JP2006287744A - 画像処理方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影された画像に撮影時の天地方向の情報などの画像の姿勢が付加されている画像を再生する場合に、ユーザが再生された画像を見やすいように再生する画像処理方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 縦撮りした画像を表示部に表示する際に、縦撮りした画像を回転して表示部に割り付けて表示しても表示された画像がユーザに見やすと判別される場合には、回転して表示し、縦撮りした画像を回転して表示部に割り付けて表示すると画像がユーザに見にくいと判別される場合には、回転せずに表示するように再生表示の処理を制御する。そのため、つねにユーザは見やすいように調整された再生画像を見ることができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像処理方法およびその装置に関し、特に画像撮影時に検知される画像の姿勢、例えば天地方向などが対応付けて記憶された入力画像を再生する画像処理方法およびその装置に関するものである。
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラなどの画像処理装置は既に市販されており、カラー液晶パネルなどの電子ファインダーを備える電子カメラも販売されている。これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示することが可能である。特に、撮影した画像を撮影直後に再生する機能は利便性が高く、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。
ところで、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの所謂画像記録装置において、ユーザーは画像記録装置を天地方向に対して通常の姿勢で撮影する場合(以下、横撮り)と、画像記録装置を天地方向に対して90度、または270度回転させた姿勢で撮影する場合(以下、縦撮り)とがある。また、通常の姿勢と逆さに天地方向に対して180度回転させた姿勢で撮影(横撮り)する場合もある。
そこで、ジャイロなどの姿勢検知手段を備えることで、撮影時の画像記録装置の姿勢(天地方向)を検知し、撮影された画像の天地方向を示す情報を付加して画像を記録する画像記録装置が市販されている。この画像記録装置において、例えば、天地方向は撮影時の装置の姿勢を検知した結果に応じて、0度、90度、180度、270度といった回転角度で示すことができる。また、天地方向を示す情報は、撮影画像をJPEGフォーマットで符号化し記録する画像記録装置においては、EXIF情報として付加することができる。
こうして記録された撮影画像は、デジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの所謂画像再生装置で再生する場合において、EXIF情報のうちの天地方向を示す情報に基づいて、撮影画像を90度、180度、または270度回転して再生される。例えば、特許文献1には撮影時の装置の姿勢と再生時の装置の姿勢が一致するように撮影画像を回転する技術が、特許文献2には静止画の場合は回転をするが動画の場合は回転をしない技術が提案されている。
特開2000−312329号公報 特開2003−274366号公報
上記のような回転処理において、例えば、図3に示すように、縦撮りされた画像を回転せずそのまま再生した場合(図3(a))には、ユーザーは正しい天地方向で画像を見るためには撮影時の画像記録装置と同様に、画像再生装置を回転させる必要があるが、回転して再生した場合(図3(b))には、ユーザーは画像再生装置を回転させなくても正しい天地方向で画像を見ることができる。
ところで、従来のデジタルカメラなどの画像記録装置は、一般的にアスペクト比4:3(3:2の場合もある)のCCDやCMOSセンサーといった撮像素子を備え、撮影される画像のアスペクト比も4:3(3:2の場合もある)であり、このデジタルカメラなどの画像再生装置は一般的にアスペクト比4:3のLCDやEVFといった表示手段を備えている。
このような場合、例えば、図3に示すように、撮影画像のアスペクト比と、表示手段のアスペクト比がともに4:3であって、縦撮りされた画像を回転せずに再生する場合(図3(a))に対して回転して再生する場合(図3(b))は、再生される画像は回転せずに再生する場合に比べ小さく表示せざるをえず、また画像全体を表示するために左右に余白(図中の黒塗り部分)を設けて表示する必要があった。このときの表示手段全体に占める画像の表示領域は図3(b)に示すように約56%である。
ところが、近年のデジタルビデオカメラなどにおいては、ワイド対応、HD対応のため、アスペクト比16:9の撮像素子を備えるものが現れており、従来よりも横長なアスペクト比16:9の画像も撮影できるようになった。こうしたデジタルビデオカメラでは、アスペクト比4:3の表示手段を持つものだけでなく、アスペクト比16:9の表示手段を持つものも現れている。
しかしながら、図4に示すように、例えば、撮影画像のアスペクト比と、表示手段のアスペクト比がともに従来よりも横長な16:9を有するデジタルビデオカメラなどの場合、縦撮りされた画像を回転せずに再生する場合(図4(a))に対して、回転して再生する場合(図4(b))には、表示手段全体に占める画像の表示領域は図4(b)に示すように約32%となる。このような場合のように、撮影画像や表示手段のアスペクト比が大きくなると、縦撮りされた画像を回転した場合の表示サイズ(表示手段で再生される表示領域)が小さくなってしまうために、ユーザーにとって再生された画像が見づらくなるといった問題がある。
