JP2006287492A - 検出センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 検出信号レベルの平均値をデジタル表示する際に、そのデジタル表示がばたついてしまうことを防止しながら、検出信号レベルが大きく変化した場合に表示遅れがない検出センサを提供する。
【解決手段】 ファイバセンサは、投光した際に(b1)、今回の受光量Dnと前回の受光量Dn-1との絶対値が表示用閾値Syよりも小さいときは(b7:YES)、今回の受光までの64回の受光量の移動平均値を求めて(b8、b9)、表示処理を行う(b10)。また、今回の受光量Dnと前回の受光量Dn-1との絶対値が表示用閾値Sy以上のときは(b7:NO)、今回の受光までの8回の受光量の移動平均値を求めて(b13、b14)、表示処理を行う(b15)。これにより、受光量の変化が少ない状態では移動平均値のばらつきを抑えて表示できると共に、受光量が大きく変化したときはその変化に追従して表示することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、検出レベルの平均値をデジタル表示する検出センサに関する。
例えばファイバセンサでは、受光量を表示することにより作業者による感度の設定或いは閾値の設定が可能としている。この場合、ホワイトノイズの影響で受光量がばたつかないように複数回の受光量を平均化する平均処理し、その演算結果をデジタル表示するようにしている(特許文献1参照)。
特開2004−104612号公報
しかしながら、平均処理で用いる受光量のデータ数は一定であるので、そのデータ数を多く設定すれば、デジタル表示は安定する一方で、受光量が大きく変化した場合は、デジタル表示に遅れを生じ、作業者が違和感を覚えるという欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、検出信号レベルの平均値をデジタル表示する際に、そのデジタル表示がばたついてしまうことを防止しながら、検出信号レベルが大きく変化した場合に表示遅れがない検出センサを提供することにある。
本発明は、被検出物の検出状態に応じたレベルの検出信号を出力する検出手段と、この検出手段から出力される検出信号レベルを所定間隔ごとにサンプリングするサンプリング手段と、このサンプリング手段でサンプリングされた複数の検出信号レベルの平均値を算出する演算手段と、表示手段と、前記演算手段で算出された平均値を前記表示手段へデジタル表示させる表示制御手段とを備えた検出センサにおいて、前記演算手段にて平均値を算出するために使用されるデータ数を、第1のデータ敦と、この第1のデータ数よりも少ない数の第2のデータ数に選択的に設定するデータ数設定手段と、今回の検出信号レベルと先の検出信号レベルとを比較し、その絶対レベル差が所定レベル未満であるときには、前記データ数設定手段で設定される前記第1のデータ数で前記演算手段に対して平均値の算出を行わせ、その差が前記所定レベル以上であるときには、前記データ数設定手段で設定される前記第2のデータ数で前記演算手段に対して平均値の算出を行わせる制御手段を設けたものである(請求項1)。
上記構成において、前記データ数設定手段は、前記第1のデータ数及び前記第2のデータ数を、それぞれ設定変更可能に設けられているようにしてもよい(請求項2)。
また、前記制御手段における前記所定レベルを、所定期間における非検出時の検出信号レベルの変化量に基づいて設定する所定レベル設定手段を設けるようにしてもよい(請求項3)。
また、前記演算手段で求められる平均値とあらかじめ設定される閾値との比載を行う比較手段を設けた上で、前記比較手段の比較結果に基づいて被検出物の検出を行うようにしてもよい(請求項4)。
請求項1の発明によれば、今回の検出信号レベルと先の検出信号のレベルとの差が小さい場合は、複数の検出信号レベルの平均値が大きく変化することはないから、平均値を算出するために使用されるデータ数として大きな第1のデータ数を設定することにより、平均値をふらつくことなく安定してデジタル表示することができる。また、今回の検出信号レベルと先の検出信号のレベルとの差が大きい場合に第1のデータ数を用いて平均値を算出する場合は、平均値のデジタル表示が遅れる(なまる)ことから、平均値を算出するために使用されるデータ数として第1のデータ数よりも小さな第2のデータ数を設定することにより、平均値を遅れることなくデジタル表示することができる。
請求項2の発明によれば、検出条件に応じて適切なデータ数を任意に設定することができる。
請求項3の発明によれば、ノイズの変化量に基づいて所定レベルを設定することができるので、ノイズの影響を防止することができる所定レベルを自動設定することができる。
