JP2006304172A - 発信制御装置、発信制御装置によるip電話端末の発信規制方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

発信制御装置、発信制御装置によるip電話端末の発信規制方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】情報をコンピュータ端末で記録・管理するIP電話システムにおいて、発信先とすることが好ましくない電話端末等への発信を規制する。
【解決手段】IP電話システムにおいてIP電話機の共有情報等を管理・制御する電話機管理サーバに、発信元である発信規制対象部署および発信規制対象外部署、発信先である発信規制電話番号等を備えた発信規制情報を記録する。電話機制御サーバは受信した接続要求の発信先電話番号を読み込み(ステップS11)、発信先電話番号が発信規制の番号である場合(ステップS12)、発信元が発信規制対象部署ならば(ステップS14の“Yes”,S15の“No”)発信規制するとともにコンピュータ端末の表示部にエラーメッセージを表示する(ステップS16)。一方、発信元が発信規制対象外部署ならば(ステップS14の“No”,S15の“Yes”)オフフック要求や発呼要求が行われる(ステップS17)。
【選択図】図10

Description

本発明は、インターネット・プロトコルベースで回線構築した電話システムに関する。
近年、インターネット・プロトコル(Internet Protocol)ベースで回線を構築した電話(以下「IP電話」と称する。)が普及している。IP電話は、音声データをパケット化し、ルータなどを用いて、コンピュータネットワークと同様にインターネット・プロトコル回線網(以下「IP網」と称する。)でデータを交信する。IP電話システムはコンピュータネットワークと同様のネットワーク環境で用いられるため、IP電話システムを構成するIP電話端末とコンピュータ端末とが同一のLAN等の同一ネットワーク内で使用される可能性は高い。そのため、IP電話システムと同一ネットワーク内に存在するコンピュータ端末を活用してIP電話端末を利用する技術が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載の発明は、同一のネットワークに接続されたIP電話端末とコンピュータ端末とIP電話端末全体で用いる発信先(回線接続要求の発信先の意。本明細書において同じ。)の電話番号情報等を記録した電話機制御サーバとを連携させてIP電話システムを形成し、コンピュータ端末の記録手段に発信元(回線接続要求の発信元の意。本明細書において同じ。)のIP電話端末とIP電話の制御に用いるコンピュータ端末との相互の対応付けに関する情報を記録し、このコンピュータ端末に記憶された番号の検索や記憶された番号による発呼を行えるようにしたものである。
一方、近年、企業内における情報管理が徹底するようになり、同じ社内であっても部署ごとや役職ごとにアクセスできる情報に制限が設けられるケースが多くなっている。
特に、個人情報保護法の施行や商品取引所法第136条の18(不当な勧誘等の禁止)の改正に伴い、企業の一事業部が取得した顧客の個人情報を、同一企業内の他事業部が流用することも規制する必要が生じている。この結果、たとえば、企業の一事業部がアンケート等によって取得した顧客の電話番号情報を同一企業内の他事業部に流し、他事業部がこの電話番号に電話をかけて営業を行うような行為も規制の対象となる。
また、企業の従業員等が、社内外の発信することが好ましくない相手(たとえば電話によるキャッチセールスの会社、ライバル関係にある同業他社、ダイヤルQ2サービスなどの特定電話サービス)に対し、電話発信することを防止する必要性が高まっている。
特開2004−312328号公報
しかし、上記特許文献1に記載された発明においては、IP電話端末からの接続指示を規制する手段は存在しないため、IP電話システムを構成するIP電話端末は、発信先の電話番号を指定すればどの電話端末に対してでも発信できてしまうという問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、IP電話端末で利用する情報をコンピュータ端末で記録・管理するIP電話システムにおいて、発信先とすることが好ましくない電話端末等への発信を規制し、情報管理の徹底化を図ることができる、発信制御装置、発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体を提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、IP電話端末とデータ交信が可能な発信制御装置であって、発信先の電話番号情報に基づいて、該発信先である電話端末に対する接続指示を行う接続指示手段と、発信先とすることが規制された電話端末の電話番号を発信規制情報として記録する記憶手段と、前記接続指示を形成する発信元の情報と発信先の情報とを読み込み、読み込んだ前記発信元の情報および前記発信先の情報と前記発信規制情報とを照合し、前記発信元の情報および前記発信先の情報が前記発信規制情報と一致する場合には前記接続指示を規制する接続指示規制手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記発信規制情報は、発信規制対象となっている発信元を記録した発信規制対象情報と、発信規制対象外