JP2006293314A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる厚みやサイズの基板であっても高い位置精度で露光できる画像形成装置の提供。
【解決手段】待機ワーク温度を測定するワーク温度測定手段と、ステージの温度を測定するステージ温度測定手段と、前記ワーク温度測定手段で測定されたワークのワーク温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求める待ち時間演算手段とを備え、前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、前記マーク計測および露光を行なう画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成方法に係り、特に、ワークに高い精度で画像を形成できる画像形成装置および画像形成方法に関する。
近年、複数の画素を選択的にon−offさせて基板などのワークを露光する露光ヘッドがx方向に沿って複数配列された露光ユニットと、前記ワークが載置されるとともに、前記露光ユニットに対して前記x方向に直交するy方向に沿って相対移動可能なステージとを備える画像形成装置を用い、ディスプレー用ガラス基板を、回路パターンを焼き付けたパターンフィルムを用いること無しに露光する所謂パターンレス露光が広く行なわれている(特許文献1)。
前記画像形成装置においてステージを往復動させて露光を行なう場合には、ワークに付された基準マークの位置を往路で検出し、復路においては、往路で検出した基準マークの位置を基に画像データを補正しつつ、露光を行う。
しかしながら、前記画像形成装置を稼動させると、当然のことながら露光ヘッドなどの負荷部品から大量の熱が生じるから、画像形成装置内温度は装置設置環境温度よりも高くなる。
一方、ワークは、画像形成装置に供給されるまでは装置設置環境に置かれ、装置設置環境温度になじんでいるから、画像形成装置内温度よりも温度が低い。
したがって、ステージの往路と復路とでは、復路の方がワークの温度が上昇するから、往路と復路とで基準マークの位置がずれて露光位置精度が低下するという問題が生じる可能性がある。
前記問題を解決する方法として、ステージの温度に合わせてワークの温度を制御しつつ、基準マークの位置検出および露光を行なう方法がある(特許文献2〜4)。
特開2004−163798号公報 特開平11−214475号公報 特開平11−176730号公報 特開2003−045947号公報
しかしながら、基板には種々のサイズおよび厚みのものがあるので、前記画像形成装置は、異なる厚みやサイズの基板に対応できる必要がある。しかし、基板の温度を調節する温調空間を基板のサイズや厚みに合わせて複数設けることは実際的ではない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、ステージ上に載置されたワークに付された基準マークを基準に画像を形成する画像形成装置において、基準マーク検出時と画像形成時とで熱膨張による位置誤差を生じさせることなく、高い位置精度で画像を形成できる画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、ワークが載置されるステージと、前記ステージに載置されたワーク上の基準マークを検出し、検出した基準マーク位置を基準として画像を形成する描画手段と、待機状態にあるワークの温度を測定するワーク温度測定手段と、ステージの温度を測定するステージ温度測定手段と、前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求める待ち時間演算手段とを備え、前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、基準マーク位置検出および画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、ワーク温度とステージ温度との差に基づいて待ち時間を求め、前記待ち時間が経過した後に基準マークの検出即ちマーク計測と画像形成とを行なっているから、マーク計測および画像形成はワークの温度が安定した後に行なわれる。したがって、ワークの熱膨張によってマーク計測時と画像形成時とで位置誤差が生じるのを防止できる。
請求項2に記載の発明は、ワークが載置されるステージと、前記ステージに載置されたワーク上の基準マークを検出し、検出した基準マーク位置を基準として画像を形成する描画手段と、前記ワークの温度を測定するワーク温度測定手段と、ステージの温度を測定するステージ温度測定手段と、前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求める待ち時間演算手段とを備え、前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、基準マーク検出および画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においても、ワーク温度とステージ温度との差に基づいて待ち時間を求め、前記待ち時間が経過した後に基準マークの検出即ちマーク計測と画像形成とを行なっているから、マーク計測および画像形成はワークの温度が安定した後に行なわれる。したがって、ワークの熱膨張によってマーク計測時と画像形成時とで位置誤差が生じるのを防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記描画手段が、複数の画素を選択的にon−offさせて前記ワークを露光する露光ヘッドがx方向に沿って複数配列された露光ユニットであり、前記ステージが、前記露光ユニットに対して前記x方向に直交するy方向に沿って相対的に移動可能に形成され、前記露光ユニットが、前記ステージを相対移動させつつ、前記ワーク上の位置決め基準マークを検出し、次いで、検出された基準マークの位置に基づいて露光画像データを補正しつつ前記ワークを露光して画像形成を行なうものに関する。
描画手段として露光ユニットを備え、前記露光ユニットによってワークを露光して画像を形成する画像形成装置においては、露光中にワークが加熱されてマーク計測時のワーク寸法との間に誤差が生じることがないように、ステージを所定の温度に保持してワークの温度を制御することが行なわれている。
しかしながら、前記ワークをステージに載置してからワークとステージとの温度が実質的に等しくなるまでの間には、ある程度の時間差があるのが普通であるから、ワークをステージに載置して直ちにマーク計測および露光を行なうと、マーク計測時と露光時とでワークの寸法に誤差が生じる可能性がある。
しかしながら、前記画像形成装置においては、ワーク音素測定手段で測定したワークの温度とステージ温度測定手段で測定されたステージの温度とから待ち時間を求め、この待ち時間が過ぎてからマーク計測および露光を行なうから、マーク計測時と露光時とのワーク寸法差を極めて小さく抑えることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記ワーク温度測定手段が前記ステージに載置された直後のワークの温度を測定するものに関する。
