JP2006278745A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006278745A
JP2006278745A JP2005095926A JP2005095926A JP2006278745A JP 2006278745 A JP2006278745 A JP 2006278745A JP 2005095926 A JP2005095926 A JP 2005095926A JP 2005095926 A JP2005095926 A JP 2005095926A JP 2006278745 A JP2006278745 A JP 2006278745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon oxide
silicon
oxide film
insulating film
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005095926A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ueda
健次 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005095926A priority Critical patent/JP2006278745A/ja
Priority to US11/376,189 priority patent/US20060223280A1/en
Publication of JP2006278745A publication Critical patent/JP2006278745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/76224Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/76224Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials
    • H01L21/76232Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials of trenches having a shape other than rectangular or V-shape, e.g. rounded corners, oblique or rounded trench walls
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/70Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/76224Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials
    • H01L21/76237Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials introducing impurities in trench side or bottom walls, e.g. for forming channel stoppers or alter isolation behavior

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

【課題】 STI構造の素子分離部を簡易に形成でき、製造時間の短縮とコストダウンが図れる半導体装置の製造方法および半導体装置を提供する。
【解決手段】 シリコン基板11の主面に溝部12aおよび12bを形成する。溝部12aおよび12bを含むシリコン基板11の全面に、溝部12aおよび12bを埋め込まないように第1の絶縁膜を形成する。第1の絶縁膜の上に溝部12aおよび12bを埋め込むとともにシリコン基板11の主面を覆う第2の絶縁膜を形成する。第2の絶縁膜の表面を、シリコン基板11の主面に形成された第1の絶縁膜が露出するまで研磨して平坦化処理する。ここで、第1の絶縁膜は、少なくとも表面がシリコンリッチとなるようにシリコン酸化膜13を形成し、第2の絶縁膜は、シリコン酸化膜14を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法および半導体装置に関し、より特定的には、STI(Shallow Trench Isolation )法による素子分離が行われた半導体装置の製造方法および半導体装置に関する。
近年、半導体装置の微細化・高集積化に伴い、素子間の分離方法として用いられてきたLOCOS(Local Oxidization of Silicon )法に代わり、STI法が用いられるようになっている。STI法は、半導体基板の主面に溝部を形成し、この溝部に酸化膜などの絶縁膜を埋め込んだ上で平坦化処理を施すことにより、素子分離部を形成するものである。STI法では、溝部の側面を半導体基板の主面に対して急峻に形成できることから、LOCOS法で問題となっているバーズビークといった素子分離部における幅方向の広がりを改善して、設計どおりの微細な素子分離を実現できる。
以下に、従来のSTI法による素子分離部の形成方法について、図4を用いて説明する。図4は、STI法による素子分離部の形成工程を説明する各段階での半導体基板の状態を示す断面図である。図4(a)は、半導体基板としてのシリコン基板21の主面に、シリコン酸化膜22を介してシリコン窒化膜23を形成した状態を示す。
