JP2006287412A - 黒バランス調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像素子の出力映像信号はノイズを受けやすく、OB部のデータにばらつきが生じる。そのため黒レベルの応答性が悪くなり明暗のなめらかさを欠いた出力映像信号になる。
【解決手段】撮像素子から得た各フィールド周期でばらつきのあるOBデータを、OBデータメモリ手段201で記憶し、OBデータメモリ手段201で記憶したOBデータをOBデータメモリ平均値演算手段203で平均処理して、得た値を黒レベル補正値として撮像素子から得られる出力映像信号から減算処理し、黒レベルの応答のよい出力映像信号を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は撮像装置における画像処理方法および画像処理装置に関するもので、特に撮像素子の光学的黒領域であるOB(オプティカルブラック)を用いた黒バランスの調整に関するものである。
撮像装置において撮像素子は殆ど固体撮像素子であるCCD撮像素子が使われている。CMOS撮像素子も使用されているが光電変換部の素子が異なるだけで映像信号を得る過程は同じようなものである。以下は固体撮像素子としてCCD撮像素子をもって説明をする。
CCD撮像素子はフォトダイオードアレイ(PD)等の光電変換素子で光を電荷に変換し、発生する電荷を蓄積部で蓄積し、蓄積部の電荷を電荷転送素子(CCD)によって垂直方向への転送と水平方向への転送を行い、映像信号を得るものである。
CCD撮像素子の光電変換素子部構造を図3に示す。
図3において、301は有効信号画素領域、302は水平OB領域、303は垂直OB領域である。
図3にあるようにCCD撮像素子は多数の光電変換素子を垂直方向、水平方向に配列し、画素行列を形成している。画素行列は有効信号画素領域301及び水平OB領域302及び垂直OB領域303とで構成されている。有効信号画素領域301は被写体像からの光学信号を光電変換する。水平OB領域302及び垂直OB領域303は光電変換素子上に遮光膜が設けられており、遮光された光学信号を光電変換する。
光電変換素子は、光を遮断した状態でも時間の経過とともに電荷が発生し、CCD出力に電圧を生じてしまう。このCCD出力電圧を暗電流と呼ぶ。
暗電流は光電変換素子の有効信号画素領域301及び水平OB領域302及び垂直OB領域303のいずれの領域でも発生するが、有効信号画素領域301及び水平OB領域302及び垂直OB領域303の負荷容量がそれぞれ違うことにより、有効信号画素領域301及び水平OB領域302及び垂直OB領域303の暗電流値もそれぞれ異なったものとなる。
光電変換素子の水平OB領域302及び垂直OB領域303は、暗電流補正用の画素領域である。
有効信号画素領域301から出力されるCCD出力電圧から水平OB領域302及び垂直OB領域303から出力されるCCD出力電圧(以下OBデータ)と有効信号画素領域301への光学信号をゼロとした時のCCD出力電圧とOBデータの差分(以下OB段差データ)を減算処理することにより、出力映像信号の黒レベルの調整を行う(例えば、特許文献1参照)。上記減算処理を黒バランス調整と呼ぶ。
OBデータは図3の水平OB領域302または垂直OB領域303の各光電変換素子のCCD出力電圧を加算平均し、算出する。また、OBデータを用いて処理を行う黒バランス調整は、映像信号のフィールド周期である1/60秒の間隔で行われる。
特開2000−152098号公報
しかしながら、微少な信号を扱うCCD撮像素子の出力映像信号はノイズを受けやすく、負荷容量が違う各光電変換素子を持つ水平OB領域302または垂直OB領域303から算出されたOBデータは各フィールド周期で一定ではなく、ばらつきを持ったデータとなってしまう。そして、各フィールド周期でばらつきを持ったOBデータを用いて黒バランス調整を行った出力映像信号の黒レベルにもばらつきが生じてしまう。その各フィールド周期でばらつきのある黒レベルの映像信号を動画として出力した時、出力映像信号の黒レベルの応答性は悪くなり、明暗のなめらかさを欠いた出力映像信号になる。
さらに、映像信号を増幅器で増幅させると、ばらつきのあるOBデータも増幅するため、1フィールド前の増幅量と現在のフィールドの増幅量の変化量が大きい場合、OBデータのばらつきも大きくなる。そして、そのOBデータを用いて黒バランス調整を行った出力映像信号の黒レベルにもばらつきが生じて、黒レベルの精度を保持できないという課題があった。
