JP4506436B2 - 分光装置、これを備えた顕微鏡分光システム、及びデータ処理プログラム - Google Patents

分光装置、これを備えた顕微鏡分光システム、及びデータ処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力光を分光して、その分光結果を出力する分光装置、これを備えた顕微鏡分光システム、分光されたデータを処理するためのデータ処理プログラムに関する。
従来の分光装置としては、以下の特許文献1に開示されているものがある。
この分光装置は、回転可能な一つの回折格子と、この回折格子で分光された各波長域の光を受光する検出器と、検出器からのデータを処理するデータ処理装置と、を備えている。
この分光装置では、回折格子からの各波長の光を検出器で受光した後、この回折格子を回転させ、この回折格子で分光された各波長の光の向きを変えることで、検出器の受光面に入射する波長領域を移動させて、先に受光した波長領域と異なる波長領域の光を検出器で受光している。その上で、先に受光した波長領域のデータと、後で受光した波長領域のデータとをデータ処理装置に送り、このデータ処理装置で、両波長領域で重複している部分では、先に受光した波長領域のデータが示す各波長毎の光量と、後で受光した波長領域のデータが示す各波長毎の光量が同じ光量になるように、各波長域のデータを校正している。
特開平9−229849号 公報
特許文献1に記載の技術は、前述したように、広範囲の波長領域のデータを取得できるというメリットがある。ところで、ユーザの中には、広い波長領域のデータと共に、一部の領域に関して分解能の高いデータが欲しいというユーザもいる。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、全波長領域にわたって同一の分解能のデータであるため、前述のユーザの要望に応えることができない。
本発明は、このようなユーザからの要望に応え、広い波長領域のデータと共に、一部の領域に関して分解能の高いデータを得ることができる分光装置、これを備えた顕微鏡分光システム、分光されたデータを処理するためのデータ処理プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明の分光装置は、
入力光を分光して、該入力光の分光結果を出力する分光装置において、
分解能が互いに異なる複数の分光素子と、複数の前記分光素子のそれぞれを、前記入力光を分光できる位置に移動させる移動機構と、複数の前記分光素子のいずれかで分光された各波長域毎の光量を検出する検出器と、前記検出器で検出された各波長域毎の光量データを受け付けて、該光量データに対して所定の処理を施すデータ処理装置と、を備え、
前記データ処理装置は、複数の前記分光素子のいずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを前記検出器から受け付けるデータ受付手段と、前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データに対して、分光素子の相違による光量の相違を校正する校正手段と、前記校正手段により校正された、前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを合成する光データ合成手段と、前記光データ合成手段による合成結果を出力する出力手段と、を有することを特徴とする。
前記課題を解決するための請求項7に係る発明の顕微鏡分光システムは、
レーザ光源と、該レーザ光源からの光を観察面上に集光させる光学系と、観察面と共役な位置にピンホールが形成されているピンホール部材と、観察面からの反射光をピンホールで集光させることができる光学系と、を備えている共焦点顕微鏡と、
前記分光装置とを備え、
前記分光装置は、前記共焦点顕微鏡の前記ピンホールを通過した光を前記入力光として分光し、該入力光の分光結果を出力することを特徴とする。
前記課題を解決するための請求項8に係る発明のデータ処理プログラムは、
分解能が互いに異なる複数の分光素子で分光された入力光の各波長域毎の光量データを処理するコンピュータのデータ処理プログラムにおいて、
複数の前記分光素子のいずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを受け付けるデータ受付ステップと、前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データに対して、分光素子の相違による光量の相違を校正する校正ステップと、前記校正ステップで校正された、前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを合成する光データ合成ステップと、前記光データ合成ステップでの合成結果を表示データとして出力する出力ステップと、を前記コンピュータに実行させることを特長とする。
