JP4494272B2 - 籠体の建込み装置および籠体の建込み方法 - Google Patents
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Description
図1の(a)図に示すように、籠体1は、軸筋であるストランド5、複数のストランド5を囲むように配置された帯筋3、ストランド5の端部に設けられた継手部材7等からなる。
図1の(b)図に示すように、籠体1の設置予定位置付近では、地盤9に籠体1を設置するための孔11が掘削される。孔11の上端部付近には、スタンドパイプ12が設置される。第1の実施の形態では、地盤9上に既設構造物13が存在し、地盤9と既設構造物13との間の空間15の高さに制限がある場合に、地盤9に掘削された孔11内に籠体1を設置する方法について説明する。
図2は、門型フレーム17の立面図および平面図を示す。図2の(a)図は、門型フレーム17の立面図を、図2の(b)図は、脚部21および横梁25を図2の(a)図の右方向から見た立面図を、図2の(c)図は、ベース19の平面図を示す。門型フレーム17は、籠体設置用架台である。
図4は、籠体1の設置準備を終えた状態を示す立面図である。図4の(a)図は、図4の(b)図の矢印Bに示す方向から見た図、図4の(b)図は、図4の(a)図の矢印Aに示す方向から見た図である。なお、地盤9は、孔11を含む位置で切断して図示した。
籠体1を図4に示すように門型フレーム17に取付けるには、まず、縮小した籠体1を籠体保持部材38内に配置し、クロスビーム37と籠体1の継手部材7とを連結する。また、クロスビーム37と籠体1の下端部8とを荷締ワイヤ41で連結する。そして、籠体1を保持した籠体保持部材38を水平にし、クレーン等で門形フレーム17内に吊り込み、地盤9上に配置された門型フレーム17の脚部21と籠体保持部材38の籠保持ビーム43とを回転ピン35で連結する。さらに、伸展用ワイヤ29(図2の(a)図)の先端を籠体1の下端部8に設けた吊り治具(図示せず)に接続する。なお、門型フレーム17は、適切な時期に、コの字型のべース19の開口部分18(図2の(c)図)が孔11側となるように移動させておく。
図5は、籠体1を回転させつつある状態を示す立面図、図6は、籠体1を垂直にした状態を示す立面図である。図6の(a)図は、図6の(b)図の矢印Eに示す方向から見た図、図6の(b)図は、図6の(a)図の矢印Dに示す方向から見た図である。なお、地盤9は、孔11を含む位置で切断して図示した。
図6に示すように、孔11の上方への籠体1の設置を完了した後、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取る。伸展用ワイヤ29は、籠体1の下端部8に設けた吊り治具(図示せず)に接続されているので、伸展用ワイヤ29を巻き取ると、籠体1の全重量は、一旦電動ウインチ27で支持される。
伸展用ワイヤ29を巻き取った後、籠体1の下端部8とクロスビーム37とを連結する荷締ワイヤ41を取り外す。また、籠保持ビーム43の下端部42(図6)を伸ばし、籠体1の抱え込みを解除する。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を若干送り出す。
次に、籠体1を孔11内に吊り下ろす作業を行う。籠体1を孔11内に吊り下ろすには、まず、電動ウインチ27の伸展用ワイヤ29をクロスビーム37に玉掛けし、電動ウインチ27で伸展用ワイヤ29を巻き取って、籠体1の全重量を一旦電動ウインチ27で支持する。
次に門形フレーム17の横梁25の吊り治具31からクロスビーム37を取り外す。そして、電動ウインチ27で伸展用ワイヤを送り出し、籠体1を孔11内の所定の位置まで降下した後、杭芯などを最終確認し、かんざし等で籠体1を固定する。
なお、複数の籠体1を接続する場合は、全ての籠体1を縮小した状態で接続してから、全体を伸展する。図7は、籠体1を接続して伸展する際の各工程を示す立面図である。なお、地盤9は、孔11を含む位置で切断して図示した。また、籠体保持部材38は省略した。
第2の実施の形態では、図1に示すように、地盤9上に既設構造物13が存在し、地盤9と既設構造物13との間の空間15の高さに制限がある場合に、地盤9に掘削された孔11内に籠体1を設置する方法について説明する。籠体1は、第1の実施の形態で用いたものと同様の構成である。
図9は、屈曲部架台55および水平部架台57の斜視図である。図8、図9に示すように、建込み装置53は、屈曲部架台55、水平部架台57、押出し装置(図示せず)等からなる。
