JP2006283837A - 減衰力可変油圧ダンパ - Google Patents

減衰力可変油圧ダンパ Download PDF

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能生 菅原
Kimiaki Sasaki
君章 佐々木
Tadao Takigami
唯夫 瀧上
Masaaki Uchiyama
正明 内山
Hiroyuki Matsumoto
洋幸 松本
Yasuhiro Igarashi
靖弘 五十嵐
Ken Nakamura
建 中村
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Abstract

【課題】 伸び側/縮み側の減衰力をハード/ソフト、ソフト/ソフト及びソフト/ハードに調整可能な減衰力可変油圧ダンパにおいて、フェイル時にソフト/ソフトとする。
【解決手段】 減衰力調整用のスプール27に、バイアスばね38、41及び形状記憶合金ばね43のばね力を付与し、比例ソレノイド35によって、これらのばね力に抗してスプール27を移動させて減衰力を調整する。形状記憶合金ばね43を比例ソレノイド35のコイル44と電気的に直列に接続する。形状記憶合金ばね43は、通常作動状態ではコイル44への通電によって加熱され、伸長してスプール27の戻しばねとして作用する。フェイル時には、コイル44への通電が停止し、形状記憶合金ばね43の温度が低下して、容易に変形を生じる状態となり、バイアスばね38、41によって圧縮され、スプール27が移動して適切な減衰力に設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄道車両の制振装置、自動車のサスペンション装置等に使用することができる減衰力可変油圧ダンパに関するものである。
一般的に、鉄道車両、自動車等において、車体の振動を減衰するために、油圧ダンパが使用されている。また、油圧ダンパとして、減衰力を調整可能な減衰力可変油圧ダンパを用い、加速度センサ等の各種センサによって検出した車両状態に基づいて、コントローラ及び電動アクチュエータによって、減衰力可変油圧ダンパの減衰力を加振及び制振状態に応じてリアルタイムに制御することにより、制振効果を高めるようにしたダンパ制御が知られている。
ダンパ制御に用いられる減衰力可変油圧ダンパは、例えば特許文献1に記載されるように、ストローク(伸縮)の方向によって反対の特性(ソフト、ハード)の減衰力を発生するように設定することにより、必要な減衰力を迅速に得ることができ、コントローラ及び電動アクチュエータの負担を軽減することができることが知られている。このため、減衰力可変油圧ダンパの減衰力調整用の電動アクチュエータへの通電電流と、伸び側及び縮み側の減衰力との関係は、例えば図5に示すように設定される。すなわち、小電流時には、伸び側が減衰力大(ハード)で縮み側が減衰力小(ソフト)となり、電流を増大させると、伸び側の減衰力が徐々に小さくなって伸び側及び縮み側共に減衰力小(ソフト)となり、更に、電流を増大させると、縮み側の減衰力が徐々に大きくなって、伸び側が減衰力小(ソフト)で縮み側が減衰力大(ハード)となる。
特開平6−330977号公報
このようにした場合、ダンパ制御装置のフェイル時に、減衰力可変油圧ダンパの電動アクチュエータへの通電が停止すると、伸び側の減衰力が大、縮み側の減衰力が小の状態で固定されることになる。一般的に、自動車のサスペンション装置においては、このような減衰力特性によって、車体の姿勢をある程度安定化することができ、望ましいが、鉄道車両では、フェイル時にこのような特性以外の減衰特性で固定することが望まれる場合がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、電動アクチュエータへの通電停止時に所望の減衰力を得ることのできる減衰力可変油圧ダンパを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、該ピストンに連結されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって生じる油液の流れを制御して減衰力を発生させ、電動アクチュエータの作動によって減衰力を調整可能とした減衰力調整手段とを備えた減衰力可変油圧ダンパにおいて、
