JP2010158743A - 電動工具、電動工具本体、及びバッテリパック - Google Patents

電動工具、電動工具本体、及びバッテリパック Download PDF

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Abstract

【課題】電動工具において、スイッチが操作されたか否かを示す信号と、駆動部への電力の供給を許可するか否かを示す信号とを、1組の端子を介して、電動工具本体とバッテリパックとの間で入出力することが可能な技術を提供する。
【解決手段】電動工具1では、メインスイッチSW1がONされると、本体2において制御電圧Vccが生成されて、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighに設定される。バッテリパック9のMCU93が放電制御信号における電圧の論理レベルをHighに設定(放電許可)すると、トランジスタQ4がONし、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがLowに設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、バッテリパックを備える電動工具に関する。
従来の電動工具の一例(特許文献1を参照)は、電動工具本体の外部に設けられたスイッチが操作されたか否かを示す制御信号を、1対の端子を介して、電動工具本体からバッテリパックに出力するように構成されている。また、この一例は、バッテリパックから電動工具本体のモータへの電力の供給を許可するか否かを示す制御信号を、別の1対の端子を介して、バッテリパックから電動工具本体に入力するように構成されている。
特開2006−280043号公報
ここで、上記一例では、上述した2種類の制御信号を電動工具本体とバッテリパックとの間で入出力するために、2対の端子が必要であった。しかしながら、電動工具の構造を簡素化したり、電動工具の設計の自由度を向上させるためには、端子の数を削減することが1つの方法となり得る。
そこで、本発明は、電動工具において、スイッチが操作されたか否かを示す信号と、駆動部への電力の供給を許可するか否かを示す信号とを、1対の端子を介して、電動工具本体とバッテリパックとの間で入出力することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた、本発明の第1局面における電動工具は、電動工具本体と、バッテリパックとを備えている。
電動工具本体は、電動工具本体とバッテリパックとの間で電気信号を入出力するための本体側端子と、バッテリパックと電気的に接続され、該バッテリバックから電力の供給を受けて駆動する駆動部と、電動工具本体の外部から駆動部の駆動及び停止を指令するためのスイッチと、該スイッチによって駆動部の駆動が指令されると、本体側端子の電圧を第1の電圧に設定する端子電圧設定手段と、本体側端子の電圧が第1の電圧に設定されているときに、バッテリパックと駆動部とを電気的に切断する一方、該本体側端子の電圧が第1の電圧とは異なる第2の電圧に設定されているときに、バッテリパックと駆動部とを電気的に接続する接続制御手段とを備えている。
一方、バッテリパックは、電動工具本体の本体側端子と電気的に接続されるバッテリ側端子と、該バッテリ側端子の電圧が第1の電圧に設定されているときに、電動工具本体のスイッチによって駆動部の駆動が指令されていることを示す指令認識信号を生成する指令認識手段と、少なくとも、指令認識信号の状態の判定を含む、予め設定された判定手順に基づいて、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可するか否かを判定する許可判定手段と、該許可判定手段によって、バッテリパックから駆動部への電力の供給が許可されると、バッテリ側端子の電圧を第1の電圧から第2の電圧へと変化させる電圧変化手段とを備えている。
このように構成された電動工具では、スイッチによって駆動部の駆動が指令されると、電動工具本体の端子電圧設定手段が、電動工具本体における本体側端子の電圧を第1の電圧に設定する。このとき、電動工具本体の接続制御手段が、バッテリパックと駆動部とを電気的に切断する。一方、本体側端子の電圧が第1の電圧に設定されると、本体側端子と電気的に接続されている、バッテリパックにおけるバッテリ端子の電圧も第1の電圧に設定されるので、バッテリパックの指令認識手段が、指令認識信号を生成する。そして、バッテリパックの許可判定手段が、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可すると、バッテリパックの電圧変化手段が、バッテリ側端子の電圧を第1の電圧から第2の電圧へと変化させる。
バッテリ側端子の電圧が第2の電圧へと変化すると、バッテリ側端子と電気的に接続されている、電動工具本体における本体側端子の電圧も第2の電圧へと変化するので、電動工具本体の接続制御手段が、バッテリパックと駆動部とを電気的に接続する。
つまり、第1局面の電動工具では、スイッチによって駆動部の駆動が指令されたことを、本体側端子の電圧とバッテリ端子の電圧とを第1の電圧に設定することで示し、駆動部への電力の供給が許可されたことを、本体側端子の電圧とバッテリ端子の電圧とを第2の電圧に設定することで示す。
したがって、第1局面の電動工具は、スイッチが操作されたか否かを示す信号と、駆動部への電力の供給を許可するか否かを示す信号とを、1対の端子を介して、電動工具本体とバッテリパックとの間で入出力できる。
ここで、電動工具本体のスイッチは、電動工具本体の外部から駆動部の駆動及び停止を指令するためにどのように構成されていてもよい。
例えば、バッテリパックが、電動工具本体の駆動部と電気的に接続される正極を備えている場合、スイッチは、バッテリパックの正極と、電動工具本体の駆動部との電気的接続をON/OFFすることで、駆動部の駆動及び停止を指令するように構成されていてもよい。さらに、この場合、端子電圧設定手段は、バッテリパックの正極と、電動工具本体の駆動部との電気的接続がスイッチによってONされると、第1の電圧を本体側端子に印加するように構成されていてもよい。
このように構成された電動工具では、バッテリパックの正極と電動工具本体の駆動部とが電気的に接続されたときに、本体側端子の電圧を第1の電圧に設定できる。
ここで、端子電圧設定手段は、例えば、バッテリパックの正極と、電動工具本体の駆動部との電気的接続がスイッチによってONされると、バッテリパックの正極の電圧から第1の電圧を生成し、生成した第1の電圧を本体側端子に印加するように構成されていてもよい。
この場合、バッテリパックの正極と、電動工具本体の駆動部とが電気的に接続されたときにのみ、第1の電圧が生成される。つまり、スイッチによって駆動部の駆動が指令されたときにのみ第1の電圧が生成されるため、スイッチによって駆動部の駆動が指令されていないにもかかわらず、本体側端子の電圧とバッテリ側端子の電圧とが第1の電圧に設定されてしまうことを防止できる。