本発明は、上記説明した従来技術の問題点を解決することを出発点としてなされたものであり、その目的は、撮影された画像に撮影時の天地方向の情報などの画像の姿勢が付加されている画像を再生する場合に、ユーザが再生された画像を見やすいように再生する画像処理方法及びその装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、画像撮影時に検知される画像の姿勢が対応付けて記憶された入力画像を再生する画像処理装置であって、前記画像の姿勢と再生画像の予測サイズとに基づいて、複数の再生形式から1つの再生形式を選択する再生形式選択手段と、選択された前記再生形式で入力画像を再生して表示する再生画像表示手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記画像の姿勢は、画像撮影時の撮影装置の天地方向の角度を含む。また、前記複数の再生形式は、入力画像の回転と再生画面への割り付けとを含む。また、前記再生画像の予測サイズは、画像撮影手段の撮影画像のアスペクト比に基づいて予測される。また、前記再生形式選択手段は、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、前記撮影画像のアスペクト比が横/縦=14/9より小さければ、再生画像の天地方向が再生画面の天地方向に一致するように撮影画像を回転して再生画面に割り付ける再生形式を選択し、前記撮影画像のアスペクト比が横/縦=14/9より大きければ、撮影画像を回転せずに再生画面に割り付ける再生形式を選択する。また、前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像が前記再生画像表示手段の再生画面に占める面積比率を基準とする。また、前記再生形式選択手段は、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、前記再生画面に占める再生画像の面積比率が36.2%を越えるように撮影画像の回転と再生画面への割り付けを選択する。また、前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像の表示面積又は対角線の長さを基準とする。また、前記再生形式選択手段は、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、前記再生表示の面積が所定の表示サイズを越えるように、あるいは前記再生表示の対角線の長さが所定の長さを越えるように、撮影画像の回転と再生画面への割り付けを選択する。また、前記再生画面への割り付けは、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、再生画像の天地方向が再生画面の天地方向に一致するように回転された倍率の異なる複数の撮影画像の割り付けを含む。また、画像を撮影する撮影手段と、画像撮影時に画像の姿勢を検知する検知手段と、撮影した画像と検知した画像の姿勢を対応付けて記憶する記憶手段とを更に有する。
又、本発明の画像処理方法は、画像撮影時に検知される画像の姿勢が対応付けて記憶された入力画像を再生する画像処理方法であって、前記画像の姿勢と再生画像の予測サイズとに基づいて、複数の再生形式から1つの再生形式を選択する再生形式選択工程と、選択された前記再生形式で入力画像を再生して表示する再生画像表示工程とを有することを特徴とする。
ここで、前記再生画像の予測サイズは、画像撮影手段の撮影画像のアスペクト比に基づいて予測される。また、前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像が前記再生画像表示手段の再生画面に占める面積比率を基準とする。また、前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像の表示面積又は対角線の長さを基準とする。また、前記複数の再生形式は、入力画像の回転と再生画面への割り付けとを含み、前記再生画面への割り付けは、再生画像の天地方向が再生画面の天地方向に一致するように回転された倍率の異なる複数の撮影画像の割り付けを含む。
更に、上記画像処理方法を実現するコンピュータ実行可能なプログラム、及び該プログラムをコンピュータ読み取り可能な形態で記憶する記憶媒体をも提供する。
本発明によれば、撮影された画像に撮影時の天地方向の情報などの画像の姿勢が付加されている画像を再生する場合に、ユーザが再生された画像を見やすいように再生する画像処理方法及びその装置を提供できる。
すなわち、本発明の第1の実施形態によれば、撮影画像のアスペクト比に基づく処理によって、簡単な構成でユーザが再生された画像を見やすいように再生することが出来る。
本発明の第2の実施形態によれば、再生画像の再生画面の専有率に基づく処理によって、ユーザが再生された画像を見やすいようにより正確な再生が出来る。
本発明の第3の実施形態によれば、再生画像のサイズに基づく処理によって、ユーザが再生された画像を見やすいようにより配慮した再生が出来る。
本発明の第4の実施形態によれば、異なる回転の複数の撮影画像を再生する処理によって、ユーザが再生された画像を認識できるような再生が出来る。
更に、本発明は、パソコンやテレビなどを含む再生専用の画像再生装置や、画像記録装置と画像再生装置が一体となった画像記録再生装置である再生用の電子ファインダー付きデジタルカメラやデジタルビデオカメラや、それぞれ独立した機器である画像記録装置と画像再生装置とがネットワークなどで接続されたシステムのいずれにも適用できる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態の数例を説明する。尚、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、ユーザが再生された画像を見やすいように再生するための本実施形態から予期されるあらゆる技術を含むものである。又、以下の実施形態では、画像記録装置、画像再生装置、画像記録再生装置などで装置の構成範囲を分けているが、これらは画像を処理する画像処理装置に含まれるものであり、本明細書ではこれらを含めて画像処理装置として認識するものである。従って、以下の実施形態では、画像記録再生装置である再生用の電子ファインダー付きデジタルカメラやデジタルビデオカメラを例に本発明を説明するが、パソコンやテレビなどを含む再生専用の画像再生装置や、それぞれ独立した機器である画像記録装置と画像再生装置とがネットワークなどで接続されたシステムに対しても適用可能であり、これらも本発明に含まれるものである。
[第1の実施形態]
<第1の実施形態の特徴>
