JP2006293797A - 情報端末装置、情報入力方法、情報入力プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 指示入力部107によりソフトキーボードを用いたデータ入力が成されると、次入力候補探索部112において、記憶部110内に記憶された入力履歴を参照して、入力されたデータの次に入力されるデータが確認される。そして、確認された次に入力されるデータを示すキーを、次入力候補キーとして、入力されたデータを表すキーの周囲に表示することで、ユーザの入力操作を容易化する。
【選択図】 図1
Description
本発明の第1の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態の情報端末装置の内部構成を示すブロック図である。又、図2は、本実施形態の情報端末装置の構成を示す外観斜視図である。
まず、情報入力装置101の記憶部110に格納されるとともに、ソフトキーボード203によって入力されたデータの履歴を示す入力データ履歴テーブルについて、図3を参照して説明する。図3は、入力データ履歴テーブルのデータ構造を示す概略図である。
このような入力データ履歴テーブルを記憶部110に備える情報入力装置101における、データ入力動作時の処理動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5のフローチャートは、情報入力装置101のソフトキーボード203(図2)が操作されることで入力動作が行われる際の状態を示すフローチャートである。
図6のように、(n−1)番目文字情報エリア30−(n−1)における(n−1)番目文字エリア31−(n−1)に格納されたデータの文字が「α」となるものとし、n番目文字情報エリア30−na〜30−nhが備えられるものとする。そして、n番目文字情報エリア30−na〜30−nhのn番目文字エリア31−na〜31−nhそれぞれに、文字「βa」〜「βh」を示すデータが格納され、n番目文字入力回数エリア32−na〜32−nhに格納された入力回数が「Na」〜「Nh」であるものとする。又、入力回数「Na」〜「Nh」が、Na>Nb>Nc>Nd>Ne>Nf>Ng>Nhであるものとする。更に、(n−1)文字入力回数エリア32−(n−1)には、入力回数「N(=Na+Nb+Nc+Nd+Ne+Nf+Ng+Nh)」が格納される。
図4の構成例による構成となる入力データ履歴テーブルを記憶部110に備える際の情報入力装置101の動作について、図5のフローチャート及び図8〜図15のソフトキーボード203の表示例を参照して説明する。尚、以下で説明するものは、入力データ履歴テーブルに全ての文字が記録されている「きのう」という文字列を入力するときと、入力データ履歴テーブルに最初の1文字のみが記録されている「きし」という文字列を入力するときとを例に挙げて説明する。
まず、表示部109の表示領域202に文字や記号の表示がない状態であるものとし、そして、情報入力装置101のソフトキーボード203による入力を行うために、記憶部110の入力データ列用記憶領域が初期化される(STEP101)。このとき、表示部109のソフトキーボード203において、図8のように、50音順に順番に並べて配置された日本語の平仮名を表すキーと、句読点及び濁点などの記号を表すキーと、を備え、この複数のキーが5つのキー毎に列が変わるように配置される。尚、図8のように、このソフトキーボード203に初めから配置されているキーを、以下では、「通常キー」とする。
文字列「きのう」が入力されるときと同様、まず、記憶部110の入力データ列用記憶領域が初期化された後(STEP101)、ソフトキーボード203上の文字「き」を示す通常キーが表示される表示部109における領域が押圧されると、STEP102〜STEP104において、文字「き」を示す通常キーが指定されたことが確認される。よって、文字「き」を示すデータが入力データ列用記憶領域に格納されるとともに(STEP105)、文字「き」が表示領域202に表示される(STEP106)。
本実施形態において、ソフトキーボード203における次入力候補キーが図9のように表示されるものとしたが、次入力候補キーの表示は、これに限るものでなくても構わない。ソフトキーボード203における次入力候補キーの別の表示例を、図17及び図18に示すとともに、それぞれの表示例について以下に説明する。尚、図17及び図18の表示例では、上述の動作例のように、文字「き」が指定されることで、文字「ょ」、「た」、「の」を示す次入力候補キーが表示されたときのものである。
