JP2006278367A - 塵埃除去装置および塵埃除去方法 - Google Patents

塵埃除去装置および塵埃除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 吸引ノズルと被処理体との離間を小さくしても十分な吸引量を確保でき、且つ吸引する外気に渦流を誘起させることで効率的に塵埃を除去することができる塵埃除去装置を提供する。
【解決手段】 円筒状の吸引ノズル1と、吸引ノズル1の後端に接続されて吸引ノズル1の先端1b側から外気を吸引するための吸引手段と、被処理体3を吸引ノズル1の先端1bと対向するように配しつつこれを保持する保持台とを備え、先端1bを被処理体3に近接させた状態にて吸引ノズル1で外気を吸引することにより、被処理体3に付着した塵埃を除去する塵埃除去装置Aにおいて、吸引ノズル1の先端1bに、吸引ノズル1の外面1cから内面1dに連設される溝5が設けられており、溝5を、溝5の中心線O1と吸引ノズル1の先端1bの直径方向とが交差するように形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばウェハやガラス基板などに付着した塵埃を除去するための塵埃除去装置および塵埃除去方法に関する。
従来、例えばウェハやガラス基板などに付着したパーティクルなどの塵埃を除去する装置には、気体吐出型の塵埃除去装置や気体吸引型の塵埃除去装置が用いられている。
気体吐出型の塵埃除去装置には、例えばウェハやガラス基板などの被処理体を保持しつつ軸線周りに回転可能とする保持台と、二重管構造のノズルと、保持台と被処理体とノズルとを気密状態で収納するチャンバとから構成されるものがある(例えば、特許文献1参照。)。この種の塵埃除去装置では、ノズルの内管(吐出ノズル)の後端が例えばAr(アルゴン)やN(窒素)、CO等の不活性ガスなどを吐出する気体吐出手段と接続され、チャンバ内に配された吐出ノズルの先端から被処理体に向けて圧力気体を噴出可能とされている。一方、ノズルの外管(吸引ノズル)は、後端が例えば真空ポンプと接続されて、チャンバ内に配された先端からチャンバ内の気体を吸引可能とされている。この塵埃除去装置においては、吐出ノズルの先端から噴出された圧力気体の付勢力で被処理体に付着した塵埃を剥離させ、吸引ノズルの先端からチャンバ内の気体とともに剥離した塵埃を吸引することで被処理体に付着した塵埃の除去が可能とされている。また、被処理体とノズルとを相対的に移動することで被処理体全面の塵埃の除去が可能とされる。
これに対して、気体吸引型の塵埃除去装置には、例えば、被処理体を保持しつつ軸線周りに回転可能とする保持台と、円筒状の吸引ノズルとから構成されるものがある(例えば、特許文献2参照。)。この種の塵埃除去装置では、吸引ノズルの後端が例えば真空ポンプなどの吸引手段と接続されて、この吸引手段の駆動により吸引ノズルの内孔を陰圧状態とされる。これにより、吸引ノズルの先端と被処理体表面との間に圧力差が生じ、この圧力差に伴う吸引力と、この吸引力によって吸引される外気の付勢力で被処理体に付着した塵埃を剥離させつつ除去することが可能とされている。この種の塵埃除去装置においても、被処理体と吸引ノズルの先端とを相対的に移動することで被処理体全面の塵埃の除去が可能とされる。
特開2001−156033号公報 特開平05−160093号公報
しかしながら、気体吐出型の塵埃除去装置では、保持台と被処理体とノズルとを収納して剥離した塵埃の飛散を防止するチャンバを要するとともに、このチャンバ内を減圧する吸引量の大きな真空ポンプを必要とするため、装置が高コスト化し、且つその構成が複雑化するという問題があった。
一方、上記の気体吸引型の塵埃除去装置は、吸引ノズルと被処理体との離間距離を極力小さくして、より大きな付勢力と吸引力を塵埃に作用させ確実に塵埃を除去できるようにすることが望まれる。しかしながら、離間距離をある一定量以上に小さくすると吸引抵抗が増加して外気の吸引量が低下し、塵埃の除去効率が低下するという問題があった。このため、離間距離を小さくしても外気の吸引量を維持でき、効率的に塵埃を除去できる塵埃除去装置が望まれていた。
本発明は、上記事情を鑑み、吸引ノズルと被処理体との離間距離を小さくしても十分な吸引量を確保し、且つ吸引する外気に渦流を誘起させて効率的に塵埃を除去することができる塵埃除去装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明は、円筒状の吸引ノズルと、該吸引ノズルの後端に接続されて前記吸引ノズルの先端側から外気を吸引するための吸引手段と、被処理体を前記吸引ノズルの前記先端と対向するように配しつつこれを保持する保持台とを備え、前記吸引ノズルで外気を吸引しつつ前記先端を前記被処理体に近接させることにより、前記被処理体に付着した塵埃を除去する塵埃除去装置において、前記吸引ノズルの先端に、前記吸引ノズルの外面から内面に連設される溝が設けられており、該溝は、その中心線と前記吸引ノズルの軸線に直交する直線とが交差するように形成されていることを特徴とする。
