JP4425765B2 - 籠体の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、籠体の施工方法に関するものである。
従来、杭等を建設しようとする場所の上方の空間に制限がある場合には、(1)軸方向の鋼材に使用するストランドをドラムに巻きつけておき、ストランドを掘削孔に建て込みつつ帯筋を設置して籠体を組み立てる方法(例えば、特許文献1)や、(2)軸方向の鋼材にストランドを用いた籠体を、掘削孔の入り口付近で曲げつつ掘削孔内に降下させる方法(例えば、特許文献2参照)があった。
特開平11−36294号公報 特開平11−293668号公報
また、(3)結束治具を用いて、軸筋であるストランドと帯筋とを交差角が変化可能なように結束して籠体を形成し、ストランドを円弧状に曲げて長さを縮めた状態の籠体を、ストランドを直線状に戻しつつ掘削孔に設置する方法が提案されていた。
しかしながら、(1)の方法では、孔の直上にストランドの本数と同じ数量のドラムを含む設置用機材を配置する必要があるため、広い作業領域が必要となるうえ、頻繁に継手を入れるため作業効率が良くない。(2)の方法では、組み立てた鉄筋籠を限られた空頭内で曲げるのが困難である。
(3)の方法は、(1)、(2)の問題点を解決するものであるが、ストランドを直線状に戻しつつ籠体を孔に挿入するための装置や方法が確立されていなかった。また、ストランドの捩れが完全に解消されない可能性があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ストランドを捩って長さを縮小した籠体を、ストランドを確実に直線状に戻しつつ、孔内に挿入することができる籠体の施工方法を提供することにある。
前述した目的を達成するための本発明は、軸筋であるストランドが帯筋に対して回転結合治具を用いて回転可能に連結された籠体を施工する方法であって、前記ストランドを捩りつつ螺旋状にしながら、前記帯筋の配筋間隔を縮めて前記籠体の長さを縮め、前記籠体の長さを縮めた状態で、前記帯筋同士を結合して前記配筋間隔を固定する固定バンドを前記籠体に設置して前記ストランドを螺旋状に保つ工程(a)と、前記籠体を、吊下げ装置に吊下げることにより、設置予定の孔の上方に配置する工程(b)と、前記孔の周囲に設置された籠体固定装置を用いて、前記ストランドの螺旋状部分の下端部付近において、前記籠体の位置を固定する工程(c)と、前記籠体のうち前記工程(c)で固定した部分より上側の所定の範囲に設置された前記固定バンドを撤去する工程(d)と、前記籠体のうち前記工程(c)で固定した部分より上側の部分を回転させて、前記所定の範囲のストランドを直線状に戻す工程(e)と、を具備することを特徴とする籠体の施工方法である。
固定バンドは、ストランドを螺旋状にした状態で、帯筋の間隔またはストランドの上下方向の間隔を固定できるような構造のものとする。固定バンドは、長さを縮めた状態の籠体を上下方向に複数の範囲に区分して、各範囲内において複数箇所に設置するのが望ましい。
籠体固定装置は、例えば、支柱と、支柱に固定され、上下方向に伸縮するジャッキと、ジャッキに設けられ、ストランドを把持することによって籠体の位置を固定する把持具とからなる。このような籠体固定装置を用いる場合、工程(c)では、ジャッキを伸縮させて把持具をストランドの螺旋状部分の下端部付近に配置し、ストランドを把持具で把持する。
吊下げ装置は、例えば、籠体の上端部を保持する吊り治具と、本体に吊り治具を吊下げる線材と、本体に対する吊り治具の回転を可能にする回転機構と、吊り治具の回転を制御する制御機構とからなる。本体には、脚部と天端部からなる吊下げ架台や、クレーン等を用いる。制御機構には、例えば、本体に取付けたウインチを用い、ウインチのワイヤを吊り治具に連結することにより、吊り治具の回転を制御する。
