JP2006300226A - 傾斜座金 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボルトが物品の緊締面に対して垂直でない場合においても、その物品を適切に緊締することができ、しかもそのボルトの緊締面に対する角度が異っても、それに追従して常に適切に緊締可能な傾斜座金を提供することを目的とする。
【解決手段】 球面をなす凹面9を有する下座金7と、前記凹面9に適合する凸面10を有する上座金8とを、前記凹面9と凸面10とを摺動可能に適合させて重ね合わせてなる。前記上座金8は適用するボルト2よりもやゝ大径の透孔12を有すると共に、前記下座金7は前記上座金8の透孔12よりも大径の透孔11を有することが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明はボルトとナットとで物品を緊締する際に使用する座金に関するものであって、、特にボルトが物品の緊締面に対して傾斜していても、常に適切に締め付けることのできる傾斜座金に関するものである。
通常ボルトとナットとで物品を緊締する際には、ボルトは物品の緊締面に対して常に垂直であることが要求される。そしてその緊締の際にボルト頭又はナットと物品の緊締面との間に介装される座金は、通常平板状である。
スプリングワッシャなどにおいては、単純な平板状でないものもあるが、その場合であってもボルト頭又はナットと物品の緊締面とが平行であることを前提とするものであり、その両者が平行でないと適切に緊締することができない。
しかしながら、例えば建築物のコンクリートの基礎にボルトを埋め込み、当該基礎上に設置した建築部材をそのボルトで緊締することが行われているが、かかるボルトを厳密に垂直に埋め込むことは容易ではなく、往々にして傾くことがある。
また基礎上に設置した建築部材が、建築物の構造上の要請によって傾斜していることもあり、埋め込みボルトが建築部材の緊締面に対して傾いた状態で緊締しなければならないことが少なくない。またその傾斜角度も、常に一定であるとは限らず、その時々で傾斜角度が変動することもある。
特開平8−326733号公報や特開2003−90323号公報には、ボルトが物品の緊締面に対して垂直でない場合に使用する座金が記載されている。図4はこれらの座金の使用状態を示すものであって、テーパー面を有する物品1をボルト2とナット3とを緊締するに際し、テーパーを有する座金4を使用するものである。
しかしながらこれらの座金4は、ボルト2と物品1の緊締面5とが所定の角度で傾斜している場合にのみ適用できるものであって、その傾斜角度が変った場合にはその角度に見合った別の座金4を使用しなければならない。
特開平8−326733号公報 特開2003−90323号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、ボルトが物品の緊締面に対して垂直でない場合においても、その物品を適切に緊締することができ、しかもそのボルトの緊締面に対する角度が異っても、それに追従して常に適切に緊締可能な傾斜座金を提供することを目的とするものである。
而して本発明は、球面をなす凹面を有する下座金と、前記凹面に適合する凸面を有する上座金とを、前記凹面と凸面とを摺動自在に適合させて重ね合わせてなることを特徴とするものである。
本発明においては、前記上座金は適用するボルトよりもやゝ大径の透孔を有すると共に、前記下座金は前記上座金の透孔よりも大径の透孔を有することが好ましい。
本発明によれば、下座金と上座金とが、凹面と凸面とが密着しつつ摺動することができる。従って下座金が物品の緊締面に密着した状態で、上座金を摺動させることにより当該上座金の上面の角度を変化させることができ、ボルト頭又はナットを当該上座金の上面に密着させることができる。
従って、ボルトと緊締面とが垂直でない場合においても、ボルト頭又はナット、上座金、下座金、物品の緊締面の四者が、相互に密着した状態で緊締することができ、またボルトと緊締面との角度が変っても、上座金と下座金とを相互に摺動させることにより、ボルトの角度に適合させることができるのである。
以下本発明の座金の実施の形態を、図面に従って説明する。図1は本発明の傾斜座金6を示すものであって、当該傾斜座金6は下座金7と上座金8との二つの部材を重ね合わせてなっている。
