JP2006300996A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザ毎の画像形成動作実行頻度の高低によらず最適なタイミングで画像形成用リソースの自動発注及び関連処理を行うことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 リソース残量検出手段により検出される現在のリソース残量と、前記リソース残量検出手段により検出される、現在から遡る所定期間内におけるリソース残量変化とに基づいて、リソース供給手段が今後使用可能と予測される期間である予測余命を算出し、その算出された前記予測余命が所定のしきい余命以下となった場合に前記リソース供給手段に係る所定の発注関連処理を行う発注制御手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 リソース残量検出手段により検出される現在のリソース残量と、前記リソース残量検出手段により検出される、現在から遡る所定期間内におけるリソース残量変化とに基づいて、リソース供給手段が今後使用可能と予測される期間である予測余命を算出し、その算出された前記予測余命が所定のしきい余命以下となった場合に前記リソース供給手段に係る所定の発注関連処理を行う発注制御手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に、トナー、インク、ロール紙等の画像形成用リーソスを供給するためのリソース供給手段の最適タイミングでの発注制御に関する。
画像形成装置における画像形成動作、つまり、画像形成対象の画像データを記録紙などのシートに印刷出力する動作においては、画像形成用リソース、具体的には、例えば、電子写真方式であればトナー、インクジェット方式であればインクを、画像データの内容に応じた分だけ消費する。
また、記録用のシートとして、特許文献1に見られるようなロール紙を用いる場合、画像形成対象の画像データのページ数やサイズに応じた分だけロール紙は繰り出され、裁断され消費されることになり、ロール紙も画像形成用のリソースとして捉えることができる。
しかし、それらの画像形成用のリソースの残量が尽きてしまうと、画像形成動作が不可能となってしまうため、リソース残量が尽きてしまう前に、リソースの補給を行う必要がある。
一般にトナーはトナーカートリッジやプロセスカートリッジに充填された形態でカートリッジごと交換されるため、リソースの補給は、カートリッジの交換により行われることになる。インクジェット方式での画像形成におけるインクカートリッジについても同様でリソースの補給はカートリッジの交換により行われることになる。ロール紙についても、1巻のロール紙がなくなれば新しい1巻のロール紙に交換されることにより、リソースの補給が行われることになる。
そのため、リソースの供給をうけつつ画像形成動作を行っている画像形成装置における当該画像形成動作がリソース切れにより不可能になってしまう事態を防止するためには、トナーカートリッジ、インクカートリッジ、ロール紙等の画像形成用リソースを供給するための手段(リソース供給手段)を、各ユーザが余裕をもって発注すると共に配達されたリソース供給手段をユーザ側で保管しておけばよい。
しかし、画像形成装置における画像形成動作の実行頻度は、各ユーザ毎に異なり、また、特定ユーザについても、画像形成装置の利用状況変化により、画像形成動作の頻度が時期によって増減したりする場合もあり、リソース供給手段の最適在庫量や発注タイミングをユーザが容易には判断できないという問題がある。
一方、画像形成装置用のリソース供給手段の在庫管理をユーザに強いたのでは画像形成装置の利便性が損なわれることになるため、特許文献1に記載の技術のように、リソース(ロール紙)の残量が残り少なくなったときに、その旨を他装置に通知して自動的に発注するようにしたものがある。
特開平06−133139号公報
しかし、ロール紙等のリソースの物理的な残量の検出に基づく自動発注のタイミング判断では、前述した、画像形成装置における画像形成動作の実行頻度の各ユーザ毎のばらつきや、特定ユーザにおける画像形成装置の利用状況変化による画像形成動作頻度の時期的増減に対応できない。
