JP6232529B1 - 綴じ部を有するシート及びその綴じ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の用具に頼ることなく、シート等に設けられた綴じ部で、簡単にしっかりとシート等を綴じることができ、破損しにくく一般のシートやレポート用紙等紙製品以外に素材の異なるものにも使用可能で応用範囲が広く使い勝手のよいシートを提供する。【解決手段】綴じ部がシートの所定位置に設けられた突出片と該突出片を差し込むための保持部スリットと保持部スリットの第2切り込みを備え、突出片に突出片の第1切り込みが設けられている。突出片を立ち上げ、折り曲げ、保持部スリットに差し込み突出片の第1切り込みにシートを挟み引っ掛けて保持部スリットの第2切り込みによりズレを防ぎ、第1、第2、第3、第4の押え部が挟み押える力を高め、留め具などに頼らず誰でも横ずれなくしっかり簡単にシートを綴じることができ綴じ部の位置はシート上の他の位置でも可能でシートの形状に応じ位置を決めることができるシートである。【選択図】図1

Description

本発明は、シート等を綴じるとき、用具等を使わず自紙で簡単にしっかりと綴じることができる綴じ部に関するものである。
従来の綴じ方法に関しては、紐、クリップ、糊、用具を使用するものの他に、シート等に設けられた突出片を保持部に貫通させる方法等がある。
シート等に設けられた突出片を保持部に貫通させる方法としては、突出片に抜け止め防止のかえし部を設けて保持部に差し込むものや、切り込み同士をかみ合わせ折り曲げる方法等がある。
シート等の綴じ部としての既出願(特許文献1、特許文献2、特許文献3)がある。
上記文献1は複数の用紙の片隅をまとめて折り曲げ、切り込みに差し込むものであるが、差しこんだだけであるため抜けやすい。
文献2は複数の用紙に凹凸の切り込みを設け、折り曲げ差し込む方法であるが、かなりの手順を踏まなければならず、安定は難しい。
文献3は差し込み口に突出片を角度をもって差し込んだもので、かえし部を強化のため曲線形状にするなどの改良がなされているが、加わる力の角度によっては安定を損なうこともある。
特開2005−67182公報 特許第5583251号 特許第5873149号
本願発明は、用具を使わず、シート等に設けられた突出片(4)を保持部スリット(5)の差し込み口に角度をもって差し込む方法において、角度によってやや抜けやすくなる点を改良したものである。本願発明は、非常に簡単に、しっかりとシート等を綴じこむこみ、外すことができるとともに、一般の印刷用紙やコピー用紙、レポート用紙、メモ用紙、封筒等の紙製品の他に、プラスチック製品、樹脂フィルムやシート、金属製品、金属箔や金属シート、布類等にも使用可能で、使い勝手のよい綴じ部を提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた本願発明の請求項1は綴じ部(J)を有するシートであって、前記綴じ部(J)がシート(1)の所定位置に設けられた突出片形成手段(2)と、突出片(4)を差し込むための所定の位置に所定の長さと所定の角度で設けられた保持部スリット形成手段(3)からなり、前記突出片形成手段(2)の左右少なくともいずれか一方の、突出片形成手段の長手方向の端縁(2a)の所定位置に所定の長さと所定の角度で設けられた突出片の第1切り込み形成手段(6)を備え、前記保持部スリット形成手段(3)の所定位置に所定の長さと所定の角度で設けられた保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)が設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、突出片(4)を前記保持部スリット(5)に差し込みをスライドさせて、前記突出片の第1切り込み形成手段(6)を切って作った突出片の第1切り込み(7)にシート(1)を挟んだとき、前記突出片(4)が傾斜角度を持つとともに、前記突出片の第1切り込み(7)がシート(1)に引っかかるため、抜けにくくなるという効果がある。また、保持部スリットの第2切り込み(10)によってスライドさせた突出片(4)が保持部スリットの第2切り込み(10)に引っかかるため横にずれることなく、抜けることがなくなるという効果がある。
また本願発明の請求項2は、請求項1に記載の綴じ部(J)を有するシートにおいて、前記突出片形成手段(2)の長さ(L1)は突出片折り返し線(R)と保持部スリット形成手段との距離(L2)より長く、突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)を結ぶ距離(L5)よりも長く、前記突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)を結ぶ線(P)が突出片形成手段の長手方向の両端縁の両垂下線(E)の間に設けていることを特徴とする。
係る構成によれば、突出片(4)を保持部スリット(5)に確実に差し込むことができるという効果がある。また前記突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)が、突出片形成手段の長手方向の両垂下戦(E)の間に設けられることで、スライドさせた突出片(4)が保持部スリットの第2切り込み(10)に確実に引っかかるという効果がある。
本願発明の請求項3は、請求項1または2に記載の綴じ部(J)を有するシートにおいて、前記突出片形成手段(2)から得られた前記突出片(4)と前記保持部スリット形成手段(3)から得られた保持部スリット(5)と、突出片の第1切り込み形成手段(6)から得られた突出片の第1切り込み(7)と前記保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)から得たれた保持部スリットの第2切り込み(10)とにおいて綴じる際に前記突出片(4)と保持部スリット(5)を係合させて前記突出片の第1切り込み(7)と保持部スリットの第2切り込み(10)によってそれを係止させ、前記突出片の第1切り込み(7)によって形成する第1の押え部(M1)と第2の押え部(M2)および保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成する第3の押え部(M3)と第4の押え部(M4)を設けられることを特徴とする。
