JP2006289442A - レーザ加工方法及びレーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非接触型で、必ずしも高い真空度を要することなく、かつドライプロセスによって部材表面の加工ならびに清浄化を図ることが可能なレーザ加工方法及びレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 パルス幅が10ピコ秒未満の、第1及び第2のパルスレーザ光L及びLを、それぞれ、被加工部材13の蒸散を可能とする第1のレーザエネルギーと、被加工部材13の変形例えば膨張を可能とする第2のレーザエネルギーとによって、被加工部材13に照射する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パルスレーザ光を照射することによって被加工部材の加工を行うレーザ加工方法及びレーザ加工装置に関する。
絶縁体や半導体、或いは金属などの導体によって構成される薄膜などの部材の製造においては、その形状や性質を所望のものとするために、所定部分以外の除去や整形などの加工が行われている。
このような加工に用いられる手法としては、例えば、酸などのエッチング液によるウエットエッチングや、エッチングガスによるドライエッチングが挙げられる。
ウエットエッチングは、歴史的に見ても確立された一つの方法であり、また、ドライエッチングは、微細なパターニングに適した方法として、共に広く用いられている。
しかし、ウエットエッチングは、レジスト塗布、パターニング露光、エッチング溶液を用いた選択的な除去、洗浄、乾燥等の工程を経る必要があるため、その手順が煩雑である。また、被除去試料すなわち被加工部材の形状や種類によってエッチング溶液への浸漬が適切でない場合が生じることや、微細なパターニングが困難であることなども問題点として指摘されている。
また、ドライエッチングは、微細なパターニングを実現することはできるものの、基本的な工程はウエットエッチングにおけるのと同様で、手順が煩雑であり、また、ウエットエッチングにおけるよりもエッチング装置が高価であり、更に雰囲気ガスの制御などを考慮する必要が生じ、手間もかかる。
これに対し、被加工部材にパルスレーザ光を照射して除去や整形を行う手法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、レーザ光のパルス幅が例えばナノ秒(ns)オーダーである場合には、部材を構成する材料の熱溶融と、これに伴う熱拡散によって、レーザ光が直接照射されていない周辺部でも溶融や変形が生じ、更に溶融した材料が飛散して周囲に再付着するなどの問題があった。
そこで、パルスレーザ光照射におけるパルス幅をより短く選定し、例えばフェムト秒(fs)オーダー等、10ピコ秒(ps)未満の短パルス幅によるパルスレーザ光を照射することによって、被加工部材に対する選択的除去ならびに整形を行う加工方法の提案がなされている。
このような短パルス幅レーザ光を照射する方法によれば、上述したナノ秒オーダー等、10ピコ秒以上のパルス幅によるパルスレーザ光を照射する場合とは異なり、熱が周囲に拡散するよりも短い周期のパルス光照射が可能になるため、熱拡散を生じることのない所謂多光子吸収プロセスによって、部材を構成する材料を、溶融過程を経ることなく、直接蒸散すなわち気化させ、シャープすなわち選択性の高い除去を行うことができる。
ところが、このような短パルス幅レーザ光による加工による場合、分子やイオンの状態で雰囲気中に飛散した部材材料が、雰囲気を構成する気体分子と衝突したり、この気体分子と結合を生じたり、或いは急冷されたりすることによって、粉塵(ダスト、除去かす)となって被加工部材上に再付着してしまう。
例えば、図8Aに示すように、基板上のCr(クロム)薄膜による被加工部材101に対して短パルス幅レーザ光による加工を施すと、被照射部102に所定の溝を形成することはできるものの、図中dで示す箇所の拡大図を図8Bに示すように、光照射によって形成された加工溝104の周辺、例えば被照射側縁部103に、粉塵105が降り積もって付着する。すなわち、溶融痕はなく、サブミクロンオーダーの粉塵105が多数折り重なるようにして部材表面に付着する。