また、電圧変化手段は、バッテリ側端子の電圧を第1の電圧から第2の電圧へと変化させるためにどのように構成されていてもよい。
例えば、電圧変化手段は、第1の電圧を降下させる、もしくは第1の電圧よりも高い電圧をバッテリ側端子に印加することで、バッテリ側端子の電圧を第1の電圧から第2の電圧へと変化させるように構成されていてもよい。
また、バッテリパックは、少なくとも指令認識信号の状態に基づいて、バッテリパックに搭載された電子回路の一部の動作を停止させるスリープモード移行手段を備えていてもよい。
この場合、例えば、指令認識信号が生成されていないときに、スリープモード移行手段が作動するように、スリープモード移行手段を設定すれば、電動工具本体のスイッチによって駆動部の停止が指令されているときに、バッテリパックに搭載された電子回路を全て停止させるのではなく、一部の電子回路のみが停止するだけであるので、駆動部の駆動が指令されてから全ての電子回路を作動させる場合よりも迅速に駆動部の駆動を開始することができる。
また、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可するか否かを判定するために、判定手順は、どのような判定を含んでもよい。
例えば、バッテリパックから電動工具本体に流れる電流の大きさが予め指定された指定電流値を超えているか否かを判定する過電流判定手段をバッテリパックが備えている場合には、判定手順は、過電流判定手段による判定を含んでいてもよい。
この場合、例えば、バッテリパックから電動工具本体に流れる電流の大きさが予め指定された電流値を超えている場合に、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可しないように許可判定手段を設定すれば、バッテリパックから電動工具本体に過大な電流が流れ、不具合が生じてしまうことを防止できる。
また、例えば、バッテリパックが過放電状態であるか否かを判定する過放電判定手段を、バッテリパックが備えている場合には、判定手順は、過放電判定手段による判定を含んでいてもよい。
この場合、例えば、バッテリパックが過放電状態である場合に、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可しないように許可判定手段を設定すれば、過放電状態のバッテリパックから駆動部に電力を供給してしまい、バッテリパックに不具合が生じてしまうことを防止できる。
また、例えば、バッテリパックの温度が予め指定された指定温度を超えているか否かを判定する温度判定手段をバッテリパックが備えている場合、判定手順は、温度判定手段による判定を含んでいてもよい。
この場合、例えば、バッテリパックの温度が指定温度を超えている場合に、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可しないように許可判定手段を設定すれば、温度が過度に高いバッテリパックから駆動部に電力を供給してしまい、バッテリパックに不具合が生じてしまうことを防止できる。
また、バッテリパックは、電動工具本体に離脱不能に設けられていてもよいし、電動工具本体に離脱可能に装着されてもよい。
バッテリパックが電動工具本体に離脱可能に装着されている場合、バッテリパックを容易に交換することができる。
次に、本発明の第2局面における電動工具本体は、該電動工具本体とバッテリパックとの間で電気信号を入出力するための本体側端子と、バッテリパックと電気的に接続され、該バッテリバックから電力の供給を受けて駆動する駆動部と、電動工具本体の外部から駆動部の駆動及び停止を指令するためのスイッチと、該スイッチによって駆動部の駆動が指令されると、本体側端子の電圧を第1の電圧に設定する端子電圧設定手段と、本体側端子の電圧が第1の電圧に設定されているときに、バッテリパックと駆動部とを電気的に切断する一方、該本体側端子の電圧が第1の電圧とは異なる第2の電圧に設定されているときに、バッテリパックと駆動部とを電気的に接続する接続制御手段とを備えている。
つまり、この電動工具本体は、第1局面における電動工具の電動工具本体であり、第1局面における電動工具の一部を構成することができる。
次に、本発明の第3局面におけるバッテリパックは、電動工具本体に電力を供給する電動工具用のバッテリパックである。そして、このバッテリパックは、該バッテリパックと電動工具本体との間で電気信号を入出力するためのバッテリ側端子と、該バッテリ側端子の電圧が第1の電圧に設定されているときに、電動工具本体に設けられたスイッチによって、該電動工具本体に設けられた駆動部の駆動が指令されていることを示す指令認識信号を生成する指令認識手段と、少なくとも、指令認識信号の状態を判定条件として、バッテリパックから駆動部への電力の供給を許可するか否かを判定する許可判定手段と、該許可判定手段により、バッテリパックから駆動部への電力の供給が許可されると、バッテリ側端子の電圧を、第1の電圧から該第1の電圧とは異なる第2の電圧へと変化させる電圧変化手段とを備えている。
つまり、このバッテリパックは、第1局面における電動工具のバッテリパックであり、第1局面における電動工具の一部を構成することができる。
第1実施形態における電動工具の側面図である。 第1実施形態における電動工具の本体からバッテリパックを離脱させた様子を示す側面図である。 第1実施形態における電動工具に搭載された一部の電子回路の構成を示す回路図である。 第1実施形態における電子回路の各部の動作を示すタイミングチャートである。 メインスイッチがONされてから駆動モータが始動するまでの間における、第1実施形態における電子回路の各部の動作状態を示すテーブルである。 過電流が発生したときにおける、第1実施形態における電子回路の各部の動作状態を示すテーブルである。 ユーザが自動停止モードを認識したときにおける、第1実施形態における電子回路の各部の動作状態を示すテーブルである。 第1実施形態におけるMCUが実行する放電制御処理の流れを示すフローチャートであって、放電制御処理の始まりから途中までを示すフローチャートである。 第1実施形態におけるMCUが実行する放電制御処理の流れを示すフローチャートであって、放電制御処理の残りを示しているフローチャートである。 第2実施形態における電動工具に搭載された一部の電子回路の構成を示す回路図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
まず、図1は、本発明を適用した、本第1実施形態における電動工具の側面図である。
図1に示すように、本第1実施形態の電動工具1は、所謂ドライバドリルとして構成されている。