図4(b)は、シリコン基板21の主面に、溝部24aおよび24bを形成した状態を示す。このような状態のシリコン基板21を得るためには、まず、フォトレジストを用いた公知のエッチング技術によりシリコン窒化膜23およびシリコン酸化膜22を所望の形状にパターニングする。次に、パターニングされたシリコン窒化膜23aおよびシリコン酸化膜22aをマスクとして、シリコン基板21にエッチング処理を施す。これにより、シリコン基板21の主面には、素子分離部となる溝部24aおよび24bが形成される。
図4(c)は、シリコン基板21の全面を覆うシリコン酸化膜25を形成した状態を示す。このような状態のシリコン基板21を得るためには、まず、熱酸化法により、溝部24aおよび24bの内面にシリコン酸化膜26aおよび26bを形成する。次に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、シリコン酸化膜26aおよび26bが形成された溝部24aおよび24bを埋め込むとともにシリコン基板21の主面を覆うシリコン酸化膜25を形成する。
図4(d)は、シリコン基板21の表面に平坦化処理を施した状態を示す。平坦化処理は、化学的機械研磨(Chemical Mechanical Polish:CMP)法によりシリコン酸化膜25を表面側から研磨することにより行われる。この時、シリコン窒化膜23aの研磨レートは、シリコン酸化膜25の研磨レートに比べて数十分の一と非常に小さいため、シリコン基板21の主面を覆うシリコン酸化膜25が完全に除去され、所望の形状にパターニングされたシリコン窒化膜23aに達すると、シリコン窒化膜23aが研磨ストッパーとなって平坦化処理が終了する。これにより、シリコン基板21の表面が平坦化されるとともに、溝部24aおよび24bの内部は、シリコン酸化膜25aおよび25bによって埋め込まれた状態となる。
ここで、シリコン酸化膜25をシリコン基板21の表面側からCMP法により研磨除去する際に、広い素子分離部であると、シリコン窒化膜23aに較べてシリコン酸化膜25の表面位置が低くなり、研磨時にその部分のシリコン酸化膜25が過剰に研磨されてシリコン基板21の表面よりも低くなってしまうことがある。この現象を回避するために、研磨前にあらかじめシリコン酸化膜25を選択的に除去することによって、シリコン酸化膜25をシリコン基板21の全面において均一に研磨する方法が提案されている(例えば特許文献1および特許文献2)。なお、図4(d)に示す工程は、CMP法に代えて、シリコン酸化膜25を表面からドライエッチング技術により全面エッチングするエッチバック法を用いてもよいが、溝部24aおよび24bに残留したシリコン酸化膜25表面の平坦度確保の点から、CMP法が適用されるのが一般的である。
図4(e)は、シリコン基板21の主面に素子分離部40aおよび40bを形成した状態を示す。素子分離部40aおよび40bは、平坦化処理後に残ったシリコン窒化膜23aおよびシリコン酸化膜22aをエッチング除去することにより得られる。以下、このようにSTI法により形成された素子分離部40aおよび40bを、STI構造の素子分離部40aおよび40bと称す。
特開平5―335290号公報 特開平5―335291号公報
しかしながら、上記のような素子分離部40aおよび40bの形成方法は、シリコン窒化膜23aをCMP研磨ストッパーとして利用しているため、シリコン窒化膜23の形成、パターニング、さらにシリコン窒化膜23aの除去といった多くの工程が必要となり、半導体装置の製造時間が増加するだけでなく、製造コストが上昇する。
それ故に、本発明は、CMP研磨ストッパーとしてシリコン窒化膜を用いることなく、STI構造の素子分離部を簡易に形成でき、製造時間の短縮およびコストダウンが図れる半導体装置の製造方法および半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する発明は、STI法による素子分離が行われた半導体装置の製造方法に向けられている。この半導体装置の製造方法では、まず、半導体基板の主面に溝部を形成する。次に、溝部を含む半導体基板の全面に、溝部を埋め込まないように第1の絶縁膜を形成する。次に、第1の絶縁膜の上に、溝部を埋め込むとともに半導体基板の主面を覆う第2の絶縁膜を形成する。次に、第2の絶縁膜の表面を、半導体基板の主面に形成された第1の絶縁膜が露出するまで研磨して平坦化する。ここで、第1の絶縁膜を形成するときには、少なくとも表面がシリコンリッチであるシリコン酸化膜を形成し、第2の絶縁膜を形成するときには、シリコン酸化膜を形成する。これにより、第2の絶縁膜の表面を平坦化処理するときには、シリコン酸化膜に較べて研磨レートが十分に低いシリコンリッチなシリコン酸化膜を研磨ストッパーとして利用できる。シリコンリッチなシリコン酸化膜は、溝部を埋め込む絶縁膜として利用できるため、上記従来例において研磨ストッパーとして利用していたシリコン窒化膜のように煩雑な処理が不要となり、STI構造の素子分離部を容易に形成できる。
また、シリコンリッチなシリコン酸化膜は、上述のようにシリコン酸化膜に較べて研磨レートが十分に低いため、全体がシリコンリッチである必要はなく、表面から半導体基板の深部に向かってシリコンの組成比が連続的または段階的に低下するようにシリコン酸化膜を形成しても良い。
