JP2003066020A - 分析システム - Google Patents
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Abstract
うに流路を構成することで、質量分析装置において微量
成分のマススペクトル測定が行えるような分析システム
を提供する。 【解決手段】 第1LC部1にて分離された各種成分の
うち、目的成分を分取するサンプルループと、上記サン
プルループに分取された目的成分を吸着する成分濃縮用
のプレカラム4と、第2LC部の送液ポンプ2によりプ
レカラム4から溶出分離された目的成分に対して質量分
析を行って成分のマススペクトル測定を行うMS部3と
を備える。第1LC部1からサンプルループまでの第1
流路と、サンプルループからプレカラム4までの第2流
路と、プレカラム4から上記第2流路の一部を通りMS
部3までの第3流路との切り替えが八方バルブ8で行わ
れている。
Description
フ装置と質量分析装置とを連結して、試料中の微量成分
を分離してそのマススペクトルを測定する分析システム
に関するものである。
ために、液体クロマトグラフ装置が使用され、分離され
た成分のマススペクトルを測定するために、質量分析装
置が使用されている。
効率よく行うために、液体クロマトグラフ装置による試
料の成分分離と、分離された成分の質量分析装置による
測定とをオンラインで行うシステムが提案されている。
このようなシステムの一例としては、株式会社島津製作
所の『Co−Sense for LC−MS』や特開
平3−175355号公報に開示されたシステム(以
下、LC−MSシステムと称する)がある。
6に示すように、液体クロマトグラフ装置(LC)にて
分離された成分を分取するためのサンプルループが形成
された第1六方バルブ101と、分取された成分を濃縮
して、質量分析装置(MS)に送出するための第2六方
バルブ102とを備えている。
六方バルブ101と第2六方バルブ102とにより流路
を切り替えることで、目的成分の分取工程と、濃縮工程
と、溶出工程とが実行される。
示すように、LCからの試料がサンプルループに送出さ
れるように、第1六方バルブ101を切り替える。この
ようにして、目的成分の分取が行われる。
示すように、サンプルループに分取された目的成分を第
2六方バルブ102側に送出するために、第1六方バル
ブ101を切り替えてポンプ103を駆動させる。
(水)によってサンプルループ内の分取された目的成分
を第2六方バルブ102に送り出す。このとき、第2六
方バルブ102は、第1六方バルブ101から送出され
る試料がカラム104を通るように切り替えられる。こ
のようにして、上記カラム104では、第1六方バルブ
101から送出される試料に含まれる目的成分が吸着さ
れる。
に示すように、カラム104に吸着された目的成分を溶
出してMSに送出するために、第2六方バルブ102を
切り替えてポンプ105を駆動させる。
(溶媒)によって、カラム104内に吸着された目的成
分を溶出し、その溶液をカラム106を通してMSに送
出する。ここで、カラム106は、目的成分を更に分離
精製すると共に、濃縮するためのカラムである。
濃縮された目的成分がMSに送出され、該MSにおい
て、目的成分のマススペクトルの測定が行われる。ここ
で、精密質量測定を行う際には、標準物質のマススペク
トルに基づいて目的成分のマススペクトルの質量校正が
行われる。
C−MSシステムでは、目的成分の分取、濃縮、溶出測
定の各工程において、流路の切り替えに、汎用性の高い
六方バルブが用いられている。このため、目的成分の分
取を行うサンプルループに接続されたバルブ(第1六方
バルブ101)と、目的成分の吸着および溶出を行うカ
ラム104に接続されたバルブ(第2六方バルブ10
2)の少なくとも2つのバルブを必要とする。
の数が多くなれば、必然的に、LC−MSシステム内の
流路の複雑化および長大化を招来する。そして、流路が
長くなれば、該流路内で成分の損失が大きくなる。この
影響は、試料中の含有量の少ない成分、特に試料全体の
およそ1%以下の成分、いわゆる微量成分に対しては非
常に大きくなる。
ば、質量分析装置において微量成分のマススペクトルの
測定を行うことができないという問題が生じる。
いた質量分析装置では、精密質量測定を行う際に、目的
成分と標準物質とを同時に該質量分析装置に導入してマ
ススペクトルを測定すると、質量分析装置に導入される
目的成分と標準物質のイオン化効率のコントロールがで
きず、目的成分由来のイオンと標準物質由来のイオンと
が競合するなどの問題が生じやすく、この結果、目的成
分の精密質量測定を適切に行うことができないという問
題が生じる。
になされたもので、その目的は、試料中の微量成分をで
きるだけ損失しないように流路を構成し、さらに、目的
成分由来のイオンと標準物質由来のイオンとが競合しな
いように目的成分および標準物質を導入する手段を設け