また、本発明の塵埃除去装置においては、前記先端を形成する先端面に凹状に切り欠かれた前記溝が形成されていることが好ましい。
さらに、本発明の塵埃除去装置においては、前記先端を形成する先端面に、該先端面に直交する方向に突出する少なくとも1つの突出部材が設けられ、該突出部材の側面と前記先端面とにより、前記溝が形成されていることが好ましい。また、前記突出部材の一部が前記吸引ノズルの前記外面よりも外方に延出されていてもよい。
さらに、本発明の塵埃除去装置においては、前記吸引ノズルの前記内面の少なくとも一部に、該内面に沿って前記先端から前記後端に向かう方向にらせん状に延びるらせん溝が形成されていることが好ましい。
また、本発明の塵埃除去装置においては、後端が気体吐出手段と接続され、先端から前記被処理体に向けて圧力気体を吐出する円筒状の吐出ノズルが備えられ、該吐出ノズルの内孔に、前記吸引ノズルが配されていてもよい。
さらに、本発明の塵埃除去装置においては、前記吸引ノズルは、その先端側の内径が、前記吸着ノズルの後端から先端に向かって漸次小となるように形成されていてもよい。
本発明の塵埃除去方法は、上記の塵埃除去装置を用いて被処理体に付着した塵埃を除去する方法であって、前記被処理体と前記吸引ノズルの間から、直接、前記吸引ノズルの内孔に吸引される外気の吸引量よりも、前記溝を通じて前記内孔に吸引される外気の吸引量が大きくなるように前記被処理体と前記吸引ノズルの先端との距離を設定することを特徴とする。
また、本発明の塵埃除去方法は、円筒状の吸引ノズルと、該吸引ノズルの後端に接続されて前記吸引ノズルの先端側から外気を吸引するための吸引手段と、被処理体を前記吸引ノズルの前記先端と対向するように配しつつこれを保持する保持台とを備え、前記先端を前記被処理体に近接させた状態にて前記吸引ノズルで外気を吸引する塵埃除去装置を用いて塵埃を除去する方法であって、前記吸引ノズルの先端と前記被処理体との間の空間に誘起された渦流の付勢力により前記被処理体に付着した塵埃を除去することを特徴とする。
さらに、本発明の塵埃除去方法は、前記被処理体の全表面を走査するように、前記吸引ノズルを前記被処理体の表面に対して連続的に移動させることが望ましい。
本発明の塵埃除去装置によれば、吸引ノズルの先端に溝が形成され、この溝が吸引ノズルの外面から内面に連設されつつ斜設されていることで、吸引ノズルと被処理体との離間距離を小さくした場合においても、溝を通じて外気を吸引できるため、十分な吸引量を確保することができる。また、吸引時に溝を通じて内孔に吸引される外気に回転速度を付与することができ、この回転速度が付与されることで、吸引ノズルと被処理体との間に渦流を誘起することができる。よって、この渦流の付勢力を被処理体に付着した塵埃に作用させることができるため、塵埃を効率的に除去することが可能となる。
さらに、本発明の塵埃除去装置によれば、吸引ノズルの先端面に凹状に切り欠かれた溝が形成されることによって、吸引ノズルの先端と被処理体との離間距離を小さくしても十分な吸引量を確保することができる。
また、本発明の塵埃除去装置によれば、吸引ノズルの先端面に少なくとも1つの突出部材を設け、この突出部材の側面と先端面とにより吸引ノズルの先端側に溝を形成することができる。これにより、吸引ノズルの先端と被処理体との離間距離を小さくしても十分な吸引量を確保することができる。
さらに、突出部材の一部が吸引ノズルの外面よりも外方に延出されることによって、吸引ノズルと被処理体の間に誘起した渦流の径を大きくすることができる。これにより、渦流の付勢力が作用する範囲を大きくすることができるため、より効率的に塵埃を除去することが可能となる。
また、本発明の塵埃除去装置によれば、吸引ノズルの内面の少なくとも一部にらせん溝が形成されることによって、吸引ノズルの内孔に吸引された外気の回転速度をさらに大きくすることができる。これにより、確実に渦流を誘起することが可能になるとともに、誘起された渦流の回転速度を大きくすることができるため、より効率的に塵埃を除去することが可能となる。
さらに、本発明の塵埃除去装置によれば、吸引ノズルを内孔に配する円筒状の吐出ノズルを備えることによって、吸引ノズルの塵埃除去効果に加えて、被処理体に付着した塵埃に吐出ノズルから噴出された圧力気体の付勢力による塵埃除去効果を付与することができる。これにより、より効率的に塵埃を除去することができる。また、この場合には、吐出ノズルから噴出された気体が吸引ノズルで吸引されることとなるため、剥離した塵埃が飛散することがなく、確実に除去することができる。
また、本発明の塵埃除去装置によれば、吸引ノズルの先端側の内径が、後端から先端に向かって漸次小となるように形成されていることによって、外気の吸引速度を大きくすることができる。これにより、塵埃に大きな付勢力と吸引力とを付加することができるため、塵埃を効率的に除去することが可能となる。
