JP2006306044A - 液体吐出ヘッドカートリッジおよび記録装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドカートリッジおよび記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドカートリッジの物流期間を含む保管中に、吐出ヘッドが、液体容器内に収容された液体に曝されることによる悪影響を防ぎ、吐出ヘッドによる液体吐出動作の信頼性を確保する。
【解決手段】インク流路の途中に設けられ記録ヘッド109へのインクの供給を遮るインク遮断部材106を備える。そして、インク遮断部材106から記録ヘッド109までのインク流路の区間には、インク遮断部材106による遮断状態で、インク容器102に収容されたインクが存在しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインクジェット方式の記録装置に装着し使用される、吐出ヘッドと液体容器とが一体に構成された液体吐出ヘッドカートリッジおよび記録装置に関する。
インクを吐出して記録を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドにインク流路を介して接続されるインクタンクとが一体に設けられて構成される一体式インクジェットヘッドカートリッジが知られている。
この、一体式インクジェットヘッドカートリッジは、印字可能な吐出量が、内蔵されたインクタンク内に収容されているインク量に制限されるので、記録ヘッド等における印字耐久性の確保が、分離式インクタンクシステム等に比べて比較的容易である。
一般的に一体式インクジェットヘッドカートリッジは、記録ヘッドとインクタンクとがインク流路を介して接続されて連通されている状態で物流されている。この状態では、一体式インクジェットヘッドカートリッジの記録ヘッド内に、インクタンク内に収容されたインクが記録ヘッド内に充填されている。そのため、記録ヘッドからのインク漏出を防ぐために、記録ヘッドの吐出口にシールテープが貼付されて、吐出口が気密に閉じられる構成が一般的に採られている(特許文献1,2参照。)。
特許第2683120号公報(第11頁、図1) 特開平6−115073号公報(第8頁、図1)
上述したように、従来のインクジェットヘッドカートリッジは、記録ヘッド内部にインクが充填された状態で物流されているため、記録ヘッドが長期間にわたってインクに曝される。このため、従来のインクジェットヘッドカートリッジは、記録ヘッドの構成部材はインクに長期間曝されることで構成部材が溶出して吐出性能に悪影響を及ぼす可能性があった。また、記録ヘッドを構成する接着部分や封止部分等はインクに長期間曝されることで接着機能や封止機能の劣化が無いことを要求されていた。
また、記録ヘッドに充填されたインクが漏れや複数色のインクが混色するに至る不都合にも配慮する必要があり、物流期間後のインク吐出特性等の信頼性を充分に確保することが要望されていた。
そこで、本発明は、液体吐出ヘッドカートリッジの物流期間を含む保管後に、吐出ヘッドによる液体吐出動作の信頼性を確保することができる液体吐出ヘッドカートリッジおよび記録装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る液体吐出ヘッドカートリッジは、液滴を吐出する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器と、該液体容器と前記吐出ヘッドとを連通する液体流路とを備え、カートリッジ装着部に着脱可能に装着される液体吐出ヘッドカートリッジであって、前記液体流路の途中に設けられ前記吐出ヘッドへの液体の供給を遮る液体遮断手段を備え、液体遮断手段から吐出ヘッドまでの液体流路の区間には、液体遮断手段による遮断状態で、液体容器に収容された液体が存在しない。
上述したように、本発明によれば、吐出ヘッドが、液体容器に収容された液体に曝されない状態で、液体吐出ヘッドカートリッジを保管することが可能となるため、物流期間を含む保管中に液体が吐出ヘッドに与える悪影響を防ぐことができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のインクジェットヘッドカートリッジを模式的に示す断面図である。図1では、インクジェットヘッドカートリッジ101が、インクジェット記録装置(図示せず)のカートリッジ装着部に装着前の状態を示している。
図1に示すように、インクジェットヘッドカートリッジは、インク滴を吐出する記録ヘッド109と、この記録ヘッド109に供給するインクを収容するインク容器102とを備える。また同カートリッジは、インク容器102と記録ヘッド109とを連通する上流側インク流路105aおよび下流側インク流路105bとを備えている。
インク容器102には、インクを吸収保持するインク吸収体103が配置され、このインク吸収体103にインク104が充填されている。上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間には、インク容器102から記録ヘッド109へのインクの供給を遮るインク遮断部材106が配置されている。