次入力候補キーを配置するための1列分の余白が、現在選択されている通常キーを備える列に隣接するように形成されるのではなく、図17に示すように、次入力候補キーが表示される文字分の余白が現在選択されている通常キーの近傍に形成される。よって、上述の例と同様、文字「き」が指定されて、文字「ょ」、「た」、「の」を示す次入力候補キーとして選択されたとき、図17に示すように、文字「か」〜「く」を示す通常キーと「さ」〜「す」を示す通常キーとの間に、3文字分の次入力候補キーが表示される余白が形成される。
本例では、上述の例と同様、次入力候補キーを配置するための1列分の余白が、現在選択されている通常キーを備える列に隣接するように形成されるとともに、図18に示すように、配置された次入力候補キーと通常キーとの位置関係を示すための表示が成される。よって、上述の例と同様、文字「き」が指定されて、文字「ょ」、「た」、「の」を示す次入力候補キーとして選択されたとき、図17に示すように、文字「か」〜「こ」を示す通常キーによる列と「さ」〜「そ」を示す通常キーによる列との間に余白が形成され、この余白に、「た」、「ょ」、「の」の順に、文字「ょ」、「た」、「の」を示す次入力候補キーが配置される。
本発明の第2の実施形態について、図面を参照して以下に説明する。図19は、本実施形態の情報端末装置の内部構成を示すブロック図である。又、図20は、本実施形態の情報端末装置の構成を示す外観斜視図である。尚、図19及び図20の構成において、図1及び図2の構成と同一の目的で使用する部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
以下に、情報入力装置101aにおけるデータ入力動作時の処理動作について、図21のフローチャートを参照して説明する。図21のフローチャートは、情報入力装置101aのソフトキーボード203(図20)が操作されることで入力動作が行われる際の状態を示すフローチャートである。尚、図21のフローチャートにおいて、図5のフローチャートと同一の動作ステップについては、同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、図6のように、(n−1)番目文字情報エリア30−(n−1)における(n−1)番目文字エリア31−(n−1)に格納されたデータの文字が「α」となるものとし、文字「βa」〜「βh」を示すデータが格納されたn番目文字情報エリア30−na〜30−nhが備えられるものとする。このとき、図22(a)に示す表示部109のソフトキーボード203上における文字「α」を表すキー250が十字キー271によって選択された後、確定ボタン272で入力が確定されると、指示処理部108によって、文字「α」に関するデータが入力されたことが確認される。尚、図22(a)のように、ソフトキーボード203上において、文字「α」を表すキー250の下側に文字「δ」を表す通常キー255が配置されるとともに、文字「α」を表すキー250の左側に文字「γa」〜「γc」を表す通常キー256a〜256cが、又、文字「α」を表すキー250の右側に文字「γd」〜「γf」を表す通常キー256d〜256fが、それぞれ配置される。
図4の構成例による構成となる入力データ履歴テーブルを記憶部110に備える際の情報入力装置101の動作について、図21のフローチャート及び図23〜図30のソフトキーボード203の表示例を参照して説明する。尚、本実施形態において、第1の実施形態と同様、入力データ履歴テーブルに全ての文字が記録されている「きのう」という文字列を入力するときと、入力データ履歴テーブルに最初の1文字のみが記録されている「きし」という文字列を入力するときとを例に挙げて説明する。
まず、表示部209の表示領域202が表示のない状態であるときに、情報入力装置101のソフトキーボード203による入力が指示されると、記憶部110の入力データ列用記憶領域が初期化される(STEP101)。このとき、まず、十字キー271が操作されて、ソフトキーボード203上の「き」を示す通常キーを示す位置に、ポインタ270が配置されると、ソフトキーボード203におけるキーの選択が成されたことを選択キー検出部150で検出する(STEP102、STEP201)。そして、STEP202で次入力候補キーが表示されていないことが確認される。
文字列「きのう」が入力されるときと同様、まず、記憶部110の入力データ列用記憶領域が初期化された後(STEP101)、ソフトキーボード203上の文字「き」を示す通常キーにポインタ270の位置が設置されると、STEP201において、ポインタ270によって文字「き」が指示されたことが確認される。そして、STEP205において、文字「き」の入力が確定されると、文字「き」を示すデータが入力データ列用記憶領域に格納されるとともに(STEP105)、図23のように、文字「き」が表示領域202に表示される(STEP106)。
