JP2021060015A - ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】据付床への取付構造の小型化を図る。【解決手段】ポンプ10は、揚水管13を有するポンプケーシング12と、据付床2にポンプケーシング12を取り付けるための取付機構25とを備える。取付機構25は、ポンプケーシング12に設けられた突出部28と、突出部28に取り付けられた据付プレート30と、据付床2に敷設された固定プレート32と、固定プレート32に対して据付プレート30を締結する締結部材35とを備える。据付プレート30は、突出部28に取り付けられた取付部30aと、取付部30aの下側に隣接して設けられた摺接部30eとを有する。固定プレート32は、摺接部30eが配置された摺接部32cを有する。取付部30aには、締結部材35のうちの摺接部30eから突出する上部(スタットボルト36の上端と第2ナット38)を収容する収容部30hが設けられている。【選択図】図1A

Description

本発明は、ポンプに関する。
特許文献1に開示されたポンプは、揚水管と、揚水管の上端に接続された吐出管とを有するポンプケーシングを備え、取付機構を介して据付床に取り付けられている。取付機構は、ポンプケーシングに取り付けられた据付プレートと、据付床に固定された固定プレートとを備え、これらが有する球面状の摺接部によって、据付床に対するポンプの姿勢(角度)を調整可能である。
特許第6479076号公報
特許文献1の据付プレートは、ポンプケーシングに取り付けられる取付部と、固定プレート上に配置する摺接部とを備え、これらが据付プレートの径方向に隣接して設けられている。よって、据付プレートの径方向の寸法が大きくなるため、特許文献1の取付構造には改良の余地がある。
本発明は、据付床に対するポンプケーシングの姿勢を調整可能としたポンプにおいて、据付床への取付構造の小型化を図ること課題とする。
本発明の一態様は、据付床の貫通孔から下向きに突出する揚水管を有するポンプケーシングと、前記据付床に前記ポンプケーシングを取り付けるための取付機構とを備え、前記取付機構は、前記揚水管の軸線を中心として外向きに突出するように、前記ポンプケーシングに設けられた環状の突出部と、前記突出部に取り付けられた環状の取付部と、前記取付部の下側に隣接して設けられ、球面凹部及び前記球面凹部を相補する球面凸部のうちの一方からなる第1摺接部とを有する環状の据付プレートと、前記貫通孔を取り囲むように前記据付床に敷設され、前記球面凹部及び前記球面凸部のうちの他方からなる第2摺接部を有し、前記第1摺接部が前記第2摺接部上に配置された環状の固定プレートと、前記固定プレートに対して前記据付プレートを締結する締結部材とを備え、前記取付部には、前記締結部材のうちの前記第1摺接部から突出する上部を収容する収容部が設けられている、ポンプを提供する。
締結部材による据付プレートと固定プレートの締結を解除し、第2摺接部を有する固定プレートに対して第1摺接部を有する据付プレートを移動させることで、据付床に対するポンプケーシングの姿勢を調整できる。また、締結部材によって据付プレートと固定プレートを締結することで、据付床に対するポンプの姿勢が維持される。
本態様の据付プレートは、固定プレートに対する姿勢を調整するための第1摺接部の上側に、据付プレートをポンプケーシングに取り付けるための取付部を備える。よって、据付プレートの径方向の寸法を小さくできるため、据付床にポンプケーシングを取り付けるための取付機構(取付構造)を小型化できる。しかも、取付部には締結部材の上部を収容する収容部が設けられている。よって、収容部内の締結部材に作業者が触れることはないため、据付床上での作業者の安全性を確保できる。
前記取付部は、前記突出部に締結される環状の上壁部と、上壁部の内周部から下向きに突出する筒状の内壁部とを有し、前記第1摺接部は、前記内壁部の下端に連なっており、前記収容部は、前記上壁部、前記内壁部、及び前記第1摺接部によって画定されている。また、前記収容部の外周を塞ぐカバーを備える。
本態様では、第1摺接部から突出した締結部材の上部を覆い隠すことができるため、作業者の安全性を確保できるうえ、締結部材を保護できる。
前記上壁部には、前記締結部材の前記上部を露出させる開口部が設けられている。
本態様では、開口部を通して締結部材を操作できる。よって、第1摺接部の上面から上壁部の下面までの距離を可能な限り小さくできる。その結果、揚水管の軸方向における取付機構の寸法を最小限に抑えることができる。
前記締結部材は、前記第2摺接部から突出して前記第1摺接部を貫通するネジ軸と、前記ネジ軸の下端に設けられ、上向きに突出する球面状の突部を有する頭部と、前記ネジ軸の上端に取り付けられ、下向きに突出する球面状の突部を有するナットとを備え、前記固定プレートの前記第2摺接部には、前記頭部の前記突部を相補する形状の球面受部と、前記ネジ軸の揺動を許容する挿通部とを有する取付孔が設けられている。
