JP2006289921A - 非金属製簡易書類綴じ具及びその方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属などの異種材料に頼らずに紙を確実に綴じ、複写時の取り外しと復元が容易であることさらに更に再利用(リサイクル)を妨げない綴じ具とその方法に関する。
【解決手段】押さえ用紙とゴム系高分子素材の輪状バンドを組み合わせた綴じ具であり、対象となる紙を押さえ用紙にはさみ、その上から折径以上の間隔で入れられた二箇所の切り込みに、輪状バンドをかけることで上記課題を克服した良好な書類綴じを達成する。
【選択図】図2
【解決手段】押さえ用紙とゴム系高分子素材の輪状バンドを組み合わせた綴じ具であり、対象となる紙を押さえ用紙にはさみ、その上から折径以上の間隔で入れられた二箇所の切り込みに、輪状バンドをかけることで上記課題を克服した良好な書類綴じを達成する。
【選択図】図2
Description
[発明が属する技術分野]本発明は、押さえ用紙とゴム系高分子素材の輪状バンドとの組合せを綴じ具として、復元容易で且つ安定した書類綴じを簡便に実現する方法に関する。
[従来の技術]文房具として一般に普及しているのはステープラ(ホッチキス)であり、金属製の針を用いて紙を機械的に綴じるものである。
しかるにその方法で綴じられた書類は、曲げられた針を曲げ戻して抜くなどの作業に手間かかり、複写をする際や紙の再利用を促進する上での欠陥となっていた。
その欠陥を解決する方法として、接着剤を用いる方法や紙を部分的に折り返す方法も登場しているが、前者では複写時の取り外しや復元が困難な上コストが高く、また後者では綴じることの出来る紙数が二三枚に限定される上に綴じが外れやすい欠陥があり普及していない。
[発明の開示]
[発明の開示]
[発明が解決しようとする課題]本発明で解決しようとする課題は、金属などの異種材料に頼らずに紙を確実に綴じ、複写時の取り外しと復元が容易であることさらに更に再利用(リサイクル)を妨げない安価で簡便な綴じ具とその方法を提供することである。
[課題を解決するための手段]本発明は、押さえ用紙と経時劣化の少ないゴム系高分子素材の輪状バンドを組み合わせた綴じ具であり、重なった複数の紙を押さえ用紙にはさみ、その上から文具用鋏等でバンドの折径以上の間隔で二箇所に切り込みを入れ、次いでこれらの切りこみに輪状バンドをかけることで取り外しと復元が容易且つ安定した書類綴じを達成する。
[発明の実施の形態]押さえ用紙には、綴じられる紙より曲げ剛性の大きい紙が望ましく、会議資料などに多く用いられるコピー紙を綴じる場合には名刺用紙や厚めの事務用封筒用紙などが好適に用いられる。その形状や大きさは特に限定されたものではないが、A−4サイズの紙を綴じる場合で通常4cm巾で10cm長さのものを中央で折った蝶番形状の押さえ紙が好適に用いられる。形状は必ずしも蝶番形状に限定されず綴じる紙枚数が多い場合など2枚に分離したものが良い場合もある。コーナーは見栄えをよくする上で丸みを帯びた適当な形状にしても良い。さらには押さえ紙の片面に切り込みをいれる位置や切込み深さ等を示す印を印刷しておくことも作業を容易にする上で望ましい。さらに付け加えれば、押さえ用紙には使用済みの名詞や封筒を活用することが出来る。
また、その素材は必ずしも紙である必要はなく、紙と同等以上の曲げ剛性を有するプラスチックフィルム等を用いることも可能である。
輪状バンドには、機械特性の経時変化が少ないゴム系高分子であれば良く、最近クリーンルーム内で資材を束ねるために、また髪結いや手芸用として一般にも使われ始めた熱可塑性ポリウレタンのバンドが好適に用いられる。サイズは特に限定されるものではないが、折径50ないし55mm、巾2mm、厚み0.3mmのものが入手も容易で作業効率も良く好適に用いられる。
輪ゴムとして多用される天然ゴム製のバンドは、弾性率が小さいため概してその厚みが大で切り込み部にかける作業がし難いこと、さらには劣化しやすいため書類の保存面から適材ではない。
書類綴じは、対象となる紙の綴じる部分を押さえ用紙ではさみ、その上から適当な間隔で入れられた2箇所の切込みにバンドを架けることで完成する。その間隔は少なくともバンドの折径より大きく、押さえ用紙の端に1cm以上の余裕を残す大きさが適当である。望ましくは、折径の105〜130%である。それより小さいと綴じがゆるいためにまた大きすぎると輪バンドの張力によって書類がたわむためにいずれの場合にも綴じが安定しない。
本考案ではどのような紙の場合にも安定した書類綴じを実現させるために押さえ用紙を用いているが、曲げ剛性の大きい紙を綴じる場合等には、押さえ用紙は必須ではなく、重ねられた書類に直接入れられた2箇所の切りこみに輪状バンドを架けることでもその目的は達成される。
また、その素材は必ずしも紙である必要はなく、紙と同等以上の曲げ剛性を有するプラスチックフィルム等を用いることも可能である。
輪状バンドには、機械特性の経時変化が少ないゴム系高分子であれば良く、最近クリーンルーム内で資材を束ねるために、また髪結いや手芸用として一般にも使われ始めた熱可塑性ポリウレタンのバンドが好適に用いられる。サイズは特に限定されるものではないが、折径50ないし55mm、巾2mm、厚み0.3mmのものが入手も容易で作業効率も良く好適に用いられる。
輪ゴムとして多用される天然ゴム製のバンドは、弾性率が小さいため概してその厚みが大で切り込み部にかける作業がし難いこと、さらには劣化しやすいため書類の保存面から適材ではない。