本発明によれば、広い波長領域のデータと共に、一部の領域に関して分解能の高いデータを得ることができる。
以下、本発明に係る顕微鏡分光システムの一実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態の顕微鏡分光システムは、図1に示すように、共焦点顕微鏡10と、この共焦点顕微鏡10からの光を分光して、各波長域の光を検出する分光検出器20と、共焦点顕微鏡10の動作を制御すると共に分光検出器20からのデータを処理するコントローラ40と、コントローラ40から表示データを表示する表示装置60と、キーボード等の入力装置61と、を備えている。なお、本実施形態の場合、分光検出器20とコントローラ40とで分光装置を構成している。
共焦点顕微鏡10は、レーザ光源11と、このレーザ光源11からの光を所定の位置まで導く光ファイバ12と、光ファイバ12から出射されたレーザ光をコリメートするコリメートレンズ13と、コリメートレンズ13でコリメートされたレーザ光を受けるダイクロイックミラー14と、ダイクロイックミラー14で反射されたレーザ光を試料S上で2次元的に走査するガルバノミラー15と、このガルバノミラー15からの光を試料Sの観察面上に集光させる対物レンズ16と、試料Sの観察面と共役な位置に配置されているピンホール板19と、試料Sの観察面で反射されたレーザ光をピンホール板19のピンホールの位置に集光させる集光レンズ18と、を備えている。
この共焦点顕微鏡10の照明光学系は、レーザ光源11、光ファイバ12、コリメートレンズ13、ダイクロイックミラー14、ガルバノミラー15、対物レンズ16を有して構成され、この共焦点顕微鏡10の観察光学系は、対物レンズ16、ガルバノミラー15、ダイクロイックミラー14、集光レンズ18を有して構成されている。したがって、照明光学系と観察光学系とは、対物レンズ16、ガルバノミラー15、ダイクロイックミラー14を共有している。
分光検出器20は、分光器入力ファイバ29と、この入力ファイバ29からの光をコリメートするコリメートレンズ21と、コリメートされた光を分光する回折格子22a,22b,22cと、これらの回折格子22a,22b,22cを一体的に回転させる回折格子回転機構23と、回折格子6で分光された各波長域の光の強度を検出する光検出器30と、を備えている。
回折格子22a,22b,22cとしては、回折分解能(例えば、10.0nm)が最も低い低分解能・回折格子22aと、次に回折分解能(5.0nm)が低い中分解能・回折格子22bと、最も回折分解能(2.5nm)が高い高分解能・回折格子22cとがある。これら3つの回折格子22a,22b,22cは、いずれも回折格子回転機構23の回折格子台の上に設けられ、一体的に回転する。
光検出器30は、32チャンネルの光検出アレイ(PMT(Photomultiplier Tube))31と、この光検出アレイ31からの出力をサンプリングするサンプリング回路32と、を有している。
コントローラ40は、コンピュータ41と、このコンピュータ41からの制御信号を受け付けるスキャナ駆動回路52、レーザ駆動回路51及び高圧電源回路54と、を備えている。コンピュータ41は、各種プログラム等を実行するCPU42と、各種データやプログラム等が予め記憶されているROM43と、各種データやプログラム等が一時的に記憶されるRAM44と、分光検出器20からのデータ等が一時的に記憶されるフレームメモリ45と、CD駆動装置46と、表示装置60や入力装置61のインタフェース回路48と、各回路51,52,53,54のインタフェース回路47と、を有している。
RAM44には、後述のデータ処理プログラムと、このプログラムの実行で必要な各種係数等が一時的に記憶される。このデータ処理プログラムは、例えば、このデータ処理プログラムが記憶されているCDをCD駆動装置46で再生し、RAM44にダウンロードされる。また、各種係数は、例えば、入力装置61を操作することで、RAM44に記憶される。
次に、本実施形態の顕微鏡分光システムの動作について、図2に示すフローチャートに従って説明する。なお、図2に示すフローチャートは、コンピュータ41の動作内容を示すものである。
