JP2006293369A - プラズマディスプレイモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱効果が改善されたプラズマディスプレイモジュールを提供する。
【解決手段】プラズマディスプレイモジュールは、ガス放電を利用して画像を表示するプラズマディスプレイパネルと、プラズマディスプレイパネルを支持し、少なくとも一つのホールが形成されているシャーシと、シャーシのプラズマディスプレイパネルと反対側にある面に配置されてプラズマディスプレイパネルを駆動する電気信号を発生させる駆動回路部と、シャーシのホールに向けて配置された少なくとも一つの放熱ファンと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマディスプレイモジュールに関し、より詳細には、放熱効果が改善されたプラズマディスプレイモジュールに関する。
プラズマディスプレイモジュールは、ガス放電現象を利用して画像を表示する平板ディスプレイモジュールであって、薄型化が可能であり、広視野角を有する大画面を具現できるため近年脚光を浴びている。
このようなプラズマディスプレイモジュールにおいて、二つの薄型平板パネルからなるプラズマディスプレイパネル(PDP)内に配置された電極間に印加される直流または交流電圧によって、パネル内に設けられ、放電ガスが充填された放電セル内で放電が発生し、放電ガスから放出される紫外線により放電セル内に塗布された蛍光体を励起させて可視光を発光させることによって画像を表示させる。
ところで、このようなプラズマディスプレイモジュールは、発光手段として、放電セル内に高電圧を印加して放電を起こすことによって発光させる放電メカニズムを採択しているので、プラズマディスプレイモジュールの駆動時、PDP内の放電セルでは多くの熱が発生する。
一方、PDPから発生する熱が適切に除去されなければ、PDPの温度が上昇するため、PDPの蛍光体が劣化して画像の質が低下し、このような現象が持続すれば、結果的にプラズマディスプレイモジュールの寿命が短縮される。
従来は、PDPから発生する熱を外部に放出させるためにPDPとPDPを支持するシャーシとの間に熱伝導性の放熱シートが配置された。すなわち、PDPから発生する熱は、放熱シートを熱伝導媒体としてシャーシに伝達された後に隣接した空気中に放出された。
しかし、このような従来の受動的な熱伝導方法では、PDPから発生する熱を外部に効果的に放出することができないという問題点がある。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、シャーシに形成された少なくとも1つのホール上に少なくとも一つ装着された放熱ファンを作動させ、シャーシとPDPとの間に形成された一定の空間内の空気を強制的に循環させる強制対流方式により、PDPから発生する熱を外部に効果的に放出させうるプラズマディスプレイモジュールを提供することである。
本発明の他の目的は、前記のような強制対流方式を用いてPDPの温度上昇を防止することによって、寿命が著しく延長されたプラズマディスプレイモジュールを提供することである。
前記の目的及び他の目的を達成するために、本発明は、ガス放電を利用して画像を表示するPDPと、前記PDPを支持し、少なくとも1つのホールが形成されているシャーシと、前記シャーシの前記PDPと反対側にある面に配置されて前記PDPを駆動する電気信号を発生させる駆動回路部と、前記シャーシのホールに臨んで配置された少なくとも1つの放熱ファンとを備えるプラズマディスプレイモジュールを提供する。
ここで、前記ホールは、前記シャーシ上の前記駆動回路部が配置されていない部分に形成されることが望ましい。
ここで、前記放熱ファンは、前記シャーシと実質的に平行に配置されることが望ましい。
また、前記放熱ファンは、前記シャーシと前記PDPとの間に形成される一定の空間内の空気を循環させるように配置されることが望ましい。
また、前記放熱ファンは、前記シャーシから前記PDP側に送風するように配置されても、前記PDPから前記シャーシ側に送風するように配置されてもよい。
また、前記放熱ファンのうち少なくとも一つは、前記シャーシから前記PDP側に送風するように配置され、少なくとも他の一つは、前記PDPから前記シャーシ側に送風するように配置されることが望ましい。
また、前記PDPと前記シャーシとの間には熱伝導性の放熱シートがさらに配置されることが望ましい。
また、前記放熱シートは、その一面は前記PDPと接し、他の面は前記シャーシ側の前記シャーシと接しない位置に配置されることが望ましいが、これに限定されるものではない。
ここで、前記放熱ファンは、センサーと、前記センサーからデータを受信して前記放熱ファンの回転数を調節する回転数調節器とを含むことが望ましい。