係る構成によれば突出片の第1切り込み(7)によって形成される第1の押え部(M1)と第2の押え部(M2)を設けることにより、挟み込む力が増すという効果がある。また保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成される第3の押え部(M3)と第4の押え部(M4)を設けることにより挟み込む力が増すという効果がある。
本願発明の請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記載の綴じ部(J)を有するシートにおいて、前記突出片形成手段(2)の左右いずれか一方の、長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段が作る90度よりも小さい方の角度(α)の好適な角度は45度〜90度であり、突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の好適角度は45度〜90度であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が左にある場合は、保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の好適角度は30度〜60度であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が右にある場合は、保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の好適角度は120度〜150度であることを特徴とする。
係る構成によれば、突出片(4)を保持部スリット(5)に差し込むことが容易になり、場所も取らず、楽にしっかり綴じられるという効果がある。
本願発明の請求項5は、請求項1〜4のいずれかに記載の綴じ部(J)を有するシートにおいて、前記突出片形成手段(2)の幅(W1)が、保持部スリット形成手段の幅(W2)より短く、突出片折り返し線(R)と突出片の第1切り込み形成手段との距離(L3)は前記突出片折り返し線(R)と保持部スリット形成手段との距離(L2)より長く、保持部スリットの端縁(Q3)の右方向及び左方向の少なくともいずれかに余切部の形成手段(YK)を設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に容易に差し込んだり外したりすることができる効果がある。
本願発明の請求項6は、請求項1〜5のいずれかに記載の綴じ部(J)を有するシートにおいて、前記突出片の形成手段(2)の第1切り込み形成手段(6)が左にある場合は保持部スリットの端縁(Q3)から右方向に前記余切部の形成手段(YK)が設けられており、突出片の第1切り込み形成手段(6)が右にある場合は、保持部スリットの端縁(Q3)から左方向に前記余切部の形成手段(YK)があり、前記余切部の形成手段(YK)の幅(W3)の寸法は前記突出片形成手段の幅(W1)の寸法に対して、10%〜30%であることを特徴とする。
係る構成によれば、前記突出片形成手段(2)の突出片の第1切り込み形成手段(6)が左右いずれかの場合によって10%〜30%の前記余切部(Y)をそれぞれ設けることによって前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に容易に差し込んだり外したりすることができる効果がある。
本願発明の請求項7は、綴じ部(J)を有するシートを綴じる際に下記の手順、
(イ)前記シート(1)の前記突出片形成手段(2)から前記突出片(4)を形成する手順1と、
(ロ)前記突出片の第1切り込み形成手段(6)から前記突出片の第1切り込み(7)を形成する手順2と、
(ハ)前記保持部スリット形成手段(3)から前記保持部スリット(5)を形成する手順3と、
(二)前記保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)から前記保持部スリットの第2切り込み(10)を形成する手順4と、
(ホ)前記シート(1)の前記突出片(4)を突出片折り返し線(R)に沿って反転させて折り曲げる手順5と、
(へ)前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に差し込む手順6と、
(ト)前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に沿って差し込み、前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は前記突出片(4)の前記突出片の長手方向の端縁(4a)を左にふって前記突出片の第1切込み(7)を前記保持部スリット(5)の左端にかみ合わせ、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は前記突出片(4)の前記突出片の長手方向の端縁(4a)を右にふって前記保持部スリット(5)の右端にかみ合わせる手順7と、
(チ)前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は、前記突出片(4)を右にゆり戻し、前記突出片の長手方向の端縁(4a)の右端縁を前記保持部スリットの第2切り込み(10)にかみ合わせ、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は前記突出片(4)を左にゆり戻して前記突出片の長手方向の端縁(4a)の左端縁を前記保持部スリットの第2切り込み(10)にかみ合わせる手順8と、