請求項4の発明によれば、デジタル表示される平均値と閾値との比較結果に基づいて被検出物の検出を行うようにしたので、デジタル表示される平均値と検出結果が一致するようになり、違和感がなくなる。
以下、本発明をファイバセンサに適用した第1実施例について、図1ないし図8を参照して説明する。
図2は、ファイバセンサの外観斜視図である。この図2において、ファイバセンサ(検出センサに相当)1のケース2の上面部2aには、動作表示灯3、安定表示灯4、第1のモード表示部5、第2のモード表示部6、表示部7、モードキー8およびジョグスイッチ9が配設されている。
ファイバセンサ1の平面を示す図3において、第1のモード表示部5は、検出モードであるときに点灯する「RUN」表示灯5a、閾値設定モードであるときに点灯する「TEACH」表示灯5bおよび閾値を微調整するモードであるときに点灯する「ADJ」表示灯5cが配列されて構成されている。第2のモード表示部6は、受光時オンか非受光時オンかを設定するときに点灯する「L/D ON」表示灯6a、タイマを使用するか否かを設定するときに点灯する「TIMER」表示灯6bおよびメモリ機能などの高度な機能を設定するときに点灯する「PRO」表示灯6cが配列されて構成されている。
表示部7は、第1のデジタル表示部(表示手段に相当)10と第2のデジタル表示部11とから構成されている。第1のデジタル表示部10は、4桁の7セグメントLED10a〜10dを備え、4桁のデジタル表示が可能に構成されている。第2のデジタル表示部11は、4桁の7セグメントLED11a〜11dを備え、4桁のデジタル表示が可能に構成されている。
図2に戻って、モードキー8は、作業者がモードを選択するキーであり、ジョグスイッチ9は、作業者が選択されたモード内の詳細な項目を設定したり,数値を変更したりするためのスイッチである。
ケース2の前面部2bには、投光ヘッド12aが先端部に取付けられている投光用ファイバ12が装着されていると共に、受光ヘッド13aが先端部に取付けられている受光用ファイバ13が装着されている。このような透過型ファイバ12,13を装着した場合は、ファイバセンサ1は、投光素子18(図1参照)から投じられた光が投光用ファイバ12を通じて投光ヘッド12aから出力され、受光ヘッド13aに入力されて受光用ファイバ13を通じて受光素子(検出手段に相当)20(図1参照)に受光されたか否かに応じて被検出物の検出を行うようになっている。尚、ケース2の前面部2bには、投受光ヘッドが先端部に取付けられている反射型ファイバも装着可能となっており、被検出物の検出形態に応じて種々の仕様のファイバが装着可能となっている。
また、ケース2の両側面部2c,2dには光通信用窓14,15が設けられている。この光通信用窓14,15は、複数のファイバセンサ1が隣接配置されている場合に隣接する他のファイバセンサ1との間で閾値などの設定情報を示す光信号が通過するためのものである。
図1は、ファイバセンサ1の電気的な構成を機能ブロック図として示している。ファイバセンサ1は、マイクロコンピュータからなる制御回路(サンプリング手段、演算手段、データ数設定手段、制御手段、所定レベル設定手段、比較手段に相当)16に、各表示灯3,4,5a〜5c,6a〜6cの点灯動作および各デジタル表示部10,11の表示動作を制御する表示制御回路(表示制御手段に相当)17と、投光素子18を駆動する駆動回路19と、受光素子20から出力された検出信号を増幅する増幅回路21と、隣接する他のファイバセンサ1との間で信号を光通信により送受信する光通信回路22と、出力信号を外部に出力する出力回路23とが接続されて構成されている。
次に上記構成の作用について説明する。
本実施例では、モードキー8をプッシュ操作すると、図5に示すように検出動作モードと検出用閾値設定モードに交互に切替え可能となっている。このようなモード切替えは、第1のデジタル表示部10に検出動作モードを示す「run」と検出用閾値設定モードを示す「se」が表示されることにより確認可能となっている。
さて、図4に示すように背景Aの前面に位置する被検出物を検出する場合は、反射型ファイバ24をファイバセンサ1に装着し、背景Aの影響を防止するために2点ティーチングを行う。つまり、作業者は、モードキー8に対するプッシュ操作により検出用閾値設定モードに切替え、被検出物が検出領域に位置している状態でジョグスイッチ9を操作するのに続いて、被検出物が検出領域に位置していない状態でジョグスイッチ9を操作する。
図6は、ファイバセンサ1の検出用閾値設定モードの動作を示すフローチャートである。この図6において、ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されたときは(a1:YES)、投光素子18から投光すると同時に(a2)、そのときの受光素子20の受光量D1を取得し(a3)、その受光量D1をメモリに記憶する(a4)。これにより、受光量D1がメモリに記憶される。続けてジョグスイッチ9がプッシュ操作されたときは(a5:YES)、投光すると同時に(a6)、そのときの受光量D2を取得し(a7)、その受光量D2をメモリに記憶する(a8)。これにより、受光量D2がメモリに記憶される。