となっている発信元を記録した発信規制対象外情報とを備え、前記接続指示規制手段は、前記発信規制対象情報と前記発信規制対象外情報とのうちいずれか一方を用いて前記接続指示の前記規制を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記接続指示規制手段は、前記接続指示が規制される場合には、該接続指示が発信規制の対象である旨をコンピュータ端末の表示手段に表示させるための指示を発することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成に加え、前記接続指示として、発信元である前記IP電話端末に対するオフフック要求および発信先である電話端末に対する発呼要求を用いることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、IP電話端末と交信可能な発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法であって、特定のIP電話端末を発信元とし特定の電話端末を発信先として接続することを規制する発信規制情報を記憶手段に記録する手順と、任意の発信元の情報と任意の発信先の情報とを読み込む手順と、読み込んだ前記発信元の情報および前記発信先の情報と前記発信規制情報とを照合する手順と、前記発信元の情報および前記発信先の情報が前記発信規制情報と一致する場合には、前記任意の発信元の情報および前記任意の発信先の情報に基づいて形成する接続指示を規制する手順とを備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の手順に加え、前記発信規制情報は、発信規制対象となっている発信元を記録した発信規制対象情報と、発信規制対象外となっている発信元を記録した発信規制対象外情報とを備え、前記規制する手順においては、前記発信規制対象情報と前記発信規制対象外情報とのうちいずれか一方を用いて前記接続指示の前記規制を行うことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の手順に加え、前記接続指示が規制される場合には、該接続指示が発信規制の対象である旨をコンピュータ端末の表示手段に表示させるための指示を発する手順を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7の何れかに記載の手順に加え、前記発信元の情報および前記発信先の情報が前記発信規制情報と一致しない場合には、前記接続指示に含まれる発信元の情報および発信先の情報を読み込む手順と、前記発信元である前記IP電話端末にオフフックを指示する手順と、前記発信先である前記電話端末に対する発呼を指示する手順とを備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、プログラムであって、コンピュータを、請求項1乃至4の何れかに記載の発信制御装置として機能させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、プログラムであって、コンピュータに、請求項5乃至8の何れかに記載の発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法を実行させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、請求項9又は10に記載のプログラムを記録したことを特徴とする。
請求項1、請求項5に記載の発明によれば、発信先とすることが規制された電話端末の電話番号を発信規制情報として記録し、発信元の情報と発信先の情報とを読み込んで発信規制情報と照合し、両者が一致する場合には接続指示の送信を規制することにより、IP電話端末の利用者が発信規制対象の電話端末の電話番号に対して接続要求を行っても発信できないので、IP電話端末で利用する情報をコンピュータ端末や発信制御装置によって記録・管理するIP電話システムにおいて、発信先とすることが好ましくない電話端末等への発信の規制や、会社等の組織における従業員の私用目的の通話防止などが可能となって、情報管理の徹底化を図ることができる。
請求項2、請求項6に記載の発明によれば、発信規制情報として発信規制対象情報と発信規制対象外情報とを備え、接続指示の規制は、発信規制対象情報と発信規制対象外情報とのうちいずれか一方を用いて行うことにより、発信規制対象と発信規制対象外のうち数の少ないいずれか一方のみを記入すれば発信元の規制を登録できるので、利用者は、発信元に該当する部署数が多くても、少ない労力で登録を行える。
請求項3、請求項7に記載の発明によれば、接続指示が規制される場合、コンピュータ端末の表示手段に、発信規制の対象である旨を表示することにより、IP電話端末の利用者は当該発信先が発信規制の対象であることを視覚により容易に把握でき、利用者の利便性が向上する。
請求項4、請求項8に記載の発明によれば、接続指示の発信元であるIP電話端末に対するオフフック要求、及び発信先である電話端末に対する発呼要求を接続指示として用いることにより、特定のIP電話端末をオフフック状態にし当該IP電話端末から特定の電話端末に対して行う発呼を、IP電話端末を操作することなく、コンピュータ端末からの操作によって実現できるので、IP電話端末のオフフック操作および発呼の操作を簡易化させることができる。