第1の実施形態の画像再生装置は、撮影時の姿勢検知によって得られた天地方向を示す情報を付加して記録されている撮影画像を取得して再生する際に、撮影時の画像記録装置の天地方向の角度および撮影された画像のアスペクト比によって、表示部に表示する画像の回転角度を決定し、決定された画像の回転角度で前記取得した画像を回転し、前記回転した画像が前記表示手段の画面サイズに合わせて表示されるように処理することができる。すなわち、縦撮りした画像を表示部に表示する際に、縦撮りした画像を回転して表示部に表示しても表示された画像がユーザに見やすいと判別される場合(縦撮り画像のアスペクト比がしきい値(例:14/9)より大きい)には90度(または270度)回転して表示し、縦撮りした画像を回転して表示部に表示すると画像がユーザに見にくいと判別される場合(縦撮り画像のアスペクト比がしきい値より小さい)には回転せずに表示することができる。そのため、つねにユーザは見やすいように調整された再生画像を見ることができる。
<本実施形態の画像記録再生装置の構成例:図1>
図1は、第1の実施形態における画像記録再生装置の構成を示すブロック図である。
図1において、第1の実施形態における画像記録再生装置100のCPU102は、バス101を介してRAM103、ROM104、キー操作処理部105、ジャイロ入力処理部106、画像処理エンジン111が接続されている。CPU102はROM104に格納されている制御プログラム104aに基づいて動作し、動作時の一時的な情報の格納場所としてRAM103を用いる。ユーザーによるキー操作の状態は、キー操作処理部105で保持され、CPU102の上記制御プログラムは定期的に上記キー操作の状態をキー操作処理部105より取得する。撮像時におけるジャイロによって検知される装置の姿勢状態は、ジャイロ入力処理部106で保持され、CPU102の上記制御プログラムは定期的に上記姿勢状態をジャイロ入力処理部105より取得する。CPU102の上記制御プログラムは取得した上記キー操作の状態や、上記姿勢状態に基づき、画像処理エンジン111を制御して、画像の記録動作や再生動作を行う。
<本実施形態の画像記録再生装置の動作例:図1,図2,図5>
(記録動作:図1,2)
まず、図1を用いて、撮影画像の記録動作について説明する。
画像記録再生装置101には図示しないモードダイヤルが設けられており、ユーザーがモードダイヤルを記録モードにあわせると、CPU102の制御プログラムはキー操作処理部105よりモードダイヤルの状態を取得して、記録動作を行うモードに移行する。
画像記録再生装置101には図示しないシャッターボタンが設けられており、記録動作を行うモードにおいて、ユーザーがシャッターボタンを押下することで、CPU102の制御プログラムはキー操作処理部105よりシャッターボタン押下の状態を取得する。それにより、上記制御プログラムは以下のように画像処理エンジン111を制御して撮影画像の記録動作を行う。尚、画像記録再生装置101には図示しないメモリカード・スロットが設けられており、撮影画像は上記スロットにセットされたメモリカードに記録される。
まず、画像処理エンジン111は図示しないTG(タイミング・ジェネレータ)およびAFE(アナログ・フロント・エンド)を制御することでCCD107より、撮影画像のRawデータを取得する。次に、画像処理エンジン111は上記RawデータをRAM114に格納する。次に、画像処理エンジン111は上記RawデータをRAM114より読み出し、色変換などの画像処理を行い、各画素に対して輝度(Y)と色差(Cb、Cr)の情報をもつYCCデータに変換して、再びRAM114に格納する。次に、画像処理エンジン111は上記YCCデータをRAM114より読み出し、JPEGコーデック113を用いて符号化して、画像のサイズ情報などを含むJPEGの本画像データとして、再びRAM114に格納する。それと同時に、画像処理エンジン111は上記YCCデータをRAM114より読み出し、サムネイル画像のサイズに縮小して、RAM114に格納する。次に、画像処理エンジン111は上記サムネイル画像サイズに縮小されたYCCデータをRAM114より読み出し、JPEGコーデック113を用いて符号化してJPEGのサムネイル画像データとして、RAM114に格納する。
図2に、EXIF情報151、JPEGの画像データ152及びJPEGのサムネイル画像データ153を含む画像1のデータ150(画像2、画像3、・・・と同様に格納される)を格納するためのRAM114内の撮影画像記憶部114aの構成の一例を示す。画像に関わる付加情報をEXIF情報151として格納可能である。
また、シャッターボタンの押下から、ここまでの画像処理エンジン111の動作と平行してCPU102の上記制御プログラムは、撮影時のシャッタースピードや絞り量といったパラメータとともに、ジャイロによって検知されジャイロ入力処理部106で保持されている撮像時における装置の姿勢状態を定期的にジャイロ入力処理部105より取得し、撮影時の姿勢状態から得られる撮影画像の天地方向を示すパラメータ151aを、EXIF情報としてCPU102より画像処理エンジン111を介してRAM114に格納する。ここで、天地方向を示すパラメータは撮影時の姿勢状態に応じて、0度、90度、180度、270度といった回転角度で示される。このとき、例えば撮影時の姿勢が−80度(280度)〜80度の範囲ならばパラメータは0度、同様に、80度超〜100度未満の範囲ならば90度、100度〜260度ならば180度、260度超〜280度未満ならば270度といった具合に割り当てたほうが都合がよい。
最後に、画像処理エンジン111はRAM114に格納された上記EXIF情報と、上記サムネイル画像データと、上記本画像データとを読み出して合成し、JPEGファイルとして、カード制御部115を用いてメモリカードに記録する。
(再生動作:図1)
次に、撮影画像の再生動作について説明する。
ユーザーが上記モードダイヤルを再生モードにあわせると、CPU102の制御プログラムはキー操作処理部105よりモードダイヤルの状態を取得して、再生動作を行うモードに移行する。再生動作を行うモードにおいて、上記制御プログラムは以下のように画像処理エンジン111を制御して上記メモリカードに記録されている撮影画像の再生動作を行う。
