JP2006280043A - 電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、二次電池の性能劣化をより防止し得る電気機器を提供する。
【解決手段】 電力の供給を受けるための受電電極Sa1、Sa2と操作スイッチの操作に応じてモータMに供給する電力を制御する本体側制御部13とを備える電気機器本体100と、二次電池22から電力を供給するための給電電極Sb1、Sb2と二次電池22の性能劣化を抑制するように放電を制御する電池側制御部24とを備える電池パック200とを備える電気機器において、電気機器本体100は、操作スイッチが操作されたことを示す操作開始信号を生成する操作信号生成部11と信号生成部11で生成した操作開始信号を出力するための本体側信号電極Sa4とを備え、電池パック200は、操作開始信号を入力するための電池側信号電極Sb4と操作開始信号が入力された場合に二次電池22から電池側制御部24へ電力供給を開始する電池側給電制御部21とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電気機器本体の負荷を稼動するための操作スイッチが操作されることで、電池パック内の回路に電力の供給を開始する電気機器に関する。
近年、電池パックの二次電池からモータに電力を供給するようにした充電式電動工具等の電気機器が汎用されている。このような二次電池を用いた充電式の電気機器は、電動工具本体等の電気機器本体と、この電気機器本体に装着されその電気機器本体を駆動するための電力を供給する二次電池を含む電池パックとを備えている。また、この電池パックに含まれる二次電池は、通常、複数の電池セル(素電池、セル)が直列に接続されて構成されており、各電池セルの電圧を監視し、少なくとも1つの電池セルが所定の電圧値を割るか、あるいは、各電池セルの電圧値の差分が所定値よりも大きくなった場合、保護回路が作動されて二次電池の使用を禁止する等の保護処理が実行される(例えば、特許文献1)。
特開平10−27630号公報
ところが、上記背景技術に係る充電式の電気機器では、二次電池の各電池セルの電圧値を常に監視しておく必要があることから、保護処理を実行する保護回路を駆動状態にしておく必要があるので、電気機器の非駆動時においても待機電流が流れることになる。このため、電気機器本体を駆動させなくても僅かではあるが電力消費がなされて容量が消耗し、容量低下を招くことになるだけでなく、二次電池の種類によっては充電時期を逸して完全放電してしまった場合に、充放電のサイクル数が低下する等の二次電池の性能劣化につながるという不都合や、電気機器本体を使用したいときに使用できない事態も生じ得るという不都合があった。
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、背景技術に較べて二次電池の性能劣化をより防止し得る電気機器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係る、負荷と、前記負荷を稼動するための操作スイッチと、電力の供給を受けるための受電電極と、前記操作スイッチの操作に応じて前記受電電極から前記負荷に供給する電力を制御する本体側制御部とを備える電気機器本体と、電池と、前記受電電極へ前記電池から電力を供給するための給電電極と、前記電池の性能劣化を抑制するように前記電池から前記給電電極に供給する電力を制御する電池側制御部とを備える電池パックとを備える電気機器において、前記電気機器本体は、前記操作スイッチが操作された場合に前記操作スイッチが操作されたことを示す操作開始信号を生成する信号生成部と、前記信号生成部で生成した操作開始信号を出力するための本体側信号電極とをさらに備え、前記電池パックは、前記本体側信号電極から前記操作開始信号を入力するための電池側信号電極と、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された場合に、前記電池から前記電池側制御部へ電力の供給を開始する給電部とをさらに備えることを特徴とする。
そして、上記電気機器において、前記信号生成部は、前記操作スイッチの操作が解除された場合に前記操作スイッチの操作が解除されたことを示す操作終了信号をさらに生成し、前記本体側信号電極は、前記信号生成部で生成した操作終了信号をさらに出力し、前記電池パックは、前記電池の充電状態を検出するための検出部をさらに備え、前記電池側信号電極は、前記本体側信号電極から前記操作終了信号がさらに入力され、前記電池側制御部は、前記電池側信号電極から前記操作終了信号が入力された場合に、前記検出部で検出した前記電池の充電状態に応じて、前記給電部により電力を供給する時間を変更することを特徴とする。
また、上記電気機器において、前記電池側制御部は、前記電池側信号電極から前記操作終了信号が入力された場合に、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が第1充電状態である場合には前記給電部により第1時間で電力を供給し、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が前記第1充電状態より残容量が少ない第2充電状態である場合には前記給電部により前記第1時間より短い第2時間で電力を供給し、そして、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が前記第2充電状態より残容量が少ない第3充電状態である場合には前記給電部により前記第2時間より短い第3時間で電力を供給することを特徴とする。
さらに、これら上記電気機器において、前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合に前記電池の充電状態が過放電状態であることを示す過放電信号を前記電気機器本体にさらに出力するものであって、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された後の所定時間内は、前記過放電状態を判定する過放電判定閾値を他の時間に用いる過放電判定閾値よりも小さい値にすることを特徴とする。
そして、これら上記電気機器において、前記検出部で検出した前記電池の充電状態を記憶する記憶部をさらに備え、前記電池側制御部は、前記電池側信号電極から前記操作終了信号が入力された場合に、前記検出部で検出した前記電池の充電状態を前記記憶部に記憶して、前記検出部で検出した前記電池の充電状態に代えて前記記憶部に記憶した前記電池の充電状態に応じて、前記給電部により電力を供給する時間を変更することを特徴とする。
また、これら上記電気機器において、前記操作開始信号は、前記操作スイッチの操作に同期した単パルスであり、前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合には前記給電部による電力の供給を停止することを特徴とする。
さらに、これら上記電気機器において、前記検出部で検出した前記電池の充電状態を記憶する記憶部をさらに備え、前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合に前記記憶部に前記電池の充電状態が過放電状態であることを記憶すると共に、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された場合であって前記記憶部に記憶されている前記電池の充電状態が過放電状態である場合には前記給電部による電力の供給を停止することを特徴とする。
そして、これら上記電気機器において、過放電状態の回数を記憶する記憶部をさらに備え、前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合の回数をカウントして前記記憶部に記憶すると共に、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された場合であって前記記憶部に記憶されている過放電状態の回数が所定値以上である場合には前記給電部による電力の供給を停止することを特徴とする。
また、これら上記電気機器において、前記電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする。
このような構成の電気機器は、操作スイッチが操作されたことを示す操作開始信号が電気機器本体から入力された場合に、電池から電池側制御部へ電力の供給を開始するので、待機電流が流れることがなくなるから、背景技術に較べて二次電池の性能劣化をより防止し得る。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(実施形態の構成)