また、第1の絶縁膜は、溝部の内壁に当接する第1のシリコン酸化膜を形成し、次いで、第1のシリコン酸化膜の上にシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜を形成した積層構造としても良い。このような構成を有する第1の絶縁膜とすることで、信頼性の高いゲート酸化膜を形成できとともに、リーク電流の低減が図れ、しかも素子分離部の微細化も図れることから、より信頼性が高く微細な半導体装置が実現できる。
また、第1の絶縁膜は、シリコン酸化膜を形成し、このシリコン酸化膜の表面からシリコンイオンを注入するようにして形成しても良い。
また、第1の絶縁膜は、半導体基板に高周波電力を印加しながら高密度プラズマCVD法を行うことによって形成することが好ましいが、熱CVD法によっても形成できる。
また、第2の絶縁膜の表面を平坦化処理した後には、半導体基板の表面に露出した第1の絶縁膜を弗硝酸により除去する工程をさらに含んでいても良い。弗硝酸は、シリコンリッチなシリコン酸化膜に対するエッチングレートが、シリコン酸化膜に対するエッチングレートよりも高いことから、シリコンリッチなシリコン酸化膜のみを容易に除去できる。
また、本発明は、上記製造方法により形成された半導体装置にも向けられている。この半導体装置は、半導体基板、半導体基板の主面に形成された複数の素子、隣接する各素子を素子分離するために半導体基板の主面に形成された溝部、および溝部に対して絶縁膜を埋め込んで形成される素子分離部を備える。ここで、絶縁膜は、少なくとも表面がシリコンリッチであり、溝部を埋め込まないように形成された第1の絶縁膜としてのシリコン酸化膜と、溝部を埋め込むとともに半導体基板の主面を覆うように形成された第2の絶縁膜としてのシリコン酸化膜とからなる。
第1の絶縁膜は、表面から半導体基板の深部に向かってシリコンの組成比が連続的または段階的に低下していることが好ましい。このような構成を有する第1の絶縁膜としては、溝部の内壁に当接するように形成された第1のシリコン酸化膜と、第1のシリコン酸化膜の上に形成され、少なくとも表面がシリコンリッチである第2のシリコン酸化膜とからなるものが挙げられる。
以上のように本発明によれば、CMP法による研磨ストッパーとして、シリコン窒化膜に代えてシリコンリッチなシリコン酸化膜を用いることで、STI構造の素子分離部を簡易にかつ安価に形成できる。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、具体例に基づき説明する。図1は、STI構造の素子分離部を形成する各段階での半導体基板の状態を示す断面図である。図1(a)は、溝部12aおよび12bが形成された半導体基板、具体的にはシリコン基板11の全面を覆うように、第1の絶縁膜としてのシリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成した状態を示す。このような状態のシリコン基板11を得るためには、まず、フォトリソグラフィー技術及びドライエッチング技術を用いて、シリコン基板11の主面に、深さ400nm、最小開口幅100nmの溝部12aおよび12bを形成する。
次いで、高密度プラズマCVD装置を用いて、溝部12aおよび12bを含めてシリコン基板11の主面を覆うように、通常のシリコン酸化膜よりも化学量論的に多くのシリコンを含有する、いわゆるシリコンリッチなシリコン酸化(SiO2 )膜13をする。このとき、シリコンリッチなシリコン酸化膜13は、溝部12aおよび12bを埋め込まないような膜厚、すなわち、溝部12aおよび12bの深さ400nmよりも薄い膜厚で形成される。ここでは、膜厚20nmのシリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成する。このような膜厚を有するシリコンリッチなシリコン酸化膜13は、例えば、以下の方法により形成される。まず、反応チャンバー(図示せず)内に、約50sccmのシラン(SiH4 )ガス、約50sccmの酸素(O2 )ガス、および約100sccmのアルゴン(Ar)ガスを導入する。反応チャンバー内は、圧力を約0.3Pa、成膜温度を約400℃として、シリコン基板11に、マイクロ波出力2000W、高周波電力2000Wを供給する。これにより、溝部12aおよび12bが形成されたシリコン基板11の全面に、膜厚20nmのシリコンリッチなシリコン酸化膜13が形成される。得られたシリコン酸化膜がシリコンリッチであるかどうは、シリコン酸化膜の屈折率を測定することによって判定でき、一般に屈折率が1.46以上であればシリコンリッチなシリコン酸化膜13となっていると判断できる。
なお、シリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成するためには、シランガスと酸素ガスとの流量比を、シランガス:酸素ガス=1:0.5〜1:2.0程度に低くする必要があるが、プラズマCVD装置を用いて成膜を行うときには、反応チャンバーの構造によってこの成膜条件は大きく左右される。したがって、シリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成するためには必ずしも上記条件に限らない。
図1(b)は、シリコンリッチなシリコン酸化膜13の上に、溝部12aおよび12bを埋め込むとともにシリコン基板11の主面を覆う第2の絶縁膜としてのシリコン酸化膜14を形成した状態を示す。シリコン酸化膜14は、シリコンリッチではない通常のシリコン酸化膜である。このような状態のシリコン酸化膜14は、シリコンリッチなシリコン酸化膜13の形成に用いた反応チャンバーと同一の反応チャンバーを用いて、シリコンリッチなシリコン酸化膜13の形成に引き続き行うことで形成できる。
