JP2006281393A - 心押台の制御方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 心押台をサーボモータにより駆動して加工物を所定の押し付け圧力で押圧するものにおいて、適正な心押しトルクが心押軸の静止摩擦力を下回っている場合においても、適切な心押しトルクを保持させることができる心押台の制御方法及びその装置を得る。
【解決手段】 心押台2をサーボモータ4により駆動して加工物1を所定の押し付け圧力で押圧するものにおいて、加工物1を所定の押し付け圧力で押圧しており心押台2が停止している時は、心押台2の加工物1への押し当てトルクを、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとし、心押台の移動時は、心押台を心押台押し付け目標トルクで移動するように制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、工作機械用サーボモータ駆動式の心押台を制御する方法及びその装置に関するものである。
従来の工作機械用サーボモータ駆動式心押台の制御装置は、サーボモータの電流値を一定に保持するように構成されており、モータの出力トルクが送り機構を介して直接押し当てトルクとなるように動作する(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の工作機械用サーボモータ駆動式心押台は、心押軸に弾性部材を使用するように構成されており、弾性部材の弾力により一定の押し当て力を発生するように動作する(例えば、特許文献2参照)。
更にまた、従来の工作機械用サーボモータ駆動式心押台の制御装置は、心押台駆動サーボモータの位置偏差を監視するように構成されており、その位置偏差が一定となるように動作する(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−153431号公報(第5〜6頁、第3図) 特許平4−63603号公報(第4〜5頁、第2図) 特許平6−55310号公報(第4〜5頁、第2図)
上記のような従来の工作機械用サーボモータ駆動式心押台の制御装置では、加工物の剛性が低いなどの理由により心押台における加工時の適正押付けトルクが小さく、心押台の静止摩擦力が無視できない大きさである場合、加工物が加工熱などにより熱膨張しても、心押台の静止摩擦力により心押台が後退しないため、過大な心押しトルクが加工物に印加され、加工物の変形が発生するという問題点があった。
また、弾性材を使用した工作機械用サーボモータ駆動式心押台においては、加工物のわずかな熱膨張に対して弾性変形量が微小であれば上記欠点は回避されるものの機構が複雑になり高価となるという欠点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、適正な心押しトルクが心押台の静止摩擦力を下回っている場合においても、適切な心押しトルクを保持させることができる心押台制御方法及びその装置を提供することを目的としている。
また、工作機械用サーボモータ駆動式心押台の静止摩擦力を簡単に測定し記憶することができる心押台制御方法及びその装置を提供することを目的としている。
この発明に係る心押台の制御方法は、心押台が加工物に当接し静止している時は、心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるようサーボモータを制御するものである。
また、この発明に係る心押台の制御方法は、心押台の移動時は、心押台が心押台押し付け目標トルクで移動するようにサーボモータを制御するものである。
また、この発明に係る心押台の制御方法は、心押台が加工物へ当接して静止した後、所定時間経過後、心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるようにサーボモータを制御するものである。
また、この発明に係る心押台の制御方法は、心押台静止状態においてサーボモータへの供給電流を漸増させながら心押台の静止状態を監視し、心押台が移動を開始した時点のサーボモータの出力トルクに相当する電流値を、心押台静止摩擦トルクに相当する電流値として記憶するものである。