負荷を含む電気機器本体と、この電気機器本体の負荷に電力を供給するための電池を含む電池パックとを備える電気機器は、ノート型パーソナルコンピュータ、カメラ一体型ビデオレコーダ、ディジタルカメラ、電気かみそり及び電動歯ブラシ等の種々の電気機器があるが、一例として、本発明を電動工具に適用した実施の形態について以下に説明する。特に、本発明は、過放電を通り過ぎて完全放電してしまうと性能劣化を生じてその回復が望めない例えばリチウムイオン二次電池等の二次電池と、この二次電池を性能劣化を抑制するように二次電池の放電を制御する電池側制御部とを内蔵した電池パックに好適に用いられる。
図1は、実施形態に係る充電式の電動工具の要部を示す外観構成図である。図2は、電池パックの残容量表示部を示す図である。図3は、電動工具本体の装着部に電池パックが装着された状態を示す図である。
図1において、充電式の電動工具10は、例えば充電式ドリルドライバーを構成する電動工具本体100と、この電動工具本体100に装着される電池パック200とを備える。
電動工具本体100は、筐体101の把持部102の内部に形成され、電池パック200が取外し自在に装着される装着部103と、筐体101の内部に配設され、電池パック200から電力が供給されることで駆動される負荷の一例であるモータMと、筐体101の把持部102に設けられ、モータMへの電力の供給をオンオフ制御する操作スイッチの一例であるトリガースイッチ112と、トリガースイッチ112が操作されることで駆動される本体側制御回路部111と、モータMによって回転する、筐体101の先端に設けられたドリル歯等を取り付けるための回転部113とを備えている。装着部103の底部には、電池パック200から電力の供給を受けるための受電電極Sa1、Sa2及び電池パックとの間で制御信号を送受信するための本体側信号電極Sa3、Sa4が配設されている。
電池パック200は、筐体201内に複数の電池セルCe1〜Cenが直列に接続されて構成される二次電池(例えばリチウムイオン二次電池等)22及び二次電池22の性能劣化を抑制するように二次電池の放電を制御する電池側制御回路部211などが収納された本体部202と、本体部202の一面側に突出し、電動工具本体100の装着部103に装着される突出部203とを備える。この突出部203は、先端部の対向面に二次電池22から電動工具本体100へ電力を供給するための給電電極Sb1、Sb2及び先端部の一側面に電動工具本体100との間で制御信号を送受信するための電池側信号電極Sb3、Sb4が配設されている。そして、本体部202の一側面には、二次電池22の残容量を表示するための残容量表示部25を備える。また、この一対の給電電極Sb1、Sb2及び電池側信号電極Sb3、Sb4は、突出部203が電動工具本体100の装着部103に装着された場合に、装着部103の一対の受電電極Sa1、Sa2及び本体側信号電極Sa3、Sa4がそれぞれ圧接されるようになっている。
残容量表示部25は、例えば図2に示すように、縦方向に一列に配設された複数のLED31(図2に示す例では5個)、残容量を表示させるべくこのLED31を点灯及び消灯させる表示スイッチ32等を備えて構成されている。この表示スイッチ32がオン操作されることで、二次電池22の残容量に対応して所定のLED31が点灯され、表示スイッチ32がオフ操作されることで、点灯しているLED31が消灯される。この実施形態では、満充電の場合には最下段から最上段にかけての総てのLED31が点灯し、残容量が少なくなるにつれてLEL31が上段側から順に消灯されるように構成されている。
なお、図3に、電動工具本体100の装着部111に電池パック200が装着された状態を示す。
図4は、実施形態に係る充電式の電動工具の電気的な構成を示すブロック図である。まず、電動工具本体100の電気的な構成について説明する。図4において、上記受電電極Sa1は、スイッチSW1の接点b、スイッチSW2の接点d及び制御端子付きのスイッチ素子の一例であるPNP型のトランジスタQ1のコレクタに接続される。スイッチSW1の接点aは、モータMの一方の電力供給端子に接続され、スイッチSW1の接点cは、モータMの他方の電力供給端子及び制御端子付きのスイッチ素子の一例であるNPN型のパワートランジスタQ3のコレクタに接続される。トランジスタQ3のエミッタは、上記受電電極Sb2に接続され、トランジスタQ3のベース(制御端子に相当する。)は、本体側制御部13に接続される。なお、パワートランジスタQ3に代えてFET(Field Effect Transistor、電界効果トランジスタ)を用いてもよい。
スイッチSW2の接点eは、バッファBF1を介して本体側制御部13に接続されると共に、ダイオードD1、D2のアノードに接続される。ダイオードD1のカソードは、上記本体側信号電極Sa4に接続される。ダイオードD2のカソードは、制御端子付きのスイッチ素子の一例であるNPN型のトランジスタQ2のベース(制御端子に相当する。)に接続される。
トランジスタQ1のエミッタは、本体側制御部13に接続され、トランジスタQ1のベース(制御端子に相当する。)は、トランジスタQ2のコレクタに接続される。トランジスタQ2のエミッタは、接地され、トランジスタQ2のベースは、ダイオードD2、D3のカソードに接続される。ダイオードD3のアノードは、本体側制御部13に接続される。上記本体側信号電極Sa3は、本体側制御部13に接続される。
スイッチSW1及びスイッチSW2は、上記トリガスイッチ112と連動するように構成されている。スイッチSW1は、トリガスイッチ112が操作されると接点aと接点bとが接続され、トリガスイッチ112の操作が解除されると接点aと接点cとが接続される。スイッチSW2は、トリガスイッチ112が操作されると接点dと接点eとが接続され、トリガスイッチ112の操作が解除されると接点dと接点eとの接続が解消される。
このような構成において、ダイオードD1及びスイッチSW2は、電動工具本体100に電池パック200が装着されトリガスイッチ112の操作に応じて、二次電池22から電池側制御部24への電力供給を電池パック200に制御させるべく、トリガスイッチ112が操作されたことを示す制御信号(操作開始信号)及びトリガスイッチ112の操作が解除されたことを示す制御信号(操作終了信号)を本体側信号電極Sa4に出力する操作信号生成部11を構成している。即ち、電動工具本体100に電池パック200が装着されトリガスイッチ112が操作されるとスイッチSW2の接点dと接点eとが接続され、受電電極Sa1に印加されている電圧がダイオードD1を介して本体側信号電極Sa4に出力される。言い換えると、略0Vのローレベル(L)であった本体側信号電極Sa4は、トリガスイッチ112が操作されると、二次電池22の出力電圧に略相当する電圧値のハイレベル(H)になる(操作開始信号)。一方、トリガスイッチ112の操作が解除されるとスイッチSW2の接点dと接点eとの接続が解消され、受電電極Sa1に印加されている電圧がダイオードD1を介して本体側信号電極Sa4に出力されなくなる。言い換えると、ハイレベルであった本体側信号電極Sa4は、トリガスイッチ112の操作が解除されると、ローレベルになる(操作終了信号)。
そして、このような構成において、スイッチSW2、バッファBF1、トランジスタQ1、Q2及びダイオードD2、D3は、電動工具本体100に電池パック200が装着されトリガスイッチ112の操作に応じて、二次電池22から本体側制御部13へ供給される電力の供給開始、供給維持及び供給停止を行うと共に本体側制御部13を起動する本体側給電制御部12を構成している。即ち、電動工具本体100に電池パック200が装着されトリガスイッチ112が操作されるとスイッチSW2の接点dと接点eとが接続され、受電電極Sa1に印加されている電圧は、バッファBF1で本体側制御部13の入力電圧(例えば5V)に調整されて稼動制御信号として本体側制御部13に入力される。言い換えると、略0VのローレベルであったバッファBF1の出力は、トリガスイッチ112が操作されると、例えば略5Vのハイレベルになる。さらに、電動工具本体100に電池パック200が装着されトリガスイッチ112が操作されるとスイッチSW2の接点dと接点eとが接続され、受電電極Sa1に印加されている電圧は、ダイオードD2を介してトランジスタQ2のベースに印加される。そうすると、トランジスタQ2がオンするからトランジスタQ1がオンし、これによって、受電電極Sa1からトランジスタQ1を介して本体側制御部13に電力が供給される。
