JP2006287599A - テレビジョン受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力電界強度に合わせて階調を制御することによりノイズ量を低減し、画像の劣化を極力少なくして自然な映像を表示することのできるテレビジョン受信機を提供する。
【解決手段】入力電界強度に応じた制御信号(AGC電圧)を出力する手段を備え、自動利得調整してなるTVチューナ2と、同TVチューナから出力される映像信号をデジタル化する第1のA/D変換部3と、同第1のA/D変換部から出力されるデジタル映像信号の階調数を調整する階調調整部4(4−R、4−G、4−B)と、同階調調整部から出力されるデジタル映像信号を表示する表示部(Display)5とを有してなるテレビジョン受信機において、前記TVチューナから出力される制御信号(IF−AGC電圧)を第2のA/D変換部6、および制御部(CPU)7を介して前記階調調整部に供給し、電界強度が弱いときは画像の階調数を低減させてなるテレビジョン受信機としている。
【選択図】図1
【解決手段】入力電界強度に応じた制御信号(AGC電圧)を出力する手段を備え、自動利得調整してなるTVチューナ2と、同TVチューナから出力される映像信号をデジタル化する第1のA/D変換部3と、同第1のA/D変換部から出力されるデジタル映像信号の階調数を調整する階調調整部4(4−R、4−G、4−B)と、同階調調整部から出力されるデジタル映像信号を表示する表示部(Display)5とを有してなるテレビジョン受信機において、前記TVチューナから出力される制御信号(IF−AGC電圧)を第2のA/D変換部6、および制御部(CPU)7を介して前記階調調整部に供給し、電界強度が弱いときは画像の階調数を低減させてなるテレビジョン受信機としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン信号を受信するテレビジョン受信機に係わり、詳しくは弱電界強度時における受信信号のS/Nの悪化に対する受信画像の視覚的な劣化を防止するものに関する。
従来のテレビジョン受信機は、例えば、特許文献1に開示されているように、チューナのAGC電圧により映像周波数特性を変化させ、弱電界強度時に高周波数成分を減衰させて画をぼかすことによりノイズを目立たなくしている。
しかし、特許文献1に開示されている技術では、弱電界時に高周波数を減衰するため、ノイズは見えにくくなるが、画質の劣化した映像となってしまうという問題がある。
そこで、特許文献2に開示されているように、チューナのAGC電圧を利用して、弱電界時に明るさを低下させることにより白ノイズの白ピークの明るさも下げ、視覚的に白ノイズを軽減する技術が考えられている。
しかし、この特許文献2に開示されている技術では白ノイズを視覚的に軽減することは出来るが、グレー信号や他映像信号に乗っているノイズ成分を改善することは出来ない。
また、特許文献3には、1H前の映像信号との差をとることにより、ノイズ成分を抽出して、AGC電圧によってノイズリダクションの重み付けの係数を決めてこれを映像信号から差し引くことによりノイズを軽減するノイズリダクション回路が開示されている。
しかし、この特許文献3に開示されている技術では、ノイズの抽出を1H前の映像信号との差をとることにより行っているため、正規の信号成分までノイズ成分として抽出し抑圧してしまうという問題がある。
また、特許文献4には、同様にAGC電圧に応じて、映像信号の周波数特性、直流レベル、又はピーク.トウ.ピーク値のうち、少なくとも1つを制御することにより、ノイズ量を制御する映像信号処理回路が開示されている。
しかし、この特許文献4に開示されている技術では、映像周波数特性が平坦ではなくなり、不自然な画像となるという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、入力電界強度に合わせて階調を制御することによりノイズ量を低減し、画像の劣化を極力少なくして自然な映像を表示することのできるテレビジョン受信機を提供することを目的とする。
本発明は、受信電波の電界強度に応じた制御信号(AGC電圧)を出力する手段を備え、自動利得調整してなるTVチューナと、同TVチューナから出力される映像信号をデジタル化するA/D変換部と、同A/D変換部から出力されるデジタル映像信号の階調数を調整する階調調整部と、同階調調整部から出力されるデジタル映像信号を表示する表示部とを有してなるテレビジョン受信機において、
前記TVチューナから出力される制御信号(AGC電圧)を前記階調調整部に供給し、電界強度が弱いときは画像の階調数を低減させてなるテレビジョン受信機としている。
前記TVチューナから出力される制御信号(AGC電圧)を前記階調調整部に供給し、電界強度が弱いときは画像の階調数を低減させてなるテレビジョン受信機としている。
