JP2006283286A - 籠体の建込み装置および籠体の建込み方法 - Google Patents

籠体の建込み装置および籠体の建込み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 長さを縮小した籠体のストランドを、設置予定位置内の空間を用いて連続して伸長させ、籠体を伸展することができる籠体の建込み装置および籠体の建込み方法を提供すること。
【解決手段】 縮小した籠体1を、クロスビーム37の対角2ヶ所に籠保持ビーム43が連結された籠体保持部材38内に配置し、籠体1が水平な状態で、門型フレーム17の脚部21と籠保持ビーム43とを回転ピン35で連結する。また、伸展用ワイヤ29の先端を籠体1の下端部8に接続する。次に、籠体1を、回転ピン35で回転させ、下部をスタンドパイプ12の内部に挿入しつつ垂直にする。そして、門形フレーム17の横梁25にクロスビーム37の2点を玉掛けして回転ピン35の回転を固定する。その後、籠体1とクロスビーム37とを連結する荷締ワイヤ41を取り外し、伸展用ワイヤ29を送り出して、孔11内で籠体1を回転させて伸展する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、籠体の建込み装置および籠体の建込み方法に関するものである。
従来、杭等を建設しようとする場所の上方の空間に制限がある場合には、(1)軸方向の鋼材に使用するストランドをドラムに巻きつけておき、ストランドを掘削孔に建て込みつつ帯筋を設置して籠体を組み立てる方法(例えば、特許文献1)や、(2)軸方向の鋼材にストランドを用いた籠体を、掘削孔の入り口付近で曲げつつ掘削孔内に降下させる方法(例えば、特許文献2参照)があった。
特開平11−36294号公報 特開平11−293668号公報
また、(3)結束治具を用いて、軸筋であるストランドと帯筋とを交差角が変化可能なように結束して籠体を形成して、ストランドを円弧状に曲げて長さを縮めた状態の籠体を掘削孔上に配置し、掘削孔上で籠体の所定の範囲のストランドを順次伸長する方法が提案されていた。
しかしながら、(1)の方法では、孔の直上にストランドの本数と同じ数量のドラムを含む設置用機材を配置する必要があるため、広い作業領域が必要となるうえ、頻繁に継手を入れるため作業効率が良くない。(2)の方法では、組み立てた鉄筋籠を限られた空頭内で曲げるのが困難である。
(3)の方法は、(1)、(2)の問題点を解決するものであるが、掘削孔上で籠体のストランドを複数回に分けて伸長する必要があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、長さを縮小した籠体のストランドを、設置予定位置内の空間を用いて連続して伸長させ、籠体を伸展することができる籠体の建込み装置および籠体の建込み方法を提供することにある。
前述した目的を達成するための第1の発明は、水平方向材に鉛直方向材が連結され、籠体を保持する籠体保持部材と、回転軸が水平方向である回転ピンを用いて前記鉛直方向材と連結される脚部を有する籠体設置用架台と、を具備することを特徴とする籠体の建込み装置である。
籠体保持部材では、例えば、十字型の水平方向材の対角2ヶ所に鉛直方向材が連結される。籠体は、水平方向材と鉛直方向材に囲まれた空間内に配置される。籠体設置用架台は、例えば、2本の脚部の上端部を横梁で連結した門型のフレームである。籠体保持部材は、籠体設置用架台の脚部に沿って上下方向に移動可能とするのが望ましい。
第2の発明は、主筋であるストランドを螺旋状に曲げて長さを縮めた籠体を、水平方向材に鉛直方向材が連結された籠体保持部材でほぼ水平な状態で保持しつつ、前記鉛直方向材と脚部とが回転軸が水平方向である回転ピンを用いて連結された籠体設置用架台を、前記籠体の設置予定位置付近に設置する工程(a)と、前記籠体を、前記回転ピンを用いてほぼ垂直となるように回転させつつ、下部を前記設置予定位置内に挿入して配置する工程(b)と、前記回転ピンの回転を固定する工程(c)と、前記籠体を、前記ストランドを直線状に伸長して、前記設置予定位置内に配置する工程(d)と、を具備することを特徴とする籠体の建込み方法である。
籠体保持部材では、例えば、十字型の水平方向材の対角2ヶ所に鉛直方向材が連結される。籠体は、水平方向材と鉛直方向材に囲まれた空間内に配置される。籠体設置用架台は、例えば、2本の脚部の上端部を横梁で連結した門型のフレームである。籠体保持部材は、籠体設置用架台の脚部に沿って上下方向に移動可能とするのが望ましい。