シリコン酸化膜14は、例えば、以下の方法により形成される。まず、上記工程で使用した反応チャンバー(図示せず)内に、反応ガスとしてシランガスおよび酸素ガスを、シランガス:酸素ガス=1:3以上程度の流量比で導入する。反応チャンバー内は、圧力を約0.3Pa、成膜温度を約400℃として、シリコン基板11に、マイクロ波出力2000W、高周波電力2000Wを供給する。これにより、シリコンリッチなシリコン酸化膜13の上にシリコン酸化膜14が形成される。
図1(c)は、CMP法により、シリコン酸化膜14に平坦化処理を施した状態を示す。シリコン基板11を覆うシリコン酸化膜14の表面からCMP法による平坦化処理が施されると、研磨が進行するにつれてシリコン基板11の主面に形成されたシリコンリッチなシリコン酸化膜13が露出する。シリコンリッチなシリコン酸化膜13は、シリコン酸化膜14に較べて研磨レートが数十分の一程度と極めて低いため、シリコンリッチなシリコン酸化膜13が研磨ストッパーとして作用し、研磨の進行はストップする。これにより、シリコン基板11の主面に形成されたシリコン酸化膜14は完全に除去され、溝部12aおよび12bの内部にのみ、シリコン酸化膜14aおよび14bが残存する。シリコン酸化膜14aおよび14bは、素子分離絶縁膜として機能するものである。なお、シリコンリッチなシリコン酸化膜13とシリコン酸化膜14との研磨レート比は、一般にスラリーにほとんど依存しない。
図1(d)は、シリコン基板11の主面に形成されたシリコンリッチなシリコン酸化膜13を除去した状態を示す。このような状態のシリコン基板11を得るためには、弗硝酸を用いてシリコンリッチなシリコン酸化膜13にエッチング処理を施すことが好ましい。弗硝酸は、シリコンリッチなシリコン酸化膜13に対するエッチングレートが、シリコン酸化膜14に対するエッチングレートよりも高いため、図1(c)に示す状態のシリコン基板11の全面をエッチング処理したときに、シリコンリッチなシリコン酸化膜13と同時にエッチング処理されるシリコン酸化膜14aおよび14bのエッチング量を少なくすることができ、シリコン基板11の主面に形成されたシリコンリッチなシリコン酸化膜13を良好に除去できる。これにより、シリコン基板11の主面には、信頼性の高い素子分離部10aおよび10bが形成される。
以上のように、本実施形態によると、素子分離部10aおよび10bを形成するための絶縁膜として、シリコンリッチなシリコン酸化膜13と通常のシリコン酸化膜14とを順次堆積させた積層膜を用いることにより、シリコンリッチなシリコン酸化膜13を研磨ストッパーとして利用することができる。これにより、上記従来例において説明した、シリコン窒化膜を研磨ストッパーとして用いた素子分離部の形成に較べて、より簡易に、かつ安価に、信頼性の高い素子分離部10aおよび10bを形成できる。また、シリコンリッチなシリコン酸化膜13とシリコン酸化膜14とを同一の反応チャンバー内で連続して形成できるため、より一層、製造効率を高めることができる。
なお、上記説明では、図1(a)に示す工程において、シリコン基板11に高周波電力を印加しながら高密度プラズマCVD法によりシリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱CVD法によりシリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成しても良い。熱CVD法では、熱CVD装置を用いてシランガスと酸素ガスとの流量比をコントロールすることによって、シリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成する。
また、上記説明では、第1の絶縁膜として、膜全体がシリコンリッチであるシリコン酸化膜13を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シリコンリッチなシリコン酸化膜13は、少なくとも表面がシリコンリッチであれば良い。これは、シリコンリッチなシリコン酸化膜は、通常のシリコン酸化膜に較べてCMP研磨レート比が極めて高いためである。したがって、第1の絶縁膜は、厚み方向に対して全領域でシリコンリッチなシリコン酸化膜13である必要はなく、厚み方向に対して、表面からシリコン基板11の深部に向かって連続的もしくは段階的にシリコンの組成が低下するように構成されているものであっても良い。また、第1の絶縁膜は、溝部12aおよび12bの内壁に当接する第1のシリコン酸化膜と、この第1のシリコン酸化膜の上に形成されたシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜との積層構造であっても良い。ここで、第1のシリコン酸化膜は、通常のシリコン酸化膜である。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、具体例に基づき説明する。本実施形態では、第1の実施形態に係るシリコンリッチなシリコン酸化膜13に代えて、第1の絶縁膜を、溝部12aおよび12bの内壁に当接する第1のシリコン酸化膜と、この第1のシリコン酸化膜の上に形成されたシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜との積層構造とした半導体装置の製造方法について説明する。なお、本実施形態に係る半導体装置は、第1の実施形態に係る半導体装置とほぼ同じ構成を有するので、以下では両者の違いについてのみ説明する。