つまり、画像形成動作の実行頻度の高いユーザにおいては、自動発注後リソース供給手段が配達される前に、リソース残量が尽きてしまい画像形成動作が行えなくおそれがある一方、画像形成動作の実行頻度の低いユーザにおいては、自動発注後新しいリソース供給手段が配達されてから、その配達されたリソース供給手段が未使用のまま長期間放置されて品質低下してしまうおそれがある。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、ユーザ毎の画像形成動作実行頻度の高低によらず最適なタイミングで画像形成用リソースの自動発注及び関連処理を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、供給される画像形成用のリソースを使用して画像形成を行う画像形成手段を備える一方、供給した分だけ残量を減じつつ前記画像形成手段に対して前記リソースを供給する脱着交換可能なリソース供給手段を備えた画像形成装置において、前記リース供給手段における前記リソースの残量を検出するリソース残量検出手段と、前記リソース残量検出手段により検出される現在のリソース残量と、前記リソース残量検出手段により検出される、現在から遡る所定期間内におけるリソース残量変化とに基づいて、前記リソース供給手段が今後使用可能と予測される期間である予測余命を算出する予測余命算出手段と、前記予測余命算出手段により算出された前記予測余命が所定のしきい余命以下となった場合に前記リソース供給手段に係る所定の発注関連処理を行う発注制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記所定の発注関連処理は、前記リソース供給手段に係る発注情報を所定の宛先装置へ送信する処理を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記所定の発注関連処理は、前記リソース供給手段に係る自動発注を行った旨を示す情報を所定形態で出力する処理を含むことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、前記リソースの物理的な残量ではなく、現在のリソース残量と現在から遡った所定期間内でのリソース残量変化とに基づいて得られる前記予測余命と前記しきい余命との比較により前記リソース供給手段に係る発注関連処理の実行タイミングを決めるようにしているため、ユーザ毎の画像形成動作実行頻度の高低によらず最適なタイミングで画像形成用リソースに係る発注関連処理を行うことが可能となる効果が得られる。
請求項2に係る発明によれば、ユーザ毎の画像形成動作実行頻度の高低によらず最適なタイミングで画像形成用リソースに係る自動発注を行うことが可能となる効果が得られる。
請求項3に係る発明によれば、前記リソース供給手段に係る自動発注が行われたことを、音声出力、表示出力、印刷出力などの所定の形態でユーザに通知するようにすることで、自動発注に係る配達があることをユーザが事前に知ることが可能となる効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に、本発明を実施するための最良の形態に係る画像形成取装置1を含むシステム構成について示す。
同図において、画像形成装置1は、PSTN200を介してPSTN200上のファクシミリ装置201との間で画データの送受信を行うことができる。また、画像形成装置1は、もしISDN300とのインターフェースを備えればISDN300上のファクシミリ装置301との間での画データの送受信も可能である(本発明を実施するための最良の形態では備えていない)。また、画像形成装置1は、LAN100に接続され、パケット変換を行うルータ装置102を介してインターネット400に接続され、インターネット400上のパーソナルコンピュータ402との間で電子メールによる画像データの送受信や、インターネット400上のネットワークファクシミリ装置401との電子メールやITU−T勧告T.38などに基づくリアルタイムネットワークファクシミリ通信による画データの送受信を行うことができる。また、画像形成装置1は、LAN100上のパーソナルコンピュータ(PC)101a、101b、101c等との間で画データのやりとりを行うことができる。
つまり、画像形成装置1は、公衆回線を介した通常のファクシミリ装置、ネットワークファクシミリ装置、PC101a等にとってのスキャナ装置、PC101a等にとってのプリンタ装置、複写機等としての機能を複合的に備えたものである。
図2に、画像形成装置1のブロック構成について示す。
同図において、CPU2は、RAM4を作業領域として使用しつつ、ROM3に書き込まれた制御プログラムに基づいて装置各部を制御したり、各種データ処理をしたり、プロトコル制御を行う中央演算処理装置である。