(リ)前記突出片の第1切込み(7)によって形成される前記第1の押え部(M1)と前記第2の押え部(M2)を設けることによって挟み込む力を増加させ、さらに前記保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成される前記第3の押え部(M3)と前記第4の押え部(M4)によって挟み込む力を増加させる手順9、とからなることを特徴とする。
係る構成によれば、シートをしっかり強固に綴じることができる。
本願発明によれば、前記突出片の第1切り込み(7)を設けており、前記保持部スリット(5)に差し込み、スライドさせて前記シート(1)を挟み込むことで、前記突出片(4)が傾斜角度を持ち、また突出片の第1切り込み(7)が前記シート(1)に引っかかることで抜けにくくなる。さらに突出片の第1切り込み(7)によって形成される第1の押え部(M1)と第2の押え部(M2)を設けることにより、挟み込む力が増すという効果がある。さらに前記保持部スリットの第2切り込み(10)を備えることにより、突出片(4)が横にずれて抜けるのを防ぎ、また保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成される第3の押え部(M3)と第4の押え部(M4)により、挟み込む力が増すという効果があり、しっかり抜けずに綴じることができるうえ、綴じる手順と逆の手順を行えば、はずすことも簡単にできる。一般のシートやレポート用紙等使いかってがよく、簡単に綴じることができる。また、材質面では用紙のみならず、軟質のプラスチック、樹脂フィルムやシート、金属製品、金属箔や金属シート、布類等にも応用できる。使用場所もさまざまなところで応用でき、これらに限定されるものではない。
本願発明によれば、突出片(4)を前記保持部スリット(5)に差し込みをスライドさせて、前記突出片の第1切り込み形成手段(6)を切って作った突出片の第1切り込み(7)にシート(1)を挟んだとき、前記突出片(4)が傾斜角度を持つとともに、前記突出片の第1切り込み(7)がシート(1)に引っかかるため、抜けにくくなるという効果がある。また、保持部スリットの第2切り込み(10)によってスライドさせた突出片(4)が保持部スリットの第2切り込み(10)に引っかかるため横にずれることなく、抜けることがなくなるという効果がある。
本願発明によれば、突出片(4)を保持部スリット(5)に確実に差し込むことができるという効果がある。また前記突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)が、突出片形成手段の長手方向の両垂下戦(E)の間に設けられることで、スライドさせた突出片(4)が保持部スリットの第2切り込み(10)に確実に引っかかるという効果がある。
本願発明によれば、突出片の第1切り込み(7)によって形成される第1の押え部(M1)と第2の押え部(M2)を設けることにより、挟み込む力が増すという効果がある。また保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成される第3の押え部(M3)と第4の押え部(M4)を設けることにより挟み込む力が増すという効果がある。
本願発明によれば、突出片(4)を保持部スリット(5)に差し込むことが容易になり、場所も取らず、楽にしっかり綴じられるという効果がある。
本願発明によれば、前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に容易に差し込んだり外したりすることができる効果がある。
本願発明によれば、前記突出片形成手段(2)の突出片の第1切り込み形成手段(6)が左右いずれかの場合によって10%〜30%の前記余切部(Y)をそれぞれ設けることによって前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に容易に差し込んだり外したりすることができる効果がある。
本願発明によれば、シートをしっかり強固に綴じることができる。
図1は本願発明の綴じ部を示す平面図である。 図2は突出片の第1切り込み形成手段が左にある場合における本願発明の綴じ部を示す平面図要部の拡大図である。 図3は突出片の第1切り込み形成手段が右にある場合における本願発明の綴じ部を示す平面図要部の拡大図である。 図4は本願発明の突出片を保持部スリットに差し込む前の状態を示す斜視図である。 図5は本願発明の綴じ部を綴じた状態を示す平面図である。 図6は本願発明の綴じ部を綴じた状態を示す裏面図である。 図7の(A)(B)(C)(D)は本願発明の綴じ部の綴じ方法の手順を示す説明図である。 図8は本願発明の綴じ部を綴じた状態を示す斜視図である。
以下、本願発明の綴じ部(J)及び綴じ方法について、図面に従って詳細に説明する。本願発明の綴じ部(J)は、シート(1)等の突出片(4)と、保持部スリット(5)と保持部スリットの第2切り込み(10)ならびに突出片(4)に設けられた突出片の第1切り込み(7)より成り立つ。図中において黒く塗りつぶした箇所は、突出片孔(11)である。
初め抜け止め部としてかえしを持つ突出片と、前記抜け止め部と略平行に直線形状の切れ込みを持つ保持部を、シート(1)等におよそ180度方向に設けて、突出片を立ち上げ、およそ180度折り返して保持部切れ込みに差し込んだが、かえし部があることで差し込みにくく、「とめ」「はずし」を繰り返すと、安定しづらく壊れやすいことがわかった。
そこで突出片のかえし部の代わりに、前記突出片(4)に突出片の第1切り込み(7)を設けて前記保持部スリット(5)に差し込み、スライドさせて前記突出片の第1切り込み(7)と前記保持部スリット(5)を係合させてみた。
これによって前記突出片の第1切り込み(7)が入れやすく、壊れにくいかえし部の役目をはたすことがわかった。