傾斜した据付床に対してポンプケーシングの姿勢を鉛直に調整すると、据付プレートの遊嵌孔の軸線が、固定プレートの取付孔の軸線に対して傾斜した状態になる。本態様では、固定プレートに球面受部を有する取付孔が設けられ、締結部材の頭部とナットがそれぞれ球面状の突部を備えるため、ある程度のネジ軸の傾斜を許容し、締結部材が傾斜した状態でも、据付プレートを固定プレートに締結できる。
前記第1摺接部には、前記ネジ軸の相対的な移動を許容する遊嵌孔が設けられ、前記締結部材は、前記第1摺接部上に配置され、前記遊嵌孔よりも大径の第1部材と、前記第1部材上に移動可能に配置された第2部材とを有する座金を備え、前記第1部材は、前記遊嵌孔と連通するとともに前記ネジ軸が貫通され、前記第1部材が延びる方向への前記ネジ軸の相対的な移動を許容する連通孔を有し、前記第2部材は、前記連通孔と連通するとともに前記ネジ軸が挿通され、前記第1部材に対する前記第2部材の姿勢の変更によって前記連通孔に対する位置を変更可能な挿通孔を有する。
本態様では、遊嵌孔に対する第1部材の姿勢を調整し、第1部材に対する第2部材の姿勢を調整することで、第1部材によって遊嵌孔を塞いだ状態で、取付孔の軸線上に挿通孔を配置できる。よって、ネジ軸の傾斜を最小限に抑えることができるため、締結部材によって固定プレートに据付プレートを確実に締結できる。
本発明では、据付床に対するポンプケーシングの姿勢を調整可能としたポンプにおいて、据付床への取付構造を小型化できる。
本発明の第1実施形態のポンプを示す断面図。 図1Aの状態から据付床が傾いた状態を示す断面図。 図1Bの状態からポンプケーシングの姿勢を調整した状態を示す断面図。 図1Aの取付機構を示す断面図。 図1Cの取付機構の左側部分を示す断面図。 図1Cの取付機構の右側部分を示す断面図。 固定プレート、据付プレート、及びカバーの分解斜視図。 図3のIV部分の拡大図。 図3のV部分の拡大図。 図5のVI部分の拡大断面図。 第2実施形態の取付機構の一部を示す断面図。 図7Aの状態からポンプケーシングの姿勢を調整した状態を示す断面図。 図7Aの状態からポンプケーシングの姿勢を調整した他の状態を示す断面図。 図7Aの座金の分解斜視図。 図6の座金の平面図。 据付プレートに対する座金本体の姿勢を変更した状態の平面図。 据付プレートに対する座金本体の姿勢を変更した他の状態の平面図。 据付プレートに対する座金本体の姿勢を変更した他の状態の平面図。 座金本体に対する回転座の姿勢を変更した状態の平面図。 座金本体に対する回転座の姿勢を変更した他の状態の平面図。 座金本体に対する回転座の姿勢を変更した他の状態の平面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1Aから図1Cは、本発明の第1実施形態に係る立軸ポンプ10を示す。この立軸ポンプ10は、吸水槽1の上方を覆うポンプ床(据付床)2に取り付けられ、吸水槽1に流入した雨水等の液体を下流側へ排出する。
図1Aに示すように、立軸ポンプ10は、ポンプケーシング12、回転軸18、及び羽根車21を備える。取付機構25は、ポンプ床2に対してポンプケーシング12を取り付ける機能と、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の傾き(姿勢)を調整する機能とを、兼ね備えている。
図1Aに示す初期状態では水平なポンプ床2が、何らかの原因で図1Bに示すように傾くことがある(傾斜角α)。ポンプ床2の傾斜によって羽根車21がポンプケーシング12に干渉すると、排水運転時の負荷が過度になる。この過負荷を防ぐためには、図1Cに示すように、ポンプケーシング12(揚水管13)の軸線Aを鉛直方向に延びる基準線Lに一致させる必要がある。図1A及び図1Cに示すように、取付機構25は、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の揺動を許容し、定められた姿勢に維持する。
以下、立軸ポンプ10の構成について、具体的に説明する。
図1Aに示すように、ポンプケーシング12は、ポンプ床2に形成された貫通孔2aに上方から差し込み、取付機構25によってポンプ床2に固定されている。ポンプケーシング12は、揚水管13と、揚水管13の上端に接続された吐出管15とを備える。
揚水管13は、貫通孔2aから下向きに突出する直管である。揚水管13の内側下部には、揚水管13と同軸で筒状の軸受ケーシング14が設けられている。
吐出管15は、概ね90度屈曲された曲がり管であり、ポンプ床2から上方へ突出している。吐出管15には、下流側の吐出槽に配管された送水管(図示せず)が機械的に接続される。吐出管15の上部には、駆動モータ(図示せず)を取り付けるためのモータ台16が設けられている。モータ台16の上端は、貫通孔3aを貫通してモータ床3の上方に突出している。
回転軸18は、吐出管15を貫通し、揚水管13の軸線Aに沿って配置されている。回転軸18の下端は、軸受ケーシング14を貫通し、軸受ケーシング14と揚水管13の吸込口12aとの間に位置している。回転軸18の上端は、吐出管15から外部へ突出し、駆動モータに機械的に接続されている。吐出管15における回転軸18が貫通する部分は、軸封装置19によって液密にシールされている。
