JP2006303660A - 通信用半導体集積回路および携帯通信端末 - Google Patents

通信用半導体集積回路および携帯通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】 外部の測定装置を用いることなく、位相制御ループと振幅制御ループを有する送信回路の振幅ループ帯域のばらつきを検出して補正することができる通信用半導体集積回路(高周波IC)を提供する。
【解決手段】 搬送波の位相を制御する位相制御ループと送信出力信号の振幅を制御する振幅制御ループとを有する送信回路を備えた通信用半導体集積回路(高周波IC)において、振幅制御ループのループゲインのばらつきを検出してループ帯域を補正するキャリブレーション回路(140)を設ける。このキャリブレーション回路は、振幅制御ループ上のいずれかの回路の電気的パラメータを段階的に変化させてそのときのフィードバック信号と変調回路(111)の出力信号とを比較してループゲインのばらつきを検出して、検出されたばらつきに応じて振幅制御ループ上のいずれかの回路の特性を変化させてループ帯域を補正するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信装置に搭載されて送信信号を変調、アップコンバートして出力する送信回路を内蔵した通信用半導体集積回路およびこれを搭載した携帯通信端末に適用して有効な技術に関し、特に位相制御ループと振幅制御ループとを有し位相変調と振幅変調とを別々の制御ループで行なう送信回路における振幅制御ループの周波数帯域のばらつきを補正する技術に関する。
従来、携帯電話機のような無線通信装置(移動体通信装置)の通信方式の一つにGSM(Global System for Mobile Communication)と呼ばれる方式がある。このGSM方式は、搬送波の位相を送信データに応じてシフトするGMSK(Gaussian Minimum Shift Keying )と呼ばれる位相変調方式が用いられている。
また、近年のGSM方式等の携帯電話機においては、上記変調方式の他に、3π/8rotating8−PSK(Phase Shift Keying)変調方式を有するEDGE(Enhanced Data Rates for GMS Evolution)と呼ばれる通信方式を備え、変調方式を切り替えて通信を行なえるようにしたシステムが実用化されつつある。8−PSK変調方式は、搬送波の位相成分と振幅成分をそれぞれ変調することでデータ伝送レートを高めるようにした方式である。
8−PSK変調モードを有するEDGE方式の送信回路の実現方法としては、ダイレクトアップコンバージョン方式と位相振幅分離変調方式とがある。ダイレクトアップコンバージョン方式は搬送波に位相変調と振幅変調を行なった信号を直接送信周波数の信号に変換して出力する方式である。また、位相振幅分離変調方式は、位相変調と振幅変調を行なった中間周波数の信号を位相成分と振幅成分に分離した後、位相制御ループと振幅制御ループでそれぞれフィードバックをかけアンプで合成して出力する方式である。
これらのループの周波数帯域は、送信精度を高め受信帯域のノイズを低減する上で、ゲインばらつきが小さいことが重要である。そこで、従来より、位相制御ループと振幅制御ループの周波数帯域のばらつきを補正する技術が提案されている。このうち振幅制御ループの周波数帯域のばらつきを補正する技術としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
前記先願発明における振幅制御ループの周波数帯域のばらつき補正方法は、振幅制御ループによりパワーアンプの出力に振幅変調をかけて、少なくとも2つの変調周波数での側帯波を測定して、その減衰量からループ帯域を計算する。そして、計算結果からループ帯域を補正するための値を不揮発性メモリに格納しておいて、送信前に読み出して振幅制御ループ上のアンプのゲインを補正することでループ帯域のばらつきの補正を行なうようにしている。
特開2004−007445号公報
前記先願発明における振幅ループ帯域のばらつき補正方法は、側帯波を測定するためにスペクトラムアナライザのような測定装置が必要である。そのため、測定装置の設定や測定データの読出しに時間がかかり、コストアップを招く。また、測定装置が必要であるため、前記無線通信装置の工場出荷時のみしか補正が行なえない。つまり、電源電圧や温度等、実使用時と異なる条件下での測定結果に基づく補正しかできないため、送信精度の向上、受信帯域のノイズの低減が十分に行なえないという課題がある。
この発明の目的は、外部の測定装置を用いることなく、位相制御ループと振幅制御ループを有する送信回路の振幅ループ帯域のばらつきを検出して補正することができる通信用半導体集積回路(高周波IC)を提供することにある。
