JP2006276840A - 顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム - Google Patents

顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006276840A
JP2006276840A JP2006044881A JP2006044881A JP2006276840A JP 2006276840 A JP2006276840 A JP 2006276840A JP 2006044881 A JP2006044881 A JP 2006044881A JP 2006044881 A JP2006044881 A JP 2006044881A JP 2006276840 A JP2006276840 A JP 2006276840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
specimen
scanning
photodetector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006044881A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Yamashita
裕介 山下
Tatsuo Nakada
竜男 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2006044881A priority Critical patent/JP2006276840A/ja
Publication of JP2006276840A publication Critical patent/JP2006276840A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Abstract

【課題】より正確な分光測定を行える顕微鏡装置を提供するとともに、測定条件の変更に対応して、正確な分光測定を行う顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】標本SMからの光は、ダイクロイックミラー221を透過して光電変換素子228cに入射する。パーソナルコンピュータ300は、光電変換素子228cがその光を変換して出力する光強度信号をデジタルデータで入力する。CPU302は、記憶装置301に格納されているダイクロイックミラー221の波長特性を基に、その特性による減衰分を補正するための操作を光強度信号に対して行う。それにより、より正確な分光測定を実現させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所望の波長範囲の光による標本の分光測定を適切に行うための技術に関する。
顕微鏡装置にはその種類の一つに共焦点走査型顕微鏡装置がある。その共焦点走査型顕微鏡装置は、走査光学系により、レーザ光等の光を標本上で2次元走査し、標本からの反射光、透過光、若しくは蛍光を光検出器に入射させる。それにより、光検出器が光の強度に応じて出力する光強度信号を、標本の輝度情報として得るようになっている。その輝度情報をCRT等の表示装置上に輝度の2次元分布として表示することにより、標本画像が観察される。
そのような共焦点走査型顕微鏡装置では、レーザ光等の指向性のある光を集光して標本をピンポイントで照射することで、光が集光する測定点以外からの散乱光を抑制することが行われている。また、光検出器の前段に空間フィルタとして配置されるピンホール(共焦点ピンホール)は、測定点と共役である。共焦点ピンホールによって、測定点以外からの反射光、透過光や蛍光などはカットされるので、3次元空間中の一点だけを測定することができる。生物標本の観察等に多様される蛍光観察の場合は、ピンホールの前段に特定の波長の光に対し透過性を持った透過フィルタが配置されているのが普通であり、そのフィルタを透過した光のみがそのピンホールに入射する。
分光測定を行うタイプの共焦点走査型顕微鏡装置では、共焦点ピンホールを透過した光は、分散素子によってスペクトル分解される。分散素子により生成されたスペクトル列のうち、可変開口機構(スリット)によって所望の波長範囲の光のみが抽出されて光検出器に入射し、標本画像を表す光強度信号に変換される。そのようにして、標本から得られる光のうち、所望波長範囲の光のみを検出する。分散素子の位置(向き)や可変開口機構の位置・開口幅を制御することにより、任意の波長範囲の光を検出して標本画像を取得することができる。
上述したような分光測定機能を備えた顕微鏡装置として、特許文献1に記載されたものがある。この文献に記載された従来の顕微鏡装置では、標本からの光を回折格子により分散させてスペクトル列を生成する。そして、検出波長範囲の中心波長を平面回折格子の回転角度により選択して、中心波長を含む所定幅の波長の光を光検出器で検出する。そのようにして得られた光強度信号を、回折格子の回転角度に応じた補正値で補正することにより、回折格子の回転角度によって生じる回折効率の変化を相殺して分光測定の精度を向上させている。
特許文献2には、多重染色標本の分光測定をより少ない数の光検出器で行う従来の顕微鏡装置が記載されている。その顕微鏡装置では、励起波長λ1、λ2、λ3のレーザ光を多重染色標本に照射し、その標本から発した波長λ1'、λ2'、λ3'の蛍光を、それらの波長の光を透過する特性を持つ1つのバリアフィルタに入射させ、そのフィルタを透過した蛍光を1つの光検出器により検出するようになっている。励起波長λ1、λ2、λ3毎の標本画像は、その光検出器から出力される光強度信号から形成し、形成したこれらの画像を合成して多重染色標本画像を取得するようになっている。なお、微弱な蛍光を感度良く検出するために、光検出器としてフォトマルチプライヤが一般的に採用される。