先ず、利用者は、入力装置61を操作して、コンピュータ41に、波長分解能、検出波長範囲、光検出アレイの使用チャンネル等の検出条件を入力する(S1)。コンピュータ41は、この入力受付の際、図3に示すような画面を表示装置60に表示させる。この画面の右半分が検出条件設定画面61で、そこには、検出条件入力欄として、シーケンスセットナンバー欄62と、波長分解能欄63と、使用チャンネルナンバー欄64と、検出波長範囲欄65とがある。シーケンスセットナンバーとは、ある回折格子を用いての波長検出処理のナンバーで、例えば、ある回折格子を用いて波長検出を行い、その後、他の回折格子を用いて波長検出を行った場合、最初の波長検出処理に対してシーケンスセットナンバー「1」が設定され、後の波長検出処理に対してシーケンスセットナンバー「2」が設定されることになる。波長分解能欄63には、分光検出器20にセットされている複数の回折格子22a〜22cのうちのいずれか一つの回折格子の波長分解能を入力する。なお、同図では、シーケンスセットナンバー欄62にはシーケンスセットナンバー「2」が設定され、波長分解能欄63には最も回折分解能が高い高分解能・回折格子22cの分解能「2.5nm」が入力され、使用チャンネルナンバー欄64には「10ch」が入力された例を示している。
また、この検出条件設定画面61には、参照用スペクトルグラフ66、スキャン開始ボタン67、共焦点顕微鏡10でのスキャン状況欄68もある。参照用スペクトルグラフ66は、観察対象の試料Sの予想されるスペクトルグラフで、利用者が例えば過去の又は市販のデータ等から、コンピュータ41に予め入力しておいたものである。利用者は、この参照用スペクトルグラフ66を参考にして、どの波長範囲を検出すればよいかを決めて、その結果を検出波長範囲欄65に設定する。スキャン状況欄68には、いずれのシーケンスセットナンバーでの検出処理が実行中であるかと、このシーケンスセットナンバーでの検出処理での処理経過とが示される。
コンピュータ41は、以上のように、各種検出条件を受け付けると(S1)、別の波長分解能の回折格子による検出を希望するか否か、言い換えると、さらなるシーケンスセットを実行するかを利用者に確認し(S2)、希望する旨を受け付けた場合には、ステップ1に戻って、さらなるシーケンスセットの波長分解能等を受け付ける。この際、利用者は、図3に示すシーケンスセットナンバー欄62に、次のシーケンスセットナンバー、例えば、「2」を入力すると、コンピュータ41は、利用者が別の波長分解能の回折格子による検出を希望していることを把握する。利用者は、さらに別の波長分解能の回折格子による検出を希望しない場合には、図3に示すスキャン開始ボタン67をクリックすることで、共焦点顕微鏡10によるスキャン及び分光検出器20による分光検出が開始される(S3)。この際、コンピュータ41は、レーザ駆動回路51に対してレーザ光の出力指示信号、レーザ光シャッターの開口指示信号を出力すると共に、スキャナ駆動回路52に対して、ガルバノミラー15の動作制御信号を出力する。さらに、回折格子駆動回路53、光検出アレイ31の高圧電源回路54に対しても、制御信号を出力する。
レーザ駆動回路51にレーザ光の出力指示信号が入力し、レーザ光シャッターの開口指示信号が入力すると、レーザ光源11からレーザ光が出力されると共に、レーザ光シャッターが開口し、レーザ光源11からのレーザ光が、光ファイバ12、コリメートレンズ13、ダイクロイックミラー14、ガルバノミラー15、対物レンズ16を経て、試料Sに照射される。このレーザ光の照射中、ガルバノミラー15が動作して、試料Sに対するレーザ光の照射位置を二次元面上で変える。試料Sからの反射光は、対物レンズ16、ガルバノミラー15、ダイクロイックミラー14、集光レンズ18を経て、ピンホール板19のピンホールを通過して、分光器入力ファイバ29に入射する。
また、回折格子駆動機構23は、回折格子駆動回路53からの駆動指示で、ステップ1の検出条件入力で受け付けた波長分解能に対応する回折格子を、入力光の光路中に配置し、且つ、回折格子からの各波長域の光のうちでステップ1の検出条件入力で受け付けた検出波長領域の光が、ステップ1の検出条件入力で受け付けた光検出アレイ31の使用チャネルの領域に入射する位置に配置する。光検出アレイ31は、高圧電源回路54からの駆動電力で、ステップ1の検出条件入力で受け付けた光検出アレイ31の使用チャネルでの検出が可能になり、回折格子からの各波長域の光の光量を検出し、これをサンプリング回路32に渡す。このサンプリング回路32は、各波長域毎、言い換えると、光検出アレイ31の各チャンネル毎の光量データをコンピュータ41に送信する(S4)。
コンピュータ41は、使用チャンネルに関する光量データを順次受信して、これらをフレームメモリ45に一時的に記憶する。使用チャンネルに関する全ての光量データを受信すると(S4)、試料Sに対する二次元スキャンで得られた二次元スペクトルイメージの表示データを表示装置60に出力し、図3に示すように、二次元スペクトルイメージ72を検出結果画面71に表示させる(S5)。続いて、コンピュータ41は、全てのシーケンスを終了したか否かを判断し(S6)、終了していなければ、再度、S3によるスキャン及び分光検出を実行させ、終了していれば、ステップ7に進む。例えば、シーケンス実行回数が「1」の場合には、ステップ3〜5の処理を終了した後、直ちに、ステップ7に進み、シーケンス実行回数が「2」の場合には、もう一回、ステップ3〜5の処理を実行した後、ステップ7に進む。