また前記突出片(4)が該突出片(4)の形成方向に対して傾斜するため、抜けにくくなった。
しかしシートを重ねて綴じるときシートの厚さでずれやねじれを生じ、前記保持部スリット(5)に係合させた前記突出片の第1切り込み(7)が抜けやすくなることがわかった。
さらに前記突出片の第1切り込み(7)を設けた側と逆の方向へ力が加わると、前記保持部スリット(5)に係合させた前記突出片の第1切り込み(7)が抜けやすくなることもわかった。
前記突出片の第1切り込み(7)を抜けなくするためには、前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に係合させたときにできる前記突出片(4)形成方向に対しての傾斜を保持すればいいのではないかと考えた。
そこで前記突出片(4)と前記保持部スリット(5)を係合させて前記突出片の第1切込み(7)と保持部スリットの第2切り込み(10)によってそれを係止させてみた。
これによって前記突出片(4)のずれやねじれ等を止めることができるようになり、前記突出片(4)が抜けることがなくなった。また、前記突出片形成手段(2)の長さ(L1)は突出片折り返し線(R)と保持部スリット形成手段との距離(L2)より長く、突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)を結ぶ距離(L5)よりも長くした。ただ前記突出片形成手段の基点(Q1)から前記保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)が前記突出片形成手段の長手方向の端縁の両垂下線(E)の間に設けられていないと、抜けやすくなることがわかった。そこで前記突出片形成手段の基点(Q1)から前記保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)が前記突出片形成手段の長手方向の端縁の両垂下線(E)の間に設けるようにした。
また、前記保持部スリット(5)に突出片(4)を反転させて折り曲げる際の突出片折り返し線(R)とは、前記突出片形成手段の基点であるQ1とQ1を結ぶ線である。
また前記保持部スリット(5)に前記突出片(4)を係合させたとき形成する前記第1の押え部(M1)と前記第2の押え部(M2)が突出片(4)を押え、加えて前記保持部の第2切り込み(10)によって形成される前記第3の押え部(M3)と前記第4の押え部(M4)を設けることにより、前記突出片(4)を挟み込み押える力が増すことがわかった。
前記突出片形成手段(2)の左右いずれか一方の、長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)の好適な角度は45度〜90度であり、突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の好適角度は45度〜90度であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が左にある場合は、保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の好適角度は30度〜60度であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が右にある場合は、保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の好適角度は120度〜150度であることがわかった。
そして、前記突出片形成手段(2)の幅(W1)が、保持部スリット形成手段の幅(W2)より短く、突出片折り返し線(R)と突出片の第1切り込み形成手段との距離(L3)は前記突出片折り返し線(R)と保持部スリット形成手段との距離(L2)より長くした。
また、保持部スリットの端縁(Q3)の右方向及び左方向の少なくともいずれかに余切部の形成手段(YK)を設けた。
さらに前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に入れやすくするために、突出片の第1切り込み形成手段(6)が左にある場合は保持部スリットの端縁(Q3)から右方向に余切部の形成手段(YK)を、突出片の第1切り込み形成手段(6)が右にある場合は、保持部スリットの端縁(Q3)から左方向に余切部の形成手段(YK)を設けて、余切部(Y)を有することにより、より入り易いという効果がでた。
これで本願発明が完成した。本願発明の綴じ部(J)は、シート(1)等に有する綴じ部(J)であって、前記綴じ部(J)がシートの所定位置に設けられた前記突出片の第1切り込み(7)を備えた前記突出片(4)を持ち、該突出片(4)を差し込むための前記保持部スリット(5)と前記保持部スリットの第2切り込み(10)からなる。前記突出片(4)前記突出片の第1切り込み(7)前記保持部スリット(5)および前記保持部スリットの第2切り込み(10)はシート等に、例えばミシン目打ちや片押し等によって切り目をつけることも可能である。また、これらに限定されるもではない。
次に本願発明の綴じ部(J)の使い方を順序立てて説明する。
図6の(A)に示すように本願発明のシート(1)等に有する前記突出片(4)をシート(1)等の表面側に折り曲げた手順の説明図である。(B)は綴じ部(J)を設けたシート(1)等を綴じる際、前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)へ差し込む手順の説明図である。(C)は前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)にそってスライドさせて前記突出片の第1切り込み(7)にシート(1)を挟んだときの手順の説明図である。(D)は本願発明のシート(1)等に設けられた前記保持部スリットの第2切り込み(10)を前記突出片(4)に引っ掛けた手順の説明図で、本願発明の綴じ部(J)を綴じた状態である。