まず、画像処理エンジン111はカード制御部115を用いてメモリカードよりJPEGファイルを読み出し、RAM114に格納する。次に、上記制御プログラムはRAM114に格納された上記JPEGファイルの先頭に位置するEXIF情報151(図2)を、画像処理エンジン111を介してCPU102により解析する。ここで、撮影時のシャッタースピードや絞り量などとともに、撮影画像の天地方向を示すパラメータ151a(例えば、回転角度:0、90、180、270度)を取得する。また、JPEGファイルの本画像データ152の位置を取得する。
次に、画像処理エンジン111は、RAM114に格納された上記JPEGファイルの本画像データ152を読み出し、そこに含まれている画像のサイズ情報などを、JPEGコーデックを用いて解析して保持する。次に、上記制御プログラムは画像処理エンジン111が保持する上記サイズ情報を取得し、上記サイズ情報と、上記撮影画像の天地方向を示すパラメータ151a(例えば、回転角度:0、90、180、270度)とによって、撮影画像を再生する際の回転角度を判別する。次に、上記制御プログラムは画像処理エンジン111に対して、再生する撮影画像の回転角度を設定する。次に、画像処理エンジン111は、RAM114に格納されたJPEGファイルの本画像データを読み出し、JPEGコーデック113を用いて、設定された上記回転角度に応じて復号化し、YCCデータとしてRAM114に格納する。
次に、画像処理エンジン111は、画像処理エンジン111の出力部の画像フォーマット(SDまたはHD)に従った出力データに、上記撮影画像の全体が収まるよう、RAM114に格納された上記YCCデータに対して拡大縮小処理を行い、出力データとしてRAM114に格納する。上記YCCデータのアスペクト比と、上記出力データのアスペクト比が一致しない場合、上記出力データの中心に上記撮影画像の全体が収まるよう上記拡大縮小処理を行い、左右または上下の余白領域には黒が表示されるデータを埋めておく。
最後に、画像処理エンジン111は、RAM114に格納された上記出力データを読み出し、ビデオ出力部122およびLCD出力部123に対して出力し続けることで、外部モニターやLCDなどに再生された撮影画像が表示される。
また、画像記録再生装置100には図示しない十字キーが設けられており、再生動作を行うモードにおいて、ユーザーが十字キーを押下することで、CPU102の制御プログラムはキー操作処理部105より十字キー押下の状態を取得する。それにより、上記制御プログラムはメモリカード内の次の(または前の)撮影画像に対して上記の再生動作を行う。
(再生処理の処理手順例:図5)
上記の再生動作において、上記制御プログラム104aが、上記回転角度を判別する判別処理を含む本実施形態の再生処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS201において、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが0度または180度であった場合(横撮り)ステップS204に進み、該パラメータで示される角度をそのまま上記撮影画像を再生する際の回転角度として、回転(S204)・表示画面への割り付け(S205)・表示処理(S206)を行なう。すなわち、該パラメータで示される角度が0度のときはそのまま、180度のときは180度回転する表示処理を行う。一方、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが90度または270度であった場合(縦撮り)には、ステップS202−1に進む。
ステップS202−1において、上記撮影画像の横方向のサイズwと、縦方向のサイズh(ここでいう横方向と縦方向は、撮影時の天地方向には寄らず、JPEGの本画像データにおける横方向と縦方向を示し、w>hとする)を用いてアスペクト比w/hを算出し、算出したアスペクト比w/hが閾値14/9より小さい(例えば4/3の)場合に、ステップS204に進んで、該パラメータで示される角度をそのまま上記撮影画像を再生する際の回転角度とする。すなわち、この条件下では90度或いは270度回転する表示処理を行う。例えば、4:3の画像のときは90度或いは270度回転して表示されることになる。一方、ステップS202−1において、算出したアスペクト比w/hが14/9より大きい(例えば16/9の)場合には、ステップS203に進む。
ステップS203では、撮影時の天地方向を示したパラメータを0度に置き換えて、すなわち回転角度を0度としてステップS204に進み、回転(S204)・表示画面への割り付け(S205)・表示処理(S206)を行なう。すなわち、この条件下では回転する表示処理を無効化する。例えば、16:9の画像のときは縦撮りした画像であっても回転して表示されることはない。
尚、図5では、しきい値として14/9を用いて説明しているが、これは一般的なアスペクト比4/3と16/9との間に設定したものであり、撮影画像や再生画面のアスペクト比などが変われば変化するものであり、14/9に限定されないことは当業者には自明であり、異なる値でも本発明の目的は達成される。
<本実施形態の表示部に表示される画像例:図6〜図9>
第1の実施形態の画像記録再生装置において、表示部に表示される画像の一例を図6乃至図9に示す。すなわち、表示部のアスペクト比が16:9である場合において、縦撮りされた撮影画像のアスペクト比が16:9の場合には、図6のように回転せずに再生される。これは、回転して表示すると表示される画像が小さくてユーザに見にくいことから、回転せずに再生したものである。一方、表示部のアスペクト比が16:9である場合において、縦撮りされた撮影画像のアスペクト比が4:3の場合には、図7のように回転されて再生される。これは、回転して表示すると表示される画像をユーザは見やすい(表示部の表示領域は42%である)ことから、回転して再生したものである。
同様に、表示部のアスペクト比が4:3である場合において、縦撮りされた撮影画像のアスペクト比が16:9の場合には、図8のように回転せずに再生される。これは、回転して表示すると表示される画像が小さくてユーザに見にくいことから、回転せずに再生したものである。一方、表示部のアスペクト比が4:3である場合において、縦撮りされた撮影画像のアスペクト比が4:3の場合には、図9のように回転されて再生される。これは、回転して表示すると表示される画像をユーザは見やすい(表示部の表示領域は56%である)ことから、回転して再生したものである。そのため、つねにユーザは見やすいように調整された再生画像を見ることができる。