また、この発明に係る心押台の制御装置は、サーボモータが心押台の静止摩擦相当のトルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶する摩擦電流メモリと、サーボモータが加工物を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶する指令電流メモリと、心押台の静止状態を監視する移動監視手段と、この移動監視手段より、心押台が加工物に当接し心押台が静止していることを示す信号が出力されている時は、摩擦電流メモリ及び指令電流メモリに記憶されている各サーボモータ電流値を読出し、この電流値を用いて、心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるようサーボモータを制御する制御手段とを備えてなるものである。
また、この発明に係る心押台の制御装置は、前記制御手段が、移動監視手段より、心押台が移動していることを示す信号が出力されている時は、心押台が心押台押し付け目標トルクで移動するようにサーボモータを制御するものである。
また、この発明に係る心押台の制御装置は、前記移動監視手段が、心押台が加工物へ当接して静止した後、所定時間経過後に心押台が静止していることを示す信号を前記制御手段へ出力し、また前記制御手段が、この信号に基づいて、心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるようにサーボモータを制御するものである。
また、この発明に係る心押台の制御装置は、前記制御手段が、心押台静止状態においてサーボモータへの供給電流を漸増させ、心押台が移動を開始した時点のサーボモータの出力トルクに相当する電流値を、心押台静止摩擦トルクに相当する電流値として前記摩擦電流メモリに記憶させるものものである。
この発明によれば、心押台における加工時の適正押付けトルクが小さく、心押台の静止摩擦力が無視できない大きさである場合であっても、心押台静止時に加工物が熱膨張した場合、心押台が必ず後退し、加工物の変形を防止できる。なお、一旦心押台が後退を始めると摩擦力が減少し心押台押し付けトルクが不足するが、このとき停止状態ではないことを検知し、心押台が再び押し付け目標トルクで押し当てるので、再度適正な加工物押し当てトルクを確保できる。
またこの発明によれば、心押台が停止してから摩擦力が増大するまで心押しトルクを保持でき、ひいては適正なトルクで心押台を加工物への押し当てすることができる。
またこの発明によれば、静止摩擦力に相当するサーボモータのトルクを測定するための特別な装置を必要としない。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を、図1〜図3を用いて説明する。なお、この実施の形態1は、心押台の制御装置を数値制御装置にて構成した場合の例である。
図1は心押台の制御装置を数値制御装置にて構成した場合の全体構成を示すブロック図で、図1において、1は工作機械に取り付けられた加工物、2は加工物1を押付ける心押台、3は心押台2を前後運動させるボールねじ駆動機構、4はボールねじ機構3に取り付けられたボールねじを回転させるサーボモータ、5はサーボモータ4の回転角度位置を検出する位置エンコーダ、6はサーボモータ4に電力線で接続され、また位置エンコーダ5と信号線で接続された数値制御装置、7は数値制御装置6に内蔵され、サーボモータ4に供給する電流値を制御する電流指令装置、8は数値制御装置6に内蔵され、サーボモータ4に供給する電流値の最大値を演算し電流指令装置7に出力する電流制限装置で、電流指令装置7とともに制御手段を構成する。
また、9は数値制御装置6に内蔵され、電流制限装置8に接続された電流記憶装置、10は電流記憶装置9に接続され、サーボモータ4が心押台2の静止摩擦相当のトルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶する摩擦電流メモリ、11は電流記憶装置9に接続され、サーボモータ4が加工物1を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶する指令電流メモリ、12は位置エンコーダ5と信号線で接続され、心押台2の静止状態を判定し、電流制限装置8に心押台静止信号を出力する、移動監視手段である移動監視装置、13は移動監視装置12に設けられたタイマである。
このように構成された数値制御装置においては、移動監視装置12が心押台2の静止状態を位置エンコーダ5により入力した位置の変化によって検出し、心押台2が動いている時は、心押台2が動いていることを示す信号を電流制限装置8に出力し、また、心押台2の移動停止後、一定時間経過時点で心押台2が静止していることを示す信号を電流制限装置8に出力する。なお、この移動監視装置12の詳細動作は図3にて後述する。