工程(e)の後、を用いて、回転結合治具に籠体に筋交いを設置してもよい。筋交いは、回転結合治具に直接溶接してもよいし、回転結合治具に設けられたボルトを用いて設置してもよい。
また、工程(e)の後、ストランド、帯筋、または、回転結合治具を用いて、籠体に孔壁との間隔を保持するためのスペーサを取り付けてもよい。スペーサは、回転結合治具に直接溶接してもよいし、回転結合治具に設けられたボルトを用いて設置してもよい。また、スペーサに取付けた固定用治具を、ストランド、帯筋、回転結合治具に取付けてもよい。
さらに、回転結合治具に、工程(e)の後に帯筋に対してストランドが回転するのを防ぐためのロック機構を設けてもよい。筋交いやスペーサ、ロック機構を用いることにより、工程(e)の後にストランドに捩れが残ることを防ぐことができる。
第1の発明では、工程(a)で籠体の長さを縮め、工程(b)で籠体を設置予定位置の上方に配置する。そして、工程(c)から工程(e)でストランドを直線状に戻す。工程(c)から工程(e)は、固定バンドの設置時に区分された複数の範囲ごとに繰り返し実施するのが望ましい。
本発明によれば、ストランドを捩って長さを縮小した籠体を、ストランドを確実に直線状に戻しつつ、孔内に挿入することができる籠体の施工方法を提供できる。
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、籠体1を孔57に設置するための各工程を示す図である。地盤に杭等を設置するには、地盤に孔を掘削し、孔に籠体を設置する。第1の実施の形態では、図1に示すように、地盤23の上方に既設構造物25があり、孔57に籠体を設置する作業に用いる空間26の高さに制限がある場合について説明する。
図1の(a)図は、籠体1を孔57の上方に配置した状態を示す立面図である。図1の(a)図では、まず、地盤23に孔57を掘削する。そして、孔57付近に吊下げ装置18を設置する。また、孔57の周囲に籠体固定装置2を設置する。さらに、これらの作業と並行して、籠体1を準備する。
図2は、籠体1の立面図、図2の(a)図は、通常の状態の籠体1の立面図、図2の(b)図は、長さを縮めた状態の籠体1の立面図、図2の(c)図は、ストランド3と帯鉄筋5との結合部分の斜視図を示す。図2の(c)は、図2の(a)図のBに示す部分を拡大した斜視図である。
図2に示すように、籠体1は、軸筋であるストランド3、複数のストランド3を囲むように配置された帯筋5、ストランド3と帯筋5を結合するための回転結合治具7等からなる。
ストランド3は、帯筋5の直径と同程度以上に曲げても強度等に問題が生じないような、可撓性を有する材料とする。ストランド3には、例えば、PC鋼より線、ワイヤロープの他、炭素繊維、グラスファイバー、アラミド繊維等の繊維をより合わせたもの等が用いられる。帯筋5は、鉄筋等とする。
図2の(c)図に示すように、ストランド3と帯筋5とは、回転結合治具7で結合される。回転結合治具7は、スリーブ9、山型鋼11、ワッシャ13、ボルト15、ナット17等からなる。スリーブ9の内部にはストランド3が通され、スリーブ9とストランド3との間には、接着剤として樹脂等(図示せず)が充填される。山型鋼11は、帯筋5に固定される。
ボルト15の一端は、スリーブ9の外側面に固定される。ボルト15は、ワッシャ13、山型鋼11に挿通され、ナット17が捩じ込まれる。回転結合治具7では、2つのナット17を、お互いを締付けるように螺合してボルト15に固定することで、ボルト15が山型鋼11から抜け出すのを防ぐのが望ましい。
籠体1が図2の(a)図に示す状態のとき、ストランド3と帯鉄筋5との交差点は図2の(c)図に示す状態であるが、図2の(a)図の矢印Aに示す方向にストランド3を曲げると、回転結合治具7では、図2の(c)図の矢印Fに示すように、帯筋5が固定された山型鋼11に対して、ストランド3を保持するスリーブ9が回転する。これにより、ストランド3と帯鉄筋5との交差角が変化し、ストランド3が螺旋状になると同時に帯筋5の配筋間隔が徐々に縮まり、図2の(b)図に示すように籠体1の長さが短くなる。
