JP2006293212A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006293212A
JP2006293212A JP2005117080A JP2005117080A JP2006293212A JP 2006293212 A JP2006293212 A JP 2006293212A JP 2005117080 A JP2005117080 A JP 2005117080A JP 2005117080 A JP2005117080 A JP 2005117080A JP 2006293212 A JP2006293212 A JP 2006293212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
operation mode
power supply
forming apparatus
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005117080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4533789B2 (ja
Inventor
Ayanori Miyoshi
文徳 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005117080A priority Critical patent/JP4533789B2/ja
Publication of JP2006293212A publication Critical patent/JP2006293212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533789B2 publication Critical patent/JP4533789B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】電源入力部での電圧降下を検出した場合に画像形成装置の動作を中断、初期化せずに、印刷動作あるいはウォームアップ動作を継続できる装置を提供する。
【解決手段】画像形成に係る動作を第1の動作モードと、第1の動作モードよりも外部からの電源電流を少なくする第2の動作モードのいずれかで実行する画像形成部と、外部から供給される電源電圧が予め定められた閾値電圧より高い正常動作電圧か、閾値以下の電圧降下状態かを検知する電源電圧検知部と、前記第1の動作モードで動作中に電源電圧検知部が電圧降下状態を検知した場合に動作を第2の動作モードに切り替える画像形成制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像形成装置に関し、より詳細には、電源電圧の降下を検知して動作を制御する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いた画像形成装置においては、トナーを定着させるための定着装置が大電力を消費するため、電源ケーブルに大電流が流れることによって電圧低下を招いてしまうことがある。例えば、画像形成装置が連続印刷を実行した場合など、トナーを用紙に定着させるために定着装置内にもうけられた定着ローラの表面の熱がトナーと用紙によって急速に奪われる。それによって、定着ローラの表面温度が低下するので、これを補償するために、定着装置は、定着装置に備えられた熱源、例えば、1200W程度のヒータランプに通電を行う。その結果、例えば、定格電圧100VのAC電源であれば、12アンペア程度の電流が、画像形成装置からコンセントまでの間をつなぐ電源ケーブルに流れる。そのため、電源ケーブルのインピーダンスによって、画像形成装置の電源入力部に至るまでに相応の電圧降下が生じる。
前記基準値の設定に際しては、定格電圧に電源電圧変動に対するマージンを持たせるように考慮される。即ち、前記マージンは、通常の使用条件で想定される電源電圧変動あるいは電源ケーブルのインピーダンスによる電圧降下によって電源電圧が基準値を下回らない程度の値に設定される。そして、電源電圧が前記基準値以上であれば、画像形成装置は、正常に動作するように設計されている。しかし、電源事情が非常に悪いと、電源電圧が基準値を下回ることがある。そこで、電源電圧の低下に伴って、装置の動作を制御するマイクロコンピュータが暴走することを回避するために、電源入力部の電圧が基準値以下に低下したことを検出して電源電圧低下対策処理を行った後に初期状態に復帰させる処理を行うものがある(例えば、特許文献1)。
電圧降下が印刷途中に検知された場合、画像形成装置が印刷動作を即時中断し、初期状態へ復帰すると印刷中の用紙は装置内部に滞留しジャムになる。実際、多くの場合、電圧降下は印刷途中に検知される。定着装置への熱供給が行われる割合はウォームアップ中もしくは印刷中が高いからである。
特開平6−35562号公報
複写機、プリンタあるいは複合機などの画像形成装置は、例えば、開発途上国などAC電源の電圧が不安定な使用環境でも多く用いられている。そして、しばしば電源電圧の降下を検知して画像形成装置の印刷動作が中断し、電源電圧復帰後は機内を搬送途中であった用紙の滞留ジャムが検知される。印刷処理を再開するには、紙詰まりの原因となっている機内の用紙を使用者が取り除き、印刷処理を最初からやり直す必要がある。また、印刷動作中以外でも、例えばコピーのために画像形成装置の操作パネル上で各種設定を行い、コピー開始可能状態に至るまでのウォームアップ中に電圧降下状態が発生すると、設定した内容が初期化されてしまう。このような現象は、画像形成装置本体が電圧の低下を検出した場合に、電源がOFFされた場合と同様の処理を行うからである。
電源入力部での電圧降下を検出した場合に画像形成装置の動作を中断、初期化せずに、印刷動作あるいはウォームアップ動作を継続できる装置が望まれている。