下座金7は略円盤状であって、下面は平坦であるが、上面は球面をなす凹面9を形成しており、また前記上座金8の下面は前記下座金7の凹面9に適合する球面をなす凸面10を形成し、上面は平坦となっている。また下座金7及び上座金8の中心にはそれぞれ、ボルト2を通すための透孔11、12が穿設されている。
而してこの下座金7と上座金8とを、凹面9と凸面10とが当接するように重ね合わせると、その凹面9と凸面10とは適合しつつ摺動可能である。この両面が摺動することにより、上座金8は下座金7に対して凹面9と凸面10の曲率の中心を中心として回動することとなり、上座金8の上面は下座金7の下面に対する角度が変化する。
従って下座金7の下面を物品1の緊締面5に密着させた状態で、上座金8を下座金7に対して摺動させ、当該上座金8の上面がボルト2の頭部又はナット3に密着し得る角度とすることにより、緊締面5がボルト2に対して傾斜している場合であっても、確実に緊締することができるのである。
図2は物品1の緊締面5がボルト2に対して垂直である場合における、本発明の傾斜座金6の使用状態を示すものであって、物品1の緊締面5に下座金7の下面を当接させ、当該下座金7にその凹面9に凸面10が当接するように上座金8を重ね、その状態で透孔11、12にボルト2を通し、ナット3を螺合して締め付ける。
このとき図2においては緊締面5がボルト2に対して垂直であるので、下座金7の下面と上座金8の上面とが平行面をなす状態でボルト2とナット3とを締め付ければ、通常の座金と同様に適切に緊締することができる。
これに対し図3は、物品1の緊締面5がボルト2に対して傾斜している場合における、傾斜座金6の使用状態を示すものである。すなわち下座金7の下面は傾斜した緊締面5に密着しており、その上に上座金8が載置され、当該上座金8は下座金7の側方に摺動した状態で凸面10が凹面9に密着し、その上座金8の上面はボルト2に対して垂直な面を形成している。
この状態でボルト2にナット3を螺合して締め付けると、上座金8の上面はナット3に密着することができ、且つ上座金8の凸面10が下座金7の凹面9に密着し、下座金7の下面は緊締面5に密着して、物品1を強固に緊締することができる。
また物品1の緊締面5とボルト2との角度が変化した場合においては、上座金8を下座金7に対して摺動させて、上座金8の上面がボルト2に対して垂直となる位置において、ボルト2とナット3とを緊締することにより、緊締面5とボルト2との角度の如何を問わず緊締可能となるのである。
なお本発明においては、上座金8が下座金7に対して側方に摺動したときには、下座金7と上座金8との中心位置がずれるので、透孔11、12にボルト2を挿通するためには、上座金8の透孔12をボルト2の径よりもやゝ大きいものとすると共に、下座金7の透孔11を上座金8の透孔12の径よりも大きいものとすることが好ましい。
本発明の傾斜座金は建築や機械などの分野をはじめ、広範囲の分野において利用可能である。例えば前述の建築物の基礎14に埋め込みボルト13を埋め込んで、その埋め込みボルト13で建築部材15を固定する場合において、図5に示すように埋め込みボルト13が歪んで固定されているような場合であっても、また図6に示すように建築部材15の面が傾斜している場合でも、常に適切に緊締し、固定することができる。
本発明の傾斜座金の斜視図 本発明の傾斜座金を緊締面に対して垂直なボルトに対して適用した状態を示す中央縦断面図 本発明の傾斜座金を緊締面に対して傾斜したボルトに対して適用した状態を示す中央縦断面図 従来の傾斜座金の使用状態を示す中央縦断面図 本発明の傾斜座金を歪んだ埋め込みボルトに適用した状態を示す中央縦断面図 埋め込みボルトで傾斜した建築部材を固定する場合に、本発明の傾斜座金を適用する状態を示す中央縦断面図
符号の説明
6 座金
7 下座金
8 上座金
9 凹面
10 凸面
11、12 透孔

Claims (2)

  1. 球面をなす凹面(9)を有する下座金(7)と、前記凹面(9)に適合する凸面(10)を有する上座金(8)とを、前記凹面(9)と凸面(10)とを摺動可能に適合させて重ね合わせてなることを特徴とする、傾斜座金
  2. 前記上座金(8)は適用するボルト(2)よりもやゝ大径の透孔(12)を有すると共に、前記下座金(7)は前記上座金(8)の透孔(12)よりも大径の透孔(11)を有することを特徴とする、請求項1に記載の傾斜座金
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