JP2006300381A - 空気調和機の分岐冷媒中継ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 複雑な作業を伴うことなく簡易に据付自由度を向上させることが可能な空気調和機の分岐冷媒中継ユニットを提供する。
【解決手段】 冷媒配管41を複数の分岐冷媒配管11、21、31に分岐する分岐ユニット5であって、複数の分岐冷媒配管11、21、31内の複数の電動弁81、82、83を収納する本体部50と、電動弁用配線78によって複数の電動弁81、82、83と電気的に接続される基板71と、基板71を本体部50に対して取り付けるための基板嵌合爪部77とを有している。本体部50は、所定の位置に設けられた第1嵌合爪部65と、第1嵌合爪部65とは異なる位置に設けられた第2嵌合爪部66とを有し、基板部70は電動弁用配線78の接続状態を維持したままで、本体部50の第1嵌合爪部65に対する第1取付状態と第2嵌合爪部66に対する第2取付状態とを変更できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、分岐冷媒中継ユニット、特に、複数に分岐された各冷媒配管の冷媒搬送量を調節する空気調和機の分岐冷媒中継ユニットに関する。
1つの室外機と複数の室内機とが接続されるマルチタイプの空気調和機では、室外機内に設けられる室外熱交換器と複数の室内機に設けられる室内熱交換器との間で冷媒回路が形成される。ここで、室外熱交換器と室内熱交換器との間に配置される冷媒配管には、複数の室内熱交換器それぞれに対して冷媒を搬送するために、分岐配管を設ける必要がある。
このような分岐配管が設けられる分岐部分には、冷媒温度を検出するためのサーミスタ、冷媒圧力を調整するための電動弁、冷媒間の熱交換を行う気液熱交換器、サーミスタの検出する冷媒温度に基づいて電動弁を制御するための電装品等が設けられる場合がある。このような分岐配管、サーミスタ、電動弁、気液熱交換器、電装品等を備える分岐部分は、ケーシング内に収納されて、分岐ユニットを構成することが一般的である。
このような分岐ユニットでは、複数の分岐配管毎に設けられているサーミスタや電動弁等の各電気部品は、それぞれ基板に実装されている電装品に対して接続される。また、この基板には、複数の室内機それぞれから延びている電気配線を接続するための複数の接続部が設けられている。そして、一般に、各室内機からの電気配線は、分岐ユニットの直前部分まで分岐配管と一体になって各室内機から延びている。
ここで、例えば、以下の特許文献1に示すような分岐ユニットでは、上下方向であって基板面に平行な方向に複数の分岐配管を配置させた構成を採用している。そして、この分岐ユニットでは、予め定められた配線接続マニュアル等によって、上下方向に配置される各分岐配管の位置に対応させて、室内機からの配線を上から順に(例えば、配線番号が若い順等)に接続するように規定している。ここで、配線接続作業を行う者は、各室内機から延びる各電気配線について、どの室内機から延びている電気配線なのか(配線番号は何番か)を把握している。これにより、各室内機からの電気配線と基板上の各接続部との配線接続作業は、分岐配管の上側から順に各室内機からの電気配線を接続することにより、一義的な配線接続が可能になり、誤配線を防いでいる。
特開2001−241696号公報
上述した分岐ユニットは、冷媒配管をできるだけ短くするため等の要請により、設置場所が限られることがある(例えば、屋内に配置する等)。このように分岐ユニットの設置場所が制約される場合には、様々な設置の制約に対応するために、大きさや形状の異なる複数種類の分岐ユニットを製造することで対応できる。しかし、このように大きさや形状の異なる複数種類の分岐ユニットを製造する場合には、1種類の分岐ユニットを製造する場合と比較してコスト高になってしまう。このため、分岐ユニットとしては、様々な設置の制約に対応できるように、構造的な据付自由度が確保された1種類の分岐ユニットが望まれる。例えば、基板が設けられる位置を変更することで分岐ユニットの変形を行うことで、設置の制約に適合できる場合がある。
このように設置場所に適合させるための変形を行う際に、従来の分岐ユニットを用いる場合では、分岐ユニットの各パーツを分解し、接続されていた配線を引き抜かなければならない。また、組立て時には、配線を接続し直し、各パーツを組立てる必要が生じる。例えば、一側面に基板が設けられている分岐ユニットの設置において、その一側面が壁面に密接するように設置する際に、その一側面とは反対側の側面を壁面に密接させるように変更したい場合には、各パーツを分解し、基板に接続されている各配線を引き抜かなければならない。そして、基板の位置を反対側の側面に付け直し、さらに配線を接続し直し、各パーツを組立てる作業を行わなければならない。
なお、このように基板の位置を変更して据付自由度を確保する分岐ユニットでは、基板の位置の変更することにより、配線接続を行う作業者が配線順序について混乱してしまうことがある。このため、分解後の組立て時に誤配線を引き起こしたり、配線の接続確認に手間が掛かったりすることがある。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、複雑な作業を伴うことなく簡易に据付自由度を向上させることが可能な空気調和機の分岐冷媒中継ユニットを提供することにある。