羽根車21は、回転軸18の下端に取り付けられ、揚水管13の内側下部に配置されている。駆動モータによって回転軸18が回転されることで、羽根車21は、回転軸18と一体に回転し、ポンプケーシング12内を通して吸水槽1内の液体を下流側へ排出する。
図1A及び図2Aに示すように、取付機構25は、フランジ部(突出部)28、据付プレート30、固定プレート32、及び締結部材35を備える。締結部材35による締結を解除した状態で、固定プレート32に対して据付プレート30の姿勢(角度と位置)を所定の範囲内で調整可能とする。これにより、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の姿勢を調整できる。この状態で締結部材35によって固定プレート32と据付プレート30を締結することで、ポンプケーシング12が調整した姿勢に維持される。
図1A及び図2Aに示すように、フランジ部28は、ポンプケーシング12を構成する吐出管15の下端側に一体に設けられている。フランジ部28は、円環状であり、揚水管13の軸線Aを中心として吐出管15の外周から外向きに突出している。フランジ部28の外径は、貫通孔2aの内径よりも大きい。なお、フランジ部28は、周方向に断続的に設けられた環状であってもよいし、揚水管13の上部に設けられてもよい。
図1A、図2A及び図3に示すように、据付プレート30は、取付部30a、摺接部(第1摺接部)30e、及び収容部30hを備え、フランジ部28の下面に取り付けられている。据付プレート30は、鋳造によって円環状に形成されている。据付プレート30の内径は、揚水管13及び吐出管15の外径よりも大きく、貫通孔2aの内径と概ね同一である。据付プレート30の外径は、貫通孔2aの内径及びフランジ部28の外形よりも大きく、固定プレート32の外径よりも小さい。
取付部30aは、板状で円環状の上壁部30bと、筒状の内壁部30cとを備える。上壁部30bには、ボルトによってフランジ部28に締結するためのボルト孔30dが、周方向に間隔をあけて複数設けられている。内壁部30cは、揚水管13の軸線Aを中心とする円筒状であり、上壁部30bの内周縁から下向きに突出している。内壁部30cの上端は上壁部30bの下面に連なり、内壁部30cの下端は摺接部30eの上面に連なっている。
摺接部30eは、固定プレート32に対する据付プレート30の姿勢を調整するために設けられている。摺接部30eは、揚水管13の軸線Aが延びる方向において取付部30aの下側(固定プレート32側)に連設されている。摺接部30eの下面には、所定曲率の球状に突出する球面凸部からなる摺接面30fが設けられている。
摺接部30eには、周方向に間隔をあけて複数の遊嵌孔30gが設けられている。遊嵌孔30gは、据付プレート30の軸線(揚水管13の軸線A)に沿って摺接部30eを貫通している。遊嵌孔30gの直径は、ポンプ床2が定められた許容範囲の最大角度で傾いた状態で、固定プレート32に対する据付プレート30の補正、つまり貫通させた締結部材35の移動を許容する寸法に設定されている。
図2A及び図4を参照すると、収容部30hは、締結部材35のうち、摺接部30eから突出する上部を収容する円環状の空間である。収容部30hは、上壁部30bの下面、内壁部30cの外面、及び摺接部30eの上面によって画定されている。つまり、収容部30hは、据付プレート30の外周面30iから内周面30jに向けて窪むように、取付部30aに設けられている。
上壁部30bには更に、締結部材35を露出させる複数の開口部30kが設けられている。個々の開口部30kは、上壁部30bを貫通する円形状の孔であり、遊嵌孔30gの直上に形成されている。
引き続いて図1A、図2A及び図3を参照すると、固定プレート32は、固定部32a及び摺接部(第2摺接部)32cを備え、貫通孔2aを取り囲むようにポンプ床2の上面に敷設されている。固定プレート32は、鋳造によって円環状に形成されている。固定プレート32の内径は、揚水管13及び吐出管15の外径よりも大きく、貫通孔2aの内径と概ね同一である。固定プレート32の外径は、据付プレート30の外径よりも大きい。
固定部32aは、固定プレート32の外径側に設けられ、摺接部32cから径方向外側へ突出するフランジである。固定部32aには、周方向に間隔をあけて複数の固定孔32bが設けられている。固定孔32bにはアンカーボルト(図示せず)が差し込まれ、このアンカーボルトがポンプ床2に埋設される。これによりポンプ床2の定められた位置に固定プレート32が固定される。
摺接部32cは、据付プレート30の摺接部30eと協働して、固定プレート32に対する据付プレート30の姿勢を調整するために設けられている。摺接部32cは、固定部32aの径方向内側に隣接して設けられている。摺接部32cの上面には、据付プレート30の摺接面30fを相補する形状の摺接面32dが設けられている。つまり、摺接面32dは、据付プレート30の摺接面30fと同一曲率で球面状に窪む球面凹部からなる。但し、相補する形状とは、幾何学的に厳密な意味での同一曲率の球面状に限られず、据付プレート30と固定プレート32の相対移動を実現できる構成であればよい。
