JP2006293395A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う給電ケーブル間において、電圧印加時における電圧波形の影響を防止すると共に、リークなどに対する安全性を高めることを課題とする。
フレキシブル配線基板に代えて安価な給電ケーブルを用いて画像読取装置の製造コストを下げ、かつ、その給電ケーブルが、ねじれたり、交差してからまったり、弛んだりする等の不都合を防止する。
【解決手段】一端が電圧供給部12に接続されて他端が前記光源6接続され、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した給電ケーブル13と、第1・第2走行体4,5の走行方向に沿った方向に回転自在及び第2走行体5と一体に走行するように設けられ、前記給電ケーブル13がU字形に巻き付けられたプーリ21とを有し、隣り合う前記給電ケーブル13の間に隙間を設けた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿の画像読取のために原稿が載置されたコンタクトガラスと平行に走行する第1走行体と第2走行体とを備えた画像読取装置に関する。
従来、複写機やファクシミリ等で使用されている画像読取装置としては、原稿が載置されるコンタクトガラスと平行に2:1の速度で同じ方向に走行する第1走行体と第2走行体とを備えた構造のものが普及している。第1走行体には、原稿の画像面を照射する光源及び原稿の画像面からの反射光を反射させる第1ミラーが搭載されている。第2走行体には、第1ミラーで反射された原稿の画像面からの反射光を画像読取部に向けてさらに反射させる第2ミラー及び第3ミラーが搭載されている(特許文献1参照)。
このような画像読取装置では、光源が点灯される画像読取時には、レギュレータなどの電圧供給部から光源へ電圧が印加される。そして、この電圧の印加は、電圧供給部と光源との間に接続されたフレキシブル配線基板を介して行われている。
特開平01−106028号公報
フレキシブル配線基板は高価な部品であり、このようなフレキシブル配線基板を使用することによって画像読取装置の製造コストが高くなる。
フレキシブル配線基板に代えて、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した安価な給電ケーブルを用いれば画像読取装置の製造コストを下げることができる。しかし、単にフレキシブル配線基板に代えて給電ケーブルを用いただけでは、隣り合う給電ケーブル間において、電圧印加時における電圧波形の影響が生じ、また、リークなどに対する安全性が低下するという問題が生じる。
本発明の目的は、隣り合う給電ケーブル間において、電圧印加時における電圧波形の影響を防止でき、また、リークなどに対する安全性を高めることである。
請求項1記載の発明は、
原稿の画像面を照射する光源及び原稿の画像面からの反射光を反射させる第1ミラーを搭載して走行する第1走行体と、前記第1ミラーで反射された原稿の画像面からの反射光を画像読取部に向けてさらに反射させる第2ミラー及び第3ミラーを搭載して走行する第2走行体とを有する画像読取装置において、
一端が電圧供給部に接続されて他端が前記電源に接続され、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した給電ケーブルと、
前記第1・第2走行体の走行方向に沿った方向に回転自在及び前記第2走行体と一体に走行するように設けられ、前記給電ケーブルがU字形に巻き付けられたプーリとを有し、
隣り合う前記給電ケーブルの間に隙間が設けられていることを特徴とする。
したがって、この給電ケーブルは安価な部品であり、光源への電圧印加のためにこの給電ケーブルを用いることによって画像読取装置の製造コストが下がる。そして、この給電ケーブルはプーリにU字形に巻き付けられ、このプーリが第1・第2走行体の走行方向に沿った方向に回転自在及び第2走行体と一体に走行するので、画像読取に伴って第1・第2走行体が走行しても、給電ケーブルは一定の張力を付与された状態に維持され、ねじれたり、交差してからまったり、弛んだり、他の部材と擦れ合って絶縁膜が摩耗したりすることが防止され、給電ケーブルによる電圧印加状態が良好に維持される。
また、隣り合う前記給電ケーブルの間に隙間が設けられているため、隣り合う給電ケーブル間において、電圧印加時における電圧波形の影響が防止され、また、リークなどに対する安全性が高くなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像読取装置において、前記プーリは、前記第2走行体に取り付けられている。
したがって、プーリを第2走行体と一体に走行させるための構造が簡単になる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の画像読取装置において、前記プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置してこのプーリを保持する位置と保持状態を解除する位置とに弾性変形自在な一対の保持板を供えたプーリ保持体により保持されている。