[第2の実施形態]
<第2の実施形態の特徴>
第2の実施形態の画像記録再生装置においては、縦撮りした撮影画像を回転して再生する場合に、表示部の表示可能領域に占める撮影画像の表示領域の割合によって、撮影画像を再生する際の表示部に表示する画像の回転角度を決定するような構成とした。このような構成により、つねにユーザは見やすいように調整された再生画像を見ることができる。尚、以下の説明では、第2の実施形態の画像記録再生装置が第1の実施形態の画像記録再生装置と共通する点の説明は重複するので省略し、以下異なる点のみを説明する。
<本実施形態の画像記録再生装置の構成例:図1>
本実施形態の画像記録再生装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
<本実施形態の画像記録再生装置の動作例:図10>
本実施形態の画像記録については、第1の実施形態と同様なので、以下画像再生の手順例について示す。
画像記録再生装置において、表示部のアスペクト比(16:9または4:3)と撮影画像のアスペクト比(16:9または4:3)に対する、縦撮りした撮影画像を回転して再生した場合の表示画面に対する表示領域の占有割合は、図11に示す表の通りとなる。第2の実施形態では、図11の表における再生画面上の表示占有率が32%と42%の中ほどにある36.2%(81/224=(9×9)/(16×14))を回転・割り付けを行なうか否かのしきい値として設定する。かかるしきい値は本例に限定されない。撮影画像や表示画面のアスペクト比の変化などにより変わり得るものである。
(再生処理の処理手順例:図10)
図1,2を用いて第1の実施形態の画像記録再生装置で説明したのと同様の再生動作において、第2の実施形態の画像記録再生装置の制御プログラムが、回転角度を判別する判別処理を含む再生処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS201において、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが0度または180度であった場合(横撮り)ステップS204に進み、該パラメータで示される角度をそのまま上記撮影画像を再生する際の回転角度として、回転(S204)・表示画面への割り付け(S205)・表示処理(S206)を行なう。すなわち、該パラメータで示される角度が0度のときはそのまま、180度のときは180度回転する表示処理を行う。一方、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが90度または270度であった場合(縦撮り)には、ステップS202−2に進む。
次に、ステップS202−2において、撮影画像の横方向のサイズwと、縦方向のサイズhと(ここでいう横方向と縦方向は、再生時の天地方向には寄らず、通常の姿勢における横方向と縦方向を示し、w>hとする)、表示部の横方向のサイズWと、縦方向のサイズH(ここでいう横方向と縦方向は、再生時の天地方向には寄らず、通常の姿勢における横方向と縦方向を示し、W>Hとする)より得られる、撮影画像を回転して再生した場合の表示画面に対する表示領域の割合Hh/Wwを算出し、算出した表示領域の割合Hh/Wwがしきい値、例えば81/224(=36.2%)より大きい場合、例えば27/264(=約42%)の場合には、ステップS204に進んで、該パラメータで示される角度をそのまま上記撮影画像を再生する際の回転角度とする。すなわち、この条件下では90度或いは270度回転する表示処理を行う。一方、ステップS202−2において、算出した表示領域の割合Hh/Wwがしきい値より小さい場合、例えば81/256(=約32%)の場合には、ステップS203に進む。
ステップS203では、撮影時の天地方向を示したパラメータを0度に置き換えて、すなわち回転角度を0度としてステップS204に進み、回転(S204)・表示画面への割り付け(S205)・表示処理(S206)を行なう。すなわち、この条件下では回転する表示処理を無効化する。
<本実施形態の表示部に表示される画像例:図12>
第2の実施形態の画像記録再生装置は、第1の実施の形態における画像再生装置に比べ、表示部のアスペクト比が4:3である場合、アスペクト比16:9で縦撮りされた撮影画像を再生した場合には、図12のように回転され再生される点が異なり、表示画面上の占有比率を考慮することで、ユーザにとって見やすい画面をより正確に表示することが可能となる。
[第3の実施形態]
<第3の実施形態の特徴>
第3の実施形態の画像記録再生装置は、直接、再生画面上における再生画像のサイズに注目して、縦撮りされた撮影画像を回転するか否かを判定する。かかる構成により、例えば、画像再生装置が既知の固定された装置でなく、種々接続可能である場合に、ユーザにとって見やすい画像をより確実に提供できる。尚、以下の説明では、第3の実施形態の画像記録再生装置が第1及び第2の実施形態の画像記録再生装置と共通する点の説明は重複するので省略し、以下異なる点のみを説明する。
<本実施形態の画像記録再生装置の構成例:図1>
本実施形態の画像記録再生装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
<本実施形態の画像記録再生装置の動作例:図1,図13>
(再生処理の処理手順例:図13)
上記制御プログラム104aが、上記回転角度を判別する判別処理を含む本実施形態の再生処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS201において、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが0度または180度であった場合(横撮り)ステップS204に進み、該パラメータで示される角度をそのまま上記撮影画像を再生する際の回転角度として、回転(S204)・表示画面への割り付け(S205)・表示処理(S206)を行なう。すなわち、該パラメータで示される角度が0度のときはそのまま、180度のときは180度回転する表示処理を行う。一方、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが90度または270度であった場合(縦撮り)には、ステップS202−3に進む。