前記ステージに載置された直後のワークの温度を測定するワーク温度測定手段は、オペレータがワークをステージに載置する形態の画像形成装置に使用することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1、3、および4の何れか1項に記載の画像形成装置において、ワークを前記ステージの近傍に搬入するワーク搬入手段と、前記ステージ上で画像が形成されたワークを画像形成装置外に搬出するワーク搬出手段と、前記ワーク搬送装置で搬入されたワークを前記ステージに載置し、前記ステージ上のワークを前記ワーク搬出手段に移すワーク載置手段とを備え、前記ワーク搬入手段は、搬入されたワークを待機させるワーク待機領域を備え、前記ワーク待機領域は、ステージ温度と実質的に等しい温度に調節され、前記ワーク温度測定手段は、前記ワーク待機領域に搬入されたワークの温度を測定するとともに、前記ワーク載置手段は、ワークが前記ワーク待機領域に搬入されてから、前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過した後に、前記ワークをステージに載置する物に関する。
請求項6に記載の発明は、請求項1、3、および4の何れか1項に画像形成装置において、ワークを画像形成装置内に搬入するワーク搬入手段と、搬入されたワークを待機させるワーク待機領域とを備え、前記ワーク待機領域は、ステージ温度と実質的に等しい温度に調節され、前記ワーク温度測定手段は、前記ワーク待機領域に搬入されたワークの温度を測定するものに関する。
これらの画像形成装置においては、ワーク搬入、ステージへの載置、基準マーク検出、画像形成、およびワーク搬出の一連の動作が自動的に行なわれる。
前記ワーク温度測定手段によって前記ワーク待機領域に搬入されたワークの温度が測定され、このワーク温度とステージ温度とに基づいて待ち時間演算手段で待ち時間が求められる。
そして、画像形成装置内に搬入されたワークは、前記待ち時間が経過するまで、ステージと実質的に等しい温度に調節されたワーク待機領域で待機し、前記待ち時間が経過した後にステージに搬入されて基準マーク検出および画像形成が行なわれる。
したがって、基準マーク検出および画像形成の間にワークが温度変化で伸縮することが殆どないから、高い位置精度で画像が形成できる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記ワークの厚みおよびサイズに関するサイズ情報を入力するサイズ情報入力手段を備えてなり、前記待ち時間演算手段は、前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度と、前記サイズ情報入力手段から入力された前記ワークの厚みおよびサイズとから待ち時間を求めるものに関する。
前記画像形成装置においては、ワーク温度およびステージ温度だけでなく、ワークの厚みおよびサイズに基づいて待ち時間を求めている。したがって、異なる厚みおよびサイズのワークに画像を形成する場合においても、前記厚みおよびサイズに応じた待ち時間が求められる。
したがって、ワークの厚みおよびサイズによらず、ワークの温度が安定した後にマーク計測および画像形成を行なうことができるから、ワークの熱膨張によってマーク計測時と画像形成時とで寸法誤差が生じるのを防止できる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記描画手段およびステージを収納する筐体を備え、前記ステージ温度測定手段が、前記筐体内部の温度である機内温度を測定する機内温度計であるものに関する。
本発明の画像形成装置においては、機内の温度が安定した段階においては、ステージ温度と機内温度とは等しいと考えられる。そして、画像形成装置は空調装置に接続されるとともに、機内温度計によって機内温度を測定して機内が所定の温度に保持されるようにフィードバック制御される。
前記画像形成装置においては、ステージ温度測定手段として機内温度計を用いているから、前記器内温度計とは別個にステージ温度を測定するための温度計を設ける必要がない。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記ワーク温度測定手段が、測定したワークの表面温度をワークの色彩に応じて補正するワーク温度補正手段を備えてなるものに関する。
ワーク温度測定手段として赤外線温度計のような放射温度計を用いた場合は、ワークの実際の温度が同一であっても、ワークの色が白っぽい場合は低く、反対に黒っぽい場合は高く計測される。
前記画像形成装置は、ワーク温度補正手段を備えているので、ワークの色による測定誤差を補正することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記待ち時間演算手段が、前記サイズ情報入力手段から入力された前記ワークのサイズと、前記ワークの線膨張係数と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度とから、許容範囲内の位置誤差で基準マークの検出および画像形成が行なえる描画開始ワーク温度を求め、前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記描画開始ワーク温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求めるものに関する。
前記画像形成装置においては、たとえば、入力されたワークのサイズと、前記ワークの線膨張係数と、ステージ温度とから、ステージ温度におけるワークのサイズを求め、次いで、前記ワークが前記サイズに対して許容誤差範囲内のサイズにあるときの温度を求め、この温度を描画開始ワーク温度とするという手順で露光開始ワーク温度を求めることができる。
したがって、露光開始ワーク温度は、ステージ温度よりも低いから、前記画像形成装置で設定される待ち時間もより短くてすむ故に、前記画像形成装置は生産性が高い。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記待ち時間演算手段が、前記サイズ情報入力手段から入力された前記ワークの厚みと、前記ステージ温度または描画開始ワーク温度とワーク温度測定手段で測定したワーク温度との差と、前記ワークの厚みと温度応答速度との関係について予め求められたワーク温度応答テーブルとから待ち時間を求めるものに関する。
前記請求項は、請求項7に記載のワーク温度と、ステージ温度または露光開始ワーク温度と、ワークの厚みと、サイズとに基づいて待ち時間を求める手順の具体例を記載した請求項である。
請求項12に記載の発明は、請求項3〜11の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記ステージが前記露光ユニットに対してy方向に往復動可能であり、前記ステージの往動時に前記ワーク上の基準マークの検出を行い、復動時に前記ワークの露光を行なう画像形成装置に関する。
前記画像形成装置においては、ステージを往復動させることにより、マーク計測と露光とが完了するから、ステージを同じ方向に移動させながらマーク計測と露光とを行なう形態の画像形成装置に比較してステージの移動距離を短くできる。したがって、画像形成装置全体をコンパクトに構成できる。