このような粉塵は、上述したナノ秒オーダーのパルス幅によるレーザ光で加工する場合のように溶融した状態で付着しているわけではなく、基板表面に生じる引力、例えばファンデルワールス力や静電気力によって付着しているため、例えば、図9A及び図10Aに示すように付着した状態で、イソプロピルアルコール(IPA)を含ませた綿棒等によって拭き取ることや、超音波洗浄によって洗い流すことによって、それぞれ図9B及び図10Bに示すように、再度除去して部材表面を洗浄することができる。
特開平09-190995号公報
しかし、綿棒等の接触物によって洗浄を行う場合、除去に用いた接触物から新たなダストが発生したり、接触物によって部材表面が損傷を受けたりするおそれがある。また、超音波洗浄などの液体を用いる洗浄手法は、部材のアプリケーション、すなわち部材の種類や状態ならびに製造工程上の事情等によって、必ずしも適切でなくなる場合もある。
また、例えば被照射部の近傍を減圧することによって、つまり気化した部材材料の平均自由工程の長大化を図る手法によって、粉塵の再付着自体の低減を図ることも可能ではあるものの、実効的な手法とするには高い真空度が必要であり、上述したドライエッチングと同様の専用チャンバー内で加工を行うことが前提となることから装置構成にかかるコストも上昇し、しかも粉塵の低減を十分に抑制できるとは限らない。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、非接触型で、必ずしも高い真空度を要することなく、かつドライプロセスによって部材表面の加工ならびに清浄化を図ることが可能なレーザ加工方法及びレーザ加工装置を提供することにある。
本発明に係るレーザ加工方法は、パルス幅が10ピコ秒未満の、第1及び第2のパルスレーザ光を、それぞれ、被加工部材の蒸散を可能とする第1のレーザエネルギーと、前記被加工部材の変形を可能とする第2のレーザエネルギーとによって、前記被加工部材に照射することを特徴とする。
第1のパルスレーザ光の照射によって、被加工部材の被照射部を構成する部材材料を蒸散させ、例えば部材表面に再付着する粉塵の主たる付着部に対して第2のパルスレーザ光照射を行うことにより、付着部を構成する部材材料の変形や膨張が促進される。
本発明に係るレーザ加工装置は、パルス幅10ピコ秒未満の、第1のレーザエネルギーによる第1のパルスレーザ光と、前記第1のレーザエネルギーに比して小とされた、被加工部材を変形させる第2のレーザエネルギーによる第2のパルスレーザ光とを、被加工部材に同時に照射することが可能な構成を有することを特徴とする。
この構成により、本発明装置においては、第1及び第2のパルスレーザ光の照射に際して、空間的な相互関係のみならず、時間的な相互関係を選定することが可能となる。
本発明に係るレーザ加工方法によれば、パルス幅が10ピコ秒未満の所謂短パルス幅レーザ光である第1及び第2のパルスレーザ光を、被加工部材の蒸散を可能とする第1のレーザエネルギーと、被加工部材の変形を可能とする第2のレーザエネルギーとによって、被加工部材に照射することから、例えば部材表面に再付着する粉塵の主たる付着部に対して第2のパルスレーザ光照射を行うことにより、付着部を構成する部材材料の変形や膨張によって付着部上の粉塵を浮上ないし飛散させることができ、第1のパルスレーザ光照射によって除去ないし整形を行った被加工部材の表面を清浄化することができる。
本発明に係るレーザ加工装置によれば、パルス幅10ピコ秒未満の所謂短パルス幅レーザ光である第1及び第2のパルスレーザ光を、被加工部材に同時に照射することが可能な構成を有することから、第1及び第2のパルスレーザ光を、空間的な相互関係のみならず、時間的な相互関係を選定して照射することが可能とされ、第1のパルスレーザ光による、被加工部材に対する所望の除去ないし整形と、第2のパルスレーザ光による、被加工部材表面の所望の清浄化とを、粉塵の状態に対応して行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
<レーザ加工装置の第1の実施の形態>
まず、本発明に係るレーザ加工装置の第1の実施の形態を、図1〜図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るレーザ加工装置1は、少なくとも、パルス幅が10ピコ秒未満のパルスレーザ光を出射する光源6と、ビーム分離整形素子10と、被加工部材13の支持台となるステージ12と、被加工部材13の被照射部の合焦位置近傍に気流を発生させるための気体吹付手段14及び気体吸引手段15とを有する。
本実施形態において、ステージ12は、パルスレーザ光の光軸に略直交する2次元方向に移動調整可能とされ、これにより、光源6からのパルスレーザ光を被加工部材13に走査照射することが可能となる。