インク容器102内のインク104は、インク容器102及びインク遮断部材106の上流側に配される上流側インク流路105a内に充填されている。下流側インク流路105b内には、インク遮断部材106による遮断状態を解除するための遮断解除部材107が配置されている。下流側インク流路105bおよび遮断解除部材107は、遮断解除部材107を移動させるための操作手段であるゴム状の弾性膜108によって外気から遮られている。この弾性膜108は、下流側インク流路105bの壁面に設けられた開口を気密に閉塞して弾性変形可能に設けられている。
また、インク遮断部材106から記録ヘッド109までのインク流路の区間である下流側インク流路105b、および記録ヘッド109には、インク104とは異なる記録ヘッド保存液110が充填されている。記録ヘッド109に形成された吐出口(図示せず)は、シールテープ111が貼付されて気密に閉じされている。記録ヘッド保存液110は、吐出口から下流側インク流路105b内を減圧し吐出口から注入することで充填可能である。また、記録ヘッド保存液110は、弾性膜108で下流側インク流路105bの壁面開口を閉塞する前に充填することも可能である。また、記録ヘッド保存液110は、インクジェットカートリッジ101の外壁から下流側インク流路105bに穴を穿ち(図示せず)そこから記録ヘッド保存液110を注入した後同穴を塞ぐことでも充填可能である。
ここで、上述の下流側インク流路105bに記録ヘッド保存液110を必ずしも充填する必要は無く、記録ヘッド109に悪影響を与えないものであれば気体や、大気が存在しても良い。
本実施形態のインクジェットヘッドカートリッジ101は、物流期間中からインクジェット記録装置のカートリッジ装着部に装着されるまでにわたる保管期間が、図1に示した遮断状態にされている。したがって、物流期間中には、インク遮断部材106によって記録ヘッド109がインク104から遮断されているので、インク容器102内のインク104が記録ヘッド109のノズル内に達することがない。
図2a,2b,2cは、インク遮断部材106近傍を模式的に示す断面図である。図2aは、図1に示した状態からシールテープ111を取り除いた状態で、インク遮断部材106近傍を模式的に示す断面図である。
インク遮断部材106は、インク流路を遮断する中央部106aと、この中央部106aをインク流路の内周面に固定する外周部106bとを有している。このインク遮断部材106は、例えば樹脂材による射出成型によって、外周部106bが比較的肉薄に形成され、中央部106aが比較的肉厚に形成されている。
上流側インク流路105a内は、インク容器102から供給されるインク104で充填されている。また、インク遮断部材106から記録ヘッド109までのインク流路の区間である下流側インク流路105bは、記録ヘッド保存液110が充填されている。
まず始めに記録ヘッド109に貼り付けられたシールテープ111を除去する。図2bは、図2aに示す状態から、図2b中矢印A方向に弾性膜108を押し込むことで、この弾性膜108を介して遮断解除部材107が押し込まれ、遮断解除部材107の先端部がインク遮断部材106の中央部106aに当接された状態である。
インク図2bに示すように、この時点では、インク遮断部材106の外周部106bがインク流路の内周面に固定されている。また、インク104の流れは、中央部106aおよび外周部106bによって、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間で遮断された状態に保たれている。
そして、弾性膜108を図2c中矢印A方向に更に押し込むことによって、下流側インク流路105bの容積が減少する。そして、下流側インク流路105bおよび記録ヘッド109のノズル(図示せず)内に充填されている記録ヘッド保存液110は、図2cに示すように、記録ヘッド109の吐出口から流出される。
図2cは、図2bに示した状態から更に矢印A方向に遮断解除部材107を押し込むことで、インク遮断部材106の外周部106bが破断された状態である。この状態で、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとが連通されるので、インク容器102から記録ヘッド109にインク104を供給することが可能となり、インクジェットヘッドカートリッジ101は使用可能な状態になる。この後、必要に応じて記録ヘッドのノズル部からの回復動作による記録ヘッド保存液110の排出を行っても良い。
本実施形態では、インクジェットヘッドカートリッジ101を図1に示した状態で物流させることによって、記録ヘッド109側にインク104を充填させることなく物流させることが可能になる。記録ヘッド109側にインク104を曝さずに物流させることで、物流期間中にインク104が記録ヘッド109に及ぼす悪影響を防ぐことができる。そして、インクジェットヘッドカートリッジ101は、図2a,図2b,図2cに示したように、弾性膜108を操作することで、容易かつ確実に使用することが可能にされる。