請求項9、請求項10に記載の発明によれば、本発明をプログラム化し、ダウンサイジング化を図るとともに、多様なコンピュータハードウェア上に実装して実現を図ることを可能とする。
請求項11に記載の発明によれば、本発明を実現するプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することにより、本発明をコンピュータハードウェアに容易に実装したり、プログラムのみを容易に頒布することを可能とする。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず構成を説明すると、図1に示すとおり、この発明の実施の形態のIP電話システム1Aは、ネットワークを介して受信したフレームをMACアドレス(Media Access Control Address)により宛先検出し宛先ホストに送信するLANスイッチ4に、発信制御装置としての電話機制御サーバ1と、電話制御装置2と、M個(M≧1)のコンピュータ端末3〜3と、N個(N≧1)のIP電話機(IP電話端末)5〜5と、ボイスゲートウェイ7とを通信ネットワーク6aを介して相互にデータ交信可能に接続した構成を備える。ボイスゲートウェイ7は外部ネットワーク6cを介して公衆回線網8に接続されている。
コンピュータ端末3〜3には、それぞれ、IP電話機5〜5のうちの1台から数台ずつが制御可能な電話機として対応付けられて登録されている。
図1に示すとおり、LANスイッチ4にはIP電話システム1Aを構成しないコンピュータ端末3や第2LANスイッチ4aなどのネットワークシステムが接続されていてもよい。また、ボイスゲートウェイ7には従来の電話回線6bにて交信する電話機10(たとえば音声信号をアナログ信号で伝送するアナログ電話機)およびアナログ回線用交換機(PBX:private branch exchange)9が接続されていてもよい。
なお、図1において、コンピュータ端末3〜3、およびIP電話機5〜5は同じ構成を持つので、以下、区別する必要がある場合を除き、コンピュータ端末3、IP電話機5とする。
図2は、この実施の形態の電話機制御サーバ1の機能ブロック図である。同図に示すように、電話機制御サーバ1は、この電話機制御サーバ1全体の制御等を行う制御部(CPU)11と、それぞれが制御部11に接続された記憶部12、操作部13、表示部14及び通信インターフェース部15から構成されている。記憶部12は、制御部11が各種処理を実行するときに使用するプログラムやデータが予め格納されているROM、制御部11が各種処理を実行するときに各種データ等を一時的に記憶するために使用されるRAM、画像データ等を記憶するハードディスク等から構成されている。操作部13は、マウス、キーボード等であり、電話機制御サーバ1に対して各種指示を入力するために用いられる。表示部14はLCD等からなり、操作部13から入力された各種指示等が表示される。通信インターフェース部15は、電話制御装置2、コンピュータ端末3、IP電話機5、ボイスゲートウェイ7との間で通信ネットワーク6aを介するデータ通信を行うために必要な処理を行う。
制御部11には、機能手段として、IP電話機5に対するサーバ機能のほかに、コンピュータ端末3からの要求を受けて電話制御装置2にIP電話機5のオフフックを要求するオフフック要求手段111、コンピュータ端末3からの要求を受けて電話制御装置2にIP電話機5の発呼を要求する発呼要求手段112、発信規制対象となる電話番号情報の登録、変更、削除等の処理や、接続要求が発信規制の対象か否かを確認し、オフフック要求や発呼要求等の接続指示を規制する接続指示規制手段113、コンピュータ端末3とIP電話機5との対応付け情報を登録する電話情報登録処理手段114が設けられている。
記憶部12には、オフフック要求手段111、発呼要求手段112を含む制御部11での各種処理を実現するプログラムや、IP電話機5〜5の内線番号情報を記録した内線電話帳121、外線の個人電話番号情報を記録した個人電話帳122、外線の顧客電話番号情報を記録した顧客電話帳123、外線の全国の電話番号情報を記録した全国電話帳124などの電話番号情報や、発信規制についての具体的情報を記録した発信規制情報125がテーブルとして記録されている。
図3は、この実施の形態の発信規制情報125の模式図である。同図に示すとおり、発信規制情報125は、発信規制対象部署125aと、発信規制対象外部署125bと、発信規制電話番号125cと、発信規制事由125dとを備えたテーブルであり、1行が一の規制情報を形成する。発信規制対象部署125a、および発信規制対象外部署125bは、会社や学校等の組織内に設けられた部署を一意に識別するための情報(この実施の形態においては、数字列や文字列等の部署コード、または、全部署を示す“ALL”の文字)であり、1件〜複数件記録される。発信規制電話番号125cとしては、発信規制対象である発信先の電話番号が記録される。発信規制事由125dには、発信が規制される具体的事由が記録される。この発信規制情報125に基づいて、各行に記載された、発信規制対象部署125aに設置されたIP電話機5から発信規制電話番号125cの電話機に対する発信、および、発信規制対象外部署125b以外の部署に設置されたIP電話機5から発信規制電話番号125cの電話機に対する発信が、それぞれ規制される。なお、発信規制情報125は、記憶部12の内部においては複数のテーブルからなるリレーショナル・データベースの形式で形成されている。