摺接面32d上には、据付プレート30の摺接部30eが面接触した状態で配置される。固定プレート32の摺接面32d上を据付プレート30の摺接面30fが摺動することで、固定プレート32に対して据付プレート30が揺動する。これにより、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の姿勢を調整できる。
摺接部32cの上面には、固定プレート32の軸線を中心とする円環状で、下向きに窪む凹溝32eが設けられている。凹溝32eには、据付プレート30の摺接面30fと固定プレート32の摺接面32dとの間をシールするシール部材33が配置されている。
摺接部32cには、締結部材35を取り付ける取付孔32fが、周方向に間隔をあけて複数設けられている。据付プレート30の軸線と固定プレート32の軸線とを一致させた状態で、取付孔32fは遊嵌孔30gの直下に位置するようにそれぞれ設けられている。図2A及び図3では、固定プレート32に対して固定孔32bと取付孔32fを周方向の同じ角度位置に設けているが、これらの形成位置は必要に応じて変更可能である。
なお、据付プレート30に上向きに窪む球面凹部からなる摺接面30fを形成し、固定プレート32に上向きに突出する球面凸部からなる摺接面32dを形成してもよい。また、両者の摺接面30f,32dのうち、一方には他方と硬度及び摩擦係数が異なる表面層を設けることが好ましい。例えば表面層は、例えばハードクロムメッキ又はフッ素樹脂コーティングによって形成される。
ここで、図2Aから図2Cに示すように、据付プレート30の遊嵌孔30gの軸線A1の角度は、ポンプケーシング12の傾きに依存する。固定プレート32の取付孔32fの軸線A2の角度は、ポンプ床2の傾きに依存する。これらの軸線A1,A2は、図2Aに示す初期状態では一致しているが、図2B及び図2Cに示すように、傾斜したポンプ床2に対してポンプケーシング12の姿勢を調整すると不一致となる。なお、図2Bは、図1Cにおいて取付機構25の左側に位置する部分の調整状態を示し、図2Cは、図1Cにおいて取付機構25の右側に位置する部分の調整状態を示す。
図2Aから図2Cに示すように、締結部材35は、許容範囲内で軸線A1,A2が離れている場合でも、固定プレート32に対する据付プレート30の締結を可能とする。具体的には、締結部材35は、スタットボルト(ネジ軸)36、第1ナット(頭部)37、第2ナット(ナット)38、及び座金40を備える。締結部材35のうち、スタットボルト36の上端、第2ナット38、及び座金40が、収容部30h内に収容される上部である。
スタットボルト36は、外周部にネジ溝が形成されたネジ軸である。スタットボルト36は、第1ナット37の取り付けによって固定プレート32の取付孔32fに取り付けられ、固定プレート32の摺接部32cから突出している。スタットボルト36の全長は、据付プレート30の遊嵌孔30gを通しての摺接部30eを貫通し、上端が収容部30h内に位置する寸法である。スタットボルト36の上端は、据付プレート30の遊嵌孔30gを通しての摺接部30eを貫通し、収容部30h内に位置している。
第1ナット37は、スタットボルト36の下端に取り付けられている。第1ナット37は、上向きに突出する球面状の突部37aを有する。なお、第1ナット37をスタットボルト36の下端に一体に設けてもよい。つまり、スタットボルト36及び第1ナット37の代わりに、ネジ軸の一端に頭部を一体に備えるボルトを用いてもよい。
図5及び図6を参照すると、固定プレート32の取付孔32fは、摺接部32cの下面から摺接面32dかけて貫通している。取付孔32fは、収容部32g、球面受部32h、及び挿通部32iを備え、この順で摺接部32cの下側から上側へ設けられている。
収容部32gは円柱状の空間である。収容部32gの直径は、第1ナット37のうち、スタットボルト36の軸線に対して直交する方向の寸法よりも大きい。
球面受部32hは収容部32gに連通した空間である。球面受部32hの上側部分には、突部37aを相補する球面状の窪みが設けられている。収容部32gの下端から球面受部32hの上端までの寸法は、スタットボルト36の軸方向における第1ナット37の寸法よりも大きい。
挿通部32iは、球面受部32hに連通した円柱状の空間である。挿通部32iの直径は、スタットボルト36の揺動を許容する大きさである。より具体的には、挿通部32iの直径は、スタットボルト36の直径よりも大きく、遊嵌孔30gの直径よりも小さい。
なお、挿通部32iとスタットボルト36には、スタットボルト36の揺動を確保でき、これらの相対的な回転を規制できる規制構造を設けることが好ましい。また、ポンプ床2に面する収容部32gの下端開口は、弾力性を有する樹脂等によって形成されたキャップ42によって閉塞され、水の侵入が防止されている。
第2ナット38は、スタットボルト36の上端に取り付けられている。第2ナット38は、下向きに突出する球面状の突部38aを有する。第2ナット38と座金40の間には、突部38aを相補する球面状の窪みを備える球面座金39が配置されている。