より具体的には、電動工具1の本体2は、モータハウジング3と、モータハウジング3の前方に位置するギアハウジング4と、ギアハウジング4の前方に位置するドリルチャック5と、モータハウジング3の下方に位置するハンドグリップ6とを備えている。
モータハウジング3は、ドリルチャック5を回転駆動させる駆動力を発生する駆動モータM1(図3参照)を収容している。
ギアハウジング4は、駆動モータM1の駆動力をドリルチャック5に伝達するギア機構(図示せず)を収容している。
ドリルチャック5は、当該ドリルチャック5の前端部に工具ビット(図示せず)を着脱自在に装着する装着機構(図示せず)を備えている。
ハンドグリップ6は、電動工具1の使用者が当該ハンドグリップ6を片手で把持可能に成形されている。そして、ハンドグリップ6の上部前方には、電動工具1の使用者が駆動モータM1を駆動/停止するためのトリガスイッチ7が設けられている。また、ハンドグリップ6の下端部には、バッテリパック9を離脱可能に本体2に装着するバッテリパック装着部8が設けられている。より具体的には、図2に示すように、バッテリパック装着部8は、電動工具1の使用者がバッテリパック9を前方に摺動させることでバッテリパック9を当該バッテリパック装着部8から離脱できるように構成されている。尚、図2は、電動工具1の本体2からバッテリパック9を離脱させた様子を示す側面図である。
次に、図3は、電動工具1に搭載された一部の電子回路の構成を示す回路図である。
図3に示すように、本体2は、メインスイッチSW1と、正極側端子11Aと、負極側端子11Bと、信号端子11Cと、駆動回路21と、自動停止回路22とを備えている。
メインスイッチSW1は、上述のトリガスイッチ7と連動しており、トリガスイッチ7が引かれると、当該メインスイッチSW1がONする一方、トリガスイッチ7が放されると、当該メインスイッチSW1がOFFする。
駆動回路21は、上述の駆動モータM1と、ダイオードD1とを備えている。
駆動モータM1は、本第1実施形態では、ブラシ付き直流モータであり、一方の端子(正極側端子)が、本体2に設けられた正極側電源ラインL1Aに接続され、他方の端子(負極側端子)が、本体2に設けられた負極側電源ラインL1Bに接続されている。尚、正極側電源ラインL1Aは、メインスイッチSW1を介して、正極側端子11Aに接続されている。
ダイオードD1は、所謂フライホイールダイオードであり、駆動モータM1へ流れる電流(駆動電流)が遮断されたときに駆動モータM1に発生するスパイク電圧を除去できるように、当該ダイオードD1のカソードが、駆動モータM1の正極側端子に接続され、当該ダイオードD1のアノードが、駆動モータM1の負極側端子に接続されている。
自動停止回路22は、トランジスタQ1と、抵抗器R1と、制御電圧生成回路23と、信号入出力回路24とを備えている。
トランジスタQ1は、Nチャネル型MOSFETである。そして、トランジスタQ1のドレイン及びソースは、負極側電源ラインL1Bに挿入されている一方、トランジスタQ1のゲートは、信号入出力回路24における後述のトランジスタQ2のコレクタに接続されている。尚、負極側電源ラインL1Bは、駆動モータM1の負極側端子に接続された一端の反対側端が、負極側端子11Bに接続されている。つまり、トランジスタQ1がONしたときに、負極側端子11Bと駆動モータM1の負極側端子とが電気的に接続される一方、トランジスタQ1がOFFしたときに、負極側端子11Bと駆動モータM1の負極側端子とが電気的に切断される。
制御電圧生成回路23は、ツェナーダイオードZD1と、コンデンサC1とを備えている。
ツェナーダイオードZD1は、当該ツェナーダイオードZD1のカソードが、抵抗器R1を介して、正極側電源ラインL1Aに接続され、当該ツェナーダイオードZD1のアノードが本体2における基準電位であるグランド(GND)に接続されている。
コンデンサC1は、電解コンデンサであり、当該コンデンサC1の正極側端子がツェナーダイオードZD1のカソードとともに、抵抗器R1を介して、正極側電源ラインL1Aに接続され、当該コンデンサC1の負極側端子が本体2におけるグランドに接続されている。
このように構成された制御電圧生成回路23では、メインスイッチSW1がONされているときに、正極側電源ラインL1Aから印加される電圧(本第1実施形態では36VDC)をツェナーダイオードZD1によって所定の電圧(本第1実施形態では5VDC)に降圧し、降圧した電圧によってコンデンサC1を充電する。そして、コンデンサC1の電圧は、本体2に設けられた各種回路を動作させるための制御電圧Vccとして、各種回路に印加される。
信号入出力回路24は、トランジスタQ2と、抵抗器R2,R3,R4,R5とを備えている。
抵抗器R2は、当該抵抗器R2の一端に制御電圧Vccが印加されている一方、当該抵抗器R2の他端が、信号端子11Cに接続されている。
トランジスタQ2は、NPN型バイポーラトランジスタである。そして、トランジスタQ2のベースは、抵抗器R3を介して、信号端子11Cに接続されているとともに、抵抗器R4を介して、グランドにも接続されている。即ち、抵抗器R2,R3,R4は、互いに直列接続されている。ただし、本第1実施形態では、制御電圧Vccが所定の電圧に達し、トランジスタQ2がONしたときに、信号端子11Cにおける電圧が制御電圧Vccにほぼ等しくなるように、抵抗器R2,R3,R4の抵抗値が設定されている。
また、トランジスタQ2のコレクタは、上述のように、トランジスタQ1のゲートに接続されている一方、トランジスタQ2のエミッタは、本体2におけるグランドに接続されている。
抵抗器R5は、当該抵抗器R5の一端に制御電圧Vccが印加され、当該抵抗器R5の他端がトランジスタQ2のコレクタに接続されている。
尚、本第1実施形態の自動停止回路22は、説明を簡略化するために、トランジスタQ2のコレクタがトランジスタQ1のゲートに直接接続されているが、トランジスタQ2のコレクタは、トランジスタQ1をスイッチングするためのスイッチング回路を介して、トランジスタQ1のゲートに接続されてもよい。この場合、トランジスタQ2のコレクタにおける電圧に応じたデューティ比を有するPWM信号がスイッチング回路で生成され、トランジスタQ1のゲートに入力されてもよい。
一方、バッテリパック9は、正極側端子12Aと、負極側端子12Bと、信号端子12Cと、バッテリ91と、バッテリ制御回路92とを備えている。
正極側端子12Aは、本体2の正極側端子11Aと接続されている。
負極側端子12Bは、本体2の負極側端子11Bと接続されている。
信号端子12Cは、本体2の信号端子11Cと接続されている。