また、本実施形態においては、光源6とビーム分離整形素子10との間に、光源6から出射されたパルスレーザ光を被加工部材13に導くための光学素子、例えばレンズ7と、ミラー8と、フォーカス調整用光学素子9とが設けられ、ビーム分離整形素子10と被加工部材13との間に、対物レンズ11が設けられている。
レンズ7としては所謂コリメータレンズを用いることができ、ミラー8は立ち上げまたは走査用ガルバノメーターミラーによることができる。また、フォーカス調整用光学素子9は、一対のレンズ9a及び9bによる構成とすることができる。
光源6からのパルスレーザ光は、ビーム分離整形素子10において、図2に示すように分割され、被加工部材13の材料を蒸散させる集光ビームとなる第1のパルスレーザ光Lと、被加工部材13の第1のパルスレーザ光による被加工部周辺の材料を変形させるクリーニング用の第2のパルスレーザ光L(この例ではサイドビームL2a及びL2b)とが形成される。
本実施形態においては、ビーム分離整形素子10により、第2のパルスレーザ光L2a及びL2bが、第1のパルスレーザ光Lを挟んで走査方向に対して前後に形成され、それぞれ、走査方向に対して垂直な方向に伸びた整形ビームとされる。これによって、所定の除去エリアすなわち第1のパルスレーザ光Lの被照射部Sに比して広範なエリア(S2a及びS2b)に第2のパルスレーザL2a及びL2bを照射することができ、第1のパルスレーザ光に比して低いエネルギーによって、第1のパルスレーザ照射によって蒸散した後に周囲に再付着した粉塵(図示せず)を、被照射部13を変形例えば膨張させることによって浮上ないし飛散させることが可能となる。
ビーム分離整形素子10のより具体的な構成としては、例えば、図3Aに示すように、対物レンズ11の手前に設けた第1のシリンドリカルレンズ16aと、対物レンズ11と被加工部材13との間に設けた回折格子17及び第2のシリンドリカルレンズ16bとによる構成とすることができる。
この構成による場合、光源6(図示せず)からのレーザ光Lを第1のシリンドリカルレンズ16aによって整形し、対物レンズ11を介して回折格子17に入射させ、0次及び±1次の回折光を作り出した後、±1次光と十分に分離した0次光を第2のシリンドリカルレンズ16bで再度整形して、被照射部材13上に、第1のパルスレーザ光による略円形状の集光スポットSと、第2のパルスレーザ光による細長形状の集光スポットS2a及びS2bを形成することができる。
また、ビーム分離整形素子10の別の構成としては、例えば、図3Bに示すように、対物レンズ11の手前のみに設けた、ビーム分割用マスク18と、集光レンズ19と、第1及び第2のシリンドリカルレンズ20a及び20bとによる構成とすることができる。
この構成による場合、光源6(図示せず)からのレーザ光Lをビーム分割用マスク18によって3分割した後、各レーザ光を、例えば中央の集光レンズ19と、第1及び第2のシリンドリカルレンズ20a及び20とによって整形し、対物レンズ11を介して、被照射部材13上に、第1のパルスレーザ光による略円形状の集光スポットSと、第2のパルスレーザ光による細長形状の集光スポットS2a及びS2bを形成することができる。
例えばこれらの構成によるビーム分離整形素子10によって、第1のパルスレーザ光の照射と第2のパルスレーザ光の照射とを、時間的または空間的に並行して行うことや、第1のパルスレーザ光と前記第2のパルスレーザ光とを共通の光源により形成すること、更に第1のパルスレーザ光と前記第2のパルスレーザ光とを、共通のレーザ光の分割によって形成することが可能とされ、被加工部材を、より簡潔かつ安価な装置構成によって確実に清浄化することが可能となる。
<レーザ加工方法の実施の形態>
次に、本発明に係るレーザ加工方法の実施の形態を、上述したレーザ加工装置を用いる場合を例として、図1を参照して説明する。
本実施形態においては、まず、パルス幅が10ピコ秒未満のパルスレーザ光を光源6より出射し、レンズ7、ミラー8、フォーカス調整用光学素子9を経て、ビーム分離整形素子10に導入する。
続いて、上述した構成によるビーム分離整形素子10においてレーザ光を分割し、被加工部材13の材料を蒸散させる集光ビームとなる第1のパルスレーザ光Lと、被加工部材13の第1のパルスレーザ光による被加工部周辺の材料を変形させるクリーニング用の第2のパルスレーザ光L(この例ではサイドビームL2a及びL2b)とを形成する。