この発明の他の目的は、位相制御ループと振幅制御ループを有する送信回路の振幅ループ帯域のばらつきの補正に要するコストを低減させるとともに、送信精度の向上、受信帯域のノイズの低減を充分に達成することができる通信用半導体集積回路(高周波IC)を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、搬送波の位相を制御する位相制御ループと送信出力信号の振幅を制御する振幅制御ループとを有する送信回路を備えた通信用半導体集積回路(高周波IC)において、振幅制御ループのループゲインのばらつきを検出してループ帯域を補正するキャリブレーション回路を設ける。このキャリブレーション回路は、振幅制御ループ上のいずれかの回路の電気的パラメータを段階的に変化させてそのときのフィードバック信号と変調回路の出力信号とを比較してループゲインのばらつきを検出して、検出されたばらつきに応じて振幅制御ループ上のいずれかの回路の特性を変化させてループ帯域を補正するように構成する。
より具体的には、振幅制御ループを構成する振幅検出回路から電力増幅回路までのフォワードパス上に、可変利得増幅回路と振幅制御ループの周波数帯域を与えるフィルタとを設ける。また、キャリブレーション時に前記フィルタに交流電流を流し込むとともにその電流値を段階的に切り替え可能な電流回路と、フィードバック信号の振幅と変調回路の出力信号の振幅とを比較する比較回路とを設ける。そして、この比較回路の出力が変化したときの前記交流電流の電流値に相当する分だけ可変利得増幅回路のゲインを変化させる。
また、望ましくは、この可変利得増幅回路のゲインを変化させるための補正値を保持するレジスタを設けるようにする。さらに、上記キャリブレーション回路によるループゲインのばらつきの検出を、外部より所定のコマンドが供給されたときに実行するように構成する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明に従うと、外部の測定装置を用いることなく、位相制御ループと振幅制御ループを有する送信回路の振幅ループ帯域のばらつきを検出して補正することができる通信用半導体集積回路(高周波IC)を実現することができる。また、位相制御ループと振幅制御ループを有する送信回路の振幅ループ帯域のばらつき補正に要するコストを低減させるとともに、送信精度の向上、受信帯域のノイズの低減を充分に達成することができる通信用半導体集積回路(高周波IC)を実現することができる。
次に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用した高周波ICとそれを用いた無線通信システムの一実施例の概略構成を示す。図1の無線通信システムは、GSMモードにおけるGMSK変調やEDGEモードにおける8−PSK変調を行なうことができる高周波IC100、高周波IC100より出力された送信信号を電力増幅して図示しないアンテナへ出力する高周波電力増幅回路(以下、パワーアンプと称する)200を備える。
図1の無線通信システムは、さらに、送信データに基づいてI,Q信号を生成したり高周波IC100の制御信号を生成したりするベースバンド回路300、不要波を除去するバンドパスフィルタ、送受信切替えスイッチなどを備える。特に制限されるものでないが、ベースバンド回路300は、高周波IC100が形成された半導体チップとは別個の他の半導体チップ上に半導体集積回路として形成されている。
高周波IC100は、アンテナより受信された信号を復調したりダウンコンバートしたりする受信系回路150と、送信信号を変調したりアップコンバートしたりする送信系回路と、チップ全体を制御する制御回路160を備える。図1には、このうち、送信系回路の具体的な構成が示されている。図1に示されている高周波IC100内の回路ブロックのうち受信系回路150と制御回路160以外の回路ブロックが、送信系回路を構成する回路ブロックである。本実施例の送信系回路は、位相制御のためのループ(以下、位相制御ループと称する)の他に、振幅制御のためのループ(以下、振幅制御ループと称する)の2つの制御ループを備える。
制御回路160には、ベースバンド回路300から高周波IC100に対して同期用のクロック信号CLKと、データ信号SDATAと、制御信号としてロードイネーブル信号LENとが供給されるように構成されている。制御回路160は、ロードイネーブル信号LENが有効レベルにアサートされると、ベースバンド回路300から伝送されてくるデータ信号SDATAをクロック信号CLKに同期して順次取り込んで、内部のコントロールレジスタにセットし、セットされた内容に応じてIC内部の各回路に対する制御信号を生成する。