図2は、STI構造の素子分離部を形成する各段階でのシリコン基板の状態を示す断面図である。図2(a)は、溝部12aおよび12bが形成されたシリコン基板11の全面を覆うように、第1の絶縁膜として、溝部12aおよび12bの内壁に当接する第1のシリコン酸化膜15と、この第1のシリコン酸化膜の上に形成されたシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜16とを形成した状態を示す。このような状態のシリコン基板11を得るためには、まず、図1(a)に示す工程と同様にして、シリコン基板11の主面に、溝部12aおよび12bを形成する。
次に熱酸化法により、膜厚15nmの第1のシリコン酸化膜15をシリコン基板11の全面に形成する。本実施形態の特徴部分である第1のシリコン酸化膜15は、シリコンリッチな第2のシリコン酸化膜16との密着性を高めるとともに、溝部12aおよび12bの形成時に発生したシリコン基板11の欠陥を低減する役割を果たす。また、第1のシリコン酸化膜15を設けることで、溝部12aおよび12bとシリコン基板11の主面との境界エッジ部や、溝部12aおよび12bの底部における周辺角部を酸化により丸めることができるため、これらの部分に発生する応力集中や電界集中を緩和する効果も得られる。
次いで、第1のシリコン酸化膜15の上に、図1(a)に示す工程と同様にして、シリコンリッチな第2のシリコン酸化膜16を、膜厚15nmとなるように形成する。
そして、図2(b)および図2(c)に示す、シリコン酸化膜14の形成工程と平坦化処理工程とを第1の実施形態と同様に行う。さらに、シリコン基板11の主面に形成された第1のシリコン酸化膜15およびシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜16を第1の実施形態と同様にエッチング処理する。これにより、溝部12aの内部には、第1のシリコン酸化膜15a、シリコンリッチな第2のシリコン酸化膜16a、およびシリコン酸化膜14aが充填され、素子分離部10cおよび10dが形成される。同様に、溝部12bの内部には、第1のシリコン酸化膜15b、シリコンリッチな第2のシリコン酸化膜16b、およびシリコン酸化膜14bが充填され、素子分離部10dが形成される。
以上のように本実施形態によると、第1の絶縁膜を第1のシリコン酸化膜15とシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜との積層構造とすることで、第1のシリコン酸化膜15によって溝部12aおよび12bの側壁や底部での結晶欠陥を低減でき、しかも第2のシリコン酸化膜16との密着性を向上できるため、リーク電流の低減が図れ、第1の実施形態よりもさらに信頼性の高い半導体装置を実現できる。また、溝部12aおよび12bとシリコン基板11の表面との境界エッジ部や、溝部12aおよび12bの底部における角部を酸化により丸めることができるため、応力集中や電界集中を緩和して、MOS型トランジスタを形成した場合に、第1の実施形態よりもより信頼性の高いゲート酸化膜を形成できる。さらに、溝部12aおよび12bの開口部の形状を略すり鉢状に加工できるため、より狭い開口幅でもシリコン酸化膜14による埋め込みが可能となり、より微細な半導体装置を実現できる。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、具体例に基づき説明する。本実施形態では、第1の実施形態に係るシリコンリッチなシリコン酸化膜13に代えて、表面のみをシリコンリッチとしたシリコン酸化膜を第1の絶縁膜として用いた半導体装置の製造方法について説明する。なお、本実施形態に係る半導体装置は、第1の実施形態に係る半導体装置とほぼ同じ構成を有するので、以下では両者の違いについてのみ説明する。
表面もしくは表面近傍をシリコンリッチとしたシリコン酸化膜は、図1(a)に示す工程において、シリコンリッチなシリコン酸化膜13を形成する際に、シランガスと酸素ガスとの流量を連続的に変化させることで形成できる。具体的には、シリコン酸化膜の成膜開始時には、シランガスの流量を約20sccm、酸素ガスの流量を約80sccmとし、成膜過程が進行するにしたがって連続的に流量を変化させる。そして、成膜終了時にはシランガスの流量を約50sccm、酸素ガスの流量を約50sccmとなるようにそれぞれの流量を制御する。この間、他の成膜条件は同一とし、例えば、アルゴンガスの流量を約100sccm、反応チャンバー内の圧力を約0.3Pa、成膜温度を約400℃としてマイクロ波出力2000W、高周波電力2000Wを供給する。これにより、シリコン酸化膜のシリコン基板11側は、通常のシリコン酸化膜となり、表面側はシリコンリッチなシリコン酸化膜となる。
そして、図1(b)〜図1(d)に示す、シリコン酸化膜14の形成工程、平坦化処理工程、およびエッチング処理工程を第1の実施形態と同様に行うことで、素子分離領域が形成される。