図3a,3bはインクジェットヘッドカートリッジ101をインクジェット記録装置のカートリッジ装着部114に装着する状態を模式的に示す断面図である。図3aは、インクジェットヘッドカートリッジ101をインクジェット記録装置のカートリッジ装着部104に装着するために、カートリッジ装着部114側に形成された装着ガイド部に、インクジェットヘッドカートリッジ101の下端側を当接させた状態である。このように装着ガイド部に下端を当接させた状態で、インクジェットヘッドカートリッジ101を図3a中矢印B方向に回動することによって、インクジェットヘッドカートリッジ101がカートリッジ装着部114に円滑に装着される。
図3bは、インクジェットヘッドカートリッジ101がインクジェット記録装置のカートリッジ装着部114に装着された状態である。図3aに示した状態から図3a中矢印B方向にインクジェットヘッドカートリッジ101を回動させて装着されることによって、カートリッジ装着部114側に設けられた作動手段である作動突起115が遮断解除部材107に当接する。さらに、この作動突起115が遮断解除部材107を介しインク遮断部材106を押圧することで、外周部106bが破断される。
このように、上述したように構成することで、インクジェットヘッドカートリッジ101をカートリッジ装着部114に装着する動作に連動して遮断解除部材107を作動させ、インク遮断部材106による遮断状態を容易かつ確実に解除させることが可能である。
なお、図示しないが、カートリッジ装着部114には、インク遮断部材106による遮断状態を解除するための解除機構が設けられてもよい。この構成の場合、インクジェットヘッドカートリッジ101がカートリッジ装着部114に装着された後に解除機構が駆動され、解除機構によって遮断解除部材107が移動されることで作動される。
以上のようにインクジェットヘッドカートリッジ101をカートリッジ装着部114に装着する動作に連動して遮断状態を解除させることで、遮断解除部材107が解除されない状態でユーザーが記録装置を使用することを効果的に防ぐことができる。さらに、遮断解除部材107は、インクジェットヘッドカートリッジ101の奥、つまり外周部から内側に離れた位置に設けられることで、この遮断解除部材107にユーザーが誤って触れて誤作動させてしまうことを防ぐことができる。なお、必要に応じて、ユーザーが直接、例えば作動ピン(不図示)等を用いることによって、弾性膜108を介して遮断解除部材107を押圧操作して遮断解除部材107を作動させることも勿論可能である。
図3cは、カートリッジ装着部114に設けられた作動突起115が外周部106bを破断させた後に、この作動突起115の突出長さが短くなった状態である。
下流側インク流路105bを密閉する弾性膜108は、弾性体で構成されていることによって、作動突起115から受ける押圧力がなくなることで初期状態に復帰し、下流側インク流路105bの容積を初期状態に復帰させる。このとき、弾性膜108が初期状態に復帰することで、下流側インク流路105bの容積が増加し、インク容器102内のインク104は下流側インク流路105b側に引き寄せられる。
このため、下流側インク流路105b内に充填されていた記録ヘッド保存液110が、インク104によって記録ヘッド109側に良好に押し流され、記録ヘッド保存液110からインク104への置換が円滑に促進される。
したがって、インクジェットヘッドカートリッジ101は、インク遮断部材106による遮断状態が解除された後、インク容器102から記録ヘッド109にインク104が良好に供給される。
上述したように、インクジェットヘッドカートリッジ101は、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間にインク遮断部材106が設けられることで、物流期間中に記録ヘッド109がインク104に曝されることがなく、物流期間後にインク吐出動作の信頼性を確保することができる。また、インク遮断部材106による遮断状態を解除する遮断解除部材107を備えることにより、物流期間後にインク遮断部材106による遮断状態を容易かつ確実に解除させることが可能である。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態のインクジェットカートリッジにおけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。図4に示すように、本実施形態のインクジェットカートリッジ201が備える遮断解除部材107は、一端が、弾性膜108に連結されて設けられている。本実施形態の構成によれば、弾性膜108と遮断解除部材107が一体にされることで、弾性膜108の変位に対して遮断解除部材107を応答性良く変位させることができるので、インク遮断部材106を確実に解除することができる。