まず本願発明のシート(1)等から前記突出片(4)表面方向に立ち上げる。つぎに前記保持部スリット(5)に綴じようとする前記突出片(4)を、前記保持部スリット(5)に差し込み前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に沿って前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は突出片(4)を左にふって、右にゆりもどし、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は突出片(4)を右にふって左にゆりもどして、前記突出片(4)の第1切り込み(7)にシート(1)を挟み込む。そのあと前記保持部スリットの第2切り込み(10)を立ち上げて前記突出片(4)に引っ掛ける。
綴じ部(J)を有するシートを綴じる際に下記の手順、
(イ)前記シート(1)の前記突出片形成手段(2)から前記突出片(4)を形成する手順1と、
(ロ)前記突出片の第1切り込み形成手段(6)から前記突出片の第1切り込み(7)を形成する手順2と、
(ハ)前記保持部スリット形成手段(3)から前記保持部スリット(5)を形成する手順3と、
(二)前記保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)を切って前記保持部スリットの第2切り込み(10)を形成する手順4と、
(ホ)前記シート(1)の前記突出片(4)を突出片折り返し線(R)に沿って反転させて折り曲げる手順5と、
(へ)前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に差し込む手順6と、
(ト)前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に沿って前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は前記突出片(4)の前記突出片の長手方向の端縁(4a)を左にふって前記突出片の第1切込み(7)を前記保持部スリット(5)の左端にかみ合わせ、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は前記突出片(4)の前記突出片の長手方向の端縁(4a)を右にふって前記保持部スリット(5)の右端にかみ合わせる手順7と、
(チ)前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は、前記突出片(4)を右にゆり戻し、前記突出片の長手方向の端縁(4a)の右端縁を前記保持部スリットの第2切り込み(10)にかみ合わせ、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は前記突出片(4)を左にゆり戻して前記突出片の長手方向の端縁(4a)の左端縁を前記保持部スリットの第2切り込み(10)にかみ合わせる手順8と、
(リ)前記突出片の第1切込み(7)によって形成される前記第1の押え部(M1)と前記第2の押え部(M2)が設けることによって挟み込む力を増加させ、さらに前記保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成される前記第3の押え部(M3)と前記第4の押え部(M4)によって挟み込む力を増加させる手順9、とからなることを特徴とするシートの綴じ方法。
本願発明の綴じ部(J)を重ねて綴じる場合は、実施では15枚綴じることは可能であったが、前記突出片(4)の厚さが厚くなり、前記突出片切り込み(7)のずれやら挟み込むシート(1)の厚さやらを考え、10枚以下を目安にすることが望ましい。
また本願発明の綴じ部(J)は実施例に記載しただけでなく、前記突出片(4)、前記突出片の第1切り込み(7)、前記保持部スリット(5)、前記保持部スリットの第2切り込み(10)をミシン目打ちその他の方法で何か所かを止め、切り抜き立ち上げることも可能である。また容易に指で押せば切り抜ける、切り込み線を設けることも可能である。またその位置は、実施例にあげた位置だけに限るものではない。またシート四隅を突出片に見立てて、シート端部に前記突出片(4)の第1切り込み(7)を設け、シートには前記保持部スリット(5)を利用し、前記保持部スリットの第2切り込み(10)を設けることによって、それぞれの押え部の効果を発揮することにより、同様の効果があった。また、例えば綴じ部(J)の4隅に設けたり、縦方向や横方向に2箇所設ける等ができる。綴じ部(J)の場所や数は実施例にあげたこれらに限るものではない。実施例ではコピー用紙を使用したが、シートにおいては印刷用紙、新聞紙、レポート用紙、ノート紙、便箋、封筒、ルーズリーフ、メモ用紙等、その他のシートや紙以外のプラスチック、金属板等のシートを用いることも可能であり、これらに限定するものではない。
実施例サンプルと比較例サンプルを作成して4種類の試験をし、それを比較検討した。
第1の試験は、突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度についてである。
(実施例1)
実施例1のサンプルについて説明する。突出片の第1切り込みが左にある場合について述べる。図1に示すような綴じ部(J)を有する形状のシートを作成し、試験サンプルの試験方法は、手で差し込み抜いたりする等をして試験した。実施に当たり使用する材料として、B6コピー用紙、鉛筆、定規、分度器、カッター等を使用した。