図1の(a)図では、図2の(b)図に示すように長さを縮めた籠体1を、吊下げ装置18に吊下げる。なお、籠体1の長さを縮める際には、ストランド3を螺旋状に保つため、すなわち帯筋の配筋間隔を短い状態に保つために、帯筋5同士を繋ぐ固定バンド45を設置する。
固定バンド45は、長さを縮めた状態の籠体1を上下方向に複数の範囲4−1、4−2、…、4−nに区分し、各範囲4−1、4−2、…、4−n内において複数箇所に設置する。固定バンド45の両端の固定具45aは、それぞれ、最上段の帯筋5、最下段の帯筋5に固定される。範囲4−mの最下段の帯筋5と、範囲4−(m+1)の帯筋5は、同一部材とする。
図3は、吊下げ装置18に吊下げた状態の籠体1付近の状態を示す図である。図3は、図1の(a)図のPに示す部分の拡大図である。図1の(a)図、図3に示すように、吊下げ装置18は、吊下げ架台19、吊り治具35、ワイヤ47、回転機構49、ウインチ29、ワイヤ67(図1の(b)図)等からなる。
吊下げ架台19は、吊下げ装置18の本体であり、脚部21と天端部27とからなる。吊り治具35は、下面に固定された吊下げ用治具55を介して、籠体1の上端部を保持する。
ワイヤ47は、吊下げ架台19に吊り治具35を吊下げるための線材であり、上端部が吊下げ架台19の天端部27に固定される。天端部27には、ワイヤ47の長さを調整するためのウインチ(図示せず)が設けられる。ワイヤ47の下端部は、回転機構49に連結され、回転機構49は、連結具51を介して吊り治具35の上面に連結される。回転機構49は、吊下げ架台19に対する吊り治具35の回転を可能にする。
ウインチ29は、吊下げ架台19に固定される。吊り治具35の上面には、ウインチ29に連結されるワイヤ67(図1の(b)図)を連結するためのフック53が設けられる。ウインチ29は、ワイヤ67、フック53を介して、吊り治具35の回転を制御する制御機構として機能する。
図4は、籠体1を固定した籠体固定装置2の断面図を示す。図4は、図3に示すQ−Qによる断面図である。図3、図4に示すように、籠体固定装置2は、架台39、スライド用支柱37、昇降用ジャッキ31、主筋グリッパ41等からなる。架台39は、籠体固定装置2の台座であり、孔57の周囲に配置される。スライド用支柱37は、架台39上に垂直に固定される。スライド用支柱37は、例えば、架台39上の4ヶ所に設けられる。
スライド用支柱37は、上端部に固定用部材43が固定される。昇降用ジャッキ31は、上端部が固定用部材43を介して、スライド用支柱37に連結される。昇降用ジャッキ31は、上下方向に伸縮する。昇降用ジャッキ31の下端部には、主筋グリッパ41が設けられる。主筋グリッパ41は、ストランド3を把持する把持具である。
図4に示すように、主筋グリッパ41は、本体63、ケース59、ミニジャッキ61、スライド用治具65からなる。本体63は、ストランド3を把持する。ミニジャッキ61は、本体63に設けられ、本体63によるストランド3の把持・解放を制御する。ケース59は、本体63を格納する。スライド用治具65はケース59に固定される。スライド用治具65は、スライド用支柱37に沿って上下方向に移動可能である。スライド用治具65は、ケース59とスライド用支柱37とを連結する。
長さを縮めた籠体1を吊下げ装置18に吊下げた後、最下段の範囲4−nの固定バンド45を切断して帯筋5の間隔の固定を解放し、ストランド3を直線状に戻す。これにより、図1の(a)図に示すように、ストランド3の下端部に直線状の部分が設けられる。
