JP2006301055A - 着色感光性樹脂組成物およびそれを用いて形成されるカラーフィルタ - Google Patents

着色感光性樹脂組成物およびそれを用いて形成されるカラーフィルタ Download PDF

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Abstract

【課題】
ポストベーク後に硬度の高い膜を与え、かつ溶解性に優れた着色感光性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】
着色剤(a)、バインダー樹脂(b)、光重合性化合物(c)、光重合開始剤(d)および溶剤(f)を含んでなる着色感光性樹脂組成物において、着色感光性樹脂組成物がエポキシ化合物(e)を含まない場合は光重合性化合物(c)の量が、着色感光性樹脂組成物が(e)を含む場合は(c)と(e)との合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、31%を超え45%以内である着色感光性樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、着色感光性樹脂組成物およびそれを用いて形成されるカラーフィルタに関する。
液晶表示装置に用いられているカラーフィルタの画素は、着色感光性樹脂組成物を用いて形成される。
各画素の形成においては、詳しくは、基板上に、塗布装置を用いて、R、G、Bの3色のうち、いずれかの1色を含む着色感光性樹脂組成物を塗布し、揮発成分を加熱等の手段で除去したのち、マスクを介して露光し、次いでネガ型の場合は未露光部分を、ポジ型の場合は露光部分をアルカリ水溶液等の現像液により現像して除去することによりパターンを形成し、得られたパターンを加熱処理(以下、ポストベークと呼ぶことがある。)して、画素を形成する。そして、同様の操作を、R、G、Bの3色のうち、残る2色の着色感光性樹脂組成物を用いて、それぞれ同様の操作で画素を形成する。
こうして用いられる着色感光性樹脂組成物としては、ポストベーク後に硬度の高い膜が形成できることが必要があり、着色剤、バインダー樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤および溶剤に加えて、エポキシ化合物を含有してなる(光重合性化合物とエポキシ化合物との合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で20%程度)着色感光性樹脂組成物が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、溶解性が十分ではない、すなわち、ネガ型の場合は非露光部分をアルカリ水溶液等の現像液により除去する際に、溶解速度が遅く、残渣が残存する場合があるという問題点があり、ポストベーク後に硬度の高い膜を与え、かつ溶解性に優れた着色感光性樹脂組成物が求められていた。
特開2004−151705号公報
本発明の目的は、ポストベーク後に硬度の高い膜を与え、かつ溶解性に優れた着色感光性樹脂組成物を提供することにある。
そこで本発明者は、着色感光性樹脂組成物の組成について鋭意検討し、着色剤、バインダー樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤および溶剤を含有してなる着色感光性樹脂組成物において、光重合性化合物の量またはエポキシ化合物を含有してなる場合はエポキシ化合物の量と光重合性化合物の量の合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して一定の範囲である着色感光性樹脂組成物が、ポストベーク後に硬度の高い膜を与え、かつ溶解性に優れた着色感光性樹脂組成物となることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち本発明は、着色剤(a)、バインダー樹脂(b)、光重合性化合物(c)、光重合開始剤(d)および溶剤(f)を含んでなる着色感光性樹脂組成物において、着色感光性樹脂組成物がエポキシ化合物(e)を含まない場合は光重合性化合物(c)の量が、着色感光性樹脂組成物がエポキシ化合物(e)を含む場合は(c)と(e)の合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、31%を超え45%以内である着色感光性樹脂組成物を提供する。また本発明は、前記の着色感光性樹脂組成物を用いて形成されるカラーフィルタを提供する。さらに本発明は、前記カラーフィルタを有してなる液晶表示装置を提供する。
本発明の着色感光性樹脂組成物はポストベーク後に硬度の高い膜を与え、かつ溶解性に優れた着色感光性樹脂組成物であるので、液晶表示装置用のカラーフィルタの製造用に好適であり、さらに本発明の着色感光性樹脂組成物によれば、これを用いて形成したカラーフィルタの画素において、当該画素上にITO膜を蒸着するときに、画素にシワが入ったり、ITO膜が断線したりすることなく、特にオーバーコートを形成しないでITOを蒸着してカラーフィルタを製造する場合に好適に用いることができ、さらに、基板上に未溶解物も少なく、また画素部の鉛筆硬度も良好であり、高品質のカラーフィルタを製造することができ、さらに、ポストベーク温度での質量減少がないことからベーク炉内の汚染も改良できるので、本発明は工業的に極めて有用である。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、着色剤(a)、バインダー樹脂(b)、光重合性化合物(c)、光重合開始剤(d)および溶剤を含有してなる着色感光性樹脂組成物において、光重合性化合物の量またはエポキシ化合物(e)を含有してなる場合はエポキシ化合物の量と光重合性化合物の量の合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して31質量%を超え45質量%以下の範囲であることを特徴とする。
本発明のカラーフィルタの製造に用いられる着色感光性樹脂組成物は、着色剤(a)を含む。着色剤(a)は、染料であっても、顔料であってもよい。着色剤(a)が顔料である場合、有機物である有機顔料であってもよいし、無機物である無機顔料であってもよい。中でも、耐熱性、発色性に優れていることから、有機顔料が好ましく用いられる。
有機顔料および無機顔料として、具体的には、カラーインデックス(The Society of Dyers and Colourists出版)でピグメントに分類されている化合物が挙げられる。具体的には、例えばC.I.ピグメントイエロー1(以下、C.I.ピグメントイエローを省略し、数字部分のみを記載する。また、他の色相においても同様に記載する。)、3、12、13、14、15、16、17、20、24、31、53、83、86、93、94、109、110、117、125、128、137、138、139、147、148、150、153、154、166、173、194、214などの黄色顔料;
C.I.ピグメントオレンジ13、31、36、38、40、42、43、51、55、59、61、64、65、71、73などのオレンジ色の顔料;
C.I.ピグメントレッド9、97、105、122、123、144、149、166、168、176、177、180、192、209、215、216、224、242、254、255、264、265などの赤色顔料;
C.I.ピグメントブルー15、15:3、15:4、15:6、60などの青色顔料;
C.I.ピグメントバイオレット1、19、23、29、32、36、38などのバイオレット色顔料;
C.I.ピグメントグリーン7、36などの緑色顔料;
C.I.ピグメントブラウン23、25などのブラウン色顔料;
C.I.ピグメントブラック1、7などの黒色顔料などが挙げられる。
これらの有機顔料および無機顔料は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよく、例えば、赤色画素を形成するにはC.I.ピグメントレッド209およびC.I.ピグメントレッド254からなる群から選ばれる少なくとも1種とC.I.ピグメントイエロー139を含有していることが、緑色画素を形成するにはC.I.ピグメントグリーン36とC.I.ピグメントイエロー150およびC.I.ピグメントイエロー138からなる群から選ばれる少なくとも1種を含有していることが、青色画素を形成するには、C.I.ピグメントブルー15:6とC.I.ピグメントバイオレット23とを含有していることがそれぞれ好ましい。
前記の顔料のうち有機顔料は、必要に応じて、ロジン処理、酸性基または塩基性基が導入された顔料誘導体などを用いた表面処理、高分子化合物などによる顔料表面へのグラフト処理、硫酸微粒化法などによる微粒化処理、あるいは不純物を除去するための有機溶剤や水などによる洗浄処理、イオン性不純物のイオン交換法などによる除去処理などが施されていてもよい。