したがって、プーリをプーリ保持体により保持するとき、保持板をプーリの保持状態を解除する位置へ弾性変形させることにより、プーリ保持体へプーリを保持する作業、及び、給電ケーブルをプーリにU字形に巻き付けて行う給電ケーブルの配設作業を容易に行える。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の画像読取装置において、前記プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置する一対の保持板を備えたプーリ保持体により保持され、前記保持板には、前記プーリの回転中心軸を保持する円筒状保持部が設けられている。
したがって、プーリの回転時における回転中心軸と円筒状保持部との接触面積が広くなり、その接触部分での摩耗が少なくなり、プーリの回転性能が維持され、及び、プーリの耐久性が高くなる。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の画像読取装置において、前記保持板における前記プーリの着脱を行う側の端部には、互いに離反する方向へ傾斜した拡開部が形成されている。
したがって、拡開部に力を加えることにより、プーリの保持状態を解除する拡開位置へ保持板を広げる作業を容易に行え、プーリ保持体へプーリを保持する作業、及び、給電ケーブルをプーリにU字形に巻き付けて行う給電ケーブルの配設作業をより一層容易に行える。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載の画像読取装置において、前記プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置する一対の保持板を備えたプーリ保持体により保持され、前記プーリは樹脂により形成され、前記プーリ保持体における少なくとも前記プーリの回転中心軸と接触する部分は金属で形成されている。
したがって、プーリを樹脂により形成し、プーリ保持体における少なくともプーリの回転中心軸と接触する部分を金属で形成することにより、金属で形成された部分の摩耗が低減されると共に、プーリ保持体におけるプーリとの接触部分を樹脂で形成した場合に比べて樹脂で形成されているプーリの摩耗も低減される。さらに、給電ケーブルと接触するプーリが樹脂で形成されているために漏電などに対する電気的安全性が確保される。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか一記載の画像読取装置において、前記プーリの外周部には、前記給電ケーブルが係合されるリング状溝が形成されている。
したがって、プーリにU字形に巻き付けられた給電ケーブルがリング状溝に係合されることにより、プーリの回転時において給電ケーブルがねじれることや、給電ケーブルが交差してからまることが防止される。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし9のいずれか一記載の画像読取装置において、前記プーリの近傍に、前記給電ケーブルをガイドするガイド部材が設けられている。
したがって、ガイド部材で給電ケーブルをガイドすることにより、プーリの回転時において給電ケーブルがねじれることや、給電ケーブルが交差してからまること等がより一層防止される。
請求項1記載の発明の画像読取装置によれば、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した安価な構造の給電ケーブルを使用して電圧供給部から光源へ電圧を印加することにより画像形成装置のコストダウンを図ることができ、そして、給電ケーブルはプーリにU字形に巻き付けられ、このプーリが第1・第2走行体の走行方向に沿った方向に回転自在及び第2走行体と一体に走行するので、画像読取に伴って第1・第2走行体が走行したときに、給電ケーブルに対して一定の張力を付与した状態に維持することができ、それによって、給電ケーブルがねじれたり、交差してからまったり、弛んだり、他の部材と擦れ合って絶縁膜が摩耗したりすることを防止でき、給電ケーブルによる電圧印加状態を良好に維持することができる。また、隣り合う給電ケーブルの間に隙間が設けられているので、隣り合う給電ケーブル間において、電圧印加時における電圧波形の影響を防止でき、また、リークなどに対する安全性を高めることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像読取装置において、プーリは第2走行体に取り付けられているので、プーリを第2走行体と一体に走行させるための構造を簡単にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の画像読取装置において、プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置してこのプーリを保持する位置と保持状態を解除する位置とに弾性変形自在な一対の保持板を供えたプーリ保持体により保持されているので、プーリをプーリ保持体により保持するとき、保持板をプーリの保持状態を解除する位置へ弾性変形させることにより、プーリ保持体へプーリを保持する作業、及び、給電ケーブルをプーリにU字形に巻き付けて行う給電ケーブルの配設作業を容易に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は2記載の画像読取装置において、プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置する一対の保持板を備えたプーリ保持体により保持され、保持板には、プーリの回転中心軸を保持する円筒状保持部が設けられているので、プーリの回転時における