ストランド3の下端部に直線状の部分を設けた後、図1の(a)図、図3に示すように、昇降用ジャッキ31を伸縮させて主筋グリッパ41をスライド用支柱37に沿って移動させ、主筋グリッパ41を、籠体1の、ストランド3の直線状部分の上端部付近、すなわち、ストランド3の螺旋状部分の下端部付近に配置する。そして、図4に示すように、主筋グリッパ41の本体63を用いてストランド3を把持する。これにより、籠体1が籠体固定装置2に固定される。
図1の(b)図は、吊り治具35とウインチ29を連結した状態を示す図、図1の(c)図は、籠体1を降下させた状態を示す図である。図1の(a)図に示すように、籠体1を孔57の上方に配置し、籠体固定装置2に固定した後、図1の(b)図に示すように、吊り治具35の上面に設けられたフック53に、ウインチ29のワイヤ67を連結する。
そして、図1の(c)図に示すように、昇降用ジャッキ31を下方に伸ばしつつ、吊下げ架台19の天端部27に設けられたウインチ(図示せず)からワイヤ47を引き出して、籠体1の位置を下げる。このとき、主筋グリッパ41を架台39に最接近させ、ストランド3の直線状部分の大部分が孔57に配置されるようにする。
図1の(d)図は、ストランド3を直線状に伸ばす工程を示す図である。図1の(c)図に示す状態にした後、主筋グリッパ41で固定した部分の上方、すなわち、最下段の範囲4−nの直上の範囲4−(n−1)の固定バンド45を切断し、ストランド3を解放する。そして、図1の(d)図に示すように、吊下げ架台19の天端部27に設けたウインチ(図示せず)でワイヤ47を巻き取って、吊り治具35を上昇させる。
このとき、固定バンド45から解放されたストランド3が螺旋状から直線状に戻るため、籠体1のうち主筋グリッパ41で固定した部分の上方の部分と吊り治具35が、図1の(d)図の矢印Gに示す方向に回転し、籠体1が伸長する。なお、籠体1および吊り治具35の回転は、回転機構49において行われるため、ワイヤ47には捩れが生じない。
吊下げ架台19の天端部27に設けたウインチ(図示せず)でワイヤ47を巻き取って吊り治具35を上昇させると同時に、吊下げ架台19の脚部21に設けたウインチ29で吊り治具35のフック53に連結されたワイヤ67を巻き取り、吊り治具35に水平方向の力を加える。これにより、吊り治具35の回転速度が低速に制御される。
図5は、籠体1に筋交い75を設置した状態を示す図である。図5の(a)図は、籠体1の一部を内側から見た立面図、図5の(b)図は、図5の(a)図のH−Hによる断面図である。
固定バンド45から解放されたストランド3を直線状に戻した後、図5に示すように、ストランド3と帯筋5との回転結合治具7を用いて、筋交い75を設置する。筋交い75を設置するには、例えば、回転結合治具7のスリーブ9に、ボルト15と同一直線状に位置するボルト73をあらかじめ固定しておく。そして、ボルト73とナット77を用いて、筋交い75を回転結合治具7に固定する。
筋交い75を設置することにより、ストランド3が捩れて元の形状に戻ることを防ぐことができる。なお、筋交い75は、回転結合治具7のスリーブ9に直接溶接してもよい。
図1の(e)図は、籠体1の固定位置を盛替えた状態を示す図、図1の(f)図は、籠体1をさらに降下させた状態を示す図である。図1の(d)図に示すようにして固定バンド45を切断した部分のストランド3を直線状に戻した後、図1の(e)図に示すように、ウインチ29のワイヤ67を吊り治具35のフック53から取り外し、昇降用ジャッキ31を短くして主筋グリッパ41をスライド用支柱37に沿って上昇させる。
そして、主筋グリッパ41を、籠体1の、ストランド3の直線状部分の上端部付近、すなわち、ストランド3の螺旋状部分の下端部付近に配置し、主筋グリッパ41の本体63を用いてストランド3を把持する。
