JP2006301007A - 画像生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】稼働中のベルトの速度を高精度に検出し、ベルト或いはドラムを等速に駆動させ、高精度な画像を低コストで得ることが出来る画像生成装置を提供する。
【解決手段】
転写紙3を搬送しつつ画像を作像するための搬送ベルト4の上に、感光体ドラム8および現像ユニットからなる画像生成ユニットを配備し、搬送ベルト4の転写領域以外の部位4bに速度制御用パターン10を画像転写のたびに消去可能に生成し、搬送ベルト4を移動させて転写紙3に画像を作像する際に、速度制御用パターン10を読み込んで、その読み込み結果に基づいてベルト速度制御部7、ドラム速度制御部12により搬送ベルト4の搬送速度および感光体ドラム8の回転速度を制御し、画像転写終了後に速度制御用パターン10を消去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各色毎に像を生成する画像生成部を複数備え、感光体ドラム或いは中間転写媒体を用いてそれぞれ色の異なる像を順次重ね合わせ、最終的に被転写材にフルカラー画像を生成する画像生成装置に関する。
現在、フルカラー画像を生成する画像生成装置の一つには、複数の画像生成部と1つの感光体ドラムを有し、各画像生成部がそれぞれ異なる色の像を感光体ドラム上に生成し、これを中間転写ベルトに順次転写して、フルカラー画像を生成し、これを被転写材に転写することにより、フルカラー画像を生成する方式がある。
また、同画像生成装置としては、複数の画像生成部と同数の感光体ドラムを有し、角画像生成部がそれぞれ異なる色の像を対応する感光体ドラム上に生成し、搬送ベルトにより搬送される被転写材に順次転写してフルカラー画像を生成する方式もある。
いずれの方式においても、ベルトを駆動して画像を生成或いは被転写材を搬送・転写するため、ベルトの速度変動が生じると、各色の層の生成位置が変動し、位置ずれ、色ずれ、ムラ等の異常画像の原因となる。ベルトはベルト駆動ローラ等のローラ間に張られた無端ベルトからなり、ベルト駆動ローラが回転することにより駆動される。そのため、ベルト駆動ローラが偏心していると、ベルト速度が変動する。また、モータから駆動ローラに動力を伝達する過程で、例えば、駆動ギアの偏心等により駆動ローラの回転速度が変動することもあり得る。さらに、駆動ローラが等速で回転してもベルト速度が変動する。また、同様な機械的要因により、画像を生成する感光体ドラムに速度変動があっても、ベルトへの各色の像生成位置が変動し、同様に異常画像を生じる。
これらの問題に対して、従来は、何らかの手段によりベルト速度を検出し、それをフィードバックしてベルト駆動モータの速度を制御することや、予めベルト速度又はドラム速度を測定し、その測定結果に基づいてベルト駆動モータやドラム駆動モータの速度を制御する方法が提案されている。
例えば、ベルトに従動するローラやドラム駆動軸にエンコーダを取り付け、その各速度からベルト速度を検出する方法が提案されている。また、特開2003−66660号においては、ドラム周長の1/N(Nは整数)の間隔でパターンを生成し、そのパターンを読み取ってその時間変動をドラム駆動速度にフィードバックして速度制御する方法も提案されている。
特開2003−66660号公報
しかしながら、上記のベルト速度検出方法では、次のような問題を含んでいる。すなわち、従動ローラにエンコーダを取り付ける方法では、従動ローラ自身の偏心が考慮されておらず、正確にベルト速度を検出できない。また、従動ローラの部品精度を上げて偏心をなくすようにすると、部品コストの上昇につながる。また、ドラム駆動軸にエンコーダを取り付ける方式の場合には、ドラムを駆動する駆動ユニットを構成するギアの偏心が考慮されていない。これらの精度を上げて偏心を少なくすることは部品コスト上昇を招くこととなる。また、画像生成装置が駆動することによって、機内の温度が上昇した場合やドラム速度が変動した場合に対応できないという問題がある。