これにより、本体側制御部13は、受電電極Sa1からトランジスタQ1を介して電力が供給され、バッファBF1からハイレベルの稼動制御信号が入力されることによって起動し、電動工具本体100を動作させるための各種の制御を開始する。そして、本体側制御部13は、ダイオードD3を介してトランジスタQ2のベースに電圧を印加することによって、受電電極Sa1からトランジスタQ1を介した電力の供給を保持する電力供給自己保持制御を行う。
また、トリガスイッチ112の操作が解除されるとスイッチSW2の接点dと接点eとの接続が解消され、受電電極Sa1に印加されている電圧がバッファBF1に入力されなくなることで、本体側制御部13にトリガスイッチ112の操作の解除が通知される。言い換えると、ハイレベルであったバッファBF1の出力は、トリガスイッチ112の操作が解除されると、略0Vのローレベルになる。さらに、トリガスイッチ112の操作が解除されるとスイッチSW2の接点dと接点eとの接続が解消され、受電電極Sa1に印加されている電圧は、ダイオードD2を介してトランジスタQ2のベースに印加されなくなるが、トランジスタQ2は、本体側制御部13による上記電力供給自己保持制御によってオンを維持する。そして、トランジスタQ2は、本体側制御部13による電力供給自己保持制御の停止によってオフし、トランジスタQ1がオフして、二次電池22から本体側制御部13へ供給される電力の供給が停止される。
また、トリガスイッチ112は、例えば、モータMの電力供給ラインに介挿され、ポテンションメータ等の可変抵抗器を備えたものであり、トリガスイッチ112の引き操作量に応じて可変抵抗器の操作軸が回転することで可変抵抗器に印加されている電圧が分圧され、引き操作量に応じた分圧電圧を操作信号として本体側制御部13に出力する。
本体側制御部13は、トリガスイッチ112からのこの操作信号及び本体側信号電極Sa3からの後述する制御信号に応じてトランジスタQ3の通電時間を制御することによってモータMのオンオフ及び回転速度を制御する。このようにトランジスタQ3は、本体側制御部13の制御に応じてモータMの回転動作を制御するパルス制御部15を構成している。
また、電動工具本体100には、モータMに印加されている電圧を測定しその測定結果を本体側制御部13に出力する電圧測定部14を備えている。
このような本体側制御部13は、例えば、制御を行うための情報処理を実行するマイクロプロセッサと、制御プログラムや制御プログラムを実行する上で必要なデータ等を記憶する例えばROM(Read Only Memory)及びデータを一時的に記憶してマイクロプロセッサの所謂ワーキングメモリとなる例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶素子とその周辺回路等とを備えるマイクロコンピュータで構成されている。
そして、トリガスイッチ112の操作が解除されると(引き操作量が0)、上述したようにスイッチSW1の接点aは、接点cに接続される。これによって、モータMの両電力供給端子間が短絡され、モータMの回転により逆起電力が発生し、モータMの回転にブレーキがかかる。
次に、電池パック200の電気的な構成について説明する。図4において、上記給電電極Sb1は、直列接続の複数の電池セルCe1〜Cenを備えて構成される二次電池22を介して給電電極Sb2に接続される。各電池セルCe1〜Cenには、電池セルCe1〜Cenの電圧をそれぞれ測定すると共に二次電池22の両端電圧を測定する電圧測定部23が接続される。電圧測定部23は、例えば、各電池セルCe1〜Cenの両端電圧を検出する第1抵抗分圧回路及び二次電池22の両端電圧を測定する第2抵抗分圧回路を備えて構成される。
電池側信号電極Sb4は、バッファBF2を介して電池側制御部24に接続されると共に、ダイオードD4のアノードに接続され、ダイオードD4のカソードは、制御端子付きのスイッチ素子の一例であるNPN型のトランジスタQ5のベース(制御端子に相当する。)に接続される。トランジスタQ5のコレクタは、制御端子付きのスイッチ素子の一例であるPNP型のトランジスタQ4のベース(制御端子に相当する。)に接続され、トランジスタQ5のエミッタは、接地される。トランジスタQ4のコレクタは、二次電池22(給電電極Sb1)に接続され、トランジスタQ4のエミッタは、電池側制御部24に接続される。そして、電池側制御部24は、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに、電池側制御部24からトランジスタQ5の方向に電流を流すように、接続される。
これらバッファBF2、ダイオードD4、D5及びトランジスタQ4、Q5は、電動工具本体100の本体側信号電極Sa4から電池側信号電極Sb4を介して入力される上記操作開始信号及び上記操作終了信号に応じて、二次電池22から電池側制御部24及び電圧測定部23へ供給される電力の供給開始、供給維持及び供給停止を行うと共に電池側制御部24を起動する電池側給電制御部21を構成している。即ち、電動工具本体100に電池パック200が装着されトリガスイッチ112が操作されると、上述したように、ダイオードD1を介して受電電極Sa1に印加されている電圧が操作開始信号として本体側信号電極Sa4から出力される。従って、この受電電極Sa1に印加されている電圧がバッファBF2で電池側制御部24の入力電圧(例えば5V)に調整されて稼動制御信号として電池側制御部24に入力される。さらに、この受電電極Sa1に印加されている電圧が電池側信号電極Sb4に印加され、ダイオードD4を介してトランジスタQ5のベースに印加される。そうすると、トランジスタQ5がオンするからトランジスタQ4がオンし、これによって、二次電池22からトランジスタQ4を介して電池側制御部24に電力が供給される。
これにより、電池側制御部24は、二次電池22からトランジスタQ4を介して電力が供給されて起動し、二次電池22の性能劣化を抑制するように二次電池22の放電を制御する処理等の各種の制御を開始する。そして、電池側制御部24は、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ4を介した電力の供給を保持する電力供給自己保持制御を行う。
また、トリガスイッチ112の操作が解除されると、ダイオードD1を介して受電電極Sa1に印加されている電圧が本体側信号電極Sa4から出力されなくなるので(操作終了信号)、受電電極Sa1に印加されている電圧がバッファBF2に入力されなくなることで、電池側制御部24にトリガスイッチ112の操作の解除が通知される。言い換えると、ハイレベルであったバッファBF2の出力は、トリガスイッチ112の操作が解除されると、略0Vのローレベルになる。さらに、トリガスイッチ112の操作が解除されると、ダイオードD1を介して受電電極Sa1に印加されている電圧が本体側信号電極Sa4から出力されなくなってダイオードD4を介してトランジスタQ5のベースに印加されなくなるが、トランジスタQ5は、電池側制御部24による上記電力供給自己保持制御によってオンを維持する。そして、トランジスタQ5は、電池側制御部24による電力供給自己保持制御の停止によってオフし、トランジスタQ4がオフして、二次電池22から電池側制御部24及び電圧測定部23へ供給される電力の供給が停止される。
電池側制御部24は、電池セルCeの両端電圧と充電状態との対応関係を示すテーブルや式及び二次電池22の両端電圧と充電状態との対応関係を示すテーブルや式を用いて電圧測定部23の出力から満充電状態、準満充電状態、通常充電状態及び過放電状態の各種の充電状態を判定し、この判定結果に応じてダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加する時間(電力供給自己保持制御を行う時間)を制御することによって二次電池22から電力の供給を受ける時間を制御して電池側制御部24自身の稼動時間を制御する。満充電状態は、二次電池22がその電池容量一杯に充電されている状態である。準満充電状態は、満充電状態とみなし得る充電状態であり、電池セルCeを性能劣化から保護するために電池セルの種類等を勘案して実験結果等によって決定されるかが、例えば、満充電状態未満から電池容量の85%以上や80%以上や75%以上に充電されている状態である。過放電状態は、放電の進んだ状態ではあるが、充電することにより満充電状態における規定電圧値にまで回復可能な性能劣化の生じていない状態であり、複数の電池セルのうち1つでも過放電状態になると二次電池22が過放電状態であると判定される。通常充電状態は、準満充電状態未満で過放電状態ではない充分に充電容量が残っている状態である。そして、電池側制御部24は、この判定した充電状態により、満充電状態、準満充電状態及び通常充電状態である場合には二次電池22から電動工具本体100への放電(給電)を許可する制御信号(例えば、ローレベルの信号、放電許可信号)を電池側信号電極Sb3に出力し、過放電状態である場合には放電(給電)を許可しない制御信号(例えば、ハイレベルの信号、過放電信号)を電池側信号電極Sb3に出力する。さらに、電池側制御部24は、残容量表示部25の表示スイッチ32がオン操作されると、この判定した充電状態に応じてLED31を点消灯する。