次に、図1の(f)図に示すように、昇降用ジャッキ31を下方に伸ばしつつ、吊下げ架台19の天端部27に設けられたウインチ(図示せず)からワイヤ47を引き出して、籠体1の位置を下げる。このとき、主筋グリッパ41を架台39に最接近させ、ストランド3の直線状部分の大部分が孔57に配置されるようにする。
図1の(f)図に示す状態とした後、図1の(d)図から図1の(f)図に係る作業を繰り返す。すなわち、籠体1のうち、主筋グリッパ41で固定した部分より上側の所定の範囲4−mに設置された固定バンド45を撤去する工程と、籠体1の、主筋グリッパ41で固定した部分より上側の部分を回転させて所定の範囲4−mのストランド3を直線状に戻す工程と、主筋グリッパ41で籠体1のストランド3の螺旋状部分の下端部付近を把持し、昇降用ジャッキ31を下方に伸ばして籠体1の位置を下げる工程とを繰り返す。
このように、第1の実施の形態では、籠体固定装置2を用いて、籠体1のうちストランド3が直線状である部分の位置を固定しつつ、吊下げ装置18を用いて、籠体1のうちストランド3が螺旋状である部分を回転させ、ストランド3を直線状に戻す。そして、籠体固定装置2を用いて、籠体1のうち、ストランド3が直線状となった部分を孔57内に挿入する。
第1の実施の形態では、籠体1を上下方向に複数の範囲に区分し、範囲ごとにストランド3を直線状に戻し、孔57内に挿入することにより、これらの作業を安全かつ確実に行うことができる。また、ストランド3を直線状に戻した後、籠体1に筋交い75を設置するので、ストランド3が捩れて元の形状に戻るのを防ぐことができる。
なお、ストランド3が捩れて元の形状に戻るのを防ぐために、筋交い75の代わりに、他の手段を用いてもよい。図6は、籠体1にスペーサ79を設置した状態を示す図である。図6の(a)図は、図2の(a)図のDに示す部分を拡大した立面図、図6の(b)図は、図6の(a)図を矢印Iに示す方向から見た立面図である。図6では、固定バンド45から解放されたストランド3を直線状に戻した後、筋交い75を設置せずにスペーサ79を設置する。
スペーサ79は、弓型の板状材であり、両端部に水平部分79aが設けられる。スペーサ79は、弓型の凸側が籠体1の外側となるように配置される。スペーサ79は、水平部分79aに設けられた穴(図示せず)を回転結合治具7のボルト15、ボルト15aに挿入し、ナット81をボルト15に螺合させることにより、籠体1に設置される。なお、スペーサ79の下端部を固定するボルト15aは、上端部を固定するボルト15より長いものを用いるのが望ましい。
スペーサの形状や、籠体1への設置方法は、図6に示すものでなくてもよい。図7は、籠体1にスペーサ83を設置した状態を示す図である。図7の(a)図は、図2の(a)図のDに示す部分を拡大した立面図、図7の(b)図は、図6の(a)図を矢印Jに示す方向から見た立面図である。図7では、スペーサ79とは形状が異なるスペーサ83を設置する。スペーサ83は、溝型の板状材であり、両端部に水平部分83aが設けられる。
スペーサ83は、溝型の凸側が籠体1の外側となるように配置される。スペーサ83は、水平部分83aに設けられた穴(図示せず)を回転結合治具7のボルト15に挿入し、ナット85をボルト15に螺合させることにより、籠体1に設置される。なお、スペーサ83の下端部が固定される回転結合治具7では、山型鋼11aの下側に帯筋5を固定しておく。これにより、図6に示す設置方法のように、ボルト15とボルト15aの長さに差を設ける必要がなくなる。
スペーサ79やスペーサ83を設置することにより、ストランド3が捩れて元の形状に戻ることを防ぐことができる。また、籠体1を孔57に挿入した際に、図6、図7に点線80で示す孔57の壁面と籠体1との間隔を保持することができる。