また、前記センサーは、温度感知センサーであることが望ましい。
また、前記放熱ファンは、放熱フィンを備えていることが望ましい。
本発明によれば、シャーシに形成された少なくとも1つのホール上に、シャーシと実質的に平行に装着された少なくとも1つの放熱ファンを作動させる強制対流方式により、PDPから発生する熱を外部に効果的に放出させうるプラズマディスプレイモジュールを提供することができる。また、周辺環境に応じて放熱ファンの回転数を適切に調節することによって、放熱ファンの作動による電力損失及び騷音の発生を最小化できる。
また、本発明によれば、強制対流方式によりPDPの温度上昇を防止することで、寿命が画期的に延長されたプラズマディスプレイモジュールを提供することができる。
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の望ましい実施形態によるプラズマディスプレイモジュールを示した斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断面図であり、図3は、図1のシャーシ部上に放熱ファンが配置された構造を示すとともに一部を拡大して示す平面図であり、図4は、図1の放熱ファンの構成を示したブロック図である。
図面を参照すれば、本発明の望ましい実施形態によるプラズマディスプレイモジュール10には、画像が表示されるPDP100が備えられている。
このようなPDP100としては、多様な種類のPDPのうち何れか一つが採用されうるが、その一例として、交流型の3電極面放電PDPが採用されうる。この場合、PDP100は、第1パネル110及び第2パネル120からなり、第1パネル110は、図示されていないが、第1基板上に設けられるストライプ状の共通電極及び走査電極を含んでなる複数の維持電極対と、維持電極対を埋め込む第1誘電体層と、第1誘電体層の表面にコーティングされる保護層とを含んでいる。
そして、第2パネル120は、第1パネル110と対向するものであって、図示されていないが、第2基板上に設けられ維持電極対と交差する複数のアドレス電極と、アドレス電極を埋め込む第2誘電体層と、第2誘電体層上に形成され、放電状態を放電セル内に制限してクロストークを防止する隔壁と、隔壁により区画された放電空間の内側に塗布される赤色、緑色、青色の蛍光体層とを含んでいる。
ここで、放電セルは、維持電極対とアドレス電極とが互いに交差する部分の中間領域に対応し、放電セル内には放電ガスが充填される。
前記のような構成を有するPDPの一面にはシャーシ30が配置されているが、シャーシ30は、PDP100が熱により変形するか、または外部衝撃によって破損することを防止する機能を果たす。
一方、PDP100とシャーシ30とは、両面テープなどの接着部材135によって付着しうる。
また、シャーシ30は、前記のようにPDP100を支持してPDP100の変形や破損を防止しなければならないので、十分な剛性を有する必要がある。このように剛性を補強するために、プラズマディスプレイモジュール10は、シャーシ30のPDP100と反対側にある面に配置されてシャーシ30の剛性を補強する補強部材90を備えうる。
また、シャーシ30のPDP100と反対側にある面には、駆動回路部140が配置されており、駆動回路部140はPDP100を駆動する電気信号を発生させる。そのため、駆動回路部140には、画像具現のための電圧信号を印加し、電源を供給するための各種の電子部品(図示せず)が備えられている。
また、駆動回路部140は、信号伝達手段31,32によりPDP100と電気的に連結されて信号を伝達するが、信号伝達手段31,32としては、FPC(Flexible Printed Cable)、TCP(Tape Carrier Package)及びCOF(Chip On Film)のうち少なくとも1つが選択されて採用されうる。
本実施形態によるプラズマディスプレイモジュール10において、シャーシ30には少なくとも1つのホール30aが形成され、このようなホール30aのPDP100と反対側の上部には、少なくとも1つの放熱ファン40が配置されることが望ましい。
ここで、このようなホール30aは、シャーシ30上の駆動回路部140が配置されない領域に形成されることが望ましい。
また、このようなホール30aは、シャーシ30の剛性、及び駆動回路部140の配置構造に支障を来さない範囲内で可能な限り大きく、多数形成されることが望ましい。
また、ホール30aは、図面中では円形に示されているが、これに限定されるものではなく、その他に四角形、五角形または楕円形など多様な形態に形成されうる。