請求項13の発明は、ワークが載置されるステージと、前記ステージに載置されたワーク上の基準マークを検出し、検出した基準マーク位置を基準として画像を形成する描画手段とを有する画像形成装置を用いて前記ワーク上に画像を形成する画像形成方法であって、前記ワークの温度および前記ステージの温度を測定し、次いで測定されたワーク温度とステージ温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求め、前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、基準マーク位置検出および画像形成を行なうことを特徴とする画像形成方法に関する。
請求項1のところで説明したように、前記画像形成方法においても、マーク計測および画像形成は、ワークの温度が安定した後に行なわれる。したがって、ワークの熱膨張によってマーク計測時と画像形成時とで寸法誤差が生じるのを防止できる。
以上説明したように本発明によれば、マーク計測時および画像形成時において熱膨張による位置のずれが生じることのない画像形成装置が提供される。
1.実施形態1
以下、本発明の画像形成装置の一例である露光装置について説明する。
図1〜図3に示すように、実施形態1に係る露光装置100は、フラットベッド型である。
露光装置100は、棒状の角パイプを枠状に組み付けて構成された矩形状の枠体12に各部が収容されて構成されている。なお、枠体12にはパネル(図示せず。)が張り付けられて内外が遮断されている。
枠体12は、背高の筐体部12Aと、この筐体部12Aの一側面から突出するように設けられたステージ部12Bとで構成されている。
ステージ部12Bは、その上面が筐体部12Aよりも低位とされ、作業者がこのステージ部12Bの前に立ったときに、ほぼ腰の高さになるように配設されている。
ステージ部12Bの上面には、開閉蓋14が設けられている。開閉蓋14の筐体部12A側の一辺には、図示しない蝶番が取付けられ、この一辺を中心として開閉する。
開閉蓋14を開放した状態のステージ部12Bの上面には、本発明のステージに相当する露光ステージ16が露出可能となっている。
図4に示すように、露光ステージ16の下面には、断面略コ字型の脚部16Aが取り付けられている。脚部16Aは、このステージ部12Bから前記筐体部12Aまで延設された定盤18に対して、当該露光ステージ16を摺動可能に支持すると共に、互いに平行、かつ定盤18の長手方向に沿って配設された一対の摺動レール20を介して支持されている。したがって、露光ステージ16は、前記摺動レール20上を、ほとんど摩擦抵抗なくy方向に沿って移動する。
本発明のワークの一例である感光材料22(感光材料22が塗布または貼付された基板であってもよい。)は、露光ステージ16における感光材料載置面17に載置される。感光材料載置面17には、複数の溝(図示省略)が設けられ、バキュームポンプ等によって溝内を負圧にすることができるように構成されている。バキュームポンプ等によって溝内を負圧にすることにより、感光材料22は、感光材料載置面17に密着され、マーク測定中および露光中に移動することが防止される。
図1〜図3に示すように、定盤18の長手方向一端部はステージ部12Bに至り、この位置に露光ステージ16が位置している状態で、作業者は露光ステージ16上に感光材料22を載置し、または取り出すことができる。
ステージ部12Bには、定盤18の長手方向一端部に位置する露光ステージ16に載置された直後の感光材料22の温度を測定する赤外線温度計19が設けられている。なお、赤外線温度計19において露光ステージ16の実際の温度を測定するようにしてもよい。赤外線温度計19は、本発明におけるワーク温度測定手段に相当する。
定盤18は、筐体部12Aを構成する角パイプに対して強固に固定された架台24に支持されており、露光ステージ16の移動軌跡の基準となっている。
前記定盤18の長手方向に沿って配設された一対の摺動レール20の間には、リニアモータ部26が配設されている。
リニアモータ部26は、ステッピングモータの駆動力を応用した直線型の駆動源であり、図1および図2に示すように、定盤18の長手方向に沿って設けられた棒状のコイル部26Aと、露光ステージ16の下面側に設けられ前記コイル部26Aとは所定の間隔を持って配置されたステータ部(磁石部)26Bとで、構成されている。
露光ステージ16は、コイル部26Aへの通電によって発生する磁界により駆動力を得て、前記摺動レール20に沿って定盤18上をy方向に沿って移動する。
前述したように、原理はステッピングモータと同様であるため、実施形態1に係る露光ステージ16は、定速性、位置決め精度、並びに始動、停止時のトルク変動等、電気的な制御により精度の高い駆動制御が可能となっている。
露光ステージ16における定盤18上での移動軌跡のほぼ中間位置には、露光ユニット28が配設されている。
露光ユニット28は、図1に示すように、前記定盤18の幅方向両端部の外側にそれぞれ立設された一対の支柱30に掛け渡されるように配設され、これによって露光ステージ16が通過するゲートが形成される。
露光ユニット28は、図5に示すように、複数のヘッドアッセンブリ28Aが定盤18の幅方向、即ちx方向に沿って配列されて構成されている。ヘッドアセンブリ28Aは、本発明における露光ヘッドに相当する。露光ユニット28においては、露光ステージ16を定速度で移動させながら、所定のタイミングでそれぞれのヘッドアッセンブリ28Aから露光ステージ16上の感光材料22に複数の光ビーム(詳細後述)を照射することにより、感光材料22を露光する。
露光ユニット28を構成するヘッドアッセンブリ28Aは、図6において(B)に示すように、m行n列(例えば、2行4列)の略マトリックス状に配列され、複数のヘッドアッセンブリ28Aが、x方向、換言すれば前記露光ステージ16の移動方向即ち走査方向bに直交する方向に配列される。実施形態1に係る露光装置100では、ヘッドアッセンブリ28Aは、感光材料22の幅との関係で、4個×2行=8個設けられている。なお、図1〜図3および図5に示すように、10個のヘッドアセンブリ28Aは千鳥状に配列されている。
1つのヘッドアッセンブリ28Aによる露光エリア28Bは、走査方向bを短辺とする矩形状であって走査方向bに対して所定の傾斜角で傾斜している。したがって露光ステージ16が移動すると、図6において(A)に示すように、感光材料22にはヘッドアッセンブリ28A毎に帯状の露光済み領域が形成される。
図1に示すように、筐体部12A内の露光ステージ16の移動を妨げない場所に光源ユニット(図示せず。)が配設されている。光源ユニットには複数のレーザ光源(半導体レーザ)が収容されている。前記レーザ光源から出射するレーザ光は、光ファイバー(図示せず。)を介して夫々のヘッドアッセンブリ28Aに案内される。
各ヘッドアッセンブリ28Aにおいては、前記光ファイバーによって案内され、入射された光ビームを空間光変調素子であるデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD、図示せず。)によって、画素単位で制御し、感光材料22に対して画素パターンを露光する。実施形態1に係る露光装置100では、複数の画素を重ね合わせて1画素の濃度を表現する。
図7に示される如く、1つのヘッドアッセンブリ28Aにおいて、露光済み領域28Bは、二次元配列(例えば4×5)された20個の画素によって形成される。
