JP2006294863A - 半導体製造用熱処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高耐食性合金を用いることなく、金属腐食の塵による半導体ウェハの品質低下を抑制し得る半導体製造用熱処理装置を提供する。
【解決手段】 拡散装置20では、炉体21に接続されたスカベンジャ28内に、炉心管22に連通する石英ガラス製の外筒体30αを設け、外筒体30αの内部空間Kを通して炉心管22に半導体ウェハWを搬入搬出する。これにより、炉心管22内で発生した金属腐食性の反応生成ガスが、外筒体30αの内部空間Kを通過したり滞留したりするときに内壁面31cに接触しても、当該反応生成ガスによって内壁面31cが金属腐食されることがない。したがって、内部空間K内における金属腐食による生成物の発生を防止するため、炉心管22に搬入出する際にこのような生成物の付着を原因とする半導体ウェハWの品質低下を抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、適宜なガス雰囲気中で半導体ウェハに熱処理を施す半導体製造用熱処理装置に関するものである。
半導体装置の製造工程においては、適宜なガス雰囲気中で半導体ウェハに熱処理を施すために種々の半導体製造用熱処理装置が使用されており、熱拡散炉、熱酸化炉、リフロー炉、アニール炉等がある。このような半導体製造用熱処理装置では、例えば、半導体ウェハに対するボロンやリン等の不純物の付着性を向上させるため、媒体ガスとしてハロゲン化合物(適宜なガス)を用いることがあるが、その一方で、半導体ウェハの酸化膜形成時に発生し得るアルカリ金属イオンを除去するためや炉心管を清掃するために、塩素ガスや塩素系の有機溶剤が用いられる場合がある。
この場合、炉心管内では、これらの塩素ガス等とハロゲン化合物の媒体ガスとが反応して塩酸やハロゲン化水素が発生し得る。そのためこのような金属腐食性のあるガス(以下「反応生成ガス」という)を炉外に排気する必要から、炉内の反応生成ガスを外部に排気する排気装置が半導体製造用熱処理装置に付加されていることが多い。
ところが、このような排気装置では、反応生成ガスが流れる部分や滞留する部分にも、通常のステンレス(SUS304やSUS316等)が使用されている。そのため、当該部分を構成する内壁等は、反応生成ガスに長時間晒されることにより金属腐食を免れることはできない。そこで、例えば、下記特許文献1に開示される「半導体装置用拡散炉の排気装置」のように、反応生成ガスに対して比較的耐食性の高い金属(Cr、Mo、W、Feを含むNi基合金;以下「高耐食性合金」という)を当該部分の内壁に用いることで、反応生成ガスに対する耐食性を高め得る構成を採っている。
特許3413944号公報
しかしながら、(1) 上記特許文献1の開示技術によると、排気装置を高耐食性合金を用いて構成することにより反応生成ガスに対する耐食性を高め得るものの、そのような高耐食性合金は一般に高価である。そのため、設備コストの増大を招き、当該排気装置の導入に障害となり得る。
(2) このような高耐食性合金を用いて排気装置を構成した場合にも、使用時間の経過に伴い少なからずとも金属腐食が発生するため、腐食するまでの時間を長期化することはできても、使用により必ず交換時期が到来する。このため、(1) で掲げた設備コストの増大という問題が、交換時には保守コストの増大として現れることから、当該排気装置の導入にさらなる障害を与え得る。
(3) このような排気装置の内壁に通常のステンレスを用いた場合には、反応生成ガスによる金属腐食によって発生した塵が、当該装置内を通る半導体ウェハに付着し、当該半導体ウェハが金属汚染される。そのため、かかる内壁の金属腐食が熱処理された半導体ウェハの品質不良に直結する一方で、このような塵の付着を防止するために当該排気装置を定期的に洗浄する必要も生じるため、洗浄作業に伴う作業工数の増大をも招く。
(4) このような洗浄作業を行っても、排気装置の内壁に金属腐食が生じる限り、それによる塵の発生は根本的には防ぐことはできない。そのため、このような塵による金属汚染を原因とした半導体ウェハの品質低下を高耐食性合金を用いることなく、効果的に抑制することは難しい。