また、図5に示すように、本実施形態の他のインクジェットカートリッジ202は、上述の遮断解除部材107とインク遮断部材106とが一体に形成されてなるインク遮断部材116を備えている。このような構成であっても同様の効果が得られる。
図6a及び図6bは、第3の実施形態であるインクジェットカートリッジのインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。
図6aはインク遮断部材によって記録ヘッドへのインクの供給が遮られている状態である。図6aに示すように、本実施形態のインクジェットカートリッジ301は、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間に、球形状のインク遮断部材117が配置されている。また、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間には、インク遮断部材117をインク流路の内周面に固定する外周部118が配置されている。このインク遮断部材117は、例えばインクジェットカートリッジに開口部119aが設けられ、この開口部119aから外周部118に圧入し、その後、開口部119aをフタ119bで閉塞することで形成されている。この状態で、上流側インク流路105a内は、インク容器から供給されるインク104で充填されている。インク遮断部材117と外周部118は、記録ヘッド109へのインク104の供給を遮っている。
図6bに示すように、遮断解除部材107が押し込まれることで、遮断解除部材107がインク遮断部材117に突き当てられて、インク遮断部材117を外周部118から脱落させる。インク遮断部材107が外周部から脱落することで、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとが連通される。これによって、インクジェットヘッドカートリッジ301は、インク容器から記録ヘッド109にインク104を供給することが可能となり、使用可能な状態になる。
図7a及び図7bは、第4の実施形態のインクジェットカートリッジにおけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。
図7aはインク遮断部材によって記録ヘッドへのインクの供給が遮られている状態である。図7aに示すように、本実施形態のインクジェットカートリッジ401では、直線状に形成された上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間に、平板状のインク遮断部材120が、各インク流路105a,105bを横断するように配置されている。
このインク遮断部材120は、各インク流路105a,105bを遮断する遮断部120aと、各インク流路105a,105bを連通させる開口部120bとが隣接して形成されている。インク遮断部材120と各インク流路105a,105bの各交差箇所には、シール部材121a、121bが配されており、各インク流路105a,105bが気密に封止されている。
上流側インク流路105a内は、インク容器から供給されるインク104で充填されている。インク遮断部材120は、遮断部120aを、シール部材121aを介して上流側インク流路105aに当接させることで、記録ヘッド109へのインク104の供給を遮っている。
図7bに示すように、インク遮断部材120が矢印B方向に押し込まれることで、インク遮断部材120の一端がインク容器の一部に突き当てられ、開口部120bが上流側インク105aに連結される位置に移動される。開口部120bが上流側インク105aに連結されることで、開口部120bを介して上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとが連通される。本実施形態では、インク遮断部材120を押し込み操作するための遮蔽解除部材(不図示)がカートリッジ装着部側に設けられている。
これによって、インクジェットヘッドカートリッジ401は、インク容器から記録ヘッド109にインク104を供給することが可能となり、使用可能な状態になる。
図8a及び図8bは、第5の実施形態のインクジェットカートリッジにおけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。
図8aはインク遮断部材によって記録ヘッドへのインクの供給が遮られている状態である。図8aに示すように、本実施形態のインクジェットカートリッジ501は、直線状に形成された上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間には、平板状のインク遮断部材122が、各インク流路105a,105bを横断するように配置されている。
このインク遮断部材122は、各インク流路105a,105bを遮断する遮断部122aと、各インク流路105a,105bを連通させる開口部122bとが隣接して形成されている。
上流側インク流路105aには、インク遮断部材122と摺接する摺接部131が一体に形成されており、上流側インク流路105aが気密に封止されている。上流側インク流路105a内は、インク容器から供給されるインク104で充填されている。