パワーアンプ200は、送信電力を検出するためのカプラや増幅用トランジスタ、高周波IC100から供給されるパワー制御信号Vapcに基づいて例えば増幅用トランジスタの動作電圧を生成する動作電圧生成回路などを含み、ICや容量などのディスクリートの電子部品を1つのセラミック基板のような絶縁基板上に実装してモジュールとして構成されている。
この実施例の高周波IC100は、図1において破線で囲まれている部分の回路が1つの半導体チップ上に半導体集積回路として形成されている。ただし、破線で囲まれている範囲のうち送信用発振器TxVCOやループフィルタを外付け部品として、これらを1つの絶縁基板上に実装してモジュールとして構成しても良い。
本実施例の高周波IC100の送信系回路は、ベースバンドLSI300から供給されるI,Q信号と互いに位相が90度異なる80MHzのような中間周波数の信号φIFとをミキシングして直交変調を行なう変調回路111を有する。変調回路111の後段には、変調回路111で変調された信号と振幅制御ループのフィードバックパスからの信号の振幅差を検出する振幅検出回路112と、変調回路111で変調された信号と位相制御ループのフィードバックパスからの信号の位相差を検出する位相比較回路113とが設けられている。振幅検出回路112と位相比較回路113によって、送信信号の振幅成分と位相成分が分離される。
位相比較回路113の後段には検出された位相差に応じた電圧を発生するループフィルタ114が設けられ、このループフィルタ114の出力電圧に応じて周波数で送信用発振器TxVCOが発振するように構成されている。振幅検出回路112の後段には検出された振幅差に応じた電圧を発生するループフィルタ115が設けられ、ループフィルタ115の後段には可変利得アンプ(IVGA)116、電圧/電流変換回路117、レベル変換用アンプ118、フィルタ119が設けられている。そして、このフィルタ119を通った電圧がパワー制御電圧Vapcとしてパワーアンプ200に印加されている。レベル変換用アンプ118とそのフィードバック容量C1とでフィルタが構成される。
振幅制御ループのフィードバックパスには、パワーアンプ200の出力側からカプラにより抽出された信号を減衰するアッテネータ121、減衰された信号をダウンコンバートするミキサ122、ダウンコンバートされた信号を増幅する利得可変アンプ(MVGA)123が設けられている。この利得可変アンプ(MVGA)123の出力が上記振幅検出回路112と位相比較回路113の入力にフィードバックされている。
一方、位相制御ループでは、特に制限されるものでないが、送信用発振器TxVCOの出力から取り出された信号が、ミキサ124でダウンコンバートされて位相比較回路113へフィードバックされている。ミキサ122は、RFVCO(局部発振回路)130により生成された高周波の発振信号φRFとアッテネータ121で減衰された信号とをミキシングして、またミキサ124は、RFVCOの発振信号φRFとTxVCOの出力から取り出された信号とをミキシングして、それぞれ80MHzのような周波数の信号にダウンコンバートする。
パワーアンプ200−アッテネータ121−ミキサ122−可変利得アンプ(MVGA)123−振幅検出回路112−ループフィルタ115−可変利得アンプ(IVGA)116−電圧/電流変換回路117−レベル変換用アンプ118−パワーアンプ200により振幅制御ループが構成されている。また、送信用発振器TxVCO−ミキサ124−位相比較回路113−ループフィルタ114−送信用発振器TxVCOにより位相制御ループが構成されている。このとき、切り替えスイッチはミキサ124を位相比較回路113に接続する。なお、上記振幅制御ループのフィードバックパスを、2つの制御ループに共通のフィードバックパスとして用いるように構成しても良い。このとき、切り替えスイッチは可変利得アンプ(MVGA)123を位相比較回路113に接続する。
上記可変利得アンプ(MVGA)123と可変利得アンプ(IVGA)116は、ベースバンドLSI300からの出力レベル指示信号Vrampに基づいて利得制御回路125によりゲインが設定される。利得制御回路125は、可変利得アンプ(IVGA)116のゲインGiを上げるときは可変利得アンプ(MVGA)123のゲインGmを下げ、可変利得アンプ(IVGA)116のゲインGiを下げるときは可変利得アンプ(MVGA)123のゲインGmを上げる。すなわち、2つのアンプのゲインの和Gm+Giがほぼ一定になるように、各アンプのゲインを制御する。これにより、Vrampが変化しても振幅制御ループのクローズドループゲインが変動しないようにされる。