図2Aに示すように、座金40は、据付プレート30の複数の遊嵌孔30gにそれぞれ配置されている。座金40は、遊嵌孔30gの内径よりも大径の円板であり、スタットボルト36が挿通される挿通孔40aを備える。挿通孔40aの直径は、スタットボルト36の直径よりも大きく、挿通孔40aの軸線に対して定められた角度で傾斜したスタットボルト36を挿通可能な大きさに設定されている。
図2A及び図3を参照すると、収容部30hは、円筒状のカバー44によって開放可能に塞がれている。カバー44の内径は、上壁部30bの外径よりも大きく、摺接部30eの外径よりも小さい。カバー44の軸方向の寸法は、摺接部30eの上面から上壁部30bの上面までの距離と概ね同一である。
次に、取付機構25によるポンプケーシング12の姿勢調整について説明する。但し、この姿勢調整は以下の方法に限定されず、必要に応じて変更が可能である。
図1Bに示すように、意図しない負荷によってポンプ床2が傾いた場合、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の姿勢を調整する。この場合、まず、開口部30kを通して第2ナット38を操作して締結部材35を緩め、固定プレート32と据付プレート30の締結を解除する。
続いて、図1Cに示すように、揚水管13の軸線Aと基準線Lが一致するように、ポンプ床2に対してポンプケーシング12を移動させる。このポンプケーシング12の移動は、従来と同様に、固定プレート32に対して据付プレート30を水平方向に移動させるジャッキボルトを用いることが好ましい。
水平方向に移動させるジャッキボルトは、固定プレート32を取り囲むように配置された円環状の枠体に螺合されている。枠体に対するジャッキボルトの締め付けによって、ジャッキボルトの先端で据付プレート30の外周面を押圧し、固定プレート32に対して据付プレート30を移動させる。
図2B及び図2Cに示すように、摺接部32cに対して摺接部30eを移動(摺動)させることで、固定プレート32に対して据付プレート30が揺動する。これにより、固定プレート32に対する据付プレート30の姿勢(角度)が調整されるため、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の姿勢を調整できる。
図1Cに示すように、ポンプケーシング12の姿勢調整によって揚水管13の軸線Aと基準線Lとを一致させると、開口部30kを通して第2ナット38を締め付ける。締結部材35によって固定プレート32に対して据付プレート30を再び締結することで、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の姿勢が維持される。
この際、固定プレート32は球面受部32hを有する取付孔32fを備え、締結部材35は球面状の突部37aを有する第1ナット37を備えている。また、締結部材35は更に、球面状の突部38aを有する第2ナット38と球面座金39とを備えている。よって、図2B及び図2Cに示すように、遊嵌孔30gの軸線A1と取付孔32fの軸線A2とが水平方向に離れていても、ある程度のスタットボルト36の傾斜を許容し、締結部材35によって固定プレート32に対して据付プレート30を確実に締結できる。
このように、ポンプ床2が傾いた場合、取付機構25によって揚水管13の軸線Aが基準線Lに一致するように、ポンプケーシング12の姿勢を調整できる。よって、調整後の立軸ポンプ10では、排水運転の実行によって、羽根車21が揚水管13の内周面に干渉したり、回転軸18の軸受けや軸封装置19に過負荷が加わったりしないため、初期と同様の能力で液体を排出できる。
なお、図1Bに示すように、ポンプ床2が傾いた場合にはモータ床3も傾くことが多く、その傾斜角βはポンプ床2の傾斜角αとは異なることが多い。駆動モータの振動によるモータ床3への影響の抑制し、傾きの有無に拘わらずモータ床3上にモータ台16(駆動モータ)を支持するために、モータ台16とモータ床3の間には支持部材46が配置されている。
支持部材46は、モータ台16から横向きに突出した支持プレート16aとモータ床3との間に配置されている。支持プレート16aは、モータ台16のうち、モータ床3よりも上方に位置する上端に設けられており、その外径は貫通孔3aの直径よりも大きい。
支持部材46には、弾塑性体からなる防振ゴムが用いられている。この防振ゴムは、定められた荷重未満の負荷が加わると弾性的に変形し、定められた荷重以上の負荷が加わると塑性的に変形する特性を有する。つまり、駆動モータの振動(定められた荷重未満の負荷)によって弾性的に伸縮する一方、地震等によって定められた荷重以上の負荷が加わると塑性変形する防振ゴムが、支持部材46として用いられている。
このように構成した立軸ポンプ10は、以下の特徴を有する。
据付プレート30は、固定プレート32に対する姿勢を調整するための摺接部30eの上側に、据付プレート30をポンプケーシング12に取り付けるための取付部30aを備える。よって、据付プレート30の径方向の寸法を小さくできるため、ポンプ床2にポンプケーシング12を取り付けるための取付機構(取付構造)25を小型化できる。