この発明は、画像形成に係る動作を第1の動作モードと、第2の動作モードのいずれかで実行する画像形成部と、外部から供給される電源電圧が予め定められた閾値電圧より高い正常動作電圧か、閾値以下の電圧降下状態かを検知する電源電圧検知部と、前記第1の動作モードで動作中に電圧降下状態が検知された場合に、第1の動作モードを当該モードよりも外部からの電源電流を少なくする第2の動作モードに切り替える画像形成制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
ここで、画像形成装置とは、画像データを受けて記録媒体に印刷処理する装置であり、例えば、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいはそれらを複合した複合機などが画像形成装置に含まれる。画像形成に係る動作とは、単に印刷処理中の動作を指すのではなく、例えば、電源投入後の初期化動作や、ウォームアップ中の動作など、画像形成に伴って必要となる準備の動作や印刷後の後処理の動作をも含む。また、電源電流および電源電圧とは、電流あるいは電圧の実効値を指してもよいが、特に実行値に限らず、例えば瞬時的な最大値や、実効値と相関をもつ他の指標であってもよい。指標の選択は装置の特性に応じて、装置の設計者が適宜選択すればよい。また、動作モードとは、画像形成装置が画像形成にかかる処理を実行する際の、各部の制御が異なる種々の態様のことである。例えば、同一の印刷データを同一の用紙に印刷する場合に、前後の用紙の送り間隔が異なる制御の下での印刷動作は、互いに異なる動作モードである。また、画像形成装置内で、多量の電力を消費する部分、例えば、電子写真装置において定着装置へ供給する電力を互いに異なる電力に制御することは、異なる動作モードである。
この発明の画像形成装置は、前記第1の動作モードで動作中に電圧降下状態が検知された場合に、第1の動作モードを当該モードよりも外部からの電源電流を少なくする第2の動作モードに切り替える画像形成制御部を備えるので、電源電圧検知部が電圧降下状態を検知した場合に動作を第2の動作モードに切り替えて電源電流を少なくし、動作を継続することができる。従って、印刷動作中に電圧降下状態を検知して印刷処理が中断し、復帰後に使用者に紙詰まりの用紙を取り除かせたり、印刷処理をはじめからやり直させたりするような煩雑な作業を要求しない。あるいは、ウォームアップ中に電圧降下状態を検知して操作パネルの設定を初期化したために、復帰後、使用者に操作パネル設定のやり直しを要求することがない。電源事情の悪い条件化で画像形成装置を使用する者にとっては非常に便宜である。
第2の動作モードへの切り替えから第1の所定期間後に電圧降下状態が電源電圧検知部により検知された場合に、画像形成に係る動作を中断する画像形成中断部をさらに備えていてもよい。このようにすれば、画像形成装置の電源電流を少なくすることにより電源ケーブルのインピーダンス分による電圧降下が抑制されて正常電圧になった場合は、第2の動作モードで動作を継続し、第2の動作モードで状態が解消されない場合は、装置の正常動作が保証できない状態での動作を中断して安全を図ることができる。
また、前記画像形成制御部は、第2の動作モードへの切り替えから第2の所定期間後に正常動作電圧が電源電圧検知部により検知された場合に、第2の動作モードを第1の動作モードにさらに切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、第2の動作モードに切り替えてから所定期間が経過した後に電源事情が回復していた場合は、自動的に元の動作モードに復帰して動作が継続される。
また、電源電圧検知部による電源電圧検知の履歴である電源履歴を記憶する電源履歴記憶部をさらに備え、前記画像形成制御部は、電源履歴が所定条件を満たす場合に動作を所定の第1あるいは第2の動作モードに切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、その時点における電源電圧の状態だけでなく、過去の履歴に基づいて適切な動作モードの切替を行うことができる。
さらに、前記画像形成制御部は、電源履歴が、周期的期間を複数の制御期間に分割してなる各制御期間中に所定回数以上の電圧降下状態が検出された場合、以降の周期的期間中の前記制御期間においては動作を第2の動作モードに切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、電源の状態に周期的な規則性がある場合、過去の履歴に基づいて規則性に応じた動作モードの切り替えが可能になる。
前記画像形成部が、電子写真方式の画像形成部からなり、前記第2の動作モードが、第1の動作モードよりも定着装置への電力供給が少ないモードであってもよい。このようにすれば、電子写真方式の画像形成装置のうちで、電力消費の大きな定着部の電力を制御することによって、効果的に電源電流を抑えることができる。
また、前記第2の動作モードが、第1の動作モードよりも印刷の処理速度が遅いモードであってもよい。このようにすれば、電源電流の抑制に見合った分だけ印刷の処理速度を落とすことにより、定着性や画質などを維持したままで画像形成動作を継続することができる。
さらに、前記画像形成部が、電子写真方式の画像形成部からなり、前記第1の動作モードと第2の動作モードは、画像を形成する際のプロセス速度が同じであり、用紙送りの間隔が異なってもよい。このようにすれば、電子写真方式の画像形成部のプロセス速度を維持したままで印刷の処理速度を変えるので、プロセス速度を変える場合に比べて動作モードの切り替え制御を簡単に行うことができる。
ここで、プロセス速度とは、電子写真方式において画像を形成する感光体表面が帯電、露光、現像、転写の各ステーション間を移動する速度をいう。