一方で、出力レベル指示信号Vrampが高くされるとフォワードパス上の可変利得アンプ(IVGA)116のゲインGiが大きくされて、出力制御電圧Vapcが高くされパワーアンプ200の増幅率が大きくされる。Vrampが低くされるとフォワードパス上の可変利得アンプ(IVGA)116のゲインGiが小さくされて、出力制御電圧Vapcが低くされパワーアンプ200の増幅率が小さくされる。つまり、出力レベル指示信号Vrampに応じてパワーアンプ200の出力電力が制御される。
本実施例の送信系回路には、振幅制御ループのゲインばらつきを補正するためのキャリブレーション実行回路140が設けられている。キャリブレーション実行回路140は、電流回路141と、振幅比較回路142と、キャリブレーション制御回路143と、補正値AOを設定するレジスタ144と、レジスタの設定値をアナログ信号に変換するDA変換回路145と、変換された信号と前記利得制御回路124の出力とを加算する加算器146などからなる。ここで、電流回路141は、可変利得アンプ(IVGA)116の後段のループフィルタ115に電流を流し込むもので、可変利得アンプ(IVGA)116の出力電流に所定の電流を加算もしくは減算するので、可変利得アンプ(IVGA)116の電気的パラメータを変更する回路とみることができる。
なお、利得制御回路124から可変利得アンプ(IVGA)116へゲインを指定する信号をディジタル値(制御コード)で与え、IVGAではそのコードで電流値を変化させるような構成とされる場合には、DA変換回路145は不要である。つまり、利得制御回路124から可変利得アンプ(IVGA)116へ供給されるゲインを指定する制御コードにディジタル補正値AOを加算器146で加算したものをIVGAへ供給するように構成することができる。
また、キャリブレーション時に、I,Q信号の代わりに直流電圧VDCを変調回路111に入力させるための切替えスイッチ147が設けられている。電流回路141および切替えスイッチ147は、キャリブレーション制御回路143から制御信号によって制御される。キャリブレーション制御回路143は、チップ全体の制御回路160と一体もしくは一部として構成することも可能である。変調回路111の他方の入力である中間周波数の発振信号φIFは、実際の送信時には送信周波数に応じて周波数が切り替えられるが、キャリブレーション時には80MHzのような一定の周波数の信号として入力される。
振幅比較回路142は、変調回路111の出力信号とフィードバックパスからのフィードバック信号(可変利得アンプMVGAの出力信号)の振幅の大小を検出する。キャリブレーション制御回路142は、ベースバンド回路300からキャリブレーションの開始を指示するコマンドコードを受けると、キャリブレーションを開始し、振幅比較回路143からの検出信号に基づいて補正値を決定するシーケンサとして構成されている。決定された補正値は一旦チップ外部のベースバンドLSI300へ出力され、ベースバンドLSI300内部のメモリに記憶される。切替えスイッチ147を設ける代わりに、キャリブレーション時にはベースバンドLSI300からI,Q信号に代えて直流電圧VDCを入力させるように構成しても良い。
図2に、振幅比較回路142の具体的な回路例が示されている。振幅比較回路142は、変調回路111の出力V2を入力とする検波回路421と、可変利得アンプ(MVGA)123の出力V1を入力とする検波回路422と、検波回路421と422の出力電圧を比較するコンパレータ423と、D型フリップフロップ424とから構成されている。
検波回路421は、変調回路111の出力V2を全波整流することで、図3(A)に示すように、包絡線に相当する電圧V3を出力する。また、検波回路422は、MVGA123の出力V1を全波整流することで、図3(B)に示すように、包絡線に相当する電圧V4を出力する。コンパレータ423は、これらの検波回路421,422の出力電圧V3,V4を比較して、V4がV3よりも高くなると出力がロウレベルからハイレベルに変化する。
そして、このコンパレータ423の出力でフリップフロップ424がラッチ動作することで、一旦コンパレータ423の出力がハイレベルに変化すると、その後ロウレベルに戻ったとしてもフリップフロップ424の出力はハイレベルを保持するようにされている。検波回路421,422は、差動アンプAMPと、該アンプAMPの差動出力でそれぞれオン、オフされる並列形態のトランジスタQ1,Q2と、Q1,Q2の共通エミッタと接地点との間に接続された定電流源CC0と、ダイオードD0と、出力安定化容量C0と、リセット用の抵抗R0とから構成されている。