利用者は、ステップ5で表示された二次元スペクトルイメージ72を見て、この二次元スペクトルイメージ72中のどの領域73に対して、スペクトルデータをグラフ化したいか、を指定する。ステップ7では、コンピュータ41は、この利用者からのグラフ化領域73の指定を受け付ける(S7)。なお、シーケンス実行回数が複数回の場合、この回数に対応した数の二次元スペクトルイメージ72が表示されることになるが、グラフ化領域73の指定は、複数の二次元スペクトルイメージ72のうちのいずれか一つのスペクトルイメージ72に対して行う。
コンピュータ41は、グラフ化領域73の指定を受け付けると(S7)、この領域内のスペクトルデータをグラフ化すると共に、スペクトルデータに対して一次校正処理を施す(S8)。
一次校正処理では、以下の4種類の校正(1)〜(4)が実行される。
(1)光検出アレイ31の各チャンネルのオフセット校正
光検出アレイ31の各チャンネルの中には、入力光が0のときでも、電気ノイズ等により受光量が0にならない出力信号を出力するものもある。そこで、利用者は、以上の分光検出に先立って、予め、光検出アレイ31の各チャンネル毎のオフセット値を求めておき、これをコンピュータ41に入力しておくことで、コンピュータ41は、各チャンネル毎のオフセット値を、各チャンネルからの光量データから加減算して、オフセット校正を実行する。
(2)光検出アレイ31の各チャンネルの感度校正
光検出アレイ31の各チャンネルは、同じ光量の光を受光した場合でも、同じ光量を示す出力信号を出力するとは限らない。そこで、利用者は、以上の分光検出に先立って、予め、光検出アレイ31の各チャンネル毎の光量感度の校正係数を求めておき、これをコンピュータ41に入力しておくことで、コンピュータ41は、各チャンネル毎の校正係数を、各チャンネルからの光量データに対してから積算して、感度校正を実行する。
(3)回折格子の回折分解能の相違による光量の相違の校正
図4に示すように、低分解能・回折格子22aが白色光を400〜750nmの範囲で分光した場合よりも、高分解能・回折格子22cが白色光を同じ400〜750nmの範囲で分光した場合の方が、各波長の拡散幅が大きくなる。このため、低分解能・回折格子22aで分光された各波長域の光を光検出アレイ31の全チャンネルで、受光すると、例えば、400〜720nmの波長領域の光を受光できるのに対して、高分解能・回折格子22cで分光された各波長域の光を光検出アレイ31の全チャンネルで、受光すると、例えば、520〜600nmの波長領域の光しかを受光できない。このように、回折格子は、分解能が高くなればなる程、各波長の拡散幅が大きくなり、結果として、受光面での単位面積当たりの光量が小さくなる。そこで、利用者は、以上の分光検出に先立って、予め、各回折格子22a〜22cに対する光量の校正係数を求めておき、これをコンピュータ41に入力しておくことで、コンピュータ41は、各チャンネルからの光量データに対して校正係数を積算して、回折分解能の相違による光量の校正を実行する。
(4)回折格子の分解能毎に異なる回折効率(利用効率)の校正
図5に示すように、回折格子は、各波長毎の回折効率が一定ではなく、しかも、回折格子が異なれば、同一波長に対する回折効率も異なることが多い。例えば、同図中の実線で示す低分解能・回折格子22a、同図中の破線で示す中分解能・回折格子22b、同図中の点線で示す高分解能・回折格子22cは、いずれも各波長毎の回折効率が一定ではなく、波長が変われば、回折効率も変わる。さらに、例えば、500nmの波長について着目した場合、各回折格子22a,22b,22c毎に異なる回折効率になっている。そこで、利用者は、以上の分光検出に先立って、予め、各回折格子22a〜22c毎の各波長毎の回折効率を調べ、または回折格子のメーカーからの各波長毎の回折効率のデータを得て、各回折格子22a〜22c毎に、各波長の光量に対する校正係数を求めておく。なお、この校正係数は、あたかも、各回折格子22a〜22cの各波長毎の回折効率が一定値で、しかも、この一定値が各回折格子22a〜22c相互で同じになっているようにする係数である。その上で、各回折格子22a〜22c毎の各波長の光量に対する校正係数をコンピュータ41に入力しておくことで、コンピュータ41は、各波長の光量データに対して各波長毎の校正係数を積算して、回折効率の相違による光量の校正を実行する。なお、分光素子としては、回折格子22a〜22cに代えて、分光プリズムを用いることも可能である。この場合、波長の透過率の相違による光量の校正が実行される。また、分光素子の利用効率とは、回折格子の回折効率や分光プリズムの透過率が含まれる。