(5) また、半導体ウェハの品質低下は、このような金属腐食による塵に限られず、炉内の雰囲気をつくり出す適宜なガスが、排気装置の内壁等に接触して冷却されても生じる。即ち、かかる適宜なガスはその温度低下により液化や固化することから、それが塵となって半導体ウェハに付着した場合には半導体ウェハの品質低下の原因となる。このため、かかる金属腐食以外の塵による半導体ウェハの品質低下に対しては、上記特許文献1の開示技術では効果は期待できない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、高耐食性合金を用いることなく、金属腐食の塵による半導体ウェハの品質低下を抑制し得る半導体製造用熱処理装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、適宜なガスが液化または固化した塵による半導体ウェハの品質低下を抑制し得る半導体製造用熱処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の半導体製造用熱処理装置では、半導体ウェハ[W]を内部に搬入可能な開口部[22a]および適宜なガスを前記内部に導入可能なガス導入部[22b]を有し、前記ガス導入部[22b]から導入された前記適宜なガスにより前記内部に収容された前記半導体ウェハ[W]の周囲を当該ガス雰囲気に維持可能な炉心管[22]と、前記炉心管[22]の外周を覆い当該炉心管[22]を加熱して前記ガス雰囲気中の前記半導体ウェハ[W]を前記炉心管[22]内で熱処理可能な炉体[21]と、前記半導体ウェハ[W]が通過可能な内部空間[K]を前記炉体[21]外で形成可能な筒状に非金属により形成され、外部から前記内部空間[K]に前記半導体ウェハ[W]を取込可能かつ前記内部空間[K]から前記外部に前記半導体ウェハ[W]を取出可能な入出口[Ka]を一端側[31a]に有し、前記内部空間[K]から前記炉心管[22]内に前記半導体ウェハ[W]を搬入可能かつ前記炉心管[22]内から前記内部空間[K]に前記半導体ウェハ[W]を搬出可能に前記開口部[22a]に連通し得る連通口[Kb]を他端側[31b]に有し、前記炉心管[22]内で発生する金属腐食性の反応生成ガスを前記炉心管[22]内から前記内部空間[K]を介して前記外部に排気可能な排気口[33a]を前記連通口[Kb]の近傍に有する外筒体[30α、30α’、30β、30β’、30γ、30γ’]と、前記入出口[Ka]、前記連通口[Kb]および前記排気口[33a]を除いた前記外筒体[30α等]の周囲を覆うとともに前記炉体[21]に連結される排気部本体[28]と、を備えることを技術的特徴とする。なお、[ ]内の数字等は、[発明を実施するための最良の形態]の欄で説明する符号に対応し得るものである(以下同じ)。
特許請求の範囲に記載の請求項2の半導体製造用熱処理装置では、請求項1記載の半導体製造用熱処理装置において、前記炉心管[22]の開口部[22a]は、前記炉心管[22]内で発生した前記反応生成ガスを前記外筒体[30α等]の内部空間[K]に排気するために必要な最小限の長さ[L]だけ前記炉体[21]から前記外筒体[30α等]の内部空間[K]に突出していることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項3の半導体製造用熱処理装置では、請求項1または2記載の半導体製造用熱処理装置において、前記外筒体[30α等]は、前記炉心管[22]の加熱期間中においても、前記排気部本体[28]から取り外し可能に構成されることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項4の半導体製造用熱処理装置では、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置において、前記外筒体[30α、30α’、30β、30β’]は、前記内部空間[K]を形成する内壁面[31c]に前記適宜なガスまたは前記反応生成ガスが接触して発生した生成物[F]を前記外筒体[30α、30α’、30β、30β’]の外部に排出可能な隙間部[S、S’]を重力方向下側に有することを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項5の半導体製造用熱処理装置では、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置において、前記外筒体[30β、30β’]は、前記内部空間[K]を形成する内壁面[31c]に前記適宜なガスまたは前記反応生成ガスが接触して発生した生成物[F]を貯留可能な貯留部[47a、57a]を重力方向下側に有することを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項6の半導体製造用熱処理装置では、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置において、前記外筒体[30α等]は、前記内部空間[K]を形成する内壁面[31c]が当該外筒体[30α等]の径方向断面形状を略円形状とする曲面状に形成されていることを技術的特徴とする。