バッテリ91は、当該バッテリ91の正極側端子91Aと負極側端子91Bとが、バッテリ91に設けられた、正極側電源ラインL2Aと、負極側電源ラインL2Bとを介して、正極側端子12Aと負極側端子12Bとにそれぞれ接続されている。そして、バッテリ91は、複数のバッテリセル(本第1実施形態では10個のバッテリセル)を備え、これらバッテリセルが正極側端子91Aと負極側端子91Bとの間で互いに直列接続されている。つまり、バッテリ91では、直列接続された複数のバッテリセルによって、駆動モータM1を駆動するための駆動電圧(本第1実施形態では36VDC)が生成される。尚、本第1実施形態の各バッテリセルは、リチウムイオン二次電池であり、3.6Vの直流電圧を生成する。
バッテリ制御回路92は、主制御ユニット(Main Control Unit:MCU)93と、電流測定回路94と、電圧測定回路95と、温度測定回路96と、スイッチ操作検出回路97と、トランジスタQ4とを備えている。
MCU93は、少なくとも、CPUと、ROMと、RAMと、書換可能な不揮発性メモリと、入出力(I/O)ポートと、アナログ/ディジタル(A/D)変換器とを内蔵した周知のマイクロコンピュータであり、当該MCU93の内蔵ROMに記憶された各種プログラムに従って動作する。
電流測定回路94は、バッテリ91の正極側端子91Aから流出、または正極側端子91Aに流入する電流、もしくは負極側端子91Bに流入、または負極側端子91Bから流出する電流の大きさに応じた電圧値を有する、アナログ形式の電流測定信号を出力するように構成されている。
電圧測定回路95は、バッテリ91における各バッテリセルの電圧を順番に測定し、測定した電圧に応じた電圧値を有する、アナログ形式の電圧測定信号を出力するように構成されている。
温度測定回路96は、サーミスタを含み、温度に応じた電圧値を有する、アナログ形式の温度測定信号を出力するように構成されている。
スイッチ操作検出回路97は、トランジスタQ3と、抵抗器R6,R7,R8とを備えている。
トランジスタQ3は、NPN型バイポーラトランジスタである。そして、トランジスタQ3のベースは、抵抗器R6を介して、信号端子12Cに接続されているとともに、抵抗器R7を介して、バッテリパック9におけるグランドにも接続されている。尚、本第1実施形態では、負極側電源ラインL2Bがバッテリパック9におけるグランドに接続されているので、バッテリパック9におけるグランドは、負極側電源ラインL2B、ひいてはバッテリ91の負極と同電位になっている。
また、トランジスタQ3のコレクタは、MCU93の入力ポートに接続されている一方、トランジスタQ3のエミッタは、バッテリパック9におけるグランドに接続されている。
抵抗器R8は、当該抵抗器R8の一端に、バッテリパック9に設けられた、図示しない電圧生成回路にて生成される制御電圧Vdd(本第1実施形態では5VDC)が印加され、当該抵抗器R8の他端がトランジスタQ3のコレクタに接続されている。
トランジスタQ4は、Nチャネル型MOSFETであり、当該トランジスタQ4のゲートがMCU93の出力ポートに接続されている。そして、トランジスタQ4のドレインは、信号端子12Cに接続され、トランジスタQ4のソースは、バッテリパック9におけるグランドに接続されている。
以上のように構成された、本体2及びバッテリパック9における電子回路の各部は、図4〜7に示すように動作する。尚、図4は、本体2及びバッテリパック9における電子回路の各部の動作を示すタイミングチャートである。また、図5は、メインスイッチSW1がONされてから駆動モータM1が始動するまでの間における、本体2及びバッテリパック9における電子回路の各部の動作状態を示すテーブルである。また、図6は、過電流が発生したときにおける、本体2及びバッテリパック9における電子回路の各部の動作状態を示すテーブルである。また、図7は、ユーザが自動停止モードを認識したときにおける、本体2及びバッテリパック9における電子回路の各部の動作状態を示すテーブルである。
図4,5に示すように、トリガスイッチ7が放され、メインスイッチSW1がOFFされている状態では、MCU93の動作モードは、スリープモードに設定されている。このスリープモードでは、MCU93は、当該MCU93に搭載された全ての電子回路を停止させているのではなく、一部の電子回路を作動させて待機している。つまり、MCU93は、スリープモードに移行することで、当該MCU93の消費電力を通常時(ノーマルモード)よりも低減させる。
トリガスイッチ7が引かれ、メインスイッチSW1がONされると、制御電圧生成回路23にて生成される制御電圧Vccが上昇して、所定電圧に到達し、制御電圧Vccが有効となる。このとき、トランジスタQ4をON/OFFするために、MCU93からトランジスタQ4のゲートに出力される放電制御信号における電圧の論理レベルはLowに設定されている。このため、トランジスタQ4はOFFであるので、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルはHighに設定される。信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighに設定されると、スイッチ操作検出回路97のトランジスタQ3がONとなり、トランジスタQ3のコレクタからMCU93に入力されている信号(操作検出信号)における電圧の論理レベルがLowに設定される。操作検出信号における電圧の論理レベルがHighからLowに設定されることで、MCU93はメインスイッチSW1がONされたことを認識し、スリープモードからウェイクアップ(起動)し、ノーマルモードに移行する。
一方、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighに設定されているときに、信号入出力回路24のトランジスタQ2がONするので、トランジスタQ1のゲートに入力されている信号(駆動制御信号)における電圧の論理レベルがLowとなる。これによって、トランジスタQ1はOFFとなるので、駆動モータM1を駆動するためにバッテリ91から供給される駆動電流は遮断される。
MCU93は、メインスイッチSW1がONされたことを認識すると、放電制御信号における電圧の論理レベルをHighに設定して、バッテリ91から駆動モータM1への放電を許可する。これによって、トランジスタQ4はONとなり、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルはLowに設定され、信号入出力回路24のトランジスタQ2がOFFする。トランジスタQ2がOFFすると、トランジスタQ1のゲートに入力されている駆動制御信号における電圧の論理レベルがHighとなるので、トランジスタQ1がONし、駆動モータM1が始動する。
図4,6に示すように、駆動モータM1が始動したのち、過電流が発生していることをMCU93が認識すると、MCU93は、放電制御信号における電圧の論理レベルをLowに設定して、バッテリ91から駆動モータM1への放電を禁止する。