以上のように本実施形態によると、第1の絶縁膜を、表面もしくは表面近傍のみをシリコンリッチとしたシリコン酸化膜とすることで、溝部12aおよび12bの内壁には通常のシリコン酸化膜が当接するようになり、第2の実施形態と同様に、溝部12aおよび12bの側壁や底部での応力緩和が図れ、シリコン基板11の結晶欠陥を抑制して、リーク電流の低減が図れる。これにより、第1の実施形態よりもさらに信頼性の高い半導体装置を実現できる。また、表面もしくは表面近傍のみをシリコンリッチとしたシリコン酸化膜は、同一の反応チャンバー内で反応ガスの組成を変えるだけで形成できるため、第1の実施形態に係るシリコンリッチなシリコン酸化膜13とほぼ同様の時間で形成できる。
なお、本実施形態ではシランガスおよび酸素ガスの流量を連続的に変化させる方法について述べたが、シランガスおよび酸素ガスの流量を段階的に変化させ、通常のシリコン酸化膜とシリコンリッチなシリコン酸化膜の積層構造を実現しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
(第4の実施形態)
以下に、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、具体例に基づき説明する。本実施形態では、第1の絶縁膜として、イオン注入法により形成されたシリコンリッチなシリコン酸化膜を備えた半導体装置の製造方法について説明する。なお、本実施形態に係る半導体装置は、第1の実施形態に係る半導体装置とほぼ同じ構成を有するので、以下では両者の違いについてのみ説明する。
図3は、本実施形態に係るシリコンリッチなシリコン酸化膜の形成方法を説明するための模式図である。図3(a)は、溝部12aおよび12bが形成されたシリコン基板11の全面を覆うように、第1の絶縁膜として、膜厚が20nmである、通常のシリコン酸化膜18を形成した状態を示す。シリコン酸化膜18の形成方法は特に限定されるものではなく、熱酸化法、高密度プラズマCVD法、あるいは熱CVD法等が適用できる。
図3(b)は、イオン注入法により、シリコン酸化膜18にシリコンイオン30を注入する状態を示す。シリコンイオン30は、エネルギー量5〜50Kev、ドーズ量1×1010〜1×1015程度の条件下で、シリコン酸化膜18の表面側から注入される。シリコンイオン30の注入角度は、シリコン基板11に対して垂直となるようにすることが好ましい。これにより、シリコン酸化膜18には、溝部12aおよび12bの側壁35を除いてシリコンイオン30が注入され、シリコン基板11の主面および溝部12aおよび12bの底部のみがシリコンリッチとなったシリコン酸化膜19となる。
そして、図1(b)〜図1(d)に示す、シリコン酸化膜14の形成工程、平坦化処理工程、およびエッチング処理工程を第1の実施形態と同様に行うことで、素子分離領域が形成される。
以上のように本実施形態によると、第1の絶縁膜としてのシリコン酸化膜19は、溝部12aおよび12bの側壁35においてはシリコンリッチとなっていないため、側壁35へ与える応力を緩和することができ、第2および第3の実施形態と同様に、シリコン基板11の結晶欠陥を抑制して、リーク電流の低減が図れる。これにより、第1の実施形態よりもさらに信頼性の高い半導体装置を実現できる。
なお、上記各実施形態では、具体例に基づき説明したが、上記具体例は本発明の一例であり、溝部の深さ、第1および第2の絶縁膜の膜厚、成膜条件等は適宜変更可能である。
本発明の半導体装置の製造方法および半導体装置は、STI構造の素子分離部を簡易かつ安価に形成できるため、微細化および高集積化された半導体装置の製造方法等に好適である。
本発明の第1の実施形態に係る素子分離部の製造工程を示す断面図 本発明の第2の実施形態に係る素子分離部の製造工程を示す断面図 本発明の第4の実施形態に係る素子分離部の製造工程を示す断面図 従来のSTI構造の素子分離部の製造工程を示す断面図
符号の説明
10a、10b、10c、10d 素子分離部
11 シリコン基板
12a、12b 溝部
13、13a、13b シリコン酸化膜
14、14a、14b シリコン酸化膜
15、15a、15b 第1のシリコン酸化膜
16、16a、16b 第2のシリコン酸化膜
18 シリコン酸化膜
19 シリコン酸化膜
30 シリコンイオン
35 側壁

Claims (10)

  1. 半導体基板の主面に溝部を形成する工程と、
    前記溝部を含む前記半導体基板の全面に、前記溝部を埋め込まないように第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜の上に、前記溝部を埋め込むとともに前記半導体基板の主面を覆う第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜の表面を、前記半導体基板の主面に形成された前記第1の絶縁膜が露出するまで研磨して平坦化する工程とを備え、
    前記第1の絶縁膜を形成する工程は、少なくとも表面がシリコンリッチであるシリコン酸化膜を形成し、