作る手順として突出片(4)の突出片の第1切り込み(7)と保持部スリット(5)の保持部スリットの第2切り込み(10)の下書きを行った。突出片(4)の幅(W1)の大きさは20mmとし、長さ(L1)は60mmとし、突出片折り返し線(R)と突出片の第1切り込み形成手段との距離(L3)は30mmとし、その位置に設けられた突出片の第1切り込み(7)の深さ(L4)は10mm、保持部スリット(5)の幅(W2)は30mm、保持部スリットの第2切り込み(10)の深さは5mmとし、保持部スリット(5)を突出片(4)の突出片折り返し線(R)の下方で、突出片折り返し線と保持部スリット形成手段との距離(L2)を20mmとし、その位置に設け、保持部スリット(5)の長さを30mmとして、その位置で、突出片の長手方向の端縁(4a)に対して保持部スリット(5)を直角に設けた。また、保持部スリットの右側に余切部(Y)を設け、その深さ(W3)は、(W1)の寸法に対して(W1)の長さの15%すなわち3mmとした。突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)は90度とした。
(実施例2)
突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)は45度とし、その他は実施例1と同様とした。
(比較例1)
突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)は20度とし、その他は実施例1と同様とした。
(比較例2)
突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)は30度とし、その他は実施例1と同様とした。
次に試験方法について説明する。各実施例サンプルについてシート枚数2枚をワンセットとして用意した。用意した突出片(4)をシート表面側に折り曲げ、シートの下方へ折り返し、保持部スリット(5)に差し込みスライドさせて突出片の第1切り込み(7)にシート(1)を挟み込み、保持部スリットの第2切り込み(10)を立ち上げて突出片(4)に引っ掛けて綴じる。
考察について述べる。突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)との角度により、以下の試験結果を得た。
Figure 0006232529
第1の試験結果から考えると、突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)との角度は45度〜90度が好適と思われる。
次の第2の試験は、突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る角度(γ)についてである。試験方法、手順は第1の試験と同一である。
(実施例3)
突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の角度を45度とした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例4)
突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の角度を90度とした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例3)
突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の角度を20度とした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例4)
突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の角度を30度とした。その他は実施例1と同様にした。
考察について述べる。突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の角度により以下の試験結果を得た。
Figure 0006232529
第2の試験結果から考えると、突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の角度は45度〜90度が好適と思われる。
次の第3の試験は、まず突出片の第1切込み形成手段(6)が左にあった場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の関係についてである。試験方法、手順は第1の試験と同一である。
(実施例5)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を30度とした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例6)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を45度とした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例7)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を60度とした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例5)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を20度とした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例6)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を70度とした。その他は実施例1と同様にした。
考察について述べる。保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)により、以下の結果を得た。
Figure 0006232529
次に、第4の試験について述べる。突出片の第1切込み形成手段(6)が右にある場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の関係についてである。試験方法、手順は第1の試験と同一である。
