JP2006274017A - ペン芯式筆記具用インキ組成物及びそれを収容したペン芯式筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 筆記時にかすれや濃淡差のない良好な筆跡を形成できるペン芯式筆記具用インキ組成物と、それを収容した筆記性能に優れたペン芯式筆記具を提供する。
【解決手段】 軸筒内に、内外圧の変化に応じてインキ貯蔵部に直接収容したインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、且つ、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具に収容されるインキ組成物であって、前記インキ中に酸素吸収能を有する化合物を添加してなるペン芯式筆記具用インキ組成物、及び、それを用いたペン芯式筆記具。
【選択図】 なし
【解決手段】 軸筒内に、内外圧の変化に応じてインキ貯蔵部に直接収容したインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、且つ、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具に収容されるインキ組成物であって、前記インキ中に酸素吸収能を有する化合物を添加してなるペン芯式筆記具用インキ組成物、及び、それを用いたペン芯式筆記具。
【選択図】 なし
Description
本発明はペン芯式筆記具用インキ組成物及びそれを収容したペン芯式筆記具に関する。更に詳細には、インキを直接収容したインキ貯蔵部からペン芯を介してペン先へインキが誘導されるタイプの筆記具に適用されるペン芯式筆記具用インキ組成物及びそれを収容したペン芯式筆記具に関する。
従来より、軸筒内に、内外圧の変化に応じてインキ貯蔵部のインキを一時的に溜めるペン芯を備えた筆記具として、多数の薄い円盤体が互いに僅かな間隙(櫛溝状間隔)を開けて並列配置され、前記円盤体を軸方向に縦貫するスリット状のインキ誘導溝及び該溝より太幅の通気溝が設けられ、軸心にインキ貯蔵部からペン先へインキを誘導するためのインキ誘導芯が配置されたペン芯を軸筒内に収容し、インキ貯蔵部からペン先へインキを誘導するタイプのペン芯式筆記具が汎用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
前記した従来の筆記具は、インキ貯蔵部に直接インキを収容可能なため、インキ残量を確認できると共に、インキの使い切りを視認できる利便性に優れた筆記具である。
しかしながら、ペン芯はインキ吐出時にインキ誘導芯を通してインキがペン先へ誘導されると共に、インキ吐出にかわってインキ貯蔵部へ空気交替する機構であり、該空気交替はペン芯の空気交替孔を通して行われる。
従って、インキ吐出の安定には空気交替が十分に行なわれる必要があるが、それと共にインキ誘導芯を通してインキがペン先へ安定して誘導されなければならない。しかし、何らかの理由でインキの誘導が阻害されるとスムーズな筆記ができなくなり、筆跡にかすれや濃淡差が生じてしまう。
前述したインキ誘導芯を通してインキがペン先へ安定して誘導されない原因には、インキがインキ流通路、即ち、インキ貯蔵部からペン芯のインキ誘導芯を介してペン先までインキが流通する区間で不連続な状態、即ち、空気が存在していることが要因として考えられる。
特開平3−79682号公報
特開平5−140498号公報
前記した従来の筆記具は、インキ貯蔵部に直接インキを収容可能なため、インキ残量を確認できると共に、インキの使い切りを視認できる利便性に優れた筆記具である。
しかしながら、ペン芯はインキ吐出時にインキ誘導芯を通してインキがペン先へ誘導されると共に、インキ吐出にかわってインキ貯蔵部へ空気交替する機構であり、該空気交替はペン芯の空気交替孔を通して行われる。
従って、インキ吐出の安定には空気交替が十分に行なわれる必要があるが、それと共にインキ誘導芯を通してインキがペン先へ安定して誘導されなければならない。しかし、何らかの理由でインキの誘導が阻害されるとスムーズな筆記ができなくなり、筆跡にかすれや濃淡差が生じてしまう。
前述したインキ誘導芯を通してインキがペン先へ安定して誘導されない原因には、インキがインキ流通路、即ち、インキ貯蔵部からペン芯のインキ誘導芯を介してペン先までインキが流通する区間で不連続な状態、即ち、空気が存在していることが要因として考えられる。
本発明は前記した従来のペン芯式筆記具の問題を解消しようとするものであって、インキがインキ流通路で不連続な状態、即ち、空気が存在しても、筆記時にはかすれや濃淡差を生じることのないペン芯式筆記具用インキ組成物及びそれを収容したペン芯式筆記具を提供しようとするものである。
本発明は、軸筒内に、内外圧の変化に応じてインキ貯蔵部に直接収容したインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、且つ、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具に収容されるインキ組成物であって、前記インキ組成物中に酸素吸収能を有する化合物を添加してなるペン芯式筆記具用インキ組成物を要件とする。