前記減衰力調整手段には、前記電動アクチュエータへの通電時に発熱する発熱手段と、該発熱手段の発熱により物質特性が変化する形状記憶合金部材とを設け、該形状記憶合金部材の物質特性の変化により減衰力を変更可能としたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る減衰力可変油圧ダンパは、上記請求項1の構成において、前記形状記憶合金部材に通電することにより、該形状記憶合金部材を前記発熱手段と兼用したことを特徴とする。
請求項3の発明に係る減衰力可変油圧ダンパは、上記請求項1の構成において、前記形状記憶合金部材と隣接して、前記発熱手段を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明に係る減衰力可変油圧ダンパは、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記電動アクチュエータと前記発熱手段とを電気的に直列に接続したことを特徴とする。
請求項5の発明に係る減衰力可変油圧ダンパは、上記請求項1乃至4のいずれかの構成において、前記減衰力調整手段は、前記電動アクチュエータの作用により軸方向へ変位する弁体を有し、該弁体を軸方向に付勢するばねとして前記形状記憶合金部材を配置したことを特徴とする。
請求項6の発明に係る減衰力可変油圧ダンパは、上記請求項1乃至4のいずれかの構成において、前記減衰力調整手段は、常時減衰力を発生する減衰力発生手段と、該減衰力発生手段をバイパスし減衰力発生するバイパス通路と、該バイパス通路の開閉する開閉弁機構とを備え、該開閉弁機構を付勢するばねとして、前記形状記憶合金部材を用いたことを特徴とする。
請求項7の発明に係る減衰力可変油圧ダンパは、上記請求項1乃至5のいずれかの構成において、前記減衰力調整手段は、前記電動アクチュエータが作動範囲の一端から他端へ移動する際に、伸び側がハードからソフトへ、縮み側がソフトからハードへ減衰力が変化するように構成され、前記電動アクチュエータの非通電時には、前記作動範囲の予め設定された一端と他端の間の位置に固定されることを特徴とする。
請求項1の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、電動アクチュエータへの通電が中止された状態では、発熱手段の発熱が止まり、形状記憶合金部材が冷えることにより、減衰力が変更される。これにより、常時は、電動アクチュエータにより、適宜減衰力を可変とすることができ、例えば、電動アクチュエータの故障時など電動アクチュエータの通電が停止すると、形状記憶合金部材が冷えて、予め設定した故障時の減衰力等に切り替えることができる。
これにより、電動アクチュエータに通電しているとき乃至は通電を中止した直後(形状記憶合金部材が高温状態にあるとき)と、通電が停止し、しばらく時間がたったとき(形状記憶合金部材が冷えたとき)とで、異なる減衰力を得ることができる。
請求項2の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、通電により、形状記憶合金部材自体を発熱させることができるので、別途、発熱手段を設ける必要がない。
請求項3の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、発熱手段への通電によって、形状記憶合金部材を加熱することができる。
請求項4の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、電動アクチュエータ及び発熱手段への通電を同時に行うことができ、また、通電停止を同時に行うことができる。
請求項5の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、電動アクチュエータによって、弁体を軸方向の移動させることによって減衰力を適宜調整することができ、形状記憶合金部材の物質特性の変化によって減衰力を変更することができる。