このような電池側制御部24は、例えば、制御を行うための情報処理を実行するマイクロプロセッサと、制御プログラムや制御プログラムを実行する上で必要なデータ等を記憶する例えばROM(Read Only Memory)及びデータを一時的に記憶してマイクロプロセッサの所謂ワーキングメモリとなる例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶素子とその周辺回路等とを備えるマイクロコンピュータで構成されている。
次に、本実施形態の動作について説明する。
(実施形態の動作)
まず、電動工具本体100の動作について説明する。図5は、実施形態に係る電動工具本体の動作を説明するためのタイムチャートである。図5において、上から二次電池22の両端電圧、過放電信号(放電許可信号)、トリガスイッチ112、本体側制御部13への給電、ブレーキ、パルス制御部15及びモータMを示す。
電動工具本体100に電池パック200が装着され、電動工具本体100の受電電極Sa1、受電電極Sa2、本体側信号電極Sa3及び本体側信号電極Sa4が電池パック200の給電電極Sb1、給電電極Sb2、電池側信号電極Sb3及び電池側信号電極Sb4にそれぞれ圧接される。二次電池22が満充電状態(例えば規定電圧値Va)にある場合、トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作されると(時刻t1)、トリガースイッチ112と連動するスイッチSW1及びスイッチSW2がオンされる。即ち、スイッチSW1の接点aが接点bに接続され、スイッチSW2の接点dが接点eに接続される。
このため、電池パック200に出力すべく、ダイオードD1を介して操作開始信号が本体側信号電極Sa4に出力され、バッファBF1を介して本体側制御部13に稼動制御信号が入力され、トランジスタQ2、Q1が順にオンすることでトランジスタQ1を介して二次電池22から本体側制御部13に電力が供給される。そして、本体側制御部13は、起動し、電動工具本体100の制御を開始する。
また、二次電池22が満充電状態であるので、電池側制御部24からは放電許可信号が出力されている。このため、本体側制御部13は、トリガースイッチ112の引き操作量に応じてパルス制御部15にパルス信号が供給されることによってモータMがパルス制御(PWM制御)される結果、トリガースイッチ112の引き操作量に応じた回転速度でモータMが回転駆動される。即ち、トリガースイッチ112の引き操作量が少ない場合には、モータMは、低速で回転駆動され、その引き操作量の増加に従って回転速度が増速し、その引き操作量が多い場合にはモータMは、高速で回転駆動される。
そして、トリガースイッチ112の操作が解除されると(引き操作量が0となると)(時刻t2)、本体側制御部13は、パルス制御部15へのパルス信号の供給を停止する結果、トランジスタQ3が不導通状態になってモータMへの電力供給が停止される。このとき、トリガースイッチ112に連動するスイッチSW1及びスイッチSW2もオフする。即ち、スイッチSW1の接点aが接点cに接続され、これによってモータMの両電力供給端子間が短絡され、モータMの回転にブレーキがかかり、モータMは、急速停止する(時刻t3)。そして、スイッチSW2の接点dと接点eとの接続が解除され、これによってバッファBF1を介して本体側制御部13に入力される稼動制御信号が解除される。
本体側制御部13は、電池側制御部24からは放電許可信号が出力されているため、所定時間T1だけ、ダイオードD3を介してトランジスタQ2のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ1を介した電力の供給を保持する。所定時間T1は、例えば、1秒から10分程度の時間に設定される。
このように本実施形態では、トリガースイッチ112の操作が解除されてモータMへの電力供給が停止されてから所定時間T1だけしか本体側制御部13が稼動しないので、本体側制御部13で消費する消費電力を効果的に抑制することができる。一方、この所定時間T1の間は、本体側制御部13が稼動しているので、例えば、モータMの出力トルクや回転パターンの設定等を不図示の設定入力部から本体側制御部13に入力設定することができる。
また、電池側制御部24から放電許可信号が出力されている期間に、トリガースイッチ112が再び操作されると(時刻t5)、上述と同様に動作することによって、モータMがパルス制御され回転駆動する。
ところが、トリガースイッチ112の操作中に二次電池22が過放電状態(例えば第1過放電判定閾値Vb)になって電池側制御部24から過放電信号が出力されると(時刻t6)、トリガースイッチ112が操作中であるにも拘わらず、本体側制御部13は、パルス制御部15へのパルス信号の供給を停止する。この結果、トランジスタQ3が不導通状態になってモータMへの電力供給が停止される。この場合、トリガースイッチ112は操作中であるから、モータMの両電力供給端子間が短絡されないので、モータMにブレーキがかからずに緩速停止される(時刻t7)。つまり、(時刻t3−時刻t2)<(時刻t7−時刻t6)の関係になる。
そして、モータMへの電力供給が停止されたことを受けて使用者によりトリガースイッチ112の操作が解除されると(時刻t8)、トリガースイッチ112に連動するスイッチSW1及びスイッチSW2もオフする。本体側制御部13は、電池側制御部24からは過放電信号が出力されているため、所定時間T1より短い所定時間T2だけ、ダイオードD3を介してトランジスタQ2のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ1を介した電力の供給を保持する。所定時間T2は、所定時間T1>所定時間T2の下に、例えば、0秒から5秒分程度の時間に設定される。
このように本実施形態では、二次電池22が過放電状態になって電池側制御部24から過放電信号が出力されるとモータMへの電力供給が停止されるから、二次電池22の性能劣化を阻止することができる。
さらに、二次電池22が過放電状態にあり、電池側制御部24から過放電信号が出力されている期間に、トリガースイッチ112が操作されると(時刻t9)、トリガースイッチ112と連動するスイッチSW1及びスイッチSW2がオンする。このため、ダイオードD1を介して操作開始信号が本体側信号電極Sa4に出力され、バッファBF1を介して本体側制御部13に稼動制御信号が入力され、トランジスタQ1を介して二次電池22から本体側制御部13に電力が供給される。そして、本体側制御部13は、起動し、電動工具本体100の制御を開始する。ここで、電池側制御部24からは過放電信号が出力されているため、本体側制御部13は、トリガースイッチ112の引き操作量に応じた信号が入力されているにも関わらず、パルス制御部15にパルス信号を供給しない。即ち、モータMは、停止したままとなる。
そして、モータMが回転しないことにより使用者によりトリガースイッチ112の操作が解除されると(時刻t10)、トリガースイッチ112に連動するスイッチSW1及びスイッチSW2もオフする。本体側制御部13は、電池側制御部24からは過放電信号が出力されているため、上記所定時間T2だけ、ダイオードD3を介してトランジスタQ2のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ1を介した電力の供給を保持する(時刻t11)。
このように本実施形態では、二次電池22が過放電状態になって電池側制御部24から過放電信号が出力される期間は、トリガースイッチ112が操作されてもモータMへの電力供給が停止されたままとなるから、二次電池22の放電が抑制され、二次電池22の性能劣化を防止することができる。
次に、電池パック200の動作について説明する。図6は、実施形態に係る電池パックの動作を説明するためのタイムチャートである。図6において、上から電動工具本体100のトリガスイッチ112、二次電池の両端電圧、過放電信号(放電許可信号)、電池側制御部24への給電を示す。
