JP2006275873A - 液体クロマトグラフィー装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第一の移動相により導かれた試料中の成分を分離する第一の分析カラムと、前記成分を検出する第一の検出手段と、前記第一の検出手段で検出された成分を分画して分取部に保持する分画用流路と、前記分取部に保持された成分をトラップカラムに送り出して前記成分をトラップカラムに捕捉させて濃縮せしめるトラップ用流路と、第二の移動相により前記トラップカラムから溶出させられた前記トラップカラムに捕捉・濃縮された成分を分離する第二の分析カラムと、前記第二の分析カラムで分離された成分を検出する第二の検出手段とを備えた液体クロマトグラフィー装置において、第二の分析カラムがミクロカラムもしくはナノカラムであり、第二の検出手段の検出器セルがミクロセルもしくはナノセルであることを特徴とする液体クロマトグラフィー装置。
【選択図】図1
Description
前記成分を検出する第一の検出手段と、
前記第一の検出手段で検出された成分を分画して分取部に保持する分画用流路と、
前記分取部に保持された成分をトラップカラムに送り出して前記成分をトラップカラムに捕捉させて濃縮せしめるトラップ用流路と、
第二の移動相により前記トラップカラムから溶出させられた前記トラップカラムに捕捉・濃縮された成分を分離する第二の分析カラムと、
前記第二の分析カラムで分離された成分を検出する第二の検出手段とを備えた液体クロマトグラフィー装置において、
第二の分析カラムがミクロカラムもしくはナノカラムであり、第二の検出手段の検出器セルがミクロセルもしくはナノセルであることを特徴とする液体クロマトグラフィー装置等を提供するものである。
切替えバルブ10が操作され、流路L1と流路L2とが接続されるとともに、流路L4と流路L5とが接続される。送液ポンプ2aおよび2bが起動されると、有機溶媒4aおよび水4bがそれぞれ送液ポンプ2aおよび2bにより送液され、それぞれ流路L7およびL8を通り、切替えバルブ12を経てミキサ14で混合され、第一の移動相となり、オートサンプラ16を経て第一の分析カラム18に送液される。試料をオートサンプラ16により注入すると、注入された試料は第一の移動相により第一の分析カラム18に導かれ、試料中の成分が、第一の分析カラム18で分離される。
分離された成分は第一の分析カラム18から溶出していき、紫外光検出器20で検出され、切替えバルブ22を経て、流路L9を通り、分画用流路24へ流れる。紫外光検出器20で成分が検出されると、その検出信号に応じて分配バルブ26aおよび26bとが働き、分画用流路24内の分取部25a〜25eのうちのいずれかが選択され、分離された成分を分画し、選択された分取部に分画された成分が第一の移動相とともに保持される。紫外光検出器20で検出されたスペクトルは、記憶手段(図示しない)に記憶される。図1では、分取部25eが選択され、成分が分取部25eに分画されている。紫外光検出器20で成分が検出される毎に分配バルブ26aおよび26bが切替えられ、分画用流路24内のいずれかの分取部が選択され、分離された成分毎に分画動作が行われ、分画された成分が第一の移動相とともに選択された分取部に保持される。第一の分析カラム18から流出する第一の移動相により分画用流路24の分取部に保持されなかったものは、分配バルブ26b、流路L10、切替えバルブ22、流路L22を経て、ドレインから排出される。
切替えバルブ10が操作され、流路L1と流路L3とが接続されるとともに、流路L4と流路L6とが接続される。送液ポンプ2aおよび2bにより希釈液6aおよび搬送液6bが送液され、搬送液6bは、流路L6、L4およびL8を通り、切替えバルブ12、流路L12、さらに切替えバルブ22を経て、流路L10へ導かれる。分配バルブ26aおよび26bが操作され、分画された成分が保持された分取部のうちの一つが選択され、搬送液6bが、分配バルブ26bから選択された分取部を通り、前記分取部に保持されていた成分と第一の移動相とともに、分配バルブ26a、流路L9、切替えバルブ22、流路L11、流路L13、切替えバルブ28、流路L16を通り、トラップカラム30へ導かれる。一方、希釈液6aは、流路L3、L1およびL7を通り、切替えバルブ12を経て、流路L11を通り、前記選択された分取部に保持されていた成分、第一の移動相および搬送液6bの流れと合流し、トラップカラム30へ導かれる。トラップカラム30に導かれた成分は、トラップカラム30に捕捉され、濃縮される。トラップカラム30を経た第一の移動相と希釈液6aと搬送液6bは、流路L17を通り、切替えバルブ28を経てドレインから排出される。
第二の移動相を構成する有機溶媒38aおよび水38bが、オンラインデガッサ39を経て、気泡が除去された状態で、それぞれ送液ポンプ36aおよび36bにより送液され、ミキサ40で混合され、第二の移動相となって、切替えバルブ28を経て、流路L16を通り、トラップカラム30に導かれる。トラップカラム30にすでに捕捉され濃縮された成分は、第二の移動相により溶出し、溶出した成分は第二の移動相とともに、流路L17を通り、切替えバルブ28を経て、第二の分析カラム(ミクロカラム)32へ導かれ、第二の分析カラム(ミクロカラム)32で分離される。分離された成分は、第二の検出器である紫外光検出器(ミクロセル)33で検出され、吸収スペクトルが取得される。取得された吸収スペクトルは、記憶手段(図示しない)に記憶される。