請求項6の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、形状記憶合金部材の物質特性の変化によって、開閉弁機構でバイパス通路を開閉して、減衰力を変更することができる。
請求項7の発明に係る減衰力可変油圧ダンパによれば、フェイル等による電動アクチュエータの非作動状態に対して、減衰力を予め設定された値とすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る減衰力可変油圧ダンパ1は、油圧緩衝器本体2とその外部(例えば側面部)に取付けられた減衰力調整機構3(減衰力調整手段)とから構成されている。
油圧緩衝器本体2は、油液が封入されたシリンダ4内にピストン5が摺動可能に嵌装されており、このピストン5によってシリンダ4内がシリンダ上室4aとシリンダ下室4bとの2室に画成されている。ピストン5には、ピストンロッド6の一端が連結されており、ピストンロッド6は、シリンダ上室4aを通ってその他端側がシリンダ4の外部へ延出されている。シリンダ下室4bには、シリンダ4の底部に設けられたベースバルブ7を介して油液及びガスが封入されたリザーバ8が接続されている。
ピストン5には、シリンダ上下室4a、4b間を連通させる油路9及びこの油路9のシリンダ下室4b側からシリンダ上室4a側への油液の流通のみを許容する逆止弁10が設けられている。また、ベースバルブ7には、シリンダ下室4bとリザーバ8とを連通させる油路11及びこの油路11のリザーバ8側からシリンダ下室4b側への油液の流通のみを許容する逆止弁12が設けられている。
次に減衰力調整機構3の構造について説明する。ケース13には、伸び側接続口14、縮み側接続口15及びリザーバ接続口16の3つの接続口が設けられ、これらは、それぞれ油路17,18,19を介してシリンダ上室4a、シリンダ下室4b及びリザーバ8に連通されている。ケース13内には、伸び側接続口14から縮み側接続口15への油液の流動を制御して減衰力を発生させる伸び側減衰弁20及び縮み側接続口15からリザーバ接続口16への油液の流動を制御して減衰力を発生させる縮み側減衰弁21が設けられている。
伸び側減衰弁20は、パイロット型圧力制御弁であるメインバルブ22及び可変流量制御弁であるスプール弁23を備えている。メインバルブ22には、その内圧をメインバルブ22の閉弁方向に作用させるパイロット室24と、メインバルブ22の上流側とパイロット室24とを常時連通する固定オリフィス25とが設けられている。そして、スプール弁23のスリーブ26内に摺動可能に嵌装されたスプール27の移動によって、スリーブ26に設けられた伸び側ポート28、29間の流路面積を変化させることにより、オリフィス特性(減衰力がピストン速度の2乗にほぼ比例する)を直接調整するとともに、パイロット室24の内圧を変化させてメインバルブ22によるバルブ特性(減衰力がピストン速度にほぼ比例する)を調整できるようになっている。
縮み側減衰弁21は、パイロット型圧力制御弁であるメインバルブ30及び上記伸び側減衰弁20と共用のスプール弁23を備えている。メインバルブ30には、その内圧をメインバルブ30の閉弁方向に作用させるパイロット室31と、メインバルブ30の上流側とパイロット室31とを常時連通する固定オリフィス32とが設けられている。そして、スプール弁23のスプール27の移動によって、スリーブ26に設けられた縮み側ポート33、34間の流路面積を変化させることにより、オリフィス特性を直接調整するとともに、パイロット室31の内圧を変化させてメインバルブ30によるバルブ特性を調整できるようになっている。
伸び側及び縮み側減衰弁20、21に共用のスプール弁23は、スプール27を図中右方(作動範囲の一端から他端)へ移動させたとき、伸び側ポート28、29間の流路面積を絞ると共に縮み側ポート33、34間の流路面積を開く、すなわち、伸び側減衰弁20の減衰力をハード、縮み側減衰弁21の減衰力をソフトに調整し、スプール27を図中左方へ移動させたとき、伸び側ポート28、29間の流路面積を開くと共に縮み側ポート33、34間の流路面積を絞る、すなわち、伸び側減衰弁20の減衰力をソフト、縮み側減衰弁21の減衰力をハードに調整し、また、スプール27をこれらの中間位置としたとき、伸び側ポート28、29間及び縮み側ポート33、34間を共に開く、すなわち、伸び側及び縮み側減衰弁20、21の減衰力を共にソフトに調整するように各ポート及びランドが配置されている。