更には、前記酸素吸収能を有する化合物がポリフェノール類、ヒドロキシルアミン類から選ばれる化合物であることを要件とする。
更には、軸筒内のインキ貯留部に前記ペン芯式筆記具用インキ組成物を収容し、且つ、内外圧の変化に応じてインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具を要件とする。
更には、前記酸素吸収能を有する化合物がポリフェノール類、ヒドロキシルアミン類から選ばれる化合物であることを要件とする。
更には、軸筒内のインキ貯留部に前記ペン芯式筆記具用インキ組成物を収容し、且つ、内外圧の変化に応じてインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具を要件とする。
本発明は、筆記時にかすれや濃淡差のない良好な筆跡を形成できるペン芯式筆記具用インキ組成物と、それを収容した筆記性能に優れたペン芯式筆記具を提供できる。
本発明は、ペン芯を備えた筆記具に適用されるインキ組成物中に、酸素吸収能を有する化合物を添加することにより、インキ流通路に存在する空気を減少、消滅させ、筆記時にかすれや濃淡差のない良好な筆跡を形成する。そのため、インキ組成物中に前記化合物を添加し、インキ流通路に存在する空気を減少、消滅させ、筆記時の不具合を解消する。
酸素吸収能を有する化合物としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、天然又は合成ポリフェノール類、コウジ酸、ヒドロキシルアミン類、オキシム誘導体、α−グルコシルルチン、ホスホン酸塩、ホスフィン酸塩、亜硫酸塩、スルホキシル酸塩、亜ジチオン酸塩、チオ硫酸塩、二酸化チオ尿素、ホルムアミジンスルフィン酸、グルタチオン、n−ブチルアルデヒドとアニリンの反応物等を例示できる。
前記した酸素吸収能を有する化合物のうち、ヒドロキシルアミン類又はポリフェノール類が好適に用いられる。
前記ヒドロキシルアミン類として具体的には、ヒドロキシルアミン、N−メチルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N−(tert−ブチル)ヒドロキシルアミン、N−カルボベンゾキシルヒドロキシルアミン、N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N−ベンゾイル−N−フェニルヒドロキシルアミン、N−(ベンジルオキシ)カルバミン酸t−ブチルエステル、O−メチルヒドロキシルアミン、O−イソブチルヒドロキシルアミン、O−アリールヒドロキシルアミン、O−ベンジルヒドロキシルアミン、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン、N,N,O−トリアセチルヒドロキシルアミン、N−メトキシ−N−メチルアセトアミドを例示できる。
前記ポリフェノール類として具体的には、ハイドロキノン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、レゾルシン、2,3,4−ヒドロキシベンゾフェノン、α−トコフェロール、カテキン、カテキン誘導体、2,3,5−トリメチルハイドロキノン或いはそれらの誘導体を例示できる。
酸素吸収能を有する化合物としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸誘導体、天然又は合成ポリフェノール類、コウジ酸、ヒドロキシルアミン類、オキシム誘導体、α−グルコシルルチン、ホスホン酸塩、ホスフィン酸塩、亜硫酸塩、スルホキシル酸塩、亜ジチオン酸塩、チオ硫酸塩、二酸化チオ尿素、ホルムアミジンスルフィン酸、グルタチオン、n−ブチルアルデヒドとアニリンの反応物等を例示できる。
前記した酸素吸収能を有する化合物のうち、ヒドロキシルアミン類又はポリフェノール類が好適に用いられる。
前記ヒドロキシルアミン類として具体的には、ヒドロキシルアミン、N−メチルヒドロキシルアミン、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N−(tert−ブチル)ヒドロキシルアミン、N−カルボベンゾキシルヒドロキシルアミン、N,N−ジベンジルヒドロキシルアミン、N−ベンゾイル−N−フェニルヒドロキシルアミン、N−(ベンジルオキシ)カルバミン酸t−ブチルエステル、O−メチルヒドロキシルアミン、O−イソブチルヒドロキシルアミン、O−アリールヒドロキシルアミン、O−ベンジルヒドロキシルアミン、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン、N,N,O−トリアセチルヒドロキシルアミン、N−メトキシ−N−メチルアセトアミドを例示できる。
