JP6924091B2 - 電話制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末と電話システムとの間で電話帳データを転送するための電話帳データ転送技術に関する。
一般に、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムが有する電話帳機能では、電話帳データベース(以下、電話帳DBという)に電話帳データを登録する場合、電話システムの内線端末から登録するものとなっている。
このような電話帳DBを利用者が用いるスマートホンやパッドなどの携帯端末の電話帳DBと連携させる技術として、電話システムと携帯端末との間で電話帳データを転送する技術が提案されている(例えば、特許文献1など参照)。
特開2010−081521号公報
しかしながら、このような従来技術では、電話帳データの内容を電話システムと携帯端末との間で相互に認識するため、電話システムで予め設定されている個別の登録書式に従って電話帳データをやり取りするものとなっている。このため、電話システムに携帯端末から電話帳データを登録するためには、電話システムから取得した登録書式に従って携帯利用者が電話帳データを入力する必要があり、登録に要する操作負担が大きいという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、携帯利用者の簡素な操作で、電話システムと携帯端末との間で電話帳データを転送できる電話帳データ転送技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話制御装置は、相手先の電話番号とその相手先情報との組からなる電話帳データを記憶する電話帳DBを有し、収容する複数の内線端末を電話網と交換接続するとともに、前記電話帳データを用いた発信処理や着信処理を行う電話制御装置であって、通信網を介してメールサーバとの間で電子メールを送受信するメール処理部と、前記メール処理部で受信した受信メールに添付されているVCFファイルを前記電話帳データに変換して前記電話帳DBに登録する電話帳管理部とを備えている。
また、本発明にかかる上記電話制御装置は、前記メール処理部が、前記内線端末からの電話帳メール受信要求に応じて、前記メールサーバに蓄積されている受信メールのうち、前記内線端末に関する要求元内線電話番号が当該受信メールの件名に含まれるもののみを受信して、前記電話帳管理部に電話帳メールとして出力し、前記電話帳管理部は、前記メール処理部から出力された前記電話帳メールに添付されているVCFファイルを前記電話帳データに変換して前記電話帳DBに登録するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記電話帳DBが、1つまたは複数の前記内線端末ごとに設けられた複数の個別電話帳DBを含み、前記電話帳管理部は、前記電話帳データを前記電話帳DBに登録する際、前記要求元内線電話番号と対応する前記個別電話帳DBに前記電話帳データを登録するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話制御装置の一構成例は、前記メール処理部が、前記メールサーバから受信した前記受信メールのうち、当該受信メールの本文に含まれる認証情報が予め設定されている秘密情報と合致したもののみを、前記電話帳管理部に出力するようにしたものである。
本発明によれば、スマートホン、携帯電話、タブレットなどの携帯通信端末で広く採用されている標準規格フォーマットvCardに基づいて、携帯端末からVCFファイルにより通知された電話帳データを、電話システムの電話制御装置で管理する電話帳DBに登録することができる。したがって、電話システムで予め設定されている個別の登録書式を用いる必要がなくなり、携帯利用者の簡素な操作で、携帯端末から電話システムへ電話帳データを容易に転送することが可能となる。
電話制御装置の構成を示すブロック図である。 電話帳DBの構成例である。 VCFファイルの構成例である。 電話帳メールの構成例である。 電話帳データ登録処理を示すシーケンス図である。 電話帳データ登録処理を示すシーケンス図(続き)である。 電話帳データ転送処理を示すシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図1は、電話制御装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態にかかる電話制御装置10は、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システム1で用いられる、主装置やPBX装置などの電話制御装置である。
電話制御装置10は、電話回線L1を介してIP電話網、ISDN、PSTN、携帯電話網などの電話網51と接続されており、内線回線L3を介して配下に収容した内線端末20を、電話回線L1に交換接続することにより、電話網51を用いた内線端末20に対する通話サービスを提供する機能を有している。