以上の4種類の校正(1)〜(4)のうち、校正(2)〜(4)は、いずれも光量データに校正係数を積算することで実行される。そこで、本実施形態では、各チャンネル毎に、校正(2)〜(4)の各校正係数をまとめた総合校正係数を、コンピュータ41に予め入力しておき、図6及び図7に示すように、まず、校正前の低分解能データi(x)(各図中の(a))及び校正前の高分解能データh(x)(各図中の(b))に対して校正(1)のオフセット校正を行った後、各チャネル毎のオフセット校正後の光量データに、校正(2)〜(4)の各チャンネル毎の総合校正係数を掛けて、校正(1)〜(4)の処理を効率よく行うようにしている。なお、図6は、低分解能データの検出波長領域が広く、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている例で、図7は、低分解能データと高分解能データとで、検出波長領域がズレており、検出波長領域が一部でのみ重なり合っている例である。
コンピュータ41は、以上の一次校正処理(S8)が終了すると、各回折格子22a〜22cで得られた校正後のデータを、図8及び図9に示すように、一つのスペクトルグラフ上に表せるように、合成する(S9)。なお、図8は、図6に示す高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の合成例で、図9は、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の合成例である。
続いて、この合成後のデータから表示データを作成し、この表示データを表示装置60に送信して、図3の検出結果画面71にスペクトルグラフ74を表示させる(S10)。なお、この表示では、複数の回折格子によるデータを表示する場合、いずれの回折格子に基づくデータであるかを識別できるように、各回折格子毎にデータの表示形態を変えることが好ましい。具体的には、図8及び図9に示すように、各回折格子毎にデータのプロットの形状を変える、各回折格子毎にデータの色を変える等が考えられる。
利用者は、このスペクトルグラフ74を見て、さらに二次校正を行うか否かを定め、二次校正を行うことを希望する場合には、その旨をコンピュータ41に入力する(S11)。本実施形態では、先に述べたように、一次校正処理を行うことで、光検出アレイ31の各チャネル毎の特性や、複数の回折格子22a〜22c毎の特性を校正している。しかしながら、その他の原因により、実際には、各回折格子よる光量データが同一波長で相違していることがある。そこで、本実施形態では、同一波長で各回折格子による光量データの相違を校正すべく、二次校正も行えるようにしている。但し、一次校正処理が行われた段階で、同一波長での各回折格子による光量データが同じである場合もあるし、一つの回折格子のみで分光検出を行う場合には問題にならないので、このステップ11で、利用者に二次校正を行うか否かを判断させている。
コンピュータ41は、二次校正指示を受け付けると(S11)、この二次校正処理を実行する(S12)。
この二次校正処理では、図8及び図10(a)、さらに図9及び図11(a)に示すように、低分解能データi(x)と高分解能データh(x)との重なり合っている領域、つまり各データの検出波長領域での重複領域80に着目し、まず、この重複領域80の高分解能データh(x)を低分解能データi(x)の分解能に併せる。なお、図10は、図8に示すデータの二次校正例で、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の二次校正例であり、図11は、図9に示すデータの二次校正例で、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の二次校正例である。
光検出アレイ31の1チャンネルからの光量データに関して、低分解能の回折格子を用いたときの光量データの波長域は、高分解能の回折格子を用いたときの光量データの波長域より広い。このため、低分解能の回折格子を用いたときの1チャンネルからの光量データの波長域には、高分解能の回折格子を用いたときの1チャンネルからの光量データの波長域が1以上含まれることになる。言い換えると、例えば、低分解能(10.0nm)・回折格子22aを用いたときの1つの低分解能データi(x)の波長域では、2倍の分解能を有する中分解能(5.0nm)・回折格子22bを用いたときには2つの高分解能データh(x)が得られる。そこで、2つの高分解能データh(x)を何らかの手法で1つデータにまとめると、高分解能データh(x)を低分解能データi(x)の分解能に併せることができる。本実施形態の場合、図10(b)及び図11(b)に示すように、2つの高分解能データh(x)の平均値を求め、この平均値を低分解能データi(x)の分解能に併せたデータIh(x)としている。
