JP2006306928A - オレフィン系重合用触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】発明の課題は、後周期遷移金属錯体系のオレフィン系重合用触媒のなかでも特に高活性なオレフィン系重合用触媒を提供することにある。
【解決手段】フッ素化炭化水素基を酸素あるいは硫黄原子の近傍に有し、さらには、ハロゲン化炭化水素基をリン、砒素、またはアンチモン原子の近傍に有する、所定の構造を有するオレフィン系重合用触媒を用いることにより解決される。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規なオレフィン系重合用触媒に関する。
オレフィン系重合用触媒の高活性化は、現在においても重要な課題である。最近では、極性モノマーとの共重合や水系での重合が可能となることから、後周期遷移金属錯体系のオレフィン系重合用触媒が着目されている。
特に、酸素原子近傍にフッ素化炭化水素基を有し、かつリン原子近傍にエステル基を有するニッケル系触媒(Shell Higher Olefin Process系触媒:SHOP系触媒)は、水系でも高いエチレン重合活性を示すことが報告されている(特許文献1、非特許文献1、2)。
しかし、エステル基以外の置換基については報告されておらず、また、エステル基を水素に置き換えた場合には合成が難しい等、置換基の多様性には限界があり、各種置換基を導入する技術および各種置換基を導入した触媒が望まれている。
国際公開第02/24763号パンフレット Macromolecules,2001年,第34巻,2438頁 Macromolecules,2001年,第34巻,2022頁
本発明の課題は、高いオレフィン系重合活性を示すオレフィン系重合用触媒を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、本発明を完成するにいたった。
即ち本発明は、下記一般式(1)で表されることを特徴とするオレフィン系重合用触媒に関する。
Figure 2006306928
(式中、Mはニッケル、パラジウムまたは白金である。Eは酸素または硫黄である。Xはリン、砒素またはアンチモンである。R1,R2,R3は各々独立して、水素または炭素数1〜20の炭化水素基である。Rfはフッ素原子または炭素数1〜20のフッ素化炭化水素基である。Rhはハロゲン原子または炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基である。)
好ましい実施態様としては、Mがニッケルであることを特徴とする、オレフィン系重合用触媒に関する。
好ましい実施態様としては、Eが酸素、Xがリンであることを特徴とする、オレフィン系重合用触媒に関する。
好ましい実施態様としては、Rhが塩素または臭素であることを特徴とする、オレフィン系重合用触媒に関する。
好ましい実施態様としては、R1,R2,およびR3がフェニル基であることを特徴とする、オレフィン系重合用触媒に関する。
本発明のオレフィン系重合用触媒は、従来のオレフィン重合触媒と比較して高いオレフィン系重合活性を示し、効率よくオレフィン系重合体を製造することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(オレフィン系重合用触媒)
本発明は、下記一般式(1)であることを特徴とするオレフィン系重合用触媒に関する。
Figure 2006306928
(式中、Mはニッケル、パラジウムまたは白金である。Eは酸素または硫黄である。Xはリン、砒素またはアンチモンである。R1,R2,R3は各々独立して、水素または炭素数1〜20の炭化水素基である。Rfはフッ素原子または炭素数1〜20のフッ素化炭化水素基である。Rhはハロゲン原子または炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基である。)
本発明に使用されるオレフィン系重合用触媒は、以下の反応により調製するのが好ましい。
Figure 2006306928
上記反応式中、Mはゼロ価のニッケル、パラジウムまたは白金で、MLnはゼロ価のニッケル、パラジウムまたは白金化合物である。Eは酸素または硫黄である。Xはリン、砒素またはアンチモンである。R1,R2,R3は各々独立して、水素または炭素数1〜20の炭化水素基である。Rfはフッ素原子または炭素数1〜20のフッ素化炭化水素基である。Rhはハロゲン原子または炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基である。LはMに対して配位し、Mの価数をゼロ価に保持するものであれば特に制限はない。nは自然数である。
これらの反応が進行しやすいことから、Mはゼロ価のニッケルであることが好ましい。
配位子に関しては、Eは酸素、Xはリンであることが好ましい。
