JP2006303177A - 熱電装置及び空調機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】熱電素子(41)及び羽根状フィン(43)が支持される伝熱板(42)には、駆動軸(51)を介してモータ(50)が連結される。モータ(50)は伝熱板(42)と共に伝熱フィン(43)を回転させる。その結果、羽根状フィン(43)と空気との接触効率、更には熱交換率が増大する。また、羽根状フィン(43)を回転させることで、この熱電装置(40)に空気送風機能が付与される。
【選択図】 図3
Description
本実施形態の空調機(1)は、直方体状の箱形のケーシング(10)を有している。ケーシング(10)は、前側(図2の右側)に位置する前面パネル(11)、後側に位置する後面パネル(12)、天井側に位置する天板(13)、床面側に位置する底板(14)とを備えている。
ケーシング(10)の内部空間は、仕切板(15)によって前後に2つの空間に仕切られている。この2つの空間のうち、上記前面パネル(11)寄りに形成される空間が第1通路(25)を構成し、上記後面パネル(12)寄り形成される空間が第2通路(26)を構成している。
図3は、熱電装置(40)の要部拡大図である。なお、上述した吸熱側伝熱板(42a)及び放熱側伝熱板(42b)、あるいは吸熱フィン(43a)及び放熱フィン(43b)は、熱電素子(41)を挟んで前後に対称な同形状で構成されているため、便宜上、図3(A)では片側の伝熱板(42)及び羽根状フィン(43)のみを図示するものとする。
本実施形態の空調機(1)の運転動作について図2及び図3を参照しながら説明する。空調機(1)の運転時には、モータ(50)が両伝熱板(42a,42b)を約500rpmで回転させる。また、図示しない電源から各熱電素子(41)へ電圧が印加される。
本実施形態では、各伝熱板(42)に伝熱フィンとしての羽根状フィン(43)を設け、モータ(50)の運転によって両羽根状フィン(43)を回転させるようにしている。その結果、第1通路(25)を流れる空気と吸熱フィン(43a)との間の伝熱、あるいは第2通路(26)を流れる空気と放熱フィン(43b)との間の伝熱が促進され、各伝熱フィン(43)の熱交換率を向上させることができる。したがって、各伝熱フィン(43)の小型化を図りながら、この熱電装置(40)の冷却性能を向上させることができ、ひいては空調機(1)をコンパクトに設計することができる。
上記実施形態の熱電装置(40)を以下のような変形例の構成とすることもできる。
図4に示す変形例1の熱電装置(40)では、各羽根状フィン(43)の間にそれぞれ伝熱フィンとしての棒状フィン(44)が設けられている。つまり、棒状フィン(44)は、伝熱板(42)の周方向に複数配列されている。この棒状フィン(44)は、アルミニウムを主材料として構成されており、一本当たりの表面積が約60000mm2 となっている。この例では、各伝熱フィン(43)の間において、各棒状フィン(44)が伝熱板(42)の径方向に3本ずつ配列されている。この変形例1では、空気が乱流化され易い各伝熱フィン(43)の間に棒状フィン(44)をそれぞれ配置するようにしている。このため、棒状フィン(44)と空気との熱交換率を増大でき、この熱電装置(40)の冷却性能を向上させることができる。
図5に示す変形例2の熱電装置(40)では、伝熱板(42)に上記変形例1の棒状フィン(44)のみが複数立設されている。この棒状フィン(44)は、羽根状に配列されて一塊となる棒状フィン群(45)を構成し、さらにこの棒状フィン群(45)が伝熱板(42)の周方向に配列されている。この変形例2では、羽根状フィン(43)の近傍を流れる空気が、各棒状フィン(44)の間を通過することになる。したがって、空気の乱流化に伴い伝熱フィン(43,44)と空気との伝熱を増大させることができ、伝熱フィン(43,44)と空気との熱交換率を向上させることができる。また、このように複数の棒状フィン(44)を羽根状に並べて一塊とすることで、この熱電装置(40)に空気の送風機能を付与することができる。
図6に示す変形例3の熱電装置(40)では、上記棒状フィン(44)が伝熱板(42)の軸心寄りに複数設けられている。この場合、まず空気は、伝熱板(42)の軸心部で棒状フィン(44)と熱交換し、その後は伝熱板(42)の外周寄りの部位で、羽根状フィン(43)と熱交換する。このため、伝熱フィン(43,44)と空気との熱交換率を増大でき、この熱電装置(40)の冷却性能を向上させることができる。
図7に示す変形例4の熱電装置(40)では、羽根状フィン(43)を多孔質材料で構成している。この羽根状フィン(43)は、例えば発泡アルミニウムで構成される。この変形例1では、羽根状フィン(43)の表面積を増大させることができるため、空気と羽根状フィン(43)との熱交換率を向上させることができる。また、羽根状フィン(43)の表面に微細な凹凸が形成されることから、羽根状フィン(43)の近傍を流れる空気にエッジ効果が作用し、この空気流の乱れを増大させることができる。したがって、空気と羽根状フィン(43)との熱交換率を更に向上させることができる。なお、この例以外に上記棒状フィン(44)を多孔質材料で構成してもよい。