さらに、本発明の塵埃除去方法によれば、被処理体と吸引ノズルの間から直接吸引される外気の吸引量よりも、溝から吸引される外気の吸引量が大きくなるように被処理体と吸引ノズルとの距離を設定して除去を行なうことによって、確実に渦流を誘起させることができ、塵埃を効率的に除去することが可能となる。
また、本発明の塵埃除去方法においては、被処理体の全表面を走査するように、吸引ノズルを被処理体の表面に対して連続的に移動させることによって、被処理体の全表面に付着した塵埃を全て効率的に除去することが可能となる。
以下、図1から図3を参照し、本発明の第1実施形態に係る塵埃除去装置について説明する。本実施形態は、例えばウェハやガラス基板などの被処理体に付着した塵埃を除去する塵埃除去装置に関するものである。
本実施形態の塵埃除去装置Aは、図1に示すように、円筒状の吸引ノズル1と、吸引ノズル1の後端1aに接続されて吸引ノズル1の先端1bから外気を吸引するための、例えば真空ポンプなどの吸引手段2と、被処理体3を吸引ノズル1の先端1bと対向するように配しつつこれを保持する保持台4とを主な構成要素としている。
保持台4は、図示せぬ回転駆動手段と昇降駆動手段と水平移動駆動手段とが備えられ、保持台4の上面に載置されつつ保持された被処理体3を、被処理体3に対向配置された吸引ノズル1に対して相対的に移動可能とされている。また、保持台4には、例えば厚さ方向に貫通された図示せぬ複数の貫通孔が設けられ、この貫通孔が真空吸引手段と接続されることによって、上面に載置された被処理体3を吸着保持することが可能とされている。
吸引ノズル1は、図2から図3に示すように、円筒状に形成され、その内径T1が10mmで、外径T2が20mm〜60mm程度とされている。また、吸引ノズル1には先端1bを形成する先端面1gに凹状に切り欠かれた4条の溝5が形成されている。この溝5は、その内面が曲面形状を呈するように形成され、それぞれ吸引ノズル1の外面1cから内面1dに連設されるとともに、溝5の中心線O1と吸引ノズル1の軸線O2に直交する直線O3とが交差するように形成されている。また、先端面1gと溝5の交差稜線が吸引ノズル1の内面1dから外面1cに向けて滑らかな曲線を描くように形成されている。さらに、この曲線と、吸引ノズル1の内面1dと外面1cとのそれぞれの交点における曲線の接線と、内面1dと外面1cとのそれぞれの接線との交角θが30°から60°とされ、好ましくは45°とされるように溝5が形成されている。
ついで、上記の構成からなる塵埃除去装置Aを用いて、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6を除去する方法について説明する。
はじめに、吸引ノズル1の先端1bと被処理体3の表面3aとの離間距離Hが0.2mmから2.0mmとなるように保持台4を移動する。この離間距離Hは、後述する外気の吸引時に、被処理体3と吸引ノズル1との間から直接吸引ノズル1の内孔1eに吸引される吸引量よりも、溝5を通じて内孔1eに吸引される吸引量が大きくなるように予め定められた距離とされている。ここで、この離間距離Hは、吸引ノズル1が被処理体3に近づくほどに溝5を通じて内孔1eに吸引される吸引量が大きくなり、溝5により吸引抵抗を小さく抑えつつ吸引できるため、大幅に小さく設定することが可能とされる。
ついで、吸引ノズル1の後端1aが接続された吸引手段2を駆動し、吸引ノズル1の先端1b側から外気を内孔1eに吸引する。このとき、多くの外気が溝5を流通しつつ内孔1eに吸引され、吸引抵抗を小さく抑えた状態で外気が吸引される。ここで、本実施形態では、吸引ノズル1の内径T1が10mmで、内孔1eに吸引される外気の吸引速度が10m/secから15m/sec程度とされた場合には、吸引量が47l/minから70l/min程度となる。ちなみに、吸引ノズル1の内径T2が20mmで形成された場合には、外気の吸引速度が10m/secから15m/sec程度で吸引量が187l/minから280l/min程度、内径T2が50mmでは、吸引量が1170l/minから1760l/min程度となる。
溝5を通じて内孔1eに吸引される外気は、吸引ノズル1の先端面1gと溝5の交差稜線が滑らかな曲線を描き、内面1dと外面1cとの交角が30°から60°とされていることによって、内孔1eで回転速度を生じつつ吸引ノズル1の後端1a側へ吸引されてゆく。この回転速度が付与された外気は、先端1bと被処理体3との間の内孔1e直下の外気に渦流7を誘起させる。この渦流7は、先端1bから被処理体3に近づくにつれてその気圧が小さくなるため、先端1b側よりも被処理体3側の径が大きくなるように形成される。
この渦流7が誘起された際には、従来の渦流を誘起させずに吸引するものに対し、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6に、渦流7の回転速度に起因した大きな付勢力と、先端1b付近と被処理体3付近との圧力差に起因した大きな吸引力とが作用することとなる。この大きな付勢力と吸引力とが作用されることによって、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6が剥離され、外気とともに吸引ノズル1に取り込まれて除去される。