放電制御信号における電圧の論理レベルがLowに設定されると、トランジスタQ4がOFFし、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighに設定される。信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighに設定されると、信号入出力回路24におけるトランジスタQ2がONするので、駆動制御信号における電圧の論理レベルがLowとなり、駆動モータM1が停止する。つまり、トリガスイッチ7が引かれて、メインスイッチSW1がONされているにもかかわらず、駆動モータM1が自動的に停止する(自動停止モード)。
図4,7に示すように、電動工具1が自動停止モードに移行したことをユーザが認識して、トリガスイッチ7を放し、メインスイッチSW1がOFFされると、制御電圧生成回路23において、制御電圧Vccの生成が停止される。制御電圧Vccの生成が停止されると、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルはLowに設定されるので、スイッチ操作検出回路97におけるトランジスタQ3がOFFする。トランジスタQ3がOFFすると、操作検出信号における電圧の論理レベルがHighに設定される。操作検出信号における電圧の論理レベルがHighに設定されることで、MCU93はメインスイッチSW1がOFFされたことを認識する。
メインスイッチSW1がOFFされたことを認識すると、MCU93は、メインスイッチSW1がONされるまで待機する。
ここで、メインスイッチSW1がONされたことを認識すれば、放電制御信号における電圧の論理レベルをHighに設定して、放電を許可する。一方、メインスイッチSW1がONされたことを認識しなければ、スリープモードに移行する。
ここで、上述の動作を実現するためにMCU93が実行する処理を具体的に説明する。
図8,9は、MCU93が実行する放電制御処理の流れを示すフローチャートである。尚、図8は、放電制御処理の始まりから途中までを示し、図9は、放電制御処理の残りを示している。
図8,9に示すように、本処理では、まず、スリープモードの解除が指令されたか否かを判定する(S10)。より具体的には、操作検出信号における電圧の論理レベルがHighからLowに設定されたか否かを判定することで、スリープモードの解除が指令されたか否かを判定する。
スリープモードの解除が指令されていない場合には(S10:No)、スリープモードの解除が指令されるまで、スリープモードが解除されたか否かを繰り返し判定する。
一方、スリープモードの解除が指令された場合には(S10:Yes)、当該MCU93及びバッテリパック9のステータスチェックを行う(S20)。より具体的には、MCU93に内蔵された不揮発性メモリを参照し、当該MCU93の状態、及びバッテリパック9の状態を示す各種フラグに基づいて、当該MCU93及びバッテリパックのステータスチェックを行う。
ステータスチェックが完了すると、電流測定回路94から入力される電流測定信号に基づいて、過電流が発生しているか否かを判定(S30)、つまり、正極側電源ラインL2Aもしくは負極側電源ラインL2Bを流れている電流が予め指定された電流値を超えているか否かを判定し、過電流が発生していなければ(S30:No)、電圧測定回路95から入力される電圧測定信号に基づいて、過放電が発生しているか否かを判定する(S40)。
ここで、過放電が発生している場合には(S40:Yes)、後述のS200に直ちに移行する一方、過放電が発生していない場合には(S40:No)、温度測定回路96から入力される温度測定信号に基づいて、バッテリパック9の温度(バッテリ温度)が例えば80℃を超えているか否かを判定する(S50)。
バッテリ温度が80℃を超えている場合には(S50:Yes)、後述のS200に直ちに移行する一方、バッテリ温度が80℃以下である場合には(S50:No)、操作検出信号に基づいて、メインスイッチSW1がONされているか否かを判定する(S60)。
メインスイッチSW1がONされている場合には(S60:Yes)、放電制御信号における電圧の論理レベルをHighに設定して、放電を許可するとともに、放電を許可したことを示す放電許可フラグを設定する(S70)。一方、メインスイッチSW1がOFFされている場合には(S60:No)、後述のS120へ直ちに移行する。
S30にて、過電流が発生している場合には(S30:Yes)、放電制御信号における電圧の論理レベルをLowに設定して、放電を禁止するとともに、放電を一時停止したことを示す一時停止フラグを設定する(S80)。そして、操作検出信号に基づいて、メインスイッチSW1がONされているか否かを判定し、メインスイッチSW1がOFFされている場合には(S90:No)、上述のS20に移行する一方、メインスイッチSW1がONされている場合には(S90:Yes)、電圧測定信号に基づいて、過放電が発生しているか否かを判定する(S100)。過放電が発生している場合には(S100:Yes)、後述のS200に移行する一方、過放電が発生していない場合には(S100:No)、温度測定信号に基づいて、バッテリ温度が80℃を超えているか否かを判定する(S110)。バッテリ温度が、例えば80℃を超えている場合には(S110:Yes)、後述のS200へ移行する一方、バッテリ温度が80℃以下である場合には(S110:No)、上述のS80へ移行する。
S120では、放電制御信号における電圧の論理レベルをLowに設定して、放電を禁止するとともに、放電を停止したことを示す放電停止フラグを設定する(S120)。そして、電圧測定信号に基づいて、過放電が発生しているか否かを判定し(S130)、過放電が発生している場合には(S130:Yes)、後述のS200へ移行する一方、過放電が発生していない場合には(S130:No)、温度測定信号に基づいて、バッテリ温度の変化量dT/dtが、例えば5℃未満であるか否かを判定する(S140)。ここで、変化量dT/dtが5℃未満である場合には(S140:Yes)、後述のS230へ移行する一方、変化量dT/dtが5℃以上である場合には(S140:No)、電圧測定信号に基づいて、各バッテリセルにおける電圧の変化量dV/dtが、例えば−100mVより大きいか否かを判定する(S150)。
ここで、変化量dV/dtが−100mVより大きい(つまり低下傾向が小さい)場合には(S150:Yes)、後述のS230へ移行する一方、変化量dV/dtが−100mV以下である(つまり低下傾向が大きい)場合には(S150:No)、変化量dV/dtが0以下であるか否かを判定する(S160)。変化量dV/dtが0以下である場合(S160:Yes)、つまり、全てのバッテリセルの電圧が安定している場合には、上述のS20へ移行する一方、変化量dV/dtが0より大きい場合(S160:No)、つまり、いずれかのバッテリセルの電圧が上昇している場合には、温度測定信号に基づいて、バッテリ温度が例えば60℃未満であるか否かを判定する(S170)。