次に、ステップS202−3において、撮影画像の横方向のサイズwと、縦方向のサイズhと(ここでいう横方向と縦方向は、再生時の天地方向には寄らず、通常の姿勢における横方向と縦方向を示し、w>hとする)、表示部の横方向のサイズWと、縦方向のサイズH(ここでいう横方向と縦方向は、再生時の天地方向には寄らず、通常の姿勢における横方向と縦方向を示し、W>Hとする)より得られる、撮影画像を回転して再生した場合の表示画面に表示される画像のサイズをその面積で算出し、算出した表示面積がしきい値となる所定のサイズα、例えばVGA(640×480)サイズより大きい場合には、ステップS204に進んで、該パラメータで示される角度をそのまま上記撮影画像を再生する際の回転角度とする。すなわち、この条件下では90度或いは270度回転する表示処理を行う。一方、ステップS202−3において、算出した表示面積が上記しきい値となる所定のサイズより小さい場合には、ステップS203に進む。
ステップS203では、撮影時の天地方向を示したパラメータを0度に置き換えて、すなわち回転角度を0度としてステップS204に進み、回転(S204)・表示画面への割り付け(S205)・表示処理(S206)を行なう。すなわち、この条件下では回転する表示処理を無効化する。
尚、かかるしきい値は本例に限定されない。再生画面までの距離などの再生環境や再生画面を見るユーザの変化などにより変わり得るものである。又、上記例では、表示画像のサイズとして表示面積を考慮したが、例えば表示画像の短い辺の長さや対角線の長さなど、ユーザにとって見やすいための基準であれば表示画像のサイズを判定する様々な基準が考えられ、これらも本発明に含まれる。又、本実施形態ではVGA(640×480)サイズを回転するか否かの基準の例としたが、このような固定値を基準にするのではなく、例えば、表示機器の画面サイズ、表示画面を見る距離(すなわち、個人の携帯用か/多数が観る大画面かなどを含む)、更に、表示機器が自在に回転可能かなどの条件をも加味して、回転するか否かの基準を設けるようにしてもよい。本発明は、従来の撮影時の方向のみによる回転ではユーザにとって常に見やすいとは言えないことを認識することによって成されたものであり、表示の状態を予測することで回転を制御する技術思想を提供するものであり、これらの変形例も本発明に含まれるものである。
[第4の実施形態]
<第4の実施形態の特徴>
第4の実施形態の画像記録再生装置は、縦撮りされた撮影画像を回転して再生するとき、表示可能領域の余白部分を利用して異なる倍率で撮影画像を表示するよう構成されている。尚、以下の説明では、第4の実施形態の画像記録再生装置が第1乃至第3の実施形態の画像記録再生装置と共通する点の説明は重複するので省略し、以下異なる点のみを説明する。
<本実施形態の画像記録再生装置の構成例:図1>
本実施形態の画像記録再生装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
<本実施形態の画像記録再生装置の動作例:図1,図14>
(再生動作:図1)
撮影画像の再生動作について説明する。ユーザーが上記モードダイヤルを再生モードにあわせると、CPU102の制御プログラムはキー操作処理部105よりモードダイヤルの状態を取得して、再生動作を行うモードに移行する。再生動作を行うモードにおいて、上記制御プログラムは以下のように画像処理エンジン111を制御して上記メモリカードに記録されている撮影画像の再生動作を行う。
まず、画像処理エンジン111はカード制御部115を用いてメモリカードよりJPEGファイルを読み出し、RAM114に格納する。次に、上記制御プログラムはRAM114に格納された上記JPEGファイルの先頭に位置するEXIF情報151(図2)を、画像処理エンジン111を介してCPU102により解析する。ここで、撮影時のシャッタースピードや絞り量などとともに、撮影画像の天地方向を示すパラメータ151a(例えば、回転角度:0、90、180、270度)を取得する。また、JPEGファイルの本画像データの位置を取得する。
次に、画像処理エンジン111は、RAM114に格納された上記JPEGファイルの本画像データを読み出し、そこに含まれている画像のサイズ情報などを、JPEGコーデックを用いて解析して保持する。次に、上記制御プログラムは上記撮影画像の天地方向を示すパラメータ151a(例えば、回転角度:0、90、180、270度)とによって、撮影画像を再生する際の回転角度を判別する。次に、上記制御プログラムは画像処理エンジン111に対して、再生する撮影画像の回転角度を設定する。次に、画像処理エンジン111は、RAM114に格納されたJPEGファイルの本画像データを読み出し、JPEGコーデック113を用いて、設定された上記回転角度に応じて復号化し、YCCデータとしてRAM114に格納する。
次に、上記制御プログラムは画像処理エンジン111の出力部の画像フォーマット(SDまたはHD)に従った出力データに、上記画像の全体が収まるよう拡大縮小処理を選択する。次に、画像処理エンジン111は、上記制御プログラムが選択した拡大縮小処理に従って、画像エンジン111の出力部のフォーマット(SDまたはHD)に従った出力データに、上記撮影画像の全体が収まるよう、RAM114に格納された上記YCCデータに対して拡大縮小処理を行い、出力データとしてRAM114に格納する。最後に、画像処理エンジン111は、RAM114に格納された上記出力データを読み出し、ビデオ出力部122およびLCD出力部123に対して出力し続けることで、外部モニターやLCDなどに再生された撮影画像が表示される。
(再生処理の処理手順例:図14)
上記の再生動作において、上記制御プログラムが、上記拡大縮小処理を選択する処理を含む再生処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS301において、上記撮影画像の天地方向(回転角度)を示すパラメータが0度または180度の場合(横撮り)、ステップS302で第1の拡大縮小処理を行う。第1の拡大縮小処理とは、天地方向に対応する回転(0度あるいは180度)の後、上記YCCデータのアスペクト比と、上記出力データのアスペクト比が一致する場合、出力データ全体に撮影画像全体が収まるよう拡大縮小を行い、上記アスペクト比が一致しない場合には、上記出力データの中心に上記撮影画像の全体が収まるよう拡大縮小を行い、左右または上下の余白領域には黒が表示されるデータを埋める、上記第1乃至第3の実施形態で示した拡大縮小処理である。