着色剤(a)の含有量は、着色感光性樹脂組成物の固型分に対して質量分率で、好ましくは25質量%以上60質量%以下であり、より好ましくは27質量%以上55質量%以下であり、とりわけ好ましくは30質量%以上50質量%以下である。着色剤(a)の含有量が前記の範囲にあると、カラーフィルタとしたときの色濃度が十分であり、かつ組成物中にバインダー樹脂を必要量含有させることができ、機械的強度が十分なパターンを形成することができるので、好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物においては、着色剤である顔料が均一な粒径であることが好ましい。また、顔料は溶剤中に均一に分散させることが好ましい。顔料を均一な粒径とするために、界面活性剤を顔料分散剤として含有させて分散処理を行うことで、顔料が溶液中で均一に分散した状態の顔料分散液を得ることができる。
前記の顔料分散剤としては、例えば、ポリエステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールジエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸変性ポリエステル類、3級アミン変性ポリウレタン類、ポリエチレンイミン類などの界面活性剤などが挙げられ、顔料分散剤として、さらに、商品名でKP(信越化学工業(株)製)、ポリフロー(共栄化学(株)製)、エフトップ(トーケムプロダクツ社製)、メガファック(大日本インキ化学工業(株)製)、フロラード(住友スリーエム(株)製)、アサヒガード、サーフロン(以上、旭硝子(株)製)、ソルスパース(ゼネカ(株)製)、EFKA(EFKA CHEMICALS社製)、PB821(味の素(株)製)などが挙げられる。これらの顔料分散剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。
前記の顔料分散剤を用いる場合、その使用量は着色剤1質量部あたり、好ましくは0.05質量部以上1質量部以下、より好ましくは0.05質量部以上0.5質量部以下である。顔料分散剤の使用量が前記の範囲にあると、顔料を溶剤中に均一に分散させることができる傾向があり、好ましい。
本発明のカラーフィルタの製造に用いられる着色感光性樹脂組成物は、バインダー樹脂(b)を含む。前記のバインダー樹脂(b)は、好ましくはその側鎖に反応性の基を有する。ここで、反応性の基とは、光、熱により反応する基を意味する。前記の反応性の基としては、例えば、(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、オキセタニル基が挙げられ、好ましくは、(メタ)アクリロイル基、エポキシ基が挙げられ、より好ましくは(メタ)アクリロイル基が挙げられる。バインダー樹脂(b)が反応性の基を有すると、塗膜硬度が高くなる傾向があり、好ましい。
前記のバインダー樹脂(b)は、さらに好ましくは(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位を含有する。ここで、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸および/またはメタクリル酸を表す。前記の(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位の含有量は、バインダー樹脂(b)を構成する全構成単位中、モル分率で、好ましくは16モル%以上40モル%以下、より好ましくは18モル%以上38モル%以下である。(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位の含有量が前記の範囲にあると、現像時に、非画素部の溶解性が良好であり、かつ、現像後の非画素部に残渣が残りにくい傾向があり、好ましい。
(メタ)アクリル酸から導かれる構成単位以外のバインダー樹脂の構成単位としては、例えば、芳香族ビニル化合物、不飽和カルボン酸エステル類、不飽和カルボン酸アミノアルキルエステル類、不飽和カルボン酸グリシジルエステル類、カルボン酸ビニルエステル類、不飽和エーテル類、シアン化ビニル化合物、不飽和アミド類、不飽和イミド類、脂肪族共役ジエン類、重合体分子鎖の末端にモノアクリロイル基またはモノメタクリロイル基を有するマクロモノマー類などのモノマーから導かれる構成単位、式(IV)で表される構成単位および式(VI)で表される構成単位などを挙げることができる。
Figure 2006301055
(IV)
Figure 2006301055
(VI)
(式(IV)および式(VI)中、R1およびR2は、それぞれ独立に、水素原子または炭素数1〜6のアルキル基を表す。)
前記のバインダー樹脂としては、具体的には、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート共重合体、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート/スチレン共重合体、メタクリル酸/ベンジルメタクリレート/イソボルニルメタクリレート共重合体、メタクリル酸/スチレン/ベンジルメタクリレート/N−フェニルマレイミド共重合体、メタクリル酸/式(IV)で表される構成単位を導くモノマー(ただし、ここでは、式(IV)中、R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表す。)/ベンジルメタクリレート共重合体、メタクリル酸/式(VI)で表される構成単位を導くモノマー(ただし、ここでは、式(IV)中、R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表す。)/ベンジルメタクリレート共重合体、メタクリル酸/式(VI)で表される構成単位を導くモノマー(ただし、ここでは、式(IV)中、R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表す。)/ジシクロペンタニルメタクリレート/ベンジルメタクリレート共重合体、メタクリル酸/式(VI)で表される構成単位を導くモノマー(ただし、ここでは、式(VI)中、R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表す。)/スチレン共重合体/トリシクロデカニルメタクリレート共重合体などが好ましい。
本発明で用いられるバインダー樹脂(b)の酸価は、通常50〜150であり、好ましくは60〜135、とりわけ好ましくは70〜135である。酸価が、前記の範囲にあると、現像液に対する溶解性が向上して未露光部が溶解しやすくなり、また高感度化して現像時に露光部のパターンが残って残膜率が向上する傾向があり、好ましい。ここで酸価はアクリル酸系重合体1gを中和するに必要な水酸化カリウムの量(mg)として測定される値であり、通常は水酸化カリウム水溶液を用いて滴定することにより求めることができる。
バインダー樹脂(b)の含有量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、好ましくは16質量%以上45質量%以下、より好ましくは19質量%以上40質量%以下、とりわけ好ましくは22質量%以上35質量%以下である。バインダー樹脂(B)の含有量が、前記の範囲にあると、パターンが形成でき、また解像度および残膜率が向上する傾向にあり好ましい。
式(IV)で表される構成成分を有するバインダー樹脂、例えばメタクリル酸/式(IV)で表される構成単位を導くモノマー(ただし、ここでは、式(IV)中、R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表す。)/ベンジルメタクリレート共重合体は、メタクリル酸とベンジルメタクリレートとを重合させて2成分重合体を得て、得られた2成分重合体と式(v)で表される化合物(ただし、ここでは、式(V)中、R2は水素原子を表す。)とを反応させて得ることができる。
Figure 2006301055
(V)
メタクリル酸/式(VI)で表される構成単位を導くモノマー(ただし、ここでは、式(VI)中、R1はメチル基を表し、R2は水素原子を表す。)/スチレン共重合体/トリシクロデカニルメタクリレート共重合体は、ベンジルメタクリレート、メタクリル酸、トリシクロデカン骨格のモノメタクリレート共重合体に、グリシジルメタクリレートを反応させて得ることができる。
バインダー樹脂のポリスチレン換算重量平均分子量は、通常5,000〜35,000であり、好ましくは6,000〜30,000であり、より好ましくは7,000〜28,000である。分子量が前記の範囲にあると、塗膜硬度が向上し、残膜率も高く、未露光部の現像液に対する溶解性が良好で、解像度が向上する傾向にあり、好ましい。