工程(a)では、籠体と籠体保持部材とをワイヤ荷締め機を有する荷締ワイヤを用いて連結することにより、籠体の長さを固定し、工程(c)と工程(d)との間に、荷締ワイヤを撤去するのが望ましい。工程(b)では、必要に応じて、籠体設置用架台を水平移動させる。また、籠体保持部材を、籠体設置用架台の脚部に沿って上下方向に移動させる。
第3の発明は、中心軸が水平である半割筒状の本体を有する水平部架台と、中心軸が水平から鉛直に屈曲した半割筒状の本体と、前記本体の内周面に設けられた滑動手段とを有する屈曲部架台と、前記水平部架台上に配置された籠体を押出す押出し装置と、を具備することを特徴とする籠体の建込み装置である。
半割筒状とは、円筒や多角形筒等を半割した状態のものである。水平部架台の本体の内周面には、必要に応じて滑動手段が設けられる。水平部架台、屈曲部架台の滑動手段には、テフロン(登録商標)製の滑動シートやローラコンベヤ、自在キャスタ等が用いられる。
第4の発明は、主筋であるストランドを螺旋状に曲げて長さを縮めた籠体を、設置予定位置付近に水平に設置する工程(a)と、押出し装置を用いて前記籠体を水平に押出し、前記籠体を回転させながら鉛直方向に屈曲させて前記ストランドを伸長しつつ、前記設置予定位置内に配置する工程(b)と、を具備することを特徴とする籠体の建込み方法である。
工程(a)では、籠体を、中心軸が水平である半割筒状の本体を有する水平部架台上に載置し、工程(b)では、籠体を、中心軸が水平から鉛直に屈曲した半割筒状の本体と、本体の内周面に設けられた滑動手段とを有する屈曲部架台上に移動させるのが望ましい。半割筒状とは、円筒や多角形筒等を半割した状態のものである。水平部架台の本体の内周面には、必要に応じて滑動手段が設けられる。水平部架台、屈曲部架台の滑動手段には、テフロン(登録商標)製の滑動シートやローラコンベヤ、自在キャスタ等が用いられる。
滑動手段が屈曲部架台と水平部架台の双方に設けられる場合には、工程(b)で、屈曲部架台内および水平部架台内で籠体が回転する。滑動手段が屈曲部架台のみに設けられる場合には、工程(b)で、屈曲部架台内および設置予定位置内で籠体が回転する。
本発明によれば、長さを縮小した籠体のストランドを、設置予定位置内の空間を用いて連続して伸長させ、籠体を伸展することができる籠体の建込み装置および籠体の建込み方法を提供できる。
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、籠体1と、籠体1の設置予定位置付近の立面図である。図1の(a)図は、長さを縮小した状態の籠体1の立面図を、図1の(b)図は、籠体1の設置予定位置付近の立面図を示す。
(1−1.籠体)
図1の(a)図に示すように、籠体1は、軸筋であるストランド5、複数のストランド5を囲むように配置された帯筋3、ストランド5の端部に設けられた継手部材7等からなる。
ストランド3は、帯筋5の直径と同程度以上に曲げても強度等に問題が生じないような、可撓性を有する材料とする。ストランド3には、例えば、PC鋼より線、ワイヤロープの他、炭素繊維、グラスファイバー、アラミド繊維等の繊維をより合わせたもの等が用いられる。帯筋5は、鉄筋等とする。継手部材7は、籠体1を他の部材と接続するための部材であり、籠体を接続する必要がない場合はストランド3の定着部を構成するものである。
ストランド5と帯筋3との交差部は、帯筋3に対してストランド5が回転可能となるように、回転結合治具(図示せず)等を用いて結合される。籠体1は、ストランド5を帯筋3に対して回転させ、ストランド5と帯筋3との交差角を変化させることにより、長さの縮小や伸展が行われる。籠体1を縮小するには、図1の(a)図に示すように、ストランド5を螺旋状にすることにより、帯筋3の配筋間隔を縮める。籠体1を伸展するには、ストランド5を直線状とし、帯筋3の配筋間隔を広げる。
(1−2.籠体の設置予定位置)
図1の(b)図に示すように、籠体1の設置予定位置付近では、地盤9に籠体1を設置するための孔11が掘削される。孔11の上端部付近には、スタンドパイプ12が設置される。第1の実施の形態では、地盤9上に既設構造物13が存在し、地盤9と既設構造物13との間の空間15の高さに制限がある場合に、地盤9に掘削された孔11内に籠体1を設置する方法について説明する。
(2−1.籠体設置用架台)
図2は、門型フレーム17の立面図および平面図を示す。図2の(a)図は、門型フレーム17の立面図を、図2の(b)図は、脚部21および横梁25を図2の(a)図の右方向から見た立面図を、図2の(c)図は、ベース19の平面図を示す。門型フレーム17は、籠体設置用架台である。