ここで、放熱ファン40は、基本的にファン40a及びシリンダブロック(図示せず)を備え、シャーシ30と実質的に平行に配置されることが望ましいが、本発明がこれに限定されるものはなく、これと同じ効果が得られるものであれば、その他どの方向に配置されてもよい。ここで、放熱ファン40がシャーシ30と実質的に平行に配置されるとは、放熱ファン40がシャーシ30の主たる平面に対して完全に平行に配置されることのみを意味するのではなく、このようなシャーシ30の主たる平面に対してある程度の傾きを持っていても全体的に見て平行に等しいと認められるように配置されることを含む概念である。
これにより、放熱ファン40は、シャーシ30とPDP100との間に形成される一定の空間内の空気を容易に循環させることができる。ここで、シャーシ30とPDP100との間に形成される一定の空間とは、後述する放熱シート130が配置されない場合には、シャーシ30とPDP100との間に形成される空間であり、放熱シート130が配置される場合にはシャーシ30と放熱シート130との間に形成される空間をいう。
ここで、放熱ファン40は、シャーシ30からPDP100方向に送風するように配置されるか、またはPDP100からシャーシ30方向に送風するように配置されることができる。これにより、放熱ファン40は、シャーシ30とPDP100との間に形成される一定の空間内の空気を循環させることができる。
また、放熱ファン40のうち少なくとも一つは、シャーシ30の外側からPDP100の方向に送風するように配置され、少なくとも他の一つは、PDP100側からシャーシ30の方向に送風するように配置されることが望ましい。これにより、シャーシ30に形成されたホール30aを通ってシャーシ30の外側からPDP100の方向に流入した空気は、シャーシ30に形成された他のホール30aを通ってさらにPDP100側からシャーシ30の方向に、放熱ファン40を利用した強制送風方式により活発に流出する。したがって、PDP100から発生した熱は、強制対流により前記のように循環する空気を介してさらに円滑に外部に放出されることができる。
しかし、本発明がこれに限定されるものではなく、この他に放熱ファン40の全部が、前記両方向のうちのどちらか一方向に送風するように配置されても良い。
また、PDP100とシャーシ30との間には熱伝導性の放熱シート130がさらに配置されることが望ましい。すなわち、これにより、PDP100から発生した熱は、放熱シート130を熱伝導媒体としてシャーシ30に伝えられる。この際、熱は直接または隣接した空気を介してシャーシ30に伝えられる。
また、放熱シート130は、その一面はPDP100と接し、他の面はシャーシ30側のシャーシ30と接触しない位置に配置されることが望ましい。これにより、放熱シート130とシャーシ30との間に一定の空間が形成され、前記空間内に、放熱ファン40を利用した強制送風方式による強制対流が発生させられる。これにより、さらに効果的な放熱が行われる。
しかし、本発明がこれに限定されるものはなく、放熱効果は低下するものの、放熱シート130の一面はPDP100と接し、他の面はその全部または一部がシャーシ30と接するように配置されることもある。
また、放熱ファン40は、ファン40a及びシリンダブロック(図示せず)の他にセンサー40d、回転数調節器40c、及び放熱フィン40bをさらに含むことが望ましい。これにより、プラズマディスプレイモジュール10の周辺温度の変化に応じてPDP100の温度が変化する場合に、ファン40aの回転数を適切に調節することによって、ファン40aの作動による不要な騷音及び電力を低減させることができる。
ここで、センサー40dは、放熱シート130が配置されている場合、放熱シート130及び/またはシャーシ30を貫通してPDP100の適切な部分と接するように配置されることが望ましいが、これに限定されるものではなく、プラズマディスプレイモジュール10の他の適切な位置に配置されても良い。
また、センサー40dは、温度感知センサーであることが望ましいが、これに限定されるものではなく、その他、騷音感知センサーなど、騒音及び電力を低減させる目的を達成できるものであれば、いかなるセンサーであっても用いられることができる。
また、回転数調節器40cは、センサー40dからデータを受信して可変抵抗などによってファン40aの回転数を周辺環境によって適切に調節する役割を果たし、放熱ファン4内の適当な位置に配置されることが望ましい。
また、放熱ファン40の後面に位置するヘッド部(図示せず)には放熱フィン40bが配置され、放熱フィン40bの形状、位置、設置角度などは、ファン40aの放熱を助けるため、前方から流入する空気の流れに対して最大限の放熱面積が確保されるように決定されなければならない。
一方、以下に放熱ファン40の作動例を具体的に説明する。