本発明のカラーフィルタの製造に用いられる着色感光性樹脂組成物は、光重合性化合物(c)を含む。光重合性化合物(c)は、光線を照射されることによって光重合開始剤から発生した活性ラジカルによって重合を開始し得る化合物であって、例えば、重合性炭素−炭素不飽和結合を有する化合物などが挙げられる。前記の化合物は、単官能の光重合性化合物であってもよいし、2官能または3官能以上の多官能の光重合性化合物であってもよい。
単官能の光重合性化合物としては、例えば、ノニルフェニルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカルビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N−ビニルピロリドンなどが挙げられる。
2官能の光重合性化合物としては、例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイロキシエチル)エーテル、3−メチルペンタンジオールジアクリレート、3−メチルペンタンジオールジメタクリレートなどが挙げられる。
3官能以上の多官能光重合性化合物としては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレートなどが挙げられる。
前記の光重合性化合物は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。光重合性化合物(c)の含有量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対しての質量分率で、好ましくは16質量%を超え45質量%以下である。光重合性化合物(c)の含有量が前記の範囲にあると、硬化が十分におこり残膜率が向上し、好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、エポキシ化合物(e)を含んでもよく、含む場合が好ましい。エポキシ化合物(e)は、例えば、現像後の着色パターンの加熱処理においてバインダー樹脂を架橋させ得るエポキシ化合物が挙げられる。また、加熱されることによってそれ単独で重合し得るエポキシ化合物であってもよい。エポキシ化合物はバインダー樹脂を架橋させるか、またはエポキシ化合物自体が重合することによって着色パターンを硬化させるので、前記のポストベークにおいて着色パターンから昇華物が生じにくい傾向がある。
前記のエポキシ化合物としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、水素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、水素化ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂などの芳香族系エポキシ樹脂;
脂環式エポキシ樹脂、複素環式エポキシ樹脂、グリシジルエステル型樹脂、グリシジルアミン型樹脂、エポキシ化などのエポキシ樹脂;
前記のエポキシ樹脂の臭素化誘導体;
脂肪族化合物のエポキシ化物、脂環族化合物のエポキシ化物、芳香族化合物のエポキシ化合物、ブタジエンの(共)重合体のエポキシ化物、イソプレンの(共)重合体のエポキシ化物、グリシジル(メタ)アクリレートの(共)重合体、トリグリシジルイソシアヌレートなどが挙げられる。
エポキシ化合物(e)の含有量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、好ましくは0.5%以上15%以下、より好ましくは1%以上15%以下、とりわけ好ましくは2%以上12%以下、さらに好ましくは3%以上10%以下である。エポキシ化合物の含有量が、前記の範囲にあると、硬化が十分におこり残膜率が向上し、好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物において、着色感光性樹脂組成物がエポキシ化合物(e)を含まない場合は光重合性化合物(c)の量が、着色感光性樹脂組成物がエポキシ化合物(e)を含む場合は(c)と(e)の合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、31%を超え45%以内であり、好ましくは32%を超え42%以内であり、より好ましくは33%を超え39%以内である。光重合性化合物(c)とエポキシ化合物(e)の合計量が前記の範囲にあると、硬度が高く、画素にしわが入りにくい傾向があり、好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、光重合開始剤(d)を含む。光重合開始剤(d)としては、アセトフェノン系化合物、ビイミダゾール系化合物、ベンゾイン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物、オキシム系化合物、トリアジン系化合物、活性ラジカル発生剤、酸発生剤が挙げられる。
前記のアセトフェノン系化合物としては、例えば、ジエトキシアセトフェノン、2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(1−メチルビニル)フェニル〕プロパン−1−オンのオリゴマーなどが挙げられ、好ましくは2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オンなどが挙げられる。また、複数のアセトフェノン系およびその他の光重合開始剤を組み合わせて使用してもよい。
前記のビイミダゾール化合物としては、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2、3−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(アルコキシフェニル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(ジアルコキシフェニル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(トリアルコキシフェニル)ビイミダゾール、4,4’5,5’−位のフェニル基がカルボアルコキシ基により置換されているイミダゾール化合物(例えば、特開平7−10913号公報など参照。)などが挙げられ、好ましくは2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾール、2,2’−ビス(2、3−ジクロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニルビイミダゾールが挙げられる。
前記のベンゾイン系化合物としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテルなどが挙げられる。
前記のベンゾフェノン系化合物としては、例えば、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサルファイド、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノンなどが挙げられる。
前記のチオキサントン系化合物としては、例えば、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが挙げられる。
前記のオキシム系化合物としては、1−(4−フェニルスルファニル−フェニル)−ブタン−1,2−ジオン2−オキシム−O−ベンゾアート、1−(4−フェニルスルファニル−フェニル)−オクタン−1,2−ジオン2−オキシム−O−ベンゾアート、1−(4−フェニルスルファニル−フェニル)−オクタン−1−オンオキシム−O−アセタート、1−(4−フェニルスルファニル−フェニル)−ブタン−1−オンオキシム−O−アセタート、O−エトキシカルボニル−α−オキシイミノ−1−フェニルプロパン−1−オン等が挙げられる。
前記のトリアジン系化合物としては、例えば、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシナフチル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシスチリル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(5−メチルフラン−2−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(フラン−2−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル〕−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。