前記ポリフェノール類として具体的には、ハイドロキノン、カテコール、ピロガロール、フロログルシン、レゾルシン、2,3,4−ヒドロキシベンゾフェノン、α−トコフェロール、カテキン、カテキン誘導体、2,3,5−トリメチルハイドロキノン或いはそれらの誘導体を例示できる。
前記酸素吸収能を有する化合物は、インキ組成物全量中0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%、より好ましくは0.1〜2重量%添加することができる。
0.01重量%以下では所期の気泡発生抑止効果を得ることは困難であり、又、1重量%以下であれば所期の効果が十分に得られるので、これ以上の添加を要しない。
0.01重量%以下では所期の気泡発生抑止効果を得ることは困難であり、又、1重量%以下であれば所期の効果が十分に得られるので、これ以上の添加を要しない。
インキ組成物中に含まれる着色剤は、染料及び顔料が全て使用可能であり、その具体例を以下に例示する。
前記酸性染料としては、ニューコクシン(C.I.16255)、タートラジン(C.I.19140)、アシッドブルーブラック10B(C.I.20470)、ギニアグリーン(C.I.42085)、ブリリアントブルーFCF(C.I.42090)、アシッドバイオレット6BN(C.I.43525)、ソルブルブルー(C.I.42755)、ナフタレングリーン(C.I.44025)、エオシン(C.I.45380)、フロキシン(C.I.45410)、エリスロシン(C.I.45430)、ニグロシン(C.I.50420)、アシッドフラビン(C.I.56205)等を例示できる。
塩基性染料としては、クリソイジン(C.I.11270)、メチルバイオレットFN(C.I.42535)、クリスタルバイオレット(C.I.42555)、マラカイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリアブルーFB(C.I.44045)、ローダミンB(C.I.45170)、アクリジンオレンジNS(C.I.46005)、メチレンブルーB(C.I.52015)等を例示できる。
また、蛍光性塩基染料としては、C.I.ベーシックイエロー1、C.I.ベーシックイエロー9、C.I.ベーシックイエロー35、C.I.ベーシックイエロー40、C.I.ベーシックレッド1、C.I.ベーシックレッド11、C.I.ベーシックレッド2、C.I.ベーシックレッド12、C.I.ベーシックレッド13、C.I.ベーシックレッド14、C.I.ベーシックレッド15、C.I.ベーシックレッド36、C.I.ベーシックバイオレット7、C.I.ベーシックバイオレット10、C.I.ベーシックバイオレット11、C.I.ベーシックバイオレット15、C.I.ベーシックバイオレット16、C.I.ベーシックバイオレット27、C.I.ベーシックオレンジ15、C.I.ベーシックオレンジ22、C.I.ベーシックブルー1、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブルー7、C.I.ベーシックブルー9、C.I.ベーシックグリーン1等を例示できる。
前記直接染料としては、コンゴーレッド(C.I.22120)、ダイレクトスカイブルー5B(C.I.24400)、バイオレットBB(C.I.27905)、ダイレクトディープブラックEX(C.I.30235)、カヤラスブラックGコンク(C.I.35225)、ダイレクトファストブラックG(C.I.35255)、フタロシアニンブルー(C.I.74180)等を例示できる。
前記油溶性染料としては、C.I.ソルベントブラック7、C.I.ソルベントブラック123、C.I.ソルベントブルー2、C.I.ソルベントブルー25、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ソルベントレッド8、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド100、C.I.ソルベントバイオレット8、C.I.ソルベントバイオレット21、C.I.ソルベントグリーン3、C.I.ソルベントグリーン3、C.I.ソルベントイエロー21、C.I.ソルベントイエロー44、C.I.ソルベントイエロー61、C.I.ソルベントオレンジ37等を例示できる。
前記酸性染料としては、ニューコクシン(C.I.16255)、タートラジン(C.I.19140)、アシッドブルーブラック10B(C.I.20470)、ギニアグリーン(C.I.42085)、ブリリアントブルーFCF(C.I.42090)、アシッドバイオレット6BN(C.I.43525)、ソルブルブルー(C.I.42755)、ナフタレングリーン(C.I.44025)、エオシン(C.I.45380)、フロキシン(C.I.45410)、エリスロシン(C.I.45430)、ニグロシン(C.I.50420)、アシッドフラビン(C.I.56205)等を例示できる。