特許請求の範囲に記載の請求項7の半導体製造用熱処理装置では、請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置において、前記外筒体[30α等]は、前記内部空間[K]を形成する内壁面[31c]が石英により構成されることを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、炉体[21]に連結された排気部本体[28]内に、炉心管[22]に連通する非金属の外筒体[30α等]を設け、外筒体[30α等]の内部空間[K]を通して炉心管[22]に半導体ウェハ[W]を搬入搬出する。これにより、炉心管[22]内で発生した金属腐食性の反応生成ガスが、外筒体[30α等]の内部空間[K]を通過したり滞留したりするときに内壁面[31c]に接触しても、当該反応生成ガスによって内壁面[31c]が金属腐食されることがない。したがって、内部空間[K]における金属腐食による塵[F]の発生を防止するため、高耐食性合金を用いることなく、炉心管[22]に半導体ウェハ[W]を搬入出する際にこのような塵[F]の付着を原因とする半導体ウェハ[W]の品質低下を抑制することができる。
請求項2の発明では、炉心管[22]の開口部[22a]は、炉心管[22]内で発生した反応生成ガスを外筒体[30α等]の内部空間[K]に排気するために必要な最小限の長さ[L]だけ炉体[21]から外筒体[30α等]の内部空間[K]に突出している。これにより、内部空間[K]で冷却される炉心管[22]の開口部[22a]部分を最小限にするため、炉心管[22]から出た適宜なガスが当該冷却された開口部[22a]部分に接触して液化や固化するのを最小限に抑えることができる。したがって、適宜なガスの液化や固化による塵[F]の発生を低下させることから、このような金属腐食以外の塵による半導体ウェハ[W]の品質低下を抑制することができる。
請求項3の発明では、外筒体[30α等]は、炉心管[22]の加熱期間中においても、排気部本体[28]から取り外し可能に構成される。これにより、たとえ外筒体[30α等]の内壁面等に塵[F]が付着しても、炉心管[22]内の温度を低下させることなく、外筒体[30α等]の交換や洗浄を行うことができる。したがって、炉心管[22]の加熱を一旦中断してから外筒体[30α]を交換等する場合に比べて、半導体製造プロセスの停止時間を大幅に削減することができる。
請求項4の発明では、外筒体[30α、30α’、30β、30β’]は、内部空間[K]を形成する内壁面[31c]に適宜なガスまたは反応生成ガスが接触して発生した生成物[F]を外筒体[30α、30α’、30β、30β’]の外部に排出可能な隙間部[S、S’]を重力方向下側に有する。これにより、適宜なガスまたは反応生成ガスが外筒体[30α、30α’、30β、30β’]に接触してこれらの生成物[F]が外筒体[30α、30α’、30β、30β’]内で発生しても、このような生成物[F]を隙間部[S、S’]から外部に排出することができる。したがって、排気部本体[28]から外筒体[30α、30α’、30β、30β’]を取り外すことなく、このような生成物[F]を容易に除去することができる。
請求項5の発明では、外筒体[30β、30β’]は、内部空間[K]を形成する内壁面[31c]に適宜なガスまたは反応生成ガスが接触して発生した生成物[F]を貯留可能な貯留部[47a、57a]を重力方向下側に有する。これにより、適宜なガスまたは反応生成ガスが外筒体[30β、30β’]に接触してこれらの生成物[F]が外筒体[30β、30β’]内で発生しても、このような生成物[F]が重力方向下側に移動した場合には貯留部[47a、57a]に貯留することができる。例えば、生成物[F]が液状の場合には、重力方向下側に移動する可能性が高いので、下方に移動した液状の生成物[F]を当該貯留部[47]に溜めることができ、また外筒体[30β、30β’]の洗浄を容易にすることができる。
請求項6の発明では、外筒体[30α等]は、内部空間[K]を形成する内壁面[31c]が当該外筒体[30α等]の径方向断面形状を略円形状とする曲面状に形成されている。これにより、内壁面[31c]に適宜なガスまたは反応生成ガスが接触して生成物[F]が発生しても、内壁面[31c]が曲面状である分、内壁面[31c]が平面状である場合に比べて当該内壁面[31c]から滴下し難く、当該内壁面[31c]を伝わって重力方向下方に移動し易い。したがって、生成物[F]が内壁面[31c]から滴下する確率を減少させるため、生成物[F]の滴下による半導体ウェハ[W]の品質低下を抑制することができる。