(実施例8)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を150度とした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例9)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を135度とした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例10)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)120度とした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例7)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を160度とした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例8)
保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)を1100度とした。その他は実施例1と同様にした。
考察について述べる。突出片の第1切込み形成手段(6)が右にある場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)により、以下の結果を得た。
Figure 0006232529
第4の試験結果から考えると、突出片の第1切込み形成手段(6)が左にあった場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)は30度〜60度、突出片の第1切込み形成手段(6)が右にあった場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)は120度〜150度が好適と思われる。
従って試験結果から考えると、突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段が作る90度よりも小さい方の角度(α)は45度〜90度が好適であり、突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)も同様に45度〜90度が好適であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が左にあった場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)は30度〜60度が好適であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が右にあった場合の保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)は120度〜150度が好適である。ただしシート等の形状によっては、これに限定されるものではない。
本願発明の綴じ部(J)は、用具を用いることなく。コピー用紙、便箋、印刷用紙、新聞紙、スクラップ紙、各種報告書、レポート用紙、メモ用紙等紙製品、並びにプラスチック、金属等と極めて簡単にしっかり綴じたり抜いたりすることが可能となり、産業上の利用価値は大きい。
1 シート
2 突出片形成手段
2a 突出片形成手段の長手方向の端縁
3 保持部スリット形成手段
YK 余切部の形成手段
4 突出片
Y 余切部
4a 突出片の長手方向の端縁
5 保持部スリット
6 突出片の第1切り込み形成手段
7 突出片の第1切り込み
9 保持部スリットの第2切り込み形成手段
10 保持部スリットの第2切り込み
11 突出片孔
Q1 突出片形成手段の基点
Q2 保持部スリットの第2切り込みの終点
Q3 保持部スリットの端縁
R 突出片折り返し線
J 綴じ部
L1 突出片形成手段の長さ
L2 突出片折り返し線と保持部スリット形成手段との距離
W1 突出片形成手段の幅
W2 保持部スリット形成手段の幅
W3 余切部形成手段の幅
L3 突出片折り返し線と突出片の第1切り込み形成手段との距離
L4 突出片の第1切り込みの深さ
L5 突出片形成手段の基点から保持部スリットの第2切り込みの終点を結ぶ距離
M1 第1の押え部
M2 第2の押え部
M3 第3の押え部
M4 第4の押え部
α 突出片形成手段の長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度
β 保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度
γ 突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度
E 突出片形成手段の長手方向の両端縁の両垂下線
P 突出片形成手段の基点(Q1)と保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)を結ぶ線

Claims (5)