取付部30aには、締結部材35のスタットボルト36の上端と第2ナット38を収容する収容部30hが設けられている。よって、収容部30h内の締結部材35に作業者が触れることはないため、ポンプ床2上での作業者の安全性を確保できる。
収容部30hは、上壁部30b、内壁部30c及び摺接部30eによって画定され、外周の開口部分がカバー44によって塞がれている。よって、摺接部30eから突出したスタットボルト36の上端と第2ナット38を覆い隠すことができるため、作業者の安全性を確保できるうえ、締結部材35を保護できる。
上壁部30bには、締結部材35の第2ナット38を露出させる開口部30kが設けられている。よって、開口部30kを通して締結部材35を操作できるため、ポンプケーシング12の姿勢を調整する際の作業性を向上できる。また、摺接部30eの上面から上壁部30bの下面までの距離を可能な限り小さくできる。よって、揚水管13の軸方向における取付機構25の寸法を最小限に抑えることができる。
締結部材35は球面状の突部37aを有する第1ナット37を備え、固定プレート32は球面受部32hを有する取付孔32fを備える。よって、ポンプ床2に対するポンプケーシング12の姿勢調整によって、ある程度のスタットボルト36の傾斜を許容し、遊嵌孔30gの軸線A1が取付孔32fの軸線A2に対して傾斜しても、締結部材35によって固定プレート32に据付プレート30を確実に締結できる。
(第2実施形態)
図7Aから図7Cは第2実施形態の立軸ポンプの取付機構25を示す。第2実施形態の立軸ポンプは、締結部材35を構成する座金50の構成のみが第1実施形態の立軸ポンプ10と相違している。その他の構成は第1実施形態の立軸ポンプ10と同様である。
座金50は、据付プレート30の複数の遊嵌孔30gにそれぞれ配置されている。座金50は、座金本体(第1部材)51と回転座(第2部材)52とを備える。回転座52は、スタットボルト36を挿通する挿通孔52aを備える。座金50は、座金本体51と回転座52の姿勢を調整することで、回転軸18が延びる方向から見て、遊嵌孔30gに対する挿通孔52aの位置を調整可能である。
図7A及び図8に示すように、座金本体51は、摺接部30eの上面に移動可能に配置された所定の厚みの円板状である。座金本体51の外径は、遊嵌孔30gの内径よりも大きく、据付プレート30の径方向における摺接部30eの上面の寸法よりも小さい。座金本体51には、遊嵌孔30gに連通する連通孔51aと、回転座52を回転可能に保持する保持部51bとが設けられている。
連通孔51aは、スタットボルト36が貫通される円形状の孔である。座金本体51が延びる方向(つまり軸線Aと直交する方向)へのスタットボルト36の相対的な移動を許容するように、連通孔51aの直径はスタットボルト36の直径よりも大きく形成されている。図9及び図10Aから図10Cに示すように、遊嵌孔30gに対する連通孔51aの位置は、据付プレート30に対する座金本体51の姿勢(回転角度位置)によって変更可能である。
具体的には、図7A及び図9に示すように、遊嵌孔30gの軸線A1上に座金本体51の中心点O1を配置した状態で、連通孔51aは次のように形成されている。連通孔51aの中心点O2は、座金本体51の中心点O1(遊嵌孔30gの軸線A1)と間隔D1をあけて位置する。この間隔D1は、遊嵌孔30gの半径r1の半分未満に設定されている。連通孔51aの半径r2は、遊嵌孔30gの半径r1よりも小さく、遊嵌孔30gの半径r1の半分よりも大きい。より具体的には、連通孔51aの半径r2は、平面視で遊嵌孔30gの内周面に内接する寸法に設定されている。
図7A及び図8を参照すると、保持部51bは、円形状に形成された凹部からなり、その円形状の底面に連通孔51aが同心円状に設けられている。保持部51bの直径は連通孔51aの直径よりも大きい。保持部51bの軸方向の深さは、本実施形態では回転座52の軸方向の厚みと同一にしているが、回転座52の厚みとは異なっていてもよい。
回転座52は、保持部51bの直径と概ね同一直径の円板状で、保持部51b内(座金本体51上)に回転可能に配置されている。回転座52には、連通孔51aに連通し、スタットボルト36が挿通される挿通孔52aが設けられている。
挿通孔52aは、回転座52の軸方向に貫通する円形状の孔である。挿通孔52aの直径は、スタットボルト36の直径よりも大きく、挿通孔52aの軸線に対して定められた角度で傾斜したスタットボルト36を挿通可能な大きさに設定されている。図9に示すように、座金本体51の中心点O1から挿通孔52aが最も離れて位置する回転座52の姿勢において、挿通孔52aは遊嵌孔30g内に位置する。図11Aから図11Cに示すように、連通孔51aに対する挿通孔52aの位置は、座金本体51に対する回転座52の姿勢(回転角度位置)によって変更可能である。
具体的には、図9に示すように、挿通孔52aの中心点O3は、回転座52の中心(つまり連通孔51aの中心点O2)と間隔D2をあけて位置する。この間隔D2は、前述した間隔D1と同一に設定されている。これにより、保持部51b内での回転座52の回転によって、挿通孔52a(つまりスタットボルト36)は、座金本体51の中心点O1(つまり遊嵌孔30gの軸線A1)に位置することが可能である(図9B参照)。