請求項7の発明では、外筒体[30α等]は、内部空間[K]を形成する内壁面[31c]が石英により構成されることから、高耐食性合金を用いて外筒体[30α等]を構成する場合に比べて安価に構成することができる。したがって、設備コストおよび保守コストのいずれについても大幅な増加を伴うことなく、半導体ウェハ[W]の品質低下を抑制することができる。
以下、本発明の半導体製造用熱処理装置を、半導体製造プロセスの熱拡散工程に用いられる拡散装置(以下「拡散装置」という)に適用した実施形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る拡散装置20では図1〜図6を参照する。まず、拡散装置20の基本的な構成を図1および図2に基づいて説明する。なお、図1には、拡散装置20の構成例が示されており、また図2には、拡散装置20を構成する外管31αの構成例が示されている。
図1に示すように、拡散装置20は、主に、炉体21、炉心管22、スカベンジャ28、外筒体30α等から構成されており、適宜なガス雰囲気中で半導体ウェハWに熱処理を施し得るものである。本実施形態では、「熱処理」とは、例えば、ボロンやリン等の不純物を半導体ウェハWに良好に付着させるための媒体ガス(例えばハロゲン化合物)雰囲気中で、半導体ウェハWを高温処理することをいう。なお、図1(A) は、拡散装置20の縦断面図(図1(B) に示す1A−1A線断面図)、図1(B) は、拡散装置20の横断面図(図1(A) に示す1B−1B線断面図)である。また、図1(A) に示す符号Bは、複数枚の半導体ウェハWを立てた状態で保持可能な横型ボートを示し、また符号Hは、その横型ボートBをスカベンジャ28、炉心管22内に搬入・搬出可能なハンドラを示す。なお、媒体ガスは、特許請求の範囲に記載の「適宜なガス」に相当し得るものである。
炉体21は、その筐体21a内に、炉心管22、ヒータ23、ソフトブロック24、ハードブロック25等を備えており、炉心管22の外周を覆うヒータ23により炉心管22を加熱して適宜なガス雰囲気中の半導体ウェハWを炉心管22内で熱処理可能にするものである。なお、ヒータ23は、炉心管22の外周に巻回される電熱コイルで所定のヒータ電流を図略の電源装置から供給可能に構成されている。またソフトブロック24は、ヒータ23の周囲を覆うように設けられるグラスウール等からなる断熱材である。ハードブロック25は、炉体21から僅かに突出する炉心管22の開口部22aの周囲を環状に覆い得る円環形状に形成されたセラミック等からなるの断熱材である。
炉心管22は、例えば、石英ガラスからなる円筒形状を有するもので、一端側に半導体ウェハWを炉心管22の内部に搬入可能な開口部22a、他端側に媒体ガスを当該内部に導入可能なガス導入部22bをそれぞれ有し、ガス導入部22bから導入された媒体ガスにより当該内部に収容された半導体ウェハWの周囲を媒体ガス雰囲気に維持可能に構成されている。なお、この炉心管22は、炉体21のヒータ23により加熱されて内部の媒体ガス雰囲気が所定温度以上に達することで、当該媒体ガス雰囲気中に置かれた半導体ウェハWの熱処理を可能にしている。
ところで、このような炉心管22では、[背景技術]の欄で述べたように、半導体ウェハWの熱処理が行われることに伴って金属腐食性のある反応生成ガスが炉心管22内で発生し得る。このため、発生した反応生成ガスを炉心管22の内から炉心管22の外に排気する必要から、炉心管22の開口部22aは、通常、炉体21から外側に突出している。しかし、このように炉体21の外に突出した部分は、外気によって冷却されることから、開口部22aの突出量が必要以上に設定されていると、当該突出部分に媒体ガスが接触することにより当該突出部分において媒体ガスの温度が低下し媒体ガスの液化や固化を招く。そして、このような媒体ガスの固化等により発生した生成物Fが半導体ウェハWに付着することで、半導体ウェハWの品質低下の原因となり得る。
そこで、本実施形態に係る拡散装置20では、図1(A) に示すように、炉心管22の開口部22aの突出量Lを、炉心管22の内で発生した反応生成ガスを炉心管22の外、つまり後述する外筒体30αの内部空間Kに排気するために必要な最小限の長さに設定している。なお、図1(A) に示す炉心管22の突出量Lは、図面上その存在を明確にするため誇張して表現されているが、実際には、例えばミリメートルオーダに設定されている。