前記20個の画素は走査方向に対して傾斜しているから、一の列の画素は、走査方向に対してより下流側に位置する列の相隣り合う2つの画素の間を通過する。したがって、実質的な画素間ピッチを詰めることができ、高解像度化を図ることができる。
前記露光ステージ16上に位置決めされた感光材料22への露光処理は、前記露光ステージ16が摺動レール20上を筐体部12Aの奥に向って移動するとき(往路a)ではなく、前述のように、一旦、筐体部12Aの奥に到達して、ステージ部12Bへ戻るとき(復路b)に実行される。
すなわち、往路aは、露光ステージ16上の感光材料22の位置情報を得るための移動であり、この位置情報を得るためのユニットとして、図1〜図3および図8に示すように、定盤18上にカメラユニット32が配設されている。
カメラユニット32は、図1〜図3に示すように、露光ユニット28よりも往路aの方向に沿って下流側に配設され、図8に示すように、筐体部12Aの一部を構成する一対の梁部34に固定されている。
カメラユニット32は、図8に示すように、前記一対の梁部34に固定されるベース部36と、このベース部36に対して定盤18の幅方向へ移動可能な複数(実施形態1では、4台)のカメラ部38とで構成されている。
カメラ部38は、それぞれ独立して前記ベース部36に沿って配設された互いに平行な一対のレール部40にカメラベース42を介してx方向に摺動可能に取付けられている。
カメラ部38は、カメラ本体38Aの下面にレンズ部38Bが設けられ、当該レンズ部38Bの突出先端部には、リング状のストロボ光源38Cが取付けられている。
このストロボ光源38Cからの光が、前記露光ステージ16上の感光材料22へ照射され、その反射光を前記レンズ部38Bを介してカメラ本体38Aに入力させることで、感光材料22上のマークM(図9参照)を撮影することができる。なお、マークMとしては、感光材料22に形成された孔やパターン、感光材料22のエッジ等が採用可能である。また、マークMの計測をレーザ光の照射によって行うようにしてもよい。
前記カメラベース42は、それぞれ、ボールねじ機構部44の駆動によって、定盤18の幅方向即ちx方向に沿って移動可能であり、前記露光ステージ16の移動と、このボールねじ機構部44の駆動力による定盤18の幅方向への移動とによって、感光材料22の所望の位置にレンズ部38Aの光軸を配置することが可能である。
露光ステージ16と、感光材料22とは、作業者が感光材料22を感光材料載置面17に載置することによって相対位置関係が決まるが、感光材料載置面17における感光材料22を載置すべき位置と感光材料22の実際の位置との間に、若干のずれが生じることがある。そこで、図9に示すように、感光材料22に設けられたマークMをカメラ本体38Aによって撮影する。この撮影によって前記ずれが認識され、露光ユニット28による露光タイミングを補正する。マークMは、本発明における基準マークに相当し、感光材料22に予め付された円などの符号であってもよく、また、所定のパターンであってもよい。
カメラユニット32でマーク計測を行なう手順について以下に説明する。
図11に示すように、ステージ動作制御信号が入力され、所定の待ち時間が経過すると、コントローラ部54のカメラ動作制御部56は、カメラ部38に起動信号を入力する。この起動信号によりカメラ部38では、撮影が開始される。すなわち、露光ステージ16の動作タイミングと、カメラ部38による撮影タイミングとは同期がとられている。
また、上記ステージ動作制御信号と共に、サイズ情報が幅方向位置設定部58に入力され、この幅方向位置設定部58により、ボールねじ機構部44の動作が制御され、カメラ部38の定盤18に対する幅方向位置が調整される。
前記カメラ部38の撮影動作中において、露光ステージ16は、定盤18上の往路を定速度移動する。このため、露光ステージ16上に載置されている感光材料22に付与されたマークMがカメラ部38によって撮影される。
撮影されたデータは、撮影データ解析部60へ送出され、撮影データの解析が行わる。基本的には、撮影された画像データはアナログデータ(光電変換直後は、光量が電圧に変換される)であるため、このアナログデータをデジタル画像データに変換し、当該デジタル画像データが位置データと共に数値(濃度値)管理される。
撮影データ解析部60で解析されたデジタル画像データは、マーク抽出部62へ送出され、マークを抽出し、マーク照合部64へ送出する。一方、前記デジタル画像データに対応付けられた位置データは、露光位置補正係数演算部66へ送出される。
前記マーク照合部64では、抽出したマークの画像データと、予めマークデータメモリ68に記憶されたマークデータとを照合し、一致/不一致を示す信号を前記露光位置補正係数演算部66へ送出する。
露光位置補正係数演算部66では、照合の結果、一致していると判別されたマークデータに対応する位置データと、本来の(設計上の)マークの位置データとの誤差を認識し、露光位置(露光ステージ16の移動方向における露光開始位置並びに、露光ステージ16の幅方向における画素のシフト位置)の補正係数を演算し、露光制御系へ送出する。
ここで、実施形態1におけるマーク検出の特徴は、露光ステージ16を定速度で移動しながらマークを検出することにある。図9において(A)に示すように、本来、感光材料22に付与されたマークMが円形とした場合、これを露光ステージ16を移動しながら撮影すると、撮影画像は撮影時のシャッタースピード等にもよるが、図9において(B)に示すように、長円形マークMLになる。
そこで、マークデータメモリ68に記憶するマークデータを、図9において(C)に示すように、カメラ部38の撮影環境(シャッタースピード、露光ステージ16の移動速度等)を加味した画像ML’とし、換言すれば、本来のマーク形状ではなく、前記撮影環境下での実際に撮影した画像に対応したマークデータをマークデータメモリ68に記憶させることにより、照合の適正化を図っている。
図1に示される如く、露光装置100における筐体部12Aの内側に、更にチャンバ46が設けられ、露光ユニット28とカメラユニット32とはチャンバ46内に配設されている。露光装置100の近傍には空調装置50が設けられ、空調装置50とチャンバ46とはダクト48で連通している。
したがって、空調装置50から、所定の温度に調節されたエアがチャンバ46に送り込まれると、チャンバ46内は正圧となり、唯一の逃げ場、すなわち、露光ステージ16の移動空間を通って、筐体12におけるステージ部12Bへと流動する。この流動により、露光ユニット28周辺の塵埃を排出することができ、かつ開閉蓋14の開放時であっても、圧力差によって新たな塵埃の侵入を防止することが可能となっている。
チャンバ46の内部には、図1に示すように、露光装置100の機内温度を測定するための機内温度計47が設けられている。機内温度計47における測定結果は、制御コンピュータ10を介して空調装置50にフィードバックされ、チャンバ46内が所定の温度に保持される。
また、露光ユニット28のステージ部12Bに近い側に、定盤18の幅方向に亘り、除電装置(イオナイザ)52が配設されている。
除電装置52は、中空パイプ状の吹出部52Aと、この吹出部52Aへイオン化されたエアを供給するイオン発生部52Bとで構成され、定盤18に向けて、イオン化されたエアを吹き出す構造となっている。
より具体的には、イオン発生部52Bでは、アース電極と放電電極との間でコロナ放電が発生することでイオンが生成され、このイオンを送風源によって吹出部52Aへ案内し、静電気によって耐電している塵埃と異極のイオンによる中和し、除電を行う。