図2に示すように、門型フレーム17は、ベース19、脚部21、斜材23、横梁25、電動ウインチ27、伸展用ワイヤ29、吊り治具31、スライド機構33、回転ピン35等からなる。
ベース19の平面は、矩形の一辺に開口部分18を有するコの字型である。2本の脚部21は、それぞれ、下端部がベース19の対向する2辺に垂直に固定される。斜材23は、脚部21とベース19との間に固定され、脚部21を支持する。横梁25は、2本の脚部21の上端部に固定され、脚部21同士を連結する。
電動ウインチ27は、例えば、脚部21の根元付近に固定される。伸展用ワイヤ29は、一端が電動ウインチ27に連結され、他端が横梁25に引っ掛けられて門型フレーム17に吊り下げられる。電動ウインチ27は、伸展用ワイヤ29の送り出しや巻取りを行う。
吊り治具31は、横梁25の下面に設けられる。スライド機構33は、脚部21に設置され、脚部21に対して上下方向に移動する。回転ピン35は、スライド機構33に連結される。回転ピン35は、水平方向の回転軸を有する。
図3は、スライド機構33付近の拡大図を示す。図3に示すように、スライド機構33は、油圧ジャッキ45、連結部材47、把持部材49等からなる。油圧ジャッキ45は、下端部が門型フレーム17の脚部21に固定され、上端部が連結部材47に固定される。連結部材47は、門型フレーム17の脚部21側に把持部材49を有する。把持部材49は、門型フレーム17脚部21を把持する。
スライド機構33では、油圧ジャッキ45が伸縮することにより、連結部材47および把持部材49が、脚部21に沿って上下方向(図3の矢印Fに示す方向)に移動する。なお、回転ピン35は、スライド機構33の連結部材47に連結される。
(2−2.籠体保持部材)
図4は、籠体1の設置準備を終えた状態を示す立面図である。図4の(a)図は、図4の(b)図の矢印Bに示す方向から見た図、図4の(b)図は、図4の(a)図の矢印Aに示す方向から見た図である。なお、地盤9は、孔11を含む位置で切断して図示した。
図4に示すように、籠体保持部材38は、クロスビーム37、籠保持ビーム43等からなる。クロスビーム37は、十字型の水平方向材である。水平方向材には、クロスビーム37の他に円形板や多角形板を用いてもよい。籠保持ビーム43は、クロスビーム37の対角2ヶ所に連結された鉛直方向材である。籠保持ビーム43は、籠体設置用架台である門型フレーム17の脚部21に、回転ピン35によって回転可能に連結される。
クロスビーム37は、籠体1の継手部材7と連結される。クロスビーム37と継手部材7との連結には、所定の個数の継手部材7に設置された、吊りカプラ(アイボルト)または吊りナット(Uボルト)等の吊り治具(図示せず)が用いられる。2本の籠保持ビーム43の下端部42は、互いに近接する方向に折り曲げられ、籠体1の下端部8を抱え込む(図6)。さらに、クロスビーム37の籠保持ビーム43が連結されない対角2ヶ所は、ワイヤ荷締機39を有する荷締ワイヤ41を用いて、籠体1の下端部8と連結される。荷締ワイヤ41は、縮小した籠体1の長さを固定する。
(3−1.籠体1の籠体設置用架台への取り付け)
籠体1を図4に示すように門型フレーム17に取付けるには、まず、縮小した籠体1を籠体保持部材38内に配置し、クロスビーム37と籠体1の継手部材7とを連結する。また、クロスビーム37と籠体1の下端部8とを荷締ワイヤ41で連結する。そして、籠体1を保持した籠体保持部材38を水平にし、クレーン等で門形フレーム17内に吊り込み、地盤9上に配置された門型フレーム17の脚部21と籠体保持部材38の籠保持ビーム43とを回転ピン35で連結する。さらに、伸展用ワイヤ29(図2の(a)図)の先端を籠体1の下端部8に設けた吊り治具(図示せず)に接続する。なお、門型フレーム17は、適切な時期に、コの字型のべース19の開口部分18(図2の(c)図)が孔11側となるように移動させておく。
(3−2.籠体1の姿勢変換)
図5は、籠体1を回転させつつある状態を示す立面図、図6は、籠体1を垂直にした状態を示す立面図である。図6の(a)図は、図6の(b)図の矢印Eに示す方向から見た図、図6の(b)図は、図6の(a)図の矢印Dに示す方向から見た図である。なお、地盤9は、孔11を含む位置で切断して図示した。