前記の活性ラジカル発生剤として、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール、10−ブチル−2−クロロアクリドン、2−エチルアントラキノン、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファーキノン、フェニルグリオキシル酸メチル、チタノセン化合物などを用いることもできる。
前記の酸発生剤としては、例えば、4−ヒドロキシフェニルジメチルスルホニウムp−トルエンスルホナート、4−ヒドロキシフェニルジメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウムp−トルエンスルホナート、4−アセトキシフェニル・メチル・ベンジルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルホニウムp−トルエンスルホナート、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、ジフェニルヨードニウムp−トルエンスルホナート、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネートなどのオニウム塩類や、ニトロベンジルトシレート類、ベンゾイントシレート類などを挙げることができる。
光重合開始剤(d)の含有量は、バインダー樹脂(b)および光重合性化合物(c)の合計量に対して質量分率で、好ましくは0.1質量%以上30質量%以下、より好ましくは1質量%以上25質量%以下である。光重合開始剤の含有量が前記の範囲にあると、組成物が高感度化することにより露光時間が短縮されて、生産性が向上し、また組成物が高感度過ぎることによる解像度低下が生じることがない傾向があり、好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物においては、光重合開始助剤を用いてもよい。光重合開始助剤は、光重合開始剤と組み合わせて用いられことがあり、光重合開始剤によって重合が開始された光重合性化合物の重合を促進するために用いられる化合物である。光重合開始助剤としては、アミン系化合物、アルコキシアントラセン系化合物、チオキサントン系化合物などが挙げられる。
前記のアミン系化合物としては、例えば、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、安息香酸2−ジメチルアミノエチル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチルパラトルイジン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通称ミヒラーズケトン)、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(エチルメチルアミノ)ベンゾフェノンなどが挙げられ、中でも4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンが好ましい。
前記のアルコキシアントラセン系化合物としては、例えば、9,10−ジメトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,10−ジエトキシアントラセンなどが挙げられる。
前記のチオキサントン系化合物としては、例えば、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが挙げられる。
光重合開始助剤は、単独でも複数を組み合わせて使用しても差し支えない。また、光重合開始助剤として市販のものを用いることもでき、市販の光重合開始助剤としては、例えば、商品名「EAB−F」(保土谷化学工業(株)製)などが挙げられる。
これらの光重合開始助剤を用いる場合、その使用量は、光重合開始剤1モルあたり、好ましくは0.005モル以上10モル以下、より好ましくは0.01モル以上5モル以下である。
本発明の着色感光性樹脂組成物において用いることができる、光重合開始剤および光重合開始助剤の組み合わせとしては、ジエトキシアセトフェノン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンジルジメチルケタール/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン−1−オン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−〔4−(1−メチルビニル)フェニル〕プロパン−1−オンのオリゴマー/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンの組み合わせなどが挙げられ、好ましくは2−メチル−2−モルホリノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン/4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンの組み合わせが挙げられる。
本発明のカラーフィルタの製造に用いられる着色感光性樹脂組成物は、溶剤(f)を含む。溶剤としては、例えば、エーテル類、芳香族炭化水素類、ケトン類、アルコール類、エステル類、アミド類などが挙げられる。
前記のエーテル類としては、例えば、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、エチルカルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、メトキシブチルアセテート、メトキシペンチルアセテート、アニソール、フェネトール、メチルアニソールなどが挙げられる。
前記の芳香族炭化水素類としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレンなどが挙げられる。
前記のケトン類としては、例えば、アセトン、2−ブタノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、4−メチル−2−ペンタノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノンなどが挙げられる。
前記のアルコール類としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリンなどが挙げられる。
前記のエステル類としては、例えば、酢酸エチル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、ギ酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸イソブチル、プロピオン酸ブチル、酪酸イソプロピル、酪酸エチル、酪酸ブチル、アルキルエステル類、乳酸メチル、乳酸エチル、オキシ酢酸メチル、オキシ酢酸エチル、オキシ酢酸ブチル、メトキシ酢酸メチル、メトキシ酢酸エチル、メトキシ酢酸ブチル、エトキシ酢酸メチル、エトキシ酢酸エチル、3−オキシプロピオン酸メチル、3−オキシプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、2−オキシプロピオン酸メチル、2−オキシプロピオン酸エチル、2−オキシプロピオン酸プロピル、2−メトキシプロピオン酸メチル、2−メトキシプロピオン酸エチル、2−メトキシプロピオン酸プロピル、2−エトキシプロピオン酸メチル、2−エトキシプロピオン酸エチル、2−オキシ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−オキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、2−メトキシ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−エトキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、2−オキソブタン酸メチル、2−オキソブタン酸エチル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート、γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。
前記のアミド類としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどが挙げられる。
その他の溶剤としては、例えば、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホオキシドなどが挙げられる。