また、電話制御装置10は、通信回線L2を介してインターネットなどの通信網52と接続されており、通信網52に接続されているメールサーバ40を用いて、メールを送受信する機能を有している。
内線端末20は、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システム1で用いられる内線電話機や、PCなどの通信情報端末からなり、内線回線L3を介して電話制御装置10と接続されている。
携帯端末30は、スマートホン、携帯電話、タブレットなどの携帯通信端末からなり、無線回線を介して電話網51や通信網52と接続することにより、通話やデータ通信、メール送受信を行う機能を有している。
メールサーバ40は、通信網52を介して電話制御装置10や携帯端末30との間でメールを送受信する一般的なメールサーバである。
[電話制御装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の構成について詳細に説明する。
電話制御装置10は、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、スイッチ部13、記憶部14、電話帳DB15、および制御部16を備えている。
網I/F部11は、電話回線L1を介して電話網51との間で呼制御メッセージ(呼制御信号)や音声データ(音声信号)をやり取りする機能と、通信回線L2を介して通信網52との間で通信データをやり取りする機能とを有している。
内線I/F部12は、内線回線L3を介して内線端末20との間で制御データ、音声データ、文字データなどの各種データをやり取りする機能を有している。
スイッチ部13は、網I/F部11側の音声データ(音声信号)と内線I/F部12側の音声データとを相互に交換処理する機能を有している。
記憶部14は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、制御部16で用いる各種処理データやプログラムを記憶する機能を有している。プログラムは、予め電話制御装置10に接続された外部装置や記録媒体(ともに図示せず)から読み込まれて記憶部14に格納される。
記憶部14で記憶される主な処理データとしては、内線端末20の呼制御に用いる呼制御データ、メール送受信に用いるアカウント情報、電話帳データ登録用の電話帳メールを照合するための秘密情報などの各種の処理データがある。
電話帳DB15は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、複数の電話帳データが登録されたデータベースである。図2は、電話帳DBの構成例である。図2に示すように、電話帳データは、相手先に関する名前、会社名、会社電話番号、携帯電話番号、メールアドレス、住所など相手先情報に関する各種項目のデータを含んでいる。
この際、電話帳DB15は、1つまたは複数の内線端末20ごとに設けられた複数の個別電話帳DBを含んでいる。これら個別電話帳DBは、内線端末20に固有の個別内線電話番号や複数の内線端末20で構成されるグループのグループ内線電話番号に対応付けられている。したがって、これら個別電話帳DBへのアクセス処理は、対応する個別内線電話番号やグループ内線電話番号が付与されている内線端末20に制限されることになる。これにより、個々の内線利用者のみが使用可能な個人的な個別電話帳DBや、部署などのグループのみが使用可能な個別電話帳DBを構築できる。
制御部16は、CPUとその周辺回路を有し、CPUと記憶部14のプログラムとを協働させることにより、各種の処理部として動作する機能を有している。
制御部16における主な処理部として、呼制御部16A、メール処理部16B、および電話帳管理部16Cがある。
呼制御部16Aは、記憶部14の呼制御データに基づいて、網I/F部11およびスイッチ部13を介して電話回線L1と内線端末20とを交換接続することにより、電話帳データを用いた発信処理や着信処理など、電話網51を用いた各種通話サービスを内線端末20に提供する機能を有している。呼制御部16Aについては、一般的な電話制御装置に設けられているものと同様であり、ここでの詳細説明は省略する。
メール処理部16Bは、記憶部14のアカウント情報に基づいて、網I/F部11を介してメールサーバ40との間で電子メール(以下、メールという)を送受信する機能と、内線端末20からの電話帳メール受信要求に応じて、メールサーバ40に蓄積されている受信メールのうち、内線端末20に関する要求元内線電話番号が当該受信メールの件名に含まれるもののみを受信して、電話帳管理部16Cに電話帳メールとして出力する機能と、メールサーバ40から受信した電話帳メールのうち、当該電話帳メールの本文に含まれる認証情報が、記憶部14に予め設定されている秘密情報と合致したもののみを、電話帳管理部16Cに電話帳メールとして出力する機能とを有している。