電池パック200が電動工具本体100に装着され、二次電池22が満充電状態(例えば規定電圧値Va)にある場合、トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作されると(時刻t21)、トリガースイッチ112と連動するスイッチSW1及びスイッチSW2がオンする。このため、上述したように、ダイオードD1を介して操作開始信号が本体側信号電極Sa4から出力され、この操作開始信号が電池側信号電極Sb4に入力される。
その結果、受電電極Sa1に印加されている電圧がスイッチSW2、ダイオードD1、本体側信号電極Sa4、電池側信号電極Sb4及びダイオードD4を介してトランジスタQ5のベースに印加される。そうするとトランジスタQ5がオンしてトランジスタQ4がオンすることによって、二次電池22からトランジスタQ4を介して電圧測定部23及び電池側制御部24に電力が供給される。また、バッファBF2を介して電池側制御部24に稼動制御信号が入力される。
そして、電池側制御部24は、起動し、二次電池22を保護するための制御を開始する。即ち、電池側制御部24は、電圧測定部23の出力から二次電池22の充電状態を判定する。ここで、電池側制御部24は、残容量表示部25の表示スイッチ32がオン操作されると、この判定した充電状態に応じてLED31を点消灯する。電池側制御部24は、この判定した充電状態に応じて放電許可信号及び過放電信号の何れかを電池側信号電極Sb3に出力する。ここでは、満充電状態なので、放電許可信号を出力する。
そして、トリガースイッチ112の操作が解除されると(時刻t22)、バッファBF2からの稼動制御信号が解除され、電池側制御部24は、電圧測定部23の出力から充電状態を判定する。電池側制御部24は、この判定した充電状態に応じてダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加する時間を制御することによって二次電池22から電力の供給を受ける時間を制御する。ここでは、準満充電状態なので、電池側制御部24は、充電状態が準満充電状態である場合の所定時間T3だけ、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ4を介した電力の供給を保持する。所定時間T3は、例えば、30分から60分程度の充分に長い時間に設定される。なお、電池側制御部24は、満充電状態の場合も所定時間T3だけ、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ4を介した電力の供給を保持する。
そして、所定時間T3が経過すると、電池側制御部24は、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することを停止して二次電池22から電力の供給を停止し、稼動を停止する(時刻t23)。
このように本実施形態では、満充電状態及び準満充電状態では、二次電池22から電池側制御部24に電力が供給され、電池側制御部24が動作する。つまり。本実施形態では、満充電状態から準満充電状態未満になってさらに通常充電状態に移行するまで二次電池22の放電を行うから、特に、二次電池22がリチウムイオン二次電池のように満充電状態で長期間放置されると満充電時の電池容量が低下する等の性能劣化を引き起こす性質の電池に対し好適である。
また、この充電状態が通常充電状態である場合に、トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作されと(時刻t24)、上述と同様に動作することによって、電池側制御部24に二次電池22から電力が供給され、電池側制御部24が二次電池22の性能劣化を抑制する制御を行う。
そして、トリガースイッチ112の操作が解除されると(時刻t22)、バッファBF2からの稼動制御信号が解除され、電池側制御部24は、電圧判定部23の出力から二次電池22の充電状態を判定する。判定の結果、充電状態が通常充電状態である場合には、所定時間T3より短い所定時間T4だけ、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ4を介した電力の供給を保持する。所定時間T4は、例えば、30秒から10分程度の時間に設定される。
このように本実施形態では、この充電状態が通常充電状態である場合に、トリガースイッチ112の操作が解除されてから所定時間T4だけしか電池側制御部24が動作しないので、電池側制御部24で消費する消費電力を効果的に抑制することができる。一方、この所定時間T4の間は、電池側制御部24が動作しているので、所定の処理、例えば、この期間に表示スイッチ32を操作することで残容量表示部25を作動させ残量表示を行うことができる。
あるいは、この充電状態が通常充電状態である場合に、トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作されと(時刻t27)、上述と同様に動作することによって、電池側制御部24に二次電池22から電力が供給され、電池側制御部24が二次電池22の保護処理を行う。
このときに、トリガースイッチ112の操作中に二次電池22が過放電状態(例えば第1閾値電圧Vb)になると、電池側制御部24は、電池側信号電極Sb3から過放電信号を出力する(時刻t28)。この過放電信号が電池パック200から電動工具本体100に出力されると、上述したように、トリガースイッチ112が操作中であるにも拘わらず、本体側制御部13は、パルス制御部15へのパルス信号の供給を停止するので、モータMが停止する。そして、モータMへの電力供給が停止されたことを受けて使用者によりトリガースイッチ112の操作が解除されると(時刻t29)、バッファBF2からの稼動制御信号が解除され、電池側制御部24は、電圧測定部23の出力から二次電池22の充電状態を判定する。判定の結果、この場合、充電状態が過放電状態であるので、所定時間T4より短い所定時間T5だけ、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ4を介した電力の供給を保持する。所定時間T5は、例えば、0秒から30秒程度の時間に設定される。
このように本実施形態では、二次電池22が過放電状態になると、電池側制御部24は、トリガースイッチ112の操作が解除されてから所定時間T5だけしか電池側制御部24が動作しないので、電池側制御部24で消費する消費電力をさらに効果的に抑制することができる。一方、この所定時間T5の間は、電池側制御部24が動作しているので、僅かな時間ながら所定の処理を行うことができる。
このように本実施形態では、充電状態に応じて使用者の使い勝手の良さと二次電池22の完全放電の防止との何れかを優先させているので、充電状態に応じて使用者の使い勝手の良さと二次電池22の完全放電の防止との両立を達成している。
さらに、二次電池22が過放電状態にある場合に、トリガースイッチ112が操作されると(時刻t31)、上述と同様に動作することによって、電池側制御部24に二次電池22から電力が供給され、電池側制御部24が二次電池22の性能劣化を抑制する制御を行う。このため、電池側制御部24は、電池側信号電極Sb3から過放電信号を出力する(時刻t31)。この過放電信号が電池パック200から電動工具本体100に出力されると、上述したように、トリガースイッチ112が操作中であるにも拘わらず、本体側制御部13は、パルス制御部15へのパルス信号を供給しないので、モータMが停止したままとなる。そして、モータMが停止したままであることを受けて使用者がトリガースイッチ112の操作を解除すると(時刻t32)、電池側制御部24は、電圧測定部23の出力から充電状態を判定する。判定の結果、この場合、充電状態が過放電状態であるので、所定時間T5だけダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加することによって、二次電池22からトランジスタQ4を介した電力の供給を保持する。
このように本実施形態の電動工具10は、トリガスイッチ112が操作された場合に、二次電池22から電池側制御部24へ電力の供給を開始するので、待機電流が流れることがなくなるので、背景技術に較べて二次電池の性能劣化をより防止し得る。そして、トリガースイッチ112の操作が解除されると、二次電池22の充電状態に応じて二次電池22から電力の供給を受ける時間を変更しているので、電池側制御部24で消費する消費電力を効果的に抑制することができる一方所定の処理を行うことができる。そのため、充電状態に応じて使用者の使い勝手の良さと二次電池22の完全放電の防止との両立を達成することができる。