図8は、籠体1にスペーサ91、スペーサ97を設置した状態を示す図である。図8の(a)図は、図2の(a)図のCに示す部分を拡大した立面図、図8の(b)図は、図8の(a)図のK−Kによる断面図である。図8の(a)図、図8の(b)図では、溝型のスペーサ91を、ストランド3を用いて設置する。
スペーサ91は、溝型の板状材であり、両端部に水平部分91aが設けられる。水平部分91aには、水平材89が固定される。水平材89の両端には、切欠き部88を有する筒状の固定用治具87が固定される。
スペーサ91は、溝型の凸側が籠体1の外側となるように配置される。スペーサ91は、固定用治具87を、切欠き部88を介して籠体1の外側からストランド3に嵌め込むことにより、籠体1に設置される。
図8の(c)図は、図2の(a)図のEに示す部分を拡大した立面図、図8の(d)図は、図8の(c)図のL−Lによる断面図である。図8の(c)図、図8の(d)図では、溝型のスペーサ97を、回転結合治具7を用いて設置する。
スペーサ97は、溝型の板状材であり、両端部に水平部分97aが設けられる。水平部分97aには、水平材95が固定される。水平材95の両端には、切欠き部94を有する筒状の固定用治具93が固定される。
スペーサ97は、溝型の凸側が籠体1の外側となるように配置される。スペーサ97は、固定用治具93を、切欠き部94を介して籠体1の内側からストランド3に嵌め込むことにより、籠体1に設置される。
図9は、籠体1にスペーサ103を設置した状態を示す図である。図9の(a)図は、図2の(a)図のCに示す部分を拡大した立面図、図9の(b)図は、図9の(a)図のM−Mによる断面図である。図9では、溝型のスペーサ103を、帯筋5を用いて設置する。
スペーサ103は、溝型の板状材であり、両端部に水平部分103aが設けられる。水平部分103aには、垂直材101が固定される。垂直材101の両端には、切欠き部98と羽部107とを有する筒状の固定用治具105が固定される。
スペーサ103は、溝型の凸側が籠体1の外側となるように配置される。スペーサ103は、固定用治具105を、切欠き部98を介して籠体1の外側から帯筋5に嵌め込むことにより、籠体1に設置される。
スペーサ91やスペーサ97、スペーサ103を設置することによっても、スペーサ79やスペーサ83を設置した場合と同様に、ストランド3が捩れて元の形状に戻ることを防ぐことができる。また、籠体1を孔57に挿入した際に、孔57の壁面と籠体1との間隔を保持することができる。スペーサは、回転結合治具7に直接溶接して設置してもよい。
図10は、回転結合治具7にロック機構を設けた状態を示す図である。図10の(a)図は、帯筋5と螺旋状のストランド3との交差点付近を拡大した図、図10の(b)図は、帯筋5と直線状のストランド3との交差点付近を拡大した図である。図10の(a)図、図10の(b)図では、固定バンド45から解放されたストランド3を直線状に戻した後、筋交いやスペーサを設置せずにロックピン111を設置する。
ロックピン111を設置する場合には、図10の(a)図、図10の(b)図に示すように、回転結合治具7のスリープ9に、あらかじめ穴109が設けられる。ロックピン111は、図10の(a)図に示すように、籠体1のストランド3が螺旋状のときには設置されないが、ストランド3が矢印Nに示す方向に回転し、図10の(b)図に示すように、籠体1のストランド3が直線状に戻った後、穴9に差込んで設置される。穴9は、図10の(b)図に示すように、ロックピン111を設置したときに、ロックピン111が山型鋼11に対するスリーブ9の回転を防ぐような位置に設けられる。
図10の(c)図は、帯筋5と螺旋状のストランド3との交差点付近を拡大した図、図10の(d)図は、帯筋5と直線状のストランド3との交差点付近を拡大した図である。図10の(c)図、図10の(d)図では、筋交いやスペーサ、ロックピン111を設置せずにロック材113を設置する。