第1発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、冷媒配管を複数の分岐冷媒配管に分岐する分岐冷媒中継ユニットであって、本体部と、基板部とを備えている。本体部は、複数の分岐冷媒配管内の冷媒の減圧度合いを調節するための複数の電動弁を収納する。基板部は、電動弁用配線によって複数の電動弁と電気的に接続される基板と、基板を本体部に対して取り付けるための取付手段とを有している。そして、本体部は、第1被取付手段と、第2被取付手段とを有している。この第1被取付手段は、所定の位置に設けられており、基板部の取付手段に対応する。また、第2被取付手段は、第1被取付手段とは異なる位置に設けられており、基板部の取付手段に対応する。基板部は、電動弁用配線の接続状態を維持したままで、本体部の第1被取付手段に対する第1取付状態と第2被取付手段に対する第2取付状態とを変更できる。なお、本体部の第1被取付手段、第2被取付手段と、基板部の取付手段としては、例えば、フック、ネジ止め、ビス止め、爪構造等を用いることで取り付ける場合が含まれる。
従来の分岐冷媒中継ユニットでは、据付時の自由度を確保するために、内部の電動弁に接続されている電動弁用配線を基板から引き抜いて分解し、さらに接続し直す作業を行わなければならない。このため、分岐冷媒中継ユニットの据付自由度確保のための変形作業が煩雑になってしまう。
これに対して第1発明の分岐冷媒中継ユニットでは、本体部は、基板部の取付手段に対応する第1被取付手段と第2被取付手段との2つの被取付手段を有している。これにより、分岐冷媒中継ユニットは、基板部の取付状態として、第1取付状態と第2取付状態との2つの取付状態を選択的に採用できることで、据付自由度を確保できる。
また、分岐冷媒中継ユニットは、基板部の第1取付状態と第2取付状態との変更を、電動弁用配線の接続状態を維持したまま行うことができる。例えば、電動弁用配線は、基板部に設けられた基板部側配管導出孔および本体部に設けられた本体部側配管導出孔等を通じて、基板と電動弁との配線接続をしていてもよい。これにより、基板部内部の電動弁用配線の取り外し作業を行うことなく、基板部の取付状態の変更を簡易な作業で行うことができる。また、配線接続状態を維持したままで第1取付状態と第2取付状態とを変更するために、配線を接続し直す作業が不要となり、誤配線を防止することができる。
したがって、第1発明の分岐冷媒中継ユニットでは、複雑な作業を伴うことなく誤配線を防止しつつ簡易に据付自由度を向上させることができる。
第2発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、第1発明に記載の分岐冷媒中継ユニットであって、基板部は、取付部材と、カバー部材とを有している。この取付部材には、取付手段が設けられている。カバー部材は、この取付部材と一組になって基板を取り囲む基板ケーシングを形成する。
ここでは、基板部が、取付部材とカバー部とを有している。そして、この取付部材およびカバー部が一組となって基板ケーシングを形成し、基板を取り囲むことができる。これにより基板を保護することができる。そして、取付手段を有しており基板を取り囲んでいる基板ケーシングを分解することなくそのままの状態で、第1被取付手段に対する第1取付状態と第2被取付手段に対する第2取付状態とに変更することができる。
したがって、基板ケーシングを分解することなくそのまま移動させるだけで、据付時の分岐冷媒中継ユニットの変形作業をより容易に行うことが可能になる。
第3発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、第1発明または第2発明に記載の分岐冷媒中継ユニットであって、本体部は、第1被取付手段が第1面に設けられ、第2被取付手段が第1面に対して略反対側に配置されている第2面に設けられている。
ここでは、基板部を取り付けるための第1被取付手段および第2被取付手段が、本体部において互いに略反対側の関係にある第1面と第2面とに設けられている。このため、第1取付状態と第2取付状態とでは、本体部に対する基板部の取り付け状態が略反転された状態になる。この場合には、基板部から見た本体部の電動弁の位置についても略反転された状態になり、配線接続対象である電動弁の特定に際してミスが生じやすく、誤配線されやすい。しかし、第3発明の分岐冷媒中継ユニットでは、第1取付状態と第2取付状態との変更作業を、電動弁用配線の接続状態を維持したままで行う。
したがって、本体部において互いに略反対側の関係にある第1面と第2面とに対して基板部を取り付ける場合であっても、分岐冷媒中継ユニットの変形作業において誤配線が生じないようにすることが可能になる。
第4発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、第1発明から第3発明のいずれかに記載の分岐冷媒中継ユニットであって、基板は、室内機用配線および室外機用配線が電気的に接続されている。室内機用配線は、複数の分岐冷媒配管がそれぞれ接続される各室内機から基板に向けて延びている複数の電気配線である。室外機用配線は、冷媒配管が接続される室外機から基板に向けて延びている電気配線である。そして、基板部は、電動弁用配線および室内機用配線および室外機用配線との接続状態を維持したままで、第3取付状態と第4取付状態とを変更できる。この第3取付状態は、本体部の第1被取付手段に対する取付状態である。また、第4取付状態は、第2被取付手段に対する取付状態である。ここで、第3取付状態としては、上記第1取付状態を満たす状態が含まれる。また、第4取付状態としては、上記第2取付状態を満たす状態が含まれる。
ここでは、本体部に対する基板部の取付状態について、第3取付状態と第4取付状態との相互の変更を、電動弁用配線、室内機用配線および室外機用配線の3つの配線の接続状態を維持したままで行うことができる。