スカベンジャ28は、炉体21の前面側、つまり半導体ウェハWの搬入出側に連結されることにより、炉心管22で発生した反応生成ガスや媒体ガスを吸気して外部に排出し得る機能を有する排気装置で、「フロントスカベンジャ」とも称される。即ち、スカベンジャ28は、炉心管22の開口部22aよりも大径に設定された角柱形状の筒体で、一端側に炉体21に連結可能な連結部28aを有し、他端側に半導体ウェハWを立てた横型ボートBを受け入れ可能な搬入出口28bを有するとともに、後述する外筒体30αを収容可能な大きさに設定されている。
このスカベンジャ28には、炉心管22で発生した反応生成ガスや媒体ガスを外部に排出するための排気管29が径方向側方(図1(B) に示すY方向)に突出するように形成され、当該排気管29は図略の吸引ポンプに接続されている。これにより、反応生成ガス等を当該排気管29を介して外部に導出可能にしている。なお、このスカベンジャ28はその内壁面に、例えば、通常のステンレス(SUS304やSUS316等)を使用しいるため、内部に外筒体30αを収容することにより、炉心管22から排出された金属腐食性のある反応生成ガス等が当該内壁面に極力接触しないようにしている。なお、スカベンジャ28は、特許請求の範囲に記載の「排気部本体」に相当し得るものである。
図1および図2に示すように、外筒体30αは、筒状部31、排気ポート33、支持部35およびドレンポート37により構成されている。
筒状部31は、金属腐食性のある反応生成ガス等に高い耐性をもつ石英ガラス等の非金属からなる略円筒形状の筒体で、前述したスカベンジャ28内に収容可能な大きさで、かつ、半導体ウェハWを立てた横型ボートBが通過可能な内部空間Kを形成し得る内径Dに設定されている。
この筒状部31の搬入端部31a(一端側)には、横型ボートBに立てられた半導体ウェハWを外部から内部空間Kに取込可能かつ内部空間Kから外部に当該半導体ウェハWを取出可能な入出口Kaが形成されている。また筒状部31の炉側端部31b(他端側)には、横型ボートBに立てられた半導体ウェハWを当該内部空間Kから炉心管22内に搬入可能かつ当該半導体ウェハWを炉心管22内から内部空間Kに搬出可能な連通口Kbが、炉心管22の開口部22aに連通可能に形成されている。
また、この筒状部31の連通口Kbの近傍には、前述したスカベンジャ28の排気管29に連結可能に構成される排気ポート33が形成されており、この排気ポート33によって、炉心管22内で発生する金属腐食性の反応生成ガスを炉心管22内から内部空間Kを介して外部に排気可能にしている。例えば本実施形態では、スカベンジャ28の排気管29の内径よりも小径に排気ポート33の外径を設定するとともに、炉心管22の開口部22aに連通可能にスカベンジャ28内に収容した状態で排気ポート33を排気管29内に挿入可能な位置に径方向側方(図1(B) 、図2に示すY方向)に突出状に形成している。
なお、このような突出形状の排気ポート33を形成することなく、例えば、図2(A) に示すように、排気ポート33を形成すべき位置およびその周囲(図2(A) に示す斜線部の範囲)に、筒状部31の一部を切り取ったような空間形状を有する切欠部31dによる排気ポート33’を形成しても良い。これにより排気ポートを簡易に構成できる。
支持部35は、筒状部31の安定した載置を可能にするために筒状部31に取り付けられている4本の柱状部材で、スカベンジャ28内に収容された筒状部31の炉側端部31bを炉心管22の開口部22aに連通可能な位置関係に維持し得るように、これらの長さ等が設定されている。
ドレンポート37は、筒状部31の軸方向(図1(A) 、図2(A) に示すX軸方向)に沿った長溝状のスリットSを筒状部31に形成するもので、スリットSを仕切る筒状部31の周壁端部を延長するように重力方向(図1(B) 、図2に示すZ軸下方向)に延びる板状のガイド部37aを備えている。このように構成することによって、筒状部31の内部空間Kを形成する内壁面31cに媒体ガスまたは反応生成ガスが接触して発生した生成物Fを、ガイド部37aに沿って筒状部31の外部に排出可能にしている。なお、ドレンポート37は、特許請求の範囲に記載の「隙間部」に相当し得るものである。
このように外筒体30αは、略円筒形状の筒状部31を中心にその径方向外側(図1、図2に示すY軸方向およびZ軸方向)に向かって排気ポート33、支持部35やドレンポート37が凸状に形成されているため、図2(B) に示すように、径方向断面形状の最大外形寸法30mがスカベンジャ28の内形寸法28mよりも小さくなるように設定されている。これにより、外筒体30αの周囲を覆うスカベンジャ28を、炉体21から取り外すことなく、スカベンジャ28内から外筒体30αを外部に取り出すことができ、また外部からスカベンジャ28内に外筒体30αを取り付けることができる。