ROM3は、CPU2が装置各部を制御するための制御プログラムや、各文字コードに対応するフォントデータなどの制御に必要な各種データが記憶されるリードオンリメモリである。
RAM4は、前述したようにCPU2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
EEPROM(電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ)5は、装置動作に必要な各種情報が記憶されると共に、装置の電源がオフされた状態でもその記憶内容を保持するためのメモリであり、バッテリバックアップされたSRAM(スタティックRAM)や磁気ディスク装置への置き換えも可能である。
タイマ回路6は、CPU2によりシステムバス15を介して設定された時定数を、CPU2からの起動指示を受けてカウントダウンを開始し、タイムアウトするとCPU2にその旨通知するものである。
操作表示部7は、ユーザからの操作入力を受け入れるための各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
画像読取部8は、原稿を読み取って画データを得るためのものである。
画像形成部9は、画像データを記録紙に印刷出力するためのものである。画像形成部9は電子写真方式のものであり、着脱可能なリソース供給手段9aを備えている。リソース供給手段9aは、具体的には、トナーカートリッジであり、内蔵する、画像形成用リソースとしてのトナーを、画像形成部9における画像形成動作のために供給すると共に供給した分だけその残量を減らす。
画像処理部10は、生の画像データの符号化圧縮、及び、符号化された圧縮データの復号伸張の符号化復号化処理や、2値化処理、変倍処理、縮小拡大処理、画像補正処理、画データを構成する各主走査ラインにおける画素順番の並べ替え処理、送信日時や受信日時の文字列情報などの付加情報の付加処理などの、画像形成装置1において扱う画データに関する各種処理を行う。
LAN通信制御部10は、いわゆるNIC(Network Interface Card)であり、LAN100に接続され、LANプロトコル上でのCPU2によるTCP/IPプロトコルのやりとりにより、その上位のプロトコルにより各種情報のやりとりなどを行えるようにするためのものである。
通信制御部12は、NCU部13を介してPSTN200と接続され、相手側通信端末との通信の制御を行う。その通信制御部12は、NCU部13を制御し、NCU部13にて検出されたリンギング電圧のパルスの検出や、DTMF信号の検出、トーン信号の検出、送信時の発呼を行う。また、通信制御部12は、モデムを有しており、相手側通信端末より受信した受信データ(変調されている)を復調したり、逆に、送信時の送信データを変調し送信したりする。具体的には、ITU−T勧告T.30に基づくG3ファクシミリ制御信号をやりとりするための低速モデム機能能(V.21モデム)、及び、主に文書画像データをやりとりするための高速モデム機能である、V.17、V.33、V.34、V.29、V.27terの各モデム機能を備えている。
NCU部13はPSTN200に接続され、回線の閉結や、呼び出し信号(リンギング)の検出などをおこなう。
D/A変換器14は、システムバス15を介してCPU2から入力される電子メールアドレスの音声データをアナログ信号に変換してアンプ14aに入力するものである。アンプ14aは、入力されたアナログ信号を増幅してスピーカ14bに入力する。スピーカ14bは、入力されたアナログ信号を音に変換する。
システムバス15は、上記各部がデータをやり取りするためのデータバス・アドレスバス・制御バス、割り込み信号ラインなどにより構成される信号ラインである。
以上の構成で、画像形成装置1は、プリンタ装置として、ファクシミリ装置の受信側として、または複写機として、画像データを記録紙上に形成して出力する画像形成動作を行うが、その画像形成動作は、前述したように、画像形成部9により行われ、画像形成動作の都度、リソース供給手段9aから画像形成用のリソース(トナー)が供給されると同時に供給した分だけリソース供給手段9aにおけるリソース(トナー)の残量が減る。
リソース供給手段9aのリソース残量が全くの0になってしまうと、画像形成動作が不可能となってしまうため、リソース残量が全くの0になってしまう前に、リソース供給手段9aをリソース(トナー)が十分充填された別のものに交換する必要がある。