このように渦流7を誘起しつつ外気を吸引する吸引ノズル1と、被処理体3とを、保持台4に設けられた各種駆動手段を駆動することによって、離間距離Hを確保しつつ相対的に移動する。このとき、吸引ノズル1が、図1の少なくとも矢印a方向に、被処理体3の全表面3aを走査するように連続的に移動されることによって、被処理体3の全表面3aに付着した塵埃6が除去される。
したがって、上記の塵埃除去装置Aにおいては、吸引ノズル1の先端面1gに溝5を形成することによって、離間距離Hが小さい場合においても溝5を通じて多くの外気を吸引することができるとともに、吸引ノズル1と被処理体3との間に渦流7を誘起させることが可能となる。これにより、離間距離Hを小さくしても吸引抵抗の増加を抑えることができるとともに、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6に渦流7の回転速度に起因した大きな付勢力と、先端1b付近と被処理体3付近との圧力差に起因した大きな吸引力とを作用させることができるため、従来の塵埃除去装置と比較して、塵埃6を確実に除去することが可能となる。
なお、本発明は、上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第1実施形態では、図3において溝5が吸引ノズル1の内面1dから外面1cに向けて漸次径が大となるように図示しているが、これに限定される必要はなく、内面1dから外面1cまで同径とされてもよいものである。また、吸引ノズル1の先端面1gには4条の溝5が形成されているものとしたが、その数は特に限定する必要はなく、1条以上の溝5が形成されていればよいものである。さらに、溝5と先端1bとの交差稜線が滑らかな曲線を呈するものとしたが直線で形成されてもよいものである。また、溝5の内面が曲面形状を呈するものとしたが、溝5は、例えば断面矩形状を呈するように形成されてもよいものである。また、本実施形態では、吸引ノズル1に対して、保持台4に載置された被処理体3が保持台4の回転駆動手段や昇降駆動手段、水平移動駆動手段によって移動可能とされるものとしたが、被処理体3が固定されて吸引ノズル1が移動する、もしくは双方が移動してもよく、この両者が相対的に移動可能とされていればよいものである。
ついで、図4から図5を参照し、本発明の第2実施形態に係る塵埃除去装置Bについて説明する。本実施形態の説明においては、第1実施形態に共通する構成に対して同一符号を付し、その詳細についての説明を省略する。
本実施形態の吸引ノズル1は、図4から図5に示すように、円筒状に形成されており、その先端1bには、3つの端部10a、10b、10cを有する板状の突出部材10が4つ設けられている。この突出部材10は、先端1bが形成する先端面1gに直交する方向に突出されており、それぞれの突出部材10の一方の平面の一部が先端面1gと面接触されて周方向に等間隔に固着されている。また、この突出部材10は、1つの端部10aが内面1dと接し、残りの2つの端部10b、10cが外面1cよりも外方に位置され、各端部10a、10b、10cを結ぶ3つの端辺部が曲線形状を呈するように形成されている。さらに、この曲線形状を呈する端辺部のうち、内面1dと接する端部10aと外面1cよりも外方に配された1つの端部10cを結ぶ端辺部が平面視で凹状の曲線とされ、残りの2つの端辺部は、平面視で凸状の曲線を呈している。また、それぞれの突出部材10は、同形状とされ、適度な厚みを有するとともに、隣り合う突出部材10が、内面1dに接する端部10aから延びる凹状曲線の端辺部と、内面1dに接する端部10aから延びる凸状曲線の端辺部とが対向するように配置される。これにより、隣り合う突出部材10の側面10dと先端面1gとにより、隣り合う突出部材10の間には、吸引ノズル1の内面1dから外面1cに連設する溝5が画成される。
ここで、突出部材10が吸引ノズル1の先端面1gに固着されることによって、突出部材10の厚さ分だけ吸引ノズル1の先端が延出される。本実施形態では、この突出部材10により延出された吸引ノズル1において、突出部材10の被処理体3側に位置する平面が先端とされる。よって、以下、吸引ノズル1の先端と記した場合には、変位した先端1fを意味するものとし、変位前の先端1bを示すときには、変位前先端1bと記す。
ついで、上記の構成からなる塵埃除去装置Bを用いて、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6を除去する方法について説明する。
はじめに、吸引ノズル1先端1fと被処理体3の表面3aとの離間距離Hが0.2mmから2.0mmとなるように保持台4を移動する。この離間距離Hは、第1実施形態と同様に、外気の吸引時に、被処理体3と吸引ノズル1の間から直接吸引ノズル1の内孔1eに吸引される吸引量よりも、溝5を介して内孔1eに吸引される吸引量が大きくなるように設定された距離とされる。