前記の溶剤の中でも、3−エトキシプロピオン酸エチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが好ましく用いられる。
前記の溶剤は、それぞれ単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができる。溶剤の含有量は、着色感光性樹脂組成物に対して質量分率で、好ましくは70質量%以上95質量%以下、より好ましくは75質量%以上90質量%以下である。溶剤の含有量が前記の範囲にあると、塗布時の平坦性が良好であり、またカラーフィルタを形成した際に表示特性が良好であり、好ましい。
本発明の着色感光性樹脂組成物は、界面活性剤、充填剤、バインダー樹脂以外の高分子化合物、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、凝集防止剤、有機酸、有機アミノ化合物、硬化剤などの添加剤を含有していてもよい。
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤およびフッ素原子を有するシリコーン系界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
前記のシリコーン系界面活性剤としては、シロキサン結合を有する界面活性剤が挙げられる。具体的には、トーレシリコーンDC3PA、同SH7PA、同DC11PA、同SH21PA、同SH28PA、同29SHPA、同SH30PA、ポリエーテル変性シリコンオイルSH8400(商品名:トーレシリコーン(株)製)、KP321、KP322、KP323、KP324、KP326、KP340、KP341(信越シリコーン製)、TSF400、TSF401、TSF410、TSF4300、TSF4440、TSF4445、TSF−4446、TSF4452、TSF4460(ジーイー東芝シリコーン(株)製)などが挙げられる。
前記のフッ素系界面活性剤としては、フルオロカーボン鎖を有する界面活性剤が挙げられる。具体的には、フロリナート(商品名)FC430、同FC431(住友スリーエム(株)製)、メガファック(商品名)F142D、同F171、同F172、同F173、同F177、同F183、同R30(大日本インキ化学工業(株)製)、エフトップ(商品名)EF301、同EF303、同EF351、同EF352(新秋田化成(株)製)、サーフロン(商品名)S381、同S382、同SC101、同SC105(旭硝子(株)製)、E5844((株)ダイキンファインケミカル研究所製)、BM−1000、BM−1100(いずれも商品名:BM Chemie社製)などが挙げられる。
フッ素原子を有するシリコーン系界面活性剤としては、シロキサン結合およびフルオロカーボン鎖を有する界面活性剤が挙げられる。具体的には、メガファック(登録商標)R08、同BL20、同F475、同F477、同F443(大日本インキ化学工業(株)製)などがあげられる。
これらの界面活性剤は、単独でまたは2種類以上を組み合わせて用いることができる。
界面活性剤を含有する場合、その含有量は、着色感光性樹脂組成物に対して質量分率で、好ましくは0.0005質量%以上0.6質量%以下、より好ましくは0.001質量%以上0.5質量%以下である。界面活性剤の含有量が前記の範囲にあると、塗膜基板面内の膜厚の変動が小さくなる傾向があり、好ましい。
前記の充填剤としては、例えば、ガラス、アルミナなどの微粒子が挙げられる。
前記のバインダー樹脂以外の高分子化合物としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリエチレングリコールモノアルキルエーテル、ポリフロロアルキルアクリレートなどが挙げられる。
前記の密着促進剤としては、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。
前記の酸化防止剤としては、例えば、4,4’−チオビス(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールなどが挙げられる。
前記の紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどのベンゾエート系、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヘキシルオキシフェノールなどのトリアジン系などが挙げられる。
前記の凝集防止剤としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
前記の有機酸としては、例えば、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、ピバル酸、カプロン酸、ジエチル酢酸、エナント酸、カプリル酸などの脂肪族モノカルボン酸類;
しゅう酸、マロン酸、こはく酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ブラシル酸、メチルマロン酸、エチルマロン酸、ジメチルマロン酸、メチルこはく酸、テトラメチルこはく酸、シクロヘキサンジカルボン酸、イタコン酸、シトラコン酸、マレイン酸、フマル酸、メサコン酸などの脂肪族ジカルボン酸類;
トリカルバリル酸、アコニット酸、カンホロン酸などの脂肪族トリカルボン酸類;
安息香酸、トルイル酸、クミン酸、ヘメリト酸、メシチレン酸などの芳香族モノカルボン酸類;
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸類;
トリメリット酸、トリメシン酸、メロファン酸、ピロメリット酸などの芳香族ポリカルボン酸類などが挙げられる。
前記の有機アミノ化合物としては、例えば、n―プロピルアミン、i−プロピルアミン、n−ブチルアミン、i−ブチルアミン、sec−ブチルアミン、t−ブチルアミン、n−ペンチルアミン、n−ヘキシルアミン、n−ヘプチルアミン、n−オクチルアミン、n−ノニルアミン、n−デシルアミン、n−ウンデシルアミン、n−ドデシルアミンなどのモノアルキルアミン類;
シクロヘキシルアミン、2−メチルシクロヘキシルアミン、3−メチルシクロヘキシルアミン、4−メチルシクロヘキシルアミンなどのモノシクロアルキルアミン類;
メチルエチルアミン、ジエチルアミン、メチルn−プロピルアミン、エチルn−プロピルアミン、ジn−プロピルアミン、ジi−プロピルアミン、ジn−ブチルアミン、ジi−ブチルアミン、ジsec−ブチルアミン、ジt−ブチルアミン、ジn−ペンチルアミン、ジn−ヘキシルアミンなどのジアルキルアミン類;
メチルシクロヘキシルアミン、エチルシクロヘキシルアミンなどのモノアルキルモノシクロアルキルアミン類;
ジシクロヘキシルアミンなどのジシクロアルキルアミン類;
ジメチルエチルアミン、メチルジエチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルn−プロピルアミン、ジエチルn−プロピルアミン、メチルジn−プロピルアミン、エチルジn−プロピルアミン、トリn−プロピルアミン、トリi−プロピルアミン、トリn−ブチルアミン、トリi−ブチルアミン、トリsec−ブチルアミン、トリt−ブチルアミン、トリn−ペンチルアミン、トリn−ヘキシルアミンなどのトリアルキルアミン類;
ジメチルシクロヘキシルアミン、ジエチルシクロヘキシルアミンなどのジアルキルモノシクロアルキルアミン類;
メチルジシクロヘキシルアミン、エチルジシクロヘキシルアミン、トリシクロヘキシルアミンなどのモノアルキルジシクロアルキルアミン類;
2−アミノエタノール、3−アミノ−1−プロパノール、1−アミノ−2−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、6−アミノ−1−ヘキサノールなどのモノアルカノールアミン類;
4−アミノ−1−シクロヘキサノールなどのモノシクロアルカノールアミン類;
ジエタノールアミン、ジn−プロパノールアミン、ジi−プロパノールアミン、ジn−ブタノールアミン、ジi−ブタノールアミン、ジn−ペンタノールアミン、ジn−ヘキサノールアミンなどのジアルカノールアミン類;
ジ(4−シクロヘキサノール)アミンなどのジシクロアルカノールアミン類;
トリエタノールアミン、トリn−プロパノールアミン、トリi−プロパノールアミン、トリn−ブタノールアミン、トリi−ブタノールアミン、トリn−ペンタノールアミン、トリn−ヘキサノールアミンなどのトリアルカノールアミン類;
トリ(4−シクロヘキサノール)アミンなどのトリシクロアルカノールアミン類;