特開平2004−212600号公報 特開平2002−287034号公報
特許文献1に記載された従来の顕微鏡装置は、光検出器が出力するアナログの光強度信号に対して分散素子の特性に応じた補正を行うことにより、より正確な分光測定を実現させているが、光検出器が出力する光強度信号には、その光検出器に入射する光が透過した透過フィルタの特性、その光検出器が光を光強度信号に変換する特性なども影響を及ぼす。このことから、より正確な分光測定を実現させるためには、そのような特性も考慮する必要があると言える。
より高分解能な分光測定を行う際には、可変開口機構の開口幅を狭めるので光検出器に入射する光の光量が減少する。光量の低下に伴い、光検出のS/N比が低下して分光測定の精度も低下する。一方、上記透過フィルタ、及び分散素子の各特性により、光検出器から出力される光強度信号の大きさは標本に照射する光の波長によって変化することから、標本に照射する光の波長を順次、切り換える場合、その波長による光量の変動が生じることになる。このようなことから、より正確な分光測定を行うためには、分光測定を行う際の波長分解能の変更、或いは標本に照射する光の波長の切り換えといった測定条件の変更に伴って生じる光検出器に入射する光の光量の変動に対応することも重要と言える。
本発明は、より正確な分光測定を行える顕微鏡装置を提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、測定条件の変更に対応して、正確な分光測定を行う顕微鏡装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の第1の態様の顕微鏡装置は、光源と、この光源から出射された光を標本に対して集光して照射し、該照射によって得られる該標本からの光を光検出器に入射させる光学系と、並びに光検出器が出力する光強度信号を、その光学系が備えた波長選択性光学素子、及びその光検出器がそれぞれ有する波長特性の少なくとも一つに基づいて調節する補正手段と、を具備する。上記波長選択性光学素子は、標本からの光のうち、指定範囲の波長の光のみを透過させるように、波長に応じて透過率の異なる素子である。光学系は他に、標本からの光をスペクトル分解する分散手段、及び分散手段によりスペクトル分解された光から所定波長範囲の光を選択する波長範囲選択手段、を備えている。
なお、上記補正手段は、波長選択性光学素子、及び光検出器がそれぞれ有する波長特性の少なくとも一つに基づいて、光検出器から出力された光強度信号に補正処理を行う光強度信号調節手段である、ことが望ましい。
第2の態様の顕微鏡装置は、上記光学系として、集光する光を標本上で光軸と交差する方向に相対的に移動させる走査手段を備えたものを有し、第1の態様における構成に加えて、走査手段における走査速度を、波長範囲選択手段の設定情報、及び該標本から得られる光の強度情報のうちの少なくとも一つに基づいて調節する走査調節手段を更に具備する。
本発明によれば、より正確な分光測定を行うことができる。また、測定条件の変更に対応して、正確な分光測定を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施形態による顕微鏡装置の構成を示す図である。
第1の実施形態は、顕微鏡装置として、共焦点レーザ走査型顕微鏡装置に本発明を適用したものであり、レーザ光を出射する光源100と、顕微鏡装置本体200と、その制御装置であるパーソナルコンピュータ(以降「PC」と表記)300と、そのPC300から出力される画像データを表示する表示装置400と、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイスなどが対応する入力装置500と、を備えた構成となっている。第1の実施形態による制御装置は、本体200と接続されたPC300として実現されている。
上記表示装置400や入力装置500が接続されたPC300は、例えばハードディスク装置である記憶装置301、全体の制御を行うCPU302、及びそのCPU302がワークに用いるメモリ303、を備えた構成となっている。顕微鏡装置の制御装置としての動作は、例えばそのための機能を搭載したプログラムをCPU302が記憶装置301から読み出して実行することで実現される。そのプログラムは、搭載、或いは接続された不図示の光ディスク装置、或いは通信ネットワークを介した通信を行うための通信制御装置などにより取得するできるものであっても良い。
上記入力装置500は、ユーザが各種指示、或いはデータ入力のために操作するものである。このことから、CPU302は、入力装置500に対してユーザが行う操作を監視し、その操作によって行われる要求を実現させるための制御を行う。
顕微鏡装置本体200では、光源100から出射されたレーザ光はダイクロイックミラー221、及びミラー222にそれぞれ反射されて走査光学ユニット223に入射される。その光学ユニット223は、走査ミラー223a、223bを有し、これら走査ミラー223a、223bにより、レーザ光を偏向する。その偏向されたレーザ光は、対物レンズ224に入射し、ステージ225上に置かれた標本SM上に集光されて照射される。その標本SMは、光が照射されると、蛍光指示薬が励起され、蛍光を発するようになっている。
標本SMから発せられた蛍光は、レーザ光の入射時とは逆に、対物レンズ224、走査光学ユニット223、及びミラー222を介してダイクロイックミラー221に入射する。このダイクロイックミラー221は、特定波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する特性を持っている。その特性により、光源100から出射されたレーザ光は反射し、標本SMからの蛍光は透過する。透過した蛍光が検出系で検出される。