MLnはゼロ価のニッケル、パラジウムまたは白金の化合物であるが、ゼロ価のニッケル化合物としては、例えば、ビス(シクロオクタジエン)ニッケル、ビス(シクロオクタテトラエン)ニッケル、ビス(1、3、7-オクタトリエン)ニッケル、ビス(アリル)ニッケル、ビス(メタリル)ニッケル、トリエチレンニッケルが好ましく、ビス(シクロオクタジエン)ニッケルが特に好ましい。
これらビス(シクロオクタジエン)ニッケルは公知の方法に従って合成することもできるし、固体を取り出すことなく溶液のまま用いてもよい(例えば、実験化学講座第4版、371頁に準じて2価のニッケル化合物とシクロオクタジエン等とトリアルキルアルミニウムとから合成できる)。
fは炭素数1〜20のフッ素化炭化水素基が好ましい。具体例としては、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、ペンタフルオロフェニル基、トリフルオロメチル基で置換されたフェニル基等が挙げられる。特に、Rfはトリフルオロメチル基が好ましい。Rhは塩素原子または臭素原子が好ましい。本発明の触媒は、このように酸素あるいは硫黄原子の近傍にフッ素化炭化水素基を、さらには、りん、砒素、またはアンチモン原子の近傍にハロゲン原子を有しているため、高い活性を示すことができる。
また、R1,R2,R3は各々独立して、炭素数1〜20の炭化水素基が、特に置換芳香族基が好ましい。置換芳香族基として最も好ましいのはフェニル基である。R1,R2,R3はRf,Rhと各々独立して同じであってもよい。
反応の促進のために、ホスフィン、ホスフィン酸化物、ケトン、エステル、エーテル、アルコール、ニトリル、アミン、ピリジン、オレフィン等を共存させるのが好ましい。特にオレフィンを共存させるのが好ましい。
オレフィンの使用量としては、制限はないが、オレフィン/触媒(中心金属または配位子のうち少ない方の量になる)がモル比で1〜10000であることが好ましく、さらには10〜1000が好ましい。当該モル比が小さすぎると、反応が促進されにくいし、分子量の小さい重合体しか得られなくなり、大きすぎると、オレフィン系重合体への取り込みが多くなってしまう場合がある。
反応温度は0〜100℃、室温〜70℃が好ましい。反応時間に特に制限はないが、1時間以内、特に20分以内が好ましい。
反応は不活性雰囲気下で行うのが好ましく、アルゴン、窒素等が挙げられる。場合により微量の酸素、水分が存在していてもよい。
反応は、通常溶媒を使用して実施するのが好ましく、溶媒としては脂肪族または芳香族溶媒が好ましく、これらはハロゲン化されていてもよい。例としては、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、イソドデカン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘプタン、エチルシクロヘキサン、ブチルクロリド、塩化メチレン、クロロホルムが挙げられる。一般に溶媒は、M換算で、1〜20000μmol/L、さらには10〜10000μmol/Lの濃度の範囲で使用するのが好ましい。
反応において、MLn/配位子のモル比は、反応収率を高めるため少なくともMLnを等量以上使用するのがよく、4/1〜1/1が好ましく、3/1〜2/1がより好ましい。
本発明のオレフィン系重合用触媒の具体例としては、下記一般式で示される化合物を好適に例示することができる。
Figure 2006306928
(式中、Phはフェニル基を示す)
(オレフィン系モノマー)
本発明に用いられるオレフィン系モノマーは、特に制限はないが、炭素数2〜20のオレフィンであることが重合活性の高さから好ましく、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、1−ヘキサデセン、1−エイコセン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、ビニルシクロヘキサン、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテン、ノルボルネン、5−フェニル−2−ノルボルネン等が挙げられる。
この中でも炭素数10以下のα−オレフィンが重合活性が特に高いことから好ましく、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどが挙げられる。これらのオレフィン系モノマーは、単独で使用してもよく、また2種以上使用してもよい。
また、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエン、1,9−デカジエン、1,13−テトラデカジエン、ノルボルナジエン、5−ビニル−2−ノルボルネン、エチリデンノルボルネン、ジメタノオクタヒドロナフタリン、ジシクロペンタジエン等のジエンを少量併用してもよい。
さらに、CH2=CH(CH2nGの式の化合物を少量併用してもよい。ここで、nは2〜20、Gは水酸基、水酸基含有炭化水素基、エーテル基、フッ素化炭化水素基、エステル基、カルボン酸基、アルコキシシリル基、またはシラノール基である。