しかし、リソース供給手段9aにおけるリソース残量の低下速度は、各ユーザごとの画像形成動作の頻度や、各画像形成動作におけるリソース消費の程度によって異なるものである。
そのため、リソース残量が尽きてしまう前の所定のしきい残量になったことを検知した時点でリソース供給手段9aについての自動発注を行うとすると、画像形成装置1がその画像形成動作が頻々に起動される環境にある場合には、発注したリソース供給手段が届く前にリソース供給手段9aのリソース残量が尽きてしまい、画像形成動作が不可能になってしまう事態に陥る。
逆に、画像形成装置1がその画像形成動作が頻々には起動されない環境にある場合には、リソース供給手段9aのリソース残量が尽きるまでの長期間、発注して届いた新しいソース供給手段が未使用のまま放置されてしまい、リソースの品質低下などを招くおそれがある。
そのため、リソース供給手段9aに関する発注は、発注した新しいリソース供給手段が届いた時点で交換前のリソース供給手段9aのリソース残量が丁度尽きるタイミングまたは多少余裕を見た早めのタイミングで行うのが理想的といえる。
そのためには、リソースの物理的な残量が所定のしきい残量になったことを発注条件とするのではなく、予測される、リソースが尽きるまでに要する時間(予測余命)が、所定のしきい余命以下になった場合に発注を行うようにする必要がある。
本発明を実施するための最良の形態においては、リソース供給手段9aの発注を、リソースの物理的な残量と所定のしきい残量との比較により行うのではなく、上記予測余命としきい余命との比較により行うようにすることで、ユーザごとの画像形成動作の頻度の違いによらず常に最適なタイミングでのリソース供給手段9aに関する発注を行えるようにする。
そのために、EEPROM5には、図3に示す通りの各種情報が記憶される。
同図において、記憶領域5aの初期リソース量Qinitは、予め設定される定数情報であり、交換直後の未使用状態のリソース供給手段9aが内蔵するリソース量を示す情報であり、後述する図6のリソース残量初期化処理において参照されるものである。Qinitの値は、予め装置出荷時の初期値として設定したり、出荷後、使用するリソース供給手段9aに適合する値を操作入力により設定する。また、リソース供給手段9aが自手段が内蔵するリソース量の初期値を記憶するメモリを備え、画像形成装置1側が、リソース供給手段9aの交換後に、その初期値を所定のインターフェースを介して読み出し設定するようにしてもよい。
記憶領域5bのリソース残量Qは、リソース供給手段9aにおける現在のリソース残量を示す変数情報であり、図5に示す画像形成制御処理において、画像形成動作の度に更新される情報である。
記憶領域5cのしきい余命Tthは、予め設定される定数情報であり、図においては、3日分の時間に相当する「24時間*3(日)=72時間」が予め設定されている。
記憶領域5dのリソース消費速度確認周期Tcheckは、予め設定される定数情報であり、図においては、「24時間」が予め設定されている。
記憶領域5eは、リソース消費速度測定周期倍率Mは、予め設定される定数情報であり、図においては、「4倍」が設定されている。
記憶領域5fのリソース残量履歴Qrecordは、配列変数情報であり、図においては、Qrecord[0]ないしQrecord[M]の(M+1)個の変数の集まりとして構成されている。その場合の「M」は、記憶領域5eの倍率「M」である。
記憶領域5gのリソース消費速度Vconsumeは、変数情報であり、記憶領域5fのQrecord[0]及びQrecord[M]の各リソース残量履歴情報と、記憶領域5dの確認周期Tcheckと、記憶領域5eの倍率Mとに基づいた、((Qrecord[M]−Qrecord[0])/(Tcheck*M))の演算により算出されるものである(詳細後述)。
記憶領域5hの予測余命Tpredictは、変数情報であり、記憶領域5fのリソース残量履歴情報Qrecord[0]と、記憶領域5gの速度Vconsumeとに基づいた、(Qrecord[0]/Vconsume)の演算により算出されるものである(詳細後述)。
記憶領域5iの発注通知形態設定フラグFoは、予め設定される、フラグ定数情報であり、後述する図8の発注関連処理手順における判断S404において参照される。フラグFoは、値「1」が、「音」により発注通知を行うことを示し、値「2」が、「表示」により発注通知を行うことを示し、値「3」が「印刷」により発注通知を行うことを示す。