本発明は、ばらつきのあるOBデータを用いた場合でも、黒レベルの応答性の良い、明暗のなめらかさがある映像信号を出力する黒バランス調整装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の黒バランス調整装置は、光学信号を光電変換する光電変換素子部と電荷を垂直及び水平方向に転送する転送電極部からなるCCD撮像素子と、CCD撮像素子のOB部の各光電変換素子の映像信号を加算平均してOBデータを算出するOBデータ検出手段と、OBデータ検出手段で算出された任意のフィールドの範囲のOBデータを記憶するOBデータメモリ手段と、OBデータメモリ手段から任意の個数のOBデータを取得し平均処理を行いOBデータ補正値を求めるOBデータメモリ平均値演算手段と、OBデータメモリ平均値演算手段からOBデータ補正値を取得し映像信号から減算を行う黒レベル補正制御手段を備えている。
このような構成により、記憶した各フィールド周期でばらつきのあるOBデータを平均処理して補正を行うことで、出力映像信号の黒レベルの応答性の良い、明暗のなめらかさがある映像信号を出力することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1記載の黒バランス調整装置に、CCD撮像素子から出力される映像信号のノイズを低減するCDS回路と映像信号を増幅するAGC回路からなる増幅器と、増幅器の増幅量を設定するAGCゲイン値制御手段と、AGCゲイン値制御手段から現在のフィールドで制御されているゲイン値を取得し、1フィールド前のフィールドのゲイン値として記憶する1フィールド前ゲイン値メモリ手段と、AGCゲイン値制御手段から取得した現在のフィールドで制御されているゲイン値と1フィールド前ゲイン値メモリ手段から取得した1フィールド前のフィールドのゲイン値のゲイン変化量を算出するゲイン変化量演算器と、ゲイン変化量演算器のゲイン変化量に応じてOBデータ補正値を算出する際に使用するOBデータメモリ手段に記憶されているOBデータの数を決定するOBデータメモリ数設定手段をさらに備えている。ゲイン変化量演算器で算出したゲイン値の変化量が少なくなるにつれて、OBデータメモリ数設定手段で設定するOBデータの加算数は増加させ、ゲイン値の変化量が多くなるにつれて、OBデータの加算数は減少させる。
このようにして、増幅量の変化量によりOBデータの平均処理を変えて、増幅量の変化量が大きい時に発生する黒レベルの変化に対し補正を行うことで、出力映像信号の黒レベルの精度を保持することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の黒バランス調整装置に、被写体像を結像させる為のレンズ部と、機械的に入射光量を調節するアイリス部と、アイリスを駆動するアイリス(絞り)機構ドライバーと、アイリス口径値を設定するアイリス(絞り)制御手段と、制御処理を開始するOB段差量検出モードスイッチと、増幅器から出力されるCCD撮像素子の有効信号画素領域の各光電変換素子のデジタル映像信号を加算平均して信号データを算出する信号データ検出手段と、信号データとOBデータの差分値であるOB段差量を算出するOB段差量検出制御手段と、AGCゲイン制御手段で設定された増幅量に応じたOB段差量を算出するOB段差量補正値演算手段とOB段差量補正値演算手段から取得したOB段差量補正値とOBデータメモリ平均値演算手段から取得したOBデータ補正値を加算して黒レベル補正値を求める黒レベル補正値演算手段を備えている。
このような構成により、OB段差の補正を考慮した黒バランス調整装置を提供する。
以上のように本発明の黒バランス調整装置によれば、各フィールド周期でばらつきのあるOBデータを平均処理して補正を行うことで、各フィールド周期でばらつきの持ったOBデータによる出力映像信号の黒レベルの応答の性能劣化を軽減し、より高精度な黒バランスの調整を行った出力映像信号を得ることができる。
さらに、増幅量の変化量によりOBデータの平均処理を変えて、増幅量の変化量が大きい時に発生する黒レベルの変化に対し補正を行うことで、出力映像信号の黒レベルの精度を保持することができる。