その検出系は、共焦点ピンホール226、ミラー227、229、測光フィルタ230、第1の検出部228、及び第2の検出部231を備えたものである。第1の検出部228は、分散素子228a、レンズ228d、スリット228b、及び光電変換素子(光検出器)228cを有している。分散素子228aとしては平面回折格子を採用し、その分散素子228aの角度を変化させることにより、検出する蛍光の波長帯域の中心を選択するようになっている。図1では、分散素子228aの角度調整を行う駆動部は省略している。第2の検出部231は、光電変換素子(光検出器)231aを有している。第2の検出部231の前段に配置された測光フィルタ230は、特定波長の光のみを透過する特性を有している。光電変換素子228c、231aは、例えばフォトマルチプライヤ(PMT)であって、入射した光を光電変換して、光量に応じた検出信号を出力する。分散素子228aとしては、平面回折格子以外の素子を採用しても良い。例えば凹面回折格子を採用しても良い。
ダイクロイックミラー221を透過した蛍光は、共焦点ピンホール226を通過することによりレーザ光の集光位置(測定点)に対して光軸方向にずれた位置からの光がカットされる。それにより、光軸方向に測定点と同一な面からの蛍光だけがミラー227に入射される。
そのミラー227は、光を全反射するものか、或いは特定波長の光のみを透過する選択的透過性を有するものである。ここでは、全反射するものであると想定する。光を全反射するミラー227を採用した場合、それを光路上から退避させることにより、共焦点ピンホール226を通過した蛍光はミラー229、及び測光フィルタ230を介して第2の検出部231に入射される。
ミラー227で反射された蛍光は、第1の検出部228の分散素子(平面回折格子)228aに入射し、その分散素子228aによって波長毎に異なる角度に反射される。そのため、分散素子228aを入射光と反射光の両方に垂直な軸周りに回転させると、その回転角度に応じてレンズ228dに入射する蛍光の波長範囲が変化する。レンズ228dに入射した蛍光は、スリット228bに集光される。そのスリット228bを通過した蛍光が光電変換素子228cに入射し、その強度に応じた電気信号が出力される。その光電変換素子228cから出力された電気信号は、デジタルデータに変換されてPC300に出力される。PC300に出力されるデジタルデータは、標本SMの画像を表す各画素の輝度データである。PC300のCPU302は、入力されたデジタルデータを用いて画像データを生成して表示装置400に出力することにより、標本画像を表示装置400に表示させる。
図2は、第1の検出部228の構成を説明する図である。図2に示すように、第1の検出部228は、図1に示す構成の他に制御部228eを備えている。
分光測定する波長範囲(帯域)、及びその中心は共に、入力装置500への操作により指定するようになっている。その波長範囲をユーザが指定すると、CPU302は、その波長範囲からスリット228bに設定すべき開口幅を求めて制御部228eに送信する。それにより制御部228eは、不図示のスリット228b用の駆動部を駆動して、CPU302が指定の開口幅にスリット228bの開口幅を変更する。波長範囲の中心をユーザが指定した場合には、その中心の波長の光がスリット228bの開口の中央に入射するための分散素子228aの回転角度を求めて、制御部228eに送信する。それにより制御部228eは、不図示の分散素子228a用の駆動部を駆動して、分散素子228eの回転角度をCPU302が指定の回転角度に変更する。
図3は、画像表示処理のフローチャートである。その画像表示処理は、例えばユーザが入力装置500を操作して走査開始命令を入力した場合に、標本SMの2次元走査画像を表示するために実行される処理である。例えばPC300のCPU302が、記憶装置301に格納されたプログラムを実行することで、この処理が実現される。次に図3を参照して、その表示処理について詳細に説明する。その表示処理の実行開始時には、分散素子228a、及びスリット228bはそれぞれユーザが所望する状態に調整されている。
先ず、ステップS11では、走査光学ユニット223(の不図示の制御部)に走査を開始させるとともに、光電変換素子228cによる光の検出を開始させる。次のステップS12では、記憶装置301から、ダイクロイックミラー221の波長特性を補正情報として読み出しメモリ303に書き込む。その波長特性は、例えば図4に示すようなものである。そのような特性により、ダイクロイックミラー221は、光源100から入射した光だけでなく、標本SMからの蛍光の一部も反射する。
なお、複数種類のダイクロイックミラー221を切り替えて使用する装置の場合には、それぞれの波長特性データを記憶装置301に格納しておく。また、ダイクロイックミラー221の切替装置とPC300を接続して、使用中のダイクロイックミラー221の種別情報をPC300が認識できるようにする。そして、現在要注視のダイクロイックミラー221に対応する波長特性データを補正情報として読み出す。
ステップS12に続くステップS13では、走査光学ユニット223に走査を行わせることによって光電変換素子228cから出力されてデジタルデータに変換される光強度信号を随時、取得する。そして取得した光強度信号に対し、図4に示すような波長特性を考慮した補正を行い、補正後の光強度信号を輝度情報としてメモリ303に格納する。その補正は、例えば取得した光強度信号の信号値がαλ、ダイクロイックミラー21の波長特性がβλであった場合、波長λにおける補正後の信号値αλ'は以下の式で与えられる。