電話帳管理部16Cは、内線端末20からの要求に応じて、電話帳DB15に対する電話帳データの登録・編集・削除などのアクセス処理を行う機能と、電話帳DB15に含まれる個別電話帳データに対する内線端末20からのアクセス処理を、それぞれの個別電話帳データに対応付けられている個別内線電話番号やグループ内線電話番号に基づいて制限する機能とを有している。
また、電話帳管理部16Cは、vCard(登録商標)で用いるVCFファイルと電話帳DB15の電話帳データとを相互に変換する機能と、メール処理部16Bから出力された電話帳メールに添付されているVCFファイルを電話帳データに変換して、電話帳DB15に登録する機能と、電話帳DB15に電話帳データを登録する際、要求元内線電話番号と対応する個別電話帳DBに電話帳データを登録する機能とを有している。
電子名刺の標準規格フォーマットの1つとしてvCardがある。vCardは、RFC2425およびRFC2426の準標準化提案となっており、スマートホン、携帯電話、タブレットなどの携帯通信端末で広く採用されている。
図3は、VCFファイルの構成例である。vCardのデータは、図2に示すようなVCFファイルに格納されてやり取りされる。VCFファイルには、電話帳データを構成する「名前」、「電話番号」など項目ごと、それぞれの項目を示す識別データと、その項目の内容を示す項目データとの組が格納されている。
したがって、識別データを予め登録しておけば、対応する項目データを、電話帳データにおける個々の相手先情報に変換できる。
例えば、「N:太郎;相模;;;」のうち、「N」が項目「名前」を示す識別データであり、「太郎;相模;;;」が項目「名前」の項目データである。また「TEL;type=WORK;type=VOICE;type=pref:042xxxyyy」のうち、「TEL;type=WORK;type=VOICE;type=pref」が項目「電話番号」(会社)を示す識別データであり、「042xxxyyy」が項目「電話番号」(会社)を示す項目データである。
一般的な携帯通信端末では、携帯利用者が電話帳を閲覧し、特定の電話帳データを選択して転送を指示する操作を行えば、選択した電話帳データがvCardで用いるVCFファイルに自動的に変換されて、送信先を選択すればVCFファイルが添付されたメールが送信される。
また、携帯通信端末でVCFファイルが添付されたメールを受信した場合、登録要否の確認画面が表示され、携帯利用者が登録を指示操作すると、VCFファイルに格納されている電話帳データが携帯通信端末に自動的に登録される。
本発明は、このようなvCardに着目し、vCardで用いるVCFファイルと電話帳DB15の電話帳データとを電話帳管理部16Cで相互変換するようにしたものである。そして、電話制御装置10で受信した電話帳メールに添付されているVCFファイルを変換して得られた電話帳データを、電話帳DB15に登録するようにしたものである。
図4は、電話帳メールの構成例である。電話帳メールは、VCFファイルを転送するための電子メールである。ここでは、電話帳メールの「件名」欄に、電話帳を特定するための内線番号が記述されており、本文には電話帳メールを認証するための認証情報(パスワード)が記述されている。また、電話帳メールには、添付ファイルとして、ファイル名「相模太郎.vcf」というVCFファイルが添付されている。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の動作として、携帯端末30から送信された電話帳メールに添付されている電話帳データを電話システム1の電話帳DB15に登録する電話帳データ登録処理について説明する。図5は、電話帳データ登録処理を示すシーケンス図である。図6は、電話帳データ登録処理を示すシーケンス図(続き)である。
まず、図5に示すように、携帯端末30において、携帯利用者が電話帳を閲覧し、任意の電話帳データを選択して転送を指示する操作を行った場合(ステップ100)、選択した電話帳データがVCFファイルに変換されて電話帳メールに添付され(ステップ101)、携帯利用者が指定した電話制御装置10を宛先とした電話帳メールが、通信網52を介してメールサーバ40に送信される(ステップ102)。この際、複数の電話帳データを1つのVCFファイルにまとめて送信してもよい。
メールサーバ40は、携帯端末30から送信された電話帳メールを蓄積する(ステップ103)。
一方、内線端末20において、内線利用者が電話帳メールの受信を要求する電話帳メール受信操作を行った場合(ステップ110)、内線端末20から内線回線L3を介して電話制御装置10に電話帳メール受信要求が通知される(ステップ111)。
電話制御装置10において、メール処理部16Bは、内線端末20からの電話帳メール受信要求に応じて、要求元の内線端末20に固有の要求元内線番号を特定し(ステップ112)、網I/F部11から通信回線L2および通信網52を介してメールサーバ40へ、受信メールに関するメール一覧要求を送信する(ステップ113)。