塩基性染料としては、クリソイジン(C.I.11270)、メチルバイオレットFN(C.I.42535)、クリスタルバイオレット(C.I.42555)、マラカイトグリーン(C.I.42000)、ビクトリアブルーFB(C.I.44045)、ローダミンB(C.I.45170)、アクリジンオレンジNS(C.I.46005)、メチレンブルーB(C.I.52015)等を例示できる。
また、蛍光性塩基染料としては、C.I.ベーシックイエロー1、C.I.ベーシックイエロー9、C.I.ベーシックイエロー35、C.I.ベーシックイエロー40、C.I.ベーシックレッド1、C.I.ベーシックレッド11、C.I.ベーシックレッド2、C.I.ベーシックレッド12、C.I.ベーシックレッド13、C.I.ベーシックレッド14、C.I.ベーシックレッド15、C.I.ベーシックレッド36、C.I.ベーシックバイオレット7、C.I.ベーシックバイオレット10、C.I.ベーシックバイオレット11、C.I.ベーシックバイオレット15、C.I.ベーシックバイオレット16、C.I.ベーシックバイオレット27、C.I.ベーシックオレンジ15、C.I.ベーシックオレンジ22、C.I.ベーシックブルー1、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブルー7、C.I.ベーシックブルー9、C.I.ベーシックグリーン1等を例示できる。
前記直接染料としては、コンゴーレッド(C.I.22120)、ダイレクトスカイブルー5B(C.I.24400)、バイオレットBB(C.I.27905)、ダイレクトディープブラックEX(C.I.30235)、カヤラスブラックGコンク(C.I.35225)、ダイレクトファストブラックG(C.I.35255)、フタロシアニンブルー(C.I.74180)等を例示できる。
前記油溶性染料としては、C.I.ソルベントブラック7、C.I.ソルベントブラック123、C.I.ソルベントブルー2、C.I.ソルベントブルー25、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ソルベントレッド8、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド100、C.I.ソルベントバイオレット8、C.I.ソルベントバイオレット21、C.I.ソルベントグリーン3、C.I.ソルベントグリーン3、C.I.ソルベントイエロー21、C.I.ソルベントイエロー44、C.I.ソルベントイエロー61、C.I.ソルベントオレンジ37等を例示できる。
前記顔料としては、カーボンブラック、群青などの無機顔料や銅フタロシアニンブルー、ベンジジンイエロー等の有機顔料の他、既に界面活性剤や水溶性樹脂を用いて微細に安定的に水媒体中に分散された水分散顔料製品等が用いられ、例えば、界面活性剤を用いた水分散顔料としては、
C.I.Pigment Blue 15:3B〔商品名:Sandye Super Blue GLL、顔料分24%、山陽色素(株)製〕、
C.I. Pigment Red 146〔商品名:Sandye Super Pink FBL、顔料分21.5%、山陽色素(株)製〕、
C.I.Pigment Yellow 81〔商品名:TC Yellow FG、顔料分約30%、大日精化工業(株)製〕、
C.I.Pigment Red220/166〔商品名:TC Red FG、顔料分約35%、大日精化工業(株)製〕等を挙げることができる。
また、水溶性樹脂を用いた水分散顔料としては、
C.I.Pigment Black 7〔商品名:WA color Black
A250、顔料分15%、大日精化工業(株)製〕、
C.I.Pigment Green 7〔商品名:WA−S color Green、顔料分8%、大日精化工業(株)製〕、
C.I.Pigment Violet 23〔商品名:マイクロピグモ WMVT−5、顔料分20%、オリエント化学工業(株)製〕、
C.I.Pigment Yellow 83〔商品名:エマコールNSイエロー4618、顔料分30%、山陽色素(株)製〕が挙げられる。
前記蛍光顔料としては、
黄色蛍光顔料〔シンロイヒ(株)製、商品名:SF5015レモンイエロー、固形分30%〕、
桃色蛍光顔料〔シンロイヒ(株)製、商品名:SF5017ピンク、固形分30%〕、
橙色蛍光顔料〔日本蛍光化学(株)製、商品名:ルミコールNKW−3904E、固形分33.5%〕が挙げられる。
C.I.Pigment Blue 15:3B〔商品名:Sandye Super Blue GLL、顔料分24%、山陽色素(株)製〕、
C.I. Pigment Red 146〔商品名:Sandye Super Pink FBL、顔料分21.5%、山陽色素(株)製〕、
C.I.Pigment Yellow 81〔商品名:TC Yellow FG、顔料分約30%、大日精化工業(株)製〕、
C.I.Pigment Red220/166〔商品名:TC Red FG、顔料分約35%、大日精化工業(株)製〕等を挙げることができる。
また、水溶性樹脂を用いた水分散顔料としては、