また、電流制限装置8は、心押台2の静止時と移動時の場合に応じて、電流記憶装置9を通じて摩擦電流メモリ10と指令電流メモリ11より読み出したサーボモータ電流値(サーボモータ4が心押台2の静止摩擦相当のトルクを発生するときのサーボモータ電流値、及びサーボモータ4が加工物1を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値)を用いて、電流制限値を演算するように動作する。また、電流制限装置8は電流値を漸増させながら電流記憶装置9を通じて摩擦電流メモリ10を更新することにより、心押台2が静止状態から移動を開始する際の最低電流値を摩擦電流メモリ10に記憶する。
図2はこの発明の実施の形態1に係る数値制御装置内の電流制限装置8の詳細処理内容を示すフローチャートである。
この数値制御装置は、心押台2が加工物1を押圧していない状態、即ち、心押台2が、静止しているとともに加工物1に対し離れている状態から、心押台2を加工物1方向に移動させて加工物1を押圧する場合、先ずサーボモータ4に電力を供給するするとともに、電流を除々に増加させて与えるものであるが、この電流制限装置8は、サーボモータ4への電流供給開始時には(心押台2が動き出すまでは)次のように動作する。
即ち、サーボモータ4への電流供給開始時には、心押台2が静止状態にあることを移動監視装置12がエンコーダ5の出力信号から認識し、その状態を電流制限装置8に伝えるので、電流制限装置8はステップ1で心押台2が静止中であると認識し、ステップ2に移行する。そして電流供給開始時であってその心押台2が加工物1を押圧していない状態であるので、ステップ2で、押当て中でないと認識してステップ3に移行し、ステップ3への移行が初回である場合、摩擦電流メモリ10の内容をクリアする(ステップ4)。なおこれは不正な静止摩擦相当の電流値が格納されている場合があるため、これを防止するためである。この状態において、サーボモータ4に供給される電流が徐々に増加されるので、この電流値を、電流値増加分づつ加算して摩擦電流メモリ10に記憶する(ステップ5)。
なお、このときサーボモータ4に供給される電流値は、摩擦電流メモリ10に記憶される電流値と同一である(ステップ7)。そして、心押台2が移動を開始すると、移動監視装置12から心押台2が動作状態にあることを示す出力信号が出力される。このため、ステップ1で、電流制限装置8はステップ1で心押台2が静止中でないと認識し、ステップ8に移行し、ステップ3〜ステップ5の動作をしなくなるので、摩擦電流メモリ10には、最終的に心押台2の静止摩擦トルクに相当する電流値が記憶されることになる。なお、ステップ3〜ステップ5の動作は、心押台2が、静止しているとともに加工物1に対し離れている状態から、心押台2を加工物1方向に移動させて加工物1を押圧する動作を行わせる毎に行われる。
この電流制限装置8は、サーボモータ4への電流供給開始時には(心押台2が動き出すまでは)以上のように動作する。
心押台2が移動を開始すると、その状態を移動監視装置12がエンコーダ5の出力信号から認識し、そのことを電流制限装置8に伝える。この結果、電流制限装置8はステップ1で心押台2が動き出したことを認識し、サーボモータ4が加工物1を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶した指令電流メモリ11より、その電流値を読み出し電流指令装置7に出力する(ステップ8)。
そして暫くすると、心押台2が加工物1に当接し、動かなくなるので、その状態を移動監視装置12がエンコーダ5の出力信号から認識し、そのことを電流制限装置8に伝える。この結果、電流制限装置8は押当て中で心押台2が停止したことを認識し(ステップ1、2)、ステップ9に移行する。ステップ9では、指令値(指令電流メモリ11より読み出した電流値)が摩擦力(摩擦電流メモリ10より読み出した電流値)より小さい場合(その差分が負値である場合)、ステップ10に移行し、指令方向を反転させた後、ステップ11に移行する。また、指令値(指令電流メモリ11より読み出した電流値)が摩擦力(摩擦電流メモリ10より読み出した電流値)と同一または大きい場合(その差分が正値の場合)、指令方向を反転させることなくステップ11に移行する。ステップ11では、|指令電流メモリ11より読み出した電流値−摩擦電流メモリ10より読み出した電流値|の演算を行い、この電流値で心押台2が加工物1を押圧する状態を継続する。
即ち、指令値(指令電流メモリ11より読み出した電流値)<摩擦力(摩擦電流メモリ10より読み出した電流値)の場合、|指令電流メモリ11より読み出した電流値−摩擦電流メモリ10より読み出した電流値|分だけ、心押台2を加工物1に対し反押圧方向に制御し、また指令値(指令電流メモリ11より読み出した電流値)≧摩擦力(摩擦電流メモリ10より読み出した電流値)の場合、|指令電流メモリ11より読み出した電流値−摩擦電流メモリ10より読み出した電流値|分だけ、心押台2を加工物1に対し押圧方向に制御する。