切替えバルブ10が操作され、流路L1と流路L3とが接続されるとともに、流路L4と流路L6とが接続される。送液ポンプ2aおよび2bにより希釈液6aおよび搬送液6bが送液され、搬送液6bは、流路L6、L4およびL8を通り、切替えバルブ12、流路L12、さらに切替えバルブ22を経て、流路L10へ導かれる。分配バルブ26aおよび26bが操作され、分画された成分が保持された分取部のうちの一つが選択され、搬送液6bが、分配バルブ26bから選択された分取部を通り、前記分取部に保持されていた成分と第一の移動相とともに、分配バルブ26a、流路L9、切替えバルブ22、流路L11、流路L13、切替えバルブ28b、流路L17を通り、トラップカラム30bへ導かれる。一方、希釈液6aは、流路L3、L1およびL7を通り、切替えバルブ12を経て、流路L11を通り、前記選択された分取部に保持されていた成分、第一の移動相および搬送液6bの流れと合流し、トラップカラム30bへ導かれる。トラップカラム30bに導かれた成分は、トラップカラム30bに捕捉され、濃縮される。トラップカラム30bを経た第一の移動相と希釈液6aと搬送液6bは、流路L16を通り、切替えバルブ28a、流路L23を経てドレインから排出される。
一方で、第二の移動相を構成する有機溶媒38aおよび水38bが、オンラインデガッサ39を経て、気泡が除去された状態で、それぞれ送液ポンプ36aおよび36bにより送液され、ミキサ40で混合され、第二の移動相となって、切替えバルブ28aを経て、流路L14を通り、トラップカラム30aに導かれる。トラップカラム30aにすでに捕捉され濃縮された成分は、第二の移動相により溶出し、溶出した成分は第二の移動相とともに、流路L15を通り、切替えバルブ28bを経て、第二の分析カラム(ミクロカラム)32へ導かれ、第二の分析カラム(ミクロカラム)32で分離される。分離された成分は、第二の検出器である紫外光検出器(ミクロセル)33で検出され、吸収スペクトルが取得される。取得された吸収スペクトルは、記憶手段(図示しない)に記憶される。
目的成分Aを1mg秤量し、アセトニトリル1mLに溶解させ、得られた目的成分Aのアセトニトリル溶液を、さらに、100倍に希釈し、モデル液を調製した。図4に示す液体クロマトグラフィー装置を用い、モデル液中の目的成分Aの濃縮処理を行った。注入量は、1μLとし、第二の分析カラム32として、内径0.3mmのミクロカラムを用い、紫外光検出器33の検出器セルとして、内容量35nLのミクロセルを用いた。また、紫外光検出器20および紫外光検出器(ミクロセル)33の検出波長をそれぞれ254nmとした。紫外光検出器20で得られたクロマトグラムを図7に、紫外光検出器(ミクロセル)33で得られたクロマトグラムを図8に示した。目的成分Aのピーク面積を比較し、濃縮率(紫外光検出器(ミクロセル)33で得られたクロマトグラム中の目的成分Aのピーク面積/紫外光検出器20で得られたクロマトグラム中の目的成分Aのピーク面積)を計算したところ、74376/2881=25.8倍であった。
前記実施例1で用いた液体クロマトグラフィー装置において、紫外光検出器(ミクロセル)33に代えて、内容量2.5μLのセミミクロセルを用いた以外は、前記実施例1と同様に、モデル液中の目的成分Aの濃縮処理を行った。紫外光検出器20で得られたクロマトグラムを図9に、紫外光検出器(セミミクロセル)で得られたクロマトグラムを図10に示した。目的成分Aのピーク面積を比較し、濃縮率(紫外光検出器(セミミクロセル)で得られたクロマトグラム中の目的成分Aのピーク面積/紫外光検出器20で得られたクロマトグラム中の目的成分Aのピーク面積)を計算したところ、82512/4395=18.8倍であった。
4a 第一の移動相を構成する有機溶媒
4b 第一の移動相を構成する水
6a 希釈液
6b 搬送液
8,39 オンラインデガッサ
10,12,22,28,28a,28b 切替えバルブ
14,40 ミキサ
16 オートサンプラ
18 第一の分析カラム
20 紫外光検出器
24 分画用流路
25a〜25e 分取部
26a,26b 分配バルブ
30,30a,30b トラップカラム
32 第二の分析カラム(ミクロカラム)
33 紫外光検出器(ミクロセル)
38a 第二の移動相を構成する有機溶媒
38b 第二の移動相を構成する水
41 カラムオーブン
L1〜L17,L22〜L23 流路
Claims (3)
- 第一の移動相により導かれた試料中の成分を分離する第一の分析カラムと、
前記成分を検出する第一の検出手段と、
前記第一の検出手段で検出された成分を分画して分取部に保持する分画用流路と、
前記分取部に保持された成分をトラップカラムに送り出して前記成分をトラップカラムに捕捉させて濃縮せしめるトラップ用流路と、
第二の移動相により前記トラップカラムから溶出させられた前記トラップカラムに捕捉・濃縮された成分を分離する第二の分析カラムと、
前記第二の分析カラムで分離された成分を検出する第二の検出手段とを備えた液体クロマトグラフィー装置において、
第二の分析カラムがミクロカラムもしくはナノカラムであり、第二の検出手段の検出器セルがミクロセルもしくはナノセルであることを特徴とする液体クロマトグラフィー装置。 - トラップカラムが複数設けられ、前記トラップ用流路の一つのトラップカラムに成分を捕捉させて濃縮せしめる捕捉・濃縮動作と、他のトラップカラムから捕捉された成分を溶出させる溶出動作を同時に行うための流路切替え機構とを備えてなる請求項1に記載の液体クロマトグラフィー装置。
- ミクロセルもしくはナノセルの内容量が、1nL〜2μLである請求項1に記載の液体クロマトグラフィー装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-03-30 JP JP2005097483A patent/JP2006275873A/ja active Pending
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