図4に示すように、籠体1をほぼ水平に保持しつつ、門型フレーム17を孔11付近に設置した後、図5に示すように、回転ピン35(図4)を用いて、籠体1を回転させる。そして、図6に示すように、籠体1の下部がスタンドパイプ12の内部に挿入された状態で、籠体1を垂直にする。その後、杭芯を確認し、門形フレーム17の横梁25の吊り治具31に、クロスビーム37の2点を玉掛けする。玉掛けにより、回転ピン35の回転が固定される。
籠体1の回転中、門型フレーム17は、籠体1の下端部8や籠保持ビーム43の下端部42がスタンドパイプ12に接触しないよう、水平方向(図5の矢印Cに示す方向)に適宜移動する。また、回転ピン35が連結されたスライド機構33は、必要に応じて、脚部21に沿って上下方向に移動する。
なお、門型フレーム17の移動には、レバーブロックにより敷き鉄板上を横移動させる、車輪をつけて仮設レール上を移動させる、キャタピラをつけて自走させるなどの方法を用いるのが望ましい。
(3−3.籠体1の伸展準備)
図6に示すように、孔11の上方への籠体1の設置を完了した後、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取る。伸展用ワイヤ29は、籠体1の下端部8に設けた吊り治具(図示せず)に接続されているので、伸展用ワイヤ29を巻き取ると、籠体1の全重量は、一旦電動ウインチ27で支持される。
(3−4.籠体1の伸展)
伸展用ワイヤ29を巻き取った後、籠体1の下端部8とクロスビーム37とを連結する荷締ワイヤ41を取り外す。また、籠保持ビーム43の下端部42(図6)を伸ばし、籠体1の抱え込みを解除する。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を若干送り出す。
次に、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29をさらに送り出し、杭芯を中心として籠体1を回転させてストランド5を直線状に戻し、孔11内で籠体1を伸展する。上述したように、籠体1を保持する籠体保持部材のクロスビーム37は門型フレーム17の横梁25の吊り治具31に玉掛けされているため、籠体1が伸展する間、籠体1の重量は、電動ウインチ27から徐々に門形フレーム17の横梁25に移行する。籠体1が完全に伸展すると、籠体1の重量は、クロスビーム37を介して門形フレーム17の横梁25で支持される。
籠体1を完全に伸展した後、吊り治具(図示せず)を操作して、籠体1の下端部8から取り外す。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取って、吊り治具(図示せず)を回収する。なお、吊り治具(図示せず)は、たとえば伸展用ワイヤ29とは別にあらかじめ取り付けたロープを地上で引張るなどの遠隔操作により、外すことが可能な吊り治具とするのがよい。
(3−5.籠体1の降下準備)
次に、籠体1を孔11内に吊り下ろす作業を行う。籠体1を孔11内に吊り下ろすには、まず、電動ウインチ27の伸展用ワイヤ29をクロスビーム37に玉掛けし、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取って、籠体1の全重量を一旦電動ウインチ27で支持する。
(3−6.籠体1の降下)
次に門形フレーム17の横梁25の吊り治具31からクロスビーム37を取り外す。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤを送り出し、籠体1を孔11内の所定の位置まで降下した後、杭芯などを最終確認し、かんざし等で籠体1を固定する。
(4.複数の籠体の接続)
なお、複数の籠体1を接続する場合は、全ての籠体1を縮小した状態で接続してから、全体を伸展する。図7は、籠体1を接続して伸展する際の各工程を示す立面図である。なお、地盤9は、孔11を含む位置で切断して図示した。また、籠体保持部材38は省略した。
以下に、図7を用いて、下籠1aと上籠1bとを接続して伸展する方法について説明する。図7の(a)図は、下籠1aと上籠1bとの接続準備工程を示す図である。接続準備工程では、図7の(a)図に示すように、下籠1aを縮小した状態で孔11内にかんざしにて仮受けする。下籠1aは、上述した3−1、3−2、3−5、3−6とほぼ同様の方法により、孔11内に配置される。なお、下籠1aは、荷締めワイヤを完全に締め付けずに吊り下ろす。この時、下籠1aの上端付近はストランド5自身が直線になろうとする性質で若干展開した状態(ストランド5が45度程度)となり、下籠1aの下端は下籠1aの自重により縮小した状態となる。