また、画像形成制御部が第1の動作モードと第2の動作モードの切り替えを行ったことを表示する表示部をさらに備えていてもよい。このようにすれば、動作モードが切換わったことを使用者に知らせるので、例えば、動作モードの切り替えに伴って印刷の処理速度が変わる場合に、使用者に現在の動作状態を知らせて安心感を与えることができる。
以下、図面に示す実施形態に基づいてこの発明をさらに詳述する。
<画像形成装置の機構的構成>
図2は、この発明の画像形成装置の機構的な構成の一例を示す説明図である。図2において、画像形成装置71は、画像読取装置にて読み込まれた画像や、画像形成装置71に外部から接続された機器(例えばパーソナルコンピュータなどの画像処理装置)からのデータを画像として記録出力する電子写真方式のプリンタである。
画像形成装置71には、感光体ドラム202を中心に、画像形成プロセスの各機能を担う各プロセスユニットが配置されこれらにより画像形成部が形成されている。感光体ドラム202の周囲には、帯電手段203、現像部としての現像ユニット200、転写ローラ207、クリーニングユニット208および光走査ユニット204等がこの順に配置されている。
帯電手段203は、感光体ドラム202の表面を均一に帯電させるものである。光走査ユニット204は、均一に帯電された感光体ドラム202上に光像を走査して静電潜像を書き込むものである。現像ユニット200は、光走査ユニット204により書き込まれた静電潜像を現像ユニット200から供給される現像剤により顕像化するものである。また、現像ユニット200は、当該ユニットへトナーを供給するトナー収容部72が取り付けられている。転写ローラ207は、感光体ドラム202上に顕像化された画像を記録材である用紙上に転写して用紙上に可視画像を形成する転写部として機能する。クリーニングユニット208は、感光体ドラム202上に残留した現像剤を除去して感光体ドラム202上に新たな画像を記録することを可能にするものである。
画像形成装置71の下部には、画像形成装置71本体内に内装された供給トレイ201が配置されている。供給トレイ201は、記録材(用紙)を収容する記録材収容トレイである。供給トレイ201に収容された用紙は、ピックアップローラ209等により所定の時間間隔で1枚ずつ分離され、レジストローラ210まで搬送され、レジストローラ210により感光体ドラム202に形成された画像とのタイミング同期がはかられ、転写ローラ207と感光体ドラム202との間に順次供給される。そして感光体ドラム202上に記録再現された画像は転写ローラ207に印加された転写電圧によって帯電したトナーに作用する静電気力の作用によって用紙上に転写される。なお、供給トレイ201への用紙の補給は、画像形成装置71の正面側(操作側)に、供給トレイ201を引き出して行なう。
図2では、画像形成装置71の機内に、3枚の用紙S1,S2,S3が所定の間隔で搬送されている。用紙の搬送タイミングは、後述する制御基板30によって制御される。
画像形成装置71内上部には、定着装置205が配置されている。定着装置205は、画像が転写された用紙を順次受け入れて、定着ローラ211と加圧ローラ212等により、熱と圧力により用紙上に転写された現像画像を定着するものである。
画像が記録された用紙は、さらに上方搬送される。そして、画像形成装置71の外装に備えられた積載トレイ70に排出される。両面画像形成や後処理が指定されている場合には、積載トレイ70に向けて用紙を排出するが、用紙後端部を反転ローラ213狭持させた状態で反転ローラ213を逆転させる。そして、上記用紙を逆方向、つまり両面画像形成や後処理の為に設けられた搬送路の方向に、反転搬送する。
制御基板30は、前述した画像形成に係る各部の動作を制御するための回路基板である。制御基板30には、各センサからの信号を入力し、付加への信号を出力する入出力回路、図示しないホストコンピュータとのやり取りを行う通信回路、各入力信号や通信の制御を実行するためのマイクロコンピュータ11、マイクロコンピュータ11が実行する処理の手順を格納したROM、マイクロコンピュータが画像やデータを処理するためのワークエリアを提供するRAM、データを保持する不揮発性メモリ素子などが搭載されている。
電源電圧を検知して動作モードを切り替える制御は、主として図2の制御基板30のマイクロコンピュータ11と図示しないROMに格納された制御プログラムによって実現される。即ち、画像形成に係る動作を制御し、第1及び第2の動作モードを切り替える画像形成部、電源電圧が正常動作電圧か電圧降下状態かを検知する電源電圧検知部の機能は、マイクロコンピュータ11が前記制御プログラムに従って処理を実行し、各入力信号の状態に基づいて制御を行うことにより実現される。
<制御ブロック構成>
図3は、画像形成装置71が、電源電圧を検知して動作モードを切り替える制御に関する回路的な各ブロックの構成の一例を示すブロック図である。図3において、AC電源入力端子1からのAC電源電圧は、DC電源ユニット7に入力され、DC電源から制御基板30や、他の回路へ回路を動作させるためのDC電源電圧が供給される。また、DC電源ユニット7内のAC入力モニター部9は、AC入力の有無を示す信号を制御基板30へ提供する。