C.I.Pigment Black 7〔商品名:WA color Black
A250、顔料分15%、大日精化工業(株)製〕、
C.I.Pigment Green 7〔商品名:WA−S color Green、顔料分8%、大日精化工業(株)製〕、
C.I.Pigment Violet 23〔商品名:マイクロピグモ WMVT−5、顔料分20%、オリエント化学工業(株)製〕、
C.I.Pigment Yellow 83〔商品名:エマコールNSイエロー4618、顔料分30%、山陽色素(株)製〕が挙げられる。
前記蛍光顔料としては、
黄色蛍光顔料〔シンロイヒ(株)製、商品名:SF5015レモンイエロー、固形分30%〕、
桃色蛍光顔料〔シンロイヒ(株)製、商品名:SF5017ピンク、固形分30%〕、
橙色蛍光顔料〔日本蛍光化学(株)製、商品名:ルミコールNKW−3904E、固形分33.5%〕が挙げられる。
その他、パール顔料、金属粉顔料、蓄光性顔料、二酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム等の白色顔料、熱変色性組成物を内包したカプセル顔料、香料や香料を内包したカプセル顔料等を例示できる。
前記金属光沢顔料としては、アルミニウムや真鍮等の金属光沢顔料、芯物質として天然雲母、合成雲母、ガラス片、アルミナ、透明性フィルム片の表面を酸化チタン等の金属酸化物で被覆した金属光沢顔料(パール顔料)、透明又は着色透明フィルムに金属蒸着膜を形成した金属光沢顔料、透明性樹脂層を複数積層した虹彩性フィルムを細かく裁断した虹彩性を有する金属光沢顔料が例示できる。
前記着色剤は一種又は二種以上を適宜混合して使用することができ、インキ組成中1〜25重量%、好ましくは2〜15重量%の範囲で用いられる。
前記金属光沢顔料としては、アルミニウムや真鍮等の金属光沢顔料、芯物質として天然雲母、合成雲母、ガラス片、アルミナ、透明性フィルム片の表面を酸化チタン等の金属酸化物で被覆した金属光沢顔料(パール顔料)、透明又は着色透明フィルムに金属蒸着膜を形成した金属光沢顔料、透明性樹脂層を複数積層した虹彩性フィルムを細かく裁断した虹彩性を有する金属光沢顔料が例示できる。
前記着色剤は一種又は二種以上を適宜混合して使用することができ、インキ組成中1〜25重量%、好ましくは2〜15重量%の範囲で用いられる。
また、着色剤として顔料を用いた場合、必要に応じて顔料分散剤を添加できる。前記顔料分散剤としてはアニオン、ノニオン等の界面活性剤、ポリアクリル酸、スチレンアクリル酸等のアニオン性高分子、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等の非イオン性高分子等が用いられる。
溶剤としては、水或いは有機溶剤が用いられ、水を用いる場合は必要に応じて水溶性有機溶剤を添加することができる。
前記水溶性有機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
前記水溶性有機溶剤は一種又は二種以上を併用することもでき、3〜30重量%の範囲で用いられる。
前記有機溶剤としては、エタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ベンジルグリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテル、乳酸メチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン等を例示できる。
前記水溶性有機溶剤としては、例えば、エタノール、プロパノール、ブタノール、グリセリン、ソルビトール、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、スルフォラン、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。
前記水溶性有機溶剤は一種又は二種以上を併用することもでき、3〜30重量%の範囲で用いられる。
前記有機溶剤としては、エタノール、プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ベンジルグリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテル、乳酸メチル、乳酸エチル、γ−ブチロラクトン等を例示できる。
更に、紙面への固着性や粘性を付与するために樹脂を添加することもできる。
樹脂としては、ケトン樹脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、アミド樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルピロリドン、α−及びβ−ピネン・フェノール重縮合樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、スチレンマレイン酸共重合物、セルローズ誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、デキストリン等が挙げられる。前記樹脂は一種又は二種以上を併用することができ、インキ組成物中1乃至30重量%の範囲で用いられる。