図4は、この実施の形態の規制情報表示画面141のイメージ図である。この規制情報表示画面は、表示部14にGUI形式で表示される。同図に示すとおり、規制情報表示手段141は、発信規制電話番号欄141aと、発信規制事由欄141bと、発信規制対象部署欄141cと、発信規制対象外部署欄141dと、チェックボックス141e、141fとを備えている。発信規制電話番号欄141aと、発信規制事由欄141bと、発信規制対象部署欄141cと、発信規制対象外部署欄141dとには、操作部13(図2)の操作(キーボード入力)により文字や数字をテキスト入力でき、チェックボックス141e、141fは、操作部13の操作(マウスによるクリック)により、いずれか一方をチェックする。発信規制対象部署欄141cと発信規制対象外部署欄141dとを設け、チェックボックス141e、141fによる二者択一式のチェックを行うことにより、発信規制対象部署、発信規制対象外部署のうちいずれか数の少ない一方のみを記入すれば発信元部署を登録できる。
発信規制電話番号欄141a、発信規制事由欄141b、発信規制対象部署欄141c、発信規制対象外部署欄141dにテキスト入力された情報は、接続指示規制手段113(図2)の制御により、発信規制情報125(図3)の発信規制電話番号125c、発信規制事由125d、発信規制対象部署125a、発信規制対象外部署125bにそれぞれ記録される(ただし、発信規制対象部署欄141c、発信規制対象外部署欄141dに記載された情報は、チェックボックス141e、141fがチェックされた欄に記載された情報のみが発信規制情報125に記録される。)。
また、発信規制情報125(図3)の発信規制電話番号125c、発信規制事由125d、発信規制対象部署125a、発信規制対象外部署125bにそれぞれ記録された情報は、接続指示規制手段113(図2)の制御により、発信規制電話番号欄141a、発信規制事由欄141b、発信規制対象部署欄141c、発信規制対象外部署欄141dにそれぞれ表示される。
図5は、この実施の形態のコンピュータ端末3の機能ブロック図である。同図に示すとおり、コンピュータ端末3は、このコンピュータ端末3全体の制御等を行う制御部(CPU)31と、それぞれが制御部31に接続された記憶部32、操作部33、表示部34及び通信インターフェース部35とから構成されている。記憶部32は、制御部31が各種処理を実行するときに使用するプログラムやデータが予め格納されているROM、制御部31が各種処理を実行するときに各種データ等を一時的に記憶するために使用されるRAM、画像データ等を記憶するハードディスク等から構成されている。操作部33は、マウス、キーボード等であり、コンピュータ端末3に対して各種指示を入力するために用いられる。表示部34はLCD等からなり、操作部33から入力された各種指示や各種画像データが表示される。通信インターフェース部35は、電話機制御サーバ1、電話制御装置2、ボイスゲートウェイ7との間で通信ネットワーク6aを介するデータ通信を行うために必要な処理を行う。
制御部31には、機能手段として、操作部33からの文字入力等の処理を行なう入力処理手段311、電話発信に際して表示部34と制御部31との間で行われる信号交信(たとえば、表示部34上から行なわれる、対応付けられたIP電話機5を発信元とし任意の電話機を発信先とする電話接続要求(後述))を制御する表示制御手段312が設けられている。また、制御部31は、表示部34にテキストデータで表示された電話番号情報をクリップボード上にコピーして、発信先の電話番号として読み込む機能を備えている。
記憶部32には、電話機制御サーバ1の制御により、コンピュータ端末3とIP電話機5との対応付け情報や対応付けられたIP電話機5が属する部署の部署コード等の情報を登録した登録電話情報321のほかに、表示制御手段312の機能を制御部31に実行させるための表示制御用プログラム322など、制御部31での各種処理を実現するプログラムが記録されている。
図6は、この実施の形態の電話制御装置2の機能ブロック図である。同図に示すとおり、電話制御装置2は、IP電話機5〜5の状態を管理し、この電話制御装置2全体の制御等を行う制御部(CPU)21と、それぞれが制御部21に接続された記憶部22、操作部23、表示部24及び通信インターフェース部25から構成されている。記憶部22は、制御部21が各種処理を実行するときに使用するプログラムやデータが予め格納されているROM、制御部21が各種処理を実行するときに各種データ等を一時的に記憶するために使用されるRAM、画像データ等を記憶するハードディスク等から構成されている。操作部23は、表面パネル上のボタン等であり、電話制御装置2に対して各種指示を入力するために用いられる。表示部24はLCD等からなり、操作部23から入力された各種指示等が表示される。通信インターフェース部25は、電話機制御サーバ1、コンピュータ端末3、IP電話機5、ボイスゲートウェイ7との間で通信ネットワーク6aを介するデータ通信を行うために必要な処理を行う。
制御部21は、機能手段として、IP電話機5〜5のうち交信を行う電話機を切替える交信端末切替手段211、電話機制御サーバ1からの指示等によりIP電話機5をオフフック状態にするオフフック手段212、電話機制御サーバ1からの要求等によりIP電話機5を発呼状態にする発呼手段213などを備えている。