    前記第2の絶縁膜を形成する工程は、シリコン酸化膜を形成することを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、表面から前記半導体基板の深部に向かってシリコンの組成比が連続的または段階的に低下するように前記シリコン酸化膜を形成することを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記溝部の内壁に当接する第1のシリコン酸化膜を形成する工程と、前記第1のシリコン酸化膜の上にシリコンリッチな第2のシリコン酸化膜を形成する工程とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、シリコン酸化膜を形成する工程と、当該シリコン酸化膜の表面からシリコンイオンを注入する工程とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、前記半導体基板に高周波電力を印加しながら高密度プラズマCVD法によって行うことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1の絶縁膜を形成する工程は、熱CVD法によって行うことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2の絶縁膜の表面を平坦化する工程の後に、前記半導体基板の表面に露出した前記第1の絶縁膜を弗硝酸により除去する工程をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に形成された複数の素子と、
    隣接する各前記素子を素子分離するために前記半導体基板の主面に形成された溝部と、
    前記溝部に対して絶縁膜を埋め込んで形成される素子分離部とを備え、
    前記絶縁膜は、少なくとも表面がシリコンリッチであり、前記溝部を埋め込まないように形成された第1の絶縁膜としてのシリコン酸化膜と、当該溝部を埋め込むとともに前記半導体基板の主面を覆うように形成された第2の絶縁膜としてのシリコン酸化膜とからなることを特徴とする、半導体装置。
  9. 前記第1の絶縁膜は、表面から前記半導体基板の深部に向かってシリコンの組成比が連続的または段階的に低下していることを特徴とする、請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の絶縁膜は、前記溝部の内壁に当接するように形成された第1のシリコン酸化膜と、前記第1のシリコン酸化膜の上に形成され、少なくとも表面がシリコンリッチである第2のシリコン酸化膜とからなることを特徴とする、請求項8に記載の半導体装置。
JP2005095926A 2005-03-29 2005-03-29 半導体装置の製造方法および半導体装置 Pending JP2006278745A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095926A JP2006278745A (ja) 2005-03-29 2005-03-29 半導体装置の製造方法および半導体装置
US11/376,189 US20060223280A1 (en) 2005-03-29 2006-03-16 Method for manufacturing semiconductor device and semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095926A JP2006278745A (ja) 2005-03-29 2005-03-29 半導体装置の製造方法および半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006278745A true JP2006278745A (ja) 2006-10-12

Family

ID=37071107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005095926A Pending JP2006278745A (ja) 2005-03-29 2005-03-29 半導体装置の製造方法および半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060223280A1 (ja)
JP (1) JP2006278745A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018531518A (ja) * 2015-10-23 2018-10-25 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 先進cmp及び凹部流れのための間隙充填膜の修正

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090041952A1 (en) * 2007-08-10 2009-02-12 Asm Genitech Korea Ltd. Method of depositing silicon oxide films
US8222143B2 (en) * 2007-10-31 2012-07-17 United Microelectronics Corp. Reworking method for integrated circuit devices
US8772904B2 (en) 2012-06-13 2014-07-08 United Microelectronics Corp. Semiconductor structure and process thereof
US9917003B2 (en) * 2013-06-28 2018-03-13 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Trench liner passivation for dark current improvement
US20150064929A1 (en) * 2013-09-05 2015-03-05 United Microelectronics Corp. Method of gap filling
