JP2006287492A - 検出センサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ファイバセンサは、投光した際に(b1)、今回の受光量Dnと前回の受光量Dn-1との絶対値が表示用閾値Syよりも小さいときは(b7:YES)、今回の受光までの64回の受光量の移動平均値を求めて(b8、b9)、表示処理を行う(b10)。また、今回の受光量Dnと前回の受光量Dn-1との絶対値が表示用閾値Sy以上のときは(b7:NO)、今回の受光までの8回の受光量の移動平均値を求めて(b13、b14)、表示処理を行う(b15)。これにより、受光量の変化が少ない状態では移動平均値のばらつきを抑えて表示できると共に、受光量が大きく変化したときはその変化に追従して表示することができる。
【選択図】 図7
Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、検出信号レベルの平均値をデジタル表示する際に、そのデジタル表示がばたついてしまうことを防止しながら、検出信号レベルが大きく変化した場合に表示遅れがない検出センサを提供することにある。
また、前記制御手段における前記所定レベルを、所定期間における非検出時の検出信号レベルの変化量に基づいて設定する所定レベル設定手段を設けるようにしてもよい(請求項3)。
また、前記演算手段で求められる平均値とあらかじめ設定される閾値との比載を行う比較手段を設けた上で、前記比較手段の比較結果に基づいて被検出物の検出を行うようにしてもよい(請求項4)。
請求項3の発明によれば、ノイズの変化量に基づいて所定レベルを設定することができるので、ノイズの影響を防止することができる所定レベルを自動設定することができる。
請求項4の発明によれば、デジタル表示される平均値と閾値との比較結果に基づいて被検出物の検出を行うようにしたので、デジタル表示される平均値と検出結果が一致するようになり、違和感がなくなる。
図2は、ファイバセンサの外観斜視図である。この図2において、ファイバセンサ(検出センサに相当)1のケース2の上面部2aには、動作表示灯3、安定表示灯4、第1のモード表示部5、第2のモード表示部6、表示部7、モードキー8およびジョグスイッチ9が配設されている。
ケース2の前面部2bには、投光ヘッド12aが先端部に取付けられている投光用ファイバ12が装着されていると共に、受光ヘッド13aが先端部に取付けられている受光用ファイバ13が装着されている。このような透過型ファイバ12,13を装着した場合は、ファイバセンサ1は、投光素子18(図1参照)から投じられた光が投光用ファイバ12を通じて投光ヘッド12aから出力され、受光ヘッド13aに入力されて受光用ファイバ13を通じて受光素子(検出手段に相当)20(図1参照)に受光されたか否かに応じて被検出物の検出を行うようになっている。尚、ケース2の前面部2bには、投受光ヘッドが先端部に取付けられている反射型ファイバも装着可能となっており、被検出物の検出形態に応じて種々の仕様のファイバが装着可能となっている。
本実施例では、モードキー8をプッシュ操作すると、図5に示すように検出動作モードと検出用閾値設定モードに交互に切替え可能となっている。このようなモード切替えは、第1のデジタル表示部10に検出動作モードを示す「run」と検出用閾値設定モードを示す「se」が表示されることにより確認可能となっている。
次に、ファイバセンサ1は、上述のようにしてメモリに記憶したD1とD2とを加算することによりK1を求め(a9)、そのK1を1/2とすることによりD1とD2との中間値K2を求め(a10)、そのK2を検出用閾値Sxとして設定する(a11)。
図7は、ファイバセンサ1の検出動作モードを示すフローチャートであり、ファイバセンサ1は、この検出動作を繰返して実行するようになっている。この図7において、ファイバセンサ1は、投光すると同時に(b1)、そのときの受光量Dnを取得し(b2)、その受光量Dnをメモリに記憶してから(b3)、受光量Dn-64をメモリから削除する(b4)。
次に、受光量DnとDn-1をメモリから読み出し(b5)、それらの差Dn−Dn-1の絶対値K3を演算し(b6)、絶対値K3が表示用閾値Syより小さいかを判定する(b7)。この表示用閾値Syとは、後述する第1平均処理を実行するか、第2平均処理を実行するかを判定するためのもので、非検出状態から検出状態、或いは検出状態から非検出状態に変化した際の受光量の変化レベルを判定可能なレベルに設定されており、設計段階での実験結果に基づいて設定されている。本実施例では、受光量Dnが今回の検出信号レベルに相当し、前回の受光量Dn-1が先の検出信号レベルに相当するもので、先の検出信号としては、前々回の受光量Dn-2であってもよいし、それよりもさらに先の受光量であってもよい。
即ち、Dn+Dn-1+……+Dn-63を演算してK4を求め(b8)、そのK4を64(第1のデータ数に相当)で除算することにより平均値K5を求め(b9)、その平均値K5を第1のデジタル表示部に表示する(b10)。つまり、今回の受光量Dnから63回前の受光量Dn-63までの64回の受光量Dnの平均値を求めて表示するもので、平均化する受光量サンプル数が64回と多いことから、受光量Dnが図8に示すようにホワイトノイズでふらつくにしても、そのふらつきの影響を受けることなく移動平均値を第1のデジタル表示部10に安定して表示することができる。従って、作業者は、第1のデジタル表示部10に表示されたデジタル値により移動平均値を確実に確認することができる。
尚、電源投入時は、受光量サンプル数が64に達していないことから、このような場合は、受光量サンプル数が64となってから、上述した第1平均化処理を実行するようになっている。
即ち、Dn+Dn-1+……+Dn-7を演算してK6を求め(b13)、そのK6を8(第2のデータ数に相当)で除算することにより平均値K7を求め(b14)、その平均値K7を第1のデジタル表示部10に表示する(b15)。つまり、今回の受光量Dnから7回前の受光量Dn-7までの8回の受光量Dnの平均値を求めて表示するもので、平均化する受光量サンプル数が8回と少ないことから、受光量Dnが大きく変化した場合は、その変化に追従するように移動平均値を第1のデジタル表示部10に表示することができる。従って、作業者は、第1のデジタル表示部10に表示されたデジタル値により大きく変化した移動平均値を確実に確認することができる。
次に、本発明の第2実施例について図9ないし図11を参照して説明する。この第2実施例は、表示用閾値Syを自動的に設定したことを特徴とする。