メールサーバ40は、電話制御装置10からのメール一覧要求に応じて、蓄積されている電話制御装置10宛の受信メールに関するメール一覧データを取得し(ステップ114)、メール一覧データを含むメール一覧応答を電話制御装置10に返送する(ステップ115)。このメール一覧データには、蓄積されている電話制御装置10宛の受信メールに関する送信元や件名など、各受信メールの概要を示すデータが含まれている。
メール処理部16Bは、メールサーバ40からのメール一覧応答に応じて、そのメール一覧応答に含まれるメール一覧データから、要求元内線番号と同じ内線番号が件名に含まれる受信メールを選択し(ステップ120)、選択した受信メールの受信を要求するメール受信要求をメールサーバ40に送信する(ステップ121)。
メールサーバ40は、電話制御装置10からのメール受信要求に応じて、指定された受信メールを取得し(ステップ122)、これら受信メールを含むメール受信応答を電話制御装置10に返送する(ステップ123)。
メール処理部16Bは、メールサーバ40からのメール受信応答に応じて、そのメール受信応答に含まれる受信メールごとに、本文の先頭行に記述されている認証情報を取得し、記憶部14に予め登録されている秘密情報とを照合することにより、受信メールが正当なメールか否かの認証を行い、認証が得られた正当な受信メールのみを電話帳メールとして電話帳管理部16Cへ出力する(ステップ124)。
この際、メール処理部16Bは、認証が得られた受信メールごとに、電話帳メール受信要求元の内線端末20に照会し、内線利用者から登録の了承が得られた受信メールのみを電話帳メールとして電話帳管理部16Cへ出力するようにしてもよい。
電話帳管理部16Cは、メール処理部16Bから出力された電話帳メールごとに、添付されているVCFファイルを電話帳データに変換し、得られた電話帳データを電話帳DB15に登録する(ステップ125)。この際、電話帳管理部16Cは、要求元内線番号に対応する個別電話帳DBが電話帳DB15に構築されている場合、VCFファイルを変換して得られた電話帳データを対応する個別電話帳DBに登録する。
したがって、例えば要求元内線番号が「150」であれば、メール処理部16Bにより、件名に「150」を含む受信メールのみがメールサーバ40から受信されて電話帳メールとして出力される。そして、電話帳管理部16Cにより、これら電話帳メールのVCFファイルが電話帳データに変換され、要求元内線番号「150」と対応する個別電話帳DBに登録されることになる。
この際、件名に複数の内線番号を記述しておけば、対応する複数の個別電話帳DBに同一電話帳データが登録される。また、すべての内線端末20で共用する共用電話帳DBを電話帳DB15に設けて、例えば内線番号「999」を共用電話帳DBに対応付けておけば、件名に「999」を含む電話帳メールのVCFファイルから得られた電話帳データが、共用電話帳DBに登録されることになる。
この後、電話帳管理部16Cは、電話帳データの登録完了を示す登録完了通知を、内線I/F部12から内線回線L3を介して要求元の内線端末20へ通知する(ステップ126)。
内線端末20は、電話制御装置10からの登録完了通知を画面表示する(ステップ127)。これにより、内線利用者に電話帳データが登録されたことが通知される。
また、メール処理部16Bは、電話帳管理部16Cでの電話帳データの登録完了に応じて、電話帳データの登録完了を示す、登録要求元の携帯端末30宛の登録完了メールを、メールサーバ40に送信する(ステップ128)。
メールサーバ40は、電話制御装置10から送信された登録完了メールを蓄積する(ステップ129)。
この後、図6に示すように、携帯端末30において、携帯利用者がメール受信操作を行った場合(ステップ130)、携帯端末30から通信網52を介してメールサーバ40にメール受信要求が通知される(ステップ131)。
メールサーバ40は、携帯端末30からのメール受信要求に応じて、蓄積されている電話制御装置10からの登録完了メールを取得し(ステップ132)、携帯端末30に返送する(ステップ133)。
携帯端末30は、メールサーバ40から受信した登録完了メールを画面表示する(ステップ134)。これにより、携帯利用者に電話帳データが登録されたことが通知される。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、メール処理部16Bが、通信網52を介してメールサーバ40との間で電子メールを送受信し、電話帳管理部16Cが、メール処理部16Bで受信した受信メールに添付されているVCFファイルを電話帳データに変換して電話帳DB15に登録するようにしたものである。
これにより、スマートホン、携帯電話、タブレットなどの携帯通信端末で広く採用されている標準規格フォーマットvCardに基づいて、携帯端末30からVCFファイルにより通知された電話帳データを、電話システム1の電話制御装置10で管理する電話帳DB15に登録することができる。したがって、電話システム1で予め設定されている個別の登録書式を用いる必要がなくなり、携帯利用者の簡素な操作で、携帯端末30から電話システム1へ電話帳データを容易に転送することが可能となる。