電源SW状態モニター部は、画像形成装置71の電源スイッチのON/OFF状態を検知して制御基板30へ提供する。電源スイッチは、画像形成装置71の使用者が、画像形成装置71の電源をオン/オフするために画像形成装置71の外装部分に設けられた図示しないスイッチである。電源スイッチは、画像形成装置71に供給されるAC電圧を回路的に遮断するものではなく、オン/オフの状態を制御基板30に提供するためのスイッチである。マイクロコンピュータ11は、制御基板30の図示しないROMに予め格納されたプログラムを実行することにより、電源電圧検知部、画像形成制御部、画像形成中断部として機能する。即ち、マイクロコンピュータ11は、電源スイッチがオフの状態を検出すると、画像形成装置各部の動作を停止し、DC電源UN7に対して動作しない部分への電源供給を遮断してシャットダウンのモードに移行するように制御する。ただし、シャットダウンモード中も、マイクロコンピュータ11は動作し、電源SW状態モニター部3は、電源スイッチの状態を検知できるように構成される。そして、使用者によって、電源スイッチがオンされると、オン状態を検出して画像形成装置をパワーオンのモードに移行させ、DC電源を各部に供給して画像形成装置71を初期化動作させるように制御する。
AC入力電圧モニター部5は、AC電源電圧が予め定められた閾値電圧より高い正常動作電圧か閾値以下の電圧降下状態かを検知して、正常電圧か電圧降下状態かを示す信号を制御基板30へ提供する。
定着電力制御回路15は、マイクロコンピュータ11の制御に応じて、定着装置205へ供給する電力を制御するための回路である。定着装置205の定着ローラ211の内部には、定着ローラ211を過熱してローラの表面を所定の温度に保つための定着ヒータランプ17が設けられており、定着電力制御回路15は、定着ヒータランプ17に供給するAC電圧を位相制御して、通電時の供給電力を制御すると共に、定着ローラ211の表面が所定温度以上になったときには定着ヒータランプ17へのAC電圧供給を遮断して定着ローラ211の表面が所定の温度になるように制御する。
また、制御基板30は、AC入力電圧モニター部5から提供されるAC入力電圧の履歴を記憶する電源状態履歴記憶回路13を有していてもよい。電源状態履歴記憶回路13は、制御基板30に搭載される図示しない不揮発性メモリ素子によって実現され、電源履歴記憶部として機能する。
<動作モードの切替制御>
図1は、この発明の画像形成装置が、AC入力電圧を検知し、検知したAC入力電圧の状態に基づいて動作モードを切り替えを行う様子を示すタイムチャートである。図1に示す時刻T01で、使用者によって電源スイッチがオンされる。電源SW状態モニター部3は、電源スイッチのオン状態の信号を制御基板30に提供し、マイクロコンピュータ11は、電源スイッチがオン状態にされたことに応答して画像形成装置71の動作状態をシャットオフモードから切り替え、初期化動作とウォームアップを行う。時刻T01およびそれ以降のウォームアップ中、AC入力電圧モニター部3は電源電圧状態が正常電圧であると検知しているので、マイクロコンピュータ11は、正常電圧に対応する第1動作モードで初期化動作とウォームアップを行う。マイクロコンピュータ11は、定着ヒータランプ17に第1動作モードに対応した最大電力W1を供給するように定着電力制御回路15によって位相制御を行う。即ち、定着ヒータランプ17は定着ローラ211の表面を所定温度になるようにオンオフ制御されるが、オン時には電力W1が供給される。
次に、ウォームアップ中もしくは印字中にAC電源電圧が降下し、時刻T02においてAC入力電圧が閾値以下になった場合、AC入力電圧モニター部5が電圧降下状態を検知する。マイクロコンピュータ11は、電圧降下状態が所定の時間期間t1継続すると、期間t1経過後の時刻T03において、画像形成装置71の動作を第1動作モードから第2動作モードに切り替える。t1の遅延は、瞬時停電や瞬時的な電圧降下を無視するためである。第2動作モードで、マイクロコンピュータ11は、定着ヒータランプ17のオン時にW1より小さな電力W2を供給するように定着電力制御回路15による位相制御を行う。さらに、マイクロコンピュータ11は、印字中の用紙送りの時間間隔を第1動作モードと第2動作モードとで切り替え、第2動作モードの用紙送り間隔を第1動作モードの用紙送り間隔に比べて広くしてもよい。これによって、一定期間内に定着ローラ211を用紙が通過することによって奪われる熱量を少なくし、定着ヒータランプ17への供給電力を抑制した分との均衡を図ることができる。
動作モードを時刻T03で切り替えてから所定期間t2経過後の時刻T04において、マイクロコンピュータ11は、電源電圧状態をあらためて判定する。時刻T04においても電圧降下状態であった場合、正常な動作が保証できないために画像形成装置71の処理を中断してシャットオフモードに切り替える。図1において、二点差線で示した波形B、D、Fがこの状態を示している。シャットオフモードへの切り替えに際して、マイクロコンピュータ11は、カウンタなどのバックアップデータの退避処理を行うが、印刷途中で画像形成装置71の内部に搬送中の用紙があった場合は、用紙の機外への排出を待たずに動作を停止するので、用紙は機内に残留する。また、印字途中の印字データの保存は保証されない。印字を再開するためには、使用者によって機内に残留した用紙が取り除かれなければならない。
一方、時刻T04において電源電圧状態が正常動作電圧に復帰していた場合、マイクロコンピュータ11は画像形成装置71の動作を中断させることなく、第2動作モードで動作を継続させる。
動作モードを時刻T03で切り替えてから所定期間t3経過後の時刻T05において、マイクロコンピュータ11は、第2動作モードを第1動作モードに切り替える。図1において、実線で示した波形A、C、Eはこの状態を示している。その後、電源電圧状態が正常動作電圧であれば、第1動作モードを継続する。第1動作モードへの切り替え後、電圧降下状態が検知された場合は、前述の時刻T02以降の処理を行う。
なお、第1動作モードから第2動作モードへの切り替えを行った場合、あるいはその逆に第2動作モードから第1動作モードへの切り替えを行った場合は、その旨を画像形成装置71の図示しない操作パネルの表示部に表示して使用者に知らせてもよい。特に、第1動作モードと第2動作モードで用紙送り間隔が変わる場合、使用者の意志と無関係に印字処理の速度がかわるので、動作モードの切替を知らせることによって使用者に安心感を与えることができる。