スプール弁23のスリーブ26の一端部には、比例ソレノイド35(電動アクチュエータ)が取付けられており、比例ソレノイド35の作動ロッド36の先端部がスプール27の一端部に当接している。スリーブ26の他端部には、調整ねじ37がねじ込まれ、この調整ねじ37とスプール27との間にバイアスばね38が介装されている。比例ソレノイド35の作動ロッド36が連結されたプランジャ39の一端部と、プランジャ39を案内するガイド40の底部との間には、バイアスばね41が介装されている。また、プランジャ39の他端部と、プランジャ39を吸引するヨーク42との間に、形状記憶合金部材としての形状記憶合金ばね43が介装されている。
バイアスばね38、41は、圧縮コイルばねであり、これらのばね力の合力によって、スプール27及びプランジャ39は、通常は左方へ付勢されている。形状記憶合金ばね43は、形状記憶合金で形成された圧縮コイルばねであり、母相である高温相(オーステナイト)と低温相(マルテンサイト)との間で相変態(物質特性の変化)可能なものである。そして、本実施形態の形状記憶合金ばね43は、低温領域では、容易に塑性変形を起し、高温領域では、歪が消えて、もとの形状に戻る形状記憶合金の超弾性特性を利用して、低温領域においては、容易に圧縮変形させることができ、高温領域においては、その変形が解消して伸長形状に復帰するものが使用されている。あるいは、図6に示すように、低温領域では、発生力が小さく、容易に圧縮変形することができ、高温領域では、発生力が大きくなるような発生力と温度との関係を有する形状記憶合金ばねを用いても良い。
これにより、形状記憶合金ばね43は、変形しやすい低温領域では、バイアスばね38、41のばね力によって圧縮され、スプール27及びプランジャ39が上述の中間位置に移動して、伸び側及び縮み側減衰弁20、21の減衰力が共にソフトとなる。一方、高温領域では、形状記憶合金ばね43の形状が回復して戻しばねとして作用し、バイアスばね38、41のばね力に抗してスプール27及びプランジャ39を右方へ移動させ、伸び側減衰弁20の減衰力がハード、縮み側減衰弁21の減衰力がソフトとなる。この状態では、比例ソレノイド35のコイル44に通電して、ヨーク42によってプランジャ39を吸引することにより、通電電流に応じてスプール27を右方から左方へ移動させて減衰力を自由に調整することができる。
形状記憶合金ばね43は、図2に示すように、比例ソレノイド35のコイル44と電気的に直列に接続されており、スイッチングデバイス45によって、コイル44と共に通電されるようになっている。これにより、形状記憶合金ばね43は、コイル44の非通電時には、低温領域にあり、コイル44への通電により、自己の内部抵抗によって発熱して、高温領域へ移行する。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
ピストンロッド6の伸び行程時には、ピストン5の移動にともない、ピストン5の逆止弁10が閉じてシリンダ上室4a側の油液が加圧され、油路17、伸び側接続口14、伸び側減衰弁20、縮み側接続口15及び油路18を通ってシリンダ下室4bへ流れる。これにより、伸び側減衰弁20のメインバルブ22の開弁前(ピストン速度の低速域)には、固定オリフィス25及びスプール弁23の伸び側ポート28、29間の流路面積によってオリフィス特性の減衰力が発生し、メインバルブ22の開弁後(ピストン速度の高速域)には、その開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生する。なお、ピストンロッド6がシリンダ4内から退出した分の油液がリザーバ8からベースバルブ7の逆止弁12を開いてシリンダ下室4bに流入する。