  1. 綴じ部(J)を有するシートであって、前記綴じ部(J)がシート(1)の所定位置に設けられた突出片形成手段(2)と、突出片(4)を差し込むための所定の位置に所定の長さと所定の角度で設けられた保持部スリット形成手段(3)からなり、前記突出片形成手段(2)の左右少なくともいずれか一方の、突出片形成手段の長手方向の端縁(2a)の所定位置に所定の長さと所定の角度で設けられた突出片の第1切り込み形成手段(6)を備え、前記保持部スリット形成手段(3)の所定位置に所定の長さと所定の角度で設けられた保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)が設けられており、前記突出片形成手段(2)の長さ(L1)は突出片折り返し線(R)と保持部スリット形成手段との距離(L2)より長く、突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)を結ぶ距離(L5)よりも長く、前記突出片形成手段の基点(Q1)から保持部スリットの第2切り込みの終点(Q2)を結ぶ線(P)が突出片形成手段の長手方向の両端縁の両垂下線(E)の間に設けられており、前記突出片形成手段(2)から得られた前記突出片(4)と前記保持部スリット形成手段(3)から得られた保持部スリット(5)と、突出片の第1切り込み形成手段(6)から得られた突出片の第1切り込み(7)と前記保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)から得たれた保持部スリットの第2切り込み(10)とにおいて綴じる際に前記突出片(4)と保持部スリット(5)を係合させ、前記突出片の第1切り込み(7)と保持部スリットの第2切り込み(10)によってそれを係止させ、前記突出片の第1切り込み(7)によって形成する第1の押え部(M1)と第2の押え部(M2)および保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成する第3の押え部(M3)と第4の押え部(M4)を設けることを特徴とする綴じ部(J)を有するシート。
  2. 前記突出片形成手段(2)の左右いずれか一方の、長手方向の端縁と突出片の第1切り込み形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(α)の好適な角度は45度〜90度であり、突出片形成手段と保持部スリット形成手段とが作る90度よりも小さい方の角度(γ)の好適角度は45度〜90度であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が左にある場合は、保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の好適角度は30度〜60度であり、突出片の第1切込み形成手段(6)が右にある場合は、保持部スリット形成手段と保持部スリットの第2切り込み形成手段とが作る角度(β)の好適角度は120度〜150度であることを特徴とする請求項1に記載の綴じ部(J)を有するシート。
  3. 前記突出片形成手段(2)の幅(W1)が、保持部スリット形成手段の幅(W2)より短く、突出片折り返し線(R)と突出片の第1切り込み形成手段との距離(L3)は前記突出片折り返し線(R)と保持部スリット形成手段との距離(L2)より長く、保持部スリットの端縁(Q3)の右方向及び左方向の少なくともいずれかに余切部の形成手段(YK)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の綴じ部(J)を有するシート。
  4. 前記突出片の形成手段(2)の第1切り込み形成手段(6)が左にある場合は保持部スリットの端縁(Q3)から右方向に前記余切部の形成手段(YK)が設けられており、突出片の第1切り込み形成手段(6)が右にある場合は、保持部スリットの端縁(Q3)から左方向に前記余切部の形成手段(YK)があり、前記余切部の形成手段(YK)の幅(W3)の寸法は前記突出片形成手段の幅(W1)の寸法に対して、10%〜30%であることを特徴とする請求項3に記載の綴じ部(J)を有するシート。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の綴じ部(J)を有するシートを綴じる際に下記の手順、
    (イ)前記シート(1)の前記突出片形成手段(2)から前記突出片(4)を形成する手順1と、
    (ロ)前記突出片の第1切り込み形成手段(6)から前記突出片の第1切り込み(7)を形成する手順2と、
    (ハ)前記保持部スリット形成手段(3)から前記保持部スリット(5)を形成する手順3と、
    (二)前記保持部スリットの第2切り込み形成手段(9)から前記保持部スリットの第2切り込み(10)を形成する手順4と、
    (ホ)前記シート(1)の前記突出片(4)を突出片折り返し線(R)に沿って反転させて折り曲げる手順5と、
    (へ)前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に差し込む手順6と、
    (ト)前記突出片(4)を前記保持部スリット(5)に沿って差し込み前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は前記突出片(4)の前記突出片の長手方向の端縁(4a)を左にふって前記突出片の第1切込み(7)を前記保持部スリット(5)の左端にかみ合わせ、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は前記突出片(4)の前記突出片の長手方向の端縁(4a)を右にふって前記保持部スリット(5)の右端にかみ合わせる手順7と、
    (チ)前記突出片の第1切込み(7)が左にある場合は、前記突出片(4)を右にゆり戻し、前記突出片の長手方向の端縁(4a)の右端縁を前記保持部スリットの第2切り込み(10)にかみ合わせ、前記突出片の第1切込み(7)が右にある場合は前記突出片(4)を左にゆり戻して前記突出片の長手方向の端縁(4a)の左端縁を前記保持部スリットの第2切り込み(10)にかみ合わせる手順8と、
    (リ)前記突出片の第1切込み(7)によって形成される前記第1の押え部(M1)と前
    記第2の押え部(M2)を設けることによって挟み込む力を増加させ、さらに前記保持部スリットの第2切り込み(10)によって形成される前記第3の押え部(M3)と前記第4の押え部(M4)によって挟み込む力を増加させる手順9、とからなることを特徴とするシートの綴じ方法。
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