αλ'=αλ/(βλ/100) ・・・ (1)
(1)式による信号値αλ'の算出は、微小な波長間隔Δλ毎に行う。それにより、ダイクロイックミラー221の波長特性を排除した光強度信号、つまり波長特性が波長λ全域にわたって一定なものであった場合に得られるはずの光強度信号をデジタル処理により再現する。そのような再現により、より正確な光強度信号を得られることから、分光測定もより高精度に行うことができる。その再現は、PC(制御装置)300に実行させるプログラムの変更によって既存の顕微鏡装置(その制御装置)に行わせることができる。
図5は、光強度信号に対して行う補正を説明する図である。その図5に示すように、ダイクロイックミラー221の透過率が低いことで信号値が実際よりも小さくなっている、つまり光強度信号が減衰している波長範囲では、その減衰分が補正されて、補正後の光強度信号の信号値は元のものより大きくなっている。
上記光強度信号の補正、及び補正後の光強度信号の保存は、光電変換素子228cからの光強度信号の全てを対象に行う。それにより、走査が終了して光電変換素子228cからの光強度信号を受信しなくなると、ステップS14に移行して、メモリ303に格納した輝度情報から標本画像を形成し、表示装置400に出力して表示させる。その後、一連の処理を終了する。
なお、本実施形態では、第1の検出部228の出力する光強度信号を補正の対象としているが、第2の検出部231の出力する光強度信号を補正の対象としても良い。標本SMからの蛍光を第1、及び第2の検出部228、231にそれぞれ入射させる場合では、ミラー227は特定波長の光を透過する波長特性を持ったダイクロイックミラーにする必要がある。このことから、第2の検出部231では、より正確な分光測定を実現させるために、ダイクロイックミラー221の波長特性(図4)に応じた補正に加えて、ミラー227、及び測光フィルタ230の各波長特性に応じた補正も併せて行うことが望ましい。なお、ミラー227が全反射ミラーでなくダイクロイックミラーの場合には、第1の検出部228においてもミラー227の波長特性を加味した補正を行うことが望ましい。ミラー227、及び測光フィルタ230の各特性に応じた補正は、ダイクロイックミラー221の波長特性に応じた補正と同様な方法で行うことができるが、別の方法を採用しても良い。これはダイクロイックミラー221の波長特性に応じた補正でも同様である。何れの補正も、光電変換素子(光検出器)に入射する光に光学素子の特性が及ぼす影響を排除するものであることから、光学系の構成、つまりダイクロイックミラーや測光フィルタの個数、その配置等は限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態は、光電変換素子に入射する光に光学素子の特性が及ぼす影響を排除するものである。しかし、光電変換素子自身も、例えば図6に示すように、光を光強度信号に変換する検出効率が波長によって変動する。このようなことから、第2の実施形態は、光電変換素子の波長特性に応じた補正を行うことにより、分光測定をより正確に行えるようにしたものである。
第2の実施形態による顕微鏡装置の構成は、基本的に第1の実施形態におけるそれと同じである。このことから、第1の実施形態と同じ、或いは基本的に同じものには同じ符号をそのまま用いつつ、第1の実施形態から異なる部分についてのみ説明することとする。
第2の実施形態では、図3に示す画像表示処理において、ステップS12、S13が第1の実施形態から異なっている。このことから、それらステップS12、S13についてのみ詳細に説明する。
第2の実施形態では、ステップS12において、記憶装置301から、光電変換素子228cの図6に示すような波長特性を補正情報として読み出しメモリ303に書き込む。次のステップS13では、走査光学ユニット223に走査を行わせることによって光電変換素子228cから出力されてデジタルデータに変換される光強度信号を随時、取得し、取得した光強度信号に対し、図6に示すような波長特性を考慮した補正を行い、補正後の光強度信号を輝度情報としてメモリ303に格納する。その補正は、例えば第1の実施形態と同様の方法で行うことができる。
なお、第2の実施形態では、光学変換素子に入射する光に光学素子の特性が及ぼす影響の排除は行っていないが、その排除も併せて行うようにしても良い。一つの光学素子の特性が及ぼす影響を排除するようにしたとしても、分光測定は更に正確に行えるようになる。
<第3の実施形態>
光をスペクトル分解する分散素子228aも波長特性を有している。第3の実施形態は、光学変換素子に入射する光に特性による影響を及ぼす光学素子として分散素子228aに着目し、その分散素子228aが有する波長特性による減衰分を補正して、より正確な分光測定を行えるようにしたものである。
第3の実施形態による顕微鏡装置の構成は、基本的に第1の実施形態におけるそれと同じである。このことから、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態と同じ、或いは基本的に同じものには同じ符号をそのまま用いつつ、第1の実施形態から異なる部分についてのみ説明することとする。
第3の実施形態では、図3に示す画像表示処理において、ステップS12、S13が第1の実施形態から異なっている。このことから、それらステップS12、S13についてのみ詳細に説明する。
第3の実施形態では、ステップS12において、記憶装置301から、分散素子228aの波長特性を補正情報として読み出しメモリ303に書き込む。次のステップS13では、走査光学ユニット223に走査を行わせることによって光電変換素子228cから出力されてデジタルデータに変換される光強度信号を随時、取得し、取得した光強度信号に対し、分散素子228aの波長特性を考慮した補正を行い、補正後の光強度信号を輝度情報としてメモリ303に格納する。その補正も、例えば第1の実施形態と同様の方法で行うことができる。