記憶領域5jの発注情報は、予め設定される情報であり、リソース供給手段9aに係る自動発注に必要な情報の集まりでありる(詳細後述)。
記憶領域5kの発注宛先識別情報は、予め設定される情報であり、リソース供給手段9aと交換すべきリソース供給手段を発注する宛先及び発注形態を示す情報である。
宛先として「ファクス番号」が設定されている場合には、発注形態は、PSTN200を介した宛先ファクシミリ装置への「ファクシミリ送信」である。
宛先として「電子メールアドレス」が設定されている場合には、発注形態は、インターネット400等のネットワークを介した宛先装置への「電子メール送信」である。
宛先として「IPアドレス」が設定されている場合には、発注形態は、インターネット400等のネットワークを介したITU−T勧告T.37準拠の「リアルタイムネットワークファクシミリ送信」による宛先装置への送信である。
宛先として「ホスト名」が設定されている場合には、発注形態は、インターネット400等のネットワークを介したITU−T勧告T.37準拠の「リアルタイムネットワークファクシミリ送信」による宛先装置への送信である。その場合、「ホスト名」に対応する宛先「IPアドレス」は、インターネット400等のネットワーク上のDNS(ドメインネームサーバ)への問い合わせによるアドレス解決により取得する。
図4に、リソース供給手段9aにおけるリーソス残量Qと時間tとの関係について示す。
同図において、横軸の時間tがt=0の時点で新しいリソース供給手段9aが装着されて、それ以後、画像形成装置1における画像形成動作が可能な状態となる。t=0におけるリソース残量はQinitであり、そのQinitが、図3の記憶領域5aの初期リソース量Qinitととして記憶される。
リソース残量Qは、t=0における残量Qinitから時間経過と共に、具体的には、時間経過の中で実行される各画像形成動作において画像形成用のリソース(トナー)を供給することで、その分減っていく。
そのような、時間経過(の中で実行される各画像形成動作)と共に減少するリソース残量Qは、後述する図7の発注制御処理において、定期的に、具体的には、図3の記憶領域5dに予め設定されているリソース消費速度確認周期Tcheckでチェックされる。
そのチェック結果は、図3の記憶領域5fのリソース残量履歴Qrecordとして記憶される。具体的には、最新のチェック結果がQrecord[0]、それよりTcheckだけ過去の結果がQrecord[1]、それよりTcheckだけ過去の結果がQrecord[2]、それよりTcheckだけ過去の結果がQrecord[3]、それよりTcheckだけ過去の結果がQrecord[4]として記憶される。図3の記憶領域5eにおいて、測定期間設定倍率「M」は「4倍」に設定されているため、Qrecord[4]までの記憶で十分である(詳細後述)。
Qrecord[0]のチェックタイミングを基準として過去に遡ったリソース消費速度測定期間(Tcheck*M(4))における、リソース減少量である、Qrecord[4(M)]とQrecord[0]との差分と、Qrecord[0]の値とから、予測余命Tpredict(図3の記憶領域5hに記憶される)を算出し(詳細後述)、その予測余命Tpredictが、しきい余命Tth(図3の記憶領域5cに記憶される)以下になった場合、リソース供給手段9aと交換されるべき新しいリソース供給手段の発注が必要と判断される(詳細後述)。
図5に画像形成装置1における画像形成制御処理手順について示す。
同図において、先ず、画像形成対象画像データが有無を確認しつつ、画像形成対象画像データが有るようになるまで待つ(処理S101、判断S102のNoのループ)。その場合、画像形成対象画像データとは、PSTN200やインターネット300を介したファクシミリ受信動作または電子メール受信動作、自装置の画像読取部8及び画像形成部9を用いたコピー動作、または、LAN100を介したPC101a等からの印刷依頼画像データを印刷出力するプリンタ動作に関連して、画像形成部9により印刷出力する必要がある画像データである。