ピストンロッドの縮み行程時には、ピストン5の移動にともない、ピストン5の逆止弁10が開いてシリンダ下室4bの油液が油路9を通ってシリンダ上室4aに直接流入することによってシリンダ上下室4a、4bがほぼ同圧力となるので、減衰力調整機構3の伸び側ポート14と縮み側ポート15との間では油液の流れが生じない。一方、ピストンロッド6のシリンダ4内への侵入にともなってベースバルブ7の逆止弁12が閉じ、ピストンロッド6が侵入した分、シリンダ4内の油液が加圧されて、シリンダ下室4bから油路18、縮み側接続口15、縮み側減衰弁21、リザーバ接続口16及び油路19を通ってリザーバ8へ流れる。これにより、縮み側減衰弁21のメインバルブ30の開弁前(ピストン速度の低速域)には、固定オリフィス32及びスプール弁23の縮み側ポート33、34間の流路面積によってオリフィス特性の減衰力が発生し、メインバルブ30の開弁後(ピストン速度の高速域)には、その開度に応じてバルブ特性の減衰力が発生する。
通常作動状態においては、形状記憶合金ばね43は、比例ソレノイド35のコイル44に通電される制御電流によって加熱された高温領域で伸長状態となっており、スプール27を図中、右方へ付勢する戻しばねとして作用する。この状態では、コイル44への通電電流を増大することにより、プランジャ39及びスプール27がバイアスばね38、41及び形状記憶合金ばね43のばね力に抗して左方(作動範囲の他端から一端)へ移動するので、通電電流に応じて自由に減衰力を調整することができる。そして、伸び側ポート28、29間及び縮み側ポート33、34間の流路面積を調整することにより、伸び側及び縮み側のオリフィス特性を直接調整すると同時にパイロット室24、31の内圧を変化させてメインバルブ22、30の開弁特性(バルブ特性)を調整することができる。このとき、スプール27を図中、右方(一端)に移動させると、伸び側がハード、縮み側がソフトに調整され、左方(他端)に移動させると、伸び側がソフト、縮み側がハードに調整され、また、これらの中間位置とすると、伸び側及び縮み側共にソフトに調整される。
フェイル時にコイル44と共に形状記憶合金ばね43への通電が停止すると、形状記憶合金ばね43は、油液によって冷却され、速やかに温度が低下して低温領域となる。これにより、形状記憶合金ばね43は、容易に変形が生じる低温相に移行して、バイアスばね38、41のばね力によって圧縮されて、スプール27が上述の中間位置に移動する。その結果、伸び側及び縮み側の減衰力は共にソフトに固定されることになり、フェイル時に適した減衰力特性を得ることができる。
なお、ここで、フェイル時に適したソフトの減衰力とは、減衰力調整機構を持たないパッシブダンパを用いた場合に必要とする基本減衰力とすることが望ましい。
また、上記では、伸び側及び縮み側の減衰力は共にソフトに固定されると記載したが、これに限らず、スプール27を図中、右端と左端の間で、非制御時に最適な減衰特性を示す位置に固定すればよい。
形状記憶合金ばね43は、例えば図6に示すように、高温領域及び低温領域においては、これらの間の中間領域に比して安定した発生力が得られるものを使用して、通常作動時(通電時)に高温領域となり、フェイル時(非通電時)に低温領域となるように特性を設定することにより、温度変化による影響を小さくして、正確な減衰力制御を行うことができる。
更に、温度センサ又は他のパラメータに基づいて形状記憶合金ばね43の温度を検出し、その温度に応じてコイル44への制御電流を補正することによって、より正確な減衰力制御を行うことも可能である。
なお、上記実施形態では、形状記憶合金ばね43は、図2に示すように、コイル44と直列に接続することにより、コイル44への通電の有無に連動して作動するようにしているが、図3に示すように、コイル44と並列に接続し、別のスイッチングデバイス45Aによって、通電を制御してもよい。また、図4に示すように、形状記憶合金ばね43には通電せず、形状記憶合金ばね43に隣接してヒータ46を設けて、ヒータ46への通電の有無によって、加熱(通常作動時)及び冷却(フェイル時)を行うようにしてもよい。
上記実施形態では、形状記憶合金ばね43は、高温領域で伸長する圧縮ばねとしているが、バイアスばね41と並列に配置することにより、高温領域で短縮する引張ばねとすることもできる。このように、形状記憶合金ばね43の特性に応じて、バイアスばね38、41に対する配置を決定することにより、様々な特性の形状記憶合金ばねを利用することこが可能である。