ついで、吸引ノズル1の後端1aが接続された吸引手段2を駆動し、吸引ノズル1の先端1fから外気を内孔1eに吸引する。このとき、吸引される外気の一部は、突出部材10によって画成された溝5を通じて吸引ノズル1の内孔1eに吸引され、回転速度が付与される。この回転速度が付与された外気は、先端1fと被処理体3との間の内孔1e直下の外気に渦流7を誘起させる。この渦流7は、気圧が先端1fから被処理体3に近づくにつれて小さくなるため、先端1f側よりも被処理体3側の外径が大きくなるように形成される。さらに、突出部材10が吸引ノズル1の外面1cよりも外方に延出されていることによって、渦流7の径が大きなものとされる。このように径の大きな渦流7が誘起されることにより、付勢力と吸引力とが作用する被処理体3の範囲が大きくなる。
したがって、上記の塵埃除去装置Bにおいては、吸引ノズル1の変位前先端1bに突出部材10を設けることによって、溝5を画成することができ、この溝5を通じて外気を吸引することが可能となる。また、溝5を通じて吸引される外気に回転速度を付与することができ、先端1fと被処理体3との間に渦流7を誘起することが可能となる。
また、この塵埃除去装置Bにおいては、溝5を画成する突出部材10が、吸引ノズル1の外面1cよりも外方に延出されていることにより、渦流7の径を大きくすることが可能となる。このように大きな径の渦流7が誘起された場合には、付勢力と吸引力とが作用される被処理体3の範囲が大きくなるため、効率的に塵埃6を除去することが可能となる。
なお、本発明は、上記の第2実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第2実施形態では、突出部材10が吸引ノズル1の外面1cよりも外方に延出されているものとしたが、この限りではなく、吸引ノズル1の内面1dから外面1cまでの間に形成されていてもよいものである。また、突出部材10は、3つの端部10a、10b、10cを有し、各端部10a、10b、10cを端辺部が曲線形状を呈するものとしたが、端部10a、10b、10cの数は3つに限定される必要はなく、さらに、端辺部が直線形状を呈するものとされてもよいものである。
ついで、図6から図7を参照し、本発明の第3実施形態に係る塵埃除去装置Cについて説明する。本実施形態の説明においては、第1から第2実施形態に共通する構成に対して同一符号を付し、その詳細についての説明を省略する。
本実施形態の吸引ノズル1は、図6から図7に示すように、第1実施形態で示した吸引ノズル1の外面1cに、外面1cから外方に向けて突出する4つの板状の突出片11が設けられて構成されている。各突出片11は、4条の溝5にそれぞれ一対で設けられており、吸引ノズル1の軸線O2に直交する下面11aが先端面1gと同一水平面を形成するように設けられている。また、吸引ノズル1の軸線O2に沿う一方の側面11bは、吸引ノズル1の軸線O2方向の溝5の高さと等しい高さで形成されているとともに、平面視で断面凸となる溝5の曲線が延出される形でこの延出方向に沿って形成されている。さらに、他方の側面11cは、一方の側面11bと平行するように形成されている。
ついで、上記の構成からなる塵埃除去装置Cを用いて、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6を除去する方法について説明する。
吸引ノズル1の後端1aが接続された吸引手段2を駆動し、吸引ノズル1の先端1b側から外気を内孔1eに吸引する。このとき、吸引ノズル1の外面1cに突設状態で設けられた突出片11によって、吸引ノズル1の外面1d側の溝5に向かって流れてくる外気を溝5内に導き、吸着ノズル1の内孔1eに多くの外気が吸引される。
したがって、上記の塵埃除去装置Cにおいては、吸引ノズル1の外面1dに突設される突出片11を設けることによって、溝5内にさらに多くの外気を導いて吸引することが可能となる。これにより、径が大きな渦流7を誘起することが可能となり、被処理体3に付着した塵埃6の除去効率を向上させることが可能となる。
なお、本発明は、上記の第3実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第3実施形態では、突出片11が溝5の内面1dの曲面が延出した形の側面11b、11cを有するものとしたが、突出片11の側面11b、11cは平面とされてもよいものである。
ついで、図8を参照し、本発明の第4実施形態に係る塵埃除去装置Dについて説明する。本実施形態の説明においては、第1から第3実施形態に共通する構成に対して同一符号を付し、その詳細についての説明を省略する。
本実施形態の吸引ノズル1は、図8に示すように、第3実施形態で示した吸引ノズル1の内面1dに、先端面1gに形成された1条の溝5と接続されつつ、内面1dに沿って先端1bから後端1aに向かう方向にらせん状に延びるらせん溝12が設けられている。このらせん溝12は、その内面が滑らかな曲面形状とされている。