バッテリ温度が60℃未満である場合には(S170:Yes)、上述のS20へ移行する一方、バッテリ温度が60℃を超えている場合には(S170:No)、操作検出信号に基づいて、メインスイッチSW1がONされているか否かを判定する(S180)。メインスイッチSW1がONされている場合には(S180:Yes)、上述のS20へ移行する一方、メインスイッチSW1がOFFされている場合には(S180:No)、スリープモードに移行したのち(S190)、上述のS10へ移行する。
S200では、放電制御信号における電圧の論理レベルをLowに設定して、放電を禁止するとともに、放電を禁止したことを示す放電禁止フラグを設定する(S200)。そして、温度測定信号に基づいて、変化量dT/dtが例えば5℃未満であるか否かを判定し(S210)、変化量dT/dtが5℃未満である場合には(S210:Yes)、後述のS230へ移行する一方、変化量dT/dtが5℃以上である場合には(S210:No)、各バッテリセルにおける変化量dV/dtが例えば−100mVより大きいか否かを判定する(S220)。変化量dV/dtが−100mVより大きい(つまり低下傾向が小さい)場合には、エラー処理を実行したのち(S230)、本処理を終了する。尚、S230のエラー処理では、具体的には、異常を検出したことを示す異常検出フラグを設定するとともに、充電及び放電の双方を禁止する充放電禁止モードに移行する。
一方、変化量dV/dtが−100mV以下である(つまり低下傾向が大きい)場合には(S220:No)、変化量dV/dtが0以下であるか否かを判定する(S240)。変化量dV/dtが0以下である場合(S240:Yes)、つまり、全てのバッテリセルの電圧が安定している場合には、上述のS200へ移行する。
一方、変化量dV/dtが0より大きい場合(S240:No)、つまり、いずれかのバッテリセルの電圧が上昇している場合には、バッテリ温度が例えば60℃未満であるか否かを判定する(S250)。バッテリ温度が60℃未満である場合には(S250:Yes)、上述のS200へ移行する一方、バッテリ温度が60℃以上である場合には(S250:No)、シャットダウンモードへ移行して(S260)、本処理を終了する。尚、MCU93は、シャットダウンモードに移行すると、バッテリパック9に搭載された全ての電子回路への電力の供給をON/OFFする回路(図示せず)に、電力の供給をOFFするように指令し、全ての電子回路を停止させる。
以上のように、本第1実施形態の電動工具1では、トリガスイッチ7によって、駆動モータM1の駆動が指令されたことを、信号端子11Cにおける電圧の論理レベルと、信号端子12Cにおける電圧の論理レベルとをHighに設定することで示し、駆動モータM1への電力の供給が許可されたことを、信号端子11Cにおける電圧の論理レベルと、信号端子12Cにおける電圧の論理レベルとをLowに設定することで示す。
したがって、電動工具1は、トリガスイッチが操作されたか否かを示す信号と、駆動モータM1への電力の供給を許可するか否かを示す信号とを、1対の信号端子11C,12Cを介して、本体2とバッテリパック9との間で入出力できる。
また、電動工具1では、バッテリパック9の正極側端子12Aと駆動モータM1とが電気的に接続されたときにのみ、制御電圧Vccが生成される。つまり、トリガスイッチ7によって駆動モータM1の駆動が指令されたときにのみ制御電圧Vccが生成されるため、トリガスイッチ7によって駆動モータM1の駆動が指令されていないにもかかわらず、信号端子11Cにおける電圧の論理レベルと、信号端子12Cにおける電圧の論理レベルとがHighに設定されてしまうことを防止できる。
また、電動工具1では、本体2にバッテリパック9が装着され、トリガスイッチ7が引かれていない状態(すなわち、操作検出信号における電圧の論理レベルがHighの状態)では、MCU93がスリープモードに設定されているので、トリガスイッチ7が引かれたときに、迅速に駆動モータM1の駆動を開始することができる。
また、電動工具1では、過電流が発生しているときに、本体2への放電を禁止するため、過電流に起因した不具合が発生することを防止できる。
また、電動工具1では、バッテリパック9が過放電状態である場合に、本体2への放電を禁止するため、過放電状態のバッテリパック9から駆動モータM1に電力を供給してしまい、バッテリパック9に不具合が生じてしまうことを防止できる。
また、電動工具1では、バッテリパックの温度が80℃を超えている場合に、本体2への放電を禁止するため、温度が過度に高いバッテリパック9から駆動モータM1に電力を供給してしまい、バッテリパック9に不具合が生じてしまうことを防止できる。
また、電動工具1では、バッテリパック9を本体2に離脱可能に装着されているため、バッテリパック9を容易に交換することができる。
尚、本第1実施形態では、本体2が本発明における電動工具本体に相当し、バッテリパック9が本発明におけるバッテリパックに相当する。
また、本第1実施形態では、信号端子11Cが本発明における本体側端子に相当し、駆動モータM1が本発明における駆動部に相当し、トリガスイッチ7及びメインスイッチSW1が本発明におけるスイッチに相当し、制御電圧生成回路23及び信号入出力回路24が本発明における端子電圧設定手段に相当し、抵抗器R1と信号入出力回路24とトランジスタQ1とが本発明における接続制御手段に相当する。
また、本第1実施形態では、信号端子12Cが本発明におけるバッテリ側端子に相当し、スイッチ操作検出回路97が本発明における指令認識手段に相当し、MCU93が本発明における許可判定手段に相当し、トランジスタQ4が本発明における電圧変化手段に相当する。
また、本第1実施形態では、MCU93が実行する放電制御処理のS180が本発明におけるスリープモード移行手段に相当し、電流測定回路94及び放電制御処理のSS30が本発明における過電流判定手段に相当し、電圧測定回路95及び放電制御処理のS40が本発明における過放電判定手段に相当し、温度測定回路96及び放電制御処理のS50が本発明における温度判定手段に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
本第2実施形態における電動工具は、上記第1実施形態における電動工具を一部変更しただけである。
したがって、ここでは、第1実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付して、その説明を省略し、異なる構成要素についてのみ説明する。
図10は、本第2実施形態における電動工具30に搭載された一部の電子回路の構成を示す回路図である。
図10に示すように、本体40は、メインスイッチSW1と、正極側端子11Aと、負極側端子11Bと、信号端子11Cと、駆動回路21と、自動停止回路25とを備えている。