US20150093877A1 (en) * 2013-10-01 2015-04-02 Globalfoundries Inc. Method for manufacturing a semiconductor device by stopping planarization of insulating material on fins

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040005781A1 (en) * 2002-07-02 2004-01-08 Chartered Semiconductor Manufacturing Ltd. HDP SRO liner for beyond 0.18 um STI gap-fill
US7271464B2 (en) * 2004-08-24 2007-09-18 Micron Technology, Inc. Liner for shallow trench isolation
US7271463B2 (en) * 2004-12-10 2007-09-18 Micron Technology, Inc. Trench insulation structures including an oxide liner that is thinner along the walls of the trench than along the base

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018531518A (ja) * 2015-10-23 2018-10-25 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 先進cmp及び凹部流れのための間隙充填膜の修正

Also Published As

Publication number Publication date
US20060223280A1 (en) 2006-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8187948B2 (en) Hybrid gap-fill approach for STI formation
KR100878015B1 (ko) 산화물 제거 방법 및 이를 이용한 트렌치 매립 방법
US7700455B2 (en) Method for forming isolation structure in semiconductor device
US6949447B2 (en) Method for fabricating isolation layer in semiconductor device
US7176104B1 (en) Method for forming shallow trench isolation structure with deep oxide region
KR20090067576A (ko) 트렌치의 매립 방법 및 이를 이용한 소자 분리막 구조물의형성 방법
JP2006278745A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
CN113345834A (zh) 低压器件及其制作方法
JP2005322872A (ja) トレンチ型素子分離膜を備えた半導体素子の製造方法
US7358190B2 (en) Methods of filling gaps by deposition on materials having different deposition rates
KR100636031B1 (ko) 불휘발성 메모리 장치의 제조 방법.
JP2005328049A (ja) トレンチ素子分離膜を含む半導体素子及びその製造方法
TWI305665B (en) Method for fabricating semiconductor device having trench type device isolation layer
JP2011171638A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007134559A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2012134288A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007115766A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2009158916A (ja) 半導体素子のトレンチ形成方法
KR101161661B1 (ko) 반도체 소자의 소자분리막 형성방법
KR100480896B1 (ko) 반도체소자의 소자분리막 형성방법
KR100822620B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
JP2006501667A (ja) 分離材料で満たされた溝より成るフィールド分離領域を有する半導体装置の製造方法
KR100826776B1 (ko) 반도체 소자의 소자 분리막 형성 방법
KR100924544B1 (ko) 반도체 소자의 소자분리막 형성방법
KR100508865B1 (ko) 반도체 소자의 트렌치 제조 방법