本発明は、このような問題に着目してなされたものであり、画像生成装置自身の稼働中にもベルトの速度或いはドラム速度を高精度に検出し、ベルト駆動モータ駆動制御部或いはドラム駆動モータ制御部へフィードバックして、ベルト駆動モータ或いはドラム駆動モータを制御することにより、ベルト或いはドラムを等速に駆動させ、より高精度な画像を低コストで得ることが出来る画像生成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1の画像生成装置は、被転写材を搬送しつつ前記被転写材に画像を作像するためのベルトの上方に、異なる複数色の画像を転写するための光学系と現像ユニットと感光体ドラムからなる画像生成ユニットを配備し、前記ベルトの前記被転写材の搭載領域以外の部位に前記画像生成ユニットにより速度制御用パターンを消去可能に生成し、前記ベルトを移動させて前記被転写材に画像を作像する際に、前記速度制御用パターンを読み込んで、その読み込み結果に基づいて速度制御部により前記ベルトの搬送速度および前記画像生成ユニットの回転速度を制御し、前記画像の転写終了後に前記速度制御用パターンを消去することを特徴とする。
本願の請求項2の画像生成装置は、被転写材に転写する画像を生成するためのベルトの上方に、異なる複数色の画像を作像するための光学系と現像ユニットと感光体ドラムからなる画像生成ユニットを配備し、前記ベルトの画像の作像領域以外の部位に前記画像生成ユニットにより速度制御用パターンを消去可能に生成し、前記ベルトを移動させて前記ベルトに前記画像を作像する際に、前記速度制御用パターンを読み込んで、その読み込み結果に基づいて速度制御部により前記ベルトの搬送速度および前記画像生成ユニットの回転速度を制御し、前記画像の転写終了後に前記速度制御用パターンを消去することを特徴とする。
本願の請求項3の画像生成装置は、請求項1、請求項2の何れか記載の画像生成装置において、前記速度制御用パターンが前記ベルト若しくは前記中間転写媒体の移動方向にそれぞれ等間隔で形成され、この複数個の速度制御用パターンは、幅の広いパターンと、幅の狭いパターンとを有し、前記幅の広いパターンが前記各色の画像生成ユニットにおいて画像を作像する作像領域を示すための作像部とされていることを特徴とする。
本願の請求項4の画像生成装置は、請求項3記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンの前記作像部を読み取り装置により読み取り、該読み取り装置による読み取り時間の長短により、幅の短いパルス状パターンと幅が広い方形状パターンとを判別することを特徴とする。
本願の請求項5の画像生成装置は、請求項4記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンが、各色の画像生成ユニットによって順次生成されることを特徴とする。
本願の請求項6の画像生成装置は、請求項5記載の画像生成装置において、同一色の速度制御用パターンは所定の周期で生成されると共に、色の異なる速度制御用パターン同士の位相差は、色の異なる速度制御用パターン同士の間隔に等しく設定されていることを特徴とする。
本願の請求項7の画像生成装置は、請求項6記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターン1周期分の作像間隔の整数倍の長さが、前記画像生成ユニットの感光体ドラム周長と等しくされていることを特徴とする。
本願の請求項8の画像生成装置は、請求項7記載の画像生成装置において、前記速度制御用パターンを読み取る際のその読み取り信号の立ち上がり部を検知して内部カウンタを進めることを特徴とする。
本願の請求項9の画像生成装置は、請求項8記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンが同一線上に並ぶように作像されることを特徴とする。
本願の請求項10の画像生成装置は、請求項9記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンが前記被転写材に形成する有効画像範囲外に設けられていることを特徴とする。
本願の請求項11の画像生成装置は、請求項10記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンのトナー濃度が作像色ごとに異なることを特徴とする。
本願の請求項12の画像生成装置は、請求項11記載の画像生成装置において、読み取られた各色の速度制御用パターンの作像色を、トナー濃度の違いによって、判別することを特徴とする。
本願の請求項13の画像生成装置は、請求項12記載の画像生成装置において、各色の速度制御パターンを、画像濃度制御用標識を読み取る同一センサで読み取ることを特徴とする。