また、ステップ11の状態時に、加工物1が熱膨張した場合、演算した|指令電流メモリ11より読み出した電流値−摩擦電流メモリ10より読み出した電流値|の電流値で、心押台2が加工物1を押圧しているので、心押台2は容易に後退し、加工物1の変形などを防止する。また、心押台2が後退を始めると摩擦力が減少し心押台押し付けトルクが不足するが、このとき移動監視装置12が停止状態ではないことを検知するため、ステップ8の動作(サーボモータ4が加工物1を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶した指令電流メモリ11より、その電流値を読み出し電流指令装置7に出力する動作)を開始し、その後心押台2が動かなくなって再度ステップ11の状態に戻るので、再度適正な加工物押し当てトルクを速やかに確保できる。
以上説明したように電流制限装置8は動作する。
図3はこの発明の実施の形態1に係る数値制御装置内の移動監視装置12における詳細処理内容を示すフローチャートである。
この移動監視装置12においては、数値制御装置に電力が供給されたとき、心押台2を駆動するサーボモータ4に取り付けられた位置エンコーダ5からの位置情報に変化があったかどうかを確認し(ステップ20)、もし変化がなかった場合はタイマ13が動作してカウントを開始する(ステップ21)。そしてタイマ13のカウント値が、予め設定された所定の値を超えたか否かを判断し(ステップ22)、タイマ13のカウント値が、予め設定された所定の値を超えた場合、心押台静止信号をオンする(ステップ23)。また、タイマ13のカウント値が、予め設定された所定の値を超えるまでは、心押台静止信号をオフする(ステップ25)。また、ステップ20にて位置エンコーダ5からの位置情報に変化があった場合には、タイマ13のカウント値をクリアし(ステップ24)、ステップ25に移行する。なお、この信号状態は、電流制限装置8に伝える。
なおまた、このステップ20、ステップ21、ステップ25のルートの動作を行わせるのは、心押台2が加工物1を押圧して静止しても、暫くの間は、図2のステップ1において心押台2が未だ動作中であると判断させ、ステップ8の動作(サーボモータ4が加工物1を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶した指令電流メモリ11より、その電流値を読み出し電流指令装置7に出力する)を継続させることにより、心押台2が停止してから摩擦力が増大するまで心押しトルクを保持させるためである。
またステップ20〜ステップ23のルートの動作を行わせるのは、ステップ8の動作により、心押台2が停止してから摩擦力を増大させる動作をさせてから、ステップ9〜ステップ11の動作に移行させるためである。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、加工物1を所定の押し付け圧力で押圧しており心押台2が停止している時は、心押台の加工物への押し当てトルクを、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとし、心押台2の移動時は、心押台2を心押台押し付け目標トルクで移動するように制御するので、心押台2における加工時の適正押付けトルクが小さく、心押台2の静止摩擦力が無視できない大きさである場合であっても、心押台静止時に加工物が熱膨張した場合、心押台2が必ず後退し、加工物1の変形を防止できる。また、一旦心押台2が後退を始めると摩擦力が減少し心押台押し付けトルクが不足するが、このとき停止状態ではないことを検知し、心押台2が再び押し付け目標トルクで押し当てるので、再度適正な加工物押し当てトルクを確保できる。
また、心押台2が加工物1へ当接して停止した後、所定時間経過後、心押台2の加工物1への押し当てトルクを、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクに設定するので、心押台が停止してから摩擦力が増大するまで心押しトルクを保持でき、ひいては適正なトルクで心押台を加工物への押し当てすることができる。
また、心押台静止状態においてサーボモータ4の出力トルクを漸増させながら心押台2の移動を監視し、心押台2が移動を開始した時点のサーボモータ4の出力トルクを、心押台静止摩擦トルクとして記憶するので、静止摩擦力に相当するサーボモータ4のトルクを測定するための特別な装置を必要とせず、一般的な工作機械位置制御構成を用いて静止摩擦力に相当するサーボモータ4のトルクを測定することができる。