回転中心軸と円筒状保持部との接触面積が広くなり、その接触部分での摩耗が少なくなり、プーリの回転性能を維持することができ、及び、プーリの耐久性を高めることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項3又は4記載の画像読取装置において、保持板におけるプーリの着脱を行う側の端部には、互いに離反する方向へ傾斜した拡開部が形成されているので、拡開部に力を加えることにより、プーリの保持状態を解除する拡開位置へ保持板を広げる作業を容易に行うことができ、プーリ保持体へプーリを保持する作業、及び、給電ケーブルをプーリにU字形に巻き付けて行う給電ケーブルの配設作業をより一層容易に行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1又は2記載の画像読取装置において、プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置する一対の保持板を備えたプーリ保持体により保持され、プーリは樹脂により形成され、プーリ保持体における少なくともプーリの回転中心軸と接触する部分は金属で形成されているので、プーリを樹脂により形成し、プーリ保持体における少なくともプーリの回転中心軸と接触する部分を金属で形成することにより、金属で形成された部分の摩耗を低減させることができると共に、プーリ保持体におけるプーリとの接触部分を樹脂で形成した場合に比べて樹脂で形成されているプーリの摩耗を低減させることができ、さらに、給電ケーブルと接触するプーリが樹脂で形成されているために漏電などに対する電気的安全性を確保できる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1ないし6のいずれか一記載の画像読取装置において、プーリの外周部には、給電ケーブルが係合されるリング状溝が形成されているので、プーリにU字形に巻き付けられた給電ケーブルがリング状溝に係合されることにより、プーリの回転時において給電ケーブルがねじれることや、交差してからまることを防止できる。
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載の画像読取装置において、プーリの近傍に、給電ケーブルをガイドするガイド部材が設けられているので、ガイド部材で給電ケーブルをガイドすることにより、プーリの回転時において給電ケーブルがねじれることや、交差してからまることをより一層防止できる。
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。図1は画像読取装置の要部を示す斜視図、図2は給電ケーブル保持体の構造及びその取付状態を示す斜視図、図3はプーリとプーリ保持体とを示す断面図、図4はガイド部材を示す正面図、図5は画像読取時におけるプーリと給電ケーブルとの移動状態を説明する説明図である。
画像読取装置の本体ケース1内には、原稿が載置されるコンタクトガラス(図示せず)の下側に位置して、一対の第1レール2と一対の第2レール3とが設けられている。第1レール2上には第1走行体4がスライド走行自在に取り付けられ、第2レール3上には第2走行体5がスライド走行自在に取り付けられている。これらの第1走行体4と第2走行体5とには、モータ(図示せず)により駆動されるワイヤ(図示せず)が連結され、このワイヤを介して第1・第2走行体4,5が同一方向へ2:1の速度でスライド走行する。
第1走行体4上には、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像面を照射する光源6と、原稿の画像面からの反射光を反射させる第1ミラー7とが搭載されている。
第2走行体5上には、第1ミラー7で反射された原稿の画像面からの反射光をさらに反射させる第2ミラー8と第3ミラー9とが搭載されている。第3ミラー9で反射された反射光は、レンズ10を通過して画像読取部であるCCD基板11上に結像される。
この画像読取装置では、電圧供給部であるレギュレータ12と光源6との間に、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した給電ケーブル13が接続されている。給電ケーブル13の両端側は、第1・第2走行体4,5の走行方向に沿った位置に配置された第1給電ケーブル保持体14aと第2給電ケーブル保持体14bに保持されている。第1給電ケーブル保持体14aは、レギュレータ12の近傍に位置して第2レール3に位置固定に取り付けられている。第2給電ケーブル保持体14bは、光源6の近傍に位置して第1走行体4に取り付けられている。
第1給電ケーブル保持体14aの第2レール3への取り付けは、図2に示すように、第1給電ケーブル保持体14aに形成されたピン部15を第2レール3に形成された取付穴15aに挿入して取付位置の位置決めを行い、第2給電ケーブル保持体14aに形成された丸穴16に挿通させた締付ネジ17を第2レール3形成されたネジ穴17aに螺合させることにより行われている。なお、第2給電ケーブル保持体14bの構造は第1給電ケーブル保持体14aの構造と同じであり、この第2給電ケーブル保持体14bの第1走行体4への取り付け構造も第1給電ケーブル保持体14aの場合と同じであるので、詳細は省略する。
第1・第2給電ケーブル保持体14a,14bにはそれぞれ、給電ケーブル13が係合される係合凹溝18が形成されている。この係合凹溝18は、隣り合う給電ケーブル13が隙間を有するように形成されている。