次に、図10(c)及び図11(c)に示すように、低分解能の波長域毎に、低分解能に併せたデータIh(x)に対する実際の低分解能データi(x)の比率(=i(x)/Ih(x))を求める。続いて、図10(d)及び図11(d)に示すように、低分解能の波長域毎に、実際の高分解能データh(x)に前述の比率を掛けて(h(x)×比率)、実際の高分解能データh(x)を低分解能データのレベルに合わせた新たな高分解能データh’(x)を得る。この結果、重複領域80を境として、重複領域80内の新たな高分解能データh’(x)と、重複領域80に隣接する低分解能検出波長領域の低分解能データi(x)とのデータの連続性が確保できるようになる。
ところで、図10(d)に示すように、高分解能データの検出波長領域が低分解能検出波長領域に含まれている場合、以上の二次校正で、重複領域80の重複領域80内の新たな高分解能データh’(x)と、重複領域80の両側に隣接する低分解能検出波長領域内の低分解能データi(x)とのデータの連続性が確保できる。しかし、図11(d)に示すように、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合、重複領域80の重複領域80内の新たな高分解能データh’(x)と、重複領域80の一方の境界に隣接する低分解能検出波長領域内の低分解能データi(x)とのデータの連続性が確保できるものの、重複領域80の他方の境界に隣接する高分解能検出領域内の高分解能データh(x)とのデータの連続性が確保できなくなる。このため、本実施形態では、この他方の境界に隣接する重複領域80内の波長域における比率を、この他方の側の全ての高分解能データh(x)に掛けて、この他方の側の全ての高分解能データh(x)をこの比率分シフトさせた新たな全ての高分解能データh’(x)にすることで、データの連続性を確保している。
コンピュータ41は、以上の二次校正処理(S12)が終了すると、低分解能データと高分解能データとの合成処理を行う(S13)。この合成処理は、S9の合成処理のように、一つのスペクトルグラフ中に低分解能データと高分解能データとを含める合成処理ではなく、重複領域80内における低分解能データと高分解能データの合成処理である。具体的には、重複領域80内における低分解能データを削除し、重複領域80内では高分解能データのみにする。なお、二次校正処理(S11)を行った場合には、重複領域80内は新たな高分解能データh’(x)となり、二次校正処理(S11)を行わなかった場合には、重複領域80内は一次校正処理(S8)のみが施された高分解能データh(x)となる。
コンピュータ41は、合成処理(S13)が終了すると、この合成結果を表示データに変換し、この表示データを表示装置60に送信して、図12及び図13に示すように表示する(S14)。なお、図12は、図10に示す二次校正処理を施したデータの表示例で、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の表示例であり、図13は、図11に示す二次校正処理を施したデータの表示例で、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の表示例である。
以上のように、本実施形態では、分解能の異なる複数の回折格子22a〜22cで分光された各波長域の光量データを受け付け、各分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データに対して、一次校正処理(S8)で分光素子の相違による光量の相違を校正しから、各分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを合成し、この合成結果を出力しているので、広い波長領域のデータと共に、一部の領域に関して分解能の高いデータを得ることができる。また、本実施形態では、利用者の希望により二次校正処理(S11)も実行するので、各分光素子による光量データの連続性をより実現することができる。
なお、最終的にスペクトルグラフを表示する段階では、図14に示すように、各校正処理後のデータと共に、この各校正処理後のデータに対して校正処理前のデータを識別できるように表示してもよい。
また、以上の実施形態は、二次校正処理(S12)を行えるものであるが、この二次校正処理を省いてもよい。この場合、一次校正処理(S8)、及び合成処理(S9)を行った後、ステップ10,11,12を省略して、ステップ13の合成処理、つまり重複領域80内における低分解能データと高分解能データの合成処理を行ってから、スペクトルグラフ表示(S14)を行うことになる。