次に、上述した3−1、3−2の方法により、上籠1bを下籠1aの上方に配置する。但し、上籠1bの下部は、孔11内には挿入されない。上籠1bには、全長を縮小した状態で長さを固定するための荷締めワイヤ41bと、下部の所定の範囲を除いて縮小した長さを固定するための荷締めワイヤ41aとが設置される。そして、伸展用ワイヤ29を上籠1bの上端のクロスビーム37に取付ける。
図7の(b)図は、下籠1aと上籠1bとを接続する工程を示す図である。図7の(a)図に示す状態とした後、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取って、上籠1bの全重量を一旦電動ウインチ27で支持する。そして、籠体保持部材38の籠保持ビーム43から回転ピン35を取り外す。
次に、上籠1bから荷締ワイヤ41bを取り外す。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を若干送り出して籠体1を降下しつつ、上籠1bの下部(接続する部分)を、若干展開した状態(ストランド5が45度程度)とする。その後、上籠1bの継手部材7と下籠1aの継手部材7とを接続する。
上籠1bの継手部材7と下籠1aの継手部材7とを接続した後、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取って、上籠1bの荷締ワイヤ41aが設置された範囲を矢印Gに示す方向に上昇させる。このとき、上籠1bの下部のストランド5は、45度からさらに伸展するので、上籠1bの完全縮小部分は回転する。そして、上籠1bの上端に連結されたクロスビーム37を門形フレーム17の横梁25に玉掛けする。
図7の(c)図は、接続した下籠1aと上籠1bとを縮小する工程を示す図である。図7の(b)図に示す状態とした後、上籠1bの上端に接続された伸展用ワイヤ29を取り外し、下籠1aの下端と上端とを結ぶワイヤ(図示せず)の上端に接続する。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取って、接続された状態の下籠1aと上籠1bとを矢印Hに示す方向に吊上げる。このとき、下籠1aと上籠1bとの接続部分が縮小するので、接続部と下籠1aとが回転する。下籠1aが持ち上がった状態になるまで電動ウインチ27を巻き取ったら、下籠1aのかんざし51を撤去する。
図7の(d)図は、接続した下籠1aと上籠1bとを伸展する工程を示す図である。図7の(c)図に示す状態とした後、上籠1bから荷締ワイヤ41aを取り外す。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を送り出し、孔11内で下籠1aおよび上籠1bを伸展する。この間、下籠1aおよび上籠1bの重量は、電動ウインチ27から徐々に門形フレーム17の横梁25に移行する。下籠1aおよび上籠1bが完全に伸展すると、下籠1aおよび上籠1bの重量は、クロスビーム37を介して門形フレーム17の横梁25で支持される。
下籠1aおよび上籠1bを完全に伸展した後、伸展用ワイヤ29を下籠1aの下端と上端とを結ぶワイヤ(図示せず)の上端から取り外す。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取る。下籠1aおよび上籠1bの孔11内への吊り下ろしは、上述した3−5、3−6の方法で行われる。
このように、第1の実施の形態では、籠体1を保持する籠体保持部材38の籠保持ビーム43が、籠体設置用架台である門型フレーム17の脚部21に、回転軸が水平方向である回転ピン35を用いて連結される。このようにして籠体1を籠体設置用架台に設置することにより、回転ピン35を回転の中心として、籠体1を水平方向から鉛直方向に回転させることができる。
籠体1を水平方向から鉛直方向に回転させることにより、孔11の上方の空間15の高さが制限されている場合にも、縮小した状態の籠体1を、下部を孔11の内部に挿入した状態で、容易に垂直に配置することができる。また、籠体1を孔11内で回転させてストランド5を伸長させることにより、籠体1の全長を連続して伸展させることができる。
なお、第1の実施の形態では、2−1で述べたように、籠体設置用架台として門型フレーム17を用いたが、籠体設置用架台の構成はこれに限らない。籠体設置用架台は、籠体を保持した籠体保持部材を回転可能に連結できる脚部と、籠体を保持した籠体保持部材を吊下げることができる部材とを有するものであればよい。籠体設置用架台に設けられた電動ウインチ以外の手段を用いて伸展用ワイヤ29の巻き取りや送り出しを行う場合もある。