書類綴じは、対象となる紙の綴じる部分を押さえ用紙ではさみ、その上から適当な間隔で入れられた2箇所の切込みにバンドを架けることで完成する。その間隔は少なくともバンドの折径より大きく、押さえ用紙の端に1cm以上の余裕を残す大きさが適当である。望ましくは、折径の105〜130%である。それより小さいと綴じがゆるいためにまた大きすぎると輪バンドの張力によって書類がたわむためにいずれの場合にも綴じが安定しない。
本考案ではどのような紙の場合にも安定した書類綴じを実現させるために押さえ用紙を用いているが、曲げ剛性の大きい紙を綴じる場合等には、押さえ用紙は必須ではなく、重ねられた書類に直接入れられた2箇所の切りこみに輪状バンドを架けることでもその目的は達成される。
[実施例]角型1号封筒(オキナ株式会社製)の辺を2cm巾、長さ10cmで切り取り、開いた状態では4cm巾の蝶番様押さえ用紙を作成した。その角は見かけを良くするため丸みを帯びた形状にカットした。
ゴムバンドには折巾55mm、カット巾2mm、厚み0.3mmの熱可塑性ポリウレタンのバンド(モビロンバンド:日清紡製)を用いた。
次いで、これらを用いてA4コピー紙6枚からなる会議用資料を次の手順で綴じた。
▲1▼押さえ用紙で書類の綴じようとする辺の中央を挟む。
▲2▼挟み込んだ書類を押さえ用紙の上から、文具用鋏を用いて約65mm間隔の2箇所にハの字型で約10mmの切込みをいれた。
▲3▼一方の切り込み部分を左右に少しねじることで隙間をつくり輪状バンドの一端を架け、ついで輪状バンド少し伸ばしながらその他端を同じ方法で残る切りこみに架けた。最後に切り込み部や輪状バンドのねじれを修正して安定した書類綴じを完成した。
[発明の効果]以上説明したように本発明の綴じ具と方法を用いることで、取り外しが不便な金属製針や接着剤などを用いることなく確実に紙を綴じることができ、複写作業の時間と苦痛を軽減しさらに紙のリサイクルを推進することができる。
ゴムバンドには折巾55mm、カット巾2mm、厚み0.3mmの熱可塑性ポリウレタンのバンド(モビロンバンド:日清紡製)を用いた。
次いで、これらを用いてA4コピー紙6枚からなる会議用資料を次の手順で綴じた。
▲1▼押さえ用紙で書類の綴じようとする辺の中央を挟む。
▲2▼挟み込んだ書類を押さえ用紙の上から、文具用鋏を用いて約65mm間隔の2箇所にハの字型で約10mmの切込みをいれた。
▲3▼一方の切り込み部分を左右に少しねじることで隙間をつくり輪状バンドの一端を架け、ついで輪状バンド少し伸ばしながらその他端を同じ方法で残る切りこみに架けた。最後に切り込み部や輪状バンドのねじれを修正して安定した書類綴じを完成した。
[発明の効果]以上説明したように本発明の綴じ具と方法を用いることで、取り外しが不便な金属製針や接着剤などを用いることなく確実に紙を綴じることができ、複写作業の時間と苦痛を軽減しさらに紙のリサイクルを推進することができる。
Claims (2)
- 押さえ用紙とゴム系高分子の輪状バンドとからなる書類綴じ具。
- 押さえ用紙の上から、その間に挟まれた書類の2箇所に切込みを入れて、次いでそれらの2箇所の切込みにゴム系高分子の輪状バンドをかけることで複数枚の紙を綴じる方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005139042A JP2006289921A (ja) | 2005-04-08 | 2005-04-08 | 非金属製簡易書類綴じ具及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005139042A JP2006289921A (ja) | 2005-04-08 | 2005-04-08 | 非金属製簡易書類綴じ具及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006289921A true JP2006289921A (ja) | 2006-10-26 |
Family
ID=37411012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005139042A Pending JP2006289921A (ja) | 2005-04-08 | 2005-04-08 | 非金属製簡易書類綴じ具及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006289921A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013031977A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Riso Kagaku Corp | シート綴じ方法及び綴じ部材 |
-
2005
- 2005-04-08 JP JP2005139042A patent/JP2006289921A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013031977A (ja) * | 2011-08-03 | 2013-02-14 | Riso Kagaku Corp | シート綴じ方法及び綴じ部材 |
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