本実施例では、ファイバセンサ1のモード切替えを示す図9において、モードキー8に対するプッシュ操作により検出動作モード、検出用閾値設定モード、表示用閾値設定モードに順に切替え可能となっている。この表示用閾値設定モードに切替わったことは、第1のデジタル表示部10に表示用閾値設定モードであることを示す「Sho」が表示されることにより確認することができる。
そして、作業者がモードキー8に対するプッシュ操作によりファイバセンサ1を検出動作モードに切替えると、ファイバセンサ1は、上述したように設定された表示用閾値でもって第1実施例で説明した検出動作モードを実行する。
次に、本発明の第3実施例について図12及び図13を参照して説明する。この第3実施例は、第1実施例の第1平均回数及び第2平均回数を設定可能としたことを特徴とする。
本実施例では、ファイバセンサ1のモード切替えを示す図12において、モードキー8に対するプッシュ操作により検出動作モード、検出用閾値設定モード、表示用閾値設定モード、平均回数設定モードに順に切替え可能となっている。この平均回数設定モードに切替わったことは、第1のデジタル表示部10に平均回数設定モードであることを示す「ave」が表示されることにより確認することができる。
図13は、ファイバセンサ1の平均回数設定モードを示すフローチャートである。この図13において、ファイバセンサ1は、まず、第1平均回数M1を表示する(d1)。この場合、第1平均回数M1として64が初期設定されているので、第1のデジタル表示部10には「64」が表示される。
ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9が+側へスライド操作されたときは(d2:YES)、M1+1を演算することによりM11を求め(d3)、M1をM11に更新し(d4)、更新後のM1を表示する(d5)。また、ジョグスイッチ9が−側へスライド操作されたときは(d17:YES)、M1がM2*2以上かを判断する(d18)。つまり、本来なら、第1平均回数M1>第2平均回数M2>1を満足すればよいものの、このような条件式を満足する具体例として、本実施例では、第1平均回数は第2平均回数の2倍以上に設定しなければならないように規定したのである。また、後述するように第2平均回数は3以上に設定しなければならないように規定した。
次に、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されるまで上述のステップd2ないしd5、d17ないしd22を繰返す。従って、作業者がジョグスイッチ9をスライド操作した状態では、第1平均回数を増減することができる。
ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されたときは(d6:YES)、更新後のM1を確定し(d7)、第2平均回数M2を表示してから(d8)、第2平均回数の設定ルーチンに移行する。この第2平均回数の設定ルーチンは、上述した第1平均回数の設定ルーチンと略同一であるので、その説明を省略する。
ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9に対するプッシュ操作されたときは(d14:YES)、更新後のM2を確定して終了する(d15)。
そして、作業者がファイバセンサ1を検出動作モードに切替えると、ファイバセンサ1は、上述したように設定された第1平均回数及び第2平均回数でもって検出動作を実行する。
このような実施例によれば、第1平均回数及び第2平均回数を任意に設定可能としたので、被検出物の検出条件に応じて適切な平均回数を設定することができる。
次に、本発明の第4実施例について図14を参照して説明するに、第1実施例と同一ステップには同一ステップ番号を付して説明を省略する。この第4実施例は、検出動作時の受光量の表示に本発明を適用したことを特徴とする。
第2実施例で説明した表示用閾値設定モードを、非検出状態で自動的に実行するようにしてもよい。
検出用閾値設定モードとしては、2点ティーチングに限らず、極細物体の通過検出に適した1点ティーチングに適用するようにしてもよい。
ファイバセンサ以外の光電センサ、リミットセンサ、超音波センサなどに本発明を適用するようにしてもよい。
Claims (4)
- 被検出物の検出状態に応じたレベルの検出信号を出力する検出手段と、
この検出手段から出力される検出信号レベルを所定間隔ごとにサンプリングするサンプリング手段と、
このサンプリング手段でサンプリングされた複数の検出信号レベルの平均値を算出する演算手段と、
表示手段と、
前記演算手段で算出された平均値を前記表示手段へデジタル表示させる表示制御手段とを備えた検出センサにおいて、
前記演算手段にて平均値を算出するために使用されるデータ数を、第1のデータ敦と、この第1のデータ数よりも少ない数の第2のデータ数に選択的に設定するデータ数設定手段と、
今回の検出信号レベルと先の検出信号レベルとを比較し、その絶対レベル差が所定レベル未満であるときには、前記データ数設定手段で設定される前記第1のデータ数で前記演算手段に対して平均値の算出を行わせ、その差が前記所定レベル以上であるときには、前記データ数設定手段で設定される前記第2のデータ数で前記演算手段に対して平均値の算出を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする検出センサ。 - 前記データ数設定手段は、
前記第1のデータ数及び前記第2のデータ数を、それぞれ設定変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の検出センサ。 - 前記制御手段における前記所定レベルを、所定期間における非検出時の検出信号レベルの変化量に基づいて設定する所定レベル設定手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の検出センサ。
- 前記演算手段で求められる平均値とあらかじめ設定される閾値との比載を行う比較手段を備え、
前記比較手段の比較結果に基づいて被検出物の検出を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の検出センサ。
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---|---|---|---|---|
JPS57189071A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-20 | Mazda Motor Corp | Display driver for digital speedometer |
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