これにより、感光材料22が載置された露光ステージ16が定盤18上を移動するとき、感光材料22の表面を除電し、静電気によって付着している塵埃を除去すると共に、エアブローで露光ステージ16の上方空間に浮遊する塵埃を除去することが可能となる。
露光装置100には、更に、露光ステージ16、リニアモータ部26、露光ユニット28、カメラユニット32、および空調装置50等を制御するコンピュータ10が設けられている。コンピュータ10は、露光ステージ16の設定温度等の運転条件を入力するキーボード10Aと、入力結果や実際の運転状況等を表示するディスプレー10Bと、入力された情報を記憶するとともに、種々の演算を行なう演算記憶部10Cとを備える。なお、コンピュータ10には、キーボード10Aを通して感光材料22のサイズや厚みに関するサイズ情報も入力される。また、赤外線温度計19および機内温度計47からコンピュータ10に感光材料22および機内温度即ち露光ステージ16の温度も入力される。そして、コンピュータ10は、後述するように、入力されたサイズ情報や感光材料22や露光ステージ16の表面温度などに基づき、感光材料22をマーク計測および露光するまでの待ち時間を求め、求めた待ち時間が経過したらカメラユニット32および露光ユニット28を駆動するから、本発明における対象ワーク情報入力手段および待ち時間演算手段に相当する。
以下、露光装置100の作用について説明する。
感光材料22を表面に吸着した露光ステージ16は、リニアモータ部26の駆動力により、定盤18の摺動レール20に沿ってステージ部12Bから筐体部12Aの奥側へ一定速度で矢印aの方向に移動する(往路a)。ここで露光ステージ16がカメラユニット32を通過する際に、カメラ部38により感光材料22に予め付与されたマークMを検出する。このマークMは、予め記憶されたマークと照合され、その位置関係に基づいて露光ユニット28による露光開始時期等が補正される。
上記露光開始時期補正ルーチンを図12のフローチャートに示す。
ステップS100では、露光開始指示があったか否かが判断され、肯定判定されると、ステップS200に移行して以下の手順で待ち時間を求める。一方、ステップS100で否定判定の場合は、このルーチンは終了する。
待ち時間を求める手順を図13に示す。
図13に示すように、先ず、ステップS202において、コンピュータ10の演算記憶部100Cは、赤外線温度計19で測定した感光材料22の温度T1を呼び出し、ステップS204において、機内温度計47で測定した機内温度T2即ち露光ステージ16温度を読み出す。
ステップS206において機内温度T2と感光材料22の温度T1との差ΔTを求める
一方、ステップS208において、演算記憶部100Cは、オペレータが入力した感光材料の厚みtおよびサイズSを呼び出し、ステップS210において感光材料22の厚さtと温度応答速度との関係を示す温度応答速度テーブルを呼び出して厚さtに対応する温度応答速度vを求める。
そして、ステップS212において、感光材料22のサイズSと、機内温度T2と感光材料22の温度T1との差ΔTと、温度応答速度vとから待ち時間twを求める。
待ち時間twは、以下の手順で求めてもよい。
感光材料22の厚みおよび種類、具体的には、銅箔と絶縁層とを何層積層したかという積層状態毎に予め温度応答速度vを求め、コンピュータ10の演算記憶部10Cに登録しておく。また、感光材料22の線膨張係数も演算記憶部10Cに登録しておく。
次ぎに、感光材料22のサイズSおよび厚さtに関するサイズ情報を事前にキーボード10Aからコンピュータ10に入力する。
入力したサイズ情報に基づき、最も温度変化の影響の大きなワーク位置、即ち長辺方向の始点と終点との2点におけるマークMの読取から露光までの時間差t1を算出する。また、感光材料22を露光ステージ16にセットしてからマークMの読取を開始するまでの時間をt0とする。
次ぎに、感光材料22の線膨張係数を演算記憶部10Cから呼び出し、呼び出した線膨張係数と入力したサイズ情報とに基づき、マーク読取位置と露光位置とのずれが許容値内に収まる温度差ΔT1を求める。
そして、感光材料22の温度応答速度テーブルを演算記憶部10Cから呼び出し、感光材料22の表面温度T1がT2−ΔT1に上昇するまでの時間を求め、この時間を待ち時間twとする。なお、T2は、機内温度、換言すればステージ温度である。
待ち時間twが求められたら、ステップS101において露光開始指示のあった時刻から待ち時間が経過したか否かを判定する。
ステップS101で待ち時間が経過したと判断したときは、ステップS102においてカメラ部38を起動させるように指示する。
ステップS101で待ち時間がまだ経過していないと判断したときは、ステップS101に戻って待ち時間が経過したか否かの判定を継続する。
ステップS102でカメラ部38の起動を指示すると、次いでステップS104へ移行して感光材料22のサイズ情報が入力されたか否かが判断される。このステップS104で肯定判定されると、ステップS106へ移行して入力したサイズ情報に基づいてボールねじ機構部44を駆動してカメラ部38の定盤18に対する幅方向位置を調整する。
ステップS108では、調整が完了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップS110へ移行して露光ステージ16の往路移動を開始する。この露光ステージ16の移動は定速度搬送である。
露光ステージ16が往路移動中、ステップS112では、この露光ステージ16の位置を確認し(リニアモータ部26の駆動パルスで判別可能)、ステップS114において撮影タイミングか否かが判断される。すなわち、露光ステージ16の移動方向先端がカメラユニット38の真下を通過する直前の位置か否かを判断し、肯定判定されると、ステップS116へ移行して撮影を開始する。
次のステップS118では、露光ステージ16の位置を確認し、ステップS120において撮影終了タイミングか否かが判断される。すなわち、露光ステージ16の移動方向後端がカメラユニット38の真下を通過し終えたか否かを判断し、肯定判定されると、ステップS122へ移行して撮影を終了する。
次のステップS124では、撮影したデータを解析し、次いでステップS126へ移行してマークMに相当する画像データを抽出する。
次いで、ステップS128では、マークデータメモリ68から基準データを読出し、ステップS130において、撮影し、かつ抽出したマーク画像データと基準データとを照合する。
次のステップS132では、照合結果に基づいて露光位置補正係数を演算し、ステップS134へ移行して露光制御系へ演算した補正係数データを送出し、このルーチンは終了する。
露光ステージ16が往路端まで至ると、折り返して矢印bに示すステージ部12B方向へ定速度で戻ってくる(復路b)。復路bでに露光ユニット28を通過すると、露光ユニット28では、前記補正された露光開始時期に基づいて、DMDにレーザ光が照射され、DMDのマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光が光学系を介して感光材料22へと案内され、この感光材料22上に結像され、画像が形成される。