さらに、第1・第2給電ケーブル保持体14a,14bにはそれぞれ、係合凹溝18に係合された給電ケーブル13を抑える抑え体19が設けられている。抑え体19が給電ケーブル13を抑えるときには、この抑え体19は締付ネジ20により締付固定される。
給電ケーブル13における第1給電ケーブル保持体14aに保持された箇所と第2給電ケーブル保持体14bに保持された箇所との間の部分は、プーリ21の外周にU字形に巻き付けられている。このプーリ21は、第1・第2走行体4,5の走行方向に沿った方向に回転自在にプーリ保持体22により保持され、このプーリ保持体22が第2走行体5に取り付けられている。プーリ21の外周部には、給電ケーブル13が係合されるリング状溝23が形成されている。
プーリ保持体22は、プーリ21の幅方向の両側に位置する一対の保持板24を有し、これらの保持板24には、プーリ21の回転中心軸25が回転自在に嵌合される嵌合穴26が形成されている。さらに、保持板24におけるプーリ21の着脱を行う側の端部には、互いに離反する方向へ傾斜した拡開部27が形成されている。
ここで、プーリ保持体22は全体が金属により形成され、保持板24は、プーリ21を保持する位置(図3(a)参照)と、プーリ21の保持状態を解除する位置(図3(b)参照)とに弾性変形自在に設けられている。また、プーリ21は回転中心軸25を含む全体が樹脂により形成されている。
第2走行体5におけるプーリ21に近接する位置には、給電ケーブル13をガイドするガイド部材28が取り付けられている。
このような構成において、本実施の形態の画像読取装置では、光源6とレギュレータ12との間に接続されて光源6に電圧を印加する部品として、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した給電ケーブル13を使用しており、この給電ケーブル13はフレキシブル配線基板に比べて安価な部品であるので、安価な給電ケーブル13を用いることによって画像読取装置の製造コストを下げることができる。
ここで、画像読取時に第1・第2走行体4,5が所定の速度比で走行することにより、図5に示すように、給電ケーブル13はレギュレータ12側に位置する第1給電ケーブル保持体14aで位置固定に保持され、他端側が第1走行体4と共に移動する。この移動時において、第1走行体4上の第2給電ケーブル保持体14bが寸法“X”移動したときに、第2走行体5上のプーリ21は寸法“X/2”移動するので、給電ケーブル13は第1給電ケーブル保持体14aと第2給電ケーブル保持体14bとの間の寸法が一定に維持され、給電ケーブル13は一定の張力が付与された状態を維持される。このため、この給電ケーブル13が画像読取に伴って移動しても、給電ケーブル13がねじれることや、交差してからまることや、弛むことが防止される。
また、隣り合う給電ケーブル13はその間に隙間が設けられているので、隣り合う給電ケーブル13間において、電圧印加時の電圧波形の影響を防止することができ、さらに、リークなどに対する安全性を高めることができる。
給電ケーブル13がプーリ21にU字形に巻き付けられている部分では、給電ケーブル13の移動に伴ってプーリ21が回転するので、給電ケーブル13におけるプーリ21との接触部分に対して大きな摩擦力が作用することがなく、そのような摩擦によって給電ケーブル13の絶縁膜が摩耗して絶縁性が損なわれるということが防止される。
プーリ21を保持するプーリ保持体22は、弾性変形自在な一対の保持板24を有し、この保持板24には拡開部27が形成されているので、拡開部27に保持板24の間隔を広げる向きの力を加えることにより、この保持板24を図3(b)に示すように容易に変形させることができ、プーリ保持体22へプーリ21を保持する作業を簡単に行うことができる。これに伴い、プーリ21にU字形に巻き付けた状態に行う給電ケーブル13の配設作業も容易に行える。
プーリ保持体22とプーリ21との材質について、プーリ保持体22が金属で形成され、回転中心軸25を含むプーリ21の全体が樹脂により形成されているので、金属で形成されているプーリ保持体22の嵌合穴26にはほとんど摩耗が発生しない。また、プーリ保持体22とプーリ21とを同じ材質である樹脂で形成した場合に比べて、樹脂部材吸着が生じないので、プーリ21の摩耗を減らすことができる。さらに、給電ケーブル13と接触するプーリ21が樹脂で形成されているため、漏電などに対する電気的安全性を確保できる。
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図6に基づいて説明する。なお、図1ないし図5に基づいて説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
本実施の形態は、プーリ保持体22aの形状が異なるもので、他の部分については第1の実施の形態と同じである。本実施の形態におけるプーリ保持体22aはその全体が金属で形成され、一対の保持板24aは、プーリ21を保持する位置と保持状態を解除する位置とに弾性変形自在に設けられている。さらに、保持板24aには、プーリ21をプーリ保持体22aで保持するときにプーリ21の回転中心軸25を保持板24aに形成されている嵌合穴26aに向けて案内するためのガイド溝29が打ち出し加工により形成されている。