本発明の請求項1に記載の発明は、撮像素子と、前記撮像素子のOB部の各光電変換素子の映像信号からOBデータを算出するOBデータ検出手段と、前記OBデータ検出手段で算出された任意のフィールドの範囲のOBデータを記憶するOBデータメモリ手段と、前記OBデータメモリ手段から任意の個数のOBデータを取得し平均処理を行いOBデータ補正値を求めるOBデータメモリ平均値演算手段と、前記OBデータメモリ平均値演算手段からOBデータ補正値を取得し映像信号から減算を行う黒レベル補正制御手段を備えるものである。
請求項2に記載の発明は、撮像素子から出力される映像信号のノイズを低減するCDS回路と前記映像信号を増幅するAGC回路からなる増幅器と、前記増幅器の増幅量を設定するAGCゲイン値制御手段と、前記AGCゲイン値制御手段から現在のフィールドで制御されているゲイン値を取得し、1フィールド前のフィールドのゲイン値として記憶する1フィールド前ゲイン値メモリ手段と、前記AGCゲイン値制御手段から取得した現在のフィールドで制御されているゲイン値と前記1フィールド前ゲイン値メモリ手段から取得した1フィールド前のフィールドのゲイン値のゲイン変化量を算出するゲイン変化量演算器と、前記ゲイン変化量演算器のゲイン変化量に応じてOBデータ補正値を算出する際に使用するOBデータメモリ手段に記憶されているOBデータの数を決定するOBデータメモリ数設定手段をさらに備えたものである。
請求項3に記載の発明は、被写体像を結像させる為のレンズ部と、機械的に入射光量を調節するアイリス部と、アイリスを駆動するアイリス機構ドライバーと、アイリス口径値を設定するアイリス制御手段と、前記撮像素子の有効信号画素領域の各光電変換素子の映像信号を加算平均して信号データを算出する信号データ検出手段と、制御処理を開始するOB段差量検出モードスイッチと、信号データとOBデータの差分値であるOB段差量を算出するOB段差量検出制御手段と、前記AGCゲイン値制御手段で設定された増幅量に応じたOB段差量補正値を算出するOB段差量補正値演算手段と、前記OB段差量補正値演算手段から取得したOB段差量補正値と前記OBデータメモリ加算値除算手段から取得したOBデータ補正値を加算して黒レベル補正値を求める黒レベル補正値演算手段をさらに備えたものである。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。
図1は本発明からなる実施の形態1の全体回路ブロック図である。
図1において、2は被写体像を結像させる為のレンズ部、3は機械的に入射光量を調節するアイリス(絞り)及びアイリスの口径を変えるアイリス駆動モータ(図示せず)等からなるアイリス部であり、4はレンズ部2で結像され、アイリス部3で光量を調整された光学画像を光電変換すなわち光量を電荷に変換するフォトダイオードアレイ等で構成される光電変換素子部と電荷を垂直及び水平方向に転送する転送電極部からなるCCD撮像素子である。CCD撮像素子4の光電変換素子部は図3に示すように、有効信号画素領域301及び水平OB領域302及び垂直OB領域303で構成されている。
1はレンズ部2及びアイリス部3及びCCD撮像素子4からなるレンズユニットである。
12はアイリス部3のアイリス駆動モータを駆動するアイリス(絞り)機構ドライバーである。11はアイリス部3のアイリス口径値を設定するアイリス(絞り)制御手段である。
5はCCD撮像素子4から出力されるアナログ映像信号のノイズを低減するCDS回路とアナログ映像信号を増幅するAGC回路からなる増幅器である。15は増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]を設定するAGCゲイン値制御手段である。
6は増幅器5から出力されるアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変換器である。
21はA/D変換器6より出力されるデジタル映像信号から黒レベル補正値Cを減算処理し、黒バランス調整されたデジタル映像信号を出力する黒レベル補正制御手段である。
9は黒レベル補正制御手段21から出力されるデジタル映像信号を輝度信号と色信号からなる出力映像信号に変換する信号処理回路である。
20は出力端子であり、カメラだけの仕様であればこれが出力端子となる。デジタルビデオテープレコーダ又はディスクレコーダ等の映像信号を記録再生できるレコーダを出力端子20に接続することにより、ビデオ一体型カメラが構成される。