したがって、基板部と本体部との接続状態において、電動弁用配線、室内機用配線および室外機用配線の3つの配線が接続されている場合であっても、複雑な作業を伴うことなく簡易に分岐冷媒中継ユニットの変形作業を行うことが可能になる。
第5発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、第4発明に記載の分岐冷媒中継ユニットであって、室内機用配線それぞれを基板の対応箇所に接続させるための配線対応表示をさらに備えている。
ここでは、各分岐冷媒配管が接続される対象となる室内機からの室内機用配線が複数存在する。この複数の室内機用配線は、それぞれ基板の対応箇所に接続される。そして、第5発明の分岐冷媒中継ユニットには、複数の室内機用配線を基板の適切な対応箇所に接続させるための配線対応表示が設けられている。
したがって、基板部と本体部とが電動弁用配線についてのみ配線接続されている状態であっても、複数の室内機からの室内機用配線を接続する作業において、誤配線を防止することが可能になる。
また、配線対応表示にしたがって配線接続することができるため、室内機用配線が複数存在する場合であっても、適切な配線接続作業を容易に行うことが可能になる。
第6発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、第5発明に記載の分岐冷媒中継ユニットであって、配線対応表示は、取付手段近傍において1カ所に設けられている。
ここでは、配線対応表示は、基板部において、基板と対応して設けられている取付手段近傍に1カ所設けられている。このため、複数の室内機用配線を基板の対応箇所に接続する場合であっても、接続対象となる基板に対応して設けられている取付手段近傍に1カ所の配線対応表示があるため、室内機用配線の接続作業を行う際に、配線対応表示を参照し易い。また、本体部に対する基板部の取付状態を変更する場合であっても、配線対象表示は基板部の移動に伴って表示の対応状態を維持したまま移動する。
したがって、誤配線をより確実に防止することが可能になる。
第7発明に係る分岐冷媒中継ユニットは、第5発明に記載の分岐冷媒中継ユニットであって、配線対応表示は、本体部の第1被取付手段近傍と第2被取付手段近傍との2カ所において各位置に対応するように設けられている。
ここでは、配線対応表示は、本体部において、基板部が取り付けられる第1被取付手段近傍および第2被取付手段近傍の2カ所に設けられている。このため、複数の室内機用配線を基板の対応箇所に接続する場合であっても、基板部が本体部に取り付けられた状態に対応するように第1被取付手段近傍および第2被取付手段近傍の2カ所の配線対応表示を適宜参照することができる。このため、室内機用配線の接続作業を行う際に、いずれの取付状態であっても配線対応表示を参照し易い。
したがって、誤配線をより確実に防止することが可能になる。
第1発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、第1発明の分岐冷媒中継ユニットでは、複雑な作業を伴うことなく誤配線を防止しつつ簡易に据付自由度を向上させることができる。
第2発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、基板ケーシングを分解することなくそのまま移動させるだけで、据付時の分岐冷媒中継ユニットの変形作業をより容易に行うことが可能になる。
第3発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、本体部において互いに略反対側の関係にある第1面と第2面とに対して基板部を取り付ける場合であっても、分岐冷媒中継ユニットの変形作業において誤配線が生じないようにすることが可能になる。
第4発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、基板部と本体部との接続状態において、電動弁用配線、室内機用配線および室外機用配線の3つの配線が接続されている場合であっても、複雑な作業を伴うことなく簡易に分岐冷媒中継ユニットの変形作業を行うことが可能になる。
第5発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、基板部と本体部とが電動弁用配線についてのみ配線接続されている状態であっても、複数の室内機からの室内機用配線を接続する作業において、誤配線を防止することが可能になる。
第6発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、誤配線をより確実に防止することが可能になる。
第7発明に係る分岐冷媒中継ユニットでは、誤配線をより確実に防止することが可能になる。
<発明の概略>
本発明では、冷媒配管を複数の分岐冷媒配管に分岐する分岐冷媒中継ユニットを提供する。本発明の分岐冷媒中継ユニットでは、基板部(電装品ボックス)と本体部とを備えており、本体部に対する基板部の取付位置は、電気配線を取り外すことなく変更できる。これにより、簡易な作業によって基板部の取付位置を変更して据付自由度を持たせつつ、誤配線を防止することもできるという点に特徴がある。
以下、空気調和機に適用される本発明の分岐冷媒中継ユニット(分岐ユニット5)について、具体的に説明する。
<空気調和機の構成概要>
本発明に係る冷媒中継分岐ユニットの一例として分岐ユニット5を含む空気調和機の構成概要を図1に基づいて説明する。