本発明に係る一実施形態としての顕微鏡分光システムの構成図である。 本発明に係る一実施形態としての顕微鏡分光システムのコンピュータの動作を示すフローチャートである。 本発明に係る一実施形態としての表示例である。 回折格子の分解能の相違による光量の相違を説明するための説明図である。 回折格子の回折効率特性を示すグラフである。 本発明に係る一実施形態としての、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の一次校正処理の内容を説明するための説明図で、同(a)は低分解能データに対する一次校正処理の内容を説明するための図で、同(b)は高分解能データに対する一次校正処理の内容を説明するための図である。 本発明に係る一実施形態としての、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の一次校正処理の内容を説明するための説明図で、同(a)は低分解能データに対する一次校正処理の内容を説明するための図で、同(b)は高分解能データに対する一次校正処理の内容を説明するための図である。 本発明に係る一実施形態としての、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の一次合成処理結果を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態としての、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の一次合成処理結果を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態としての、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の二次校正処理を説明するための説明図である。 本発明に係る一実施形態としての、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の二次校正処理を説明するための説明図である。 本発明に係る一実施形態としての、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の二次合成処理結果を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態としての、低分解能データと高分解能データとで検出波長領域がズレている場合の二次合成処理結果を示す説明図である。 本発明に係る一実施形態の変形例としての、高分解能データの検出波長領域が低分解能データの検出波長領域に含まれている場合の二次合成処理後の表示例を示す説明図である。
符号の説明
10:共焦点顕微鏡 11:レーザ光源
19:ピンホール板 20:分光検出器
22a,22b,22c:回折格子 23:回折格子回転機構
30:光検出器 31:光検出アレイ
32:サンプリング回路 40:コントローラ
41:コンピュータ 42:CPU
43:RAM 44:ROM
60:表示装置 61:入力装置

Claims (10)

  1. 入力光を分光して、該入力光の分光結果を出力する分光装置において、
    分解能が互いに異なる複数の分光素子と、
    複数の前記分光素子のそれぞれを、前記入力光を分光できる位置に移動させる移動機構と、
    複数の前記分光素子のいずれかで分光された各波長域毎の光量を検出する検出器と、
    前記検出器で検出された各波長域毎の光量データを受け付けて、該光量データに対して所定の処理を施すデータ処理装置と、
    を備え、
    前記データ処理装置は、
    複数の前記分光素子のいずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを前記検出器から受け付けるデータ受付手段と、
    前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データに対して、分光素子の相違による光量の相違を校正する校正手段と、
    前記校正手段により校正された、前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを合成する光データ合成手段と、
    前記光データ合成手段による合成結果を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする分光装置。
  2. 請求項1に記載の分光装置において、
    前記校正手段は、分光素子の分解能の相違による分光光量の相違及び/又は各分光素子毎の各波長での利用効率の相違による各波長の光量の相違を校正する、