本願の請求項14の画像生成装置は、請求項13記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンを読み取り、一定時間のパターン数をカウントして速度情報記憶部に記憶し、この結果をベルト駆動部にフィードバックしてベルト速度を制御することを特徴とする。
本願の請求項15の画像生成装置は、請求項14記載の画像生成装置において、各色の速度制御用パターンの幅の広い矩形状のパターンをトリガとし、次の矩形パターンを読み取るまでの間のパターン情報を取得し、この情報をドラム駆動部にフィードバックしてドラム速度を制御することを特徴とする。
請求項1の画像生成装置によれば、画像の生成に当たってベルト上に実際に速度制御用パターンを生成し、この速度制御用パターンを読み込んでベルトの速度を制御し、画像の転写終了後は、速度制御用パターンを消去するため、速度検知用エンコーダを取り付けるベルトを支持するローラの偏心やベルトの厚み変動に影響されない速度制御が可能となり、被転写材への位置ずれや色ずれなどが低減されることとなり、高画質なフルカラー画像を得ることが出来る。
請求項2の画像生成装置によれば、ベルト上に生成される速度制御用パターンを読み込んでベルト又は感光体ドラムの速度を制御し、画像の転写終了後は、速度制御用パターンを消去するため、ベルトを張るローラや速度検知用エンコーダを取り付ける従動ローラの偏心、或いは、ベルトの厚み変動に影響されない速度制御が可能となり、被転写材への位置ずれや色ずれなどが低減されたより高画質なフルカラー画像を得ることが出来る。
請求項3の画像生成装置によれば、パターン幅に違いを持たせ、これを識別することによりベルト又は感光体ドラムの速度制御上の基準とすることにより、例えば、ベルトや感光体ドラムの基準としてもマークやそのマークを読み込むセンサが不要になる。
請求項4の画像生成装置によれば、パターン幅が異なる箇所を感光体ドラム等の回転体の回転基準とすることで、周期的な基点速度変動を検知できるようになり、より高精度なフルカラー画像を得ることが出来る。
請求項5の画像生成装置によれば、画像生成装置が有する各色の画像生成ユニットにより、速度制御用パターンを作像することにより、各画面生成ユニットの感光体ドラムの回転速度変動を検知できるようになり、位置ずれや色ずれ等の低減に寄与できる。
請求項6の画像生成装置によれば、各色の速度制御用パターンの位相差が速度制御パターンの位置が色によらず一定間隔となるため、速度制御の精度低下を招かない。
請求項7の画像生成装置によれば、速度制御用パターン1周期分の作像間隔の整数N倍が各色の感光体ドラムの周長に等しいため、N周期分の速度制御パターンを読み取ることで、感光体ドラム1周分の速度変動量を把握できる。
請求項8の画像生成装置によれば、速度制御パターン部の読取は、各パターン部の立ち上がり部を検知することで内部カウンタをカウントアップするため、異なるパターン部が混在する場合でも、正確に速度制御用パターンの情報を得ることが出来る。
請求項9の画像生成装置によれば、速度制御用パターンが同一線上に作像されるため、単一のセンサでパターン部を読み取ることが出来、コストアップ要因にならない。
請求項10の画像生成装置によれば、速度制御用パターンが有効画像範囲外に作像されるため、被転写材の有無に拘わらずベルトが駆動する間は常に速度制御用パターンの情報を得ることが出来、ベルトおよび感光体ドラム速度の制御が可能となる。
請求項11の画像生成装置によれば、各画像生成ユニットが異なるトナー濃度で速度制御用パターンを作像するため、ベルト速度センサは読み取ったパターンのトナー濃度を検知することにより、そのパターンの区別ができる。
請求項12の画像生成装置によれば、画像生成装置が備えた画像生成部がそれぞれ特定のトナー濃度で速度制御用パターンを作像するため、ベルト速度センサは読み取ったパターンのトナー濃度を検知することで、そのパターンの色を判別できる。
請求項13の画像生成装置によれば、画像濃度制御用パッチ読み取りセンサにより、速度制御用パターンを読み取ることにより、ベルト速度読み取り用のセンサの新設が不要となり、コストアップしない。