判断S102において、画像形成対象画像データがある場合には(判断S102のYes)、その画像形成対象画像データを画像形成部9により記録紙等のシートに印刷出力する処理動作である画像形成動作を、リソース供給手段9aからのリソース(トナー)の供給を受けつつ行う(処理S103)。また、処理S103の画像形成動作において消費したリソース量であるリソース消費量ΔQを計測する。その場合のリソース消費量ΔQの計測は、画像形成対象画像データを構成する各画素のうちの、リソース(トナー)を消費した積極的な画像形成対象となる画素(モノクロ印刷なら黒画素)の総数と、1画素当たりのリソース消費量との積を求めることにより行うことができる。モノクロ多階調印刷の場合にも、階調と1画素当たりのリソース消費量との関係からリソース消費量ΔQを求めることができる。
そして、処理S103で計測されたリソース消費量ΔQを、図3の記憶領域5bに記憶されているリソース残量Qから減じた値を、新たなリソース残量Qとして、図3の記憶領域5bに記憶して(処理S104)、処理S101に戻る。
これにより、記憶領域5bの変数Qには、リソース供給手段9aにおける現在のリソース残量が記憶されることになる。
図6に、図5の画像形成制御処理ループと並行して行われる、リソース残量初期化処理手順について示す。
同図において、リソース供給手段9aの装着の有無を確認を、装着されるまで行う(処理S201、判断S202のNoのループ)。そして、装着されると(判断S202のYes)、図3の記憶領域5bのリソース残量Qを、図3の記憶領域5aに記憶されている初期リソース量Qinitの値に更新して(処理S203)、処理S201に戻る。
これにより、リソース供給手段9aが交換されても、図3の記憶領域5bのリソース残量Qの値の妥当性を維持することができる。
なお、処理S201における装着の有無の判断は、リソース供給手段9aが装着されるONまたはOFFするスイッチやフォトインタラプタの状態変化を検出することにより行える。
図7に、図5の画像形成制御処理ループ及び図5のリソース残量初期化処理ループと並行して行われる発注制御処理手順について示す。
同図において、先ず、タイマ回路6が備える複数チャネルのタイマのうちのタイマTに時定数として図3の記憶領域5dのリソース消費速度確認周期Tcheckを設定して(処理S301)、タイマTを起動する(処理S302)。そして、タイマTがタイムアウトするのを待ち(判断S303のNoのループ)、タイムアウトすると(判断S303のYes)、図3の記憶領域5fのリソース残量履歴QrecordのうちのQrecord[0]に代入する(処理S305)。
そして、図3の記憶領域5fのリソース残量履歴Qrecordを構成するQrecord[0]ないしQrecord[M(4)]を、Qrecord[3]の値をQrecord[4]に、Qrecord[2]の値をQrecord[3]に、Qrecord[1]の値をQrecord[2]に、Qrecord[0]の値をQrecord[1]に、の順番でシフト処理する(処理S305)。
そして、図3の記憶領域5gに記憶すべきリソース消費速度Vconsumeを、((Qrecord[M]−Qrecord[0])/(Tcheck*M))の演算により算出・記憶し(処理S306)、更に、図3の記憶領域5hに記憶すべきTpredictを、(Qrecord[0]/Vconsume)の演算により算出・記憶する(処理S307)。
その算出した予測余命Tpredictが、まだ、図3の記憶領域5cに設定されているしきい余命Tth以下とはなっていない場合には(判断S308のNo)、処理S301に戻る。
予測余命Tpredictがしきい余命Tth以下となった場合には(判断S308のYes)、発注関連処理(詳細後述)を行い(処理S309)、その後、リソース供給手段9aの装着の有無を確認・監視しつつ待ち(処理S310、判断S311のNoのループ)、装着された場合、つまり、リソース供給手段9aが発注した新しいリソース供給手段と交換された場合には(判断S311のYes)、処理S301に戻る。それにより、1つのリソース供給手段について1回のみ処理S309の発注関連処理が行われるように制御できる。
このような発注制御処理を行うことで、ユーザごとの画像形成動作の頻度や各画像形成動作におけるリソース消費の程度の違いによらず、常に最適なタイミング、つまり、遅すぎず早すぎないタイミングで、リソース供給手段の発注に関連する処理である、処理S309の発注関連処理を行うことができる。
図8に、図7の処理S309の発注関連処理の具体的な処理手順について示す。