ところで、図1の実施例において、電流回路141によりループフィルタ115に流し込まれる電流は、一定のオフセット電流Ioffと、所定の振幅の交流電流+/-Iinである。オフセット電流Ioffは例えば−4μAとされ、交流電流+/-Iinは例えば−3.5μA〜3.5μAの範囲で4.33MHzのような周波数finで変動する交流電流とされる。本実施例では、これらの電流Ioffと+/-Iinが加算されてループフィルタ115に流し込まれるようにされる。従って、キャリブレーション時にループフィルタ115に流し込まれる電流は、−0.5〜7.5μAの範囲で変動されることになる。
ループフィルタ115に交流電流+/-Iinを流し込むと、パワーアンプ200の出力に振幅変調がかかり、その包絡線は周波数finで変動する。この包絡線の変動は、ミキサ122で中間周波数帯に変換された後も同様であり、可変利得アンプ(MVGA)123の出力の包絡線も周波数finで変動する。そして、このfinを十分に高く設定すると、包絡線の変動量は、振幅制御ループのループ帯域が高くなるに従って増加する傾向にある。
本実施例においては、振幅制御ループのループ帯域はオープンループゲインが1.8MHzで0dBとなるように設計している。これは、送信変調精度を高め、受信帯域が受ける送信ノイズの影響をできるだけ抑制するのに最適であると考えたためである。帯域が高ければ高いほど変調精度は高くなるが、帯域が高過ぎると送信ノイズが増加してしまい、逆に帯域が低いと送信ノイズを低減できるが、変調精度は低下してしまう。また、帯域が高過ぎても低過ぎてもループの位相余裕が減少してループが不安定になる。
ここで、本実施例における振幅制御ループのゲインばらつきと、該ゲインばらつきの補正の必要性について説明する。図4には、振幅制御ループのオープンループの周波数特性が示されている。このうち、図4(A)は振幅制御ループのゲイン特性を、また図4(B)は振幅制御ループの位相特性を示す。実施例では、1.8MHzでオープンループゲインが0dBとなるように設計されている。このオープンループゲインがばらつくと図4(A)に破線で示すように、ゲイン特性が上下に変動する。
図4(B)より、オープンループゲインが1.8MHzで0dBとなる場合に局所的に位相余裕が最大となり、ゲイン特性が上下に変動すると位相余裕が減少してしまうことが分かる。位相余裕の減少は、振幅制御ループの安定性を損なうので、回避しなければならない。したがって、振幅制御ループのオープンループゲインが製造ばらつきで目標値の1.8MHzからずれたならば、そのずれを補正する必要がある。
ところで、図5には、振幅制御ループのクローズドループの周波数特性が示されている。図5において、実線Aはゲインばらつきがない場合の特性であり、1.8MHzにゲインピークを持つことが分かる。図1の実施例において、電流回路141によりループフィルタ115に流し込まれる所定の振幅の交流電流+/-Iinの周波数finを1.8MHzよりも高く設定した場合、クローズドループゲインは、オープンループゲインが高い方へばらつくと破線Bのように高い方へずれ、オープンループゲインが低い方へばらつくと点線Cのように低い方へずれる。
そして、そのゲイン変動量は、おおよそループ帯域の周波数変動量に比例することを見出した。一方、振幅制御ループのフィードバックパス上の可変利得アンプ(MVGA)123の出力の振幅も、クローズドループゲインのばらつきに比例して変化する。これより、可変利得アンプ(MVGA)123の出力の包絡線の変動量から、振幅制御ループのループ帯域を測定できることが分かった。そこで、本実施例では、振幅制御ループのフィルタ115に流し込む交流電流+/-Iinを変化させて、可変利得アンプ(MVGA)123の出力の振幅を検出して振幅制御ループのループ帯域を測定し、ゲインばらつきを補正することとした。
図6には、本実施例における振幅制御ループのゲインばらつきのキャリブレーション実行時の信号波形が示されている。
図6において、(A)はフィードバックパスから振幅検出回路112へ入力される可変利得アンプ(MVGA)123の出力V1の波形である。この出力波形は、図6(B)のように、フォワードパス上の可変利得アンプ(IVGA)116のゲインを変化させる制御コードAOを切り替えるのに応じて振幅が変化する。図6(A)において、V1cはMVGAの出力V1の中心電位、V1_avgはMVGAの出力の振幅すなわち包絡線の平均レベル、V2_avgはキャリブレーション時に変調回路111から振幅比較回路142へ入力される基準信号(80MHzの正弦波)の振幅すなわち包絡線の平均レベルである。