3−アミノ−1,2−プロパンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール、4−アミノ−1,2−ブタンジオール、4−アミノ−1,3−ブタンジオール、3−ジメチルアミノ−1,2−プロパンジオール、3−ジエチルアミノ−1,2−プロパンジオール、2−ジメチルアミノ−1,3−プロパンジオール、2−ジエチルアミノ−1,3−プロパンジオールなどのアミノアルカンジオール類;
4−アミノ−1,2−シクロヘキサンジオール、4−アミノ−1,3−シクロヘキサンジオールなどのアミノシクロアルカンジオール類;
1−アミノシクロペンタノンメタノール、4−アミノシクロペンタノンメタノールなどのアミノ基含有シクロアルカノンメタノール類;
1−アミノシクロヘキサノンメタノール、4−アミノシクロヘキサノンメタノール、4−ジメチルアミノシクロペンタンメタノール、4−ジエチルアミノシクロペンタンメタノール、4−ジメチルアミノシクロヘキサンメタノール、4−ジエチルアミノシクロヘキサンメタノールなどのアミノ基含有シクロアルカンメタノール類;
β−アラニン、2−アミノ酪酸、3−アミノ酪酸、4−アミノ酪酸、2−アミノイソ酢酸、3−アミノイソ酢酸、2−アミノ吉草酸、5−アミノ吉草酸、6−アミノカプロン酸、1−アミノシクロプロパンカルボン酸、1−アミノシクロヘキサンカルボン酸、4−アミノシクロヘキサンカルボン酸などのアミノカルボン酸類;
アニリン、o−メチルアニリン、m−メチルアニリン、p−メチルアニリン、p−エチルアニリン、p−n−プロピルアニリン、p−i−プロピルアニリン、p−n−ブチルアニリン、p−t−ブチルアニリン、1−ナフチルアミン、2−ナフチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、p−メチル−N,N−ジメチルアニリンなどの芳香族アミン類;
o−アミノベンジルアルコール、m−アミノベンジルアルコール、p−アミノベンジルアルコール、p−ジメチルアミノベンジルアルコール、p−ジエチルアミノベンジルアルコールなどのアミノベンジルアルコール類;
o−アミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフェノール、p−ジメチルアミノフェノール、p−ジエチルアミノフェノールなどのアミノフェノール類;
m−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸、p−ジメチルアミノ安息香酸、p−ジエチルアミノ安息香酸などのアミノ安息香酸類などが挙げられる。
前記の硬化剤としては、例えば、加熱されることによってバインダー樹脂中のカルボキシル基と反応してバインダー樹脂を架橋することができる化合物が挙げられる。また、それ単独で重合して着色パターンを硬化させ得る化合物も挙げられる。前記化合物としては、例えば、オキセタン化合物などが挙げられる。
前記のオキセタン化合物としては、例えば、カーボネートビスオキセタン、キシリレンビスオキセタン、アジペートビスオキセタン、テレフタレートビスオキセタン、シクロヘキサンジカルボン酸ビスオキセタンなどが挙げられる。
本発明の着色感光性組成物は、硬化剤として、オキセタン化合物などを含有する場合には、オキセタン化合物のオキセタン骨格を開環重合させ得る化合物を含んでいてもよい。前記化合物としては、例えば、多価カルボン酸類、多価カルボン酸無水物類、酸発生剤などが挙げられる。
多価カルボン酸類としては、例えば、フタル酸、3,4−ジメチルフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ピロメリット酸、トリメリット酸、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸などの芳香族多価カルボン酸類;
こはく酸、グルタル酸、アジピン酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの脂肪族多価カルボン酸類;
ヘキサヒドロフタル酸、3,4−ジメチルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、1,2,4−シクロペンタントリカルボン酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン酸、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸などの脂環族多価カルボン酸類などが挙げられる。
多価カルボン酸無水物類としては、例えば、無水フタル酸、無水ピロメリット酸、無水トリメリット酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物などの芳香族多価カルボン酸無水物類;
無水イタコン酸、無水こはく酸、無水シトラコン酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリカルバリル酸、無水マレイン酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物などの脂肪族多価カルボン酸無水物類;
無水ヘキサヒドロフタル酸、3,4−ジメチルテトラヒドロフタル酸無水物、1,2,4−シクロペンタントリカルボン酸無水物、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸無水物、シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、無水ハイミック酸、無水ナジン酸などの脂環族多価カルボン酸無水物類;
エチレングリコールビストリメリテイト酸、グリセリントリストリメリテイト無水物などのエステル基含有カルボン酸無水物類などが挙げられる。
前記の硬化剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明のカラーフィルタを形成する方法としては、具体的には、R、G、Bのうちの1色の着色感光性樹脂組成物を、基板または基板の上に先に形成した固体の着色感光性樹脂組成物層(以下、これを基板等ということがある。)の上に塗布し、塗布された着色感光性樹脂組成物層から溶剤など揮発成分を除去し、フォトマスクを介して揮発成分が除去された層を露光したのち、アルカリ水溶液等の現像液により現像し、ポストベークして1工程とし、これを他の2色を含む着色感光性樹脂組成物を用いて繰り返し、最終的にRGBの3色を有するカラーフィルタを形成する方法が挙げられる。
基板としては、例えば、ガラス基板、シリコン基板、ポリカーボネート基板、ポリエステル基板、芳香族ポリアミド基板、ポリアミドイミド基板、ポリイミド基板、Al基板、GaAs基板などの表面が平坦な基板が挙げられる。これらの基板は、シランカップリング剤などの薬品による薬品処理、プラズマ処理、イオンプレーティング処理、スパッタリング処理、気相反応処理、真空蒸着処理などの前処理が施されていてもよい。基板として、ガラス基板やシリコン基板などを用いる場合、前記の基板の表面には、あらかじめ、TFTなどが形成されていてもよい。
前記の基板の上に着色感光性樹脂組成物を塗布するには、例えば、本発明の着色感光性樹脂組成物を回転塗布法(スピンコート法)、流延塗布法、ロール塗布法、スリット&スピンコート法、スリットコート法などの通常の塗布方法で基板等の上に塗布し、次いで溶剤などの揮発成分を加熱により揮発させればよい。このようにして、基板等の上に着色感光性樹脂組成物の固形分からなる層が形成される。
次いで、着色感光性樹脂組成物の固形分からなる層(以下、これを着色感光性樹脂組成物層ということがある。)を露光する。露光するには、例えば、フォトマスクを介して光線を照射すればよい。光線としては通常、g線(波長436nm)、i線(波長365nm)と呼ばれる紫外線などが用いられる。光線はフォトマスクを介して照射されるが、ここでフォトマスクは、例えば、ガラス板の表面に光線を遮蔽する遮光層が設けられたものである。ガラス板のうちの遮光層が設けられていない部分は光線が透過する透光部であって、この透光部のパターンに従ったパターンで着色感光性樹脂組成物層が露光されて、光線が照射されなかった未照射領域と、光線が照射された照射領域とが生ずる。照射領域における光線の照射量は、着色感光性樹脂組成物に含まれるバインダー樹脂の重量平均分子量、該バインダー樹脂を構成する構成単位の比率、バインダー樹脂の含有量、光重合性化合物の種類や含有量、光重合開始剤の種類や含有量、光重合開始助剤の種類や含有量などによって適宜選択される。
露光後、現像する。現像するには、例えば、露光後の着色感光性樹脂組成物層を現像液と接触させればよく、具体的にはその表面上に着色感光性樹脂組成物層が形成された状態の基板を現像液に浸漬すればよい。現像液としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイドなどのアルカリ性化合物の水溶液などが挙げられる。現像によって、着色感光性樹脂組成物層のうちの光線が照射されなかった未照射領域は除去される。その一方で、光線照射領域はそのまま残ってパターンを構成する。