記憶部22には、交信端末切替手段211、オフフック手段212、発呼手段213を含む制御部21での各種処理を実現するプログラムが記録されている。
図7は、この実施の形態のIP電話機5の機能ブロック図である。同図に示すとおり、IP電話機5は、このIP電話機5全体の制御等を行う制御部51と、それぞれが制御部51に接続された通信インターフェース部52、音声処理部53、表示部54、操作部55、及び記憶部56を備えている。通信インターフェース部52は、通信ネットワーク6aを介して電話機制御サーバ1や電話制御装置2や広域通信網8等と通信を行い、音声処理部53は、呼出音や各種報知音の発生等を行う。表示部54はLCD等を有し、制御部51から送られてくる各種情報を表示する。操作部55は、ダイヤルキー、外線キー、フックスイッチ等の各種キーを備え、操作者がこれらのキーを用いて入力した情報を制御部51へ送る。記憶部56は、制御部51が各種処理を実行するときに使用するプログラム等が予め格納されているROM、制御部51が各種処理を実行するときに各種データ等を一時的に記憶するRAM、後述する電話機位置情報等を記憶するEEPROM等からなる。
図8は、この実施の形態のボイスゲートウェイ7の機能ブロック図である。同図に示すとおり、ボイスゲートウェイ7は、このボイスゲートウェイ7全体の制御等を行う制御部71と、外部ネットワーク6cおよび公衆回線網8を終端制御する外部インターフェース部72と、通信ネットワーク6aを介したデータ通信のための処理を行う通信インターフェース部73と、アナログ回線用交換機9を介した電話機10の電話回線6bを収容する内線インターフェース部74と、制御部71での制御に必要な各種制御情報、外部ネットワーク6c側の外線情報、電話回線6b側や通信ネットワーク6a側の内線情報等を関連付けて記憶する記憶部75とを備えている。
制御部71は、機能手段として、IP電話機5との間で交信される音声信号と、公衆回線網8との間で交信されるデータ(IPパケット)とを交換するデータ/音声変換手段711を備えており、記憶部75には、データ/音声変換手段711を含む制御部71での各種処理を実現するためのプログラムが記録されている。
次に、この実施の形態の作用について、図9乃至図11を用いて説明する。説明に際し、図1乃至図8の符号も適宜用いる。
図9は、この実施の形態における発信規制電話番号の登録等の処理手順を示すフローチャートである。以下、同図を用いて発信規制電話番号の登録等の処理手順を説明する。
電話機制御サーバ1の利用者(たとえばサーバ管理権限を持つ従業員)は、電話機制御サーバ1の表示部14(図2)に規制情報表示画面141を表示する(ステップS1)
発信規制情報の登録を削除する場合(ステップS2の“Yes”)、利用者は、操作部13(図2)を操作して、規制情報表示画面141(図4)に表示された発信規制情報の中から所望の発信規制情報を削除する(ステップS3)。
発信規制情報の登録の削除ではなく(ステップS2の“No”)発信規制情報の登録内容に追加・修正などの変更を施す場合(ステップS4の“Yes”)、利用者は、操作部13を操作して、規制情報表示画面141に表示された発信規制情報の中から所望の発信規制情報を変更する(ステップS5)。
発信規制変更でもない場合(ステップS4の“No”)、利用者は、操作部13を操作し、規制情報表示画面141に必要事項を記載する(ステップS6)。具体的には、発信規制電話番号欄141aに発信規制対象である発信先の電話番号(外線電話番号や、携帯電話番号など)を、発信規制事由欄141bには、発信を規制する具体的事由(たとえば、アンケート応募により取得した個人の電話番号の場合には「アンケート応募」の記載、特定人による、特定発信元からの電話を拒否したい旨の申し出に基づく場合には「本人申出」の記載、係争相手の場合には「係争中」の記載など)を記載する。発信規制対象部署欄141cには、カンマで区切った該当する部署コード又は全部署を示す“ALL”の文字、発信規制対象外部署欄141dにはカンマで区切った該当する部署コードを最大10件まで記載する。なお、発信規制部署欄141c、発信規制対象外部署欄141dには、いずれか一方のみに情報を記載する。発信規制対象部署欄141cに情報を記載した場合にはチェックボックス141eをクリックし、発信規制対象外部署欄141dに情報を記載した場合にはチェックボックス141fをクリックする。
なお、ステップS3で削除された内容、ステップS5で変更された内容、ステップS6で登録された内容は、制御部11が記憶部12に記録する。
図10は、この実施の形態における電話発信処理の手順を示すフローチャートである。以下、同図に基づいて電話発信処理の手順を説明する。
IP電話システム1Aの利用者は、公衆回線網8上の任意の電話機を送信先として、コンピュータ端末3の操作部33から制御部31に対して接続要求を行う。このときの接続要求は、表示部34からクリップボードにコピーされた電話番号情報を読み込んで送信先とするものであってもよい。入力処理手段311は、この接続要求を処理して電話機制御サーバ1に送信し、電話機制御サーバ1の制御部11は、コンピュータ端末3の登録電話番号情報321を読み込み、この登録電話番号情報321に対応するIP電話機5を発信元とする。登録電話番号情報321が存在しない場合、電話機制御サーバ1の電話情報登録処理手段114はIP電話機5〜5のうちのいずれかを対応付けて登録し、対応付けたIP電話機5を発信元とする。