同図において、先ず、図3の記憶領域5kの発注宛先識別情報の内容に基づいて、発注形態を特定し(処理S401)、また、発注宛先識別情報の内容に基づいて発注相手先装置を特定し(処理S402)、特定した発注形態で、特定した発注相手先装置に、発注情報を送信する(処理S403)。その場合の発注情報は、リソース供給手段9aの種類を特定するための情報、及び、発注したリソース供給手段9aの配達宛先(画像形成装置1の設置場所)の情報を少なくとも含んでいる。それらの発注情報は、図3の記憶領域5kに予め設定・記憶されている。なお、発注形態や発注情報の具体的な内容により本発明は限定されるものではない。
処理S403により送信した発注情報が、発注宛先側により適切に処理され、リソース供給手段9aとなる新たなリソース供給手段が配達された頃には、画像形成装置1に装着されている、リソース残量が残り少なくなっているリソース供給手段9aのリソース残量が丁度無くなる頃になっていることになるため(逆にいえば、図3の記憶領域5cのしきい余命Tthの設定を、各ユーザ毎の発注・配達環境に適合するように設定することも可能である)、早すぎず遅すぎない丁度よいタイミングでのリソース供給手段9aの交換を行える。
処理S403の発注情報の送信処理のみでも、リソース供給手段9aの発注・配達に関しては問題ないが、画像形成装置1のユーザがその事情を知らないまま配達を受けるとすると、その受けとる時に事情がわからず戸惑いを感じたりするおそれがあるため、判断S404以降の処理をも行うようにする。
つまり、判断S404において、図3の記憶領域5iに予め設定・記憶されている発注通知形態設定フラグFoを確認し、値「0」の場合には、発注通知メッセージの音声出力を行う(処理S405)。処理S405は、具体的には、ROM3に予め記憶されている発注通知用の音声データをD/A変換器14,アンプ14aを介してスピーカ14bにより音として出力する処理である。その場合の発注通知メッセージは、「トナーカートリッジが残り少なくなりましたので自動発注しました」等の内容である。
判断S404において値「1」の場合には、発注通知メッセージを操作表示部7の表示部に表示出力する(処理S406)。処理S405は、具体的には、ROM3に予め記憶されている表示用データを操作表示部7の表示器に表示出力する処理であり、その場合の発注通知メッセージは、「トナーカートリッジが残り少なくなりましたので自動発注しました。確認したらどれかキーを押して下さい」等の内容である。その場合の、操作表示部7のいずれかのキーが押されると発注通知メッセージの表示の中止して、元の表示に戻す。
判断S404において値「2」の場合には、発注通知メッセージを画像形成部9により記録紙等のシートに印刷出力する(処理S406)。処理S406は、具体的には、ROM3に予め記憶されている印刷用データを画像処理部9によりシートに印刷出力する、その場合の発注通知メッセージは、「トナーカートリッジが残り少なくなりましたので自動発注しました。配達されたら交換して下さい」等の内容である。
その内容に、図3の記憶領域5hの予測余命Tpredictの情報を含めるようにして、ユーザに対して、リソース供給手段9aにおいてリソースが無くなってしまう時期を把握させるようにしてもよい。また、操作表示部7の表示器に予測余命Tpredictを、予測余命Tpredictがしきい余命Tth以下となって以降表示するようにして、万が一配達が間に合わないようなときに催促対応できるようにしてもよい。
もちろん、予測余命Tpredictを、操作表示部7の表示器に常に表示するようにして、リソース供給手段9aにおけるリソース余命についてユーザが常に把握できるようにしてもよい。リソース供給手段9aのリソース(トナー)の物理的な量(グラム単位等)や、残量そのもの(%単位等)を操作表示部7の表示器に表示しても、ユーザにとっては、あと何日位使用可能なのか明確に把握できないが、予測余命Tpredictを表示するようにすることで、ユーザは、リソースがなくなる時期を明確に把握できる利点がある。
また、発注関連処理(S309)として、処理S401ないしS403による発注宛先への自動発注を省いて、判断S404及び処理S406ないしS407の発注通知のみを行うようにしてもよい。その場合、出力するメッセージとしては、「トナーがあと**日でなくなりそうです。発注して下さい」等の発注の必要性があることを示す情報を含めるようにする。
その場合「**日」の「**」は、予測余命Tpredictを日数に換算した値である。また、操作表示部7の表示器への表示出力または印刷出力により発注通知を行う場合には、リソース供給手段の型名や、発注宛先のファクス番号、メールアドレス、IPアドレス、ホスト名等を表示または記載するようにしてもよい。