本実施形態において、ソフトキーボード203における次入力候補キーが図22のように表示されるものとしたが、次入力候補キーの表示は、これに限るものでなくても構わない。ソフトキーボード203における次入力候補キーの別の表示例を、図31〜図33に示すとともに、それぞれの表示例について以下に説明する。尚、図31〜図33の表示例では、上述の動作例のように、文字「き」が入力された後に文字「の」が指定されることで、文字「う」、「み」を示す次入力候補キーが表示されたときのものである。
本例では、上述の例と異なり、1文字分の次入力候補キーが1文字分の通常キーの上に表示されるのではなく、図31のように、指定された文字の周囲の複数の通常キーを渡る領域に表示される。よって、文字「の」を示す通常キーの周囲に配置される文字「て」、「と」、「ね」、「へ」、「ほ」を示す通常キーの表示の上に、文字「う」、「み」を示す次入力候補キーが表示される。
本例においても、表示例1と同様、図32のように、指定された文字の周囲の複数の通常キーを渡る領域に表示されるが、入力データ履歴テーブルにおいて確認される入力回数に基づいて、次入力候補文字それぞれの表示される領域が設定される。今、図4に示すように、3番目文字入力回数エリア32−3c,32−3dそれぞれに格納された文字「う」、「み」の入力回数がそれぞれ「5」、「1」であるため、文字「う」を示す次入力候補キーの表示される領域が、文字「み」を示す次入力候補キーの表示される領域より広くなる。
本例では、上述の例と異なり、ポインタ270によって指定された次入力候補キーが選択されて入力が確定したとき、入力が確認された文字の通常キーの周囲に新たな次入力候補キーが表示されるのではなく、図33のように、入力が確認された文字の次入力候補キーの周囲に新たな次入力候補キーが表示される。即ち、文字「の」を示す次入力候補キーが選択されて、文字「の」の入力が確定されたとき、文字「う」、「み」を表す次入力候補キーそれぞれが、文字「の」を表す次入力候補キーと隣接するように配置される。即ち、文字「く」、「つ」を表す通常キーそれぞれに、文字「う」、「み」を表す次入力候補キーそれぞれが表示される。
2 ネットワーク回線
3 記録媒体
101 情報入力装置
102 ネットワークI/F
103 記録再生装置
104 情報処理装置
105 入出力部
106 制御部
107 指示入力部
108 指示処理部
109 表示部
110 記憶部
111 文字変換部
112 次入力候補探索部
113,114 バス回線
Claims (18)
- 画像や入力文字を表示する表示部と、該表示部に擬似的に表示された記号や文字を入力するためのキーにより構成されるソフトキーボードを用いた操作が行われる入力指示部と、前記入力指示部において指定された前記ソフトキーボードにおける前記キーを参照することで入力された記号や文字を確認する入力処理部と、を有する情報端末装置において、
前記入力指示部によって入力された複数の文字又は記号のデータによるデータ列に対する入力回数と各データの配列順とを情報に含む入力履歴によって構成される入力データ履歴テーブルを格納する記憶部と、
前記入力指示部によってデータが入力されたとき、前記記憶部における前記入力データ履歴テーブルを参照して、現在までに入力されているデータ列に基づいて次に入力が推定されるデータを示す前記ソフトキーボード上でのキーを次入力候補キーとして設定する次入力候補探索部と、
を備え、
前記表示部の前記ソフトキーボード上において、前記入力指示部によって入力されているデータを表すキーの周囲に、前記次入力候補探索部で設定された前記次入力候補キーが配置されるように表示されることを特徴とする情報端末装置。 - 前記次入力候補キーが、前記入力指示部によって入力されているデータを表すキーに隣接する位置に表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
- 前記次入力候補キーが表示されるとき、前記入力指示部によって入力されているデータを表すキーの周囲に余白が形成されるとともに、形成された余白に前記次入力候補キーが配置されることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
- 前記入力指示部によって入力されているデータを表すキーの周囲に形成される前記余白の大きさが、前記ソフトキーボードにおけるキーと同等の大きさであることを特徴とする請求項3に記載の情報端末装置。
- 前記次入力候補キーが表示されるとき、前記入力指示部によって入力されているデータを表すキーの周囲に配置されているキーの上に重ねて前記次入力候補キーが配置されることを特徴とする請求項1に記載の情報端末装置。