請求項14の画像生成装置によれば、ベルトの有効画像範囲外に速度制御用パターンを生成することにより、フルカラー画像生成中でも常にベルト速度を検知することが出来、駆動ローラやエンコーダの偏心、ベルトの厚み変動および機内温度上昇を伴うベルト速度変動が生じる場合でも、ベルト速度制御部へベルト速度検知結果をフィードバックすることにより、より高画質なフルカラー画像を得ることができる。
請求項15の画像生成装置によれば、幅が広い速度制御用パターン同士の周期が感光体ドラム周長に等しいため、これを感光体ドラム回転開始の基準点とし、次に、この幅が広い速度制御用パターンが読み込まれる間の速度制御用パターン情報を取得することで、感光体ドラムに起因する速度変動の情報を取得することが出来、これを感光体ドラム速度制御部へフィードバックすることにより、より高画質なフルカラー画像を生成することが出来る。
以下、本発明の画像生成装置の実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を実施するための最良の形態にかかる画像生成装置1(一例としてプリンター)における主要部となるベルト装置2を示す。図1のベルト装置2は被転写材として転写紙3を搬送するものである。
この画像生成装置1は、転写紙3を搬送しつつ画像を作像するための搬送ベルト4の上に、感光体ドラム8および現像ユニットからなる画像生成ユニットを配備しており、搬送ベルト4の転写領域以外の部位4bに速度制御用パターン10を画像転写のたびに消去可能に生成する。そして、搬送ベルト4を移動させて転写紙3に画像を作像する際に、速度制御用パターン10を読み込んで、その読み込み結果に基づいてベルト速度制御部7、ドラム速度制御部12により搬送ベルト4の搬送速度および感光体ドラム8の回転速度を制御することによって、実際の速度にあわせて画像転写を行うものであり、画像転写終了後に速度制御用パターン10を消去する。
搬送ベルト4は駆動ローラ5に張設された無端ベルトからなり、駆動ローラ5が回転することにより、図1に示す方向Ldに駆動される。駆動ローラ5はギア機構およびモータからなるベルト駆動部6により駆動され、ベルト駆動部6の動力源であるモータは速度検出器と比較器と電力制御部からなるベルト速度制御部7により速度制御される。搬送ベルト4には転写紙3が静電的に吸着され、転写紙3は搬送ベルト4の駆動に伴って移動する。転写紙3は搬送ベルト4の幅方向の中間部にある有効画像範囲4a内に配置される。
各色の画像生成ユニットは、感光体ドラム8と図示しない現像ユニットおよび光学系により構成される。感光体ドラム8は、図示しない書き込み部においてレーザ光などで潜像が生成され、同じく図示しない現像ユニットにより潜像にトナーを付着させてトナー像を生成する。感光体ドラム8は、ここではBk(黒)、Y(イエロー)、C(シアン)およびM(マゼンタ)色に対応して4本備えられている。また、感光体ドラム8は一つの転写すべき画像の転写終了までの間に、複数回回転して、画像の転写完了するものである。
感光体ドラム8は搬送ベルト4上方に配備される。各色の感光体ドラム8の回転速度は制御可能であり、感光体ドラム8はそれぞれ個別にドラム駆動部9を有している。ドラム駆動部9はモーター、ギア機構、フレーム等を備えている。
搬送ベルト4の有効画像範囲外4b、すなわち、搬送ベルト4において、画像を転写するために有効な領域4aの外側には、速度制御用パターン10が形成される。この速度制御用パターン10は、図1における搬送ベルト4の両端付近において、感光体ドラム8によって作像される。速度制御用パターン10は、転写すべき画像の転写の終了後、ベルト速度センサ11を通過してから、図示しないクリーニング部でクリーニングされる。
図2は速度制御用パターン10を示す。速度制御用パターン10は各感光ドラム8および現像部により順次作像され、所定の周期後にクリーニング部で消去される。各速度制御用パターン10同士はパターン間隔Δpである一定間隔で作像される。ここではBk→Y→C→Mの順に作像され、再びBkから作像される。ここで、パターン間隔Δpは、速度制御用パターン10の搬送方向前端縁部同士の間隔とされ、ベルト速度センサ11がBk(黒)、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)の各パターンと地色とを識別したときの検出信号の立ち上がり時刻同士の間隔を示す。
各パターンは等間隔ΔLで配置され、図2に示すように、例えば同色のあるパターンとその次のパターンとの間隔を色ピッチ間隔Pとすると、パターン間隔Δpと色ピッチ間隔Pとの間には P=M・Δp=4Δp (M=4の場合)