このような構成において、プーリ21をプーリ保持体22aで保持する場合には、プーリ21の回転中心軸25をガイド溝29の上端部に位置させ、プーリ21を下方向きに押し込むと、保持板24aを拡開方向へ弾性変形させながら回転中心軸25の先端部がガイド溝29に沿って移動し、回転中心軸25が嵌合穴26aに嵌合される。これにより、プーリ21をプーリ保持体22aで保持する作業をより一層簡単に行える。
つぎに、本発明の第3の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。本実施の形態は、プーリ保持体22bの形状が異なるもので、他の部分については第1の実施の形態と同じである。本実施の形態におけるプーリ保持体22bはその全体が金属で形成され、一対の保持板24bは、プーリ21を保持する位置と保持状態を解除する位置とに弾性変形自在に設けられている。さらに、保持板24bには、プーリ21の回転中心軸25を保持する円筒状保持部30が打ち出し加工により形成されている。
このような構成において、プーリ21をプーリ保持体22bで保持したとき、プーリ21の回転中心軸25が円筒状保持部30で回転自在に保持される。そして、プーリ21の回転時における回転中心軸25と円筒状保持部30との接触面積が広くなるので、その接触部分での摩耗を減らすことができ、プーリ21の回転性能を維持し、プーリ21の長寿命化を図ることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態の画像読取装置の要部を示す斜視図である。 図2は、給電ケーブル保持体の構造及びその取付状態を示す斜視図である。 図3は、プーリとプーリ保持体とを示す断面図であり、(a)はプーリがプーリ保持体に保持されている状態、(b)はプーリをプーリ保持体に保持するために保持板を弾性変形させて拡開した状態である。 図4は、ガイド部材を示す正面図である。 図5は、画像読取時におけるプーリと給電ケーブルとの移動状態を説明する説明図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態におけるプーリ保持体を示す斜視図である。 図7は、本発明の第3の実施の形態におけるプーリ保持体を示す斜視図である。 図8は、プーリ保持体にプーリが保持された状態を示す断面図である。
符号の説明
4 第1走行体
5 第2走行体
6 光源
7 第1ミラー
8 第2ミラー
9 第3ミラー
11 画像読取部
12 電圧供給部
13 給電ケーブル
14a 第1給電ケーブル保持体
14b 第2給電ケーブル保持体
18 係合凹溝
19 抑え体
21 プーリ
22,22a,22b プーリ保持体
23 リング状溝
24,24a,24b 保持板
25 回転中心軸
27 拡開部
28 ガイド部材
30 円筒状保持部

Claims (8)

  1. 原稿の画像面を照射する光源及び原稿の画像面からの反射光を反射させる第1ミラーを搭載して走行する第1走行体と、前記第1ミラーで反射された原稿の画像面からの反射光を画像読取部に向けてさらに反射させる第2ミラー及び第3ミラーを搭載して走行する第2走行体とを有する画像読取装置において、
    一端が電圧供給部に接続されて他端が前記電源に接続され、導電性ケーブルの外周を絶縁膜で被覆した給電ケーブルと、
    前記第1・第2走行体の走行方向に沿った方向に回転自在及び前記第2走行体と一体に走行するように設けられ、前記給電ケーブルがU字形に巻き付けられたプーリとを有し、
    隣り合う前記給電ケーブルの間に隙間が設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記プーリは、前記第2走行体に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置してこのプーリを保持する位置と保持状態を解除する位置とに弾性変形自在な一対の保持板を供えたプーリ保持体により保持されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置する一対の保持板を備えたプーリ保持体により保持され、前記保持板には、前記プーリの回転中心軸を保持する円筒状保持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の画像読取装置。
  5. 前記保持板における前記プーリの着脱を行う側の端部には、互いに離反する方向へ傾斜した拡開部が形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載の画像読取装置。
  6. 前記プーリは、このプーリの幅方向の両側に位置する一対の保持板を備えたプーリ保持体により保持され、前記プーリは樹脂により形成され、前記プーリ保持体における少なくとも前記プーリの回転中心軸と接触する部分は金属で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  7. 前記プーリの外周部には、前記給電ケーブルが係合されるリング状溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載の画像読取装置。
  8. 前記プーリの近傍に、前記給電ケーブルをガイドするガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の画像読取装置。
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