このため、炉心管22の加熱期間中においても、このような外筒体30αの取付作業や取外作業ができるので、筒状部31の内壁面31cに生成物Fが付着しても、炉心管22内の温度を低下させることなく、外筒体30αの交換・洗浄といった保守作業や保全作業を行うことができる。したがって、炉心管22の加熱を一旦中断してから外筒体30αを交換等する場合に比べ、半導体製造プロセスの停止時間を大幅に削減することができる。
ここで、外筒体30αの改変例を図3および図4を参照して説明する。
前述した外筒体30αでは、ドレンポート37として、重力方向に延びる板状のガイド部37aを備えたものを例示したが、例えば、図3に示す外筒体30β(改変例1-1 )のような貯留部47aを備えたドレンポート47でも良い。
即ち、筒状部31の軸方向(図3(A) に示すX軸方向)に沿った長溝状のスリットSを筒状部31に形成するのであるが、筒状部31の周壁を延長するように重力方向(図3に示すZ軸下方向)に延びる板状のガイド部37aを設けるのではなく、ドレンポート47では、「?」記号の点を除いた部分を横に寝かせたような断面形状に、スリットSを仕切る周壁端部、つまり貯留部47aを形成する。これにより、内部空間Kを形成する内壁面31cに媒体ガスまたは反応生成ガスが接触して生成物Fが発生しても、このような生成物Fが重力方向下側に移動した場合には当該貯留部47aに貯留することができる。例えば、生成物Fが液状の場合には、重力方向下側に移動する可能性が高いので、下方に移動した液状の生成物Fを当該貯留部47aに溜めることができ、また外筒体30βの洗浄を容易にすることができる。
また、図4に示す外筒体30γ(改変例1-2 )のような受器部57aを備えたドレンポート57でも良い。筒状部31の軸方向(図4(A) に示すX軸方向)に沿った長溝状のスリットS’を筒状部31に形成するのであるが、外部空間に連通するようなスリットSを設けるのではなく、筒状部31の周壁を延長するように重力方向(図4に示すZ軸下方向)に延びる板状のガイドに蓋を設けて形成した長箱状の受器部57aを有するドレンポート57を形成する。これにより、内部空間Kを形成する内壁面31cに媒体ガスまたは反応生成ガスが接触して生成物Fが発生しても、このような生成物Fが重力方向下側に移動した場合には当該受器部57aに保持することができ外部への流出を防止できるので、外部への流出阻止を要求される生成物Fに対して特に有効である。なお、受器部57aは、特許請求の範囲に記載の「貯留部」に相当し得るものである。
なお、本実施形態では、外筒体30α、30β、30γに円筒状の筒状部31を採用していることから、その内部空間Kを形成する内壁面31cは、これら外筒体30α等の径方向断面形状を略円形状とする曲面状に形成されている。これにより、図5(A) に示すように、内壁面31cに媒体ガスや反応生成ガスが接触して生成物Fが発生しても、内壁面31cが曲面状である分、内壁面31cが平面状である場合に比べて内壁面31cから滴下し難く、内壁面31cを伝わって重力方向下方に移動し易い。
即ち、図5(B) に示すように、筒状部131の内部空間KKを形成する内壁面131cが平面状である場合には、重力方向上側に付着した生成物F’は滴となって真下に滴下する可能性が高く、滴下した生成物F’が半導体ウェハWに付着することで品質低下を招く要因となる。しかし、本実施形態に係る外筒体30α等では、内壁面31cを曲面状に形成することで、このような生成物F’が滴下する確率を減少させるので、生成物Fの滴下による半導体ウェハWの品質低下を抑制することができる。
また、前述した外筒体30βの筒状部31には、ドレンポート47に貯留部47aを備えているので、図5(A) に示すように、内壁面31cを伝って下りてきた液状の生成物Fを当該貯留部47aに溜めることができる。これにより、図5(B) に示すように、内壁面131cが平面状である場合に比べて、停留した生成物F”の存在箇所を減少させることができるので、交換後の外筒体30βの洗浄作業において、冷えて固着した生成物F”を除去する際の作業効率を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る拡散装置20によると、炉体21に接続されたスカベンジャ28内に、炉心管22に連通する石英ガラス製の外筒体30α、30β、30γを設け、これら外筒体30α等の内部空間Kを通して炉心管22に半導体ウェハWを搬入搬出する。これにより、炉心管22内で発生した金属腐食性の反応生成ガスが、外筒体30α等の内部空間Kを通過したり滞留したりするときに内壁面31cに接触しても、当該反応生成ガスによって内壁面31cが金属腐食されることがない。したがって、内部空間K内における金属腐食による生成物Fの発生を防止するため、高耐食性合金を用いることなく、炉心管22に搬入出する際にこのような生成物Fの付着を原因とする半導体ウェハWの品質低下を抑制することができる。