この空気調和機1は、1台の室外機40と、複数の室内機10、20、30を備えている。
室外機40には、室外熱交換器、圧縮機、アキュムレータ、四路切換弁等の冷媒回路の一部と、室外熱交換器内の冷媒と外気との熱交換を行うために空気流を発生させるプロペラファン、このプロペラファンを駆動するためのファンモータ、室外熱交換器内の冷媒温度を検出するためのサーミスタ、装置の制御を行うための制御回路等を内蔵している。
室内機10、20、30には、それぞれ室内熱交換器、室内温度を検出するための温度センサ、室内熱交換器と室内空気との間で熱交換を行うために空気流を発生させるクロスフローファン、クロスフローファンを駆動するためのファンモータ、室外機40との間で通信を行ってファンモータを制御する制御回路等を備えている。
室外機40内の室外熱交換器と、室内機10、20、30内の室内熱交換器とは、冷媒配管41および分岐冷媒配管11、21、31を介して接続されており、室外機40側の冷媒配管41から室内機側の分岐冷媒配管11、21、31に分岐するための分岐ユニット5が設置されている。
<分岐ユニットの概略>
分岐ユニット5の概略構成を図2に示す。
分岐ユニット5は、本体50と、本体50に取り付けられ本体50内の電気部品を制御する電装品ボックス70とから構成されている。
分岐ユニット5では、VRV制御システム(Variable Refrigerant Volume:可変冷媒流量制御システム)が採用された冷媒回路が搭載されている。このVRV制御システムが採用された冷媒回路によって、室外機40が1台であっても複数台の室内機10、20、30との冷媒回路を構成することができる(図1参照)。
分岐ユニット5は、本体50、電装品ボックス70、冷媒配管41、分岐冷媒配管11、21、31等によって構成されている。
本体50には、各装置を制御するための基板71(後述する)を備えた電装品ボックス70が、ネジ75によって螺着されている。
冷媒配管41は、図1および図2に示すように、本体50が内装する配管のうち室外機40側から延びる配管であって、ガス管42と液管43とから構成される。
分岐冷媒配管11、21、31は、図1および図2に示すように、本体50が内装する配管のうち各室内機10、20、30から延びる配管であって、それぞれガス管12、22、32および液管13、23、33から構成される。なお、分岐冷媒配管11、21、31は、分岐ユニット5の設置に対する水平方向に配列させている。これにより、分岐冷媒配管11、21、31を内装している分岐ユニット5の構造を上下方向に分割し易い構造とすることができている。
この分岐ユニット5は、複数の室内機10、20、30が配置されている建物においては、据付工事の容易性や冷媒能力の効率を高く維持させる観点から、室内機10、20、30との距離(配管の長さ)ができるだけ短くなるように、天井裏等の屋内に配置されている。この場合、分岐ユニット5の配置場所は、風呂場や水周りに近くなることがあり、分岐ユニット5には高度な気密性が要求される。また、設置場所が狭くなりがちであるため、メンテナンス時における分解容易性も要求される。このため分岐ユニット5では、気密性の高い断熱構造、分解容易性を確保した構造が採用されている。
以下、高気密性の断熱構造が採用され分解容易性を確保した分岐ユニット5の内部構造について説明する。
<分岐ユニット5の内部構造>
分岐ユニット5の分解斜視図を図3に、分岐ユニット5の断熱構造を示す断面部を図4に、ぞれぞれ示す。
分岐ユニット5は、上述のように、本体50、電装品ボックス70、冷媒配管41、分岐冷媒配管11、21、31および分岐部分88等によって構成されている。
この分岐部分88は、冷媒配管41を3つの分岐冷媒配管11、21、31に分岐させる部分であり、分岐配管88aおよび気液熱交換ユニット88bから構成されている。分岐配管88aは、室外機40側のガス管42を、室内機10、20、30側の複数のガス管12、22、32に分岐させつつ接続している。気液熱交換ユニット88bは、室外機40側の液管43を、室内機10、20、30側の液管13、23、33に分岐させつつ接続している。この気液熱交換ユニット88bは、高温冷媒液と低温冷媒ガスとの間で熱交換をするためのものであり、この気液熱交換ユニット88bに冷媒を再導入するための冷媒循環路(図示せず)を備えている。この冷媒循環路には、気液熱交換ユニット88bよりも室内機10、20、30側において、冷房時の減圧および暖房時の冷媒分配のための電動弁81、82、83が設けられている。この電動弁81、82、83は、それぞれ膨張弁を有しており、各膨張弁における弁の開度が制御されることで冷媒の減圧度合いを調節し、配管を通過する冷媒量の制御が可能になっている。
また、この分岐部分88の近傍には、室内機側のガス管12、22、32には、冷房時の等温制御を行い、配管の結露を防止するために内部の冷媒温度を検出するガス管サーミスタ(図示せず)が設けられている。さらに、室内機側の液管13、23、33には、暖房時の等温制御を行うために内部の冷媒温度を検出する液管サーミスタ(図示せず)が設けられている。
冷媒配管41を構成するガス管42と液管43とは、本体50内部から室外機40側に離れていくにしたがって互いの距離が上下方向に離れていく室外機側離隔部分が形成されている。そして、この室外機側離隔部分と分岐部分88との間には、ガス管42と液管43とを一体化させるように取り巻くゴム状のゴムブッシュ64が設けられる。