ついで、上記の構成からなる塵埃除去装置Dを用いて、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6を除去する方法について説明する。
吸引ノズル1の後端1aが接続された吸引手段2を駆動し、吸引ノズル1の先端1b側から外気を内孔1eに吸引する。このとき、吸引ノズル1の外面1cに突設状態で設けられた突出片11によって多くの外気が吸引される。溝5を通じて吸引ノズル1の内孔1eに導かれた外気は、溝5によって回転速度が付与されているとともに、吸引ノズル1の内面1dに形成されたらせん溝12によって、渦流7の形成が助長される。この渦流7の形成が助長されることによって、先端1bと被処理体3との間に作用する吸引力がより大きなものとされてゆく。これにより、被処理体3の表面3aに付着する塵埃6に、大きな付勢力と吸引力とが作用されて塵埃6が除去される。
したがって、上記の塵埃除去装置Dにおいては、吸引ノズル1の内面1dにらせん溝12が形成されることによって、誘起される渦流7の形成を助長することができるとともに、吸引力を大きなものとすることができる。これにより、被処理体3に付着した塵埃6を効率的、且つ確実に除去することが可能となる。
なお、本発明は、上記の第4実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第4実施形態では、らせん溝12が先端面1gに形成された1条の溝5に接続されて形成されているものとしたが、複数形成されたそれぞれの溝5に接続されて複数のらせん溝12が形成されてもよいものである。また、本実施形態では、第3実施形態に示した吸引ノズル1にらせん溝12が形成されるものとしたが、他の実施形態の吸引ノズル1に形成されてもよく、さらに、先端面1gに溝5が形成されていない従来の吸引ノズルの内面にらせん溝12のみが形成されてもよいものである。この場合、溝5がなくても、らせん溝12を形成することで吸引される外気が整流され、吸引ノズル1の先端1bと被処理体3との間に渦流を発生させることが可能である。また、本実施形態では、らせん溝12が吸引ノズル1の先端1bから後端1a側の一部の内面1dに形成されるものとしたが、先端1bから後端1aまでらせん溝12が連続して形成されてもよいものである。さらに、らせん溝12は、後端1a側に向かうほどらせん溝12の間隔を大きくしてもよく、また、らせん溝12は途中で消失してもよく、この場合には、流速の変化が少なくなるように吸引ノズル1の内径を大きなものとしてもよいものである。
ついで、図9から図11を参照し、本発明の第5実施形態に係る塵埃除去装置Eについて説明する。本実施形態の説明においては、第1から第4実施形態に共通する構成に対して同一符号を付し、その詳細についての説明を省略する。
本実施形態の吸引ノズル1は、図9から図11に示すように、円筒状の吸引ノズル1と、吸引ノズル1の外径よりも大きな内径を有し吸引ノズル1を内孔13aに配することにより二重管構造を構成する円筒状の吐出ノズル13と、吸引ノズル1の先端面15と吐出ノズル13の先端面13bとに固着されつつ連設された4つの板状の突出部材14とから構成されている。
吐出ノズル13は、吸引ノズル1の後端1aが吸引手段2に接続されているのに対して、後端13cが例えばドライエア、クリーンエア(例えば、アルゴンや窒素などの不活性ガス)、もしくは処理ガス(二酸化炭素など)などの圧力気体を吐出する吐出手段15と接続され、吸引ノズル1の外面1cと吐出ノズル13の内面13dとの間を通じて先端13b側から圧力気体を吐出可能とされている。
突出部材14は、矩形板状に形成されており、吸引ノズル1と吐出ノズル13の両先端1b、13bの先端面1g、13gに直交する方向で突設されている。また、この突出部材14は、後端14aが吸引ノズル1の内面1dに接し、この後端14aと対向する先端14bが吐出ノズル13の外面13eに接するように固定され、吸引ノズル1と吐出ノズル13の周方向に等間隔で4つ設けられている。
ここで、突出部材14が吸引ノズル1と吐出ノズル13の両先端面1g、13gに固着されることによって、突出部材14の厚さ分だけ吸引ノズル1と吐出ノズル13の先端が延出される。本実施形態では、この突出部材14の形成により延出された吸引ノズル1と吐出ノズル13において、突出部材14の被処理体3側に位置する平面が先端14cとされる。
ついで、上記の構成からなる塵埃除去装置Eを用いて、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6を除去する方法について説明する。
はじめに、吸引ノズル1の後端1aに接続された吸引手段2を駆動し、外気を吸引する。このとき、突出部材14によって、吸引された外気は回転速度が付与されるため、吸引ノズル1の先端14cと被処理体3との間に渦流7が誘起される。さらに、吸引手段2を駆動した後、もしくは吸引手段2を駆動すると略同時に、吐出ノズル13の後端13cが接続された吐出手段15を駆動し、吸引ノズル1の外面1cと吐出ノズル13の内面13dとの間を通じて先端14c側から圧力気体を被処理体3の表面3aに向けて噴出させる。