本実施形態に係る露光装置100においては、感光材料22が露光ステージ16に載置された直後の表面温度T1と、露光ステージ16の温度、即ち機内温度T2と、感光材料22の厚みtと、サイズSとに基づいて待ち時間twを求め、求めた待ち時間が経過後にマーク計測および露光を行なっている。
したがって、感光材料22の厚みtおよびサイズSの如何によらず、感光材料22の温度が安定してからマーク計測および露光が行なわれるから、マーク計測と露光との間で熱膨張によるずれが生じることがない。
また、機内温度計47で測定した器内温度T2を露光ステージ16の温度として待ち時間を求めているから、露光ステージ16の温度を測定するための温度計を別に設ける必要がない。
更に、露光装置100では、図10において(A)に示すように、露光ステージ16の往路aの移動方向に対して上流側に露光ユニット28を配し、下流側にカメラユニット32を配しているから、露光ステージ16の移動距離L1は、図10において(B)に示すように露光ステージ16の往路aにおける移動方向に対して上流側にカメラユニット32を、下流側に露光ユニット28を配置した場合の露光ステージ16の移動距離L2に比較して短くなり、ひいては処理効率の向上を図ることができる。
加えて、露光ユニット28及びカメラユニット32が配設された領域は、チャンバ46によって筐体12A内の空間とは完全に隔離し、空調機50によってチャンバ46内にエアが送り込まれる。したがって、チャンバ46内は正圧に保持されるから、エアは、唯一の逃げ場であるステージ部12Bへと流動する。
この流動により、最も塵埃を回避するべき、露光ユニット28及びカメラユニット32周辺の塵埃をステージ部12Bから排出することができる。また、感光材料22の露光ステージ16上への着脱の際、ステージ部12Bの開閉蓋14を開放しても開放状態のステージ部12Bから塵埃が侵入することが防止される。
感光材料22はそのベースの材質により静電気を帯び、電荷が帯電することで、塵埃を引き寄せることがある。そして、静電気によって引寄せられて付着している塵埃は、前記エアの流動のみでは払拭しきれない場合がある。
しかし、露光装置100では、露光ユニット28における露光ステージ16の往路移動方向手前側に、定盤18の幅方向に亘って、除電装置(イオナイザ)52を配設しているから、定盤18上を摺動する露光ステージ16に位置決めされた感光材料22には、除電装置52の吹出部52Aからイオン化されたエアが吹き付けられる。
したがって、帯電した塵埃の電荷は、イオン化されたエアによって中和されるから、感光材料22が載置された露光ステージ16が定盤18上を移動するとき、感光材料22の表面が除電され、静電気によって付着している塵埃が除去されると共に、露光ステージ16の上方空間に浮遊する塵埃も除去される。
なお、露光装置100では、空間変調素子としてDMDを用い、点灯時間を一定にしてオン/オフすることで画素パターンを生成するようにしたが、オン時間比(デューティ)制御によるパルス幅変調を行ってもよい。また、1回の点灯時間を極めて短時間として、点灯回数によって画素パターンを生成してもよい。
さらに、実施形態1では、空間光変調素子としてDMDを備えた記録素子ユニット166について説明したがこのような反射型空間光変調素子の他に、透過型空間光変調素子(LCD)を使用することもできる。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプの空間光変調素子(SLM;Special Light Modulator)や、電気光学効果により透過光を変調する光学素子(PLZT素子)や液晶光シャッタ(FLC)等の液晶シャッターアレイなど、MEMSタイプ以外の空間光変調素子を用いることも可能である。なお、MEMSとは、IC製造プロセスを基盤としたマイクロマシニング技術によるマイクロサイズのセンサ、アクチュエータ、そして制御回路を集積化した微細システムの総称であり、MEMSタイプの空間光変調素子とは、静電気力を利用した電気機械動作により駆動される空間光変調素子を意味している。さらに、Grating Light Valve(GLV)を複数ならべて二次元状に構成したものを用いることもできる。これらの反射型空間光変調素子(GLV)や透過型空間光変調素子(LCD)を使用する構成では、上記したレーザの他にランプ等も光源として使用可能である。
また、上記の実施の形態における光源としては、合波レーザ光源を複数備えたファイバアレイ光源、1個の発光点を有する単一の半導体レーザから入射されたレーザ光を出射する1本の光ファイバを備えたファイバ光源をアレイ化したファイバアレイ光源、複数の発光点が二次元状に配列された光源(たとえば、LDアレイ、有機ELアレイ等)、等が適用可能である。
また、上記の露光装置100には、露光により直接情報が記録されるフォトンモード感光材料、露光により発生した熱で情報が記録されるヒートモード感光材料の何れも使用することができる。フォトンモード感光材料を使用する場合、レーザ装置にはGaN系半導体レーザ、波長変換固体レーザ等が使用され、ヒートモード感光材料を使用する場合、レーザ装置にはAlGaAs系半導体レーザ(赤外レーザ)、固体レーザが使用される。
2.実施形態2
本発明の画像形成装置に包含される露光装置の別の例について以下に説明する。
図14に示すように、実施形態2に係る露光装置102は、感光材料22を搬入する搬入コンベア70と、露光ステージ16上で画像が形成された感光材料22を外部に搬出する搬出コンベア72とを有する。
搬入コンベア70および搬出コンベア72は、何れもローラコンベアであり、x方向に沿って露光ステージ16を挟むように設けられている。
搬入コンベア70の露光ステージ16に隣接する領域は、ワーク待機領域90とされている。
搬入コンベア70および搬出コンベア72の上方には、搬入コンベア70によって搬入された感光材料22を露光ステージ16上に移送すると同時にステージ上の感光材料22を搬出コンベア72に移送するワーク載置装置74が設けられている。ワーク載置装置74は、本発明におけるワーク載置手段に相当する。
ワーク載置装置74は、搬入コンベア70および搬出コンベア72の上方にx方向に沿って設けられた走行レール80に沿って走行する走行部75と、走行部75に対して昇降する1対の昇降部76と、昇降部の下端に設けられ、感光材料22を吸着する吸盤プレート78とを有する。
走行レール80は、走行レール覆い82に収容されている。
露光ステージ16、搬入コンベア70、搬出コンベア72、およびワーク載置装置74は、筐体12のうちのステージ部12Bによって覆われている。ステージ部12Bの内部における搬入コンベア70の上方には、搬入コンベア70によって搬入される感光材料の温度を測定する赤外線温度計84が設けられている。
チャンバー46の内部を温度調節する空調装置50とは独立にステージ部12B内を温度調節する空調装置51が設けられ、ステージ部12Bとはダクト53で接続されている。ステージ部12Bは、空調装置51によってチャンバー46内部と同一の温度に調節されている。
上記の点を除いては、露光装置102は、実施形態1に係る露光装置100と同一の構成を有している。但し、図14においてコンピュータ10、支柱30および空調装置50は省略されている。
以下、露光装置102の作用について説明する。
露光装置102においては、図15のフローチャートに示すルーチンに従って待ち時間twが求められ、露光位置補正および露光が行なわれる。