ることで、質量分析装置において微量成分の精密質量測
定が行えるような分析システムを提供することにある。
題を解決するために、鋭意検討した結果、分離された試
料中の目的成分を分取するのに必要な流路と、分取した
目的成分を濃縮するのに必要な流路と、濃縮した目的成
分を質量分析するのに必要な流路との切り替えを一つの
切り替えバルブを用いて行うことで、分析システム全体
の流路を短く、且つ簡潔にできることを見出した。
料中の各種成分を分離する第1液体クロマトグラフ装置
と、上記第1液体クロマトグラフ装置にて分離された各
種成分のうち、目的成分を分取するサンプルループと、
上記サンプルループに分取された目的成分を吸着するカ
ラムと、上記カラムに吸着された目的成分を溶出分離す
る第2液体クロマトグラフ装置と、上記第2液体クロマ
トグラフ装置にて上記カラムから溶出分離された目的成
分のマススペクトルを測定する質量分析装置とを備え、
上記第1液体クロマトグラフ装置からサンプルループま
での第1流路と、上記サンプルループから上記カラムま
での第2流路と、上記カラムから上記第2流路の一部を
通り上記質量分析装置までの第3流路との切り替えが一
つの切り替えバルブで行われていることを特徴としてい
る。
により第1流路に切り替えられたとき、第1液体クロマ
トグラフ装置により分離された成分のうちの目的とする
成分がサンプルループ内に分取される(分取工程)。ま
た、上記切り替えバルブにより第2流路に切り替えられ
たとき、サンプルループ内で分取された成分がカラムに
よって吸着される(濃縮工程)。さらに、上記切り替え
バルブにより第3流路に切り替えられたとき、上記第2
液体クロマトグラフ装置によりカラム内の吸着成分が溶
出され、この溶出された成分のマススペクトルが質量分
析装置により測定される(溶出測定工程)。
縮、溶出測定の各工程を実行するための流路(第1〜第
3流路)が一つの切り替えバルブで切り替えられること
で、3つの流路の分岐点が一つで済むようになり、この
結果、分析システム全体の流路、すなわち目的成分を分
離測定するに至る流路(第1液体クロマトグラフ装置か
ら質量分析装置に至る流路)を短くすることができる。
によって分離分取された成分、すなわち目的成分が微量
成分の場合であっても、流路が長いことに起因する損失
を低減することができるので、分析に必要な量の微量成
分を質量分析装置に供給することができ、この結果、微
量成分のマススペクトルの測定を感度よく、且つ精度よ
く行うことができる。
3流路の一部が、サンプルループからカラムまでの第2
流路の一部と共有され、第2流路を使用する濃縮工程で
目的成分が吸着されたカラムに、第3流路を使用する溶
出測定工程においては、第2流路とは逆向きに溶媒が流
れて目的成分が溶出されるようになるので、目的成分を
さらに濃縮することができ、目的成分の測定感度をさら
に向上させることができる。
使用してもよい。
3つの流路を切り替えることができる。つまり、上記八
方バルブは、第1流路と第3流路とが開放状態となると
き、第2流路が閉塞状態となり、また、第2流路が開放
状態となるとき、第1流路と第3流路とが閉塞状態とな
るように、2回の動作切り替えで、それぞれの流路を切
り替えるようにすればよい。
(2n−2)本(nは自然数)以上のバルブであれば、
2回の動作切り替えで、3つの流路を切り替えることが
可能となる。例えば10方バルブ、12方バルブ等を八
方バルブの代替品とすることも可能である。
溶出された目的成分を含む溶液と、質量数既知の標準物
質を含む溶液との送出を切り替えて上記質量分析装置に
送り込むための切替手段を設け、この切替手段が、目的
成分を含む溶液が質量分析装置に送り込まれる直前また
は送り込まれた直後に標準物質を含む溶液が該質量分析
装置に送り込まれるように、それぞれの溶液の送出を切
り替えるようにしてもよい。
溶液と標準物質を含む溶液との送液を切り替えて該質量
分析装置に送り込むようになるので、目的成分と標準物
質の量比のコントロールがしやすくなる。これにより、
質量分析装置内において、目的成分由来のイオンと、標
準物質由来のイオンとが競合しないように、目的成分と
標準物質の量比をコントロールすることができる。
する微量成分由来のイオンから得られるマススペクトル
において、標準物質由来のイオンによる影響を殆ど受け
ないようになるので、質量分析装置において、導入され
る物質のイオン化の容易さ等の影響を受けずに済む。
も、試料を質量分析装置に1回導入するだけで、確実に
質量分析を行うことができるので、試料を何回も導入し
て条件検討する必要がなくなり、分析の手間と分析に要
する試料の量を大幅に削減することができる。
明すれば、以下の通りである。
に示すように、液体クロマトグラフ装置としての第1L
C部1および第2LC部(送液ポンプ2、マイクロカラ
ム5、UV6)と、質量分析装置としてのMS部3とを
備え、試料中から目的成分の分離と質量分析とをオンラ
インで行うようになっている。