電話機制御サーバ1の接続指示規制手段113は、接続要求に含まれる発信先電話番号を読み込み(ステップS11)、発信先電話番号と発信規制情報125に記録された発信規制の電話番号とを照合する。
照合の結果、接続要求の発信先電話番号が発信規制の電話番号と一致すれば(ステップS12の“Yes”)、接続指示規制手段113は、接続要求に含まれる発信元を特定する情報(部署コードや“ALL”の文字)を読み込み、該当する発信規制情報は、発信元を特定する情報が発信規制対象部署125aに記載されているか、または、発信規制対象外部署125bに記載されているかを確認する。
確認の結果、発信元を特定する情報が発信規制対象部署125aに記載され(ステップS13の“Yes”)、かつ、接続要求の発信元情報が発信規制対象部署125aに記載された部署である場合(ステップS14の“Yes”)、接続指示規制手段113はオフフック要求手段111によるオフフック要求および発呼要求手段112による発呼要求の実行を停止させ、コンピュータ端末3の表示部34に、発信規制対象である旨のエラーメッセージ(たとえば「発信規制対象です。」という文字表示)を表示させる(ステップS16)。
確認の結果、発信元を特定する情報が発信規制対象部署125aに記載され(ステップS13の“Yes”)、かつ、接続要求の発信元情報が発信規制対象部署125aに記載されていない部署である場合(ステップS14の“No”)、接続指示規制手段113は規制を行わず、オフフック要求手段111によるオフフック要求、発呼要求手段112による発呼要求が行なわれる(ステップS17)。
確認の結果、発信元を特定する情報が発信規制対象外部署125bに記載され(ステップS13の“No”)、かつ、接続要求の発信元情報が発信規制対象外部署125bに記載された部署である場合(ステップS15の“Yes”)、接続指示規制手段113は規制を行わず、オフフック要求手段111によるオフフック要求、発呼要求手段112による発呼要求が行なわれる(ステップS17)。
確認の結果、発信元を特定する情報が発信規制対象外部署125bに記載され(ステップS13の“No”)、かつ、接続要求の発信元情報が発信規制対象外部署125bに記載されていない部署である場合(ステップS15の“No”)、接続指示規制手段113はオフフック要求手段111によるオフフック要求および発呼要求手段112による発呼要求の実行を停止させ、コンピュータ端末3の表示部34に発信規制である旨のエラーメッセージを表示する(ステップS16)。
図11は、この実施の形態における、上記ステップS17に示す電話発呼要求の具体的手順を示すフローチャートである。以下、同図に基づいて、電話発呼要求の詳細について詳述する。
電話機制御サーバ1は接続要求の発信元電話情報と発信先電話情報とを読み込み、制御部11は発信元および発信先の電話番号を取得する(ステップS171)。
オフフック要求手段111は、接続要求を受けたコンピュータ端末3に対応付けられたIP電話機5を特定し、特定したIP電話機5を発信元として電話制御装置2にオフフック要求を行う(ステップS172)。電話制御装置2の交信端末切替手段211は、オフフック要求を受けて発信元に該当するIP電話機5を選択し、オフフック手段212は、選択された、発信元に該当するIP電話機5をオフフック状態にする。もし、発信元に該当するIP電話機5が既にオフフック状態になっている場合には、その旨の情報が電話機制御サーバ1に送信され、電話情報登録処理手段114は発信元に該当するIP電話機5以外の所定のIP電話機5を新たな発信元として選択し、オフフック要求手段111は再度オフフック要求を出す。電話制御装置2は、交信端末切替手段211の切替処理、およびオフフック手段212のオフフック処理により、新たな発信元として選択されたIP電話機5をオフフック状態とする。この場合、電話情報登録処理手段114は、新たな発信元とされるIP電話機5を、予め設定された条件(たとえば、IP電話機5 が発信元のIP電話機である場合には、隣接するIP電話機5l+1を新たな発信元とするような設定条件)に基づいて選択する。
発信元、または、新たな発信元のIP電話機5がオフフック状態となったら、電話機制御サーバ1の発呼要求手段112は発信先の電話番号情報に基づく電話発呼を要求する(ステップS173)。電話制御装置2は発呼要求を受けて、発信先の電話機に対する発呼を行う。発呼はボイスゲートウェイ7を介して外部ネットワーク6c、さらに公衆回線網8に送られる。
発呼が行われると、発呼要求手段112は発呼要求が正常か否かを確認する。電話機制御サーバ1の制御部11はこの確認を受けて発呼状態を監視する。電話機制御サーバ1が発呼が正常ではない旨を確認すると(ステップS174の“No”)、コンピュータ端末3の表示制御手段312は表示部34にエラーメッセージ(たとえば「相手が通話中。」という文字表示)を表示する(ステップS175)。電話機制御サーバ1が発呼が正常である旨をコンピュータ端末3に送信すると(ステップS174の“Yes”)、コンピュータ端末3の表示部34にはエラーメッセージは表示されない。
発呼により、発信先の電話機がオフフック状態となると、電話制御装置2の制御部21は、発信元のIP電話機5と発信先の電話機との回線をつなげ、発信元、または新たな発信元のIP電話機5と発信先の電話機との通話が開始される。IP電話機5は入力された音声を音声信号としてボイスゲートウェイ7に送信し、ボイスゲートウェイ7のデータ/音声変換手段711は音声信号をIPパケットデータに変換し、外部ネットワーク6cを経て発信先の電話機に送信する。逆に、発信先の電話機からボイスゲートウェイ7に供給されたIPパケットデータは、データ/音声変換手段711が音声信号に変換してIP電話機5に供給する。
