JP2006294537A - プリント基板実装型端子台および実装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】金属製端子部上部に備えたケーブル接続用のねじ端子3と、下部にプリント基板へはんだ付けするために備えたはんだ付け端子4とからなるプリント基板実装型端子台において、前記はんだ付け端子3の所定のピッチにモールド2を配設したものである。
【選択図】図1
Description
端子部をキンク加工して浮きを防止する端子台について図4を用いて説明する。1は端子台、3は接続ねじ端子、4ははんだ付け端子である。はんだ付け端子4はキンク加工され、先端が略波形構造となっており、図示しないプリント基板のスルーホールに差し込まれた際に引っ掛かり、浮き防止構造となっている。
次に、プリント基板のはんだ面から複数のねじで固定している端子台について図5を用いて説明する。プリント基板5に実装された端子台1ははんだ付けされた後に、固定ねじ9でプリント基板5と端子台1を締結する。このようにして、端子台1がプリント基板5から浮くのを防止している。
次に、フックとレバーで浮きを防止している端子台について図6を用いて説明する。図6に示すように端子台1は、例えば、上下2段構造とされ、上、下の各段に夫々所定のピッチで端子装着用の穴が一列に並んで複数形成されており、各穴の底面後端には夫々小孔が穿設されている。脚部11aの下端にはフックが形成されている。この接続ねじ端子3は、脚部11aが穴に圧入され、且つ脚部11aの下端が孔に圧入貫通されて下面から所定の長さ突出し、中央部11bの両側端が当該穴の開口端の両側縁に載置されて固定されている。
また、プリント基板実装型端子台をプリント基板のはんだ面からねじで固定して浮き防止を図る場合は、端子台の極数が増えるのに応じて、固定するねじの本数を増やす必要があり、作業工数や部品点数が増える等でコスト高や信頼性の低下等をまねく問題が生じていた。
また、フックとレバーで浮きを防止しているプリント基板実装型端子台では、プリント基板にフックにより引っ掛けることで端子台を固定していたが、端子台の極数が増えるのに応じて、スルーホールへの挿入が難しくなり、作業性が低下するなどの問題が生じていた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、端子台の極数が増えても確実に浮きを防止するとともに容易にプリント基板に装着することができるプリント基板実装型端子台を安価に提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、金属製端子部上部に備えたケーブル接続用のねじ端子と、下部にプリント基板へはんだ付けするために備えたはんだ付け端子とからなるプリント基板実装型端子台において、前記はんだ付け端子の所定のピッチにモールドを配設したものである。
請求項2に記載の発明は、前記モールドは位置決め用ボスを備えたものである。
請求項3に記載の発明は、前記モールドは位置決めねじ穴を備えたものである。
請求項4に記載の発明は、金属製端子部上部に備えたケーブル接続用のねじ端子と、下部にプリント基板へはんだ付けするために備えたはんだ付け端子とからなるプリント基板実装型端子台の実装方法において、端子台をプリント基板に斜めに傾けた状態から挿入する工程と、位置決めボスを位置決めボス穴7に挿入する工程と、端子台をプリント基板に対して垂直に立てる工程からなるものである。
請求項4に記載の発明によると、端子台をプリント基板に容易に装着することができ、作業工数が低減できることから、安価に提供できる。また、容易に装着することができることから、はんだ付け端子が曲がったり、折れたりといった問題も解決でき、信頼性の高い実装が実現できる。
図1に示すように端子台1は、例えば、1段構造とされ、夫々所定のピッチで端子装着用の穴が一列に並んで複数形成されており、各穴の接続ねじ端子3が穿設されている。はんだ付け端子4の一部には、モールド2が配設されている。モールド2は、合成樹脂部材から形成され、端子台に取付けられている。ここでは、端子台1とモールド2を別部品で構成して説明したが、端子台と一体成型でも良い。
本発明が特許文献1と異なる部分は、はんだ付け端子4の一部には、モールド2が配設された部分である。
次に、端子台の挿入方法について図2を用いて説明する。はじめに端子台1をプリント基板5に斜めに傾けた状態から挿入する。
次に、位置決めボス8を位置決めボス穴7に挿入する。
次に、端子台をプリント基板に対して垂直に立てる。
この状態ではんだ付け端子4とプリント基板5のスルーホール6は、ロックされた状態となり、プリント基板の反りと端子台の浮きが防止できる構成となっている。
このように、端子台を傾けた状態から無理な力を加えずにプリント基板に挿入するだけで、端子台のはんだ接続端子がプリント基板のスルーホールにロックされる状態となり、プリント基板の反りと端子台の浮きを防止することができる。
その他の構成は同様であるので省略する。
次に、端子台の挿入方法について説明する。はじめに端子台1をプリント基板5に挿入する。
次に、端子台1をスライドさせ、モールド2に形成した位置決めねじ穴10bとプリント基板5に形成した位置決めねじ穴10aを合わせる。
次に、固定ねじ9でプリント基板5と端子台1を締結する。
この状態ではんだ付け端子4とプリント基板5のスルーホール6がロックされた状態となり、プリント基板5の反りと端子台1の浮きを防止できる構成となっている。
このように、フック型形状のはんだ付け端子と、位置決めするための位置決めボス或いは位置決めねじ穴を有した構成をしているので、端子台をプリント基板に挿入後位置決めすることにより、端子台のはんだ接続端子がプリント基板のスルーホールにロックされた状態となり、プリント基板の反りと端子台の浮きを防止することができる。
2 モールド
3 接続ねじ端子
4 はんだ付け端子
5 プリント基板
6 スルーホール
7 位置決めボス穴
8 位置決めボス
9 固定ねじ
10a、10b 位置決めねじ穴
11 ねじ端子
11a 脚部
11b 中央部
Claims (4)
- 金属製端子部上部に備えたケーブル接続用のねじ端子と、下部にプリント基板へはんだ付けするために備えたはんだ付け端子とからなるプリント基板実装型端子台において、
前記はんだ付け端子の所定のピッチにモールドを配設したことを特徴とするプリント基板実装型端子台。 - 前記モールドは位置決め用ボスを備えたことを特徴とする特徴とする請求項1記載のプリント基板実装型端子台。
- 前記モールドは位置決めねじ穴を備えたことを特徴とする特徴とする請求項1記載のプリント基板実装型端子台。
- 金属製端子部上部に備えたケーブル接続用のねじ端子と、下部にプリント基板へはんだ付けするために備えたはんだ付け端子とからなるプリント基板実装型端子台の実装方法において、
端子台をプリント基板に斜めに傾けた状態から挿入する工程と、位置決めボスを位置決めボス穴7に挿入する工程と、前記端子台をプリント基板に対して垂直に立てる工程からなることを特徴とするプリント基板実装型端子台の実装方法。
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JP2005116820A JP2006294537A (ja) | 2005-04-14 | 2005-04-14 | プリント基板実装型端子台および実装方法 |
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- 2005-04-14 JP JP2005116820A patent/JP2006294537A/ja active Pending
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