を有する切り替えバルブとしての八方バルブ8を備え、
この八方バルブ8を中心に、第1LC部1、第2LC部
の送液ポンプ2、MS部3が接続されるように構成され
ている。
は、第1LC部1が接続され、ポートには、プレカラ
ム4、六方バルブ9を介して第2LC部の送液ポンプ2
が接続され、ポートには、第2LC部のマイクロカラ
ム5、第2LC部のUV6、切替器(切替手段)7を介
してMS部3が接続されている。
うち、ポートおよびは廃液部(waste )に接続さ
れ、ポートとは互いに連結されてサンプルループを
形成している。なお、ポートは盲栓により塞がれた状
態となっている。
液体クロマトグラフ装置、すなわち流量範囲が0.2〜
1ml/min、試料負荷量が1〜1000μg程度の
液体クロマトグラフ装置で構成されており、試料中の各
種成分を分離して、八方バルブ8のポートに送り出す
ようになっている。
り分離された成分のうち、目的とする成分を分取するた
めのものである。
トを介して送られる目的成分を吸着し、濃縮するため
の濃縮用のカラムであり、目的成分の種類に応じて変更
されるものである。
マトグラフ装置、すなわち流量が数μl/min程度の
液体クロマトグラフ装置、または、ナノ液体クロマトグ
ラフ装置、すなわち流量が数百nl/min程度の液体
クロマトグラフ装置で構成されており、プレカラム4に
吸着された目的成分を溶出して、その溶出した溶液を八
方バルブ8を介してマイクロカラム5に送り出すように
なっている。
ら溶出した目的成分を含む溶液から目的成分を更に分離
精製すると共に、濃縮するためのカラムであり、目的成
分の種類に応じて適宜変更されるものである。
ケールの小さい液体クロマトグラフ装置を第2LC部に
用いることにより、より濃縮された目的成分を質量分析
装置に送り出すことができ、例えばエレクトスプレーイ
オン化法を用いた質量分析の感度を高めることができ
る。
たUV6は、目的成分の検出用の紫外吸光光度計からな
る検出器である。このUV6の検出結果により、目的成
分が切替器7に送り込まれるタイミング、すなわちMS
部3に送り込まれるタイミングを検出することができ
る。なお、目的成分の検出器としては、UV6に限定さ
れるものではなく、他の検出器、例えば、赤外吸光光度
計(IR)やけい光光度計(FP)等が使用可能であ
る。
分を含む溶液と、シリンジポンプ11から送り出される
標準物質との送出を切り替えて、MS部3に送り出すた
めの手段である。すなわち、切替器7は、図示しない制
御手段により、目的成分を含む溶液がMS部3に送り込
まれる直前または送り込まれた後、所定時間をおいて標
準物質を含む溶液が該MS部3に送り込まれるように、
それぞれの溶液の送出を切り替えるように制御されてい
る。
されるサンプルループ上には、例えば三方コックによ
り、該サンプルループに分取された目的成分をプレカラ
ム4に送り出すための送液ポンプ10が接続されてい
る。この送液ポンプ10からは、サンプルループ内の目
的成分がプレカラム4に吸着され易いように例えば水が
送られるようになっている。
プレカラム4に吸着された目的成分を溶出できるような
溶媒が送り出される。
レカラム4との間には、流路の切り替えのための六方バ
ルブ9が設けられている。この六方バルブ9は、6個の
ポート〜を有しており、ポートにプレカラム4が
接続され、ポートに第2LC部の送液ポンプ2が接続
され、ポートおよびは、廃液部(waste )に接続さ
れており、プレカラム4が目的成分を吸着している間
は、ポートからポートが接続状態となり、プレカラ
ム4から目的成分が溶出する間は、ポートからポート
が接続状態となる。
析動作について、図1〜図3を参照しながら以下に説明
する。
9とについて説明する。
ように、2回の切替動作により、それぞれのポートが隣
接する一方のポートとオンライン状態となる。すなわ
ち、八方バルブ8は、図4(a)に示す状態、すなわち
ポートと、ポートと、ポートと、ポート
とがオンラインとなる状態と、図4(b)に示す状
態、すなわち、ポートと、ポートと、ポート
と、ポートとがオンラインとなる状態とを切り替
えるようになっている。なお、オンライン状態とは、各
ポート間において溶液が送出可能となる状態を示す。
I(Valco Instruments Co. Inc.)製の『Schematic Fl
ow Diagram-2 Position Sample Injector Switching Va
lve:8 Port External Volume Sample Injector Chemine
st Models C2』を使用している。この製品は、日本では
ジーエルサイエンス株式会社が取り扱っている。なお、
八方バルブ8としては、上記のものに限定されるもので
はない。
に示すように、2回の切替動作により、それぞれのポー
トが隣接する一方のポートとオンライン状態となる。す
なわち、六方バルブ9は、図5(a)に示す状態、すな
わち、ポートと、ポートと、ポートとがオ