ロック材113は、スリーブ9の外周面に設けられた凸部であり、弾性を有する材質で形成される。ロック材113は、図10の(c)図、図10の(d)図に示すように、回転結合治具7のスリーブ9に、あらかじめ設けられる。ロック材113は、図10の(c)図に示すように、籠体1のストランド3が螺旋状のときには山型鋼11とスリーブ9の隙間に捩じ込まれるが、ストランド3が矢印Oに示す方向に回転し、図10の(d)図に示すように、籠体1のストランド3が直線状に戻ると、山型鋼11とスリーブ9によって形成される入隅部に配置され、山型鋼11に対するスリーブ9の回転を防ぐ。
図10に示すように、ロックピン111やロック材113のようなロック機構を用いた場合にも、ストランド3が捩れて元の形状に戻ることを防ぐことができる。
第1の実施の形態において、籠体固定装置2の構成は、図3、図4等に示すものに限らない。籠体固定装置2は、籠体1の所定の部分の位置を固定できる把持具等の固定具を有し、かつ、固定具の設置高さを調整できるものであればよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。図11は、孔57に籠体1を設置している状態を示す図である。第2の実施の形態では、図2に示す吊下げ装置18のかわりに、図11に示す吊下げ装置18aを用いる。吊下げ装置18aは、クレーン71、吊り治具35、ワイヤ47、回転機構49、ウインチ29a、ワイヤ69等からなる。
吊下げ装置18aでは、吊下げ装置18の吊下げ架台19、ウインチ29、ワイヤ67、吊下げ架台19の天端部27に設けられたウインチ(図示せず)のかわりに、クレーン71、ウインチ29a、ワイヤ69、ウインチ115が用いられる。クレーン71は吊下げ装置18aの本体である。ワイヤ47の上端部は、クレーン71の先端部に設けられたウインチ115に連結される。ウインチ115は、ワイヤ47の長さを調整する。
ウインチ29aは、クレーン71に固定される。ウインチ29aのワイヤ69は、吊り治具35のフック53に適宜連結される。ウインチ29aは、ワイヤ69、フック53を介して、吊り治具35の回転を制御する制御機構として機能する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の吊下げ架台19、ウインチ29、ワイヤ67、吊下げ架台19の天端部27に設けられたウインチ(図示せず)のかわりに、クレーン71、ウインチ29a、ワイヤ69、ウインチ115を用いて、第1の実施の形態と同様の工程により、籠体1を伸長させつつ孔57に設置する。
第2の実施の形態では、籠体固定装置2を用いて、籠体1のうちストランド3が直線状である部分の位置を固定しつつ、吊下げ装置18aを用いて、籠体1のうちストランド3が螺旋状である部分を回転させ、ストランド3を直線状に戻す。そして、籠体固定装置2を用いて、籠体1のうち、ストランド3が直線状となった部分を孔57内に挿入する。
第2の実施の形態においても、籠体1を上下方向に複数の範囲に区分し、範囲ごとにストランド3を直線状に戻し、孔57内に挿入することにより、これらの作業を安全かつ確実に行うことができる。また、ストランド3を直線状に戻した後、籠体1に筋交い75を設置するので、ストランド3が捩れて元の形状に戻るのを防ぐことができる。
なお、第2の実施の形態においても、筋交い75の代わりに、図6から図10に示すようなスペーサ、ロック機構を用いることができる。また、籠体固定装置2は、籠体1の所定の部分の位置を固定できる把持具等の固定具を有し、かつ、固定具の設置高さを調整できるものであればよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる籠体の施工方法および籠体の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