また、2−2で述べたように、十字型の水平方向材であるクロスビーム37、クロスビーム37の対角2ヶ所に連結された鉛直方向材である籠保持ビーム43等からなる籠体保持部材38を用いたが、籠体保持部材38の構成はこれに限らない。籠体保持部材は、籠体を垂直とした状態で吊下げることができる水平方向材と、籠体を籠体設置用架台に回転可能に連結できる鉛直方向材とを有するものであればよい。
さらに、3−1では、籠体1を水平に保持した状態の籠体保持部材38を門型フレーム17に連結したが、門型フレーム17に連結した状態の籠体保持部材38の内部に、籠体1を水平に配置してもよい。
第1の実施の形態で説明した籠体1の建込み方法は、地盤9に掘削された孔11以外の個所に籠体1を設置する場合にも適用できる。
次に、第2の実施の形態について説明する。図8は、建込み装置53を用いて孔11内に籠体1を設置する工程を示す。なお、建込み装置53および籠体1は立面図とし、地盤9は孔11を含む位置で切断して図示した。
(5.籠体および籠体の設置予定位置)
第2の実施の形態では、図1に示すように、地盤9上に既設構造物13が存在し、地盤9と既設構造物13との間の空間15の高さに制限がある場合に、地盤9に掘削された孔11内に籠体1を設置する方法について説明する。籠体1は、第1の実施の形態で用いたものと同様の構成である。
(6.建込み装置)
図9は、屈曲部架台55および水平部架台57の斜視図である。図8、図9に示すように、建込み装置53は、屈曲部架台55、水平部架台57、押出し装置(図示せず)等からなる。
屈曲部架台55は、半割円筒材59、脚部61、滑動手段等からなる。半割円筒材59の中心軸は、水平から鉛直に屈曲する。脚部61は、半割円筒材59の外周面に固定される。水平部架台57は、半割円筒材63、脚部65、滑動手段等からなる。半割円筒材63の中心軸は、水平である。脚部65は、半割円筒材63の外周面に固定される。
図10は、屈曲部架台55、水平部架台57に設けられる滑動手段の斜視図である。図10の(a)図は、ローラコンベヤ71の斜視図、図10の(b)図は自在キャスタ79の斜視図である。屈曲部架台55の滑動手段は、半割円筒材59の内周面67に設けられる。また、水平部架台57の滑動手段は、半割円筒材63の内周面69に設けられる。滑動手段には、図10の(a)図に示すようなローラコンベヤ71、図10の(b)図に示すような自在キャスタ79等が用いられる。
図10の(a)図に示すように、ローラコンベヤ71は、複数のローラ73からなる。ローラ73は円筒状で、両端が支持部75によって回転可能に支持される。ローラコンベヤ71は、複数のローラ73を回転軸が平行となるように並置したものである。
ローラコンベヤ71を屈曲部架台55の滑動手段として用いるには、半割円筒材59の内周面67に、ローラ73の支持部75を固定する。ローラコンベヤ71を水平部架台57の滑動手段として用いるには、半割円筒材63の内周面69に、支持部75を固定する。
図10の(b)図に示すように、自在キャスタ79は、複数のローラ77からなる。ローラ77は円筒状で、両端が支持部75によって回転可能に支持される。自在キャスタ79は、複数のローラ77を回転軸が平行となるように並べたものである。
自在キャスタ79を屈曲部架台55の滑動手段として用いるには、半割円筒材59の内周面67に、ローラ77の支持部75を固定する。自在キャスタ79を水平部架台57の滑動手段として用いる際は、半割円筒材63の内周面69に、支持部75を固定する。
押出し装置(図示せず)は、水平部架台57上に配置した籠体1を水平方向に押出す機能を有するものとする。
(7−1.籠体の伸展準備)
図8に示すような建込み装置53を用いて籠体1を孔11の内部に建込むには、まず、屈曲部架台55を孔11の孔口付近に設置する。このとき、半割円筒材59の中心軸が鉛直である側の端部が、孔11の孔口に配置される。また、水平部架台57を、屈曲部架台55の、半割円筒材59の中心軸が水平である側の端部に連続して設置する。さらに、押出し装置(図示せず)を、水平部架台57付近に設置する。そして、水平部架台57の半割円筒材63の内部に、ストランド5を螺旋状として長さを縮小した籠体1を配置する。
(7−2.籠体の伸展および降下)
次に、押出し装置(図示せず)を用いて、水平部架台57上の籠体1を屈曲部架台55側に水平に押出す。籠体1は、縮小された状態であれば屈曲することができるので、屈曲部架台55に沿って屈曲する。籠体1の屈曲範囲83では、ストランド5が伸長し、籠体1の長さが徐々に伸展する。屈曲範囲83で伸展した籠体1は、自重で孔11内に進入する。籠体1のストランド5は,鉛直範囲85で徐々に完全な直線状となる。