ンラインとなる状態と、図5(b)に示す状態、すなわ
ちポートと、ポートと、ポートとがオンラ
インとなる状態とを切り替えるようになっている。
ごく一般に用いられるバルブが使用される。
作について説明する。この分析システムにおける分析動
作は、大きく分けて、目的成分を分取する分取工程と、
目的成分を濃縮する濃縮工程と、目的成分の溶出してマ
ススペクトルの測定を行う溶出測定工程との3つの工程
からなっている。
(a)に示す状態になり、ポート、ポート、ポート
、ポートがオンライン状態となり、目的成分を分取
するための第1流路を形成する。これにより、図1に示
すように、第1LC部1にて分離された目的の成分が上
記第1流路(図中の太線で示した流路)を流れて該第1
流路上のサンプルループ内に取り込まれる。このとき、
サンプルループ内に分取される目的成分を希釈するため
に、送液ポンプ10から水が0.5〜5ml/minで
該サンプルループ内に常に送出されている。なお、水の
送出量(水量)は、サンプルループ内の目的成分の希釈
率に依存する。
的成分の分取量は、1〜2ml程度とするが、これに限
定されるものではなく、目的成分の種類や分析システム
の規模等に応じて該サンプルループの容量を変更すれば
よい。
該八方バルブ8が図4(b)に示す状態、すなわち第1
LC部1からの成分がポートから入って、ポートか
ら排出される状態において、目的とする成分が第1LC
部1によって分離されるタイミングで行われる。
目的成分が分取された後、八方バルブ8を図4(b)に
示す状態に切り替える。これにより、図2に示すよう
に、ポートとポート、ポートとポートがオンラ
イン状態となる。このとき、サンプルループ上に接続さ
れた送液ポンプ10から例えば水が該サンプルループに
送出される。このとき、100kg/cm2 の圧力で送
液ポンプ10から水がサンプルループに送出されてい
る。なお、この水圧については、目的成分の種類、プレ
カラム4の種類、分析システムの規模等により適宜設定
されるものである。
目的成分は、送液ポンプ10から送出される水により希
釈されながらポート、ポートを経てプレカラム4に
送り出される。つまり、八方バルブ8が図4(b)に示
す状態に切り替えられることで、図2に示すように、サ
ンプルループからポート、を経てプレカラム4に至
る第2流路(図中の太線で示す流路)を形成する。
れた六方バルブ9は、図5(a)に示すように、ポート
とポートがオンライン状態となり、プレカラム4で
目的成分が吸着された後の溶媒がポートから排出され
る。
して、プレカラム4に目的成分が完全に吸着されれば、
再び、八方バルブ8を図4(a)に示す状態に切り替え
ると共に、六方バルブ9を図5(b)に示す状態に切り
替える。これにより、図3に示すように、六方バルブ9
のポートとポートとがオンライン状態となる一方、
八方バルブ8のポートとポートとがオンライン状態
となり、第2LC部の送液ポンプ2からMS部3に至る
第3流路(図中の太線で示した流路)を形成する。
LC部の送液ポンプ2から送出された溶媒が六方バルブ
9のポートからポートを経てプレカラム4に送り出
される。
成分が、送り込まれた溶媒により溶出され、この溶出し
た目的成分を含む溶液が八方バルブ8のポートからポ
ートを経てマイクロカラム5に送り出される。
が更に分離精製されると共に、濃縮され、目的成分を含
む溶液は、次段のUV6に送り出される。
的成分を検出する。また、精密質量測定を行う場合は、
この検出結果を図示しない制御手段に送るようになって
いる。そして、この制御手段は、UV6から送り出され
る目的成分を含む溶液をMS部3に送り出す直前または
送り出した後に、所定時間をおいて、シリンジポンプ1
1から送りだされる標準物質を含む溶液をMS部3に送
り出すように送出路を切り替えるように切替器7を制御
する。
内部の環境が変化することを考慮すれば、目的成分を含
む溶液と標準物質を含む溶液とを、1〜2分間程度の間
隔で送り出すのが好ましい。なお、このMS部3への目
的成分を含む溶液と標準物質を含む溶液との切り替え制
御についての詳細は後述する。
は、目的成分の分取工程、すなわち図1に示す第1流路
を使用する分取工程、目的成分の濃縮工程、すなわち図
2に示す第2流路を使用する濃縮工程、目的成分の溶出
測定工程、すなわち図3に示す第3流路を使用する溶出
測定工程が八方バルブ8および六方バルブ9を切り替え
るだけで簡単に行うことができる。
流路、第3流路を切り替えるようになっているので、従
来のように、複数の六方バルブを使用して上記の第1流
路、第2流路、第3流路を切り替える分析システムに比
べて、流路を簡単にすることができる共に、流路の長さ
を短くすることができる。
取された成分、すなわち目的成分が微量成分であって
も、流路が長いことに起因する損失を低減することがで
きるので、分析に必要な量の成分をMS部3に供給する
ことができ、この結果、微量成分のマススペクトル測定
を感度よく、且つ精度よく行うことができる。