なる関係がある。
すなわち、1つの色ピッチ間隔Pの中には、Bk、Y、C、Mの4つのパターンがそれぞれ1つずつ等間隔で配備され、色ピッチ間隔Pは4色の色からなるグループの間隔である。Mは画像生成装置1がフルカラー画像を生成するために必要な色数であり、ここでは4である。
色ピッチ間隔Pは感光体ドラム周長Lの1/Nとなるように設定する。ここでNは任意の整数である。Nが小さすぎると、色ピッチ間隔Pおよびパターン間隔Δpが広くなり、制御の精度が悪化する。またNが大きすぎると、色ピッチ間隔Pおよびパターン間隔Δpが狭くなり、制御応答性が悪化する。よって、Nは感光体ドラム速度設計値と制御間隔等の条件から適当な値を選択する必要がある。すなわち、Nはベルトの1周期当たりの作像回数となるので、Nが大きければ、1回転当たりの転写回数が大となり、Nが小さければ転写回数が小となる。
速度制御用パターン10は、図1に示されるパターン幅w1およびw2である2種類のパターンを有する。速度制御用パターン10は基本的にパターン幅w1であるが、パターン幅w2であるパターンが一定の周期Txで作像される。
この周期Txは感光体ドラム周長Lと一致するように設定する。すなわち、パターン幅w2は感光体ドラムが1回転するのに対して1回作像される。ここで、xは各色を意味し、Bk、Y、CおよびMである。よって、以下の関係がある。
ドラム周長L=周期TBk=周期TY=周期TC=周期TM
速度制御用パターン10はベルト速度センサ11により読み取られる。速度制御パターン10の読み取りは、パターンのない背景地色と速度制御パターン10とのトナー濃度の変化を検出する。特に、背景地色から速度制御パターン10の濃度が際だって高くなる部分を検出したときの検出信号を用い、この検出信号の立ち上がりを検出することによって、パターンの長短には関係なく常に一定間隔Δp(m)の速度制御信号を得ることができる。速度制御信号は速度制御パターン10が設けられている箇所では所定時間当たり一定値を出力し、速度制御用パターン10がない箇所では0出力である。これをベルト速度制御部7および感光体ドラム速度制御部12へ出力する。
ベルト速度制御部7では、ある一定時間内の速度制御信号の立ち上がり数を計数することによりベルト速度の現在値を求め、この現在値と設計値の速度制御信号の立ち上がり数との差をベルト速度制御部7へフィードバックしてベルト速度を制御する。感光体ドラム速度制御部12では、ベルト速度制御部7と同様にしてドラム速度を制御する。
前述の通り、速度制御用パターン10は2種類のパターンw1とw2を持っている。w1はパターン幅が狭いパターンであり、w2はパターン幅が広いパターンである。ここでは、速度制御用パターン10としてBk(黒)のパターン幅がw1とw2の2種類が設けられている。このw1とw2のパターン幅の判別は、速度制御信号が何らかの出力をしている間、別入力である基準クロック信号を計数し、w1とw2のクロック信号の計数値の違いにより、どちらのパターン幅であるか判別する。このうちパターン幅が広いw2を感光体ドラム8の回転の原点として、次のパターン幅w2を検知するまでの時間をドラム1周期とし、この区間の速度制御信号の立ち上がり数を計数することによりドラム速度を求めることができる。
あるいは、この区間のドラム1周期におけるw1の時間情報を演算することにより、感光体ドラム8に起因する速度変動を求めることができる。これらの演算結果を感光体ドラム速度制御部12へフィードバックしてドラム速度を制御する。
ベルト速度センサ11はベルト速度検知のために新設してもよいが、画像生成装置1が静電式複写機またはプリンタである場合、速度制御用パターン10がトナーで生成されるため、例えば転写材またはベルト上のトナー濃度を検出するトナー濃度センサによって読み取ることも可能である。この場合、トナー濃度検出用標識はベルト4端部の速度制御用パターン10と同じ位置に生成する。また、既存のトナー濃度センサを利用するため、ベルト速度検知のための専用センサが不要となる。画像生成中は、速度制御用パターン10は感光体ドラム8と現像ユニットからなる各画像生成部によって常に生成される。
速度制御用パターン10は、図2に示すように、各色が直線上に生成されるため、どの画像生成部によるパターンなのかを判別する手段が必要である。そのため、図3に示すように、速度制御パターン10のトナー濃度を各色ごとに異なる濃度にする。例えば、Bk(黒)は濃度DBk、Y(イエロー)は濃度DY、C(シアン)は濃度DC、M(マゼンタ)は濃度DM、(濃度順位はDBk>DY>DC>DM)となるように作像する。