なお、図6(A) には、本実施形態に係る拡散装置20により半導体ウェハWを熱拡散処理した場合における半導体ウェハWに付着した異物(生成物F)の数を外筒体30α等の交換(洗浄)後からの経過日数に従ってカウントした結果が示されている。これに対し、図6(B) には、スカベンジャ28から外筒体30α等を除いた構成による拡散装置により半導体ウェハWを熱拡散処理した場合の同様のカウント結果が示されている。
これらの結果から、本実施形態に係る拡散装置20を用いて熱処理を行った場合の異物数は、最大数個/日であるのに対し、外筒体30α等のない拡散装置を用いて熱処理を行った場合の異物数は、最大30個/日を超える。以上から、スカベンジャ28内に外筒体30α等を備えることによって、生成物Fの付着を1/3以下(67%削減)に抑制できることが確認された。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る拡散装置20’では図7〜図10を参照する。
第2実施形態に係る拡散装置20’は、外筒体30α’、30β’、30γ’に設けられる排気ポート43の形成位置等が、第1実施形態で説明した外筒体30α、30β、30γに設けられる排気ポート33と異なる点が第1実施形態に係る拡散装置20と相違し、それ以外の点については第1実施形態に係る拡散装置20と同様である。そのため、第1実施形態に係る拡散装置20と実質的に同一の構成部分については図7〜図10において同一の符号を付し、またそれらの説明を省略する。
図7および図8に示すように、拡散装置20’を構成する外筒体30α’には、L字形状に形成された排気ポート43が設けられている。この排気ポート43は、その形成位置からこのようなL字形状を有する以外には、前述した外筒体30α等の排気ポート33と変わる点はない。
即ち、スカベンジャ28’の排気管29の内径よりも小径に排気ポート43の外径が設定されるとともに、炉心管22の開口部22aに連通可能にスカベンジャ28’内に収容した状態で排気ポート43を排気管29内に挿入可能な位置で、径方向上方(図7、図8に示すZ方向)に一旦突出させた後、径方向側方(図7(B) 、図8に示すY方向)に突出する形状に形成されている。これにより、炉心管22から排出された媒体ガスや反応生成ガスをこのように上方に設けられた排気ポート43によって、内部空間Kを介して外部に排気可能にしている。したがって、媒体ガスや反応生成ガスが空気よりも軽い気体である場合には、第1実施形態で説明した拡散装置20よりも効率良く排気することができる。
なお、図9に示す外筒体30β’は図4に示す外筒体30βに、また図10に示す外筒体30γ’は図4に示す外筒体30γに、それぞれ対応するもので、前述したようにそれぞれ特徴のあるドレンポート47、57を備えることによる作用および効果に加えて、空気よりも軽い媒体ガスや反応生成ガスを効率良く排気するという作用および効果がある。なお、図8(B) における符号28m’は、スカベンジャ28’の内形寸法を示し、また符号30m’は、外筒体30α’の径方向断面形状の最大外形寸法を示す。
本発明の第1実施形態に係る拡散装置20の構成を示す図で、図1(A) は縦断面図(図1(B) に示す1A−1A線断面図)、図1(B) は横断面図(図1(A) に示す1B−1B線断面図)である。 第1実施形態に係る拡散装置の外筒体30αの構成を示す図で、図2(A) は斜視図、図2(B) は横断面図(図2(A) に示す2B−2B線断面図)である。 第1実施形態に係る拡散装置の外筒体30β(改変例1-1)の構成を示す図で、図3(A) は斜視図、図3(B) は横断面図(図3(A) に示す3B−3B線断面図)である。 第1実施形態に係る拡散装置の外筒体30γ(改変例1-2)の構成を示す図で、図4(A) は斜視図、図4(B) は横断面図(図4(A) に示す4B−4B線断面図)である。 図5(A) は内管が径断面形状として略円形状を有する場合の効果を示す説明図で、図5(B) は、内管が径断面形状として略矩形を有する場合(比較例)を示す説明図である。 