第3流路の一部が、サンプルループからプレカラム4ま
での第2流路の一部と共有され、第2流路を使用する濃
縮工程で目的成分が吸着されたカラムに、第3流路を使
用する溶出測定工程においては、第2流路とは逆向きに
溶媒が流れて目的成分が溶出されるようになるので、目
的成分をさらに濃縮することができ、目的成分の測定感
度をさらに向上させることができる。
状態切り替えで3つの流路を切り替えることができる。
つまり、第1流路と第3流路とがそれぞれ開放状態とな
るとき、第2流路が閉塞状態となり、また、第2流路が
開放状態となるとき、第1流路と第3流路とが閉塞状態
となるように、2回の動作切り替えで、それぞれの流路
を切り替えることができる。ここで、流路の開放状態と
は、流路内を溶液が送出できる状態を示し、流路の閉塞
状態とは、流路内を溶液が送出できない状態を示す。
に、バルブ数が8+(2n−2)本(nは自然数)以上
のバルブであれば、2回の動作切り替えで、3つの流路
を切り替えることが可能となる。具体的は、10方バル
ブ、12方バルブ等が考えられる。
標準物質を含む溶液との切り替え制御について以下に説
明する。
を含む溶液が送り込まれ、それと相前後して標準物質を
含む溶液が送り込まれる。このときの、各溶液における
マスクロマトグラムは、図6に示すようになる。この図
において、試料(実線)は、目的成分を含む溶液のマス
クロマトグラムを示し、標準品(破線)は、標準物質を
含む溶液のマスクロマトグラムを示している。
試料のマスクロマトグラムのピークから標準品のマスク
ロマトグラムのピークの間で行われる。
至る第3流路上に設けられた、上記プレカラム4から溶
出された目的成分を含む溶液と、質量数既知の標準物質
を含む溶液とを切り替えて上記MS部3に送り込むため
の切替器7が、目的成分を含む溶液がMS部3に送り込
まれる直前または送り込まれた直後に標準物質を含む溶
液が該MS部3に送り込まれるように、それぞれの溶液
の送出を切り替えるようにすれば、目的成分と標準物質
の量比のコントロールがしやすくなる。
来のイオンと、標準物質由来のイオンとが競合しないよ
うに、目的成分と標準物質の量比をコントロールするこ
とができる。
する微量成分由来のイオンから得られるマススペクトル
において、標準物質由来のイオンによる影響を殆ど受け
ないようになるので、MS部3において、導入される物
質のイオン化の容易さ等の影響を受けずに済む。
も、試料をMS部3に1回導入するだけで、確実に質量
分析を行うことができるので、試料を何回も導入して条
件検討する必要がなくなり、分析の手間と分析に要する
試料の量を大幅に削減することができる。
析システムを用いて、微量成分を分離測定する場合につ
いて説明する。
(a)の状態とし、試料として、Warfarin (C19H16O4、
分子量308)の10nmol/ μl 溶液5μl (Warfarin 50
nmol)を第1LC部1(コンベンショナルLC)に供し
た。サンプルループとしては内径800 μm、長さ2m
(容量1ml)のステンレス製ループを用いた。
) (住化分析センター製) カラム温度:室温(25℃) 移動相 :A液 蒸留水にTFAを0.1 %となるよう
添加した溶液 B液 アセトニトリルにTFAを0.08%となるよう添加
した溶液ク゛ラシ゛エント :A液が40%、B液が60%の割合で混合さ
れてなる移動相で溶出を開始し、20分間かけてB液の割
合を60%から90%にまで上げながらA液とB液との混合
液を流し、さらにA液が10%、B液が90%の割合で混合
されてなる移動相を5 分間流した。 流速 :1ml/min 検出波長 :254nm 上記測定条件によって第1LC部1で得られた液体クロ
マトグラムを図7に示す。
た時に、八方バルブ8を図4(b)の状態に切り替え、
目的成分をサンプルループ内に取り込んだ。
し、送液ポンプ10を用いて上記A液をサンプルループ
に送液して(150kg/cm3 にて約100μl/m
in)サンプルループ内の液をプレカラム4に送り出し
た。
ml(サンプルループ容量相当)の廃液が排出された時
点で、六方バルブ9を図5(b)の状態に、また、八方
バルブ8を図4(a)の状態にそれぞれ切り替え、第2
LC部の送液ポンプ2から送液して、プレカラム4に吸
着された成分を溶出し、マイクロカラム5へと送り出し
た。
0(20μm、0.3mm X 35mm)を使用した。
(野村化学製) カラム温度 :室温(25℃) 移動相 :A液 蒸留水にTFAを0.1 %とな
るよう添加した溶液 B液 アセトニトリルにTFAを0.08%となるよう添加
した溶液ク゛ラシ゛エント :A液が90%、B液が10%の割合で
混合されてなる移動相で溶出を開始し5 分間同じ割合の
移動相を流し、次いで、5 分間かけてB液の割合を10
%から90%にまで上げながらA液とB液との混合液を流
し、さらにA液が10%、B液が90%の割合で混合されて
なる移動相を10分間流した。 流速 :6μl/min(送液ポンプ流速0.