7はA/D変換器6から出力されるCCD撮像素子4の有効信号画素領域301の各光電変換素子のデジタル映像信号をフィールド周期分サンプリングし、加算平均した信号データSを算出する信号データ検出手段である。
8はA/D変換器6から出力されるCCD撮像素子4の水平OB領域302及び垂直OB領域303の各光電変換素子のデジタル映像信号をフィールド周期分サンプリングし、加算平均したOBデータSobを算出するOBデータ検出手段である。
16は信号データSからOBデータSobを減算してOB段差量Dを算出するOB段差量検出制御手段である。
D = S − Sob (1)
信号データS及びOBデータSobは増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]に応じて増幅される為、OB段差量Dも増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]に応じて増幅される。そこで、ゲイン値G[dB]に応じたOB段差量Dを算出する必要がある。
OB段差量検出制御手段16は、増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]が、通常撮影モード時に制御するゲイン値G[dB]のゲイン最小値Gmin[dB]に設定された時に信号データ検出手段7で算出されるゲイン最小値信号データSmin及びOBデータ検出手段8で算出されるゲイン最小値OBデータSobminからゲイン最小値OB段差量Dminと、増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]が通常撮影モード時に制御するゲイン値G[dB]のゲイン最大値Gmax[dB]に設定された時に信号データ検出手段7で算出されるゲイン最大値信号データSmax及びOBデータ検出手段8で算出されるゲイン最小値OBデータSobmaxからゲイン最大値OB段差量Dmaxを算出する。
ゲイン最小値OB段差量Dminとゲイン最大値OB段差量Dmaxは式(1)より、
min = Smin − Sobmin (2)
max = Smax − Sobmax (3)
となる。
14はOB段差量検出条件ゲイン値メモリ手段であり、予め、OB段差量検出制御を行う際に必要なゲイン最小値Gmin[dB]とゲイン最大値Gmax[dB]が記憶されている。
17はOB段差量検出制御手段16で算出したゲイン最小値OB段差量Dminとゲイン最大値OB段差量Dmaxを記憶する為のOB段差量検出メモリ手段である。
13はAGCゲイン制御手段15に対してゲイン値G[dB]の設定を行うOB段差量検出AGCゲイン値設定手段である。
10はOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を発生するOB段差量検出モードスイッチである。OB段差量検出モードスイッチ10の制御は本装置に機械スイッチを搭載し、機械スイッチのON制御に連動してOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を発生しても良いし、本装置の電源を入れた時に自動的にOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を発生しても良い。
18はAGCゲイン値制御手段15で制御されているゲイン値G0を取得し、ゲイン値G0に対応するOB段差量補正値DC0を、OB段差量検出条件ゲイン値メモリ手段14とOB段差量検出メモリ手段17に記憶されているゲイン最小値Gmin[dB]及びゲイン最大値Gmax[dB]とゲイン最小値OB段差量Dmin及びゲイン最大値OB段差量Dmaxから算出するOB段差量補正値演算手段である。
19はOBデータ検出手段8で算出されたOBデータSob(信号線101)とAGCゲイン値制御手段15からゲイン値G0[dB](信号線102)を取得し、OBデータ補正値Sob0を算出するOBデータ補正値演算手段である。
22はOB段差量補正値演算手段18から得られるOB段差量補正値DC0とOBデータ補正値演算手段19から得られるOBデータ補正値Sob0を加算して黒レベル補正値C
を求める黒レベル補正値演算手段である。
図2はOBデータ補正値演算手段19の具体的なブロック図である。
201はOBデータ検出手段8で算出された毎フィールドのn個のOBデータSob(信号線101)を記憶するOBデータメモリ手段である。