<電源状態履歴に基づく制御>
この実施の形態においては、制御基板30に備えられたマイクロコンピュータ11が、日時を計時するカレンダー機能を備えている。制御基板11に備えられたマイクロコンピュータ11は、AC入力モニター部5がACの電源電圧の低下を検出すると、電源電圧が低下した発生した日時情報を電源状態履歴記憶回路13に記憶する。以下に示す表は、電源状態履歴記憶回路13に記憶される内容の一例を説明を判りやすくするために表形式で示したものである。表1に示すように、電源状態履歴記憶回路13は、AC入力電圧モニター部5が電圧降下状態を検知した期間の日付、曜日、時間を記憶している。即ち、電源状態履歴記憶回路13は、1月7日の金曜日の8時00分から9時59分までの期間に電圧降下状態が検知されたことを記憶している。さらに、1月11日の月曜日の16時40分〜17時59分の期間に電圧降下状態が検知されたことを記憶している。その他にも、1月14日の金曜日、1月21日の金曜日、1月28日の金曜日に電圧降下状態が検知された期間も、それぞれの日、曜日と共に記憶している。
Figure 2006293212
マイクロコンピュータ11は、電源状態履歴記憶回路13に記憶された電源状態履歴記憶内容に基づいて、電圧降下状態が検知される頻度の高い期間を判断する。例えば、日付欄から、毎週金曜日に電源電圧降下状態が検知される確率が高いと判断し、さらに、金曜日のうち午前8時から10時の間に電源電圧の低下の発生頻度が高いと判断する。発生頻度が高いという判断は、例えば、所定の日数の間に所定回数以上電圧降下状態が検知された曜日を頻度の高い曜日と判断してもよい。マイクロコンピュータ11は、前記判断に基づき、金曜日の午前8時から10時の間は第1動作モードから第2動作モードに切り替えて定着装置への電力供給を抑制した状態で画像形成装置71を動作させる。これによって、電圧降下状態の検知頻度が高い期間、即ち電源事情が悪く電源電圧が降下する確率の高いと判断した期間は電源電流を抑えた第2動作モードで画像形成装置を動作させ、電圧降下状態が検知されにくい状態で画像形成装置を動作させることができる。
この発明の画像形成装置が、AC入力電圧を検知し、検知したAC入力電圧の状態に基づいて動作モードを切り替えを行う様子を示すタイムチャートである。 この発明の画像形成装置の機構的な構成の一例を示す説明図である。 画像形成装置が、電源電圧を検知して動作モードを切り替える制御に関する回路的な各ブロックの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 AC電源入力端子
3 電源SW状態モニター部
5 AC入力電圧モニター部
7 DC電源ユニット
9 AC入力モニター部
11 マイクロコンピュータ
13 電源状態履歴記憶回路
15 定着電力制御回路
17 定着ヒータランプ
30 制御基板
50 トナー供給経路
53、79 トナーボトル位置決め部
54 トナーボトル
60 現像ローラ
70 積載トレイ
71 画像形成装置
72 トナー収容部
200 現像槽、現像ユニット
201 供給トレイ
202 感光体ドラム
203 帯電手段
204 光走査ユニット
205 定着装置
207 転写ローラ
208 クリーニングユニット
209 ピックアップローラ
210 レジストローラ
211 定着ローラ
212 加圧ローラ
213 反転ローラ

Claims (9)

  1. 画像形成に係る動作を第1の動作モードと、第2の動作モードのいずれかで実行する画像形成部と、
    外部から供給される電源電圧が予め定められた閾値電圧より高い正常動作電圧か、閾値以下の電圧降下状態かを検知する電源電圧検知部と、
    前記第1の動作モードで動作中に電圧降下状態が検知された場合に、第1の動作モードを当該モードよりも外部からの電源電流を少なくする第2の動作モードに切り替える画像形成制御部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 第2の動作モードへの切り替えから第1の所定期間後に電圧降下状態が電源電圧検知部により検知された場合に、画像形成に係る動作を中断する画像形成中断部をさらに備える請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成制御部は、第2の動作モードへの切り替えから第2の所定期間後に正常動作電圧が電源電圧検知部により検知された場合に、第2の動作モードを第1の動作モードにさらに切り替える請求項1記載の画像形成装置。
  4. 電源電圧検知部による電源電圧検知の履歴である電源履歴を記憶する電源履歴記憶部をさらに備え、
    前記画像形成制御部は、電源履歴が所定の条件を満たす場合に動作を所定の第1あるいは第2の動作モードに切り替える請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成制御部は、電源履歴が、周期的期間を複数の制御期間に分割してなる各制御期間中に所定回数以上の電圧降下状態が検出された場合、以降の周期的期間中の前記制御期間においては動作を第2の動作モードに切り替える請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部が、電子写真方式の画像形成部からなり、前記第2の動作モードが、第1の動作モードよりも定着装置への電力供給が少ないモードである請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の動作モードが、第1の動作モードよりも印刷の処理速度が遅いモードである請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部が、電子写真方式の画像形成部からなり、前記第1の動作モードと第2の動作モードは、画像を形成する際のプロセス速度が同じであり、用紙送りの間隔が異なる請求項7記載の画像形成装置。