オレフィン系モノマーの使用量としては、制限はないが、オレフィン系モノマー/触媒(中心金属または配位子のうち少ない方の量になる)がモル比で10〜109であることが好ましく、さらには100〜107が好ましく、とくには1000〜105が好ましい。当該モル比が小さすぎると、分子量の小さい重合体しか得られなくなり、大きすぎると、モノマーに対するポリマーの収率が低くなる傾向が生ずる。
(オレフィン系重合体)
オレフィン系重合に際し、溶媒を用いてもよい。溶媒としては特に制限はないが、脂肪族または芳香族溶媒またはそれらのハロゲン化物が重合活性の高さから好ましい。例としては、トルエン、エチルベンゼン、キシレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、イソドデカン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、メチルシクロヘキサン、メチルシクロヘプタン、エチルシクロヘキサン、ブチルクロリド、塩化メチレン、クロロホルムが挙げられる。また、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、アセトン、エタノール、メタノール、エチレングリコール、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、水等の極性溶媒であってもよい。一般に溶媒は、上記Mの濃度が、1〜20000μmol/L、さらには10〜10000μmol/Lになるように使用するのが好ましい。
これらの溶媒は単独で用いても良いし、複数を組み合わせて用いても良い。従って、気相重合、バルク重合だけでなく、溶液重合、懸濁重合、分散重合、乳化重合、乳化分散重合等を採用してもよい。
重合温度は、−30〜200℃、好ましくは0〜100℃、特に好ましくは室温〜70℃で行われる。重合時間は特に制限はないが、通常10分〜100時間、反応圧力は特に制限はないが、常圧〜10MPaである。
重合は重合活性の高さから不活性雰囲気下で行うのが好ましく、不活性雰囲気としては、アルゴン、窒素等が挙げられる。場合により微量の酸素、水分が存在していてもよい。
また、重合はバッチ(不連続)、半連続、連続、いずれの方法で行ってもよい。
なお、本発明における重合とは、単独重合、ランダム共重合だけでなく、ブロック共重合、グラフト共重合等の共重合も含む。従って重合体も単独重合体、共重合体(ランダム、ブロック、グラフト等)を含む。
以下に、実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら制限を受けるものではない。
(実施例1)
(配位子の合成)
J.Org.Chem.5558頁,53(23)巻,1988年を参考にして以下のように合成した。窒素雰囲気下、クロロメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(和光純薬製)1.736g、乾燥THF(和光純薬製)11mlを仕込み、氷浴を用いて0℃に冷却した。モレキュラーシーブで乾燥したトリエチルアミン(和光純薬製)1.5mlを加え、15分攪拌した。さらにトリフルオロ酢酸無水物(東京化成製)0.78mlを滴下し、0℃で1時間、室温(15℃)で1時間反応させた。濾液を濃縮し、蒸留水(和光純薬製)15mlで洗浄、乾燥した。得られた生成物を60℃のメタノールに溶解させ0℃まで徐々に冷却し、再結晶を行った。乾燥後の収量は、0.45gであった。1H−NMR(CDCl3)により、クロロメチルトリフェニルホスホニウムクロリド由来の6.3ppm付近のプロトンが消失したことから、下記化学式で示される化合物が生成したことがわかる。
Figure 2006306928
(式中、Phはフェニル基を示す)
(実施例2)
(配位子の合成)
J.Org.Chem.5558頁,53(23)巻,1988年を参考にして以下のように合成した。窒素雰囲気下、ブロモメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(和光純薬製)2.180g、乾燥THF(和光純薬製)11mlを仕込み、氷浴を用いて0℃に冷却した。モレキュラーシーブで乾燥したトリエチルアミン(和光純薬製)1.5mlを加え、15分攪拌した。さらにトリフルオロ酢酸無水物(東京化成製)0.78mlを滴下し、0℃で1時間、室温(15℃)で1時間反応させた。濾液を濃縮し、蒸留水(和光純薬製)15mlで洗浄、乾燥した。得られた生成物を60℃のメタノールに溶解させ0℃まで徐々に冷却し、再結晶を行った。乾燥後の収量は、0.31gであった。1H−NMR(CDCl3)により、ブロモメチルトリフェニルホスホニウムブロミド由来の5.9ppm付近のプロトンが消失したことから、下記化学式で示される化合物が生成したことがわかる。
Figure 2006306928