回転座52には、第2ナット38の球面状の突部38aが嵌合する凹部52bが形成されている。凹部52bは、突部38aを相補する球面状の窪みであり、回転座52を軸方向から見て挿通孔52aと同心円状に設けられている。
このように構成された座金50は、据付プレート30に対する座金本体51の自転と、座金本体51に対する回転座52の自転とを、個別に行うことが可能である。これらの自転によって、遊嵌孔30gに対する連通孔51aの位置と、連通孔51aに対する挿通孔52aの位置とを調整できる。その結果、遊嵌孔30g内の所定位置に挿通孔52a(つまりスタットボルト36)を配置できる。
具体的には、図9及び図10Aから図10Cに示すように、遊嵌孔30gの軸線A1を中心として座金本体51が自転することにより、遊嵌孔30g内において連通孔51a(回転座52)が軸線A1(中心点O1)を中心として公転する。連通孔51aは、回転座52が特定の姿勢の場合には遊嵌孔30g内の一部にしか連通しないが、回転座52の自転によって遊嵌孔30g内の全領域に順次連通可能である。なお、座金本体51の中心点O1から挿通孔52aが最も離れて位置する回転座52の姿勢の場合、挿通孔52aは、遊嵌孔30gの内周面に沿って公転する(回転軌跡T1)。
図9及び図11Aから図11Cに示すように、中心点O2を中心として回転座52が自転することにより、連通孔51a内において挿通孔52aが中心点O2を中心として公転する(回転軌跡T2)。これにより、挿通孔52aは、連通孔51a内において中心点O1と中心点O3の間の所定位置に移動できる。
つまり、座金本体51の自転によって遊嵌孔30gの周方向における挿通孔52aの配置領域が調整され、回転座52の自転によって遊嵌孔30gの径方向における挿通孔52aの位置が調整される。これにより、遊嵌孔30g内における取付孔32fの上方に挿通孔52aを配置し、挿通孔52aを貫通させたスタットボルト36に第2ナット38を螺合できる。
例えば、図1Aに示すように、ポンプ床2が水平な場合、基準線Lに一致させた固定プレート32の軸線と据付プレート30の軸線を一致させることで、基準線Lとポンプケーシング12の軸線Aとが一致する。この場合、図7Aに示すように、取付孔32fの軸線A2と遊嵌孔30gの軸線A1も一致する。そのため、図11Bに示すように、座金本体51に対する回転座52の姿勢は、挿通孔52aが座金本体51の中心点O1に位置するように、調整される。
図1Bに示すように、ポンプ床2が左下がりに傾いた場合、ポンプケーシング12の軸線Aを基準線Lと一致させるには、図1Cに示すように、ポンプ床2に対してポンプケーシング12を時計回りに揺動させる必要がある。この場合、ポンプケーシング12と一緒に据付プレート30が固定プレート32に対して移動するため、図7Bに示すように、取付孔32fの軸線A2と遊嵌孔30gの軸線A1とは離反する。
ポンプ床2が右下がりに傾いた場合、ポンプケーシング12の軸線Aを基準線Lと一致させるには、ポンプ床2に対してポンプケーシング12を反時計回りに揺動させる必要がある。この場合、ポンプケーシング12と一緒に据付プレート30が固定プレート32に対して移動するため、図7Cに示すように、取付孔32fの軸線A2と遊嵌孔30gの軸線A1とは離反する。
座金50の挿通孔52a(スタットボルト36)は、前述のように遊嵌孔30g内の希望位置に配置可能である。よって、遊嵌孔30gに対する座金本体51の姿勢と、座金本体51に対する回転座52の姿勢とを調整することで、図7B及び図7Cに示すように、取付孔32fの軸線A2上に挿通孔52aを配置し、遊嵌孔30gの軸線A1上に座金本体51の中心点O1を一致させることができる。
以上のように、第2実施形態の座金50は、スタットボルト36の相対的な移動を許容する連通孔51aを有する座金本体51と、座金本体51に対する姿勢変更によって連通孔51aに対する挿通孔52aの位置を変更可能な回転座52とを備える。よって、遊嵌孔30gに対する座金本体51の姿勢を調整し、座金本体51に対する回転座52の姿勢を調整することで、固定プレート32に対して据付プレート30を締結部材35によって確実に締結できる。
具体的には、座金本体51と回転座52の姿勢調整によって、取付孔32fの軸線A2上に挿通孔52aを配置できる。よって、スタットボルト36の傾斜を最小限に抑えることができるため、第2ナット38による締結力を据付プレート30に確実に加えることができる。また、座金本体51と回転座52の姿勢調整によって、遊嵌孔30gを塞ぐように座金本体51を配置できる。よって、座金50を介して第2ナット38による締結力を据付プレート30に均等に加えることができる。これらにより、締結部材35によって固定プレート32に対して据付プレート30を確実に締結でき、ポンプ床2に対するポンプ10を確実に維持できる。