これによって、ベルト速度センサ11によって読み取られた速度制御パターンは、そのトナー濃度によってどの色の作像部によるパターンであるかが判別可能となり、制御対象をどの感光体ドラムにするかの条件が振り分けられる。
次に、本発明の転写ベルトを用いた実施例について説明する。
フルカラー画像生成時、転写ベルトあるいは中間転写ベルトの有効画像範囲外に速度制御用パターンを順次各画像生成部により等間隔に生成する。中間転写ベルトは、中間転写媒体となる転写ベルトに転写画像を一次転写し、次に二次転写により被転写物に転写画像を転写するものである。
転写ベルト或いは中間転写ベルトを用いる方式の場合には、図1の搬送ベルト4のように転写紙3は同時に搬送されず、画像を転写ベルトに生成した後に、転写紙3に画像を転写する。
その他の構成は、上記の最良の形態の構成と同様であり、転写ベルトは転写インクを転写のために保持する機能を有する以外は搬送ベルトと同様である。画像生成部は一例として上述の感光体ドラムと現像ユニットで構成される。転写ベルトには速度制御用パターンが形成されるが、被転写物に画像を転写する際には速度制御用パターンは転写されないように、転写ベルトの有効画像転写領域外に速度制御用パターンを生成し、転写完了後にクリーニング部で消去する。
ベルト速度センサ11は速度制御用パターンを読み取り、読み取られた速度制御パターンの情報はベルト速度制御部7および感光体ドラム速度制御部12へ送られる。
ベルト速度はベルト上に生成された速度制御用パターン10をベルト速度センサ12によって読み取り、演算することで求めることができる。読み取った速度制御用パターン10の情報をベルト速度制御部7にフィードバックすることにより、ベルト速度制御部7は速度制御用パターン10の設計間隔Δpとの差を演算し、その差が0になるようにベルト駆動部の速度を制御する。
また、速度制御用パターン10はある周期毎に幅が異なるパターンが生成される。この周期は感光体ドラム周長に一致する。この周期毎の速度制御パターン10の情報を演算することにより、感光体ドラム8に起因する速度変動が明らかになる。この情報を感光体ドラム速度制御部12にフィードバックすることにより、感光体ドラム8要因の速度変動をうち消すように感光体ドラム駆動部の速度を制御する。
ベルト速度あるいは感光体ドラム速度の情報は、ベルト自身に速度制御用パターン10が生成されるので、ベルトに従動するローラに取り付けられたエンコーダによる情報とは異なり、従動ローラの偏心には無関係である。また、速度制御用パターン10はベルトに印刷等の手段により固定的に形成されたものではなく、画像生成装置が有する画像生成手段によって常に生成・消去されるため、ベルトのコストアップには寄与しない。
しかも、稼働中の画像生成装置の状態が変化して、駆動ローラ径やベルト厚みが変化してベルト速度が変動しても、その変動状態により速度制御用パターン10がベルト上に形成されるために、常に実際のベルト速度および感光体ドラム速度を検知してそれぞれを制御できる。
このため、ベルトおよび感光体ドラムを等速に駆動し続けることが可能となり、位置ずれや色ずれのないより高画質のフルカラーが像を生成することが可能である。
本発明を実施するための最良の形態にかかる画像生成装置におけるベルト駆動装置の主要部を示す図である。 図1のベルトに生成される速度制御用パターンの図である。 図1の速度制御用パターンとトナー濃度の関係を示す図である。
符号の説明
1 画像生成装置
2 ベルト装置
3 転写紙(被転写材)
4 搬送ベルト
5 駆動ローラ
6 ベルト駆動部
7 ベルト速度制御部
8 感光体ドラム
9 ドラム駆動部
10 速度制御用パターン
11 ベルト速度センサ
12 ドラム速度制御部

Claims (15)

  1. 被転写材を搬送しつつ前記被転写材に画像を作像するためのベルトの上方に、異なる複数色の画像を転写するための光学系と現像ユニットと感光体ドラムからなる画像生成ユニットを配備し、前記ベルトの前記被転写材の搭載領域以外の部位に前記画像生成ユニットにより速度制御用パターンを消去可能に生成し、前記ベルトを移動させて前記被転写材に画像を作像する際に、前記速度制御用パターンを読み込んで、その読み込み結果に基づいて速度制御部により前記ベルトの搬送速度および前記画像生成ユニットの回転速度を制御し、前記画像の転写終了後に前記速度制御用パターンを消去することを特徴とする画像生成装置。