ステップS400で、露光開始指示があったか否かが判断され、否定判定の場合は、このルーチンは終了する。一方、ステップS400で肯定判定されると、ステップS402に移行して、これから露光しようとする感光材料22がそれまでとサイズの異なるものか否かを判断する。
そして、ステップS402で、感光材料22がそれまでとサイズの異なるものである旨判断されたとき、および新たに感光材料22の露光を開始するときは、ステップS404に移行して待ち時間twを求める。
待ち時間を求める手順は、図13に示す通りである。なお、本実施形態において、温度T1は、赤外線センサ84で測定した搬入コンベア70上における感光材料22の表面温度である。
ステップS404で待ち時間を求めたら、ステップS406において搬入コンベア70で感光材料22をワーク待機領域90に搬入する。
一方、ステップS402で、感光材料22がそれまでと同一のサイズであると判断されたときは、待ち時間twはそれまでと同一であると考えられるから、新たに待ち時間twを計算することなく、ステップS406に移行する。
ステップS406で感光材料22をワーク待機領域90に搬入したら、ステップS408において、感光材料22を搬入後、待ち時間twが経過したか否かを判定する。なお、待ち時間twが経過したタイミングでマークMの計測が行われるようにすべく、待ち時間twに換え、感光材料22を露光ステージ16に載置するまでの待ち時間を別途求めるようにしてもよい。
ステップS408で待ち時間twが経過したと判断したときは、ステップS410において、走行部75によってワーク載置装置74が露光ステージ16およびワーク待機領域90の上方に移動し、昇降部76が降下して吸盤プレート78に感光材料22が吸着される。感光材料22が吸着されたら昇降部76が上昇して露光ステージ16上に移動する。そして昇降部76が降下し、吸盤プレート78に吸着されていた感光材料22が露光ステージ16に載置される。
一方、ステップS408で待ち時間twが経過していないと判断したときは、ステップS408に戻って待ち時間が経過したか否かの判定を継続する。
ステップS410で感光材料22をステージ22に載置したら、ステップS412でカメラ部38の起動を指示する。そして、ステップS414へ移行して感光材料22のサイズ情報が入力されたか否かが判断される。このステップS414で肯定判定されると、ステップS416へ移行して入力したサイズ情報に基づいてカメラ部38の定盤18に対する幅方向位置を調整する。
ステップS418では、調整が完了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップS420へ移行して矢印aに沿って露光ステージ16の往路移動を開始する。この露光ステージ16の移動は定速度搬送である。
露光ステージ16が往路移動中、ステップS422では、この露光ステージ16の位置を確認し(リニアモータ部26の駆動パルスで判別可能)、ステップS424において撮影タイミングか否かが判断される。すなわち、露光ステージ16の移動方向先端がカメラユニット38の真下を通過する直前の位置か否かを判断し、肯定判定されると、ステップS426へ移行して撮影を開始する。
次のステップS428では、露光ステージ16の位置を確認し、ステップS430において撮影終了タイミングか否かが判断される。すなわち、露光ステージ16の移動方向後端がカメラユニット38の真下を通過し終えたか否かを判断し、肯定判定されると、ステップS432へ移行して撮影を終了する。
次のステップS434では、撮影したデータを解析し、次いでステップS436へ移行してマークMに相当する画像データを抽出する。
次いで、ステップS438では、マークデータメモリ68から基準データを読出し、ステップS440において、撮影し、かつ抽出したマーク画像データと基準データとを照合する。
次のステップS442では、照合結果に基づいて露光位置補正係数を演算し、ステップS444へ移行して演算した補正係数データ露光制御系にを送出する。
このようにして補正係数データが求められたら、ステップS446において、露光ステージ16を一定速度で矢印bの方向に移動させ、同時に。露光ユニット28においては、前記補正係数データに基づいて補正された露光タイミングで露光が行なわれる。
そして、ステップS448で露光が終了したか否か判断する。
ステップS448で肯定判定されたら、ステップS450において露光ステージ16上の感光材料22をワーク載置装置74によって搬出コンベア72に載置して露光装置102外に搬出する。
一方、ステップS448で否定判定されたら、ステップS448に戻り、露光が終了したか否かの判断を継続する。
ステップS450で感光材料22を露光装置102外に搬出したら、ステップS402に戻る。
本発明の画像形成装置は、ワークとして、シート状基板の他、ディスプレイ用フィルタやディスプレイ用基板、およびフレキシブル基板の露光に好適に使用される。
図1は、実施形態1に係る露光装置の概略を示す斜視図である。 図2は、実施形態1の露光装置の概略略を示す側面図である。 図3は、実施形態1の露光装置の概略を示す平面図である。 図4は、前記露光装置の備えるステージの構成を示す斜視図である。 図5は、前記露光装置の備える露光ユニットの構成を示す斜視図である。 図6は、前記露光装置の備える露光ユニットによる露光領域を示す平面図およびヘッドアッセンブリの配列パターンを示す平面図である。 図7は、前記露光装置の備える露光ユニットが備えるヘッドアッセンブリの夫々のドットパターンの配列状態を示す平面図である。 図8は、前記露光装置の備えるカメラユニットの構成を示す斜視図である。 図9は、前記露光装置で露光される感光材料の上のマークと、基準となるメモリ上のマークとの照合の手順を示す説明図である。 図10は、露光ヘッドユニットとカメラユニットとの相対的な位置関係を示す概略側面図である。 図11は、カメラユニットにおける制御系においてマーク検出を行なう手順を示す機能ブロック図である。 図12は、露光開始時期補正ルーチンを示すフローチャートである。 図13は、露光開始時期補正ルーチンにおいて待ち時間を求める手順を示すフローチャートである。 図14は、実施形態2に係る露光装置の概略を示す斜視図である。 図15は、実施形態2に係る露光装置における露光開始時期補正および露光ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 制御コンピュータ
12 枠体
14 開閉蓋
16 ステージ(記録ステージ)
16A 脚部
18 定盤
19 赤外線温度計
20 摺動レール
22 感光材料
24 架台
26 リニアモータ部
28 露光ユニット
30 支柱
28A ヘッドアッセンブリ
28B 露光エリア
30 光源ユニット
32 カメラユニット
34 梁部
36 ベース部
38 カメラ部
40 レール部
42 カメラベース
44 ボールねじ機構部
46 チャンバ
47 機内温度計
48 送風ダクト
50 送風機
54 コントローラ部
56 カメラ動作制御部
58 幅方向位置設定部
60 撮影データ解析部
62 マーク抽出部
64 マーク照合部
66 露光位置補正係数演算部
68 マークデータメモリ
70 搬入コンベア
72 搬出コンベア
74 ワーク載置装置
75 走行部
76 昇降部
78 吸盤プレート
80 走行レール