図1の実施例においては、電流回路141によりループフィルタ115に流し込むオフセット電流Ioffを変化させることで、MVGAの出力の中心電位V1cを調整する。また、交流電流+/-Iinの電流値とIVGAのゲインGiを変化させることで、MVGAの出力の包絡線の平均レベルV1_avgを調整することができるようにされている。オフセット電流Ioffは負の値すなわちループフィルタ115から電流を引き込む電流であっても良い。
具体的には、Ioff=−4μA、+/-Iin=−3.5〜+3.5μA、+/-Iinの周波数fin≒4MHzとした。また、制御コードAOによりIVGAのゲインGiを、1μ秒ごとに0.5dBずつ増加させることとした。さらに、振幅制御ループのゲインばらつきがないときに、制御コードAOが中間のAOc(=0)に設定されるとループ帯域が1.8MHzになるように、制御コードAOの範囲を決定する。そして、最初にIVGAのゲインGiを設定する制御コードAO_0を、振幅制御ループのゲインばらつきの上限(最大許容値)で、ループ帯域が1.8MHzになるように選ぶこととした。制御コードAO_0は、AOcのときのゲインよりも小さなゲインを指示する値であっても良い。制御コードAOは、例えば6ビットのバイナリコードとされ、IVGAのゲインGiを64段階に調整できるようにされる。また、V2_avgとV1_avgの差分は、Ioffと+/-Iinの振幅とによって決まる値とされる。
これにより、制御コードAOを、AO_0からAO_1、AO_2……ように増加させて行き、AO_Nのときに振幅比較回路142の出力がハイレベルに変化したとする。すると、このときのAO_NがAOc(=0)より大きければループ帯域が低い方へばらつき、AO_NがAOc(=0)より小さければループ帯域が高い方へばらついていることが分かる。従って、実際に送信を行なうときに、ベースバンドからの出力レベル指示信号Vrampに対応するゲインに、この制御コードAO_Nに対応したゲインを加算したゲインをIVGAに設定することによって、ループ帯域のばらつきを補正した状態で動作させることができる。
次に、本実施例における振幅制御ループのゲインばらつきのキャリブレーションの手順を、図7のフローチャートを用いて詳しく説明する。なお、このキャリブレーションは、外部の装置(ベースバンド回路を含む)からキャリブレーションの実行を指示する所定のコマンドコードが制御回路160に与えられることにより開始されるようになっている。
制御回路160は、キャリブレーション実行コマンドが与えられると、キャリブレーション制御回路143を起動させる。すると、キャリブレーション制御回路143は、まずIVGAのゲインGiを設定する制御コードAOをAO_0にしてIVGAに与える(ステップS1)。また、この実施例では、キャリブレーション開始前に、外部の装置から利得制御回路125へ、例えばパワーアンプ200の出力を最大にするような出力レベル指示信号Vrampが与えられるようにされている。これにより、IVGAのゲインGiは、Vrampに対応するゲインに、AO_0に対応するゲインを加算したゲインに設定される。
次に、キャリブレーション制御回路143は、振幅比較回路142の出力がハイレベルになっているか否かを判定する(ステップS2)。ここで、振幅比較回路142の出力がハイレベルになっていないつまりロウレベルであると判定すると、次のステップS3で制御コードAOを+1つまり1段階上げてステップS2へ戻り、再度上記判定を行なう。
制御コードAOを1段階上げることにより、IVGAのゲインGiが0.5dBだけ高くされ、振幅比較回路142へ入力されるMVGAの出力V1の振幅が大きくされる。ステップS2で、振幅比較回路142の出力がハイレベルになっていると判定すると、ステップS4へ移行してそのときの制御コードAO_Nを、振幅制御ループのゲインばらつき補正値として外部へ出力して、キャリブレーションを終了する。
なお、この制御コードAO_Nを受け取った外部の装置は、ベースバンド回路の内部の不揮発性メモリに記憶させる。そして、ベースバンド回路は、電源投入時あるいは送信開始直前にこの補正値を不揮発性メモリから読み出して、キャリブレーション制御回路143へ与える。すると、制御回路160は、この補正値AO_Nをレジスタ144に保持させ、ベースバンド回路300から利得制御回路125へ与えられる出力レベル指示信号Vrampに対応するゲインに、補正値AO_Nに対応するゲインを加算したゲインをIVGAに設定する。
このように、本実施例では、キャリブレーションによって得られた制御コードAO_Nを、振幅制御ループのゲインばらつき補正値として外部の装置へ出力するようにしている。これは、出荷前の製造ラインの最終工程で、振幅制御ループのゲインばらつきの測定を行なうことを想定したためである。製造ラインで振幅制御ループの帯域のばらつきを測定する場合、キャリブレーション実行コマンドがテスタなどから与えられる。