現像後、通常は水洗し、乾燥することにより、目的とするパターンを得ることができる。現像し、乾燥したのち、次いでベーク炉などの装置内でポストベークを行う。ポストベークによって、パターンの機械的強度が向上する傾向にあり、着色感光性樹脂組成物としてさらに硬化剤を含有するものを用いた場合には、着色パターンがより硬化して、その機械的強度をより向上することができる。ポストベークの温度は、好ましくは180℃以上250℃以下、より好ましくは200℃以上230℃以下である。ポストベークの温度が前記の範囲にあると、硬化が十分に起こり、好ましい。また、ポストベークの時間としては、好ましくは5〜40分、より好ましくは10〜36分、とりわけ好ましくは15〜30分である。ポストベークの時間が前記の範囲にあると、硬化が十分に起こり、好ましい。
こうして、目的の着色パターンを形成するが、着色感光性樹脂組成物に含有される着色剤の色を代えて、上記と同様にして基板の上に着色感光性樹脂組成物層を再び形成し、前記の層を露光した後、現像し、次いでポストベークによって、さらに着色パターンを形成することができる。着色感光性樹脂組成物に含有される着色剤の色を代えながら上記操作を繰り返し行うことによって、さらに着色パターンを形成することができ、目的とするカラーフィルタを製造することができる。
ついで、得られたカラーフィルタの上に、ITO膜を通常はスパッタリングにより製膜する。ITO膜の製膜条件は、通常工業的に用いられる条件から適宜選ぶことができる。
このようにして得られるカラーフィルタは、パターンを含むものであり、前記のカラーフィルタを使用することにより、好適な液晶表示装置が得られる。
上記において、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの実施の形態に限定されない。以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
<樹脂(b−1)の合成>
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロートおよびガス導入管を備えた1Lのフラスコに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート333gが導入された。その後、ガス導入管を通って窒素ガスがフラスコ内に導入されて、フラスコ内雰囲気が窒素ガスに置換された。その後、フラスコ内の溶液が100℃に昇温された後、ジシクロペンタニルメタクリレート(FA−513M;日立化成(株)製)22.0g(0.10モル)、ベンジルメタクリレート70.5g(0.40モル)、メタクリル酸43.0g(0.5モル)、アゾビスイソブチロニトリル3.6gおよびプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート164gからなる混合物が、滴下ロートを用いて2時間かけてフラスコに滴下され、滴下完了後さらに100℃で5時間撹拌が続けられた。
攪拌終了後、ガス導入管を通って空気がフラスコ内に導入されて、フラスコ内雰囲気が空気にされた後、グリシジルメタクリレート35.5g[0.25モルに相当し、本反応に用いたメタクリル酸に対してモル分率で、50モル%]、トリスジメチルアミノメチルフェノール0.9gおよびハイドロキノン0.145gがフラスコ内に投入され、反応が110℃で6時間続けられ、固形分、酸価80mgKOH/gの樹脂b−1を得た。
ここで、酸価は、カルボン酸などの酸基を有する重合体1gを中和するに必要な水酸化カリウムの量(mg)として測定される値であり、通常、濃度既知の水酸化カリウム水溶液を用いて滴定することにより求められる。
得られた樹脂b−1の、GPC法により測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は9,000であった。
上記のバインダー樹脂のポリスチレン換算重量平均分子量の測定については、GPC法を用いて、以下の条件で行った。
装置;HLC-8120GPC(東ソー(株)製)
カラム;TSK−GELG2000HXL
カラム温度;40℃
溶媒;THF
流速;1.0ml/min
被検液固型分濃度;0.001〜0.01質量%
注入量;50μl
検出器;RI
校正用標準物質;TSK STANDARD POLYSTYRENE F−40、F−4、F−1、A−2500、A−500(東ソー(株)製)
本実施例で用いる成分は以下の通りで、以下、省略して表示することがある。
(a−1)着色剤:C.I.ピグメントブルー15:6
(a−2)着色剤:C.I.ピグメントバイオレット23
(b−1)樹脂
(c)光重合性化合物:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(d)光重合開始剤;2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン
(g)光重合開始助剤:4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
(e)エポキシ化合物〔オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、「スミエポキシESCN−195XL−80」(住友化学工業(株)製)〕
(f)溶剤:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
実施例1
〔着色感光性樹脂組成物1の調製〕
(a−1) 2.301質量部
(a−2) 1.239質量部
アクリル系顔料分散剤 1.772質量部
(b−1) 6.495質量部
(c) 6.495質量部
(d) 0.779質量部
(g) 0.260質量部
(e) 0.650質量部
(f) 79.910質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物1を得た。着色感光性樹脂組成物1において、光重合性化合物(c)とエポキシ化合物(e)との合計量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して、35.7%であった。
〔着色層の形成〕
ガラス基板(#1737;コーニング社製)の表面上に、上記で得た着色感光性樹脂組成物1をスピンコート法で塗布した後、100℃で3分間加熱して揮発成分を揮発させて着色感光性樹脂組成物層を形成した。冷却後、この着色感光性樹脂組成物層にフォトマスクを用いてi線〔波長365nm〕を照射した。i線の光源には超高圧水銀ランプ(HB−75105AA OP1型;ウシオ電機(株)社製)を用い、照射光量は150mJ/cm2とした。次いで、現像液(質量分率で水酸化カリウムを0.05%、ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムを0.2%それぞれ含有する水溶液)に80秒間浸漬して現像し、純水で洗浄した後、ガラス基板の全面に亙って形成された着色層を得た。その後、220℃で20分間加熱処理(ポストベーク)を行って画素を得た。
〔未溶解物評価〕
現像液に80秒間浸漬後(未露光部が溶解した時間:30秒)、分光光度計(型番:OSP−SP200;オリンパス(株)製)を用いて、現像により着色層が除去された未露光部の透過率を測定したところ、波長380nm〜780nmにおける平均透過率は99%以上であり、また未溶解物は見られなかった。
〔鉛筆硬度評価〕
JIS K 5400に記載された試験法に準じて、鉛筆硬度試験機に、鉛筆「三菱ハイユニ」を用いて、鉛筆硬度の測定を、荷重9.8Nをかけて、5回行い、塗膜に傷がつかない最も高い硬度を鉛筆硬度とした。
ポストベーク後の鉛筆硬度は、5H以上で問題なかった。
〔ITO蒸着評価〕
得られたカラーフィルタに、蒸着装置(SPS−530H型;アネルバ製)を用いて、120℃で何をスパッタリング後、空気フローの下、230℃30分アニール条件で、ITO蒸着処理を行い、1500Åの膜を形成したところ、画素上のシワおよびITO膜の断線は見られなかった。
〔質量減少〕