次に、ファイバセンサ1は、上述のようにしてメモリに記憶したD1とD2とを加算することによりK1を求め(a9)、そのK1を1/2とすることによりD1とD2との中間値K2を求め(a10)、そのK2を検出用閾値Sxとして設定する(a11)。
作業者は、以上のようにして検出用閾値Sxを設定したときは、モードキー8をプッシュ操作して検出動作モードを設定することにより、被検出物を確実に検出することができる。
図7は、ファイバセンサ1の検出動作モードを示すフローチャートであり、ファイバセンサ1は、この検出動作を繰返して実行するようになっている。この図7において、ファイバセンサ1は、投光すると同時に(b1)、そのときの受光量Dnを取得し(b2)、その受光量Dnをメモリに記憶してから(b3)、受光量Dn-64をメモリから削除する(b4)。
尚、動作開始時は、受光量Dn-64は存在しないことから、受光量Dn-64をメモリから削除することはない。
次に、受光量DnとDn-1をメモリから読み出し(b5)、それらの差Dn−Dn-1の絶対値K3を演算し(b6)、絶対値K3が表示用閾値Syより小さいかを判定する(b7)。この表示用閾値Syとは、後述する第1平均処理を実行するか、第2平均処理を実行するかを判定するためのもので、非検出状態から検出状態、或いは検出状態から非検出状態に変化した際の受光量の変化レベルを判定可能なレベルに設定されており、設計段階での実験結果に基づいて設定されている。本実施例では、受光量Dnが今回の検出信号レベルに相当し、前回の受光量Dn-1が先の検出信号レベルに相当するもので、先の検出信号としては、前々回の受光量Dn-2であってもよいし、それよりもさらに先の受光量であってもよい。
被検出物の非検出状態では、K3<Syであることから(b7:YES)、受光量の変化が小さいと判断し、以下の第1平均処理を実行する。
即ち、Dn+Dn-1+……+Dn-63を演算してK4を求め(b8)、そのK4を64(第1のデータ数に相当)で除算することにより平均値K5を求め(b9)、その平均値K5を第1のデジタル表示部に表示する(b10)。つまり、今回の受光量Dnから63回前の受光量Dn-63までの64回の受光量Dnの平均値を求めて表示するもので、平均化する受光量サンプル数が64回と多いことから、受光量Dnが図8に示すようにホワイトノイズでふらつくにしても、そのふらつきの影響を受けることなく移動平均値を第1のデジタル表示部10に安定して表示することができる。従って、作業者は、第1のデジタル表示部10に表示されたデジタル値により移動平均値を確実に確認することができる。
尚、電源投入時は、受光量サンプル数が64に達していないことから、このような場合は、受光量サンプル数が64となってから、上述した第1平均化処理を実行するようになっている。
次に、ファイバセンサ1は、今回の受光量Dnが上述した検出用閾値設定モードで設定した検出用閾値Sxを上回っているかを判断する(b11)。この場合、ファイバセンサ1は、非検出状態で受光量Dnが小さいことから、ステップb11で「NO」と判断し、出力信号をローレベルとする(b16)。従って、ファイバセンサ1を反射型として使用している場合は、ファイバセンサ1からの出力信号がローレベルとなることから、非検出状態であると判断することができる。
ところで、上述した第1平均化処理では、64個の受光量Dnの平均化を求めていることから、移動平均値のデジタル表示の際に、ホワイトノイズの影響を防止することができるものの、非検出状態から検出状態となった場合、或いは検出状態から非検出状態となった場合は、そのタイミングでの表示が遅れて(なまって)しまい、受光量の変化を確実に表示できなくなってしまう。
そこで、本実施例では、受光量の絶対変化量K3が表示用閾値Sy以上となったときは(b7:NO)、以下の第2平均処理を実行するようにした。
即ち、Dn+Dn-1+……+Dn-7を演算してK6を求め(b13)、そのK6を8(第2のデータ数に相当)で除算することにより平均値K7を求め(b14)、その平均値K7を第1のデジタル表示部10に表示する(b15)。つまり、今回の受光量Dnから7回前の受光量Dn-7までの8回の受光量Dnの平均値を求めて表示するもので、平均化する受光量サンプル数が8回と少ないことから、受光量Dnが大きく変化した場合は、その変化に追従するように移動平均値を第1のデジタル表示部10に表示することができる。従って、作業者は、第1のデジタル表示部10に表示されたデジタル値により大きく変化した移動平均値を確実に確認することができる。