ビーム分離整形素子10によるビーム分割により、被加工部材13の所定の除去エリアすなわち第1のパルスレーザ光Lの被照射部Sに比して広範なエリア(S2a及びS2b)に第2のパルスレーザL2a及びL2bを照射することが可能となり、第1のパルスレーザ光に比して低いエネルギーによって、第1のパルスレーザ照射によって蒸散した後に再付着した粉塵(図示せず)を、被照射部13を変形例えば膨張させることによって浮上ないし飛散させることが可能となる。
続いて、ビーム分離整形素子10によって形成された第1及び第2のパルスレーザ光を、対物レンズ11を介して被加工部材13の被加工部に照射する。
この照射中、或いは照射の前後にかけて、本実施形態においては、被加工部材13の被照射部の合焦位置近傍に、気体吹付手段14及び気体吸引手段15によって気流を発生させる。これにより、第2のパルスレーザ光による変形例えば膨張によって浮上ないし飛散される、部材表面に付着していた粉塵(図示せず)を、効率よく部材表面から引き離すことが可能となり、部材表面の清浄化が図られる。
また、本実施形態における第1及び第2のパルスレーザ光照射は、例えばステージ12の移動調整によって、走査照射として行うことができる。
すなわち、図4に示すように、第1の方向軸(図中x軸)に関するスキャンと、第2の方向軸(図中y軸)に関するフィードつまりスライドとを組み合わせることにより、最初のスキャンをS11の位置から行い、続いて再スキャンをS12,S13,・・・の位置からを繰り返し開始して行うことにより、第1のパルスレーザ光の走査照射を2次元的に行うことや、所望の範囲における粉塵の浮上ないし飛散が可能となる。なお、図中、第2のパルスレーザ光のスポットは図示を省略している。
また、このようにパルスレーザ光を2次元的に走査照射する場合、パルス幅が10ピコ秒未満の短パルス幅レーザ光、好ましくはフェムト秒オーダーのパルス幅を有するパルスレーザ光の照射によって、例えば金属などの導体や半導体、ならびに絶縁体に対する加工を行う場合には、例えば1回のパルス照射で5nmの深さまで部材材料の除去が可能である場合、3回のパルス照射で15nm、5回のパルス照射で25nm、10回のパルス照射で50nmの深さまで部材材料の除去を行うことができることから、このような2回以上のパルス照射によってレーザ光照射を行うことにより、所謂ドリリングの手法によって部材を掘り進めることが望ましい。
その場合、1つの集光スポットSについてのドリリングの回数に、走査速度と照射ビームの集光性能及びレーザパルスの繰り返し周波数など、走査光学系の要素を組み合わせて最適な走査速度ならびに走査の順序や方法を選定することが望ましい。
すなわち、集光性能から一意的に決まるビーム径φすなわちエアリーディスクサイズ(Airy Disc Size;1.22×λ/NA,λは波長)と、パルスの繰り返し周波数との兼ね合いで、各パルスがほぼ隣接するよう走査速度を決めることにより、所定の除去長さに対し、ほぼ隙間なくパルス照射させることが望ましい。
また、パルスレーザ光の走査照射は、必要に応じて、各集光スポットSを、少なくとも一部隣接させるのみならず、互いに少なくとも一部重複させて行うことが望ましい。
これは、各集光スポットの中央部分の、直径に対しておよそ0.6r以下の範囲内でしか多光子吸収プロセスによる部材材料の蒸散が進行しないためであり、各集光スポットを、直径に対して20%以上、特に望ましくは30%以上重複させることが望ましい。
また、予めスキャンを行った後、第2の方向軸すなわちy方向にフィードを行った後に再度スキャンを行う場合、特に既に照射を行った箇所に一部重複させて光照射を行う場合には、再スキャンを、予め行ったスキャンに比して、低いレーザエネルギーか少ないパルス数で行うことが望ましい。
これは、再スキャンにおいては、既にレーザ光照射によって除去がなされた箇所を照射範囲に含むことや、再スキャンにおける被照射部が、既に除去がなされた箇所に隣接していることによって、より低いレーザエネルギー又はより少ないパルス数で、目的とする深さの除去など、所望の加工を行うことができるためである。