また、本実施の形態において、メール処理部16Bが、内線端末20からの電話帳メール受信要求に応じて、メールサーバ40に蓄積されている受信メールのうち、内線端末20に関する要求元内線電話番号が当該受信メールの件名に含まれるもののみを受信して、電話帳管理部16Cに電話帳メールとして出力し、電話帳管理部16Cが、メール処理部16Bから出力された電話帳メールに添付されているVCFファイルを電話帳データに変換して電話帳DB15に登録するようにしてもよい。
これにより、電話帳メール受信要求を指示した内線端末20の要求元内線電話番号に対応する電話帳データのみが、電話帳DB15に登録されることになる。このため、内線利用者が電話帳メール受信要求を支持しない限り、内線利用者に無断で電話帳データが登録されることはない。したがって、受信メールを用いた電話帳データの登録において高いセキュリティ性を得ることができる。
また、本実施の形態において、電話帳DB15が、1つまたは複数の内線端末20ごとに設けられた複数の個別電話帳DBを含み、電話帳管理部16Cが、電話帳データを電話帳DB15に登録する際、要求元内線電話番号と対応する個別電話帳DBに電話帳データを登録するようにしてもよい。
これにより、個々の内線利用者のみが使用可能な個人的な個別電話帳DBや、部署などのグループのみが使用可能な個別電話帳DBが、電話帳DB15に構築されている場合でも、意図した個別電話帳DBに電話帳データを登録することができる。
また、本実施の形態において、メール処理部16Bが、メールサーバ40から受信した受信メールのうち、当該電話帳メールの本文に含まれる認証情報が予め設定されている秘密情報と合致したもののみを、電話帳管理部16Cに電話帳メールとして出力するようにしてもよい。
これにより、不正な電話帳メールを排除することができ、受信メールを用いた電話帳データの登録において高いセキュリティ性を得ることができる。
また、図5では、内線端末20からの電話帳メール受信要求に応じて、電話帳メールの受信処理を実行する場合を例として説明したが、内線端末20からの電話帳メール受信要求ではなく、一定間隔で周期的に電話帳メールの受信処理を実行するようにしてもよい。
この場合、メール処理部16Bが、メールサーバ40から受信した各受信メールから、件名に含まれる内線電話番号を抽出し、対応する内線端末20に電話帳メールを受信したことを、例えば表示画面の特定ピクセルで表示するようにしてもよい。この表示に基づいた内線利用者による操作に応じて内線端末20通知された電話帳メール受信要求に基づいて、ステップ124以降の処理を実行すればよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。
本実施の形態では、電話システム1の電話制御装置10から携帯端末30に対して、電話帳データを転送する場合について説明する。
本実施の形態において、電話帳管理部16Cは、内線端末20からの電話帳データ選択指示に応じて、指示された電話帳データを電話帳DB15から選択してVCFファイルに変換する機能を有している。
メール処理部16Bは、内線端末20からの電話帳メール送信指示に応じて、指示された相手先を宛先とする電話帳メールに、電話帳管理部16Cから出力されたVCFファイルを添付してメールサーバ40へ送信する機能を有している。
本実施の形態にかかるこの他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10の動作として、電話システム1の電話帳DB15に登録されている電話帳データを、電話帳メールに添付して携帯端末30に転送する電話帳データ転送処理について説明する。図7は、電話帳データ転送処理を示すシーケンス図である。
まず、内線端末20において、内線利用者が電話帳DB15を閲覧し、携帯端末30に転送する電話帳データを選択する電話帳データ選択操作を行った場合(ステップ200)、内線端末20から内線回線L3を介して電話制御装置10に電話帳データ選択指示が通知される(ステップ201)。この際、複数の電話帳データをまとめて選択指示してもよい。
続いて、内線端末20において、内線利用者が携帯端末30を宛先とする電話帳メールを作成した後(ステップ202)、メール送信操作を行った場合(ステップ203)、内線端末20から内線回線L3を介して電話制御装置10に電話帳メール送信指示が通知される(ステップ204)。
電話制御装置10において、電話帳管理部16Cは、内線端末20からの電話帳データ選択指示に応じて、指示された電話帳データを電話帳DB15から選択してVCFファイルに変換する(ステップ205)。
また、メール処理部16Bは、内線端末20からの電話帳メール送信指示に応じて、指示された相手先を宛先とする電話帳メールに、電話帳管理部16Cから出力されたVCFファイルを添付して(ステップ206)、メールサーバ40へ送信する(ステップ207)。