本実施例のキャリブレーション回路を適用した高周波ICでは、このICを実際のシステムに組み込んだ状態でもキャリブレーションを行なうことができる。その場合には、ベースバンド回路300からキャリブレーション実行コマンドを与えるようにすれば良い。そして、キャリブレーション後に、振幅制御ループのゲインばらつき補正値AO_Nを外部へ出力せずに、内部のレジスタ144に自動的に設定するように構成しても良い。また、外部の装置から所定のコマンドを受けることにより振幅制御ループのキャリブレーションを実行しているが、電源投入時等に自動的にキャリブレーションを実行するように構成することができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものでない。例えば前記実施例においては、振幅制御ループで生成された電圧Vapcをパワーアンプに供給して出力電力を制御するようにしたものを説明したが、送信用発振回路TxVCOの後段に可変利得アンプを設け、該アンプのゲインを振幅制御ループで生成された電圧Vapcで制御するように構成したものにも適用することができる。
また、キャリブレーション時に最初にIVGAのゲインGiを設定する制御コードAO_0として前記実施例と異なる値を選ぶようにしても良い。すなわち、前記実施例では、制御コードAO_0を、振幅制御ループのゲインばらつきの上限(最大許容値)で、ループ帯域が1.8MHzになるように選ぶようにしたと説明したが、振幅制御ループが発振しない下限に相当するゲインもしくはそれよりも高いゲインを与える制御コードをAO_0として選ぶようにしてもよい。
さらに、前記実施例においては、MVGAの出力V1と変調回路の出力V2の位相差を考えずにキャリブレーションを行なっているが、実際の高周波ICではMVGAの出力V1と変調回路の出力V2の位相差によって振幅比較回路142の出力に誤差が生じることがある。そこで、MVGAの出力V1と変調回路の出力V2の位相差による誤差を考慮して、検出された補正値AO_Nに誤差分を加算もしくは減算したものを最終的な補正値として設定するようにしても良い。
また、前記実施例においては、検出された振幅制御ループのゲインばらつきに応じてフォワードパス上の可変利得アンプIVGAのゲインを調整してループ帯域の補正を行なっているが、振幅制御ループ内の他の回路の特性を調整してループ帯域の補正を行なうように構成しても良い。例えば、図1に示されているレベル変換用アンプ118とともにフィルタを構成する容量C1を複数の容量素子とそれらとそれぞれ直列に接続されたスイッチ素子を設けて容量値を変化させることでループ帯域の補正を行うことができる。フィルタ119の容量C7の値を変化させたり、振幅検出回路112のゲインGaを変えるようにしたりしても良い。
さらに、前記実施例においては、振幅ループの周波数帯域のばらつきを補正するキャリブレーション回路について説明したが、位相ループの周波数帯域のばらつきを補正するキャリブレーション回路を別途設けて補正を行なうようにするのが望ましい。ただし、位相ループの周波数帯域のばらつきの補正は、振幅ループの周波数帯域のばらつきの補正と独立して行なうように構成できるので説明は省略する。位相変調と振幅変調を行なうEDGEモードに対応可能な高周波ICに適用したものを説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、送信系回路が位相制御ループと振幅制御ループを有する高周波ICに適用することができ、それによって同様な効果が得られる。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である携帯電話機のような無線通信システムに用いられる高周波ICに適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、無線LAN用の高周波ICその他、通信用半導体集積回路一般に利用することができる。
図1は、本発明を適用した高周波ICとそれを用いた無線通信システムの一実施例の概略構成を示すブロック図である。 図2は、実施例の高周波ICにおけるキャリブレーション実行回路内の位相比較回路の構成例を示すブロック図である。 図3は、キャリブレーション実行回路内の位相比較回路の各部の信号の波形を示す波形図である。 図4は、振幅制御ループのオープンループの周波数特性を示すもので、このうち、図4(A)は振幅制御ループのゲイン特性を示すグラフ、また図4(B)は振幅制御ループの位相特性を示すグラフである。 図5は、振幅制御ループのクローズドループの周波数特性を示すグラフである。 図6は、実施例における振幅制御ループのゲインばらつきのキャリブレーション実行時の信号波形を示す波形図である。 図7は、実施例における振幅制御ループのゲインばらつきのキャリブレーションの手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 高周波IC
