JP2006294558A - コネクタのコンタクト - Google Patents

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Hiroshi Endo
宏 遠藤
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Abstract

【課題】 コネクタのコンタクトにおける端子部の構造を、接続対象物に対して強く接合できるように改造する。
【解決手段】 (A)はコンタクト3の端子部3aの斜視図、(B)は端子部と回路基板6のパッド7とがはんだ8により接合された状態の模式的断面図を、それぞれ示す。端子部には、凹部又は窪みというべきディムプル部3a1が設けられている。ディムプル部は、端子部の円周方向には4箇所設けられ、また、端子部の長さ方向にも4箇所設けられている。ディムプル部は、端子部の円周方向には少なくとも2箇所必要であるが、端子部の長さ方向に設ける箇所数は任意である。端子部の下半分の円周面と回路基板のパッドとの間、特に2箇所のディムプル部にはんだ8が流れ込んでいる。したがって、端子部とはんだとの接触する面積が増大するので、端子部とパッドとの接合強度は向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、コネクタのコンタクトにおける端子部の構造に関する。
従来のコネクタのコンタクトにおける端子部の構造について説明する(例えば、特許文献1参照。)。
図3は、コネクタ11のハウジング12にコンタクト13を保持する構造の断面を示す斜視図である。複数本のコンタクト13は、ハウジング12に異なる高さで保持され、各コンタクト13の円柱状の端子部13aは、図4に示されるように、回路基板21の各電極21aにそれぞれはんだ22により接合されている。この際、各コンタクト13の端子部13aには、リング状の溝13bが設けられているため、各端子部13aとはんだ22との接触する面積が増大するので、各端子部13aと各電極21aとの接合は強化する。
図5は、図4における各端子部13aと各電極21aとのはんだ22による接合状態を示す拡大断面図である。
特開2001−319715号公報(第3頁第3欄第8行〜第4欄第22行、図2,4,5)
前記従来のコネクタのコンタクトにおける端子部の構造では、コンタクト13の円柱状の端子部13aに、リング状の溝13bが設けられているため、図5に示されるように、端子部13aと回路基板21の電極21aとの接点の両側にはんだ22のフィレットが形成される。
しかし、端子部13aとはんだ22との接触する面積は、必ずしも十分に広くはないので、端子部13aと電極21aとの接合強度は、十分には向上しない。
そこで、本発明は、前記従来の技術の欠点を改良し、コネクタのコンタクトにおける端子部の構造を、接続対象物に対して強く接合できるように改造しようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
1.接続対象物に搭載され、かつ、前記接続対象物と接続するコネクタにおいて、前記コネクタは、コンタクトと、前記コンタクトを保持するハウジングとから構成され、前記コンタクトは、相手側コネクタと接続する接触部と、前記接続対象物と接続する端子部とを有し、前記端子部は、円柱状部に形成され、前記円柱状部の円周方向に複数のディンプル部が設けられているコネクタのコンタクト。
2.前記円柱状部の長さ方向にも複数のディンプル部が設けられている前記1記載のコネクタのコンタクト。
明細書の説明から明らかなように、本発明は、次の効果を奏する。
1.コネクタのコンタクトにおける端子部は、円柱状部に形成され、円柱状部の円周方向に複数のディンプル部が設けられているので、はんだがディンプル部に流れ込む。したがって、端子部とはんだとの接触する面積が増大するので、端子部と接続対象物との接合強度は向上する。
2.円柱状部の長さ方向にも所望のディンプル部を設けると、一層、端子部とはんだとの接触する面積が増大するので、端子部と接続対象物との接合強度は向上する。
本発明の一実施例のコネクタのコンタクトについて図1と図2を参照して説明する。
図1に示されるように、コネクタ1のハウジング2には、クランク状に折曲された複数本のコンタクト3が一定のピッチで1列に保持されている。
各コンタクト3の形状は、端子部3aが円柱状であり、相手側コネクタと接続する接触部等のその他が4角柱状である。
コネクタ1は、回路基板6に接続される。回路基板6には、複数のパッド7が一定のピッチで1列に設置されている。
コンタクト3の端子部3aの拡大斜視図を図2(A)に、端子部3aと回路基板6のパッド7とがはんだ8により接合された状態の模式的断面図を図2(B)に、それぞれ示す。
端子部3aには、凹部又は窪みというべきディムプル部3a1が設けられている。ディムプル部3a1は、端子部3aの円周方向には4箇所設けられ、また、端子部3aの長さ方向にも4箇所設けられている。
ディムプル部3a1は、端子部3aの円周方向には少なくとも2箇所必要であるが、端子部3aの長さ方向に設ける箇所数は任意である。
図2(B)に示されるように、端子部3aの下半分の円周面と回路基板6のパッド7との間、特に2箇所のディムプル部3a1に、はんだ8が流れ込んでいる。したがって、端子部3aとはんだ8との接触する面積が増大するので、端子部3aとパッド7との接合強度は向上する。
なお、図2(B)における上方の2箇所のディムプル部3a1は、不要のため、省略することができる。
本発明の実施例1に係るコネクタと、このコネクタが接続する回路基板の斜視図である。 (A)は同コネクタのコンタクトの端子部の拡大斜視図、(B)は同端子部と同回路基板のパッドとがはんだにより接合された状態の模式的断面図を、それぞれ示す。 従来のコネクタのハウジングにコンタクトを保持する構造の断面を示す斜視図である。 同コネクタのコンタクトと回路基板の電極とがはんだにより接合された状態の断面図である。 図4における要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 ハウジング
3 コンタクト
3a 端子部
3a1 ディムプル部
6 回路基板
7 パッド
8 はんだ

Claims (2)

  1. 接続対象物に搭載され、かつ、前記接続対象物と接続するコネクタにおいて、
    前記コネクタは、コンタクトと、前記コンタクトを保持するハウジングとから構成され、
    前記コンタクトは、相手側コネクタと接続する接触部と、前記接続対象物と接続する端子部とを有し、
    前記端子部は、円柱状部に形成され、前記円柱状部の円周方向に複数のディンプル部が設けられていることを特徴とするコネクタのコンタクト。
  2. 前記円柱状部の長さ方向にも複数のディンプル部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタのコンタクト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102013588A (zh) * 2009-09-03 2011-04-13 住友电装株式会社 电路板端子
CN106710836A (zh) * 2017-01-10 2017-05-24 苏州品翔电通有限公司 一种变压器骨架

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