以上、この実施の形態においては、発信先とすることが規制された電話機の電話番号を発信規制情報125として記録し、特定の電話機を発信先とし特定のIP電話機5を発信元とする情報を読み込んで、読み込んだ情報と発信規制情報とを照合し、両者が一致する場合には接続指示を規制することにより、IP電話機5の利用者が発信規制対象の電話機の電話番号に対して発信できないので、IP電話機5で利用する情報をコンピュータ端末3や電話機制御サーバ1によって記録・管理するIP電話システム1Aにおいて、発信先とすることが好ましくない電話機等への発信を規制したり、会社等の組織における従業員の私用目的の通話を防止したりすることが可能となる。
この実施の形態においては、規制情報表示画面141に、発信規制情報125の発信規制対象部署125aに記録する発信規制対象部署欄141cと発信規制対象外部署125bに記録する発信規制対象外部署欄141dとを設け、チェックボックス141e、141fによる二者択一式のチェックを行う構成としたことにより、発信規制対象部署、発信規制対象外部署のうち数の少ない一方のみを記入すれば発信元部署を登録でき、発信元に該当する部署数が多くても、発信規制番号登録を行う利用者の労力を軽減できる。
この実施の形態によれば、電話機制御サーバ1が受信した接続要求が発信規制情報125と一致する場合、コンピュータ端末3の表示部34に、接続要求が発信規制の対象である旨を表示することにより、IP電話機5の利用者は当該発信先が発信規制の対象であることを、視覚により容易に把握できる。
この実施の形態によれば、接続指示の発信元であるIP電話機5に対するオフフック要求、及び発信先である電話機に対する発呼要求を接続要求として用いることにより、特定のIP電話機5をオフフック状態にし当該IP電話端末から特定の電話端末に対して行う発呼を、IP電話機5を操作することなく、コンピュータ端末3からの操作によって実現できるので、IP電話機5のオフフック操作および発呼の操作を簡易化させることができる。
なお、上記実施の形態においては、発信元の情報を部署の情報とし、発信先の情報を任意の電話機の電話番号の情報としたが、これに限定されず、発信元を任意の電話機の電話番号の情報としたり、発信先の情報を任意の部署の情報としたりすることも可能である。
上記実施の形態の電話発呼要求の具体的手順(図11)において、オフフック要求手段111が登録電話情報321に対応するIP電話機5にオフフックを要求する前に、コンピュータ端末3の制御部31が、登録電話情報321に対応するIP電話機5が既にオフフック状態であるか否かを確認する制御を行うことも可能である。
かかる制御を行う場合には、ステップS171とステップS172との間において、コンピュータ端末3の制御部31が送信元であるIP電話機5にオフフック状況の確認要求を行う。この確認要求は電話機制御サーバ1に送信され、電話機制御サーバ1の制御部11は確認要求を受けて発信元であるIP電話機5の確認を行う。確認結果は、電話機制御サーバ1からコンピュータ端末3に送信され、表示制御手段312によって表示部14に結果表示がされる。このような制御を行うことにより、発信元であるIP電話機5の利用状況をコンピュータ端末3上から確認することが可能となって、既にオフフック状態で通話できないIP電話機5を発信元として発呼要求されてしまう事態を未然に防ぐことができる。また、このような制御を行うことにより、上記実施の形態に示す、発信元に該当するIP電話機5以外の所定のIP電話機5を新たな発信元として選択する手順(ステップS172参照)が不要となって、電話機制御サーバ1や電話制御装置2の制御や設定手続きを簡素化できる。
なお、上記実施の形態においては、この発明を実施するための機能手段としてのオフフック要求手段111、発呼要求手段112、接続指示規制手段113を電話機制御サーバ1の制御部11に設け、発信規制情報125を電話機制御サーバ1の記憶部12が記録する構成としたが、これに限定されず、電話機制御サーバ1に代えて、たとえばコンピュータ端末3の制御部31および記憶部32や、電話制御装置2の制御部21および記憶部22など、IP電話システム1Aを構成する、コンピュータ端末3以外の構成要素が上記機能手段およびプログラム等を備えた構成とすることでこの発明を実現することも可能である。
上記実施の形態においては、発信先の電話機はIP電話システム1A外(公衆回線網8上)の電話機であるものとしたが、これに限定されず、IP電話システム1A内のIP電話機5〜5や、電話機10を発信先とすることも可能である。
上記実施の形態においては、公衆回線網8中に含まれる音声パケット専用回線を利用する、IP電話システム1Aに本発明を適用したが、音声パケットを専用回線を使わずに交信する、いわゆるインターネット電話システムに本発明を適用することも可能である。
上記実施の形態は例示であって、この発明が上記実施の形態に限定されることを示すものではないことは、いうまでもない。