次に、ファイバセンサ1は、被検出物の検出により受光量Dnが検出用閾値Sxを上回ることから(b11:YES)、出力信号をハイレベルとする(b12)。従って、ファイバセンサ1からの出力信号がハイレベルとなったときは、被検出物の検出状態となったと判断することができる。
被検出物の検出状態となると、受光量Dnの変化量が小さくなるので、ファイバセンサ1は、上述した第1平均化処理を実行するようになる。従って、ホワイトノイズにより受光量Dnが変動するにしても、第1のデジタル表示部10に表示された受光量により検出状態における移動平均値を確実に確認することができる。
そして、被検出物の検出状態から非検出状態となると、受光量Dnが大きく減少することから、ファイバセンサ1は、上述した第2平均化処理を実行するようになる。従って、受光量Dnが大きく変動するにしても、第1のデジタル表示部10に表示された受光量により検出状態から非検出状態となった際の移動平均値を確実に確認することができる。
このような実施例によれば、ファイバセンサ1は、被検出物の非検出状態、或いは検出状態では第1平均処理を実行することにより移動平均値の受光量サンプル数として64を設定し、非検出状態から検出状態、或いは検出状態から非検出状態となるタイミングでは第2平均処理を実行することにより移動平均値の受光量サンプル数として8を設定するようにしたので、移動平均値を演算する際の受光量サンプル数が一定の構成のものと違って、ホワイトノイズの影響を防止しながら、受光量の大きな変動に対しては移動平均値のデジタル表示を変化に追従して行うことができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図9ないし図11を参照して説明する。この第2実施例は、表示用閾値Syを自動的に設定したことを特徴とする。
本実施例では、ファイバセンサ1のモード切替えを示す図9において、モードキー8に対するプッシュ操作により検出動作モード、検出用閾値設定モード、表示用閾値設定モードに順に切替え可能となっている。この表示用閾値設定モードに切替わったことは、第1のデジタル表示部10に表示用閾値設定モードであることを示す「Sho」が表示されることにより確認することができる。
作業者は、ファイバセンサ1の表示用閾値を設定する場合は、モードキー8に対するプッシュ操作により表示用閾値設定モードを設定すると共に、被検出物の非検出状態でジョグスイッチ9を例えば10秒間プッシュ操作する。この10秒間が請求項3の発明でいう所定期間に相当するもので、作業者の操作時間によって変動する。
図10は、ファイバセンサ1の表示用閾値設定モードを示すフローチャートである。この図10において、ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されたときは(c1:YES)、投光すると同時に(c2)、受光量Dxを取得してから(c3)、メモリからDmax,Dminを読み出し(c4)、Dx>Dmaxか(c5)、Dx<Dminか(c6)を判断する。この場合、動作開始時はDmax,Dminは設定されていないことから、DmaxをDxとすることにより最大値を更新すると共に(c6)、DminをDxとすることにより最小値を更新する(c12)。
次に、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されている状態では(c7:YES)、上述したステップc2ないしc6、c11、c12を繰返して実行する。これにより、図11に示すように10秒間において受光量Dnに重畳するホワイトノイズの最大値Dmaxと最小値Dminが記憶される。
作業者がジョグスイッチ9に対するプッシュ操作を終了すると(c7:NO)、ファイバセンサ1は、プッシュ操作が終了したところで、メモリからDmaxとDminを読み出し(c8)、Dmax−Dminを演算することによりK11(所定レベルに相当)を求め(c9)、そのK11にマージンαを見込んだ値を表示用閾値Syとして設定する(c10)。
そして、作業者がモードキー8に対するプッシュ操作によりファイバセンサ1を検出動作モードに切替えると、ファイバセンサ1は、上述したように設定された表示用閾値でもって第1実施例で説明した検出動作モードを実行する。
このような実施例によれば、ファイバセンサ1の表示用閾値Syを自動的に設定することができるので、表示用閾値を設定するための実験が不要となる。従って、第1実施例のように実験結果により表示用閾値を設定する構成に比較して、製品毎に異なる大きさのホワイトノイズが発生するにしても、それらのホワイトノイズの大きさに応じた適切な表示用閾値を設定することができ、開発期間の短縮を図ることができる。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図12及び図13を参照して説明する。この第3実施例は、第1実施例の第1平均回数及び第2平均回数を設定可能としたことを特徴とする。