また、印刷出力する場合には、画像形成装置1自身のファクシミリ番号、メールアドレス、IPアドレス、ホスト名等の情報を予め含む注文フォームを印刷出力するようにして、ユーザが注文が必要と判断した場合に、印刷出力された注文フォームをファクシミリ送信するだけの簡単な操作で発注ができるようにして、ユーザの便宜を図るようにしてもよい。また、操作表示部7の表示器に発注の必要性がある旨を表示して、所定の許可操作があった場合に限り、処理S401ないし処理S403に相当する自動発注処理を行うようにしてもよい。
なお、以上の説明では、リソースがトナーである場合について説明したが、リソースが、画像形成部9における画像形成方式がインクジェット方式の場合に使用されるインクカートリッジが内蔵するインクである場合にも本発明は適用可能である。
また、必要に応じた長さ繰り出し画像形成を行うために画像形成装置1がロール紙対応の給紙カートリッジを備える場合、そのロール紙をリソースとして捉えて本発明を適用することもできる。その場合、リソースとしてのロール紙の残量(長さ)は、初期量(長さ)から繰り出した分の量(長さ)を減じることで容易に検出することができる。
また、本発明を実施するための最良の形態では、リソース供給手段9aにおけるリソース(トナー)残量を、初期リソース量Qinitが消費された分のリーソス量ΔQを減じることによりリソース残量を検出する場合に本発明を適用したが、本発明は、それに限らず、リソース(トナーやインク)残量を、電気抵抗変化や静電容量変化や液面変化等により物理的に検出する場合にも適用可能なものであり、要するに、本発明は、リソース残量の検出形態により限定されるものではない。
また、以上本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 画像形成装置
9 画像形成部
9a リソース供給手段(トナーカートリッジ)
9 画像形成部
9a リソース供給手段(トナーカートリッジ)
Claims (3)
- 供給される画像形成用のリソースを使用して画像形成を行う画像形成手段を備える一方、供給した分だけ残量を減じつつ前記画像形成手段に対して前記リソースを供給する脱着交換可能なリソース供給手段を備えた画像形成装置において、
前記リース供給手段における前記リソースの残量を検出するリソース残量検出手段と、
前記リソース残量検出手段により検出される現在のリソース残量と、前記リソース残量検出手段により検出される、現在から遡る所定期間内におけるリソース残量変化とに基づいて、前記リソース供給手段が今後使用可能と予測される期間である予測余命を算出する予測余命算出手段と、
前記予測余命算出手段により算出された前記予測余命が所定のしきい余命以下となった場合に前記リソース供給手段に係る所定の発注関連処理を行う発注制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記所定の発注関連処理は、前記リソース供給手段に係る発注情報を所定の宛先装置へ送信する処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記所定の発注関連処理は、前記リソース供給手段に係る自動発注を行った旨を示す情報を所定形態で出力する処理を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005118198A JP2006300996A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008203397A (ja) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2012014076A (ja) * | 2010-07-02 | 2012-01-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成プログラム |
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2005
- 2005-04-15 JP JP2005118198A patent/JP2006300996A/ja active Pending
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