4ml/min をスプリット) UV6波長 :254nm マイクロカラム5からの目的成分の溶出がUV6で検出
された後、直ちに切替器7を切り替えることにより、目
的成分(Warfarin)をMS部3に送り込んだ直後に標準
物質をMS部3に送り込んだ。標準物質(Calibrant )
としては、Sanol LS-770(三共株式会社商品名、1 価イ
オンのm/z=481 、2 価イオンのm/z=241)の約2pmol/
μl 溶液を用い、シリンジポンプ11(流速10μl/min
)で送出した。
のマスクロマトグラムを図8(a)に示し、Calibrant
のマスクロマトグラムを図8(b)に示す。目的成分
(Warfarin)とCalibrant とのマスクロマトグラムにお
けるピーク時間のずれは、上記の切替器7による送液切
り替えによる。
的成分(Warfarin)の1 価イオンピークはm/z=309.1 に
出現した。また、Calibrant の1 価イオンピークはm/z=
481.4 に、2 価イオンピークはm/z=241.2 に出現した。
価イオンのm/z の理論値481.4005、および2価イオンの
m/z の理論値241.2042に基づいて上記m/z の測定値を校
正し、目的成分(Warfarin)の1 価イオンのm/z を精密
に求めた。求められたm/z は309.11315 となり、理論値
との差は1.5ppmであった。このm/z から試料の組成式は
C19H16O4と導かれた。
として、Propranolol(C16H21NO2 、分子量259)とChlorp
heniramine Maleate(C16H19N2O、分子量279)との混合溶
液(それぞれ10pmol/ μl )10μl を第1LC部1
(コンベンショナルLC)に供した。
) カラム温度:室温(25)℃ 移動相 :A液 蒸留水にTFAを0.1 %となるよう
添加した溶液 B液 アセトニトリルにTFAを0.08%となるよう添加
した溶液ク゛ラシ゛エント :A液が85%、B液が15%の割合で混合さ
れてなる移動相で溶出を開始し、16分間かけてB液の割
合を15%から60%にまで上げながらA液とB液との混合
液を流した後、さらにA液が10%、B液が90%の割合で
混合されてなる移動相を4 分間流した。 流速 :1ml/min 検出波長 :254nm 上記測定条件によって第1LC部1で得られた液体クロ
マトグラムを図10に示す。
rpheniramine Maleateを含む画分をサンプルループ内に
取り込んだ後、プレカラム4に送り出した。さらに、プ
レカラム4に吸着された成分を溶出し、マイクロカラム
5を経てMS部3に送り込んだ。
件はそれぞれ実施例1と同じ条件を用いた。
タル酸(バックグランドピークのm/z=149 )と以下の式
(I)で示される化合物(1価イオンのm/z=397 、2価
イオンのm/z=199 )との混合溶液(それぞれ約2pmol/
μl )を用い、シリンジポンプ11(流速10μl/min )
で送出した。
を図11(a)に示す。また、MS部3で得られたCali
brant のマスクロマトグラムを図12(a)に示し、目
的成分(Chlorpheniramine Maleate)のマスクロマトグ
ラムを図12(b)に示す。目的成分(Chlorphenirami
ne Maleate)とCalibrant とのマスクロマトグラムにお
けるピーク時間のずれは、切替器7による送液切り替え
による。
目的成分(Chlorpheniramine Maleate)の1価イオンピ
ークはm/z=275.1 に出現した。また、Calibrant (テレ
フタル酸)のバックグランドピークはm/z=149.0 に出現
し、Calibrant (式(I )で示される化合物)の1価イ
オンピークはm/z=397.3 に出現した。
ックグランドピークのm/z の理論値149.0239、およびCa
librant (式(I)で示される化合物)の1価イオンの
m/zの理論値397.3066に基づいて上記m/z の測定値を校
正し、目的成分(Chlorpheniramine Maleate)の1価イ
オンのm/z を精密に求めた。求められたm/z は275.1314
5 となり、理論値との差は-0.2ppm であった。このm/z
から試料の組成式はC1 6H19N2O と導かれた。
らの溶出液から、Propranolol を含む画分をサンプルル
ープ内に取り込んだ後、プレカラム4に送り出した。さ
らに、プレカラム4に吸着された成分を溶出し、マイク
ロカラム5を経てMS部3に送り込んだ。
件はそれぞれ実施例1と同じ条件を用いた。
同様に、テレフタル酸(バックグランドピークのm/z=14
9 )と上記の式(I)で示される化合物(1価イオンの
m/z=397 、2 価イオンのm/z=199 )との混合溶液(それ
ぞれ約2pmol/ μl )を用いた。
を図11(b)に示す。また、MS部3で得られた目的
成分(Propranolol )のマスクロマトグラムを図13
(a)に示し、Calibrant のマスクロマトグラムを図1