本実施例では、ファイバセンサ1のモード切替えを示す図12において、モードキー8に対するプッシュ操作により検出動作モード、検出用閾値設定モード、表示用閾値設定モード、平均回数設定モードに順に切替え可能となっている。この平均回数設定モードに切替わったことは、第1のデジタル表示部10に平均回数設定モードであることを示す「ave」が表示されることにより確認することができる。
作業者は、平均回数を設定する場合は、モードキー8に対する操作により平均回数設定モードを設定する。
図13は、ファイバセンサ1の平均回数設定モードを示すフローチャートである。この図13において、ファイバセンサ1は、まず、第1平均回数M1を表示する(d1)。この場合、第1平均回数M1として64が初期設定されているので、第1のデジタル表示部10には「64」が表示される。
作業者は、第1平均回数を高めたい場合は、ジョグスイッチ9を+側へスライド操作する。また、第1平均回数を低めたい場合は、ジョグスイッチ9を−側へスライド操作する。
ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9が+側へスライド操作されたときは(d2:YES)、M1+1を演算することによりM11を求め(d3)、M1をM11に更新し(d4)、更新後のM1を表示する(d5)。また、ジョグスイッチ9が−側へスライド操作されたときは(d17:YES)、M1がM2*2以上かを判断する(d18)。つまり、本来なら、第1平均回数M1>第2平均回数M2>1を満足すればよいものの、このような条件式を満足する具体例として、本実施例では、第1平均回数は第2平均回数の2倍以上に設定しなければならないように規定したのである。また、後述するように第2平均回数は3以上に設定しなければならないように規定した。
M1がM2*2以上の場合は(d18:YES)、M1から1を減算することによりM12を求め(d19)、M1をM12に更新し(d20)、更新後のM1を表示する(d21)。また、M1がM2*2未満の場合は(d18:NO)、エラーを表示する。これは、上述したように第1平均回数を第2平均回数の2倍以上に設定するように規定したことによるものである。尚、エラー表示された場合にM1をさらに減数したいときは、後述する第2平均処理において、M2を減数してからM1を再設定する。
次に、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されるまで上述のステップd2ないしd5、d17ないしd22を繰返す。従って、作業者がジョグスイッチ9をスライド操作した状態では、第1平均回数を増減することができる。
作業者は、所望の第1平均回数が表示されたときは、ジョグスイッチ9をプッシュ操作する。
ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9がプッシュ操作されたときは(d6:YES)、更新後のM1を確定し(d7)、第2平均回数M2を表示してから(d8)、第2平均回数の設定ルーチンに移行する。この第2平均回数の設定ルーチンは、上述した第1平均回数の設定ルーチンと略同一であるので、その説明を省略する。
尚、第2平均回数において、M2がM1/2以上の場合に(d10:NO)、エラー表示しているのは(d16)、上述したように第1平均回数を第2平均回数の2倍以上に設定するように規定したことによるものである。また、M2が2以下の場合に(d24:NO)、エラー表示しているのは(d28)、上述したように第2平均回数を3以上に設定するように規定したことによるものである。
作業者は、所望の第2平均回数が表示されたときは、ジョグスイッチ9をプッシュ操作する。
ファイバセンサ1は、ジョグスイッチ9に対するプッシュ操作されたときは(d14:YES)、更新後のM2を確定して終了する(d15)。
そして、作業者がファイバセンサ1を検出動作モードに切替えると、ファイバセンサ1は、上述したように設定された第1平均回数及び第2平均回数でもって検出動作を実行する。
このような実施例によれば、第1平均回数及び第2平均回数を任意に設定可能としたので、被検出物の検出条件に応じて適切な平均回数を設定することができる。
(第4実施例)
次に、本発明の第4実施例について図14を参照して説明するに、第1実施例と同一ステップには同一ステップ番号を付して説明を省略する。この第4実施例は、検出動作時の受光量の表示に本発明を適用したことを特徴とする。