分岐冷媒配管11、21、31を構成するガス管12、22、32と液管13、23、33とは、本体50内部から室内機10、20、30側に離れていくにしたがって互いの距離が上下方向に離れていく室内機側離隔部分が形成されている。そして、この室内機側離隔部分と分岐部分88との間には、ガス管12、22、32と液管13、23、33とのそれぞれを一体化させるように取り巻くゴム状のゴムブッシュ61、62、63が設けられる。
ここで、冷媒配管41および分岐冷媒配管11、21、31では、液管43、13、23、33が、ガス管42、12、22、32から所定距離以上離れて下側に配置される構造と採用している。これにより、分岐ユニット5が天井裏等の狭いエリアに設置された場合であっても管の間に手を入れ易くすることでメンテナンスを容易に行えるようにしている。また、分岐冷媒配管11、21、31は、分岐ユニット5の設置に対する水平方向に配列させている。このため、各分岐冷媒配管11、21、31が同様の高さに設けられる構造となり、分岐ユニット5が高所に設けられる場合であっても、メンテナンスを行う作業者が容易に操作できるようになる。また、各分岐冷媒配管11、21、31が水平方向に並んで配置されているために、分岐ユニット5の施工工程において、鉛直方向に順次作業が進むようなロウ付け、溶接等の作業を行いやすくすることができる。
(本体50の構造)
本体50は、図3および図4に示すように、断熱材樹脂ケーシング51、発泡断熱材ケーシング54、板金ケーシング57、配管受入部59によって構成されている。
断熱材樹脂ケーシング51は、図4に示すように、分岐冷媒配管が設けられている面に対して上側に位置する上部樹脂ケーシング52と、下側に位置する下部樹脂ケーシング53とから構成されている。この上部樹脂ケーシング52と下部樹脂ケーシング53とは、延焼性に優れたインジェクション成型樹脂によって成形されている。そして、上部樹脂ケーシング52と下部樹脂ケーシング53とは、内部に冷媒配管41の一部、分岐冷媒配管11、21、31の一部および分岐部分88を収納するように、互いに上下方向から当接して直方体のケーシングが形成される。この断熱材樹脂ケーシング51と、冷媒配管41の一部、分岐冷媒配管11、21、31の一部および分岐部分88との間には、図4に示すように、互いに接触しないように断熱空間50Sが設けられる。なお、この上部樹脂ケーシング52と下部樹脂ケーシング53とは、図3に示すように、上述したガス管および液管と一体に設けられているゴムブッシュ61、62、63、64を挟みつつ互いに当接する。
発泡断熱材ケーシング54は、図4に示しように、断熱材樹脂ケーシング51の外周に当接するように設けられている。上部樹脂ケーシング52の上側に当接するように設けられる上部断熱材ケーシング55と、下部樹脂ケーシング53の下側に当接するように設けられる下部断熱材ケーシング56とから構成される。この上部断熱材ケーシング55および下部断熱材ケーシング56は、断熱性に優れたスチロール系の樹脂であるEPS(Expanded Polystyrene:発泡スチロール)によって形成されている。ここでは、ウレタン系の樹脂を用いることなく、スチロール系の樹脂を採用しているため、空気にさらした場合の水分の吸収度合いを抑えることができる。なお、上部断熱材ケーシング55は上述した上部樹脂ケーシング52と共に、下部断熱材ケーシング56は上述した下部樹脂ケーシング53と共に、断熱材樹脂ケーシング51を介して互いに上下方向から当接する。
板金ケーシング57は、図4に示すように、発泡断熱材ケーシング54の外周に当接するように設けられ、上部断熱材ケーシング55の上側に当接するように設けられる上部板金ケーシング57aと、下部断熱材ケーシング56の下側に当接するように設けられる下部板金ケーシング57bとから構成される。この上部板金ケーシング57aと下部板金ケーシング57bとは、金属製のケーシングで成形されている。これにより、電動弁81、82、83等からの万が一の延焼を効果的に防止する。上部板金ケーシング57aと下部板金ケーシング57bは、上述した断熱材樹脂ケーシング51および発泡断熱材ケーシング54を取り囲むように互いに上下方向から嵌合され、図示しないネジによって互いに螺着される。これにより、発泡断熱材ケーシング54および断熱材樹脂ケーシング51が上下方向に互いに押し付けるように力が加わり、断熱構造の気密性を向上させることができる。
上部板金ケーシング57aは、室外機40側から見て左側に位置する第1側面部58aと、室外機40側から見て右側であって第1側面部58aとは反対側に位置する第2側面部58bと、室外機側側面58cと、室内機側側面58dと、上面58eとを有している。この第1側面部58aには、電装品ボックス70を基板取付爪部77(後述する)によって取り付けるための第1取付孔65が設けられている。また、第2側面部58bには、同様に、第2取付孔66が設けられている。電装品ボックス70は、各取付孔部65、66によって本体50に対して着脱自在に取り付けられることになる。
配管受入部59は、図3に示すように、室外機側配管受入部44と、室内機側配管受入部14、24、34とから構成されている。室外機側配管受入部44は、第1受入部材44aと第2受入部材44bとを有している。第1受入部材44aと第2受入部材44bとは、室外機40側から見て左右方向から嵌合することで冷媒配管41(ガス管42および液管43)を挟み込む。なお、室内機側配管受入部14(14a、14b)、室内配管受入部24(24a、24b)、室内配管受入部34(34a、34b)についても、上述した室外機側配管受入部44と同様の構成であり、説明を省略する。