以下に、このような電池側制御部24の動作をフローチャートを用いて説明する。図7は、実施形態に係る電池側制御部の動作を示すフローチャートである。図7において、上述したように、トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作され、操作開始信号が本体側信号電極Sa4から電池側信号電極Sb4に入力されると、バッファBF2を介して電池側制御部24に稼動制御信号が入力されて、電池側制御部24が動作を開始する。そうすると、まず、二次電池の充電状態が判定され(S11)、判定の結果、過放電状態の場合(過放電状態)には過放電信号が電池パック200から電気機器本体100へ出力され(S12)、一方、満充電状態、準満充電状態及び通常充電状態の場合(過放電状態を除く状態)には放電許可信号が電池パック200から電気機器本体100へ出力される(S13)。そして、稼動制御信号の解除が判定され、判定の結果、解除されていない場合には処理が処理S11に戻されて、処理S11乃至処理S13の各処理が繰り返し実行される。一方、判定の結果、解除されている場合には、二次電池の充電状態が判定される(S15)。
この判定の結果、充電状態が満充電状態及び準満充電状態である場合(満充電状態、準満充電状態)には所定時間T3だけ電力供給自己保持制御を行って電池側制御部24は、所定時間T3だけ動作した後に停止する(S16)。
処理S15における判定の結果、充電状態が通常充電状態である場合(通常充電状態)には所定時間T4だけ電力供給自己保持制御を行って電池側制御部24は、所定時間T4だけ動作した後に停止する(S17)。
そして、処理S15における判定の結果、充電状態が過放電状態である場合(過放電状態)には所定時間T5だけ電力供給自己保持制御を行って電池側制御部24は、所定時間T5だけ動作した後に停止する(S18)。
なお、上述の実施形態において、電圧測定部23は、各電池セルCe1〜Cenの各両端電圧を個々に測定するように構成したが、2個又は3個等の複数個を纏めて電圧を測定するように構成してもよい。
また、上述の実施形態において、図4に破線で示すように、二次電池22の電池セルCe1〜Cenの温度を測定する電池温度測定部26を電池パック200にさらに設けてもよい。電池温度測定部26は、例えば、直接に接続された抵抗素子R1とサーミスタThとが二次電池22に並列に接続され、抵抗素子R1とサーミスタThとの接続部が電池温度測定部26の出力として電池制御部24に接続するように構成される。電池温度測定部26の出力は、電池温度の上昇に従ってサーミスタThの抵抗値が小さくなるので、電池温度の上昇に従って小さくなる。このような電池温度測定部26は、異常高温(例えば70℃や75℃や80℃等)になると二次電池22が劣化するので、二次電池22の電池温度が異常高温以上の場合に電池側制御部24が過放電信号を出力するために用いられたり、電池側制御部24が二次電池22の充電状態における過放電状態を判定する際に用いる閾値(過放電判定閾値)が温度特性を有しているので、二次電池22の電池温度に応じて電池側制御部24が過放電判定閾値を補正するために用いられる。この過放電判定閾値の補正は、所定の標準温度より高温の場合には標準温度の場合に用いる過放電判定閾値より高い値に補正し、所定の標準温度より低温の場合には標準温度の場合に用いる過放電判定閾値をより低い値に補正する。なお、電池セルCe1〜Cenの各電池温度を個々に、あるいは、2個又は3個等の複数個を纏めて電池温度を測定するように構成してもよい。この場合には、電池温度として、最高値、最低値及び平均値のうち何れかの温度を二次電池22の電池温度として用いる。
そして、上述の実施形態において、図4に破線で示すように、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の書換え可能な不揮発性の記憶素子を備えて構成される二次電池22の充電状態を記憶する記憶部27を電池パック200にさらに設けてもよい。
この場合、電池側制御部24は、稼動を停止する前に、二次電池22の充電状態を記憶部27に記憶しておき、次に稼動した際にこの記憶部27から二次電池22の充電状態を読み込み、この読み込んだ充電状態に応じて放電許可信号及び過放電信号の何れかを電池側信号電極Sb3に出力すると共に、この読み込んだ充電状態に応じてダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加する時間を制御する。このように構成することによって電圧測定部23を用いて二次電池22の充電状態を判断することができないが記憶部27から二次電池22の充電状態を読み込める程度に極短い時間だけ使用者がトリガスイッチ112を操作した場合でも、電池側制御部24は、記憶部27から充電状態を読み込むことにより制御信号を電池側信号電極Sb3に出力することができ、電池側制御部24の給電時間を制御することができる。このため、このような場合でも二次電池22の性能劣化を抑制する制御を確実に実行することができる。
あるいは、この場合、電池側制御部24は、電圧測定部23の出力に基づいて二次電池22の充電状態を判定した結果、二次電池22の充電状態が過放電状態である場合に記憶部27に二次電池22の充電状態が過放電状態であることを記憶しておき、次に稼動した際にこの記憶部27から二次電池22の充電状態を読み込み、この読み込んだ充電状態が過放電状態である場合に、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに印加する電圧を解消して、二次電池22による電力の供給を直ちに停止するように構成してもよい。このように構成することによって、過放電状態の場合に二次電池22の放電をより効果的に抑制することができ、完全放電を防止することができる。
あるいは、この記憶部27は、過放電状態の回数を記憶するように構成し、電池側制御部24は、電圧測定部23の出力に基づいて二次電池22の充電状態を判定した結果、二次電池22の充電状態が過放電状態である場合には、記憶部の過放電状態の回数をカウントアップして、次に稼動した際にこの記憶部27から過放電状態の回数を読み込み、この読み込んだ過放電状態の回数が所定回数(例えば、3回や4回や5回等)以上である場合に、ダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに印加する電圧を解消して、二次電池22による電力の供給を直ちに停止するように構成してもよい。このように構成することによっても、過放電状態の場合に二次電池22の放電をより効果的に抑制することができ、完全放電を防止することができる。
なお、二次電池22の充電状態ではなく、二次電池22の両端電圧及び各電池セルCe1〜Cenの各両端電圧を記憶部27に記憶するように構成しても同様の効果が得られる。
また、上述の実施形態において、トリガスイッチ112を操作してから所定期間Taは、電池側制御部24が二次電池22の充電状態における過放電状態を判定する際に用いる閾値(過放電判定閾値)を変更するように構成してもよい。つまり、通常時(トリガスイッチ112を操作してから所定時間Taの経過後)は、二次電池22の充電状態における過放電状態の判定に通常過放電判定閾値Vbを用い、トリガスイッチ112を操作してから所定時間Taは、二次電池22の充電状態における過放電状態の判定に通常過放電判定閾値Vbよりも小さい値である瞬時過放電判定閾値Vbmを用いるように構成してもよい。例えば、1個の電池セルCeに対する通常過放電判定閾値が2Vの場合には、0.5V〜1.0V低下させて瞬時過放電判定閾値を1.5V〜1.0V程度に設定する。
図8は、過放電判定閾値が一定の場合におけるタイムチャート及び瞬時過放電判定閾値を用いる場合におけるタイムチャートを示す図である。図8(A)は、瞬時過放電判定閾値を用いる場合におけるタイムチャートを示し、図8(B)は、過放電判定閾値が一定の場合におけるタイムチャートを示す。
トリガスイッチ112を操作した直後は、通常、突入電流により二次電池22の両端電圧が急激に降下する。このため、図8(B)に示すように、例えば、二次電池22の両端電圧が通常過放電判定閾値Vbに近い場合に、トリガスイッチ112が操作されると(時刻t51)、この急激な電圧降下により、二次電池22の両端電圧が通常過放電判定閾値Vb以下となって(時刻t52)、上述したように、電池パック200の電池側制御部24は、二次電池22の充電状態を過放電状態と判定し、過放電信号を電動工具本体100の本体側制御部13へ出力する。これにより、トリガスイッチ112が操作中であるにも関わらず本体側制御部13の制御によりモータMへの給電が停止され(時刻t52)、モータMが駆動を停止する(時刻t53)。