また、下流側インク流路105bには、インク遮断部材122側の端部に、蛇腹状のインク流路管123が連結されて設けられている。このインク流路管123は、開口部112bを挿通可能な直径に形成されている。
インク遮断部材122の遮断部122aによって各インク流路105a,105bが遮断されている状態で、インク流路管123は、インク遮断部材122の遮断部122aによって管軸方向に対して圧縮されており、一端が、インク遮断部材122の遮断部122aに当接されている。インク遮断部材122は、遮断部122aを、上流側インク流路105aに当接させることで、記録ヘッド109へのインク104の供給を遮っている。
図8bに示すように、カートリッジ装着部側に配置された不図示の遮蔽解除部材によってインク遮断部材122が矢印C方向に押し込まれることで、インク遮断部材122の一端部が、インク容器の一部に突き当てられ、開口部122bが上流側インク105aに連結される位置に移動される。これにより、蛇腹状に圧縮されているインク流路管123は、その弾性力で、上流側インク流路105a側に向かって伸張し、開口部122b内を通って上流側インク流路105aに連結される。
上流側インク流路105aとインク流路管123とが連結することで、インク流路管123を介して上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとが連通される。これによって、インクジェットヘッドカートリッジ501は、インク容器から記録ヘッド109にインク104を供給することが可能となり、使用可能な状態になる。
図9a及び図9bは、第6の実施形態のインクジェットカートリッジにおけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。
図9aはインク遮断部材によって記録ヘッドへのインクの供給が遮られている状態である。インク容器102に配置されたインク吸収体124にはインク104が保持されている。
図9aに示すように、本実施形態のインクジェットカートリッジ601は、直線状に形成された上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとの間に、平板状のインク遮断部材126が、各インク流路105a,105bを横断するように配置されている。インク遮断部材120と各インク流路105a,105bの各交差箇所には、シール部材121a、121bが配されており、各インク流路105a,105bが気密に封止されている。
また、上流側インク流路105a内には、一端がインク吸収体124に圧接された圧接体125が設けられている。圧接体125は、インクを吸収保持可能な多孔質材によって形成されている。インク遮断部材126によって上流側インク流路105aが遮断されている状態で、インク吸収体124の他端は、インク遮断部材126の遮断部126aに当接されている。そして、圧接体125には、インク吸収体124の弾性力によって、インク遮断部材126側に向かって付勢する押圧力が働いている。
また、下流側インク流路105bには、インク遮断部材126に隣接する位置に、フィルタ128が設けられている。圧接体125は、インク吸収体124に当接されることで、インク104を吸収保持されると共に、圧接体125自体が上流側インク流路内でのインク流路管として機能している。
インク遮断部材126は、圧接体125とフィルタ128との間に遮断部126aが配置されることで、記録ヘッド109へのインク104の供給を遮っている。
図9bに示すように、カートリッジ装着部側に配置された不図示の遮蔽解除部材によってインク遮断部材126が矢印D方向に押し込まれることで、インク遮断部材126の一端部が、インク容器の一部に突き当てられ、開口部126bが圧接体125に臨む位置に移動される。これによって、圧接体125は、インク吸収体に124による押圧力で開口部126b内を通り、フィルタ128に当接される。圧接体125とフィルタ128とが当接することで、これら圧接体125およびフィルタ128を介して、上流側インク流路105aと下流側インク流路105bとが連結される。
したがって、インクジェットヘッドカートリッジ601は、圧接体125、フィルタ128を介して記録ヘッド109にインク104を供給することが可能となり、使用可能な状態になる。
なお、本実施形態においては、インク吸収体124と圧接体125のどちらか一方あるいは両方が弾性を有することで、圧接体125をインク遮断部材126側に押し付ける方向に付勢力が作用すればよい。また、例えばコイルバネ等の付勢力を用いる機構によって圧接体125に付勢力が加えてもよい。