次に、本発明の第2実施形態について、図7乃至図13を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本実施形態に係る減衰力可変油圧ダンパ47では、形状記憶合金ばね43が省略され、また、バイアスばね38、43のばね力が、これらの合力によって、通常、スプール27及びプランジャ39を右方へ移動して、伸び側減衰弁20の減衰力がハード、縮み側減衰弁21の減衰力がソフトとなるように設定されている。そして、比例ソレノイド35のコイル44に通電し、ヨーク42によってプランジャ39を吸引することにより、通電電流に応じてスプール27を右方から左方へ移動させて減衰力を調整するようになっている。
油路17、18に、それぞれバイパス油路48、49が接続され、バイパス油路48、49は、フェイルセーフ弁50(開閉弁機構)を介して互いに接続されている。図8に示すように、フェイルセーフ弁50は、ケース51に略円筒状のバルブ本体52が取付けられて弁室53が形成され、弁室52にバイパス油路48、49が接続されている。ケース51は、減衰力発生機構3のケース13と一体に形成してもよい。バルブ本体52には、入口側のバイパス油路48の弁室53への開口部54に対向するポペット弁55が進退動可能に案内されており、ポペット弁55の先端部が開口部54に離着座することによって、バイパス油路48、49間を連通、遮断するようになっている。ポペット弁55の摺動案内部は、O−リング56によってシールされている。
ポペット弁55の基端部とバルブ本体52の底部との間に、形状記憶合金ばね57が介装されており、そのばね力によってポペット弁55が開口部54へ押圧されている。形状記憶合金ばね57は、上記第1実施形態の形状記憶合金ばね43と同様、低温領域においては、、容易に圧縮することができ、高温領域に遷移すると形状が回復して伸張し、戻しばねとして作用する。
また、形状記憶合金部材としての形状記憶合金ばね57は、上記第1実施形態と同様、比例ソレノイド35のコイル44と電気的に直列又は並列(図8は直列の場合を示す)に接続されており、これにより、コイル44の非通電時には、低温領域にあり、コイル44への通電により、自己の内部抵抗によって発熱して、高温領域へ移行するようになっている。
弁室53に連通する出口側のバイパス油路49には、オリフィス通路58が設けられている。オリフィス通路58の流路面積は、ポペット弁55がバイパス油路48を開いて、シリンダ上下室4a、4b間がバイパス油路48、49によって連通されたとき、ピストンロッド6の伸び行程に対して、オリフィス通路58の流通抵抗によって発生する減衰力が所定のソフト側の減衰力(基本減衰力)となるように設定されている。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
通常の作動状態においては、比例ソレノイド35のコイル44への通電により、フェイルセーフ弁50の形状記憶合金ばね57にも通電されるので、形状記憶合金ばね57は、自己の発熱によって高温領域となる。この状態では、形状記憶合金ばね57は、伸張状態にあり、戻しばねとして作用する。この発生力によってポペット弁55がバイパス油路48の開口部54を閉じる。これにより、バイパス油路48、49間の流路が遮断されるので、ピストンロッド6の伸縮に対して、油路17、18、19によってシリンダ上下室4a、4bと減衰力発生機構3との間で油液が流通して、減衰力発生機構3の伸び側減衰弁20及び縮み側減衰弁21によって減衰力が発生し、コイル44への通電電流に応じて、図5に示すように減衰力を調整することができる。
フェイル時には、コイル44への通電が停止することにより、バイアスばね38、41のばね力によってプランジャ39がを右方へ移動して、伸び側減衰弁20の減衰力がハード、縮み側減衰弁21の減衰力がソフトに切換る。また、フェイルセーフ弁50では、形状記憶合金ばね57への通電が停止されるので、形状記憶合金ばね57は、放熱によって温度が低下し、低温領域に移行して、ばね力が小さくなり、バイパス油路48の油液の圧力によって、ポペット弁55が開いて、バイパス通路48、49間が連通される。
