷却器75の周囲を通りこれを冷却した後、冷却ファン82の一方の吸気口84を通してファンケース内に吸気される。通気孔21を通して本体14内に導入された外気および本体14内の空気は、アノード冷却器70の周囲を通ってこれを冷却した後、冷却ファン82の他方の吸気口84を通してファンケース内に吸気される。
ファンケース内に吸気された空気は、排気口86aおよび86bから本体14内に排気される。排気口86aから排気された空気は、本体14内を通り本体の通気孔22から外部に排気される。その際、排気口86aから排気された空気は、カソード流路の排気口78からの排気された空気、二酸化炭素と混ざり合い、一緒に通気孔22から本体外部に排気される。また、排気口86aから排気された空気は、起電部52およびその周囲を冷却した後、本体14の外部に排気される。
混合タンク54内におけるメタノールの濃度は濃度センサ88によって検出される。制御部30は、検出された濃度に応じて水回収ポンプ76を作動させ、貯溜部72c内の水を混合タンク54に供給することにより、メタノールの濃度を一定に維持する。また、カソード流路内における水の回収量、つまり、水蒸気の凝縮量は、貯溜部72cに回収された水の水位に応じて、カソード冷却器75の冷却能力を制御することにより調整される。ここでは、水位センサ77により検出された水位に応じて冷却ファン82の駆動電圧を制御することにより、カソード冷却器75の冷却能力を調整し、水の回収量を制御する。
図7に示すように、水の回収時、水回収ポンプ76は制御部30により正転駆動される。これにより、逆止弁42が開き、逆止弁44が閉じられる。そして、貯溜部72c内の水は、第1回収流路72dおよび逆止弁42を通って混合タンク54へ送られる。この際、第2回収流路72fには逆止弁44が設けられていることから、貯留部72cの水が排気フィルタ80側に逆流することはない。
一方、制御部30は、例えば、一定の動作期間ごとに水回収ポンプ76を所定時間、逆転駆動し、水回収部28内に溜まった水を貯留部72cに回収する。すなわち、水回収ポンプ76を逆転駆動されると、逆止弁44が開き、逆止弁42が閉じられる。そして、水回収部28内に溜まった水および第2流路72e内で結露した水は、第2回収流路72f、逆止弁44、および第1回収流路72dを通って貯留部72cに回収される。その後、回収された水は、混合タンク54へ供給され、メタノールの希釈に用いられる。
以上のように構成された燃料電池10によれば、カソード冷却器75を通過した後、排気フィルタ80へ送られる前にカソード流路内に生じた凝縮液を回収し、排気フィルタ80への水分の流入を防止することができる。これにより、排気フィルタ80の性能低下を防止し、長期間に亘って安定した発電が可能な燃料電池を得ることができる。また、カソード冷却器75で凝縮した後、更に凝縮した水を回収することができ、希釈循環方式の燃料電池において、水の回収効率が向上する。そのため、水不足の問題を解消し、所望濃度の燃料を起電部52に供給することができ、その結果、長期間に亘って安定した発電が可能となる。
更に、上記燃料電池10によれば、水回収ポンプ76と逆止弁42、44を組合せ用いることにより、共通の水回収ポンプ76を用いて貯留部72cの水回収、および排気フィルタ80の直前で生じた水分の回収を行うことができる。これにより、専用のポンプを追加することなく効率良く水を回収することができ、消費電力の増加および部品点数の増加を防止することが可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
前述した実施形態によれば、発電部は、燃料タンク50、起電部52、アノード冷却器70およびカソード冷却器75、混合タンク54を順番に並べて配置した構成としたが、これらの配置は必要に応じて種々変更可能である。本実施形態において、発電部は燃料タンクおよび混合タンクを備えた構成としたが、混合タンクを省略し、燃料タンクで兼用する構成としてもよい。本願において、燃料タンクは、燃料を収納および供給する容器を示すもので、燃料タンクおよび混合タンクの両方あるいはいずれか一方を含むものとして示している。
この発明に係る燃料電池は、上述したパーソナルコンピュータに限らず、モバイル機器、携帯端末等の他の電子機器の電源としても使用可能である。燃料電池の形式としは、DMFCに限らず、PEFC(Polymer Electrolyte Fuel Cell)等の他の形式としてもよい。また、冷却ファンは、遠心ファンに限らず、軸流ファンを用いてもよい。
図1は、この発明の実施形態に係る燃料電池を示す斜視図。 図2は、前記燃料電池をパーソナルコンピュータに接続した状態を示す斜視図。 図3は、前記燃料電池の発電部を示す斜視図。 図4は、上記燃料電池の発電部の構成を主に示す系統図。 図5は、前記燃料電池の発電部を概略的に示す図。 図6は、前記燃料電池における起電部のセル構造を模式的に示す図。 図7は、前記燃料電池におけるカソード流路、カソード冷却器を模式的に示す図。 図8は、前記燃料電池におけるカソード流路、カソード冷却器を模式的に示す図。
符号の説明
10…燃料電池、 11…パーソナルコンピュータ、 14…本体、
16…載置部、 28…水回収部、 32…コネクタ、 42、44…逆止弁、
50…燃料タンク、 52…起電部、 54…混合タンク、 70…アノード冷却器、
72…排出管、 72a…第1流路、 72c…貯溜部、 72d…第1回収流路、
72e…第2流路、 72f…第2回収流路、75…カソード冷却器、
80…排気フィルタ

Claims (5)

  1. 化学反応により発電を行う起電部と、
    燃料を収納した燃料タンクと、
    前記起電部と燃料タンクとの間で燃料を循環させるアノード流路と、
    前記起電部に空気を供給する空気供給部と、
    前記起電部に接続され前記起電部からの生成物を排出するカソード流路と、
    前記カソード流路に設けられ前記生成物を冷却し水を凝縮させる冷却部と、
    前記冷却器の下流側で前記カソード流路に設けられた排気フィルタと、
    前記凝縮された水および前記起電部から排出された水を貯留する貯留部と、
    前記貯留部内に貯留された水を前記燃料タンクに導く第1回収流路と、
    前記冷却器と排気フィルタとの間で前記カソード流路内に生じた水を前記貯留部に導く第2回収流路と、を備えた燃料電池。
  2. 前記第1回収流路に設けられた水回収ポンプと、前記水回収ポンプと燃料タンクとの間で前記第1回収流路に設けられ、前記燃料タンクから前記貯留部への逆流を規制する第1逆止弁と、前記第2回収流路に設けられ、前記水回収ポンプから前記排気フィルタへの逆流を規制する第2逆止弁と、前記水回収ポンプを正転駆動し前記貯溜部内に貯溜された水を前記燃料タンクに送るとともに、前記水回収ポンプを逆転駆動し前記第2水回収流路を通して水を前記貯留部に送る制御部と、を備えた請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記排気フィルタの鉛直方向下方に設けられ、前記冷却器と排気フィルタとの間で前記カソード流路内に生じた水を貯留する水回収部を備え、前記第2回収流路は前記水回収部に接続されている請求項1又は2に記載の燃料電池。
  4. 前記貯溜部内に配設され、この貯溜部内の水の水位を検出する水位センサを備え、前記制御部は、前記水位センサにより検出された水位に応じて前記水回収ポンプの駆動を制御する請求項2に記載の燃料電池。
  5. 前記燃料タンクは燃料と水を混合する混合タンクを含み、前記カソード流路は前記混合タンクに接続されている請求項1又は2に記載の燃料電池。
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