第1の実施形態のインクジェットヘッドカートリッジを模式的に示す断面図である。 インク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 インク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 インク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 インクジェットヘッドカートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を模式的に示す断面図である。 インクジェットヘッドカートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を模式的に示す断面図である。 インクジェットヘッドカートリッジをカートリッジ装着部に装着する状態を模式的に示す断面図である。 第2の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第2の実施形態における他のインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第3の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第3の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第4の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第4の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第5の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第5の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第6の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。 第6の実施形態におけるインク遮断部材近傍を模式的に示す断面図である。
符号の説明
101 インクジェットヘッドカートリッジ
102 インク容器
103 インク吸収体
104 インク
105a 上流側インク流路
105b 下流側インク流路
106 インク遮断部材
106a 中央部
106b 外周部
107 遮断解除部材
108 弾性膜
109 記録ヘッド
110 記録ヘッド保存液
111 シールテープ
114 カートリッジ装着部
115 作動突起

Claims (9)

  1. 液滴を吐出する吐出ヘッドと、該吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体容器と、該液体容器と前記吐出ヘッドとを連通する液体流路とを備え、カートリッジ装着部に着脱可能に装着される液体吐出ヘッドカートリッジであって、
    前記液体流路の途中に設けられ前記吐出ヘッドへの液体の供給を遮る液体遮断手段を備え、
    前記液体遮断手段から前記吐出ヘッドまでの前記液体流路の区間には、前記液体遮断手段による遮断状態で、前記液体容器に収容された前記液体が存在しないことを特徴とする液体吐出ヘッドカートリッジ。
  2. 前記液体遮断手段による遮断状態を解除するための解除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  3. 前記遮断解除手段は、前記液体遮断手段を押圧して遮断状態を解除するものであり、当該液体遮断手段を押圧する方向に前記遮断解除手段を移動させるための操作手段が設けられている請求項2に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  4. 前記操作手段は、前記液体吐出ヘッドカートリッジを前記カートリッジ装着部に装着する動作に連動して、前記カートリッジ装着部に設けられた作動手段によって作動される請求項3に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  5. 前記液体遮断手段から前記吐出ヘッドまでの前記液体流路の区間には、前記液体容器に収容される前記液体と異なる他の液体が充填されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  6. 前記操作手段は、前記遮断解除手段を作動させたとき、前記液体遮断手段から前記吐出ヘッドまでの前記液体流路の区間の容積を減少させる請求項3に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  7. 前記操作手段は、前記容積を減少させた後に該容積を増加させる請求項6に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  8. 前記操作手段は、前記液体遮断手段から前記吐出ヘッドまでの前記液体流路の開口を閉塞して設けられた弾性体である請求項7に記載の液体吐出ヘッドカートリッジ。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の液体吐出カートリッジが装着されるカートリッジ装着部を備え、液体を被記録材に吐出して記録を行う記録装置。
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