自動停止回路25は、トランジスタQ1と、抵抗器R1,R13と、制御電圧生成回路23と、信号入出力回路26とを備えている。
信号入出力回路26は、トランジスタQ5と、抵抗器R10,R11,R12とを備えている。
トランジスタQ5は、NPN型バイポーラトランジスタである。そして、トランジスタQ5のベースは、抵抗器R10を介して、抵抗器R1に接続されているとともに、抵抗器R11を介して、本体40におけるグランドに接続されている。そして、トランジスタQ5のエミッタは、本体40におけるグランドに接続されている一方、トランジスタQ5のコレクタは、抵抗器R12を介して、信号端子11Cに接続されているとともに、抵抗器R12を介して、トランジスタQ1のゲートにも接続されている。
抵抗器R13は、当該抵抗器R13の一端がトランジスタQ1のゲートに接続され、当該抵抗器R13の他端がトランジスタQ1のソースに接続されている。
一方、バッテリパック50は、正極側端子12Aと、負極側端子12Bと、信号端子12Cと、バッテリ91と、バッテリ制御回路99とを備えている。
バッテリ制御回路99は、MCU93と、電流測定回路94と、電圧測定回路95と、温度測定回路96と、スイッチ操作検出回路100と、トランジスタQ6と、抵抗器R14,R17,R18,R19とを備えている。
スイッチ操作検出回路100は、トランジスタQ7と、抵抗器R15,R16とを備えている。
トランジスタQ7は、Nチャネル型MOSFETであり、当該トランジスタQ7のゲートが信号端子12Cに接続されている。そして、トランジスタQ7のドレインは、MCU93の入力ポートに接続され、トランジスタQ7のソースは、バッテリパック50におけるグランドに接続されている。
抵抗器R15は、当該抵抗器R15の一端がトランジスタQ7のゲートに接続され、当該抵抗器R15の他端がバッテリパック50におけるグランドに接続されている。
抵抗器R16は、当該抵抗器R16の一端に制御電圧Vddが印加され、当該抵抗器R16の他端がトランジスタQ7のドレインに接続されている。
トランジスタQ6は、PNP型バイポーラトランジスタであり、当該トランジスタQ6のベースは、抵抗器R17を介してMCU93の出力ポートに接続されているとともに、抵抗器R18を介して当該トランジスタQ6のエミッタに接続されている。そして、トランジスタQ6のエミッタには、制御電圧Vddが印加され、トランジスタQ6のコレクタは、抵抗器R19を介してトランジスタQ7のゲートに接続されている。
抵抗器R14は、当該抵抗器R14の一端に制御電圧Vddが印加され、当該抵抗器R14の他端が信号端子12Cに接続されている。
このように構成された電子回路では、メインスイッチSW1がONされると、信号入出力回路26のトランジスタQ5がONし、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがLowに設定される。尚、このとき、MCU93は、トランジスタQ6のベースに入力する信号(放電制御信号)における電圧の論理レベルをHighに設定して、トランジスタQ6をOFFし、放電を禁止する。
信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがLowに設定されると、スイッチ操作検出回路100のトランジスタQ7がOFFし、トランジスタQ7のドレインからMCU93に入力される信号(操作検出信号)における電圧の論理レベルがHighに設定される。操作検出信号における電圧の論理レベルがHighに設定されることで、MCU93は、メインスイッチSW1がONされたことを認識する。
メインスイッチSW1がONされたことを認識すると、MCU93は、放電制御信号における電圧の論理レベルをLowに設定して、トランジスタQ6をONして、放電を許可する。
トランジスタQ6がONされると、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighとなる。これにより、トランジスタQ1がONして、駆動モータM1が始動する。
つまり、本第2実施形態では、メインスイッチSW1がONされたときに、第1実施形態とは逆に、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがLowに設定され、放電が許可されると、第1実施形態とは逆に、信号端子11C,12Cにおける電圧の論理レベルがHighに設定される。
MCU93は、このような差異に整合するように放電制御処理が設定されているため、本第2実施形態における電動工具30は、第1実施形態における電動工具1と同様の効果を発揮する。
尚、本第2実施形態では、信号入出力回路26が本発明における端子電圧設定手段に相当し、信号入出力回路26と、トランジスタQ1と、抵抗器R3とが本発明における接続制御手段に相当する。
また、本第2実施形態では、抵抗器R14と及びスイッチ操作検出回路100が本発明における指令認識手段に相当し、トランジスタQ6が本発明における電圧変化手段に相当する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、本発明をドライバドリルに適用したが、ドライバドリル以外の電動工具に本願発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、ブラシ付き直流モータが駆動モータM1として用いられていたが、ブラシレス直流モータや交流モータが用いられてもよい。ただし、ブラシレス直流モータや交流モータを駆動モータM1として用いる場合には、これらモータを駆動できるように駆動回路を変更する必要がある。具体的な変更内容については、当業者にとって周知であるので、ここでは説明しない。
また、上記実施形態におけるトランジスタは、バイポーラトランジスタやMOSFETであったが、これら以外のスイッチング素子が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、ドライバドリルは、バッテリパックを離脱可能に装着するように構成されていたが、バッテリパックを離脱不能に備えていてもよい。
また、上記実施形態では、放電制御処理のS50,S110,S140〜S170,S210〜S250に各種パラメータが設定されていたが、これらパラメータは単なる例示であり、電動工具の仕様に応じて上記とは異なるパラメータが設定されていても勿論よい。
1,30…電動工具、2,40…本体、3…モータハウジング、4…ギアハウジング、5…ドリルチャック、6…ハンドグリップ、7…トリガスイッチ、8…バッテリパック装着部、9,50…バッテリパック、11A,12A,91A…正極側端子、11B,12B,91B…負極側端子、11C,12C…信号端子、21…駆動回路、22,25…自動停止回路、23…制御電圧生成回路、24,26…信号入出力回路、91…バッテリ、92,99…バッテリ制御回路、93…MCU、94…電流測定回路、95…電圧測定回路、96…温度測定回路、97,100…スイッチ操作検出回路。