(式中、Phはフェニル基を示す)
(比較例1)
(配位子の合成、オレフィン系重合用触媒の調製およびエチレンの重合)
J.Org.Chem.5558頁,53(23)巻,1988年を参考にして以下のように合成した。窒素雰囲気下、メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(和光純薬製)1.786g、乾燥THF(和光純薬製)11mlを仕込み、氷浴を用いて0℃に冷却した。モレキュラーシーブで乾燥したトリエチルアミン(和光純薬製)1.5mlを加え、15分攪拌した。さらにトリフルオロ酢酸無水物(東京化成製)0.78mlを滴下し、0℃で1時間、室温(15℃)で1時間反応させた。濾液を濃縮し、蒸留水(和光純薬製)15mlで洗浄、乾燥した。
アルゴン雰囲気下、得られた生成物6mgに、その場で調製したビス(シクロオクタジエン)ニッケル(ナフテン酸ニッケル(STREM製、60%)0.043ml、脱水トルエン(関東化学製)5ml、モレキュラーシーブで脱水したシクロオクタジエン(和光純薬製)0.025ml、トリオクチルアルミニウム(東ソーファインケム製、2mol/L)0.038mlから室温2時間攪拌して調製)を加え、脱酸素剤および脱水剤(ガスクリーンおよびドライカラム、それぞれ日化精工製)で精製したエチレン(住友精化製)を3MPaの圧力で加え、300mlのオートクレーブ中、70℃で1時間重合させた。トルエンを留去したが、ポリマーは得られなかった。
(実施例3)
(オレフィン系重合用触媒の調製とエチレンの重合)
アルゴン雰囲気下、実施例1で得られた化合物5.6mg(13.8μmol)に、その場で調製したビス(シクロオクタジエン)ニッケル(ナフテン酸ニッケル(STREM製、60%)0.043ml、脱水トルエン(関東化学製)5ml、モレキュラーシーブで脱水したシクロオクタジエン(和光純薬製)0.025ml、トリオクチルアルミニウム(東ソーファインケム製、2mol/L)0.038mlから室温2時間攪拌して調製)を加え、脱酸素剤および脱水剤(ガスクリーンおよびドライカラム、それぞれ日化精工製)で精製したエチレン(住友精化製)を3MPaの圧力で加え、300mlのオートクレーブ中、70℃で1時間重合させた。トルエンを留去し、ポリエチレンを得た。収量は、1.49gであった。
(実施例4)
(オレフィン系重合用触媒の調製とエチレンの重合)
アルゴン雰囲気下、実施例2で得られた化合物6.2mg(13.8μmol)に、その場で調製したビス(シクロオクタジエン)ニッケル(ナフテン酸ニッケル(STREM製、60%)0.043ml、脱水トルエン(関東化学製)5ml、モレキュラーシーブで脱水したシクロオクタジエン(和光純薬製)0.025ml、トリオクチルアルミニウム(東ソーファインケム製、2mol/L)0.038mlから室温2時間攪拌して調製)を加え、脱酸素剤および脱水剤(ガスクリーンおよびドライカラム、それぞれ日化精工製)で精製したエチレン(住友精化製)を3MPaの圧力で加え、300mlのオートクレーブ中、70℃で1時間重合させた。トルエンを留去し、ポリエチレンを得た。収量は、0.65gであった。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表されることを特徴とするオレフィン系重合用触媒。
    Figure 2006306928
    (式中、Mはニッケル、パラジウムまたは白金である。Eは酸素または硫黄である。Xはリン、砒素またはアンチモンである。R1,R2,R3は各々独立して、水素または炭素数1〜20の炭化水素基である。Rfはフッ素原子または炭素数1〜20のフッ素化炭化水素基である。Rhはハロゲン原子または炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基である。)
  2. Mがニッケルであることを特徴とする、請求項1に記載のオレフィン系重合用触媒。
  3. Eが酸素、Xがリンであることを特徴とする、請求項1または2に記載のオレフィン系重合用触媒。
  4. hが塩素または臭素であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のオレフィン系重合用触媒。
  5. 1,R2,およびR3がフェニル基であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のオレフィン系重合用触媒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019112520A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 国立大学法人 東京大学 オレフィン重合用触媒及び極性基含有オレフィン系重合体の製造方法

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