- 前記次入力候補キーが表示されて所定時間が経過すると、前記次入力候補キーが非表示となることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記次入力候補キーが表示されているとき、現在入力されたデータを表す第1キーと前記次入力候補キー以外の前記ソフトキーボード上のキーが前記入力指示部によって新たに選択されたとき、前記次入力候補キーが非表示となることを特徴とする請求項5に記載の情報端末装置。
- 前記入力指示部が、前記ソフトキーボード上のキーを選択するキー選択部と、該キー選択部によって選択されたキーのデータの入力を確定する入力確定部と、を有するとともに、
前記キー選択部によって選択されたキーを確認する選択キー検出部を備え、
前記次入力候補キーが表示されているとき、前記入力確定部で入力されたデータを表す第1キーと前記次入力候補キー以外の前記ソフトキーボード上のキーが前記キー選択部で選択されたことを、前記選択キー検出部によって確認すると、前記次入力候補キーが非表示となることを特徴とする請求項7に記載の情報端末装置。 - 前記次入力候補キーの示すデータを示す前記ソフトキーボード上に元から存在するキーの配置関係に基づいて、前記次入力候補の配置される位置が設定されることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記次入力候補キーの示すデータを示す前記ソフトキーボード上に元から存在するキーに近くなるような位置に前記次入力候補キーが配置されることを特徴とする請求項9に記載の情報端末装置。
- 前記入力データ履歴テーブルに基づいて、前記入力回数の多いデータを示す前記次入力候補キーから順に設定されて前記ソフトキーボード上に配置されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記表示部において、前記次入力候補キーの示すデータを示す前記ソフトキーボード上に元から存在するキーと前記次入力候補キーとの位置関係を示す表示が成されることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記ソフトキーボード上に配置される前記次入力候補キーそれぞれの表示領域の大きさが、前記入力データ履歴テーブルより確認される前記入力回数に基づいて設定されることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記ソフトキーボード上に配置される前記次入力候補キーの数が制限されることを特徴とする請求項1〜請求項13のいずれかに記載の情報端末装置。
- 前記ソフトキーボード上に配置される前記次入力候補キーが、前記ソフトキーボードに元から配置されるキーと異なる表示形式で表示されることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の情報端末装置。
- 画像や入力文字を表示する表示部に擬似的に表示された記号や文字を入力するためのキーにより構成されるソフトキーボードを用いた情報入力方法において、
前記ソフトキーボードを前記表示部に表示する表示ステップと、
前記ソフトキーボード上のキーを選択して当該キーの示すデータを入力するデータ入力ステップと、
入力された複数の文字又は記号のデータによるデータ列に対する入力回数と各データの配列順とを情報に含む入力履歴によって構成される入力データ履歴テーブルに、前記データ入力ステップで入力が確定したデータの入力履歴を格納する入力履歴記憶ステップと、
前記データ入力ステップでデータが入力されたとき、前記入力データ履歴テーブルを参照して、現在までに入力されているデータ列に基づいて次に入力が推定されるデータを示す前記ソフトキーボード上でのキーを次入力候補キーとして設定する次入力候補探索ステップと、
を備え、
前記次入力候補探索ステップで前記次入力候補キーが設定されたとき、前記表示ステップで表示された前記ソフトキーボード上において、前記データ入力ステップによって入力されているデータを表すキーの周囲に、前記次入力候補探索ステップで設定された前記次入力候補キーが配置されるように表示されることを特徴とする情報入力方法。 - 画像や入力文字を表示する表示部に擬似的に表示された記号や文字を入力するためのキーにより構成されるソフトキーボードを用いた操作が行われる情報端末装置で使用される情報入力プログラムにおいて、
請求項16に記載の情報入力方法に基づく入力動作を行うプログラムであることを特徴とする情報入力プログラム。 - 請求項17に記載の情報入力プログラムを格納することを特徴とする記録媒体。
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