なお、第3の実施形態では、光学変換素子に入射する光に特性が影響を及ぼす他の光学素子や、光電変換素子228c等に応じた補正は行っていないが、それらのうちの少なくとも何れかに着目した補正も併せて行うようにしても良い。そのようにした場合には、分光測定は更に正確に行えるようになる。
<第4の実施形態>
より高分解能な分光測定を行うほど、スリット228bの開口幅は狭めることになる。開口幅を狭めることに伴い、それを透過する光の光量はより小さくなる。第4の実施形態は、そのような測定条件(開口幅)の変更に自動的に対応して、常に正確な分光測定を行うようにしたものである。
第4の実施形態による顕微鏡装置の構成は、基本的に第1の実施形態におけるそれと同じである。このことから、第2、及び第3の実施形態と同様に、第1の実施形態と同じ、或いは基本的に同じものには同じ符号をそのまま用いつつ、第1の実施形態から異なる部分についてのみ説明することとする。
スリット228bの開口幅が小さくなってそれを透過する光量が低下すると、光電変換素子228cが出力する光強度信号のS/N比も低下することになる。S/N比の低下をデジタル処理で対応するのは非常に困難である。このことから、第4の実施形態では、走査光学ユニット223に設定される走査速度を調整して、スリット228bの開口幅によって生じる、光電変換素子228cに入射する光量の変動を自動的に回避させている。検出光量の変動を抑えることによりS/N比を向上させ、常に正確に分光測定を行うことができる。スリット228bの開口幅の変更は、上述したように、CPU302が、ユーザが指定した検出波長範囲(分解能)から決定した開口幅を制御部228eに送信することにより行われる。
図7は、スリット228bの開口幅、及び走査速度によって光電変換素子28cに入射する光量の変化を説明する図である。同図(a)はスリット228bの開口幅によって光電変換素子28cに入射する光量の変化、同図(b)は走査速度によって光電変換素子228cに入射する光量の変化をそれぞれ表している。変化を示す光量としては、単位時間で検出される光量(蛍光量)を相対的に表した相対蛍光量、つまり図7(a)では、開口幅基準値W_baseの開口幅で入射する光量との比、図7(b)では、走査速度基準値V_baseの走査速度で入射する光量との比、を採用している。
図7(a)に示すように、開口幅が小さくなるほど、光電変換素子228cに入射する光量は低下する。走査速度では、図7(b)に示すように、速くなるほど、光電変換素子228cに入射する光量は低下する。そのような関係にあることから、新たに設定する開口幅をW_newとすると、その開口幅W_newに変更することに併せて、新たに設定すべき走査速度V_newは以下の式によって算出している。その式中のγはスリット228bによって決定される定数である。
V_new=γ・(W_new/W_base)・
V_base ・・・ (2)
スリット228bの開口幅を開口幅W_newに変更することに併せて、(2)式により算出される走査速度V_newに走査速度を自動的に変更して走査光学ユニット223に走査を行わせる。それにより、スリット228bの開口幅の変更に伴って生じる、光電変換素子228cに入射する光量の変動を回避させる。その変動の回避により、分光測定は常に正確に行えるようになる。
図8は、画像取得処理のフローチャートである。この処理は、例えばユーザが入力装置500を操作して入力する走査開始命令に対応するための処理であり、例えばPC300のCPU302が、記憶装置301に格納されたプログラムを実行することで実現される。次に図8を参照して、その画像取得処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS21では、ユーザが入力装置500を操作して走査開始命令を入力するのを待つ。入力装置500を操作して行う分解能の指定等にもそのステップS22で対応する。ユーザには、分解能といった測定条件を指定した後、走査開始命令を入力させるようになっている。それにより、走査開始命令を入力すると、ステップS22に移行する。
ステップS22では、記憶装置301から補正情報として、(2)式による走査速度V_newの算出に必要なデータを読み出してメモリ303に書き込む。続くステップS23では、(2)式により走査速度V_newを算出する。その後に移行するステップS24では、算出した走査速度V_newに従って走査光学ユニット223に対する走査速度の設定を行い、走査を開始させる。その走査の開始により光電変換素子228cから出力されてデジタルデータに変換される光強度信号を随時、取得し輝度情報としてメモリ303に格納する。走査の終了後は、メモリ303に格納した輝度情報を用いて標本画像を表示装置400に表示させてから一連の処理を終了する。
なお、第4の実施形態では、走査速度の変更は、光電変換素子228cに入射する光量の変動を回避させるように行っているが、その変換素子228cが出力する光強度信号の変動を回避させるように行っても良い。また、第1〜第3の実施形態の何れかと組み合わせても良い。その組み合わせは、ステップS24で図3に示すような画像表示処理を実行させることで実現することができる。
<第5の実施形態>
標本SMが多重染色蛍光標本のときには、その標本SMに照射する光の波長を順次、切り換えて分光測定を行うことがある。そのように光の波長を切り換える場合、光電変換素子228cに入射する光量は標本SMに照射する光の波長によって変動する。第5の実施形態は、そのような測定条件の変更に自動的に対応して、常に正確な分光測定を行うようにしたものである。