籠体1の立面図 籠体1を孔57に設置するための各工程を示す図 吊下げ装置18に吊下げた籠体1付近の状態を示す図 籠体1を固定した籠体固定装置2の断面図 籠体1に筋交い75を設置した状態を示す図 籠体1にスペーサ79を設置した状態を示す図 籠体1にスペーサ83を設置した状態を示す図 籠体1にスペーサ91、スペーサ97を設置した状態を示す図 籠体1にスペーサ103を設置した状態を示す図 回転結合治具7にロック機構を設けた状態を示す図 孔57に籠体1を設置している状態を示す図
符号の説明
1………籠体
2………籠体固定装置
3………ストランド
5………帯筋
7………回転結合治具
9………スリーブ
11………山形鋼
15、15a、73………ボルト
17、77、81、85………ナット
18、18a………吊下げ装置
19………吊り下げ架台
23………地盤
25………既設構造物
29、29a………ウインチ
31………昇降用ジャッキ
35………吊り治具
37………スライド用支柱
41………主筋グリッパ
45………固定バンド
47、67、69………ワイヤ
49………回転機構
53………フック
57………孔
71………クレーン
75………筋交い
79、83、91、97、103………スペーサ
109………穴
111………ロックピン
113………ロック材

Claims (6)

  1. 軸筋であるストランドが帯筋に対して回転結合治具を用いて回転可能に連結された籠体を施工する方法であって、
    前記ストランドを捩りつつ螺旋状にしながら、前記帯筋の配筋間隔を縮めて前記籠体の長さを縮め、前記籠体の長さを縮めた状態で、前記帯筋同士を結合して前記配筋間隔を固定する固定バンドを前記籠体に設置して前記ストランドを螺旋状に保つ工程(a)と、
    前記籠体を、吊下げ装置に吊下げることにより、設置予定の孔の上方に配置する工程(b)と、
    前記孔の周囲に設置された籠体固定装置を用いて、前記ストランドの螺旋状部分の下端部付近において、前記籠体の位置を固定する工程(c)と、
    前記籠体のうち前記工程(c)で固定した部分より上側の所定の範囲に設置された前記固定バンドを撤去する工程(d)と、
    前記籠体のうち前記工程(c)で固定した部分より上側の部分を回転させて、前記所定の範囲のストランドを直線状に戻す工程(e)と、
    を具備することを特徴とする籠体の施工方法。
  2. 前記籠体固定装置が、
    支柱と、
    前記支柱に固定され、上下方向に伸縮するジャッキと、
    前記ジャッキに設けられ、前記ストランドを把持することによって前記籠体の位置を固定する把持具と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の籠体の施工方法。
  3. 前記吊下げ装置が、
    本体と、
    前記籠体の上端部を保持する吊り治具と、
    前記本体に前記吊り治具を吊下げる線材と、
    前記本体に対する前記吊り治具の回転を可能にする回転機構と、
    前記吊り治具の回転を制御する制御機構と、
    からなることを特徴とする請求項1記載の籠体の施工方法。
  4. 前記工程(e)の後に、前記回転結合治具を用いて、前記籠体に筋交いを設置することを特徴とする請求項1記載の籠体の施工方法。
  5. 前記工程(e)の後に、前記ストランド、前記帯筋、または、前記回転結合治具を用いて、前記籠体に前記孔壁との間隔を保持するためのスペーサを取り付けることを特徴とする請求項1記載の籠体の施工方法。
  6. 前記回転結合治具に、前記工程(e)の後に前記帯筋に対して前記ストランドが回転するのを防ぐためのロック機構が設けられることを特徴とする請求項1記載の籠体の施工方法。
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