図8に示す変形例5の熱電装置(40)では、上記実施形態よりも羽根状フィン(43)の径方向の幅が長尺となっている。この変形例5では、羽根状フィン(43)の表面積を広くとることができるため、羽根状フィン(43)と空気との熱交換率を向上させることができる。
図9に示す変形例6の熱電装置(40)では、上記実施形態よりも羽根状フィン(43)の枚数が多くなっている。この変形例6では、羽根状フィン(43)の総表面積を増大させることができるため、羽根状フィン(43)と空気との熱交換率を向上させることができる。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
10 ケーシング
25 第1通路
26 第2通路
40 熱電装置
41 熱電素子
41a 吸熱面
41b 放熱面
42a 吸熱側伝熱板(伝熱板,42)
42b 放熱側伝熱板(伝熱板,42)
43 羽根状フィン(伝熱フィン)
43a 吸熱フィン
43b 放熱フィン
44 棒状フィン(伝熱フィン)
45 棒状フィン群
50 モータ(駆動手段)
Claims (11)
- 熱電素子(41)と、該熱電素子(41)が裏面に固着される伝熱板(42)と、該伝熱板(42)の表面に支持される伝熱フィン(43,44)とを備えた熱電装置であって、
上記伝熱板(42)の厚さ方向を軸方向として該伝熱板(42)を回転させる駆動手段(50)を備えることを特徴とする熱電装置。 - 請求項1において、
上記伝熱板(42)は円盤状に形成され、該伝熱板(42)には、それぞれが羽根形状に形成された複数の羽根状フィン(43)が伝熱フィンとして立設されており、
複数の羽根状フィン(43)が伝熱板(42)の周方向に配列されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項2において、
上記伝熱板(42)には、それぞれが棒状に形成された複数の棒状フィン(44)が伝熱フィンとして立設されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項3において、
上記各棒状フィン(44)は、各羽根状フィン(43)の間にそれぞれ位置するように周方向に配列されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項1において、
上記伝熱板(42)は円盤状に形成され、該伝熱板(42)には、棒状フィン(44)が伝熱フィンとして立設されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項5において、
複数の棒状フィン(44)が羽根状に並べられて棒状フィン群(45)を構成し、
複数の棒状フィン群(45)が伝熱板(42)の周方向に配列されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項1において、
上記伝熱フィン(43,44)は、多孔質材料で構成されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項2又は6において、
複数の上記熱電素子(41)が、上記伝熱板(42)の周方向に配列されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項1乃至8のいずれか1において、
上記伝熱板(42)は、上記熱電素子(41)の吸熱面(41a)側と放熱面(41b)側とにそれぞれ設けられており、それぞれの伝熱板(42)に伝熱フィン(43,44)が設置されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項9において、
上記駆動手段(50)は、上記熱電素子(41)の放熱面(41b)側に配置されていることを特徴とする熱電装置。 - 請求項9又は10の熱電装置(40)を備えた空調機であって、
空気が流れる第1通路(25)及び第2通路(26)を有するケーシング(10)を備え、
上記熱電素子(41)の吸熱面(41a)側の伝熱フィン(43a)が第1通路(25)に臨んでいる一方、該熱電素子(41)の放熱面(41b)側の伝熱フィン(43b)が第2通路(26)に臨んでいることを特徴とする空調機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005122658A JP2006303177A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | 熱電装置及び空調機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-04-20 JP JP2005122658A patent/JP2006303177A/ja active Pending
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