この状態では、ピストンロッド6の縮み行程時には、減衰力発生機構3の縮み側減衰弁21によって、ソフト側の減衰力が発生する。一方、ピストンロッド6の伸び行程時には、バイパス通路48、49間が連通されて、通常、伸び側の減衰力を発生させる伸び側減衰弁20(減衰力発生手段)がバイパスされるので、シリンダ上室4a側からシリンダ下室4b側へ、バイパス通路48、49を介して油液が流通して、オリフィス通路58によって所定のソフト側の減衰力が発生する。このようにして、上記第1実施形態と同様、伸び側及び縮み側の減衰力は共にソフト側に固定されることになり、フェイル時に適した減衰力特性を得ることができる。
次に、上記第2実施形態のフェイルセーフ弁の変形例について、図9乃至図13を参照して説明する。
図9に示す変形例のフェイルセーフ弁59では、形状記憶合金ばね57には通電せず、形状記憶合金ばね57に隣接してヒータ60を設け、ヒータ60をソレノイド35のコイル44に対して電気的に直列又は並列に接続し、コイル44への通電、すなわち、ヒータ60への通電の有無によって、形状記憶合金ばね57の加熱(通常作動時)及び冷却(フェイル時)を行うようにしている。これにより、図8に示すフェイルセーフ弁59と同様の機能を果たすことができ、上記第2実施形態に適用することができる。なお、図9において、図8に示すものに対して、同様の部分には、同一の符号を付してある。
図10乃至図13に示す変形例のフェイルセーフ弁61は、円筒状のバルブケース62内に円柱状の回転バルブ63が回転可能に嵌合された構造となっている。バルブケース62の側壁には、バイパス油路48、49が開口され、回転バルブ63には、バイパス油路48、49に対向させてオリフィス通路64が設けられており、回転バルブ63の回転位置によって、バイパス油路48、49間を連通、遮断する。オリフィス通路64の流路面積は、図8に示すフェイルセーフ弁50のオリフィス通路58と同様となっている。
回転バルブ63の一端部とバルブケース62の一端側の底部とは、板状の形状記憶合金ばね65(捩りばね)によって連結されており、また、回転バルブ63の他端部とバルブケース62の他端側の底部とは、板状のバイアスばね66(捩りばね)によって連結されている。形状記憶合金ばね65は、上記第1実施形態の形状記憶合金ばね43と同様、低温領域においては、容易に捩り変形させることができ、高温領域に遷移すると形状が回復して伸張し、戻しばねとして作用する。
そして、形状記憶合ばね65が低温領域にある場合、回転バルブ63は、バイアスばね66のばね力によって、形状記憶合金ばね65のばね力に抗して、図10に示す開弁位置に回転して、バイパス油路48、49間をオリフィス通路64によって連通させる。形状記憶合金ばね65が高温領域に移行すると、回転バルブ63は、超弾性によってばね力が増大した形状記憶合金ばね65によって、バイアスばね66のばね力に抗して、図11に示す閉弁位置へ移動して、バイパス通路48、49間の流路を遮断する。
形状記憶合金ばね65に隣接してヒータ67が設けられており、ヒータ67は、ソレノイド35のコイル44に対して電気的に直列又は並列に接続されており、コイル44への通電、すなわち、ヒータ67への通電の有無によって、形状記憶合金ばね65の加熱(通常作動時)及び冷却(フェイル時)が行われるようになっている。
この構成により、図8に示すフェイルセーフ弁50と同様、通常作動状態では、コイル44への通電、すなわち、ヒータ67への通電により、形状記憶合金ばね65が高温領域となって、回転バルブ63が図10に示す閉弁位置に回転して、バイパス油路48、49間が遮断される。また、フェイル時には、コイル44へ通電、すなわち、ヒータ67への通電が停止することにより、形状記憶合金ばね65が低温領域となって、回転バルブ63が図11に示す開弁位置に回転して、バイパス油路48、49間がオリフィス通路64を介して連通される。これにより、図8に示すフェイルセーフ弁59と同様の機能を果たすことができ、上記第2実施形態に適用することができる。
なお、上記各実施の形態では、形状記憶合金部材として、形状記憶合金ばねを示したが、これに限らず、例えば、熱によって長さが変化する形状記憶合金を用い減衰弁を作動させてもよい。