  2. 被転写材に転写する画像を生成するためのベルトの上方に、異なる複数色の画像を作像するための光学系と現像ユニットと感光体ドラムからなる画像生成ユニットを配備し、前記ベルトの画像の作像領域以外の部位に前記画像生成ユニットにより速度制御用パターンを消去可能に生成し、前記ベルトを移動させて前記ベルトに前記画像を作像する際に、前記速度制御用パターンを読み込んで、その読み込み結果に基づいて速度制御部により前記ベルトの搬送速度および前記画像生成ユニットの回転速度を制御し、前記画像の転写終了後に前記速度制御用パターンを消去することを特徴とする画像生成装置。
  3. 前記速度制御用パターンが前記ベルト若しくは前記中間転写媒体の移動方向にそれぞれ等間隔で形成され、この複数個の速度制御用パターンは、幅の広いパターンと、幅の狭いパターンとを有し、前記幅の広いパターンが前記各色の画像生成ユニットにおいて画像を作像する作像領域を示すための作像部とされていることを特徴とする請求項1、請求項2の何れか記載の画像生成装置。
  4. 各色の速度制御用パターンの前記作像部を読み取り装置により読み取り、該読み取り装置による読み取り時間の長短により、幅の短いパルス状パターンと幅が広い方形状パターンとを判別することを特徴とする請求項3記載の画像生成装置。
  5. 各色の速度制御用パターンが、各色の画像生成ユニットによって順次生成されることを特徴とする請求項4記載の画像生成装置。
  6. 同一色の速度制御用パターンは所定の周期で生成されると共に、色の異なる速度制御用パターン同士の位相差は、色の異なる速度制御用パターン同士の間隔に等しく設定されていることを特徴とする請求項5記載の画像生成装置。
  7. 各色の速度制御用パターン1周期分の作像間隔の整数倍の長さが、前記画像生成ユニットの感光体ドラム周長と等しくされていることを特徴とする請求項6記載の画像生成装置。
  8. 前記速度制御用パターンを読み取る際のその読み取り信号の立ち上がり部を検知して内部カウンタを進めることを特徴とする請求項7記載の画像生成装置。
  9. 各色の速度制御用パターンが同一線上に並ぶように作像されることを特徴とする請求項8記載の画像生成装置。
  10. 各色の速度制御用パターンが前記被転写材に形成する有効画像範囲外に設けられていることを特徴とする請求項9記載の画像生成装置。
  11. 各色の速度制御用パターンのトナー濃度が作像色ごとに異なることを特徴とする請求項10記載の画像生成装置。
  12. 読み取られた各色の速度制御用パターンの作像色を、トナー濃度の違いによって、判別することを特徴とする請求項11記載の画像生成装置。
  13. 各色の速度制御パターンを、画像濃度制御用標識を読み取る同一センサで読み取ることを特徴とする請求項12記載の画像生成装置。
  14. 各色の速度制御用パターンを読み取り、一定時間のパターン数をカウントして速度情報記憶部に記憶し、この結果をベルト駆動部にフィードバックしてベルト速度を制御することを特徴とする請求項13記載の画像生成装置。
  15. 各色の速度制御用パターンの幅の広い矩形状のパターンをトリガとし、次の矩形パターンを読み取るまでの間のパターン情報を取得し、この情報をドラム駆動部にフィードバックしてドラム速度を制御することを特徴とする請求項14記載の画像生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008298958A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8175478B2 (en) 2008-12-05 2012-05-08 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus controlling the position of a convey member with respect to the toner image position based on sensed indicies

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