樹脂としては、ケトン樹脂、ケトン−ホルムアルデヒド樹脂、アミド樹脂、アルキッド樹脂、ロジン変性樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルピロリドン、α−及びβ−ピネン・フェノール重縮合樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂、スチレンマレイン酸共重合物、セルローズ誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、デキストリン等が挙げられる。前記樹脂は一種又は二種以上を併用することができ、インキ組成物中1乃至30重量%の範囲で用いられる。
前記インキ組成物をボールペンタイプのペン芯式筆記具に充填して用いる場合は、オレイン酸等の高級脂肪酸、長鎖アルキル基を有するノニオン性界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーンオイル、チオ亜燐酸トリ(アルコキシカルボニルメチルエステル)やチオ亜燐酸トリ(アルコキシカルボニルエチルエステル)等のチオ亜燐酸トリエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルのリン酸モノエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルのリン酸ジエステル、或いは、それらの金属塩、アンモニウム塩、アミン塩、アルカノールアミン塩等の潤滑剤を添加してボール受け座の摩耗防止効果を付与することが好ましい。
その他、水系インキの場合は必要に応じて炭酸ナトリウム、燐酸ナトリウム、酢酸ソーダ等の無機塩類、水溶性のアミン化合物等の有機塩基性化合物等のpH調整剤、ベンゾトリアゾール、トリルトリアゾール、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、サポニン等の防錆剤、石炭酸、1、2−ベンズチアゾリン3−オンのナトリウム塩、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸プロピル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニル)ピリジン等の防腐剤或いは防黴剤、尿素、ノニオン系界面活性剤、還元又は非還元デンプン加水分解物、トレハロース等のオリゴ糖類、ショ糖、サイクロデキストリン、ぶどう糖、デキストリン、ソルビット、マンニット、ピロリン酸ナトリム等の湿潤剤、消泡剤、分散剤、インキの浸透性を向上させるフッ素系界面活性剤やノニオン系の界面活性剤を使用してもよい。
更に、必要に応じて剪断減粘性付与剤を添加し、インキに適当な粘性を与えて実用に供することができる。
前記剪断減粘性付与剤は従来より公知のものから適宜選択することができ、溶剤として水を用いた水性インキの場合は、具体例には、キサンタンガム、サクシノグリカン、ウェランガム、アルカシーガム、グァーガム、カラギーナン等の多糖類、ポリアクリル酸、架橋型アクリル酸、ポリビニルアセトアミド、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、会合性ウレタンエマルジョン等が挙げられる。
溶剤として有機溶剤を用いた油性インキの場合は、架橋型アクリル樹脂、架橋型アクリル樹脂のエマルションタイプ、非架橋型アクリル樹脂、架橋型N−ビニルカルボン酸アミド重合体又は共重合体、非架橋型N−ビニルカルボン酸アミド重合体又は共重合体、水添ヒマシ油、脂肪酸アマイドワックス、酸化ポリエチレンワックス等のワックス類、ステアリン酸、パルミチン酸、オクチル酸、ラウリン酸のアルムニウム塩等の脂肪酸金属塩、ジベンジリデンソルビトール、N−アシルアミノ酸系化合物、スメクタイト系無機化合物、モンモリロナイト系無機化合物、ベントナイト系無機化合物、ヘクトライト系無機化合物、シリカ等を例示できる。
なお、前記剪断減粘性付与剤は併用することもできる。
前記剪断減粘性付与剤は従来より公知のものから適宜選択することができ、溶剤として水を用いた水性インキの場合は、具体例には、キサンタンガム、サクシノグリカン、ウェランガム、アルカシーガム、グァーガム、カラギーナン等の多糖類、ポリアクリル酸、架橋型アクリル酸、ポリビニルアセトアミド、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、会合性ウレタンエマルジョン等が挙げられる。