これにより、吸引ノズル1で誘起された渦流7の付勢力と吸引力と、吐出ノズル13から噴出された圧力気体の付勢力とが、被処理体3に付着した塵埃6に作用され、塵埃6が被処理体3から剥離される。このとき、吸引ノズル1は、吐出ノズル13から噴出された圧力気体と外気とを吸引するため、剥離した塵埃6は確実に吸引ノズル1に吸引されることとなる。
したがって、上記の塵埃除去装置Eにおいては、吸引ノズル1と突出部材14によって、吸引ノズル1の先端14cと被処理体3との間に渦流7を誘起させることができる。また、吸引ノズル1を内孔1eに備えた吐出ノズル13が設けられることによって、被処理体3に向けて圧力気体を噴出することが可能となる。これにより、被処理体3に付着した塵埃6に、吸引ノズル1と突出部材14とで誘起された渦流に起因する付勢力と吸引力と、吐出ノズル13の圧力気体の噴出に起因した付勢力とを作用させることができるため、確実に、且つ効率的に塵埃6を除去することが可能となる。
また、このとき、吐出ノズル13から噴出された圧力気体が吸引ノズル1によって吸引されるため、吐出ノズル13から噴出された圧力気体の付勢力で除去された塵埃6が飛散されることなく、吸引ノズル1で吸引することが可能となる。
なお、本発明は、上記の第5実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第5実施形態では、突出部材14が矩形板状に形成されるものとしたが、この限りではなく、例えば側面が曲面形状とされてもよく、特にその形状が限定されるものではない。また、本実施形態では、図9から図11において、吸引ノズル1の先端面1gと、吐出ノズル13の先端面13gとが同一水平面上に形成されるように図示したが、吐出ノズル13の先端面13gに対して、吸引ノズル1の先端面1gが後端1a側に位置されてもよいものである。この場合には、吐出ノズル13の先端面13gが延出状態となるため、噴出した圧力気体をより確実に吸引ノズル1で吸引でき、吐出ノズル13の外方に塵埃6が飛散することをより確実に防止できる。
ついで、図11から図12を参照し、本発明の第6実施形態に係る塵埃除去装置Fについて説明する。本実施形態の説明においては、第1から第5実施形態に共通する構成に対して同一符号を付し、その詳細についての説明を省略する。
本実施形態の吸引ノズル1は、図12から図13に示すように、先端1b側の先端部分の内径および外径が、他の部分に対して後端1aから先端1bに向かい漸次小となるように形成されテーパー形状を呈するものとされている。また、この小径の先端1bには、第1実施形態と同様に、4条の溝5が形成されている。
ついで、上記の構成からなる塵埃除去装置Fを用いて、被処理体3の表面3aに付着した塵埃6を除去する方法について説明する。
吸引ノズル1の後端1aが接続された吸引手段2を駆動し、吸引ノズル1の先端1b側から外気を内孔1eに吸引する。このとき、先端1bが小径とされていることによって、吸引する外気の流速が大きいものとされ、これにより、先端1bと被処理体3との間に誘起される渦流7は、径が小さなものとされる一方で、その回転速度が大きなものとされる。
したがって、上記の塵埃除去装置Fにおいては、先端1bの径を小径とすることによって、吸引する外気の流速を大きくすることができ、誘起される渦流7の回転速度を大きくすることができる。これにより、渦流7が小径ながらも大きな付勢力を持つものとされ、例えば被処理体3に大きな付着力で付着した塵埃6を確実に除去することが可能となる。
なお、本発明は、上記の第6実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、第6実施形態では、吸着ノズル1の内径が漸次小となるように形成されるとともに、外径も漸次小となるように形成されるものとしたが、この限りではなく、外径は他の部分と同径で形成されてもよいものである。この場合には、先端1bの肉厚を大きく確保できるため、溝5の形成長さを長くすることができ、吸着ノズル1の内孔1eに対する溝5の交角を小さくすることができる。これにより、内孔1eでの回転速度をさらに大きくすることが可能となり、誘起される渦流7の回転速度をより大きなものとすることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る塵埃除去装置を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る塵埃除去装置の吸引ノズルを示す断面図である。 図2のX−X線矢視図である。 本発明の第2実施形態に係る塵埃除去装置の吸引ノズルを示す断面図である。 図4のX−X線矢視図である。 本発明の第3実施形態に係る塵埃除去装置の吸引ノズルを示す断面図である。 図6のX−X線矢視図である。 本発明の第4実施形態に係る粉塵除去装置の吸引ノズルを示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る粉塵除去装置を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る粉塵除去装置の吸引ノズルと吐出ノズルを示す断面図である。 図10のX−X線矢視図である。 本発明の第6実施形態に係る粉塵除去装置の吸引ノズルを示す断面図である。 図12のX−X線矢視図である。