204はAGCゲイン値制御手段15から現在のフィールドf0で制御されているゲイン値G0(信号線102)を取得し、1フィールド前のフィールドf(-1)のゲイン値G(-1)[dB]として記憶する1フィールド前ゲイン値メモリ手段である。
205はAGCゲイン値制御手段15から現在のフィールドf0で制御されているゲイン値G0[dB](信号線102)と1フィールド前ゲイン値メモリ手段204からの1フィールド前のフィールドf(-1)のゲイン値G(-1)[dB]のゲイン変化量dG[dB]を算出するゲイン変化量演算器である。
202はゲイン変化量演算器205のゲイン変化量dG[dB]に応じて、OBデータ補正値Sob0(信号線103)を算出する際に使用する、OBデータメモリ手段201に記憶されているOBデータの数Nを決定するOBデータメモリ数設定手段である。
203はOBデータメモリ手段201からOBデータSobと、OBデータメモリ数設定手段202からOBデータメモリ数Nとを取得し、OBデータメモリ加算値Sobaddを算出して、OBデータメモリ数Nで除算する平均処理を行ってOBデータ補正値Sob0(信号線103)を求めるOBデータメモリ平均値演算手段である。
本発明における黒バランス調整装置はOB段差量検出制御モードと通常撮影モード時に行われる黒レベル補正制御がある。
まず、OB段差量検出制御モードについて説明を行う。
OB段差量検出モードスイッチ10がOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を発生した時、指令信号(st)はアイリス制御手段11とAGCゲイン値制御手段15とOB段差量検出AGCゲイン値設定手段13とOB段差量検出制御手段16に通知される。
アイリス制御手段11はOB段差量検出モードスイッチ10からのOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を受けた時、アイリス部3のアイリス口径値を小さくする制御をアイリス機構ドライバー12に対し行い、アイリス部3を閉じる。このアイリス部3を閉じた時に信号データ検出手段7に入力される信号データSは光量が無いときのデータとなる。
AGCゲイン値制御手段15はOB段差量検出モードスイッチ10からのOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を受けた時、増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]にOB段差量検出AGCゲイン値設定手段13からのゲイン値G[dB]を設定する。
OB段差量検出AGCゲイン値設定手段13がOB段差量検出モードスイッチ10からのOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を受けた時、OB段差量検出AGCゲイン値設定手段13はOB段差量検出条件ゲイン値メモリ手段14からゲイン最小値Gmin[dB]を取得し、AGCゲイン制御手段15に対してゲイン値G[dB]にゲイン最小値Gmin[dB]を設定し、OB段差量検出制御手段16にゲイン最小値Gmin設定完了の指令信号(minst)を通知する。
OB段差量検出制御手段16がOB段差量検出モードスイッチ10からのOB段差量検出制御開始の指令信号(st)を受け、OB段差量検出AGCゲイン値設定手段13からゲイン最小値Gmin設定完了の指令信号(minst)を受けた時、信号データ検出手段7から信号データSminとOBデータ検出手段8からOBデータSobminを取得し、式(2)の演算を行い、ゲイン最小値OB段差量Dminを算出し、OB段差量検出メモリ手段17に記憶させる。その後、OB段差量検出AGCゲイン値設定手段13にゲイン最小値OB段差量算出完了の指令信号(minend)を通知する。
OB段差量検出AGCゲイン値設定手段13がOB段差量検出制御手段16からのゲイン最小値OB段差量算出完了の指令信号(minend)を受けた時、OB段差量検出AGCゲイン値設定手段13はOB段差量検出条件ゲイン値メモリ手段14からゲイン最大値Gmax[dB]を取得し、AGCゲイン制御手段15に対してゲイン値G[dB]にゲイン最大値Gmax[dB]を設定し、OB段差量検出制御手段16にゲイン最大値Gmax設定完了の指令信号(maxst)を通知する。