本発明の第1実施形態に係る減衰力可変油圧ダンパを示す縦断面図である。 図1の装置の形状記憶合金ばねと比例ソレノイドのコイルとの接続関係を示す回路図である。 図1の装置の形状記憶合金ばねと比例ソレノイドのコイルとの接続関係の他の例を示す回路図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係る減衰力可変油圧ダンパの比例ソレノイドを示す縦断面図である。 図1の装置の減衰力特性を示すグラフ図である。 図1の装置の形状記憶合金ばねの特性を示すグラフ図である。 本発明の第2実施形態に係る減衰力可変油圧ダンパを示す縦断面図である。 図7に示す装置のフェイルセーフ弁の概略構成を示す縦断面図である。 図8に示すフェイルセーフ弁の変形例の概略構成を示す縦断面図である。 図7に示す装置のフェイルセーフ弁の他の変形例において、回転バルブが開弁位置にある状態の概略構成を示す縦断面図である。 図10に示すフェイルセーフ弁において、回転バルブが閉弁位置にある状態の概略構成を示す縦断面図である。 図10に示すフェイルセーフ弁の形状記憶合金ばねのA−A線による拡大縦断面図である。 図10に示すフェイルセーフ弁の回転バルブのB−B線による縦断面図である。
符号の説明
1 減衰力可変油圧ダンパ、3 減衰力調整機構(減衰力調整手段)、4 シリンダ、5 ピストン、6 ピストンロッド、35 比例ソレノイド(電動アクチュエータ)、43 形状記憶合金ばね(形状記憶合金部材、発熱手段)

Claims (7)

  1. 油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、該ピストンに連結されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって生じる油液の流れを制御して減衰力を発生させ、電動アクチュエータの作動によって減衰力を調整可能とした減衰力調整手段とを備えた減衰力可変油圧ダンパにおいて、
    前記減衰力調整手段には、前記電動アクチュエータへの通電時に発熱する発熱手段と、該発熱手段の発熱により物質特性が変化する形状記憶合金部材とを設け、該形状記憶合金部材の物質特性の変化により減衰力を変更可能としたことを特徴とする減衰力可変油圧ダンパ。
  2. 前記形状記憶合金部材に通電することにより、該形状記憶合金部材を前記発熱手段と兼用したことを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変油圧ダンパ。
  3. 前記形状記憶合金部材と隣接して、前記発熱手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の減衰力可変油圧ダンパ。
  4. 前記電動アクチュエータと前記発熱手段とを電気的に直列に接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の減衰力可変油圧ダンパ。
  5. 前記減衰力調整手段は、前記電動アクチュエータの作用により軸方向へ変位する弁体を有し、該弁体を軸方向に付勢するばねとして前記形状記憶合金部材を配置したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の減衰力可変油圧ダンパ。
  6. 前記減衰力調整手段は、常時減衰力を発生する減衰力発生手段と、該減衰力発生手段をバイパスして減衰力発生するバイパス通路と、該バイパス通路を開閉する開閉弁機構とを備え、該開閉弁機構を付勢するばねとして、前記形状記憶合金部材を用いたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の減衰力可変油圧ダンパ
  7. 前記減衰力調整手段は、前記電動アクチュエータが作動範囲の一端から他端へ移動する際に、伸び側がハードからソフトへ、縮み側がソフトからハードへ減衰力が変化するように構成され、前記電動アクチュエータの非通電時には、前記作動範囲の予め設定された一端と他端の間の位置に固定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の減衰力可変油圧ダンパ。
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