  9. 画像形成制御部が第1の動作モードと第2の動作モードの切り替えを行ったことを表示する表示部をさらに備える請求項1記載の画像形成装置。
JP2005117080A 2005-04-14 2005-04-14 画像形成装置 Active JP4533789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005117080A JP4533789B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005117080A JP4533789B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006293212A true JP2006293212A (ja) 2006-10-26
JP4533789B2 JP4533789B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=37413838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005117080A Active JP4533789B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4533789B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010049087A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Canon Inc 画像形成装置及びその電力制御方法
JP2010069747A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置で実行されるプログラム
JP2010078951A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Kyocera Mita Corp 定着装置および画像形成装置
JP2010175702A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Canon Inc 画像形成装置及びその電力制御方法
JP2010204143A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Canon Inc 画像形成装置、及びその制御方法
JP2011164487A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Oki Data Corp 画像形成装置
US8860973B2 (en) 2008-03-18 2014-10-14 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
CN106556984A (zh) * 2015-09-28 2017-04-05 株式会社理光 电源装置和图像形成装置以及电源电压监视方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04174456A (ja) * 1990-11-07 1992-06-22 Sharp Corp 電子写真装置
JPH11138950A (ja) * 1997-11-12 1999-05-25 Canon Inc プリント装置およびプリント方法
JP2002278378A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004024000A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Hewlett-Packard Development Co Lp ピーク電力低減代替モードによる負荷の使用
JP2005003886A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04174456A (ja) * 1990-11-07 1992-06-22 Sharp Corp 電子写真装置
JPH11138950A (ja) * 1997-11-12 1999-05-25 Canon Inc プリント装置およびプリント方法
JP2002278378A (ja) * 2001-03-21 2002-09-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004024000A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Hewlett-Packard Development Co Lp ピーク電力低減代替モードによる負荷の使用
JP2005003886A (ja) * 2003-06-11 2005-01-06 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8860973B2 (en) 2008-03-18 2014-10-14 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
JP2010049087A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Canon Inc 画像形成装置及びその電力制御方法
US8340545B2 (en) 2008-08-22 2012-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and power control method therefor