なお、本体50の一方側は、図2および図4に示すように、室外機40側のガス管42および液管43が室外機側配管受入部44から露出した状態で配置される。また、本体50の他方側は、図2および図4に示すように、室内機10、20、30側のガス管12、22、32および液管13、23、33が室内機側配管受入部14、24、34から露出した状態で配置される。
(電装品ボックス70の構造)
電装品ボックス70は、図3に示すように、基板71、基板カバー72、基板取付フレーム73等によって構成されている。
基板71は、本体50に内装される電気部品等と電気配線を介して接続される。この基板71には、装置の制御を行うためのCPUやROM、RAM、電源回路等を搭載されている。
ここでは、基板カバー72と基板取付フレーム73とが互いに嵌合することで基板ケーシング74が構成される。基板71はこの基板ケーシング74内部に収納され、基板71および基板カバー72および基板取付フレーム73が一体となって、電装品ボックス70として取り扱われる。
この電装品ボックス70は、本体50の第1側面部58aおよび第2側面部58bのいずれに対しても取り付けることができるようになっている。具体的には、取り付け場所の変更が可能な電装品ボックス70の基板取付フレーム73には、基板取付爪部77が設けられている。そして、電装品ボックス70は、この基板取付爪部77が本体50の第1側面部58aの第1取付孔部65に対して、もしくは、本体50の第2側面部58bの第2取付孔部66(図5参照)に対して差し込まれて引っ掛かることで、本体50に対して取り付けられる。
ここで、本体50に対して電装品ボックス70が取り付けられた状態では、基板71は、図5に示すように配置されている。
図6に、基板71の詳細構成を示す。
基板71には、電動弁81、82、83の制御や、上述したガス管サーミスタ、液管サーミスタ、各室内機10、20、30および室外機40からの信号を受信するための複数の電装品が実装されている。具体的には、室内機10、20、30は、図7に示すように、室内機用配線79a、79b、79cを介して基板71に電気的に接続されている。また、電動弁81、82、83は、図8に示すように、電動弁用配線78を介して基板71に電気的に接続されている。室外機40は、図8に示すように、室外機用配線79dを介して基板71に電気的に接続されている。また、この他、基板71には、図8に示すように、電源供給用の配線79e等も電気的に接続されている。
なお、上述したガス管サーミスタや液管サーミスタ等は、図示しないハーネスを介して基板71に接続されているが、このハーネスは、上記電動弁用配線78において一緒にまとめられている。
なお、これらの電動弁用配線78、室外機用配線79d、室内機用配線79a、79b、79c、電源供給用の配線79e等は、図7および図8に示しように、本体50の内部において、電装品ボックス70における基板71と接続される。
(電装品ボックス70の取り付け)
図7に、分岐ユニット5の室内機側側面図を示す。
ここでは、電装品ボックス70が第1側面部58aに対して取り付けられている状態(第1取付状態)における分岐ユニット5の室内機側側面図を示している。ここでは、本体50の板金ケーシング57の室外機側側面58cにおいて配線対応表示97が設けられている。これにより、施工時において、各室内機10、20、30から延びている室内機用配線79a、79b、79cを、基板71の対応部分に対して間違えることなく容易に接続することができる。
図8に、分岐ユニット5の室外機側側面図を示す。
ここでは、電装品ボックス70が第1側面部58aに対して取り付けられている状態(第1取付状態)における分岐ユニット5の室外機側側面図を示している。ここでは、本体50の内部において電動弁用配線78(ハーネスを含む)が、本体50の板金ケーシング57の室内機側側面58dに設けられた本体側配管導出孔150を介して本体50内部から取り出され、電装品ボックス側配管導出孔170を介して電装品ボックス70内部の基板71と接続される。
図9に、分岐ユニット5の電装品ボックス70の取付位置変更の様子を示す。
図9に示すように、ここでは、電装品ボックス70は、本体50内部の電動弁81、82、83や、液管サーミスタや、ガス管サーミスタ等について電動弁用配線78(ハーネスを含む)を介した電装品ボックス70内の基板71との接続状態を維持したままで、電装品ボックス70が第1側面部58aに対して取り付けられている状態(第1取付状態)から、電装品ボックス70が第2側面部58bに対して取り付けられている状態(第2取付状態)に変更することができる。
具体的には、電動弁用配線78(ハーネスを含む)による配線接続状態を維持したままで、電装品ボックス70を、図9において実線で示す第1取付状態から、点線で示す第2取付状態に移動させることで、分岐ユニット5を変形させることができる。これにより、据付自由度を向上させている。
<本実施形態に係る分岐ユニット5の特徴>
(1)
一般に、従来の分岐ユニットでは、据付時の自由度を確保するために、内部の電動弁に接続されている電動弁用配線を基板から引き抜いて分解し、さらに接続し直す作業を行わなければならない。このため、分岐ユニットの据付自由度確保のための変形作業が煩雑になってしまう。
これに対して上記実施形態における分岐ユニット5では、本体50は、電装品ボックス70の基板取付爪部77に対応する第1取付孔部65と第2取付孔部66との2つの取付孔部65、66を有している。これにより、分岐ユニット5は、電装品ボックス70の取付状態として、第1取付状態と第2取付状態との2つの取付状態を選択的に採用できることで、据付自由度を確保できる。