溶剤として有機溶剤を用いた油性インキの場合は、架橋型アクリル樹脂、架橋型アクリル樹脂のエマルションタイプ、非架橋型アクリル樹脂、架橋型N−ビニルカルボン酸アミド重合体又は共重合体、非架橋型N−ビニルカルボン酸アミド重合体又は共重合体、水添ヒマシ油、脂肪酸アマイドワックス、酸化ポリエチレンワックス等のワックス類、ステアリン酸、パルミチン酸、オクチル酸、ラウリン酸のアルムニウム塩等の脂肪酸金属塩、ジベンジリデンソルビトール、N−アシルアミノ酸系化合物、スメクタイト系無機化合物、モンモリロナイト系無機化合物、ベントナイト系無機化合物、ヘクトライト系無機化合物、シリカ等を例示できる。
なお、前記剪断減粘性付与剤は併用することもできる。
前記インキ組成物を収容するペン芯式筆記具について具体的に説明すると、ペン先と軸筒後部のインキ貯蔵部との間に、該インキ貯蔵部の内圧変化に対応するインキ保留溝を有するペン芯が嵌着され、且つ、前記ペン芯の中心孔に棒状のインキ誘導芯が挿着されてなる。
ペン芯は内圧変化に対応するインキ保留溝を有し、前記インキ保留溝は従来より公知の多数の櫛歯が並設されたものや、らせん状溝、屈曲状溝など適宜採用される。
インキ誘導芯は、繊維束の樹脂加工体、プラスチックポ−ラス体、毛細管力を有する軸線方向のインキ誘導溝を内部に貫設したもの、または外周に軸線方向のスリットを設けたプラスチック成形体などが有効である。
ぺん先としてはマーキングペンチップ、ボールペンチップ、万年筆用ペン先、筆穂等が挙げられる。
前記ペン先のうち、マーキングペンチップとしては、例えば、繊維チップ、フェルトチップ、プラスチックチップ、多孔質チップ(毛筆)等が適用でき、ボールペンチップとしては、金属製のパイプの先端近傍を外面より内方に押圧変形させたボール抱持部にボールを抱持してなるチップ、金属材料をドリル等による切削加工により形成したボール抱持部にボールを抱持してなるチップ、金属又はプラスチック製チップ内部に樹脂製のボール受け座を設けたチップ、或いは、前記チップに抱持するボールをバネ体により前方に付勢させたもの等が適用できる。尚、前記ボールは、超硬合金、ステンレス鋼、ルビー、セラミック、樹脂、ゴム等が適用でき、直径0.1mm〜2.0mmの範囲のものが好適に用いられる。
また、万年筆形態のペン先としては、ステンレス板、金合金板等の金属板を先細テーパー状に裁断し、屈曲又は湾曲したものや、ペン先形状に樹脂成形したもの等が適用できる。
前記万年筆形態のペン先は先端から中心部にかけて切り溝を設けたり、先端に玉部を設けることもできる。
なお、本発明のペン芯式筆記具は軸筒内にカートリッジ式のインキ貯蔵部を収容可能な構成であってもよい。
ペン芯は内圧変化に対応するインキ保留溝を有し、前記インキ保留溝は従来より公知の多数の櫛歯が並設されたものや、らせん状溝、屈曲状溝など適宜採用される。
インキ誘導芯は、繊維束の樹脂加工体、プラスチックポ−ラス体、毛細管力を有する軸線方向のインキ誘導溝を内部に貫設したもの、または外周に軸線方向のスリットを設けたプラスチック成形体などが有効である。
ぺん先としてはマーキングペンチップ、ボールペンチップ、万年筆用ペン先、筆穂等が挙げられる。
前記ペン先のうち、マーキングペンチップとしては、例えば、繊維チップ、フェルトチップ、プラスチックチップ、多孔質チップ(毛筆)等が適用でき、ボールペンチップとしては、金属製のパイプの先端近傍を外面より内方に押圧変形させたボール抱持部にボールを抱持してなるチップ、金属材料をドリル等による切削加工により形成したボール抱持部にボールを抱持してなるチップ、金属又はプラスチック製チップ内部に樹脂製のボール受け座を設けたチップ、或いは、前記チップに抱持するボールをバネ体により前方に付勢させたもの等が適用できる。尚、前記ボールは、超硬合金、ステンレス鋼、ルビー、セラミック、樹脂、ゴム等が適用でき、直径0.1mm〜2.0mmの範囲のものが好適に用いられる。
また、万年筆形態のペン先としては、ステンレス板、金合金板等の金属板を先細テーパー状に裁断し、屈曲又は湾曲したものや、ペン先形状に樹脂成形したもの等が適用できる。
前記万年筆形態のペン先は先端から中心部にかけて切り溝を設けたり、先端に玉部を設けることもできる。
なお、本発明のペン芯式筆記具は軸筒内にカートリッジ式のインキ貯蔵部を収容可能な構成であってもよい。
以下に実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
以下の表に実施例及び比較例のペン芯式筆記具用インキ組成物の組成を示す。
尚、表中の組成の数値は重量部を示す。
以下の表に実施例及び比較例のペン芯式筆記具用インキ組成物の組成を示す。
尚、表中の組成の数値は重量部を示す。
表中の原料の内容について注番号に沿って説明する。
(1)ダイワ化成(株)製、商品名:エオシン GH35%−L、染料分35%
(2)オリエント化学工業(株)製、商品名:ウォーターブラックR510(酸性染料、C.I.50420)
(3)アイゼン保土谷化学工業(株)製、商品名:ブリリアントブルーFCF−L(酸性染料、C.I.42090)、染料分35%
(4)大日精化工業(株)製、商品名:WA color Black A250(C.I.Pigment Black 7)、顔料分15%