冬季中であるため周辺温度が十分に低いか、クーラなどによって十分に低くされているため、敢えてファン40aを作動させなくても良い場合には、これを作動させずに、外部温度を利用した自然対流によって放熱させる。また、他の例として、周辺環境を考慮し、周囲が静かな場合には、ファン40aを低騒音の低速回転モードで作動させ、周辺が騒々しい場合には、ファン40aの騒音が周囲の騷音を超えない程度の高速回転で作動させることで、強制冷却方式による騷音の不便さを解消し、併せて放熱ファン40の作動による不要な電力損失を最小化することができる。
本発明は、図面に示された実施形態を参考にして説明されたが、これは、例示的なものにすぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は特許請求の範囲の技術的思想によって決められなければならない。
本発明は、プラズマディスプレイモジュールに関連したものであって、放熱効果が改善されたプラズマディスプレイモジュールに適用されうる。
本発明の望ましい実施形態によるプラズマディスプレイモジュールを示した斜視図である。 図1のII−II線の部分切開断面図である。 図1のシャーシ部上に放熱ファンが配置された構造を示すとともに一部を拡大して示す部分拡大平面図である。 図1の放熱ファンの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プラズマディスプレイモジュール、
30 シャーシ、
30 ホール、
31、32 信号伝達手段、
40 放熱ファン、
40a ファン、
40b 放熱フィン、
40c 回転数調節器、
40d センサー、
90 補強部材、
100 プラズマディスプレイパネル、
110 第1パネル、
120 第2パネル、
130 放熱シート、
135 接着部材、
140 駆動回路部。

Claims (12)

  1. ガス放電を利用して画像を表示するプラズマディスプレイパネルと、
    前記プラズマディスプレイパネルを支持し、少なくとも一つのホールが形成されているシャーシと、
    前記シャーシの前記プラズマディスプレイパネルと反対側にある面に配置され、前記プラズマディスプレイパネルを駆動する電気信号を発生させる駆動回路部と、
    前記シャーシの前記ホールに臨んで配置された少なくとも1つの放熱ファンと、を備えるプラズマディスプレイモジュール。
  2. 前記ホールは、前記シャーシ上の前記駆動回路部が配置されていない部分に形成されることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  3. 前記放熱ファンは、前記シャーシと実質的に平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  4. 前記放熱ファンは、前記シャーシと前記プラズマディスプレイパネルとの間に形成される一定の空間内の空気を循環させるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  5. 前記放熱ファンは、前記シャーシから前記プラズマディスプレイパネル側に送風するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  6. 前記放熱ファンは、前記プラズマディスプレイパネルから前記シャーシ側に送風するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  7. 前記放熱ファンのうち少なくとも1つは、前記シャーシから前記プラズマディスプレイパネル側に送風するように配置され、少なくとも他の1つは、前記プラズマディスプレイパネルから前記シャーシ側に送風するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  8. 前記プラズマディスプレイパネルと前記シャーシとの間には、熱伝導性の放熱シートが配置されていることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  9. 前記放熱シートは、一面は前記プラズマディスプレイパネルと接し、他の面は、前記シャーシ側の前記シャーシと接しない位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  10. 前記放熱ファンは、センサーと、前記センサーからデータを受信して前記放熱ファンの回転数を調節する回転数調節器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  11. 前記センサーは、温度感知センサーであることを特徴とする請求項10に記載のプラズマディスプレイモジュール。
  12. 前記放熱ファンは、放熱フィンを備えることを特徴とする請求項10に記載のプラズマディスプレイモジュール。
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