    ことを特徴とする分光装置。
  3. 請求項1及び2のいずれか一項に記載の分光装置において、
    前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる検出波長領域を受け付ける領域受付手段を備え、
    前記データ受付手段は、前記領域受付手段で受け付けた各分光素子による前記検出領域での光量データを受け付け、
    前記合成手段は、各分光素子のうち低分解能の分光素子による前記検出領域(以下、低分解能領域とする)の校正後の光量データと、各分光素子のうち高分解能の分光素子による前記検出領域(以下、高分解能領域とする)の校正後の光量データとを用いて、該低分解能領域と該高分解能領域とを併せた全領域での光量データを生成する、
    ことを特長とする分光装置。
  4. 請求項3に記載の分光装置において、
    前記校正手段は、各分光素子の分解能の相違による分光光量の相違及び/又は各分光素子毎の利用効率の相違による各波長域の光量の相違を校正した後、前記低分解能領域と前記高分解能領域とが少なくとも一部の領域で重なり合っている場合、該一部の領域での、前記高分解能の分光素子による前記校正後の光量データと前記低分解能の分光素子による前記校正後の光量データとの相違に基づいて、前記低分解能領域の校正後の光量データと前記高分解能領域の校正後の光量データとうち、一方の光量データが他方の光量データに対して連続してつながるよう、該一方の光量データを変位させる、
    ことを特長とする分光装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の分光装置において、
    前記出力手段は、前記合成結果のデータ中で、いずれの分光素子に基づくデータであるか識別できるように、各分光素子毎のデータ表示形態を変えた表示データを出力する、
    ことを特長とする分光装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の分光装置において、
    前記出力手段は、前記合成結果の表示データに対して、前記校正手段による校正がなされていない各分光素子による各波長域毎の光量データの表示データが識別できるように、各表示データを出力する、
    ことを特長とする分光装置。
  7. レーザ光源と、該レーザ光源からの光を観察面上に集光させる光学系と、観察面と共役な位置にピンホールが形成されているピンホール部材と、観察面からの反射光をピンホールで集光させることができる光学系と、を備えている共焦点顕微鏡と、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の分光装置と、
    を備え、
    前記分光装置は、前記共焦点顕微鏡の前記ピンホールを通過した光を前記入力光として分光し、該入力光の分光結果を出力する、
    ことを特徴とする顕微鏡分光システム。
  8. 分解能が互いに異なる複数の分光素子で分光された入力光の各波長域毎の光量データを処理するコンピュータのデータ処理プログラムにおいて、
    複数の前記分光素子のいずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを受け付けるデータ受付ステップと、
    前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データに対して、分光素子の相違による光量の相違を校正する校正ステップと、
    前記校正ステップで校正された、前記いずれか2以上の分光素子のそれぞれによる各波長域毎の光量データを合成する光データ合成ステップと、
    前記光データ合成ステップでの合成結果を表示データとして出力する出力ステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特長とするデータ処理プログラム。
  9. 請求項8に記載のデータ処理プログラムにおいて、
    前記出力ステップでは、前記合成結果のデータ中で、いずれの分光素子に基づくデータであるか識別できるように、各分光素子毎のデータ表示形態を変えた表示データを出力する、
    ことを特長とするデータ処理プログラム。
  10. 請求項8及び9のいずれか一項に記載のデータ処理プログラムにおいて、
    前記出力ステップでは、前記合成結果の表示データに対して、前記校正ステップでの校正がなされていない各分光素子による各波長域毎の光量データの表示データが識別できるように、各表示データを出力する、
    ことを特長とするデータ処理プログラム。
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