一方、ステップS301において、上記撮影画像の回転角度を示すパラメータが90度または270度の場合(縦撮り)、ステップS303に進み、第2の拡大縮小処理を行う。第2の拡大縮小処理とは、天地方向に対応する回転(90度あるいは270度)の後、上記出力データの左端に上記撮影画像の全体が収まるよう拡大縮小を行い、右側の余白領域には上記撮影画像のなかに設けたトリミング領域を余白領域全体に収まるよう拡大縮小する拡大縮小処理である。
<本実施形態の第2の拡大縮小処理の例と表示部に表示される画像例:図15〜図18>
次に、第2の拡大縮小処理の例について説明する。
例えば、表示部のアスペクト比が16:9で、撮影画像のアスペクト比が4:3の場合、第2の拡大縮小処理の結果、上記表示部には上記撮影画像が図16のように表示される。尚、上記撮影画像の横方向のサイズをw、縦方向のサイズをh(ここでいう横方向と縦方向は、撮影時の天地方向には寄らず、JPEGの本画像データにおける横方向と縦方向を示し、w>hとする)とし、上記表示部の横方向のサイズをWと、縦方向のサイズをH(ここでいう横方向と縦方向は、再生時の天地方向には寄らず、通常の姿勢における横方向と縦方向を示し、W>Hとする)とする。上記表示部に回転して表示された画像1100のサイズは、縦方向にH、横方向にh(H/w)となる。
上記表示部の余白領域1102のサイズは、縦方向にH、横方向にW−h(H/w)となり、この余白領域1102に画像1100の中心に位置するトリミング領域1101を2倍(画像1100の表示倍率に対して)に拡大した画像を表示する。よって、トリミング領域のサイズは、縦方向にH/2、横方向に(W−h(H/w))/2となる。また、画像1100の中のトリミング領域1101は、枠線を点滅して表示させることで、どの領域が拡大表示されているのかをユーザーに知らせる。枠線は点滅しているので、トリミング枠が一カ所に固定している状態であっても、枠線の下に何が表示されているか確認することができる。
同様に、表示部のアスペクト比が4:3で、撮影画像のアスペクト比が16:9の場合、図17のように表示される。同様に、表示部のアスペクト比が4:3で、撮影画像のアスペクト比が4:3の場合、図18のように表示される。
一方、撮影画像のアスペクト比が16:9で、表示部のアスペクト比が16:9といった場合には、上記の処理ではトリミング領域1101の横方向のサイズが画像1100の横方向のサイズを超えてしまうため、トリミング領域1101の横方向のサイズを画像1100と同じくh(H/w)に制限して、余白領域1102の中心にトリミング領域1101の拡大画像を横方向のサイズを2h(H/w)として図15のように表示する。
[他の実施形態]
尚、本発明の目的は、図1に示すCCD107といった撮像装置を備えず、外部から通信手段もしくは記憶媒体などを介して撮影画像を入力し、上記再生動作を行うよう構成された画像再生装置によって実現しても達成されることは言うまでもない。また、本発明の目的は、図1、図5,図10、図13および図14に示す機能ブロックおよびフローチャートにおいて、どの部分をハードウェア回路により実現しても、コンピュータを用いたソフトウェア処理によって実現しても達成されることは言うまでもない。
又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
又、自装置にセットされたCD−ROM、或いは、インターネット等の外部供給源から、前述した実施形態の機能を実現する為のプログラムデータを、自装置のメモリにダウンロードし、前述した実施形態の機能が実現されるような形態も本発明に包含される。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートを含む処理手順に対応するプログラムコードが格納されることが好ましい。
本実施形態における画像記録再生装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態におけるメモリに記憶されている画像データなどの構成例を示す図である。 縦撮りした4:3の撮影画像を回転せず4:3の表示手段で再生した結果と、縦撮りした4:3の撮影画像を回転し4:3の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 縦撮りした16:9の撮影画像を回転せず16:9の表示手段で再生した結果と、縦撮りした16:9の撮影画像を回転し16:9の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 第1の実施の形態における再生処理の手順例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における縦撮りした16:9の撮影画像を回転せず16:9の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 第1の実施の形態における縦撮りした4:3の撮影画像を回転し16:9の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 第1の実施の形態における縦撮りした16:9の撮影画像を回転せず4:3の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 第1の実施の形態における縦撮りした4:3の撮影画像を回転し4:3の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 第2の実施の形態における再生処理の手順例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における撮影画像と表示手段のアスペクト比に対して撮影画像を回転して再生した場合の表示手段全体に占める画像の表示領域の割合を説明する図である。 第2の実施の形態における縦撮りした16:9の撮影画像を回転し4:3の表示手段で再生した結果の例を示す図である。 第3の実施形態における再生処理の手順例を示すフローチャートである。 第4の実施形態における再生処理の手順例を示すフローチャートである。 第4の実施形態における縦撮りした16:9の撮影画像を回転し二種類の倍率で16:9の表示手段に並べて再生した結果の例を示す図である。 第4の実施形態における縦撮りした4:3の撮影画像を回転し二種類の倍率で16:9の表示手段に並べて再生した結果の例を示す図である。。 第4の実施形態における縦撮りした16:9の撮影画像を回転し二種類の倍率で4:3の表示手段に並べて再生した結果の例を示す図である。。 第4の実施形態における縦撮りした4:3の撮影画像を回転し二種類の倍率で4:3の表示手段に並べて再生した結果の例を示す図である。。