84 赤外線センサ
90 ワーク待機領域
M マーク

Claims (13)

  1. ワークが載置されるステージと、
    前記ステージに載置されたワーク上の基準マークを検出し、検出した基準マーク位置を基準として画像を形成する描画手段と、
    待機状態にあるワークの温度を測定するワーク温度測定手段と、
    ステージの温度を測定するステージ温度測定手段と、
    前記ワーク温度測定手段で測定された待機状態のワークの温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度との差から、前記ワークの温度を測定してからステージ上において前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求める待ち時間演算手段と、
    を備え、
    前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、基準マーク検出および画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  2. ワークが載置されるステージと、
    前記ステージに載置されたワーク上の基準マークを検出し、検出した基準マーク位置を基準として画像を形成する描画手段と、
    前記ワークの温度を測定するワーク温度測定手段と、
    ステージの温度を測定するステージ温度測定手段と、
    前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求める待ち時間演算手段と、
    を備え、
    前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、基準マーク検出および画像形成を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記描画手段は、複数の画素を選択的にon−offさせて前記ワークを露光する露光ヘッドがx方向に沿って複数配列された露光ユニットであり、
    前記ステージは、前記露光ユニットに対して前記x方向に直交するy方向に沿って相対的に移動可能に形成され、
    前記露光ユニットは、前記ステージを相対移動させつつ、前記ワーク上の位置決め基準マークを検出し、次いで、検出された基準マークの位置に基づいて露光画像データを補正しつつ前記ワークを露光して画像形成を行なう
    請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ワーク温度測定手段は、前記ステージに載置された直後のワークの温度を測定する請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. ワークを前記ステージの近傍に搬入するワーク搬入手段と、前記ステージ上で画像が形成されたワークを画像形成装置外に搬出するワーク搬出手段と、前記ワーク搬入手段で搬入されたワークを前記ステージに載置し、前記ステージ上のワークを前記ワーク搬出手段に移すワーク載置手段とを備え、
    前記ワーク搬入手段は、搬入されたワークを待機させるワーク待機領域を備え、
    前記ワーク待機領域は、ステージ温度と実質的に等しい温度に調節され、
    前記ワーク温度測定手段は、前記ワーク待機領域に搬入されたワークの温度を測定するとともに、
    前記ワーク載置手段は、ワークが前記ワーク待機領域に搬入されてから、前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過した後に、前記ワークをステージに載置する
    請求項1、3、および4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. ワークを画像形成装置内に搬入するワーク搬入手段と、搬入されたワークを待機させるワーク待機領域とを備え、
    前記ワーク待機領域は、ステージ温度と実質的に等しい温度に調節され、
    前記ワーク温度測定手段は、前記ワーク待機領域に搬入されたワークの温度を測定する
    請求項1、3、および4の何れか1項に画像形成装置。
  7. 前記ワークの厚みおよびサイズに関するサイズ情報を入力するサイズ情報入力手段を備えてなり、
    前記待ち時間演算手段は、前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度と、前記サイズ情報入力手段から入力された前記ワークの厚みおよびサイズとから待ち時間を求める請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記描画手段およびステージを収納する筐体を備え、前記ステージ温度測定手段は、前記筐体内の温度である機内温度を測定する機内温度計である請求項1〜7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ワーク温度測定手段は、測定したワークの温度をワークの色彩に応じて補正するワーク温度補正手段を備えてなる請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記待ち時間演算手段は、前記サイズ情報入力手段から入力された前記ワークのサイズと、前記ワークの線膨張係数と、前記ステージ温度測定手段で測定されたステージ温度とから、許容範囲内の位置誤差で基準マークの検出および画像形成が行なえる描画開始ワーク温度を求め、
    前記ワーク温度測定手段で測定されたワークの温度と、前記描画開始ワーク温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求める
    請求項1〜9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記待ち時間演算手段は、前記サイズ情報入力手段から入力された前記ワークの厚みと、前記ステージ温度または描画開始ワーク温度とワーク温度測定手段で測定したワーク温度との差と、前記ワークの厚みと温度応答速度との関係について予め求められたワーク温度応答テーブルとから待ち時間を求める請求項1〜10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記ステージは、前記露光ユニットに対してy方向に往復動可能であり、前記ステージの往動時に前記ワーク上の基準マークの検出を行い、復動時に前記ワークの露光を行なう請求項3〜11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. ワークが載置されるステージと、前記ステージに載置されたワーク上の基準マークを検出し、検出した基準マーク位置を基準として画像を形成する描画手段とを有する画像形成装置を用いて前記ワーク上に画像を形成する画像形成方法であって、
    前記ワークの温度および前記ステージの温度を測定し、
    次いで測定されたワーク温度とステージ温度との差から、前記ワークの温度が安定するまでの待ち時間を求め、
    前記待ち時間演算手段で求められた待ち時間が経過後に、基準マーク位置検出および画像形成を行なうことを特徴とする画像形成方法。
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