以上説明したように、TVチューナから出力される制御信号(AGC電圧)を階調調整部に供給し、電界強度が弱いときは画像の階調数を低減させてなるテレビジョン受信機としたので、従来の映像周波数特性を変更しないで電界強度が強い時は、階調数を増やした高画質画像を表示すると共に、電界強度の弱いときは、S/Nの改善された画質の劣化の少ない映像を表示することのできるテレビジョン受信機を提供する。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明によるテレビジョン受信機の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明のテレビジョン受信機はテレビジョン電波を受信するTVアンテナ1から入力されるRF信号を所望するチャンネル(周波数)を選択し、増幅するとともに中間周波信号(IF信号)変換するTVチューナ部2.1と、中間周波信号を増幅して映像信号を検波するIF部2.2で構成するTVチューナ2と、同TVチューナ2から出力されるアナログ映像信号をデジタル化してR、G、Bのデジタル映像信号を出力する第1のA/D変換部3と、同第1のA/D変換部3からのデジタル映像信号の階調数を調整して出力する階調調整部4(4−R、4−G、4−B)と、同階調調整部4(4−R、4−G、4−B)にて階調を調整されたデジタル映像信号を画像表示するPDP、LCD、EL等のデジタル表示デバイスであるDisplay5と、前記TVチューナ2から出力されるIF−AGC信号電圧をデジタル化して出力する第2のA/D変換部6と、同第2のA/D変換部6からのデジタル化されたIF−AGC信号電圧に対応して、前記階調調整部4(4−R、4−G、4−B)の階調を制御する制御部(CPU)7とで構成されている。
図1に示すように、本発明のテレビジョン受信機はテレビジョン電波を受信するTVアンテナ1から入力されるRF信号を所望するチャンネル(周波数)を選択し、増幅するとともに中間周波信号(IF信号)変換するTVチューナ部2.1と、中間周波信号を増幅して映像信号を検波するIF部2.2で構成するTVチューナ2と、同TVチューナ2から出力されるアナログ映像信号をデジタル化してR、G、Bのデジタル映像信号を出力する第1のA/D変換部3と、同第1のA/D変換部3からのデジタル映像信号の階調数を調整して出力する階調調整部4(4−R、4−G、4−B)と、同階調調整部4(4−R、4−G、4−B)にて階調を調整されたデジタル映像信号を画像表示するPDP、LCD、EL等のデジタル表示デバイスであるDisplay5と、前記TVチューナ2から出力されるIF−AGC信号電圧をデジタル化して出力する第2のA/D変換部6と、同第2のA/D変換部6からのデジタル化されたIF−AGC信号電圧に対応して、前記階調調整部4(4−R、4−G、4−B)の階調を制御する制御部(CPU)7とで構成されている。
前記TVチューナ2において、映像検波出力を常に一定の大きさにするために、入力されたRF信号の大きさに応じてRF−AGC、IF−AGC電圧にてそれぞれチューナ部2.1、IF部2.1の増幅器の利得を制御している。
TVチューナ2で復調されたアナログ映像信号は前記第1のA/D変換部3でデジタル映像信号に変換される。
そして、前記制御部(CPU)7が前記デジタル化されたIF−AGC電圧に対応して前記階調調整部4(4−R、4−G、4−B)を制御することにより、前記デジタル映像信号の階調が調整された後、PDP、LCD、EL等のデジタル表示デバイスであるDisplay5に入力され、画像表示される。
IF−AGC電圧は、後述するように、リバース型AGCの場合、弱電界になるとIF−AGC電圧が増えるので、前記制御部(CPU)7はこのIF−AGC電圧が、所定の電圧に達した時、階調調整部4(4−R、4−G、4−B)において、デジタル映像信号の下位bitを無効にすることにより階調を下げるように制御し、さらに、IF−AGC電圧が増えて次の閾値に達したら、現在有効となっているデジタル映像信号の下位bitを無効にするように制御している。
TVチューナ2で復調されたアナログ映像信号は前記第1のA/D変換部3でデジタル映像信号に変換される。
そして、前記制御部(CPU)7が前記デジタル化されたIF−AGC電圧に対応して前記階調調整部4(4−R、4−G、4−B)を制御することにより、前記デジタル映像信号の階調が調整された後、PDP、LCD、EL等のデジタル表示デバイスであるDisplay5に入力され、画像表示される。
IF−AGC電圧は、後述するように、リバース型AGCの場合、弱電界になるとIF−AGC電圧が増えるので、前記制御部(CPU)7はこのIF−AGC電圧が、所定の電圧に達した時、階調調整部4(4−R、4−G、4−B)において、デジタル映像信号の下位bitを無効にすることにより階調を下げるように制御し、さらに、IF−AGC電圧が増えて次の閾値に達したら、現在有効となっているデジタル映像信号の下位bitを無効にするように制御している。
図2は前記TVチューナの構成ブロック図、図3は前記TVチューナのRF−AGCおよびIF−AGCの特性を示すAGC特性図、図4は本発明によるテレビジョン受信機の動作原理を説明するための説明図である。
以下に、図2、図3および図4を参照して本発明の動作原理を説明する。
図2に示すように、前記TVチューナ2では、前記TVアンテナ1で受信して入力されたRF信号はRF増幅器2.1.1で増幅される。
図3−(a)に示すように、弱電界中で受信されたRF信号はRF増幅器2.1.1のフルゲインで増幅され、後段のIF増幅器2.2.1に入力され、同IF増幅器2.2.1において、自動利得調整(IF−AGC)されるが、強電界で受信されたRF信号はRF増幅器2.1.1で自動利得調整(RF−AGC)され、前記IF増幅器に入力され、同IF増幅器において、ミニマムゲインで増幅される。
これは、チューナの雑音指数(NF)の影響が少ないようにするために後段のIF増幅器を先に利得制御するからである。