一方、パルス幅に関して考えると、パルス幅が短いほど、部材の変形によって粉塵が受ける瞬間的な加速度が高くなるため、より強い静電力で付着した粉塵の除去により高い効果を得られるだけでなく、熱膨張率の小さな基板材料においても、より高い除去効果を得ることが可能である。さらにまた、集光性能に関しても、その開口数(Numerical Aperture: NA)が1を超えない範囲でこれを高め、かつ同NAと波長で決まる回折限界の大きさ(Airy Disc Size;φ〜1.22×λ/NA,λは波長)を超えない程度の大きさの除去かす(異物)をその除去対象とすることで、より効果的な除去が可能になると考えられる。これは、ファンデルワールス力は異物の質量、静電力は異物の表面積にそれぞれ比例して大きくなるため、集光時のスポットサイズが異物より小さくなるようでは効果が低く、殆ど効果がない場合も生じるためである。
また、集光性能の向上によって、より効果的な粉塵除去を実現できると考えられる。これは、より高い集光性能でのレーザ照射によって、集光ビームの回折限界の大きさ内に集中できる光エネルギーの密度をより高くできるが、このことは熱エネルギーの集中度を上げることに等しいため、熱膨張率の小さな材料による被加工部材に対しても、より効果的に熱を伝えることが可能となるためである。したがって、被加工部材の材料の熱膨張率との兼ね合いから、適切な集光性能を選択したり、あるいは高いNAを維持しつつ、投入エネルギーやレーザエネルギーを選定することによって、種々の材料に対応することができると考えられる。
例えば、少なくとも前記第2のパルスレーザ光の照射を、被加工部材の材料に応じて、開口数が0.01以上1.0未満の光学系の開口数を選定して行うことによって、すなわち例えば被加工部材が比較的線膨張率(または熱膨張率)の小さな材料によって構成されていた場合には開口数を0.95以上に選定することによって、ドライプロセスでの粉塵すなわちダストの浮上ないし飛散が可能となる。
<レーザ加工装置の第2の実施の形態>
次に、本発明に係るレーザ加工装置の第2の実施の形態を、図5を参照して説明する。
図5に示すように、本実施形態に係るレーザ加工装置1は、少なくとも、光源系2と、光学系3と、照射系4とを有する。
本実施形態における光源系2は、例えばオシレータとなるSpectra-Physics社製Tsunami(Ti:Sapphire Laser、中心波長800nm、パルス幅100fs以下、繰り返し周波数80MHz)による主光源21と、例えば再生増幅器となるSpectra-Physics社製Spitfire(中心波長800nm、パルス幅100fs以下、繰り返し周波数1Hz〜1kHz)による補助光源22及び増幅器23と、主光源21からのパルスレーザ光を増幅器23に導くミラー24と、主光源21及び補助光源22からの光の位相や偏向を揃える調整器25とを有する。
本実施形態における光学系3は、例えば光源系2からのパルスレーザ光の光量を調整するNDフィルタ(Neutral Density Filter)31と、照射系4に導く光路を規定する、面内アライメント調整用のミラー32及び33と光軸アライメント調整用のアフォーカル光学系34とを有する。また、本実施形態におけるアフォーカル光学系34は、例えば焦点距離250mmのレンズ35及び37の間に、例えばピンホールによるスリット36が設けられた構成を有する。
本実施形態における照射系4は、光学系3から導入されるミラー41と、このミラー41からの光を透過し、かつ後述する対物レンズ側からの光を例えばCCD(Charge Coupled Device)よりなる検出器(図示せず)に反射するビームスプリッタ47と、ミラー41からの光を集光するための対物レンズ43と、集光されたパルスレーザ光の被照射体となる被加工部材5が載置されるステージ44と、このステージ44の照明となる照明光源45と、この照明光源45からの光をステージ44に導くビームスプリッタ42と、ビーム分離整形素子48とを有する。
この照射系4は、所謂顕微鏡光学系として構成される。また、ステージ44は、例えばコンピュータ(図示せず)による制御がなされ、少なくともパルスレーザ光の光軸に略直交する2次元面内において移動及び位置選定が可能とされる。
このレーザ加工装置1においては、光源系2から光学系3を経て照射系4に導入されるパルスレーザ光のパルス幅と照射エネルギーとを、それぞれ、被加工部材5を構成する材料に対応させて相互に調整することによって、被加工部材5の被照射部で、多光子吸収プロセスにより、部材材料を、溶融を介することなく蒸散させることが可能な値に選定することが望ましい。
なお、パルス幅が10ピコ秒以上である場合には、多光子吸収プロセスが進行する材料が極めて少なくなってしまい、1光子吸収プロセスに基づく熱溶融及び熱拡散が進行してしまうことから、パルス幅については10ピコ秒未満、望ましくは1ピコ秒未満、特に望ましくは1〜500フェムト秒以下に選定することが好ましい。