Claims (11)

  1. 電動工具本体と、
    バッテリパックと
    を備え、
    前記電動工具本体は、
    該電動工具本体と前記バッテリパックとの間で電気信号を入出力するための本体側端子と、
    前記バッテリパックと電気的に接続され、該バッテリバックから電力の供給を受けて駆動する駆動部と、
    前記電動工具本体の外部から前記駆動部の駆動及び停止を指令するためのスイッチと、
    該スイッチによって前記駆動部の駆動が指令されると、前記本体側端子の電圧を第1の電圧に設定する端子電圧設定手段と、
    前記本体側端子の電圧が前記第1の電圧に設定されているときに、前記バッテリパックと前記駆動部とを電気的に切断する一方、該本体側端子の電圧が前記第1の電圧とは異なる第2の電圧に設定されているときに、前記バッテリパックと前記駆動部とを電気的に接続する接続制御手段と
    を備え、
    前記バッテリパックは、
    前記電動工具本体の前記本体側端子と電気的に接続されるバッテリ側端子と、
    該バッテリ側端子の電圧が前記第1の電圧に設定されているときに、前記電動工具本体の前記スイッチによって前記駆動部の駆動が指令されていることを示す指令認識信号を生成する指令認識手段と、
    少なくとも、前記指令認識信号の状態の判定を含む、予め設定された判定手順に基づいて、前記バッテリパックから前記駆動部への電力の供給を許可するか否かを判定する許可判定手段と、
    該許可判定手段によって、前記バッテリパックから前記駆動部への電力の供給が許可されると、前記バッテリ側端子の電圧を前記第1の電圧から前記第2の電圧へと変化させる電圧変化手段と
    を備えていることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    前記バッテリパックは、前記電動工具本体の前記駆動部と電気的に接続される正極を備え、
    前記スイッチは、前記バッテリパックの前記正極と、前記電動工具本体の前記駆動部との電気的接続をON/OFFすることで、前記駆動部の駆動及び停止を指令し、
    前記端子電圧設定手段は、前記バッテリパックの前記正極と、前記電動工具本体の前記駆動部との電気的接続が前記スイッチによってONされると、前記第1の電圧を前記本体側端子に印加する
    ことを特徴とする電動工具。
  3. 請求項2記載の電動工具であって、
    前記端子電圧設定手段は、前記バッテリパックの前記正極と、前記電動工具本体の前記駆動部との電気的接続が前記スイッチによってONされると、前記バッテリパックの前記正極の電圧から前記第1の電圧を生成し、生成した前記第1の電圧を前記本体側端子に印加する
    ことを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記電圧変化手段は、前記第1の電圧を降下させる、もしくは前記第1の電圧よりも高い電圧を前記バッテリ側端子に印加することで、前記バッテリ側端子の電圧を前記第1の電圧から前記第2の電圧へと変化させる
    ことを特徴とする電動工具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記バッテリパックは、少なくとも前記指令認識信号の状態に基づいて、前記バッテリパックに搭載された電子回路の一部の動作を停止させるスリープモード移行手段
    を備えることを特徴とする電動工具。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記バッテリパックは、該バッテリパックから前記電動工具本体に流れる電流の大きさが予め指定された指定電流値を超えているか否かを判定する過電流判定手段を備え、
    前記判定手順は、前記過電流判定手段による判定を含む
    ことを特徴とする電動工具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記バッテリパックは、
    該バッテリパックが過放電状態であるか否かを判定する過放電判定手段を備え、
    前記判定手順は、前記過放電判定手段による判定を含む
    ことを特徴とする電動工具。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記バッテリパックは、該バッテリパックの温度が予め指定された指定温度を超えているか否かを判定する温度判定手段を備え、
    前記判定手順は、前記温度判定手段による判定を含む
    ことを特徴とする電動工具。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記バッテリパックは、前記電動工具本体に離脱可能に装着される
    ことを特徴とする電動工具。
  10. 電動工具本体であって、
    該電動工具本体とバッテリパックとの間で電気信号を入出力するための本体側端子と、
    前記バッテリパックと電気的に接続され、該バッテリバックから電力の供給を受けて駆動する駆動部と、
    前記電動工具本体の外部から前記駆動部の駆動及び停止を指令するためのスイッチと、
    該スイッチによって前記駆動部の駆動が指令されると、前記本体側端子の電圧を第1の電圧に設定する端子電圧設定手段と、
    前記本体側端子の電圧が前記第1の電圧に設定されているときに、前記バッテリパックと前記駆動部とを電気的に切断する一方、該本体側端子の電圧が前記第1の電圧とは異なる第2の電圧に設定されているときに、前記バッテリパックと前記駆動部とを電気的に接続する接続制御手段と
    を備えることを特徴とする電動工具本体。
  11. 電動工具本体に電力を供給する電動工具用のバッテリパックであって、
    該バッテリパックと前記電動工具本体との間で電気信号を入出力するためのバッテリ側端子と、
    該バッテリ側端子の電圧が前記第1の電圧に設定されているときに、前記電動工具本体に設けられたスイッチによって、該電動工具本体に設けられた駆動部の駆動が指令されていることを示す指令認識信号を生成する指令認識手段と、
    少なくとも、前記指令認識信号の状態を判定条件として、前記バッテリパックから前記駆動部への電力の供給を許可するか否かを判定する許可判定手段と、
    該許可判定手段により、前記バッテリパックから前記駆動部への電力の供給が許可されると、前記バッテリ側端子の電圧を、前記第1の電圧から該第1の電圧とは異なる第2の電圧へと変化させる電圧変化手段と
    を備えることを特徴とするバッテリパック。
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