本発明では、弱電界中で受信された場合のノイズを扱うため、図3−(b)に示すように弱電界で変化するIF−AGC電圧を利用する。
以下に、図2、図3および図4を参照して本発明の動作原理を説明する。
図2に示すように、前記TVチューナ2では、前記TVアンテナ1で受信して入力されたRF信号はRF増幅器2.1.1で増幅される。
図3−(a)に示すように、弱電界中で受信されたRF信号はRF増幅器2.1.1のフルゲインで増幅され、後段のIF増幅器2.2.1に入力され、同IF増幅器2.2.1において、自動利得調整(IF−AGC)されるが、強電界で受信されたRF信号はRF増幅器2.1.1で自動利得調整(RF−AGC)され、前記IF増幅器に入力され、同IF増幅器において、ミニマムゲインで増幅される。
これは、チューナの雑音指数(NF)の影響が少ないようにするために後段のIF増幅器を先に利得制御するからである。
本発明では、弱電界中で受信された場合のノイズを扱うため、図3−(b)に示すように弱電界で変化するIF−AGC電圧を利用する。
上述したように、弱電界中ではRF増幅器2.1.1はフルゲインで増幅するため、映像信号を復調すると、図4−(a)に示すように、映像信号にノイズ成分が重畳される。
このノイズ成分が重畳された映像信号を、A/D変換して、例えば、階調8にした場合は、図4−(b)の上段に示すように、ノイズ成分がそのまま出力されるが、階調4にした場合には、図4−(b)の下段に示すように、ノイズ成分は除去されて出力される。
本発明では、この階調数を上述したIF−AGC電圧の大きさに応じて制御することにより、弱電界中では階調数を減らしてノイズ成分を除去すると共に、強電界中では階調数を増やしてより高画質な画像を表示できるようにしている。
このノイズ成分が重畳された映像信号を、A/D変換して、例えば、階調8にした場合は、図4−(b)の上段に示すように、ノイズ成分がそのまま出力されるが、階調4にした場合には、図4−(b)の下段に示すように、ノイズ成分は除去されて出力される。
本発明では、この階調数を上述したIF−AGC電圧の大きさに応じて制御することにより、弱電界中では階調数を減らしてノイズ成分を除去すると共に、強電界中では階調数を増やしてより高画質な画像を表示できるようにしている。
1 TVアンテナ
2 TVチューナ
3 第1のA/D変換部
4、(4−R、4−G、4−B) 階調調整部
5 Display
6 第2のA/D変換部
7 制御部(CPU)
2 TVチューナ
3 第1のA/D変換部
4、(4−R、4−G、4−B) 階調調整部
5 Display
6 第2のA/D変換部
7 制御部(CPU)
Claims (1)
- 受信電波の電界強度に応じた制御信号(AGC電圧)を出力する手段を備え、自動利得調整してなるTVチューナと、同TVチューナから出力される映像信号をデジタル化するA/D変換部と、同A/D変換部から出力されるデジタル映像信号の階調数を調整する階調調整部と、同階調調整部から出力されるデジタル映像信号を表示する表示部とを有してなるテレビジョン受信機において、
前記TVチューナから出力される制御信号(AGC電圧)を前記階調調整部に供給し、電界強度が弱いときは画像の階調数を低減させてなることを特徴とするテレビジョン受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104440A JP2006287599A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | テレビジョン受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104440A JP2006287599A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | テレビジョン受信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006287599A true JP2006287599A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37409030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005104440A Withdrawn JP2006287599A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | テレビジョン受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006287599A (ja) |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005104440A patent/JP2006287599A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080318 |
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A711 | Notification of change in applicant |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20081021 |