この発明に係る心押台の制御方法及びその装置は、加工物を心押台で押付けながら加工する工作機械用制御装置として用いられるのに適している。
この発明の実施の形態1に係る数値制御装置の全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る電流制限装置の詳細動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る移動監視装置の詳細動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 加工物、2 心押台、3 ボールねじ駆動機構、4 サーボモータ、5 位置エンコーダ、6 数値制御装置、7 電流指令装置、8 電流制限装置、9 電流記憶装置、10 摩擦電流メモリ、11 指令電流メモリ、12 移動監視装置、13 タイマ。

Claims (8)

  1. 心押台をサーボモータにより駆動して加工物を所定の押し付け圧力で押圧する心押台の制御方法において、心押台が加工物に当接し静止している時は、前記心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるよう前記サーボモータを制御することを特徴とする心押台の制御方法。
  2. 心押台の移動時は、心押台が心押台押し付け目標トルクで移動するように前記サーボモータを制御することを特徴とする請求項1に記載の心押台の制御方法。
  3. 心押台が加工物へ当接して静止した後、所定時間経過後、心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるように前記サーボモータを制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の心押台の制御方法
  4. 心押台静止状態においてサーボモータへの供給電流を漸増させながら心押台の静止状態を監視し、心押台が移動を開始した時点のサーボモータの出力トルクに相当する電流値を、心押台静止摩擦トルクに相当する電流値として記憶することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の心押台の制御方法。
  5. 心押台をサーボモータにより駆動して加工物を所定の押し付け圧力で押圧する心押台の制御装置において、前記サーボモータが心押台の静止摩擦相当のトルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶する摩擦電流メモリと、前記サーボモータが加工物を押し当てる適正トルクを発生するときのサーボモータ電流値を記憶する指令電流メモリと、前記心押台の静止状態を監視する移動監視手段と、この移動監視手段より、心押台が加工物に当接し心押台が静止していることを示す信号が出力されている時は、前記摩擦電流メモリ及び指令電流メモリに記憶されている各サーボモータ電流値を読出し、この電流値を用いて、前記心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるよう前記サーボモータを制御する制御手段とを備えてなる心押台の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記移動監視手段より、心押台が移動していることを示す信号が出力されている時は、心押台が心押台押し付け目標トルクで移動するように前記サーボモータを制御することを特徴とする請求項5に記載の心押台の制御装置。
  7. 前記移動監視手段は、心押台が加工物へ当接して静止した後、所定時間経過後に心押台が静止していることを示す信号を前記制御手段へ出力し、前記制御手段は、この信号に基づいて、心押台の加工物への押し当てトルクが、心押台押し付け目標トルク−心押台静止摩擦トルクとなるように前記サーボモータを制御することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の心押台の制御装置。
  8. 前記制御手段は、心押台静止状態においてサーボモータへの供給電流を漸増させ、心押台が移動を開始した時点のサーボモータの出力トルクに相当する電流値を、心押台静止摩擦トルクに相当する電流値として前記摩擦電流メモリに記憶させるものであることを特徴とする請求項5〜請求項7の何れかに記載の心押台の制御装置。
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