Claims (18)

  1. 画像撮影時に検知される画像の姿勢が対応付けて記憶された入力画像を再生する画像処理装置であって、
    前記画像の姿勢と再生画像の予測サイズとに基づいて、複数の再生形式から1つの再生形式を選択する再生形式選択手段と、
    選択された前記再生形式で入力画像を再生して表示する再生画像表示手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像の姿勢は、画像撮影時の撮影装置の天地方向の角度を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の再生形式は、入力画像の回転と再生画面への割り付けとを含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記再生画像の予測サイズは、画像撮影手段の撮影画像のアスペクト比に基づいて予測されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  5. 前記再生形式選択手段は、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、前記撮影画像のアスペクト比が横/縦=14/9より小さければ、再生画像の天地方向が再生画面の天地方向に一致するように撮影画像を回転して再生画面に割り付ける再生形式を選択し、前記撮影画像のアスペクト比が横/縦=14/9より大きければ、撮影画像を回転せずに再生画面に割り付ける再生形式を選択することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像が前記再生画像表示手段の再生画面に占める面積比率を基準とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記再生形式選択手段は、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、前記再生画面に占める再生画像の面積比率が36.2%を越えるように撮影画像の回転と再生画面への割り付けを選択することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像の表示面積又は対角線の長さを基準とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  9. 前記再生形式選択手段は、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、前記再生表示の面積が所定の表示サイズを越えるように、あるいは前記再生表示の対角線の長さが所定の長さを越えるように、撮影画像の回転と再生画面への割り付けを選択することを特徴とする請求項8記載の画像処理装置。
  10. 前記再生画面への割り付けは、再生画像の天地方向と再生画面の天地方向とが直角方向の場合に、再生画像の天地方向が再生画面の天地方向に一致するように回転された倍率の異なる複数の撮影画像の割り付けを含むことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  11. 画像を撮影する撮影手段と、
    画像撮影時に画像の姿勢を検知する検知手段と、
    撮影した画像と検知した画像の姿勢を対応付けて記憶する記憶手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  12. 画像撮影時に検知される画像の姿勢が対応付けて記憶された入力画像を再生する画像処理方法であって、
    前記画像の姿勢と再生画像の予測サイズとに基づいて、複数の再生形式から1つの再生形式を選択する再生形式選択工程と、
    選択された前記再生形式で入力画像を再生して表示する再生画像表示工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  13. 前記再生画像の予測サイズは、画像撮影手段の撮影画像のアスペクト比に基づいて予測されることを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  14. 前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像が前記再生画像表示手段の再生画面に占める面積比率を基準とすることを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  15. 前記再生画像の予測サイズは、前記再生画像の表示面積又は対角線の長さを基準とすることを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  16. 前記複数の再生形式は、入力画像の回転と再生画面への割り付けとを含み、前記再生画面への割り付けは、再生画像の天地方向が再生画面の天地方向に一致するように回転された倍率の異なる複数の撮影画像の割り付けを含むことを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  17. 請求項12乃至16のいずれか1つに記載の画像処理方法を実現するコンピュータ実行可能なプログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能な形態で記憶する記憶媒体。
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