そのため、図8(A)に示すように、トリガスイッチ112を操作してから所定期間Taは、過放電判定閾値を通常過放電判定閾値Vbから瞬時過放電判定閾値Vbmに変更するように構成する。このように構成することにより、例えば、二次電池22の両端電圧が通常過放電判定閾値Vbに近い場合に、トリガスイッチ112が操作されると(時刻t41)、電池側制御部24は、瞬時過放電判定閾値Vbmで二次電池22の充電状態を判定する。このため、急激な電圧降下が生じて通常過放電判定閾値Vb以下となっても(時刻t42)、電池側制御部24は、二次電池22の充電状態を過放電状態と判定せずに通常充電状態と判定するので、モータMは、そのまま回転を続ける。電池側制御部24は、トリガスイッチ112を操作してから所定期間Taが経過すると(時刻t43)は、過放電判定閾値を瞬時過放電判定閾値Vbmから通常過放電判定閾値Vbに変更する。そして、二次電池22の両端電圧が通常過放電判定閾値Vb以下となると(時刻t44)、上述したように、電池パック200の電池側制御部24より過放電信号が電動工具本体100の本体側制御部13に出力され、トリガスイッチ112が操作中でも本体側制御部13の制御によりモータMへの給電が停止され(時刻t44)、モータMが駆動を停止する(時刻t45)。
このようにトリガスイッチ112を操作してから所定期間Taの期間だけ、電池側制御部24が過放電判定閾値を通常過放電判定閾値Vbから瞬時過放電判定閾値Vbmに変更するように構成することにより、トリガスイッチ112を操作した直後に二次電池22に生じる急激な電圧降下がマスクされ、二次電池22の充電状態における過放電状態は、通常過放電判定閾値Vbでより適切に判定され得る。このため、通常過放電判定閾値Vbまで二次電池22を使用することができ、電池パック200の使い勝手がより向上する。所定時間Taは、このようにトリガスイッチ112を操作した直後に二次電池22に生じる急激な電圧降下をマスクするための時間であり、実験等によって適宜決定されるが、例えば、400ミリ秒や500ミリ秒や600ミリ秒等の数百ミリ秒のオーダに決定される。
さらに、上述の実施形態において、ダイオードD2にパルス状に電圧を印加するワンショット回路121を電動工具本体100にさらに設け、及び/又は、ダイオードD4にパルス状に電圧を印加するワンショット回路28を電池パック200にさらに設けるように構成してもよい。
図9は、ワンショット回路をさらに備えた電動工具の電気的な構成を示す図である。図9に示すように、電動工具本体100’は、図4に示す構成にさらに、スイッチSW2の接点eとダイオードD2のアノードとの間にコンデンサC1と抵抗素子R2とを備える本体側ワンショット回路121をさらに設ける。即ち、スイッチSW2の接点eは、コンデンサC1を介してダイオードD2のアノードの接続されると共に、抵抗素子R2を介して接地される。その他の構成は、図4に示す電動工具本体100の電気的な構成と同様であるので、その説明を省略する。そして、電池パック200’は、図4に示す構成にさらに、電池側信号電極Sb4とダイオードD4のアノードとの間にコンデンサC2と抵抗素子R3とを備える電池側ワンショット回路28をさらに設ける。即ち、電池側信号電極Sb4は、コンデンサC2を介してダイオードD4のアノードの接続されると共に、抵抗素子R3を介して接地される。その他の構成は、図4に示す電池パック200の電気的な構成と同様であるので、その説明を省略する。
図10は、ワンショット回路を備えた電動工具本体及び電池パックの動作を説明するためのタイムチャートである。上から二次電池22の両端電圧、過放電信号(放電許可信号)、電動工具本体100’側のトリガスイッチ112、本体側ワンショット回路121の出力、本体側制御部13への給電、ブレーキ、パルス制御部15及びモータM、並びに、電池パック200側の電池側ワンショット回路28の出力及び電池側制御部24への給電を示す。
図10に示すように、電動工具本体100’に電池パック200’が装着され、電動工具本体100’の受電電極Sa1、受電電極Sa2、本体側信号電極Sa3及び本体側信号電極Sa4が電池パック200’の給電電極Sb1、給電電極Sb2、電池側信号電極Sb3及び電池側信号電極Sb4にそれぞれ圧接される。トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作されると、トリガースイッチ112と連動するスイッチSW1及びスイッチSW2がオンされる。即ち、スイッチSW1の接点aが接点bに接続され、スイッチSW2の接点dが接点eに接続される。このため、電池パック200’に出力すべく、ダイオードD1を介して操作開始信号が本体側信号電極Sa4に出力され、バッファBF1を介して本体側制御部13に稼動制御信号が入力され、本体側ワンショット回路121を介してダイオードD2に単パルスの電圧が印加され、トランジスタQ2、Q1が順にオンすることでトランジスタQ1を介して二次電池22から本体側制御部13に電力が供給される。そして、本体側制御部13は、起動し、電動工具本体100’の制御を開始し、ダイオードD3を介してトランジスタQ2のベースに電圧を印加することによって、受電電極Sa1からトランジスタQ1を介した電力の供給を保持する電力供給自己保持制御を行う。
ここで、上述の実施形態に係る電動工具本体100の動作と本体側ワンショット回路121を備えた電動工具本体100’の動作と異なる点は、ダイオードD2には、本体側ワンショット回路121を介して電圧が印加されるため、本体側ワンショット回路121のコンデンサC1及び抵抗素子R2で決まる時定数のパルス幅Tb1を持つパルス状の電圧がダイオードD2に印加される点である。このため、二次電池22の充電状態が過放電状態であってトリガスイッチ112が操作された場合(図10の時刻t61、図5の時刻t9に相当する。)では、トリガスイッチ112の操作直後だけパルス状にハイレベルとなり、本体側ワンショット回路121の出力がローレベルの信号になった時(図10の時刻t62)から所定時間T2後に本体側制御部13への給電が停止される(図10の時刻t63、図5の時刻t11に相当する。)ように動作するので、本体側ワンショット回路121を備えない上述の電動工具本体100の較べて、短い時間で本体側制御部13への給電が停止される。即ち、(時刻t11−時刻t9)>(時刻t63−時刻t61)である。よって、二次電池22の充電状態が過放電状態の場合に、直ちに、二次電池22の放電が停止されるので、二次電池22の性能劣化をより防止することができる。
一方、図10に示すように、電池パック200’が電動工具本体100’に装着され、トリガースイッチ112が電動工具10の使用者により操作されと(時刻t21)、トリガースイッチ112と連動するスイッチSW1及びスイッチSW2がオンする。このため、上述したように、ダイオードD1を介して操作開始信号が本体側信号電極Sa4に出力され、この操作開始信号が電池側信号電極Sb4に入力される。その結果、受電電極Sa1に印加されている電圧がスイッチSW2、ダイオードD1、本体側信号電極Sa4、電池側信号電極Sb4、電池側ワンショット回路28及びダイオードD4を介してトランジスタQ5のベースに単パルスで印加される。そうするとトランジスタQ5がオンしてトランジスタQ4がオンすることによって、二次電池22からトランジスタQ4を介して電圧測定部23及び電池側制御部24に電力が供給される。そして、電池側制御部24は、起動し、二次電池22の保護するための制御を開始する。そして、電池側制御部24は、二次電池23の充電状態を判定し、この判定した充電状態に応じてダイオードD5を介してトランジスタQ5のベースに電圧を印加する時間を制御することによって二次電池22から電力の供給を受ける時間を制御する。
ここで、上述の実施形態に係る電池パック200の動作と電池側ワンショット回路28を備えた電池パック200’の動作と異なる点は、ダイオードD4には、電池側ワンショット回路28を介して電圧が印加されるため、電池側ワンショット回路28のコンデンサC2及び抵抗素子R3で決まる時定数のパルス幅Tb2を持つパルス状の電圧がダイオードD4に印加される点である。このため、二次電池22の充電状態が過放電状態であってトリガスイッチ112が操作された場合(図10の時刻t61、図6の時刻t31に相当する。)では、トリガスイッチ112の操作直後だけパルス状にハイレベルとなり、電池側ワンショット回路28の出力がローレベルの信号になった時(図10の時刻t62)から所定時間T5後に本体側制御部13への給電が停止される(図10の時刻t63、図6の時刻t33に相当する。)ように動作するので、電池側ワンショット回路28を備えない上述の電池パック200の較べて、短い時間で電池側制御部24への給電が停止される。即ち、(時刻t33−時刻t31)>(時刻t63−時刻t61)である。なお、図10に示す例では、所定時間T2と所定時間T5とは、同一の時間に設定されている。よって、二次電池22の充電状態が過放電状態の場合に、直ちに、二次電池22の放電が停止されるので、二次電池22の性能劣化をより防止することができる。