第5の実施形態による顕微鏡装置の構成は、基本的に第1の実施形態におけるそれと同じである。このことから、第2〜第4の実施形態と同様に、第1の実施形態と同じ、或いは基本的に同じものには同じ符号をそのまま用いつつ、第1の実施形態から異なる部分についてのみ説明することとする。
図10は、試薬による波長特性の相違を説明する図である。
図10に示すように、標本SMの染色に用いる試薬の波長特性は全て同じではなく、各試薬A、Bは固有の波長特性を持っている。そのため、励起させるために照射する光の波長は着目する試薬によって切り換える必要がある。しかし、光の波長を切り換えても、蛍光の強度(光量)は試薬によって変動する。その変動に伴い、光電変換素子228cに入射する光量が低下すると、光強度信号のS/N比が悪化して正確な分光測定が行えなくなる。第5の実施形態は、走査速度を調整することにより、そのようなことを回避して、常に正確に分光測定を行えるようにしている。図10に示すような波長特性は記憶装置301に格納されている。
新たに設定すべき走査速度は、例えば試薬毎にピーク時における蛍光強度に着目する場合には、試薬のなかで基準とする試薬を選択し、選択した基準試薬の蛍光強度との比を試薬別に求め、求めた比、及び基準の走査速度を用いて算出することができる。その算出方法として別なものを採用しても良い。
標本SMに照射する光の波長の切り換えには、例えば特許文献3に記載されているシーケンシャルスキャン方法を採用することができる。第5の実施形態では、光源100として、波長の異なる複種類の光(レーザ光)を出射できるものを採用し、ダイクロイックミラー221としては、光源100が出射する光を反射し、且つ蛍光SMからの蛍光を透過する波長特性を持つものを採用している。
図9は、画像取得処理のフローチャートである。この処理は、第4の実施形態と同じく、例えばユーザが入力装置500を操作して入力する走査開始命令に対応するための処理である。次に図9を参照して、第5の実施形態で実行される画像取得処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS31では、ユーザが入力装置500を操作して走査開始命令を入力するのを待つ。入力装置500を操作して行う標本SMの選択(多重染色蛍光標本か否かの選択を含む)等にもそのステップS32で対応する。ユーザには、指定すべき測定条件を全て指定した後、走査開始命令を入力させるようになっている。それにより、走査開始命令を入力すると、ステップS32に移行する。
ステップS32では、記憶装置301から補正情報として、図10に示すような波長特性を読み出してメモリ303に書き込む。続くステップS33では、上述したようにして設定すべき走査速度を算出する。その後に移行するステップS34では、算出した走査速度に従って走査光学ユニット223に対する走査速度の設定を行い、光源100に出射させる光の波長を設定した後、走査を開始させる。その走査の開始により光電変換素子228cから出力されてデジタルデータに変換される光強度信号を随時、取得し輝度情報としてメモリ303に格納する。走査の終了後は、ステップS35に移行する。
ステップS35では、走査が終了したか否か判定する。別の波長の光で行うべき走査が残っていた場合、判定はNOとなって上記ステップS33に戻り、走査に用いる光の波長に応じた走査速度の算出を行う。それにより、標本SMに照射した光の波長毎に輝度情報をメモリ303に保存する。一方、そうでない場合には、判定はYESとなってステップS36に移行し、メモリ303に保存している光の波長毎の輝度情報を合成して、標本(多重染色蛍光標本)SMの分光画像を生成し表示装置400に表示させた後、一連の処理を終了する。
なお、第5の実施形態は、第1〜第4の実施形態の何れかと組み合わせても良い。第1〜第3の実施形態との組み合わせる場合には、例えばステップS34において光強度信号の補正を行わせれば良い。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形を行っても良い。
第1の実施の形態による顕微鏡装置の構成を示す図である。 第1の検出部228の構成を説明する図である。 画像表示処理のフローチャートである。 ダイクロイックミラー221の波長特性例を説明する図である。 光強度信号に対して行う補正を説明する図である。 光電変換素子の波長特性例を説明する図である。 スリット228bの開口幅、及び走査速度によって光電変換素子228cに入射する光量の変化を説明する図である。 撮像処理のフローチャートである(第4の実施の形態)。 撮像処理のフローチャートである(第5の実施の形態)。 試薬による波長特性を説明する図である。
符号の説明
100 光源
200 顕微鏡装置本体
300 制御装置(PC)
301 記憶装置
302 CPU
303 メモリ
400 表示装置
500 入力装置
221、227、229 ダイクロイックミラー
222 ミラー
223 走査光学ユニット
223a、223b 走査ミラー
224 対物レンズ
225 ステージ
226 共焦点ピンホール
228 第1の検出部
228a 分散素子
228b スリット
228c、231a 光電変換素子
228d レンズ
230 測光フィルタ
231 第2の検出部

Claims (11)

  1. 光源と、
    この光源から出射された光を標本に対して集光して照射し、該照射によって得られる該標本からの光を光検出器に入射させる、下記1−3の構成を含む光学系と、
    1)該標本からの光のうち、指定範囲の波長の光のみを透過させるように、波長に応じて透過率の異なる波長選択性光学素子、
    2)該標本からの光をスペクトル分解する分散手段、