符号の説明
1・・・吸引ノズル、1a,13c・・・後端、1b,1f,13b,14c・・・先端、1c,13e・・・外面、1d,13d・・・内面、1e・・・内孔、1g,13g・・・先端面、2・・・吸引手段、3・・・被処理体、3a・・・表面、4・・・保持台、5・・・溝、6・・・塵埃、7・・・渦流、10,14・・・突出部材、11・・・突出片、12・・・らせん溝、13・・・吐出ノズル、A,B,C,D,E,F・・・塵埃除去装置、H・・・離間距離、T1・・・内径、T2・・・外径、θ・・・交角、O1・・・溝の中心線、O2・・・中心軸(軸線)、O3・・・軸線に直交する直線

Claims (10)

  1. 円筒状の吸引ノズルと、該吸引ノズルの後端に接続されて前記吸引ノズルの先端側から外気を吸引するための吸引手段と、被処理体を前記吸引ノズルの前記先端と対向するように配しつつこれを保持する保持台とを備え、前記先端を前記被処理体に近接させた状態にて前記吸引ノズルで外気を吸引することにより、前記被処理体に付着した塵埃を除去する塵埃除去装置において、
    前記吸引ノズルの先端に、前記吸引ノズルの外面から内面に連設される溝が設けられており、該溝は、前記溝の中心線と前記吸引ノズルの先端の直径方向とが交差するように形成されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  2. 請求項1記載の塵埃除去装置において、
    前記先端を形成する先端面に凹状に切り欠かれた前記溝が形成されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  3. 請求項1記載の塵埃除去装置において、
    前記先端を形成する先端面に、該先端面に直交する方向に突出する少なくとも1つの突出部材が設けられ、該突出部材の側面と前記先端面とにより、前記溝が形成されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  4. 請求項3記載の塵埃除去装置において、
    前記突出部材の一部が前記吸引ノズルの前記外面よりも外方に延出されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の塵埃除去装置において、
    前記吸引ノズルの前記内面の少なくとも一部に、該内面に沿って前記先端から前記後端に向かう方向にらせん状に延びるらせん溝が形成されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の塵埃除去装置において、
    後端が気体吐出手段と接続され、先端から前記被処理体に向けて圧力気体を吐出する円筒状の吐出ノズルが備えられ、該吐出ノズルの内孔に、前記吸引ノズルが配されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の塵埃除去装置において、
    前記吸引ノズルは、その先端側の内径が、前記吸着ノズルの後端から先端に向かって漸次小となるように形成されていることを特徴とする塵埃除去装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の塵埃除去装置を用いて被処理体に付着した塵埃を除去する方法であって、
    前記被処理体と前記吸引ノズルの間から、直接、前記吸引ノズルの内孔に吸引される外気の吸引量よりも、前記溝を通じて前記内孔に吸引される外気の吸引量が大きくなるように前記被処理体と前記吸引ノズルの先端との距離を設定することを特徴とする塵埃除去方法。
  9. 円筒状の吸引ノズルと、該吸引ノズルの後端に接続されて前記吸引ノズルの先端側から外気を吸引するための吸引手段と、被処理体を前記吸引ノズルの前記先端と対向するように配しつつこれを保持する保持台とを備え、前記先端を前記被処理体に近接させた状態にて前記吸引ノズルで外気を吸引する塵埃除去装置を用いて塵埃を除去する方法であって、
    前記吸引ノズルの先端と前記被処理体との間の空間に誘起された渦流の付勢力により前記被処理体に付着した塵埃を除去することを特徴とする塵埃除去方法。
  10. 請求項8または請求項9に記載の塵埃除去方法において、
    前記被処理体の全表面を走査するように、前記吸引ノズルを前記被処理体の表面に対して連続的に移動させることを特徴とする塵埃除去方法。

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