US8494398B2 (en) 2008-08-22 2013-07-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and power control method therefor
JP2010069747A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置で実行されるプログラム
JP4725621B2 (ja) * 2008-09-19 2011-07-13 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法および画像形成装置で実行されるプログラム
US8031351B2 (en) 2008-09-19 2011-10-04 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image formation apparatus connected to power supplying device capable of supplying power via data communication line, control method performed by same image formation apparatus and storage medium storing program executed by same image formation apparatus
JP2010078951A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Kyocera Mita Corp 定着装置および画像形成装置
JP2010175702A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Canon Inc 画像形成装置及びその電力制御方法
JP2010204143A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Canon Inc 画像形成装置、及びその制御方法
JP2011164487A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Oki Data Corp 画像形成装置
CN106556984A (zh) * 2015-09-28 2017-04-05 株式会社理光 电源装置和图像形成装置以及电源电压监视方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4533789B2 (ja) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533789B2 (ja) 画像形成装置
US9152217B2 (en) Information processing apparatus configured to shift between plurality of power modes and reduce the time taken to return to a standby state
JP2015160737A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2009113451A (ja) 画像形成装置
JP2012148437A (ja) 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体
JP2008300922A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、制御プログラム及び記録媒体
JP2007102008A (ja) 画像形成装置
JP2007310074A (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2005156624A (ja) 複合機、複合機の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP5096995B2 (ja) 画像形成装置
JP2006095739A (ja) 画像処理装置
US8860973B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer program product
JP2006259591A (ja) 画像形成装置
JP2009128705A (ja) 画像形成装置
JP2017102306A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
JP2004061739A (ja) 画像形成装置
JP2005265875A (ja) 画像形成装置
JP2008278296A (ja) 画像形成装置
JP2004046213A (ja) 画像形成装置
JP2005004003A (ja) 画像形成装置
JP2010128334A (ja) 画像形成装置
JP2005141046A (ja) 画像形成装置
JP6642469B2 (ja) 画像形成装置
JP2007037169A (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2006217514A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100608

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4533789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3