3(b)に示す。目的成分(Propranolol )とCalibran
t とのマスクロマトグラムにおけるピーク時間のずれ
は、切替器7による送液切り替えによる。
目的成分(Propranolol )の1 価イオンピークはm/z=26
0.2 に出現した。また、Calibrant (テレフタル酸)の
バックグランドピークはm/z=149.0 に出現し、Calibran
t (式(I)で示される化合物)の1価イオンピークは
m/z=397.3 に出現した。
ックグランドピークのm/z の理論値149.0239、およびCa
librant (式(I)で示される化合物)の1価イオンの
m/zの理論値397.3066に基づいて上記m/z の測定値を校
正し、目的成分(Propranolol )の1価イオンのm/z を
精密に求めた。求められたm/z は260.16597 となり、理
論値との差は3.5ppmであった。このm/z から試料の組成
式はC16H21NO2 と導かれた。
れば、最終的な目的成分のマススペクトルの測定におい
て得られた値と理論値との誤差は、10ppm以内であ
り、精度よく成分の測定が行われていることが分かっ
た。
に、試料中の各種成分を分離する第1液体クロマトグラ
フ装置と、上記第1液体クロマトグラフ装置にて分離さ
れた各種成分のうち、目的成分を分取するサンプルルー
プと、上記サンプルループに分取された目的成分を吸着
するカラムと、上記カラムに吸着された目的成分を溶出
分離する第2液体クロマトグラフ装置と、上記第2液体
クロマトグラフ装置にて上記カラムから溶出分離された
目的成分のマススペクトルを測定する質量分析装置とを
備え、上記第1液体クロマトグラフ装置からサンプルル
ープまでの第1流路と、上記サンプルループから上記カ
ラムまでの第2流路と、上記カラムから上記第2流路の
一部を通り上記質量分析装置までの第3流路との切り替
えが一つの切り替えバルブで行われている構成である。
縮、溶出測定の各工程を実行するための流路(第1〜第
3流路)が一つの切り替えバルブで切り替えられること
で、3つの流路の分岐点が一つで済むようになり、この
結果、分析システム全体の流路、すなわち目的成分を分
離測定するに至る流路(第1液体クロマトグラフ装置か
ら質量分析装置に至る流路)を短くすることができる。
によって分離分取された成分、すなわち目的成分が微量
成分の場合であっても、流路が長いことに起因する損失
を低減することができるので、分析に必要な量の微量成
分を質量分析装置に供給することができ、この結果、微
量成分のマススペクトル測定を感度よく、且つ精度よく
行うことができる。
3流路の一部が、サンプルループからカラムまでの第2
流路の一部と共有され、第2流路を使用する濃縮工程で
目的成分が吸着されたカラムに、第3流路を使用する溶
出測定工程においては、第2流路とは逆向きに溶媒が流
れて目的成分が溶出されるようになるので、目的成分を
さらに濃縮することができ、目的成分の測定感度をさら
に向上させることができるという効果を奏する。
使用してもよい。
3つの流路を切り替えることができる。つまり、上記八
方バルブは、第1流路と第3流路とが開放状態となると
き、第2流路が閉塞状態となり、また、第2流路が開放
状態となるとき、第1流路と第3流路とが閉塞状態とな
るように、2回の動作切り替えで、それぞれの流路を切
り替えるようにすればよい。
溶出された目的成分を含む溶液と、質量数既知の標準物
質を含む溶液との送出を切り替えて上記質量分析装置に
送り込むための切替手段を設け、この切替手段が、目的
成分を含む溶液が質量分析装置に送り込まれる直前また
は送り込まれた直後に標準物質を含む溶液が該質量分析
装置に送り込まれるように、それぞれの溶液の送出を切
り替えるようにしてもよい。
溶液と標準物質を含む溶液との送液を切り替えて該質量
分析装置に送り込むようになるので、目的成分と標準物
質の量比のコントロールがしやすくなる。これにより、
質量分析装置内において、目的成分由来のイオンと、標
準物質由来のイオンとが競合しないように、目的成分と
標準物質の量比をコントロールすることができる。
する微量成分由来のイオンから得られるマススペクトル
において、標準物質由来のイオンによる影響を殆ど受け
ないようになるので、質量分析装置において、導入され
る物質のイオン化の容易さ等の影響を受けずに済む。
も、試料を質量分析装置に1回導入するだけで、確実に
質量分析を行うことができるので、試料を何回も導入し
て条件検討する必要がなくなり、分析の手間と分析に要
する試料の量を大幅に削減することができるという効果
を奏する。
概略構成図である。
概略構成図である。
概略構成図である。
システムに備えられた八方バルブの動作を示す説明図で
ある。
システムに備えられた六方バルブの動作を示す説明図で
ある。
析装置(MS部)におけるマスクロマトグラムの一例を
示す説明図である。
図である。
ムの一例を示す説明図である。
から得られたESI−MSスペクトルを示すグラフであ
る。
明図である。
トグラムを示す説明図である。
ラムの一例を示す説明図である。
ラムの一例を示す説明図である。