ガラス基板(#1737;コーニング社製)の表面上に、上記で得た着色感光性樹脂組成物1をスピンコート法で塗布した後、100℃で3分間加熱して揮発成分を揮発させて着色感光性樹脂組成物層を形成した。冷却後、この着色感光性樹脂組成物層にフォトマスクを介することなく全面に亙ってi線〔波長365nm〕を照射した。i線の光源には超高圧水銀ランプを用い、照射光量は150mJ/cm2とした。次いで、現像液(質量分率で水酸化カリウムを0.05%、ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムを0.2%それぞれ含有する水溶液)に浸漬して現像し、純水で洗浄した後、ガラス基板の全面に亙って形成された青色の着色層を得た。上記で形成した着色層をガラス基板から削り取り、その質量(M0)を23℃で測定し、次いで220℃で85分間加熱したのち、23℃に冷却し、その質量(M1)を測定し、式(III)によって、質量減少率(ΔM)を算出したところ、0.07であった。ここで、質量減少率(ΔM)が小さいほど、現像後の加熱における昇華物の生成が少ないことを表す。昇華物の生成が少ないと、ベーク炉内の汚染が少なく、昇華物を除去するメンテナンスのために装置を停止させる期間の間隔を長く取ることができ好ましい。
ΔM=(M0−M1)/M0 (III)
実施例2
〔着色感光性樹脂組成物2の調製〕
(a−1) 2.301質量部
(a−2) 1.239質量部
アクリル系顔料分散剤 1.772質量部
(b−1) 4.676質量部
(c) 8.313質量部
(d) 0.779質量部
(g) 0.260質量部
(e) 0.650質量部
(f) 79.910質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物2を得た。着色感光性樹脂組成物2において、光重合性化合物(c)とエポキシ化合物(e)との合計量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して、44.8%であった。
〔着色層の形成〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物2に代える以外は実施例1と同様に操作して、画素を形成した。
〔未溶解物評価〕
現像液に80秒間浸漬後(未露光部が溶解した時間:10秒)、ガラス基板上の透過率を測定したところ波長380nm〜780nmの平均透過率は99%以上であり、また未溶解物は見られなかった。
〔鉛筆硬度評価〕
実施例1と同様にして鉛筆硬度を測定した結果、5H以上で問題なかった。
〔ITO蒸着評価〕
得られたカラーフィルタに、実施例1と同様にITO蒸着処理を行ったところ、画素上のシワおよびITO膜の断線は見られなかった。
〔質量減少〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物2に代える以外は実施例1と同様に操作して、質量減少率(ΔM)を算出したところ、0.06であった。
実施例3
〔着色感光性樹脂組成物2の調製〕
(a−1) 2.301質量部
(a−2) 1.239質量部
アクリル系顔料分散剤 1.772質量部
(b−1) 6.795質量部
(c) 6.795質量部
(d) 0.816質量部
(g) 0.272質量部
(e) 0.000質量部
(f) 79.910質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物3を得た。着色感光性樹脂組成物3において、光重合性化合物(c)とエポキシ化合物(e)との合計量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して、34.0%であった。
〔着色層の形成〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物3に代える以外は実施例1と同様に操作して、カラーフィルタを形成した。
〔未溶解物評価〕
現像工程(膜抜け速度:30秒)後、ガラス基板上の透過率を測定したところ波長380nm〜780nmの平均透過率は99%以上であり、また未溶解物は見られなかった。
〔鉛筆硬度評価〕
実施例1と同様にして鉛筆硬度を測定した結果、5H以上で問題なかった。
〔ITO蒸着評価〕
得られたカラーフィルタに、実施例1と同様にITO蒸着処理を行ったところ、画素上のシワおよびITO膜の断線は見られなかった。
〔質量減少〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物3に代える以外は実施例1と同様に操作して、質量減少率(ΔM)を算出したところ、0.08であった。
比較例1
〔着色感光性樹脂組成物4の調製〕
(a−1) 2.301質量部
(a−2) 1.239質量部
アクリル系顔料分散剤 1.772質量部
(b−1) 4.546質量部
(c) 8.443質量部
(d) 0.779質量部
(g) 0.260質量部
(e) 0.650質量部
(f) 79.910質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物4を得た。着色感光性樹脂組成物4において、光重合性化合物(c)とエポキシ化合物(e)との合計量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して、45.5%であった。
〔着色層の形成〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物4に代える以外は実施例1と同様に操作して、カラーフィルタを形成した。
〔未溶解物評価〕
現像工程を行ったところ、未露光部が残存しており、当該のガラス基板上の透過率を測定したところ波長380nm〜780nmの平均透過率は95%以下であった。
〔鉛筆硬度評価〕
実施例1と同様にして鉛筆硬度を測定した結果、5H以上で問題なかった。
〔ITO蒸着評価〕
得られたカラーフィルタに、実施例1と同様にITO蒸着処理を行ったところ、画素上のシワおよびITO膜の断線は見られなかった。
〔質量減少〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物4に代える以外は実施例1と同様に操作して、質量減少率(ΔM)を算出したところ、0.06であった。
比較例2
〔着色感光性樹脂組成物5の調製〕
(a−1) 2.301質量部
(a−2) 1.239質量部
アクリル系顔料分散剤 1.772質量部
(b−1) 7.534質量部
(c) 5.456質量部
(d) 0.779質量部
(g) 0.260質量部
(e) 0.650質量部
(f) 79.910質量部
を混合して着色感光性樹脂組成物5を得た。着色感光性樹脂組成物5において、光重合性化合物(c)とエポキシ化合物(e)との合計量は、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して、30.5%であった。
〔着色層の形成〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物5に代える以外は実施例1と同様に操作して、カラーフィルタを形成した。
〔未溶解物評価〕
現像の際、塗膜の現像速度が遅くなり、現像工程(膜抜け速度:60秒)後、ガラス基板上の透過率を測定したところ波長380nm〜780nmの平均透過率は95%以下であり、未溶解物が見られた。
〔鉛筆硬度評価〕
実施例1と同様にして鉛筆硬度を測定した結果、5H以上で問題なかった。
〔ITO蒸着評価〕
得られたカラーフィルタに、実施例1と同様にITO蒸着処理を行ったところ、画素上のシワおよびITO膜の断線は見られなかった。
〔質量減少〕
実施例1の着色感光性樹脂組成物1を着色感光性樹脂組成物5に代える以外は実施例1と同様に操作して、質量減少率(ΔM)を算出したところ、0.10であった。

Claims (7)

  1. 着色剤(a)、バインダー樹脂(b)、光重合性化合物(c)、光重合開始剤(d)および溶剤(f)を含んでなる着色感光性樹脂組成物において、着色感光性樹脂組成物がエポキシ化合物(e)を含まない場合は光重合性化合物(c)の量が、着色感光性樹脂組成物が(e)を含む場合は(c)と(e)との合計量が、着色感光性樹脂組成物の固形分に対して質量分率で、31%を超え45%以内であることを特徴とする着色感光性樹脂組成物。
  2. バインダー樹脂(b)が反応性の基を有する請求項1に記載の着色感光性樹脂組成物。
  3. 反応性の基が(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、オキセタニル基である請求項2に記載の着色感光性樹脂組成物。
  4. 光重合性化合物(c)としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを含む請求項1〜3のいずれかに記載の着色感光性樹脂組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の着色感光性樹脂組成物を用いて形成されるカラーフィルタ。
  6. 画素上にオーバーコートを有さない請求項5に記載のカラーフィルタ。
  7. 請求項5または6に記載のカラーフィルタを含む液晶表示装置。
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