111 変調回路
112 振幅検出回路
113 位相比較回路
114 位相ループのループフィルタ
115 振幅ループのループフィルタ
116 可変利得アンプ(IVGA)
117 電圧/電流変換回路
118 レベル変換用アンプ
119 フィルタ
121 アッテネータ
122 ダウンコンバート用ミキサ
123 利得可変アンプ(MVGA)
130 局部発振回路
140 キャリブレーション実行回路
141 電流回路
142 振幅比較回路
143 キャリブレーション制御回路
144 レジスタ
145 DA変換回路
146 加算器
147 切替えスイッチ
160 制御回路
200 高周波電力増幅回路(パワーアンプ)
300 ベースバンド回路

Claims (10)

  1. 搬送波の位相を制御する位相制御ループと送信出力信号の振幅を制御する振幅制御ループとを有する送信回路を備えた通信用半導体集積回路であって、振幅制御ループ上のいずれかの回路の電気的パラメータを段階的に変化させてそのときのフィードバック信号と変調回路の出力信号とを比較してループゲインのばらつきを検出して、検出されたばらつきに応じて振幅制御ループ上のいずれかの回路の特性を変化させてループ帯域を補正するように構成されたキャリブレーション回路を備えてなることを特徴とする通信用半導体集積回路。
  2. 搬送波の位相を制御する位相制御ループと送信出力信号の振幅を制御する振幅制御ループとを有する送信回路を備えた通信用半導体集積回路であって、振幅制御ループ上のいずれかの回路の電気的パラメータを段階的に変化させてそのときのフィードバック信号と変調回路の出力信号とを比較してループゲインのばらつきを検出して検出された結果を出力するゲインばらつき検出回路を備えることを特徴とする通信用半導体集積回路。
  3. 上記ゲインばらつき検出回路から出力された検出結果に基づいて生成された補正値により、上記振幅制御ループ上のいずれかの回路の特性が変化されてループ帯域が補正されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の通信用半導体集積回路。
  4. 上記振幅制御ループ上のいずれかの回路の特性を変化させるための上記補正値を保持するレジスタが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の通信用半導体集積回路。
  5. 上記補正値により特性が変化される上記振幅制御ループ上のいずれかの回路は、可変利得増幅回路であることを特徴とする請求項3に記載の通信用半導体集積回路。
  6. 上記振幅制御ループを構成する振幅検出回路から電力増幅回路までのフォワードパス上に、可変利得増幅回路と振幅制御ループの周波数帯域を与えるフィルタとを有し、キャリブレーション時に前記フィルタに所定の周波数の交流電流を流し込むとともにその電流値を段階的に切り替え可能な電流回路と、フィードバック信号の振幅と変調回路の出力信号の振幅とを比較する比較回路とを備え、該比較回路の出力に基づいてループゲインのばらつきが検出されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の通信用半導体集積回路。
  7. 上記レジスタには、送信動作に先立って所定の補正値が格納され、該補正値に基づいて上記振幅制御ループのループ帯域が補正される請求項4に記載の通信用半導体集積回路。
  8. 請求項2に記載の通信用半導体集積回路と、ベースバンド回路が形成された第2の半導体集積回路とを有する携帯通信端末であって、前記第2の半導体集積回路は不揮発性のメモリ回路を備え、該メモリ回路には上記ゲインばらつき検出回路から出力された検出結果に基づいて生成された補正値が記憶されていることを特徴とする携帯通信端末。
  9. 上記補正値は、送信開始前もしくは電源投入時に上記メモリ回路から読み出されて上記通信用半導体集積回路へ供給され上記レジスタに設定されるように構成されている請求項8に記載の携帯通信端末。
  10. 上記通信用半導体集積回路により位相変調された送信信号を増幅する電力増幅回路を備え、上記振幅制御ループのフォワードパスからの信号が上記電力増幅回路に供給されてその出力電力が制御され、上記電力増幅回路の出力側から抽出された信号が上記フィードバック信号として帰還されるように構成されている請求項8に記載の携帯通信端末。
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