図8に示すような建込み装置53を用いて籠体1を孔11の内部に建込むには、まず、屈曲部架台55を孔11の孔口付近に設置する。このとき、半割円筒材59の中心軸が鉛直である側の端部が、孔11の孔口に配置される。また、水平部架台57を、屈曲部架台55の、半割円筒材59の中心軸が水平である側の端部に連続して設置する。さらに、押出し装置(図示せず)を、水平部架台57付近に設置する。そして、水平部架台57の半割円筒材63の内部に、ストランド5を螺旋状として長さを縮小した籠体1を配置する。
次に、押出し装置(図示せず)を用いて、水平部架台57上の籠体1を屈曲部架台55側に水平に押出す。籠体1は、縮小された状態であれば屈曲することができるので、屈曲部架台55に沿って屈曲する。籠体1の屈曲範囲83では、ストランド5が伸長し、籠体1の長さが徐々に伸展する。屈曲範囲83で伸展した籠体1は、自重で孔11内に進入する。籠体1のストランド5は,鉛直範囲85で徐々に完全な直線状となる。
第3の実施の形態では、図1に示すように、地盤9上に既設構造物13が存在し、地盤9と既設構造物13との間の空間15の高さに制限がある場合に、図8に示すような建込み装置53aを用いて籠体1を孔11の内部に建込む。籠体1は、第1の実施の形態で用いたものと同様の構成である。
建込み装置53aは、第2の実施の形態で用いた建込み装置53とほぼ同様の構成であるが、水平部架台57の替わりに、水平部架台57aが用いられる。水平部架台57aは、図9に示すように、水平部架台57と同様の半割円筒材63、脚部65を有するが、半割円筒材63の内周面69には滑動手段が設けられない。
図8に示すような建込み装置53aを用いて籠体1を孔11の内部に建込むには、まず、屈曲部架台55を孔11の孔口付近に設置する。このとき、半割円筒材59の中心軸が鉛直である側の端部が、孔11の孔口に配置される。また、水平部架台57aを、屈曲部架台55の、半割円筒材59の中心軸が水平である側の端部に連続して設置する。さらに、押出し装置(図示せず)を、水平部架台57a付近に設置する。そして、水平部架台57aの半割円筒材63の内部に、ストランド5を螺旋状として長さを縮小した籠体1を配置する。
次に、押出し装置(図示せず)を用いて、水平部架台57a上の籠体1を屈曲部架台55側に水平に押出す。籠体1は、縮小された状態であれば屈曲することができるので、屈曲部架台55に沿って屈曲する。籠体1の屈曲範囲83では、ストランド5が伸長し、籠体1の長さが徐々に伸展する。屈曲範囲83で伸展した籠体1は、自重で孔11内に進入する。籠体1のストランド5は,鉛直範囲85で徐々に完全な直線状となる。
1a………下籠
1b………上籠
3………帯筋
5………ストランド
9………地盤
11………孔
17………門型フレーム
21………脚部
25………横梁
33………スライド機構
35………回転ピン
37………クロスビーム
38………籠体保持部材
39………ワイヤ荷締機
41………荷締ワイヤ
43………籠保持ビーム
53、53a………建込み装置
55………屈曲部架台
57、57a………水平部架台
59、63………半割円筒材
71………ローラコンベヤ
79………自在キャスタ
Claims (4)
- 水平方向材に鉛直方向材が連結され、籠体を保持する籠体保持部材と、
ベースと、前記ベースに垂直に固定され、回転軸が水平方向である回転ピンを用いて前記鉛直方向材と連結される脚部を有する籠体設置用架台と、
を具備し、
前記回転ピンは、前記脚部に沿って上下方向に移動可能であり、
前記籠体保持部材は、垂直姿勢において、下端部が前記ベースより下方に位置することを特徴とする籠体の建込み装置。 - 主筋であるストランドを螺旋状に曲げて長さを縮めた籠体を、水平方向材に鉛直方向材が連結された籠体保持部材でほぼ水平な状態で保持しつつ、前記鉛直方向材と脚部とが回転軸が水平方向である回転ピンを用いて連結された籠体設置用架台を、前記籠体の設置予定位置付近に設置する工程(a)と、
前記籠体を、前記回転ピンを用いてほぼ垂直となるように回転させつつ、下部を前記設置予定位置内に挿入して配置する工程(b)と、
前記回転ピンの回転を固定する工程(c)と、
前記籠体を、前記ストランドを直線状に伸長して、前記設置予定位置内に配置する工程(d)と、
を具備することを特徴とする籠体の建込み方法。 - 前記工程(a)で、前記籠体と前記籠体保持部材とをワイヤ荷締機を有する荷締ワイヤを用いて連結することにより、前記籠体の長さを固定し、
前記工程(c)と前記工程(d)との間に、前記荷締ワイヤを撤去することを特徴とする請求項2記載の籠体の建込み方法。 - 前記工程(b)で、前記籠体設置用架台を水平移動させることを特徴とする請求項2記載の籠体の建込み方法。
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