本実施形態においても、図示しないが、上述の第1の実施形態におけるのと同様に、シリンドリカルレンズや回折格子、ビーム分割用マスクなどによってビーム分離整形素子48を構成することができ、被照射部材5上に、第1のパルスレーザ光による略円形状の集光スポットSと、第2のパルスレーザ光による細長形状の集光スポットS2a及びS2bを形成することができる。
すなわち、本実施形態に係るレーザ加工装置によっても、第1のパルスレーザ光の照射と第2のパルスレーザ光の照射とを、時間的または空間的に並行して行うことや、第1のパルスレーザ光と前記第2のパルスレーザ光とを共通の光源により形成すること、更に第1のパルスレーザ光と前記第2のパルスレーザ光とを、共通のレーザ光の分割によって形成することが可能とされる。
<実施例>
本発明に係るレーザ加工方法の実施例を、図6及び図7を参照して説明する。
図6Aに、厚さ500nmのAl(アルミニウム)膜に対して、気流の発生すなわちエアブローと第2のパルスレーザ光照射を行って粉塵の除去を行った結果の一例としての写真を示す。なお、図6Bは、それ以前の、第1のパルスレーザ光照射のみを行って加工溝の形成のみを行った段階での写真である。図6A及び図6Bにおいて、被照射部近傍から離れて全面に見られる黒点は、Al膜の微細な凹凸であり、被照射部近傍に堆積している粉塵(ダスト)とは異なるものである。
本実施例において、第1及び第2のパルスレーザ光の照射条件は、エネルギーがそれぞれ1.4J/cm、0.75J/cm、光学系のNAは共に0.65、繰り返し周波数=1kHz、走査速度は333μm/s、スキャン幅(図4中a)200μm、走査ピッチ(図4中b)0.5μm、スキャン数20回とした。
図6Aより、基板上に付着した粉塵(除去かす)がほぼ完全に除去できていることがわかるだけでなく、第1のパルスレーザ照射と第2のパルスレーザ照射を同一の走査条件にて行うことができるため、第1のパルスレーザ光によって薄膜すなわち部材材料の除去を行いながら、同時に第2のパルスレーザ光によって粉塵の除去も行えることが確認できた。
なお、図7Aに示すように、気流すなわちエアブローのみによって粉塵の除去を試みた場合には、図7Bに示すようなそれ以前の状態に比べて粉塵の低下は可能であるものの、十分な除去がなされていないことから、本発明に係るレーザ加工方法によって部材表面の清浄化が図られることが確認することができた。
なお、本実施例におけるパルスレーザ光照射については、スキャン・スピードは約235μm/sまたは約313μm/s、長手方向(スキャン方向、X軸)の移動距離は100μmないし200μm、ピッチ方向(Y軸)の走査間隔は0.50μm、スキャン回数が20とした。従って、部材
上のおよその除去範囲としては、100μmまたは200μm×10μmとなった。
以上、本発明に係るレーザ加工方法及びレーザ加工装置の実施の形態を説明したが、以上の実施の形態の説明で挙げた使用材料及びその量、処理時間及び寸法などの数値的条件は好適例に過ぎず、説明に用いた各図における寸法形状及び配置関係も概略的なものである。すなわち、本発明は、この実施の形態に限られるものではない。
例えば、本発明に係るレーザ加工方法及びレーザ加工装置におけるビーム分離整形素子は、上述した構成に限られず、また、対物レンズ11の前後のみならず周囲の光学系に亘る構成とすることもできるなど、種々の構成をとることが可能であるし、この中で各パルスレーザ光のエネルギー調整を行うこともできる。
また、例えばステージ12は固定治具にかえることもできるし、本発明に係る加工方法を、予めナノ秒オーダーのパルス幅を有するレーザ光によって加工を行った部材に対して応用することができる。
また、第1及び第2のパルスレーザ光の照射を時間的または空間的に並行して行うことは、時間的には例えば互いに同時に、空間的には例えば互いに近接する位置における照射によることもできるが、これに限られず、例えば選定された時間差に基づいてなされる照射や、例えばその時間差に対応する所定の間隔(例えば10μm以下)をおいてなされる照射によることもできる。
また、本発明に係るレーザ加工方法は、少なくとも、第2のパルスレーザ光の照射を、減圧条件下で行うこともできるし、上述の気体吹付手段と気体吸引手段とは、いずれかのみとすることもでき、気体吸引手段を、減圧手段として兼ねることもできるなど、本発明は、種々の変更及び変形をなされうる。