OB段差量検出制御手段16がOB段差量検出AGCゲイン値設定手段13からゲイン最大値Gmax設定完了の指令信号(maxst)を受けた時、信号データ検出手段7から信号データSmaxとOBデータ検出手段8からOBデータSobmaxを取得し、式(3)の演算を行い、ゲイン最大値OB段差量Dmaxを算出し、OB段差量検出メモリ手段17に記憶させる。その後、OB段差量検出モードスイッチ10にゲイン最大値OB段差量算出完了の指令信号(maxend)を通知する。
OB段差量検出モードスイッチ10がOB段差量検出制御手段16からのゲイン最大値OB段差量算出完了の指令信号(maxend)を受けた時、アイリス制御手段11とAGCゲイン値制御手段15に対し、OB段差量検出制御終了の指令信号(end)を発生する。
アイリス制御手段11はOB段差量検出モードスイッチ10からのOB段差量検出制御終了の指令信号(end)を受けた時、アイリス部3を通常撮影モード時のアイリス口径値に設定する。
AGCゲイン値制御手段15はOB段差量検出モードスイッチ10からのOB段差量検出制御終了の指令信号(end)を受けた時、増幅器5のAGC回路のゲイン値G[dB]に通常撮影モード時のゲイン値G[dB]を設定する。
次に、通常撮影モード時に行われる黒レベル補正制御について説明を行う。
OB段差量補正値演算手段18は、OB段差量検出条件ゲイン値メモリ手段14に記憶されているゲイン最小値Gmin[dB]及びゲイン最大値Gmax[dB]と、OB段差量検出メモリ手段17に記憶されているゲイン最小値OB段差量Dmin及びゲイン最大値OB段差量Dmaxと、AGCゲイン値制御手段15から現在通常撮影モードで制御されているゲイン値G0を取得し、ゲイン値G0に対応するOB段差量補正値DC0を以下の演算を行って算出する。
DC0=10[(G0[dB]Gmax[dB])/20]×(Dmax−Dmin)+Dmin (4)
OBデータ補正値演算手段19は、OBデータ検出手段8で算出されたOBデータSob(信号線101)と、AGCゲイン値制御手段15から現在通常撮影モードで制御されているゲイン値G0[dB](信号線102)を取得し、OBデータ補正値Sob0(信号線103)を算出する。
OBデータ補正値演算手段19でのOBデータ補正値Sob0の演算方法について図2を用いて説明を行う。
現在のフィールドf0のOBデータをSob0、(n−1)フィールド前フィールドf(n-1)のOBデータをSob [-(n-1)]とすると、OBデータメモリ手段201には、
{Sob[-(n-1)],Sob[-(n-2)],………,Sob(-1),Sob0} (5)
のOBデータn個が記憶されている。
フィールドf0からフィールドf1に更新された時、配列(5)のデータは、
{Sob[-(n-2)],Sob[-(n-3)],………,Sob0,Sob1} (6)
と更新を行う。
ゲイン変化量演算器205はAGCゲイン値制御手段15から現在のフィールドf0で制御されているゲイン値G0[dB](信号線102)と1フィールド前ゲイン値メモリ手段204から1フィールド前のフィールドf(-1)のゲイン値G(-1)[dB]のゲイン変化量dG[dB]
dG[dB]= | G(-1)[dB] − G0[dB] | (7)
を算出する。
OBデータメモリ数設定手段202は、ゲイン変化量演算器205のゲイン変化量dG[dB]に応じて、OBデータ補正値Sob0(信号線103)を算出する際に使用するOBデータの数Nを決定する。OBデータの数Nは、最大ゲイン変化量dGmax[dB]の時の設定数をJ個、最小ゲイン変化量dGmin[dB]時の設定数をK個とすると、
N=(J−K)/(dGmax[dB]−dGmin[dB])×dG[dB]+K (8)
で設定される。
OBデータメモリ平均値演算手段203はOBデータメモリ手段201から配列(5)のOBデータと、OBデータメモリ数設定手段202からOBデータメモリ数Nとを取得し、OBデータメモリ加算値Sobadd
obadd = Sob[-(N-1)]+Sob[-(N-2)]+………+Sob(-1)+Sob0 (9)
を算出する。そして、OBデータメモリ加算値SobaddをOBデータメモリ数Nで除算する平均処理を行って、OBデータ補正値Sob0(信号線103)を求める。
ob0 = Sobadd / N (10)
黒レベル補正値演算手段22はOB段差量補正値演算手段18で求めたOB段差量補正値DC0とOBデータ補正値演算手段19で求めたOBデータ補正値Sob0との加算して黒レベル補正値Cを求める。