また、分岐ユニット5は、電装品ボックス70の第1取付状態と第2取付状態との変更を、電動弁用配線78(ハーネスを含む)の接続状態を維持したまま行うことができる。例えば、電動弁用配線78(ハーネスを含む)は、電装品ボックス70に設けられた電装品ボックス側配管導出孔170および本体50に設けられた本体側配管導出孔150等を通じて、基板71と電動弁81、82、83との配線接続をしていてもよい。これにより、電装品ボックス70内部の電動弁用配線78(ハーネスを含む)の取り外し作業を行うことなく、電装品ボックス70の取付状態の変更を簡易な作業で行うことができる。また、配線接続状態を維持したままで第1取付状態と第2取付状態とを変更するために、配線を接続し直す作業が不要となり、誤配線を防止することができる。したがって、複雑な作業を伴うことなく誤配線を防止しつつ簡易に据付自由度を向上させることができる。
(2)
また、上記実施形態における分岐ユニット5では、電装品ボックス70が、基板取付フレーム73と基板カバー72とを有している。そして、この基板取付フレーム73および基板カバー72が一組となって基板ケーシング74を形成し、基板71を取り囲むことができる。これにより基板71を保護することができる。そして、基板取付爪部77を有しており基板71を取り囲んでいる基板ケーシング74を分解することなくそのままの状態で、第1取付孔部65に対する第1取付状態と第2取付孔部66に対する第2取付状態とに変更することができる。
したがって、基板ケーシング74を分解することなくそのまま移動させるだけで、据付時の分岐ユニット5の変形作業をより容易に行うことができる。
(3)
また、上記実施形態における分岐ユニット5では、電装品ボックス70を取り付けるための第1取付孔部65および第2取付孔部66が、本体50において互いに略反対側の関係にある第1側面部58aと第2側面部58bとに設けられている。このため、第1取付状態と第2取付状態とでは、本体50に対する電装品ボックス70の取り付け状態が略反転された状態になる。この場合には、電装品ボックス70から見た本体50の電動弁81、82、83の位置についても略反転された状態になり、配線接続対象である電動弁81、82、83の特定に際してミスが生じやすく、誤配線されやすい。
しかし、上記実施形態の分岐ユニット5では、第1取付状態と第2取付状態との変更作業は、電動弁用配線78(ハーネスを含む)の配線接続状態を維持するだけでなく、室外機用配線79d、室内機用配線79a、79b、79c、電源供給用の配線79e等の接続状態についても配線接続状態を維持したままで行うことができる。したがって、本体50において互いに略反対側の関係にある第1側面部58aと第2側面部58bとに対して電装品ボックス70を取り付ける場合であっても、分岐ユニット5の変形作業において誤配線が生じないようにすることができる。
(4)
また、上記実施形態における分岐ユニット5では、本体50に対する電装品ボックス70の取付状態について、第1取付状態と第2取付状態との相互の変更を、電動弁用配線78(ハーネスを含む)の配線接続状態を維持するだけでなく、室外機用配線79d、室内機用配線79a、79b、79c、電源供給用の配線79e等の接続状態についても配線接続状態を維持したままで行うことができる。
したがって、電装品ボックス70と本体50との接続状態において、電動弁用配線78、室内機用配線79a、79b、79c、室外機用配線79d、電源供給用の配線79e等の配線が接続されている場合であっても、複雑な作業を伴うことなく簡易に分岐ユニット5の変形作業を行うことができる。
(5)
また、上記実施形態における分岐ユニット5では、各分岐冷媒配管11、21、31が接続される対象となる室内機10、20、30からの室内機用配線79a、79b、79cが複数存在する。この複数の室内機用配線79a、79b、79cは、それぞれ基板71の対応箇所に接続される。そして、上記実施形態の分岐ユニット5には、複数の室内機用配線79a、79b、79cを基板71の適切な対応箇所に接続させるための配線対応表示97が設けられている。したがって、電装品ボックス70と本体50とが電動弁用配線78(ハーネスを含む)についてのみ配線接続されている状態であっても、複数の室内機10、20、30からの室内機用配線79a、79b、79cを接続する作業において、誤配線を防止することができる。また、配線対応表示97にしたがって配線接続することができるため、室内機用配線79a、79b、79cが複数存在する場合であっても、適切な配線接続作業を容易に行うことができる。
(6)
また、上記実施形態における分岐ユニット5では、配線対応表示97は、電装品ボックス70において、基板71と対応して設けられている基板取付爪部77近傍に1カ所設けられている。このため、複数の室内機用配線79a、79b、79cを基板71の対応箇所に接続する場合であっても、接続対象となる基板71に対応して設けられている基板取付爪部77近傍に一カ所の配線対応表示97があるため、室内機用配線79a、79b、79cの接続作業を行う際に、配線対応表示97を参照し易い。また、本体50に対する電装品ボックス70の取付状態を変更する場合であっても、配線対象表示97は電装品ボックス70の移動に伴って表示の対応状態を維持したまま移動する。したがって、誤配線をより確実に防止することが可能になる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態の分岐ユニット5では、配線対応表示97が、電装品ボックス70において、基板71と対応して設けられている基板取付爪部77近傍に1カ所設けられている場合について例に挙げて説明した。
しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、配線対応表示は、本体50において、電装品ボックス70が取り付けられる第1取付孔部65近傍の配線対応表示および第2取付孔部66近傍配線対応表示の2カ所に設けられていてもよい。そして、複数の室内機用配線79a、79b、79cを基板71の対応箇所に接続する場合であっても、電装品ボックス70が本体50に取り付けられた状態に対応するように第1取付孔部65近傍および第2取付孔部66近傍の2カ所の配線対応表示を適宜容易に参照することができる。この場合においても、室内機用配線79a、79b、79cの接続作業を行う際に、いずれの取付状態であっても配線対応表示を参照し、誤配線をより確実に防止することができる。
本発明によれば、電装品ボックスの配置を変更するだけで複雑な作業を伴うことなく容易に据付自由度を向上させることが可能になるため、冷媒配管を複数の分岐冷媒配管に分岐する電装品ボックスが設けられた分岐ユニットへの適用が特に有用である。
本発明の一実施形態が採用された空気調和機の外観概略構成を示す斜視図。 分岐ユニットの概略構成図。 分岐ユニットの分解斜視図。 断熱構造を示す断面図。 分岐ユニットの本体と基板との関係を示す分解斜視図。 基板の上面図。 分岐ユニットの室内機側側面図。 分岐ユニットの室外機側側面図。 分岐ユニットの電装品ボックスの取付位置変更の様子を示す図。
符号の説明
5 分岐ユニット(分岐冷媒中継ユニット)
10、20、30 室内機
11、21、31 分岐冷媒配管
40 室外機
41 冷媒配管
50 本体(本体部)
58a 第1側面部(第1面)
58b 第2側面部(第2面)
65 第1取付孔(第1被取付手段)
66 第2取付孔(第2被取付手段)
70 電装品ボックス(基板部)
71 基板
72 基板カバー(カバー部材)
73 基板取付フレーム(取付部材)
74 基板ケーシング
77 基板取付爪部(取付手段)
78 電動弁用配線
79a、79b、79c 室内機用配線
79d 室外機用配線
81、82、83 電動弁
97 配線対応表示

Claims (7)

  1. 冷媒配管(41)を複数の分岐冷媒配管(11、21、31)に分岐する分岐冷媒中継ユニット(5)であって、
    前記複数の分岐冷媒配管(11、21、31)内の冷媒の減圧度合いを調節するための複数の電動弁(81、82、83)を収納する本体部(50)と、
    電動弁用配線(78)によって前記複数の電動弁(81、82、83)と電気的に接続される基板(71)と、前記基板(71)を前記本体部(50)に対して取り付けるための取付手段(77)とを有する基板部(70)と、
    を備え、
    前記本体部(50)は、所定の位置に設けられ前記基板部(70)の取付手段(77)に対応する第1被取付手段(65)と、前記第1被取付手段(65)とは異なる位置に設けられ前記基板部(70)の取付手段(77)に対応する第2被取付手段(66)とを有し、
    前記基板部(70)は、前記電動弁用配線(78)の接続状態を維持したままで、前記本体部(50)の前記第1被取付手段(65)に対する第1取付状態と前記第2被取付手段(66)に対する第2取付状態とを変更できる、
    分岐冷媒中継ユニット(5)。
  2. 前記基板部(70)は、前記取付手段(77)が設けられた取付部材(73)と、前記取付部材(73)と一組になって前記基板(71)を取り囲む基板ケーシング(74)を形成するカバー部材(72)とを有している、
    請求項1に記載の分岐冷媒中継ユニット(5)。
  3. 前記本体部(50)は、前記第1被取付手段(65)が第1面(58a)に設けられ、前記第2被取付手段(66)が前記第1面(51a)に対して略反対側に配置されている第2面(58b)に設けられている、
    請求項1または2に記載の分岐冷媒中継ユニット(5)。
  4. 前記基板(71)は、前記複数の分岐冷媒配管(11、21、31)がそれぞれ接続される各室内機(10、20、30)から延びている室内機用配線(79a、79b、79c)と電気的に接続され、前記冷媒配管(41)が接続される室外機(40)から延びている室外機用配線(79d)と電気的に接続されており、
    前記基板部(70)は、前記電動弁用配線(78)および前記室内機用配線(79a、79b、79c)および前記室外機用配線(79d)との接続状態を維持したままで、前記本体部(50)の前記第1被取付手段(65)に対する第3取付状態と前記第2被取付手段(66)に対する第4取付状態とを変更できる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の分岐冷媒中継ユニット(5)。
  5. 前記室内機用配線(79a、79b、79c)それぞれを前記基板(71)の対応箇所に接続させるための配線対応表示(95、96、97)をさらに備えた、
    請求項4に記載の分岐冷媒中継ユニット(5)。
  6. 前記配線対応表示(97)は、前記取付手段(77)近傍において1カ所に設けられている、
    請求項5に記載の分岐冷媒中継ユニット(5)。
  7. 前記配線対応表示は、前記本体部(50)の前記第1被取付手段(65)近傍と前記第2被取付手段(66)近傍との2カ所において各位置に対応するように設けられている、
    請求項5に記載の分岐冷媒中継ユニット(5)。
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