    3)該分散手段によりスペクトル分解された光から所定波長範囲の光を選択する波長範囲選択手段、
    前記光検出器が出力する光強度信号を、前記波長選択性光学素子、及び前記光検出器がそれぞれ有する波長特性の少なくとも一つに基づいて調節する補正手段と、
    を具備することを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 前記補正手段は、前記波長選択性光学素子、及び前記光検出器がそれぞれ有する波長特性の少なくとも一つに基づいて、前記光検出器から出力された光強度信号に補正処理を行う光強度信号調節手段である、
    ことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡装置。
  3. 前記光強度信号調節手段は、前記波長選択性光学素子の波長特性によって前記光検出器に入射する光のスペクトル成分に生じる変動分、及び前記光検出器における検出感度の波長特性によって前記光強度信号に生じる誤差分の少なくとも一方を補正するための調整を、該光強度信号に対してデジタル処理により行う、
    ことを特徴とする請求項2記載の顕微鏡装置。
  4. 前記光学系は、集光する光を前記標本上で光軸と交差する方向に相対的に移動させる走査手段を備え、
    前記走査手段における走査速度を、前記波長範囲選択手段の設定情報、及び該標本から得られる光の強度情報のうちの少なくとも一つに基づいて調節する走査調節手段を更に具備する、
    ことを特徴とする請求項1、または2記載の顕微鏡装置。
  5. 前記波長範囲選択手段の設定情報は、該波長範囲選択手段により選択される光の波長範囲の幅である、
    ことを特徴とする請求項4記載の顕微鏡装置。
  6. 前記走査調節手段は、前記光の強度情報に基づいて、前記光源から出射されて前記標本に集光される光の波長の切り換えに対応して前記走査速度の調節を行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の顕微鏡装置。
  7. 前記標本は多重染色標本であり、前記標本から得られる光の強度情報は、当該標本に適用されている各蛍光色素の波長特性情報である、
    ことを特徴とする請求項6記載の顕微鏡装置。
  8. 光源から出射された光を標本に対して集光して照射し、該照射によって得られる該標本からの光を光検出器に入射させる光学系に、該標本からの光のうち、指定範囲の波長の光のみを透過させる、波長に応じて透過率の異なる波長選択性光学素子、該標本からの光をスペクトル分解する分散手段、及び該分散手段によりスペクトル分解された光から所定波長範囲の光を選択する波長範囲選択手段を備えた顕微鏡装置本体を制御する制御装置において、
    前記光検出器が出力する光強度信号をデジタルデータで取得する信号取得手段と、
    前記信号取得手段が取得した光強度信号を、前記波長選択性光学素子、及び前記光検出器がそれぞれ有する波長特性の少なくとも一つに基づいて調節する光強度信号調節手段と、
    を具備することを特徴とする顕微鏡装置の制御装置。
  9. 光源から出射された光を標本に対して集光して照射し、該照射によって得られる該標本からの光を光検出器に入射させる光学系に、該集光される光を該標本の走査のために光軸方向の交差方向に相対的に移動させる走査手段、該標本からの光をスペクトル分解する分散手段、及び該分散手段によりスペクトル分解された光から所定波長範囲の光を選択する波長範囲選択手段を備えた顕微鏡装置本体を制御する制御装置において、
    前記走査手段が前記集光される光を移動させる走査速度を、前記波長範囲選択手段の特性、及び該標本から得られる光の情報のうちの少なくとも一つに基づいて決定する速度決定手段と、
    前記速度決定手段が決定した走査速度により前記走査手段に走査を行わせる走査制御手段と、
    を具備することを特徴とする顕微鏡装置の制御装置。
  10. 光源から出射された光を標本に対して集光して照射し、該照射によって得られる該標本からの光を光検出器に入射させる光学系に、該標本からの光のうち、指定範囲の波長の光のみを透過させる波長選択手段、該標本からの光をスペクトル分解する分散手段、及び該分散手段によりスペクトル分解された光から所定波長範囲の光を選択する波長範囲選択手段を備えた顕微鏡装置の制御装置として用いられるコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記光検出器が出力する光強度信号をデジタルデータで取得する機能と、
    前記取得する機能により取得した光強度信号を、前記波長選択手段、及び前記光検出器がそれぞれ有する波長特性の少なくとも一つに基づいて調節する機能と、
    を前記コンピュータに実現させるプログラム。
  11. 光源から出射された光を標本に対して集光して照射し、該照射によって得られる該標本からの光を光検出器に入射させる光学系に、該集光される光を該標本の走査のために光軸方向の交差方向に相対的に移動させる走査手段、該標本からの光をスペクトル分解する分散手段、及び該分散手段によりスペクトル分解された光から所定波長範囲の光を選択する波長範囲選択手段を備えた顕微鏡装置本体を制御する装置として用いられるコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記走査手段が前記集光される光を移動させる速度を、前記波長範囲選択手段の特性、及び該標本から得られる光の情報のうちの少なくとも一つに基づいて決定する機能と、
    前記決定する機能により決定した速度により前記走査手段に走査を行わせる機能と、
    を前記コンピュータに実現させるプログラム。