本発明に係るレーザ加工装置の一例の構成を示す模式図である。 本発明に係るレーザ加工装置の一例における、ビーム分離整形素子の構成を示す模式図である。 A,B それぞれ、本発明に係るレーザ加工装置の一例における、ビーム分離整形素子の構成の具体例を示す模式図である。 本発明に係るレーザ加工方法の一例の説明に供する模式図である。 本発明に係るレーザ加工装置の他の例の構成を示す模式図である。 A,B それぞれ、本発明に係るレーザ加工方法の実施例の説明に供する写真である。 A,B それぞれ、本発明に係るレーザ加工方法の実施例の説明に供する写真である。 A,B それぞれ、従来のレーザ加工方法の説明に供する写真である。 A,B それぞれ、従来のレーザ加工方法の説明に供する写真である。 A,B それぞれ、従来のレーザ加工方法の説明に供する写真である。
符号の説明
1・・・レーザ加工装置、2・・・光源系、3・・・光学系、4・・・照射系、5・・・被加工部材(被照射体)、6・・・光源、7・・・レンズ、8・・・ミラー、9・・・フォーカス調整用光学素子、9a・・・レンズ、9b・・・レンズ、10・・・ビーム分離整形素子、11・・・対物レンズ、12・・・ステージ、13・・・被加工部材(被照射体)、14・・・気体吹付手段、15・・・気体吸引手段、16a・・・第1のシリンドリカルレンズ、16b・・・第2のシリンドリカルレンズ、17・・・回折格子、18・・・ビーム分割用マスク、19・・・集光レンズ、20a・・・第1のシリンドリカルレンズ、20b・・・第2のシリンドリカルレンズ、21・・・主光源、22・・・補助光源、23・・・増幅器、24・・・ミラー、25・・・調整器、31・・・NDフィルタ、32・・・ミラー、33・・・ミラー、34・・・アフォーカル光学系、35・・・レンズ、36・・・スリット、37・・・レンズ、41・・・ミラー、42・・・ビームスプリッタ、43・・・対物レンズ、44・・・ステージ、45・・・照明光源、46・・・フィルタ

Claims (10)

  1. パルス幅が10ピコ秒未満の第1及び第2のパルスレーザ光を、それぞれ、被加工部材の蒸散を可能とする第1のレーザエネルギーと、前記被加工部材の変形を可能とする第2のレーザエネルギーとによって、前記被加工部材に照射する
    ことを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 前記変形が、前記被加工部材の膨張である
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  3. 前記第1のパルスレーザ光の照射と、前記第2のパルスレーザ光の照射とを、並行して行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  4. 前記第1のパルスレーザ光と、前記第2のパルスレーザ光とを、共通の光源により形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  5. 前記第1のパルスレーザ光と、前記第2のパルスレーザ光とを、共通のレーザ光の分割によって形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  6. 少なくとも、前記第2のパルスレーザ光の照射を、被加工部材の被照射部に、気流を生じさせて行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  7. 少なくとも、前記第2のパルスレーザ光の照射を、減圧条件下で行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  8. 少なくとも、前記第2のパルスレーザ光の照射を、開口数が0.01以上1.0未満の光学系を用いて行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  9. 少なくとも前記第1のパルスレーザ光の照射を、走査させながら行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工方法。
  10. パルス幅10ピコ秒未満の、第1のレーザエネルギーによる第1のパルスレーザ光と、前記第1のレーザエネルギーに比して小とされた、被加工部材を変形させる第2のレーザエネルギーによる第2のパルスレーザ光とを、被加工部材に同時に照射することが可能とされた構成を有する
    ことを特徴とするレーザ加工装置。
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