籠体1が伸展する際には、籠体1の屈曲範囲83、水平範囲81が、それぞれ、屈曲部架台55の半割円筒材59内、水平部架台57の半割円筒材63内で回転する。半割円筒材59の内周面67、半割円筒材63の内周面69に設けられた滑動手段は、籠体1の回転を補助する。
第2の実施の形態では、籠体1が、縮小された状態であれば屈曲することができることを利用し、空間15(図1)の高さが縮小した籠体1の長さよりも小さい場合に、孔11の孔口に籠体1を水平に設置した後、籠体1を折り曲げて孔11の内部に伸展する。これにより、空頭制限が厳しく、縮小した籠体1を鉛直の状態で運搬・建込みができない場合でも、孔11に籠体1を建て込むことが可能となる。
なお、屈曲部架台55、水平部架台57に設けられる滑動手段には、図10に示すローラコンベヤ71、自在キャスタ79以外のものを用いてもよい。例えば、半割円筒材59の内周面67、半割円筒材63の内周面69に、テフロン(登録商標)製などの滑動シートを貼り付けてもよい。また、半割円筒材59、半割円筒材63の替わりに、半多角形筒を半割した部材を用いてもよい。
また、建込み装置53の構成は、上述したものに限らない。建込み装置53は、籠体1を水平な状態で回転させる装置と、籠体1を屈曲した状態で回転させる装置と、籠体1を水平に押出す押出し装置とを有するものであればよい。
次に、第3の実施の形態について説明する。
(8.籠体および籠体の設置予定位置)
第3の実施の形態では、図1に示すように、地盤9上に既設構造物13が存在し、地盤9と既設構造物13との間の空間15の高さに制限がある場合に、図8に示すような建込み装置53aを用いて籠体1を孔11の内部に建込む。籠体1は、第1の実施の形態で用いたものと同様の構成である。
(9.建込み装置)
建込み装置53aは、第2の実施の形態で用いた建込み装置53とほぼ同様の構成であるが、水平部架台57の替わりに、水平部架台57aが用いられる。水平部架台57aは、図9に示すように、水平部架台57と同様の半割円筒材63、脚部65を有するが、半割円筒材63の内周面69には滑動手段が設けられない。
(10−1.籠体の伸展準備)
図8に示すような建込み装置53aを用いて籠体1を孔11の内部に建込むには、まず、屈曲部架台55を孔11の孔口付近に設置する。このとき、半割円筒材59の中心軸が鉛直である側の端部が、孔11の孔口に配置される。また、水平部架台57aを、屈曲部架台55の、半割円筒材59の中心軸が水平である側の端部に連続して設置する。さらに、押出し装置(図示せず)を、水平部架台57a付近に設置する。そして、水平部架台57aの半割円筒材63の内部に、ストランド5を螺旋状として長さを縮小した籠体1を配置する。
(10−2.籠体の伸展・降下)
次に、押出し装置(図示せず)を用いて、水平部架台57a上の籠体1を屈曲部架台55側に水平に押出す。籠体1は、縮小された状態であれば屈曲することができるので、屈曲部架台55に沿って屈曲する。籠体1の屈曲範囲83では、ストランド5が伸長し、籠体1の長さが徐々に伸展する。屈曲範囲83で伸展した籠体1は、自重で孔11内に進入する。籠体1のストランド5は,鉛直範囲85で徐々に完全な直線状となる。
籠体1が伸展する際には、籠体1の屈曲範囲83、鉛直範囲85が、それぞれ、屈曲部架台55の半割円筒材59内、孔11内で回転する。半割円筒材59の内周面67に設けられた滑動手段は、籠体1の回転を補助する。
第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、籠体1が、縮小された状態であれば屈曲することができることを利用し、空間15(図1)の高さが縮小した籠体1の長さよりも小さい場合に、孔11の孔口に籠体1を水平に設置した後、籠体1を折り曲げて孔11の内部に伸展する。これにより、空頭制限が厳しく、縮小した籠体1を鉛直の状態で運搬・建込みができない場合でも、孔11に籠体1を建て込むことが可能となる。
なお、屈曲部架台55に設けられる滑動手段には、図10に示すローラコンベヤ71、自在キャスタ79以外のものを用いてもよい。例えば、半割円筒材59の内周面67に、テフロン(登録商標)製などの滑動シートを貼り付けてもよい。また、半割円筒材59、半割円筒材63の替わりに、半多角形筒を半割した部材を用いてもよい。
また、建込み装置53aの構成は、上述したものに限らない。建込み装置53aは、籠体1を水平に配置する装置と、籠体1を屈曲した状態で回転させる装置と、籠体1を水平に押出す押出し装置とを有するものであればよい。