図6(A) は、第1実施形態に係る拡散装置20により半導体ウェハWを熱拡散処理した場合における半導体ウェハWに付着した異物(生成物F)の数を外筒体30α等の交換(洗浄)後からの経過日数に従ってカウントした結果を示す説明図で、図6(B) は、スカベンジャ28から外筒体30α等を除いた構成による拡散装置により半導体ウェハWを熱拡散処理した場合の同様のカウント結果を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る拡散装置20’の構成を示す図で、図7(A) は縦断面図(図7(B) に示す7A−7A線断面図)、図7(B) は横断面図(図7(A) に示す7B−7B線断面図)である。 第2実施形態に係る拡散装置の外筒体30α’の構成を示す図で、図8(A) は斜視図、図8(B) は横断面図(図8(A) に示す8B−8B線断面図)である。 第2実施形態に係る拡散装置の外筒体30β’(改変例2-1)の構成を示す図で、図9(A) は斜視図、図9(B) は横断面図(図9(A) に示す9B−9B線断面図)である。 第2実施形態に係る拡散装置の外筒体30γ’(改変例2-2)の構成を示す図で、図10(A) は斜視図、図10(B) は横断面図(図10(A) に示す10B−10B線断面図)である。
符号の説明
20、20’…拡散装置(半導体製造用熱処理装置)
21…炉体
22…炉心管
22a…開口部
22b…ガス導入部
28、28’…スカベンジャ(排気部本体)
29…排気管
30α、30α’、30β、30β’、30γ、30γ’…外筒体
31…筒状部
31a…搬入端部(一端側)
31b…炉側端部(他端側)
31c…内壁面
31d…切欠部(排気口)
33、33’…排気ポート(排気口)
37、47、57…ドレンポート
37a…ガイド部
47a…貯留部
57a…受器部(貯留部)
F、F’、F”…生成物
K…内部空間
Ka…入出口
Kb…連通口
L…突出量(最小限の長さ)
S、S’…スリット(隙間部)
W…半導体ウェハ

Claims (7)

  1. 半導体ウェハを内部に搬入可能な開口部および適宜なガスを前記内部に導入可能なガス導入部を有し、前記ガス導入部から導入された前記適宜なガスにより前記内部に収容された前記半導体ウェハの周囲を当該ガス雰囲気に維持可能な炉心管と、
    前記炉心管の外周を覆い当該炉心管を加熱して前記ガス雰囲気中の前記半導体ウェハを前記炉心管内で熱処理可能な炉体と、
    前記半導体ウェハが通過可能な内部空間を前記炉体外で形成可能な筒状に非金属により形成され、外部から前記内部空間に前記半導体ウェハを取込可能かつ前記内部空間から前記外部に前記半導体ウェハを取出可能な入出口を一端側に有し、前記内部空間から前記炉心管内に前記半導体ウェハを搬入可能かつ前記炉心管内から前記内部空間に前記半導体ウェハを搬出可能に前記開口部に連通し得る連通口を他端側に有し、前記炉心管内で発生する金属腐食性の反応生成ガスを前記炉心管内から前記内部空間を介して前記外部に排気可能な排気口を前記連通口の近傍に有する外筒体と、
    前記入出口、前記連通口および前記排気口を除いた前記外筒体の周囲を覆うとともに前記炉体に連結される排気部本体と、
    を備えることを特徴とする半導体製造用熱処理装置。
  2. 前記炉心管の開口部は、前記炉心管内で発生した前記反応生成ガスを前記外筒体の内部空間に排気するために必要な最小限の長さだけ前記炉体から前記外筒体の内部空間に突出していることを特徴とする請求項1記載の半導体製造用熱処理装置。
  3. 前記外筒体は、前記炉心管の加熱期間中においても、前記排気部本体から取り外し可能に構成されることを特徴とする請求項1または2記載の半導体製造用熱処理装置。
  4. 前記外筒体は、前記内部空間を形成する内壁面に前記適宜なガスまたは前記反応生成ガスが接触して発生した生成物を前記外筒体の外部に排出可能な隙間部を重力方向下側に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置。
  5. 前記外筒体は、前記内部空間を形成する内壁面に前記適宜なガスまたは前記反応生成ガスが接触して発生した生成物を貯留可能な貯留部を重力方向下側に有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置。
  6. 前記外筒体は、前記内部空間を形成する内壁面が当該外筒体の径方向断面形状を略円形状とする曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置。
  7. 前記外筒体は、前記内部空間を形成する内壁面が石英により構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の半導体製造用熱処理装置。
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