また、上述の実施形態では、操作スイッチの一例であるトリガスイッチは、オンオフするだけでなく操作量に応じてモータMに供給する電力量を変化させるものであったが、本発明に係る操作スイッチは、単に、オンオフするものでもよい。
実施形態に係る充電式の電動工具の要部を示す外観構成図である。 電池パックの残容量表示部を示す図である。 電動工具本体の装着部に電池パックが装着された状態を示す図である。 実施形態に係る充電式の電動工具の電気的な構成を示すブロック図である。 実施形態に係る電動工具本体の動作を説明するためのタイムチャートである。 実施形態に係る電池パックの動作を説明するためのタイムチャートである。 実施形態に係る電池側制御部の動作を示すフローチャートである。 過放電判定閾値が一定の場合におけるタイムチャート及び瞬時過放電判定閾値を用いる場合におけるタイムチャートを示す図である。 ワンショット回路をさらに備えた電動工具の電気的な構成を示す図である。 ワンショット回路を備えた電動工具本体及び電池パックの動作を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
10 電動工具
11 操作信号生成部
12 本体側給電制御部
13 本体側制御部
14 電圧測定部
15 パルス制御部
21 電池側給電制御部
22 二次電池
23 電圧測定部
24 電池側制御部
25 残容量表示部
26 電池温度測定部
27 記憶部
28 電池側ワンショット回路
100、100’ 電動工具本体
111 本体側制御回路部
121 本体側ワンショット回路
200、200’ 電池パック
211 電池側制御回路部
Ce1〜Cen 電池セル
Q1〜Q5 トランジスタ
D1〜D5 ダイオード
R1〜R3 抵抗素子
C1、C2 コンデンサ
BF1、BF2 バッファ
SW1、SW2 スイッチ
Th サーミスタ
M モータ
Sa1、Sa2 受電電極
Sa3、Sa4 本体側信号電極
Sb3、Sb4 電池側信号電極
Sb1、Sb2 給電電極

Claims (9)

  1. 負荷と、前記負荷を稼動するための操作スイッチと、電力の供給を受けるための受電電極と、前記操作スイッチの操作に応じて前記受電電極から前記負荷に供給する電力を制御する本体側制御部とを備える電気機器本体と、
    電池と、前記受電電極へ前記電池から電力を供給するための給電電極と、前記電池の性能劣化を抑制するように前記電池から前記給電電極に供給する電力を制御する電池側制御部とを備える電池パックとを備える電気機器において、
    前記電気機器本体は、
    前記操作スイッチが操作された場合に前記操作スイッチが操作されたことを示す操作開始信号を生成する信号生成部と、
    前記信号生成部で生成した操作開始信号を出力するための本体側信号電極とをさらに備え、
    前記電池パックは、
    前記本体側信号電極から前記操作開始信号を入力するための電池側信号電極と、
    前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された場合に、前記電池から前記電池側制御部へ電力の供給を開始する給電部とをさらに備えること
    を特徴とする電気機器。
  2. 前記信号生成部は、前記操作スイッチの操作が解除された場合に前記操作スイッチの操作が解除されたことを示す操作終了信号をさらに生成し、
    前記本体側信号電極は、前記信号生成部で生成した操作終了信号をさらに出力し、
    前記電池パックは、前記電池の充電状態を検出するための検出部をさらに備え、
    前記電池側信号電極は、前記本体側信号電極から前記操作終了信号がさらに入力され、
    前記電池側制御部は、前記電池側信号電極から前記操作終了信号が入力された場合に、前記検出部で検出した前記電池の充電状態に応じて、前記給電部により電力を供給する時間を変更すること
    を特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記電池側制御部は、前記電池側信号電極から前記操作終了信号が入力された場合に、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が第1充電状態である場合には前記給電部により第1時間で電力を供給し、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が前記第1充電状態より残容量が少ない第2充電状態である場合には前記給電部により前記第1時間より短い第2時間で電力を供給し、そして、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が前記第2充電状態より残容量が少ない第3充電状態である場合には前記給電部により前記第2時間より短い第3時間で電力を供給すること
    を特徴とする請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合に前記電池の充電状態が過放電状態であることを示す過放電信号を前記電気機器本体にさらに出力するものであって、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された後の所定時間内は、前記過放電状態を判定する過放電判定閾値を他の時間に用いる過放電判定閾値よりも小さい値にすること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の電気機器。
  5. 前記検出部で検出した前記電池の充電状態を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記電池側制御部は、前記電池側信号電極から前記操作終了信号が入力された場合に、前記検出部で検出した前記電池の充電状態を前記記憶部に記憶して、前記検出部で検出した前記電池の充電状態に代えて前記記憶部に記憶した前記電池の充電状態に応じて、前記給電部により電力を供給する時間を変更すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の電気機器。
  6. 前記操作開始信号は、前記操作スイッチの操作に同期した単パルスであり、
    前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合には前記給電部による電力の供給を停止すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の電気機器。
  7. 前記検出部で検出した前記電池の充電状態を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合に前記記憶部に前記電池の充電状態が過放電状態であることを記憶すると共に、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された場合であって前記記憶部に記憶されている前記電池の充電状態が過放電状態である場合には前記給電部による電力の供給を停止すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の電気機器。
  8. 過放電状態の回数を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記電池側制御部は、前記検出部で検出した前記電池の充電状態が過放電状態である場合の回数をカウントして前記記憶部に記憶すると共に、前記電池側信号電極から前記操作開始信号が入力された場合であって前記記憶部に記憶されている過放電状態の回数が所定値以上である場合には前記給電部による電力の供給を停止すること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の電気機器。
  9. 前記電池は、リチウムイオン二次電池であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の電気機器。
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