この発明の実施の形態のIP電話システムのシステム構成図である。 同上電話機制御サーバの機能ブロック図である。 同上発信規制情報の模式図である。 同上規制情報表示画面の模式図である。 同上コンピュータ端末の機能ブロック図である。 同上電話制御装置の機能ブロック図である。 同上IP電話機の機能ブロック図である。 同上ボイスゲートウェイの機能ブロック図である。 この実施の形態における、発信規制電話番号の登録等の処理手順を示すフローチャートである。 同上、電話発信処理の手順を示すフローチャートである。 同上、電話発呼要求の具体的手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・電話機制御サーバ
3・・・コンピュータ端末
5・・・IP電話機
12・・・記憶部
14・・・表示部
15、25、35、52、73・・・通信インターフェース部(通信I/F部)
72・・・外部インターフェース部(外部I/F部)
74・・・内線インターフェース部(内線I/F部)
111・・・オフフック要求手段
112・・・発呼要求手段
113・・・接続指示規制手段
125・・・発信規制情報
125c・・・発信規制対象情報
125d・・・発信規制対象外情報

Claims (11)

  1. IP電話端末とデータ交信が可能な発信制御装置であって、
    発信先の電話番号情報に基づいて、該発信先である電話端末に対する接続指示を行う接続指示手段と、
    発信先とすることが規制された電話端末の電話番号を発信規制情報として記録する記憶手段と、
    前記接続指示を形成する発信元の情報と発信先の情報とを読み込み、読み込んだ前記発信元の情報および前記発信先の情報と前記発信規制情報とを照合し、前記発信元の情報および前記発信先の情報が前記発信規制情報と一致する場合には前記接続指示を規制する接続指示規制手段と
    を備えたことを特徴とする発信制御装置。
  2. 前記発信規制情報は、発信規制対象となっている発信元を記録した発信規制対象情報と、発信規制対象外となっている発信元を記録した発信規制対象外情報とを備え、前記接続指示規制手段は、前記発信規制対象情報と前記発信規制対象外情報とのうちいずれか一方を用いて前記接続指示の前記規制を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の発信制御装置。
  3. 前記接続指示規制手段は、前記接続指示が規制される場合には、該接続指示が発信規制の対象である旨をコンピュータ端末の表示手段に表示させるための指示を発する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発信制御装置。
  4. 前記接続指示として、発信元である前記IP電話端末に対するオフフック要求および発信先である電話端末に対する発呼要求を用いる
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の発信制御装置。
  5. IP電話端末と交信可能な発信制御装置による発信規制方法であって、
    特定のIP電話端末を発信元とし特定の電話端末を発信先として接続することを規制する発信規制情報を記憶手段に記録する手順と、
    任意の発信元の情報と任意の発信先の情報とを読み込む手順と、
    読み込んだ前記発信元の情報および前記発信先の情報と前記発信規制情報とを照合する手順と、
    前記発信元の情報および前記発信先の情報が前記発信規制情報と一致する場合には、前記任意の発信元の情報および前記任意の発信先の情報に基づいて形成する接続指示を規制する手順と
    を備えたことを特徴とする発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法。
  6. 前記発信規制情報は、発信規制対象となっている発信元を記録した発信規制対象情報と、発信規制対象外となっている発信元を記録した発信規制対象外情報とを備え、前記規制する手順においては、前記発信規制対象情報と前記発信規制対象外情報とのうちいずれか一方を用いて前記接続指示の前記規制を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の発信制御装置。
  7. 前記接続指示が規制される場合には、該接続指示が発信規制の対象である旨をコンピュータ端末の表示手段に表示させるための指示を発する手順
    を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法。
  8. 前記発信元の情報および前記発信先の情報が前記発信規制情報と一致しない場合には、前記接続指示に含まれる発信元の情報および発信先の情報を読み込む手順と、
    前記発信元である前記IP電話端末にオフフックを指示する手順と、
    前記発信先である前記電話端末に対する発呼を指示する手順と
    を備えたことを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至4の何れかに記載の発信制御装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. コンピュータに、請求項5乃至8の何れかに記載の発信制御装置によるIP電話端末の発信規制方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項9又は10に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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