図14は、ファイバセンサ1の検出動作を示すフローチャートである。この図14において、ファイバセンサ1は、第1平均処理を実行することにより平均値K5の表示処理を実行したときは(b10)、平均値K5が検出用閾値Sxを上回っているかを判断し(e1)、上回っている場合は(e1:YES)、出力信号をハイレベルとし(e2)、上回っていない場合は(e1:NO)、出力信号をローレベルとする(e3)。
同様に第2平均処理を実行することにより平均値K7の表示処理を実行したときは(b15)、平均値K7が検出用閾値Sxを上回っているかを判断し(e4)、上回っている場合は(e4:YES)、出力信号をハイレベルとし(e5)、上回っていない場合は(e4:NO)、出力信号をローレベルとする(e6)。
このような実施例によれば、移動平均値と検出用閾値Sxとを比較することにより検出動作を実行するようにしたので、上述した実施例のように表示された受光量Dnと検出結果とのずれを生じることを防止できるので、作業者が表示内容と検出結果とのずれによる違和感を覚えることはない。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
第2実施例で説明した表示用閾値設定モードを、非検出状態で自動的に実行するようにしてもよい。
検出用閾値設定モードとしては、2点ティーチングに限らず、極細物体の通過検出に適した1点ティーチングに適用するようにしてもよい。
ファイバセンサ以外の光電センサ、リミットセンサ、超音波センサなどに本発明を適用するようにしてもよい。
本発明の第1実施例におけるファイバセンサの電気的構成を示す機能ブロック図 ファイバセンサの斜視図 ファイバセンサの表示部を示す平面図 背景の影響を受ける状態での検出状態を示す反射型ファイバの斜視図 モードキーに対する操作により切替えられるモードを示す図 ファイバセンサの検出用閾値設定モードを示すフローチャート ファイバセンサの検出動作モードを示すフローチャート ホワイトノイズを示す模式図 本発明の第2実施例を示す図5相当図 ファイバセンサの表示用閾値設定モードを示すフローチャート ホワイトノイズとDmax、Dminとの関係を示す図 本発明の第3実施例を示す図5相当図 ファイバセンサの平均回数設定モードを示すフローチャート 本発明の第4実施例を示す図7相当図
符号の説明
図面中、1はファイバセンサ(検出センサ)、10は第1のデジタル表示部(表示手段)、16は制御回路(サンプリング手段、演算手段、データ数設定手段、制御手段、所定レベル設定手段、比較手段)、17は表示制御回路(表示制御手段)、20は受光素子(検出手段)である。

Claims (4)

  1. 被検出物の検出状態に応じたレベルの検出信号を出力する検出手段と、
    この検出手段から出力される検出信号レベルを所定間隔ごとにサンプリングするサンプリング手段と、
    このサンプリング手段でサンプリングされた複数の検出信号レベルの平均値を算出する演算手段と、
    表示手段と、
    前記演算手段で算出された平均値を前記表示手段へデジタル表示させる表示制御手段とを備えた検出センサにおいて、
    前記演算手段にて平均値を算出するために使用されるデータ数を、第1のデータ敦と、この第1のデータ数よりも少ない数の第2のデータ数に選択的に設定するデータ数設定手段と、
    今回の検出信号レベルと先の検出信号レベルとを比較し、その絶対レベル差が所定レベル未満であるときには、前記データ数設定手段で設定される前記第1のデータ数で前記演算手段に対して平均値の算出を行わせ、その差が前記所定レベル以上であるときには、前記データ数設定手段で設定される前記第2のデータ数で前記演算手段に対して平均値の算出を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする検出センサ。
  2. 前記データ数設定手段は、
    前記第1のデータ数及び前記第2のデータ数を、それぞれ設定変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の検出センサ。
  3. 前記制御手段における前記所定レベルを、所定期間における非検出時の検出信号レベルの変化量に基づいて設定する所定レベル設定手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の検出センサ。
  4. 前記演算手段で求められる平均値とあらかじめ設定される閾値との比載を行う比較手段を備え、
    前記比較手段の比較結果に基づいて被検出物の検出を行うことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の検出センサ。

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