JP2006044881A 2005-03-03 2006-02-22 顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム Withdrawn JP2006276840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044881A JP2006276840A (ja) 2005-03-03 2006-02-22 顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005059536 2005-03-03
JP2006044881A JP2006276840A (ja) 2005-03-03 2006-02-22 顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006276840A true JP2006276840A (ja) 2006-10-12

Family

ID=37211615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044881A Withdrawn JP2006276840A (ja) 2005-03-03 2006-02-22 顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006276840A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203416A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Olympus Corp レーザ顕微鏡
JP2013200329A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nikon Corp 顕微鏡システム
WO2021161684A1 (ja) * 2020-02-13 2021-08-19 浜松ホトニクス株式会社 撮像ユニット及び測定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008203416A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 Olympus Corp レーザ顕微鏡
JP2013200329A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nikon Corp 顕微鏡システム
WO2021161684A1 (ja) * 2020-02-13 2021-08-19 浜松ホトニクス株式会社 撮像ユニット及び測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4783931B2 (ja) 検出器の分光学的及び空間分解能を増大させるための方法
US7365842B2 (en) Light scanning type confocal microscope
JP4315794B2 (ja) 共焦点顕微鏡
US6703621B2 (en) Method for the optical acquisition of characteristic sizes of an illuminated sample
JP2013109082A (ja) 検出光学系および走査型顕微鏡
JP2007322389A (ja) スペクトル観察方法及びスペクトル観察システム
US7495236B2 (en) Apparatus and method for detection with a scanning microscope
JP4855009B2 (ja) 走査型蛍光顕微鏡
JP5047435B2 (ja) 対象物からのスペクトル発光の空間分布を測定するための装置
JPWO2006049180A1 (ja) 発光測定装置及び発光測定方法
JP4646506B2 (ja) レーザ走査型顕微鏡
EP1669740A1 (en) Microscope apparatus, sensitivity setting method for photo detector, control unit, and storage medium
JP2006276840A (ja) 顕微鏡装置、その制御装置、及びプログラム
JP2006125970A (ja) 分光装置および分光システム
JP4987233B2 (ja) レーザ走査型顕微鏡
JP4156856B2 (ja) レーザ走査型顕微鏡システム、システム制御方法およびシステム制御をコンピュータに実行させる制御プログラム
JP2004212600A (ja) レーザ走査型顕微鏡
US20040218174A1 (en) Laser scanning microscope and indicator discriminating method
US7158294B2 (en) Laser scanning confocal microscope apparatus, image recording method, and recording medium
JP4506436B2 (ja) 分光装置、これを備えた顕微鏡分光システム、及びデータ処理プログラム
JP5787151B2 (ja) 分光ユニット及び走査型顕微鏡
JP4633386B2 (ja) 走査型レーザ顕微鏡及びそれを用いたデータ取得方法
JP5394893B2 (ja) レーザ走査型顕微鏡
JP2007192552A (ja) 分光測定装置
JP2006010406A (ja) 蛍光検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090512