(5)第一工業製薬(株)製、商品名:プライサーフAL、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルリン酸モノエステル及びジエステル混合物
(6)太陽化学(株)製、商品名:サンフラボンT−200
(1)ダイワ化成(株)製、商品名:エオシン GH35%−L、染料分35%
(2)オリエント化学工業(株)製、商品名:ウォーターブラックR510(酸性染料、C.I.50420)
(3)アイゼン保土谷化学工業(株)製、商品名:ブリリアントブルーFCF−L(酸性染料、C.I.42090)、染料分35%
(4)大日精化工業(株)製、商品名:WA color Black A250(C.I.Pigment Black 7)、顔料分15%
(5)第一工業製薬(株)製、商品名:プライサーフAL、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルリン酸モノエステル及びジエステル混合物
(6)太陽化学(株)製、商品名:サンフラボンT−200
インキの調製
水にフェノール以外の成分を添加し、室温又は必要に応じて50℃〜60℃の範囲に加温して混合攪拌した後、放冷してフェノールを添加して均一に混合することで各インキを調製した。
水にフェノール以外の成分を添加し、室温又は必要に応じて50℃〜60℃の範囲に加温して混合攪拌した後、放冷してフェノールを添加して均一に混合することで各インキを調製した。
ペン芯式筆記具の作製
軸筒開口部より軸筒後部のインキ貯蔵部に各インキを収容し、ペン先としてボールペンチップを先端に配置し、前記ペン先に連接させるインキ誘導芯(毛細管力を有するプラスチック押出成形体)を挿着させた櫛溝状合成樹脂製ペン芯(外周に多数の平行状櫛歯が形成されたインキ保留溝を有するタイプ)を軸筒開口部より挿入してペン芯式筆記具を得た。
軸筒開口部より軸筒後部のインキ貯蔵部に各インキを収容し、ペン先としてボールペンチップを先端に配置し、前記ペン先に連接させるインキ誘導芯(毛細管力を有するプラスチック押出成形体)を挿着させた櫛溝状合成樹脂製ペン芯(外周に多数の平行状櫛歯が形成されたインキ保留溝を有するタイプ)を軸筒開口部より挿入してペン芯式筆記具を得た。
前記筆記具を用いて以下の試験を行った。
筆記試験
JIS S6054に準拠して自動筆記試験機にて完全にインキを消費するまで筆記した後、筆跡のかすれと濃淡の発生度合いを目視により観察した。
なお、筆記条件は筆記速度4m/分、筆記荷重100g、筆記角度70°である。
前記試験の結果を以下の表に示す。
筆記試験
JIS S6054に準拠して自動筆記試験機にて完全にインキを消費するまで筆記した後、筆跡のかすれと濃淡の発生度合いを目視により観察した。
なお、筆記条件は筆記速度4m/分、筆記荷重100g、筆記角度70°である。
前記試験の結果を以下の表に示す。
尚、試験結果の評価は以下の通りである。
筆記試験
◎:かすれや濃淡が全く発生しておらず、良好な筆跡を形成できた。
○:かすれや濃淡が1〜2回発生するものの、全体として良好な筆跡を形成できた。
△:かすれや濃淡が3〜4回発生し、筆跡の安定性にやや乏しい。
×:かすれや濃淡が5回異常発生し、筆跡の安定性に乏しい。
筆記試験
◎:かすれや濃淡が全く発生しておらず、良好な筆跡を形成できた。
○:かすれや濃淡が1〜2回発生するものの、全体として良好な筆跡を形成できた。
△:かすれや濃淡が3〜4回発生し、筆跡の安定性にやや乏しい。
×:かすれや濃淡が5回異常発生し、筆跡の安定性に乏しい。
Claims (4)
- 軸筒内に、内外圧の変化に応じてインキ貯蔵部に直接収容したインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、且つ、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具に収容されるインキ組成物であって、前記インキ組成物中に酸素吸収能を有する化合物を添加してなるペン芯式筆記具用インキ組成物。
- 前記酸素吸収能を有する化合物がポリフェノール類、ヒドロキシルアミン類から選ばれる化合物である請求項1記載のペン芯式筆記具用インキ組成物。
- 軸筒内のインキ貯留部に請求項1又は2記載のペン芯式筆記具用インキ組成物を収容し、且つ、内外圧の変化に応じてインキを一時的に溜めるペン芯を収容してなり、前記ペン芯の先端部にペン先を設け、ペン芯にはインキ貯蔵部からインキをペン先へ誘導するためのインキ誘導芯が配置されてなるペン芯式筆記具。
- ペン先がボールを抱持したボールペンチップである請求項3記載のペン芯式筆記具。
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- 2005-03-29 JP JP2005094710A patent/JP2006274017A/ja active Pending
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