C = DC0 + Sob0 (11)
黒レベル補正制御手段21はA/D変換器6から出力されるデジタル映像信号から黒レベル補正値Cを減算し、映像出力信号の黒バランスを調整する。
なお、以上本発明を説明するための構成要素を、回路ブロックを用いたハードウエアで示したが図1の点線23で囲まれるブロックは1個のマイクロコンピュータでも構成できる。この場合各ブロックの動作はプログラムで表される。
本発明はビデオカメラの他、デジタルスチルカメラなどように撮像手段を備えたものに用いることで、本発明と同等の効果が得られる。
本発明の実施の形態1における全体回路ブロック図 本発明の実施の形態に係わるOBデータ補正値演算手段の詳細回路図 本発明の実施の形態に係わるCCD撮像素子の光電変換素子部構造を示す模式図
符号の説明
1 レンズユニット
2 レンズ部
3 アイリス部
4 CCD撮像素子
5 増幅器
6 A/D変換器
7 信号データ検出手段
8 OBデータ検出手段
9 信号処理回路
10 OB段差量検出モードスイッチ
11 アイリス(絞り)制御手段
12 アイリス(絞り)機構ドライバー
13 OB段差量検出AGCゲイン値設定手段
14 OB段差量検出条件ゲイン値メモリ手段
15 AGCゲイン値制御手段
16 OB段差量検出制御手段
17 OB段差量検出メモリ手段
18 OB段差量補正値演算手段
19 OBデータ補正値演算手段
20 出力端子
21 黒レベル補正制御手段
22 黒レベル補正値演算手段
23 マイクロコンピュータ
101 OBデータSob
102 現在のフィールドf0で制御されているゲイン値G0[dB]
103 OBデータ補正値Sob0
201 OBデータメモリ手段
202 OBデータメモリ数設定手段
203 OBデータメモリ平均値演算手段
204 1フィールド前ゲイン値メモリ手段
205 ゲイン変化量演算器
301 有効信号画素領域
302 水平OB領域
303 垂直OB領域

Claims (3)

  1. 撮像素子と、前記撮像素子のOB部の各光電変換素子の映像信号からOBデータを算出するOBデータ検出手段と、前記OBデータ検出手段で算出された任意のフィールドの範囲のOBデータを記憶するOBデータメモリ手段と、前記OBデータメモリ手段から任意の個数のOBデータを取得し平均処理を行いOBデータ補正値を求めるOBデータメモリ平均値演算手段と、前記OBデータメモリ平均値演算手段からOBデータ補正値を取得し映像信号から減算を行う黒レベル補正制御手段を備える黒バランス調整装置。
  2. 前記撮像素子から出力される映像信号のノイズを低減するCDS回路と前記映像信号を増幅するAGC回路からなる増幅器と、前記増幅器の増幅量を設定するAGCゲイン値制御手段と、前記AGCゲイン値制御手段から現在のフィールドで制御されているゲイン値を取得し、1フィールド前のフィールドのゲイン値として記憶する1フィールド前ゲイン値メモリ手段と、前記AGCゲイン値制御手段から取得した現在のフィールドで制御されているゲイン値と前記1フィールド前ゲイン値メモリ手段から取得した1フィールド前のフィールドのゲイン値のゲイン変化量を算出するゲイン変化量演算器と、前記ゲイン変化量演算器のゲイン変化量に応じてOBデータ補正値を算出する際に使用するOBデータメモリ手段に記憶されているOBデータの数を決定するOBデータメモリ数設定手段をさらに備えた請求項1記載の黒バランス調整装置。
  3. 被写体像を結像させる為のレンズ部と、機械的に入射光量を調節するアイリス部と、アイリスを駆動するアイリス機構ドライバーと、アイリス口径値を設定するアイリス制御手段と、前記撮像素子の有効信号画素領域の各光電変換素子の映像信号を加算平均して信号データを算出する信号データ検出手段と、制御処理を開始するOB段差量検出モードスイッチと、信号データとOBデータの差分値であるOB段差量を算出するOB段差量検出制御手段と、前記AGCゲイン値制御手段で設定された増幅量に応じたOB段差量補正値を算出するOB段差量補正値演算手段と、前記OB段差量補正値演算手段から取得したOB段差量補正値と前記OBデータメモリ加算値除算手段から取得したOBデータ補正値を加算して黒レベル補正値を求める黒レベル補正値演算手段をさらに備えた請求項1または2記載の黒バランス調整装置。
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