メールサーバ40は、電話制御装置10から送信された電話帳メールを蓄積する(ステップ208)。
この後、携帯端末30において、携帯利用者がメール受信操作を行った場合(ステップ210)、携帯端末30から通信網52を介してメールサーバ40にメール受信要求が通知される(ステップ211)。
メールサーバ40は、携帯端末30からのメール受信要求に応じて、携帯端末30宛の受信メールを取得し(ステップ212)、取得した受信メールを携帯端末30に返送する(ステップ213)。
携帯端末30は、メールサーバ40から通知された受信メールを画面表示し(ステップ214)、携帯利用者による電話帳データの登録を許可する登録操作に応じて(ステップ215)、受信メールに添付されているVCFファイルを電話帳データに変換し、自端末の電話帳に登録する(ステップ216)。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、電話帳管理部16Cが、内線端末20からの電話帳データ選択指示に応じて、指示された電話帳データを電話帳DB15から選択してVCFファイルに変換し、メール処理部16Bが、内線端末20からの電話帳メール送信指示に応じて、指示された相手先を宛先とする電話帳メールに、電話帳管理部16Cから出力されたVCFファイルを添付してメールサーバ40へ送信するようにしたものである。
これにより、スマートホン、携帯電話、タブレットなどの携帯通信端末で広く採用されている標準規格フォーマットvCardに基づいて、電話システム1の電話制御装置10で管理する電話帳DB15に登録されている電話帳データが、VCFファイルにより携帯端末30へ転送されることになる。したがって、電話システム1で予め設定されている個別の登録書式を用いる必要がなくなり、携帯利用者の簡素な操作で、電話システム1から携帯端末30へ電話帳データを容易に転送することが可能となる。
また、図7では、内線端末20からの電話帳メール送信要求に応じて、電話帳メールの送信処理を実行する場合を例として説明したが、内線端末20からの電話帳メール送信要求ではなく、携帯端末30からの電話帳データ送信依頼メールに応じて、依頼された電話帳データを電話帳メールで送信するようにしてもよい。
この場合、メール処理部16Bがメールサーバ40から電話帳データ送信依頼メールを受信した場合、電話帳管理部16Cが電話帳データ送信依頼メールで依頼された電話帳データを、電話帳DB15から取得してVCFファイルに変換し、メール処理部16Bが携帯端末30宛の電話帳メールを作成し、電話帳管理部16Cで得られたVCFファイルを添付して、メールサーバ40へ送信すればよい。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…電話システム、10…電話制御装置、11…網I/F部、12…内線I/F部、13…スイッチ部、14…記憶部、15…電話帳DB、16…制御部、16A…呼制御部、16B…メール処理部、16C…電話帳管理部、20…内線端末、30…携帯端末、40…メールサーバ、51…電話網、52…通信網、L1…電話回線、L2…通信回線、L3…内線回線。

Claims (3)

  1. 相手先の電話番号とその相手先情報との組からなる電話帳データを記憶する電話帳DBを有し、収容する複数の内線端末を電話網と交換接続するとともに、前記電話帳データを用いた発信処理や着信処理を行う電話制御装置であって、
    通信網を介してメールサーバとの間で電子メールを送受信するメール処理部と、
    前記メール処理部で受信した受信メールに添付されているVCFファイルを前記電話帳データに変換して前記電話帳DBに登録する電話帳管理部とを備え
    前記メール処理部は、前記内線端末からの電話帳メール受信要求に応じて、前記メールサーバに蓄積されている受信メールのうち、前記内線端末に関する要求元内線電話番号が当該受信メールの件名に含まれるもののみを受信して、前記電話帳管理部に電話帳メールとして出力し、
    前記電話帳管理部は、前記メール処理部から出力された前記電話帳メールに添付されているVCFファイルを前記電話帳データに変換して前記電話帳DBに登録する
    ことを特徴とする電話制御装置。
  2. 請求項に記載の電話制御装置であって、
    前記電話帳DBは、1つまたは複数の前記内線端末ごとに設けられた複数の個別電話帳DBを含み、
    前記電話帳管理部は、前記電話帳データを前記電話帳DBに登録する際、前記要求元内線電話番号と対応する前記個別電話帳DBに前記電話帳データを登録する
    ことを特徴とする電話制御装置。
  3. 請求項1または請求項に記載の電話制御装置であって、
    前記メール処理部は、前記メールサーバから受信した前記受信メールのうち、当該受信メールの本文に含まれる認証情報が予め設定されている秘密情報と合致したもののみを、前記電話帳管理部に出力する
    ことを特徴とする電話制御装置。
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