ラムから得られたESI−MSスペクトルを示すグラフ
である。
ラムから得られたESI−MSスペクトルを示すグラフ
である。
る。
る。
る。
液ポンプ 3 MS部(質量分析装置) 4 プレカラム(カラム) 5 マイクロカラム 6 UV 7 切替器(切替手段) 8 八方バルブ(切り替えバルブ) 9 六方バルブ 10 送液ポンプ 11 シリンジポンプ
Claims (3)
- 【請求項1】試料中の各種成分を分離する第1液体クロ
マトグラフ装置と、 上記第1液体クロマトグラフ装置にて分離された各種成
分のうち、目的成分を分取するサンプルループと、 上記サンプルループに分取された目的成分を吸着する成
分濃縮用のカラムと、 上記カラムに吸着された目的成分を溶出分離する第2液
体クロマトグラフ装置と、 上記第2液体クロマトグラフ装置にて上記カラムから溶
出分離された目的成分のマススペクトルを測定する質量
分析装置とを備え、 上記第1液体クロマトグラフ装置からサンプルループま
での第1流路と、 上記サンプルループから上記カラムまでの第2流路と、 上記カラムから上記第2流路の一部を通り上記質量分析
装置までの第3流路との切り替えが一つの切り替えバル
ブで行われていることを特徴とする分析システム。 - 【請求項2】上記切り替えバルブは、八方バルブである
ことを特徴とする請求項1記載の分析システム。 - 【請求項3】上記第3流路上に、上記カラムから溶出さ
れた目的成分を含む溶液と、質量数既知の標準物質を含
む溶液との送出を切り替えて上記質量分析装置に送り込
むための切替手段が設けられ、 上記切替手段は、目的成分を含む溶液が質量分析装置に
送り込まれる直前または送り込まれた後、所定時間をお
いて、標準物質を含む溶液が該質量分析装置に送り込ま
れるように、それぞれの溶液の送出を切り替えることを
特徴とする請求項1または2記載の分析システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252104A JP2003066020A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 分析システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001252104A JP2003066020A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 分析システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003066020A true JP2003066020A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19080637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001252104A Pending JP2003066020A (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 分析システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003066020A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2267194A2 (en) | 2003-02-24 | 2010-12-29 | Waseda University | Thin-film single crystal growing method |
JP2018534554A (ja) * | 2015-09-21 | 2018-11-22 | グァンドン リアンジエ バイオテクノロジー カンパニー リミテッド | 質量分光定量分析のための疑似内部標準方法、デバイス、及び用途 |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001252104A patent/JP2003066020A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2267194A2 (en) | 2003-02-24 | 2010-12-29 | Waseda University | Thin-film single crystal growing method |
EP2273569A2 (en) | 2003-02-24 | 2011-01-12 | Waseda University | Beta-Ga203 light-emitting device and its manufacturing method |
JP2018534554A (ja) * | 2015-09-21 | 2018-11-22 | グァンドン リアンジエ バイオテクノロジー カンパニー リミテッド | 質量分光定量分析のための疑似内部標準方法、デバイス、及び用途 |
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