第2、第3の実施の形態で説明した籠体1の建込み方法は、地盤9に掘削された孔11以外の個所に籠体1を設置する場合にも適用できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる籠体の建込み装置および籠体の建込み方法の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
籠体1と、籠体1の設置予定位置付近の立面図 門型フレーム17の立面図および平面図 スライド機構33付近の拡大図 籠体1の設置準備を終えた状態を示す立面図 籠体1を回転させつつある状態を示す立面図 籠体1を垂直にした状態を示す立面図 籠体1を接続して伸展する際の各工程を示す立面図 建込み装置53を用いて孔11内に籠体1を設置する工程における立面図 屈曲部架台55および水平部架台57の斜視図 屈曲部架台55、水平部架台57に設けられる滑動手段の斜視図
符号の説明
1………籠体
1a………下籠
1b………上籠
3………帯筋
5………ストランド
9………地盤
11………孔
17………門型フレーム
21………脚部
25………横梁
33………スライド機構
35………回転ピン
37………クロスビーム
38………籠体保持部材
39………ワイヤ荷締機
41………荷締ワイヤ
43………籠保持ビーム
53、53a………建込み装置
55………屈曲部架台
57、57a………水平部架台
59、63………半割円筒材
71………ローラコンベヤ
79………自在キャスタ

Claims (9)

  1. 水平方向材に鉛直方向材が連結され、籠体を保持する籠体保持部材と、
    回転軸が水平方向である回転ピンを用いて前記鉛直方向材と連結される脚部を有する籠体設置用架台と、
    を具備することを特徴とする籠体の建込み装置。
  2. 主筋であるストランドを螺旋状に曲げて長さを縮めた籠体を、水平方向材に鉛直方向材が連結された籠体保持部材でほぼ水平な状態で保持しつつ、前記鉛直方向材と脚部とが回転軸が水平方向である回転ピンを用いて連結された籠体設置用架台を、前記籠体の設置予定位置付近に設置する工程(a)と、
    前記籠体を、前記回転ピンを用いてほぼ垂直となるように回転させつつ、下部を前記設置予定位置内に挿入して配置する工程(b)と、
    前記回転ピンの回転を固定する工程(c)と、
    前記籠体を、前記ストランドを直線状に伸長して、前記設置予定位置内に配置する工程(d)と、
    を具備することを特徴とする籠体の建込み方法。
  3. 前記工程(a)で、前記籠体と前記籠体保持部材とをワイヤ荷締機を有する荷締ワイヤを用いて連結することにより、前記籠体の長さを固定し、
    前記工程(c)と前記工程(d)との間に、前記荷締ワイヤを撤去することを特徴とする請求項2記載の籠体の建込み方法。
  4. 前記工程(b)で、前記籠体設置用架台を水平移動させることを特徴とする請求項2記載の籠体の建込み方法。
  5. 中心軸が水平である半割筒状の本体を有する水平部架台と、
    中心軸が水平から鉛直に屈曲した半割筒状の本体と、前記本体の内周面に設けられた滑動手段とを有する屈曲部架台と、
    前記水平部架台上に配置された籠体を押出すための押出し装置と、
    を具備することを特徴とする籠体の建込み装置。
  6. 前記水平部架台が、前記本体の内周面に設けられた滑動手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の籠体の建込み装置。
  7. 主筋であるストランドを螺旋状に曲げて長さを縮めた籠体を、設置予定位置付近に水平に設置する工程(a)と、
    押出し装置を用いて前記籠体を水平に押出し、前記籠体を回転させながら鉛直方向に屈曲させて前記ストランドを伸長しつつ、前記設置予定位置内に配置する工程(b)と、
    を具備することを特徴とする籠体の建込み方法。
  8. 前記工程(a)で、前記籠体を、中心軸が水平である半割筒状の本体を有する水平部架台上に載置し、
    前記工程(b)で、前記籠体を、中心軸が水平から鉛直に屈曲した半割筒状の本体と、前記本体の内周面に設けられた滑動手段とを有する屈曲部架台上に移動させることを特徴とする請求項7記載の籠体の建込み方法。
  9. 前記水平部架台が、前記本体の内周面に設けられた滑動手段をさらに有することを特徴とする請求項8記載の籠体の建込み方法。
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