なお、本発明のポンプ10は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、取付部30aの構成は、摺接部30eに対して据付プレート30の軸方向に隣接していれば、必要に応じて変更が可能である。
収容部30hの形状は、据付プレート30外周面30iから内周面30jに向けて窪む円環状の空間に限られず、必要に応じて変更が可能である。
上壁部30bには開口部30kを設けなくてもよい。また、収容部30hを塞ぐカバー44を配置しなくてもよい。
座金本体51に保持部51bを設けずに、座金本体51の上面に回転座52を直接配置してもよい。
ポンプ10及びポンプ設備は、ポンプ床2とモータ床3を備える二床式に限られず、ポンプ床2のみを備える一床式であってもよい。
1 吸水槽
2 ポンプ床(据付床)
2a 貫通孔
3 モータ床
3a 貫通孔
10 立軸ポンプ(ポンプ)
12 ポンプケーシング
12a 吸込口
13 揚水管
14 軸受ケーシング
15 吐出管
16 モータ台
16a 支持プレート
18 回転軸
19 軸封装置
21 羽根車
25 取付機構
28 フランジ部(突出部)
30 据付プレート
30a 取付部
30b 上壁部
30c 内壁部
30d ボルト孔
30e 摺接部(第1摺動部)
30f 摺接面(第1摺動面)
30g 遊嵌孔
30h 収容部
30i 外周面
30j 内周面
30k 開口部
32 固定プレート
32a 固定部
32b 固定孔
32c 摺接部(第2摺動部)
32d 摺接面(第2摺動面)
32e 凹溝
32f 取付孔
32g 収容部
32h 球面受部
32i 挿通部
33 シール部材
35 締結部材
36 スタットボルト(ネジ軸)
37 第1ナット(頭部)
37a 突部
38 第2ナット(ナット)
38a 突部
39 球面座金
40 座金
40a 挿通孔
42 キャップ
44 カバー
46 支持部材
50 座金
51 座金本体(第1部材)
51a 連通孔
51b 保持部
52 回転座(第2部材)
52a 挿通孔
52b 凹部
A 揚水管の軸線
L 基準線

Claims (6)

  1. 据付床の貫通孔から下向きに突出する揚水管を有するポンプケーシングと、
    前記据付床に前記ポンプケーシングを取り付けるための取付機構と
    を備え、
    前記取付機構は、
    前記揚水管の軸線を中心として外向きに突出するように、前記ポンプケーシングに設けられた環状の突出部と、
    前記突出部に取り付けられた環状の取付部と、前記取付部の下側に隣接して設けられ、球面凹部及び前記球面凹部を相補する球面凸部のうちの一方からなる第1摺接部とを有する環状の据付プレートと、
    前記貫通孔を取り囲むように前記据付床に敷設され、前記球面凹部及び前記球面凸部のうちの他方からなる第2摺接部を有し、前記第1摺接部が前記第2摺接部上に配置された環状の固定プレートと、
    前記固定プレートに対して前記据付プレートを締結する締結部材と
    を備え、
    前記取付部には、前記締結部材のうちの前記第1摺接部から突出する上部を収容する収容部が設けられている、ポンプ。
  2. 前記取付部は、前記突出部に締結される環状の上壁部と、上壁部の内周部から下向きに突出する筒状の内壁部とを有し、
    前記第1摺接部は、前記内壁部の下端に連なっており、
    前記収容部は、前記上壁部、前記内壁部、及び前記第1摺接部によって画定されている、請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記収容部の外周を塞ぐカバーを備える、請求項2に記載のポンプ。
  4. 前記上壁部には、前記締結部材の前記上部を露出させる開口部が設けられている、請求項2又は3に記載のポンプ。
  5. 前記締結部材は、
    前記第2摺接部から突出して前記第1摺接部を貫通するネジ軸と、
    前記ネジ軸の下端に設けられ、上向きに突出する球面状の突部を有する頭部と、
    前記ネジ軸の上端に取り付けられ、下向きに突出する球面状の突部を有するナットと
    を備え、
    前記固定プレートの前記第2摺接部には、前記頭部の前記突部を相補する形状の球面受部と、前記ネジ軸の揺動を許容する挿通部とを有する取付孔が設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載のポンプ。
  6. 前記第1摺接部には、前記ネジ軸の相対的な移動を許容する遊嵌孔が設けられ、
    前記締結部材は、前記第1摺接部上に配置され、前記遊嵌孔よりも大径の第1部材と、前記第1部材上に移動可能に配置された第2部材とを有する座金を備え、
    前記第1部材は、前記遊嵌孔と連通するとともに前記ネジ軸が貫通され、前記第1部材が延びる方向への前記ネジ軸の相対的な移動を許容する連通孔を有し、
    前記第2部材は、前記連通孔と連通するとともに前記ネジ軸が挿通され、前記第1部材に対する前記第2部材の姿勢の変更によって前記連通孔に対する位置を変更可能な挿通孔を有する、請求項5に記載のポンプ。
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