JP2006273339A - 詰め替え用パウチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パウチ上部のコーナー部に、パウチの上端から下方に注出口部50を形成するヒートシール部7の内側ラインの最上部迄の間に10〜20mmのスペースをとって、斜め上方に向く先細りの注出口部を設け、その下側部は所要幅のヒートシール部を残して切り欠き、上側部はパウチの上端までヒートシールし、該注出口部の開封位置には、開封手段として少なくとも該注出口部の下側部の所要幅のヒートシール部から上側部を通過してパウチの上端に至る迄の長さの直線状のハーフカット線10とその上端にノッチ11を設けて詰め替え用パウチを構成する。
【選択図】図1
Description
しかし、このような注出口部付きパウチは、共通の欠点として、注出口部を開封する際、鋏などの道具を使用する場合は別として、手で注出口部の先端部を引き裂いて開封する場合は、所定の位置できれいに開封することが意外に難しく、また、開封された注出口部が開口し難いという問題があり、更に、内容物を注出する際にも、注出の途中で開口された注出口部が閉塞しやすくなるという問題もあった。
具体的な例として、例えば、(1)内部に流動性を有する内容物が密封包装されるスタンディングパウチ形式のパウチであって、該パウチの上部のコーナー部に、外周、即ち、先端部、両側部、両肩部がヒートシールされてなる斜め上方に向く形状の注出口部が設けられると共に、該注出口部の両側に切り欠き部が設けられ、更に、該パウチの少なくとも一方の壁面フィルムに、該注出口部から注出口部の反対側のパウチ底部コーナー部寄りの位置にかけて、該注出口部では幅と高さが大きく、斜め下方に向かって徐々に幅と高さが小さくなり、下部では略一定の幅と高さとなる曲線状の膨らみ部が、その上面および両側面がそれぞれ面状をなすように、即ち、各部の断面が台形をなす形状に設けられた構成の詰め替え用パウチがある。また、このパウチの注出口部には、易開封性手段として、ノッチとレーザー光照射によるハーフカット線とを組み合わせて設けることが記載されている(特許文献1参照)。
しかし、このような詰め替え用パウチでも、パウチ上部のコーナー部に設けられた注出口部は、予めその両側が切り欠かれて斜め外側上方を向き突出する形状に設けられており、しかも注出口部の開封位置には、ノッチとハーフカット線とが設けられているので、注出口部の開封を容易に行えるという利点がある反面、パウチの輸送やその他の取り扱いの際に、誤って注出口部が開封されるという問題があった。
しかし、この詰め替え用パウチの場合も、前記(1)に記載された発明の詰め替え用パウチと同様に、パウチの上部のコーナー部に設けられた前記形状の注出口部は、予めその両側が切り欠かれており、且つ、その注出口部の開封位置には、ノッチとハーフカット線とが設けられているので、注出口部の開封は容易に行えるものの、パウチの輸送やその他の取り扱いの際には、誤って注出口部が開封されるという問題があった。
即ち、請求項1に記載した発明は、周囲の端縁部がヒートシールにより封止され、流動性を有する内容物が密封包装される積層フィルム製のパウチにおいて、パウチ上部の一方のコーナー部に、斜め外側上方に向く先細り形状の注出口部が、その先端部および両側の側部をヒートシールして形成され、且つ、該注出口部は、パウチの上端から下方に該注出口部を形成するヒートシール部の内側ラインの最上部までの距離(h)が10〜20mmとなるように、注出口部の上側にスペースをとって形成され、該注出口部の両側の側部のうち、下側の側部には、所要幅のヒートシール部を残して切り欠き部が設けられ、上側の側部には、パウチの上端までヒートシール部が設けられ、該注出口部の先端側の開封位置には、開封手段として、少なくとも該注出口部の下側の側部のヒートシール部から上側の側部のヒートシール部を通過してパウチの上端に至るまでの長さの直線状のハーフカット線と、その上側の端部にノッチが設けられ、更に、該パウチの上部の端縁部を封止するヒートシール部のうち、該注出口部が設けられた位置の上部を除く部分のヒートシール部は、内容物の充填前の段階では未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールして密封するようにしたことを特徴とする詰め替え用パウチからなる。
これらの中でも、スタンディングパウチは、自立性に優れると共に外観もよく、内容物充填シール後のパウチの取り扱いが容易になり、また、店頭などにおける陳列効果にも優れる点で特に好ましい。
前記注出口部の下側の側部の所要幅のヒートシール部は、3〜6mm幅の範囲であることが好ましい。
前記ヒートシール部の幅が3mm未満の場合は、パウチに破袋の危険性があり、また、6mmを超える場合は、パウチに充填された内容物を、口径の小さいボトルなどの容器に移し替える際に邪魔になるため好ましくない。
ハーフカット線を設ける方法は、刃物を使用する機械的手段で設けることもできるが、その深さを所望の深さに安定して設けるためにはレーザー光照射による方法を用いることがより好ましい。
ハーフカット線は、1本でもよいが、引き裂き方向がずれる場合を想定して、中心のハーフカット線の両側に、各1本または各2本などのように複数のハーフカット線を平行、または中心のハーフカット線に収斂する形状、或いは、平行なハーフカット線とそれに斜めに交差するハーフカット線を加えた形状などに設けることができる。
また、ハーフカット線の角度は、注出口部の傾斜角度とも関連するため単独では決められないが、垂直に近い角度から水平寄りの角度まで可能な範囲で任意の角度に設けることができる。
前記エンボス部は、注出口部の開口を補助するために設けるものであり、その形状は任意でよいが、少なくとも注出口部の先端側の開封位置を含む部分から注出口部の基部を含む領域に設けることが好ましい。このようなエンボス部は、注出口部の片側の面の積層フィルムのみに設けてもよいが、注出口部の両面の積層フィルムに設けることが更に好ましい。
また、注出口部の積層フィルムに前記ハーフカット線とエンボス部とを、その一部が重なるように設ける場合、作業方法としては、先にエンボス部を設けた後、その上にレーザー光照射により非接触でハーフカット線を設けることが好ましく、それによりエンボス部に対しても安定した深さのハーフカット線を設けることができる。
前記パウチの底部を自立性を有する形式に形成する方法は、例えば、パウチの底部を、前後の壁面の積層フィルムの下部の間に、底面フィルムを内側に折り返して挿入し、その周囲の端縁部をヒートシールして形成されるガセット部を有する形式に形成するだけでもよいが、特に、外観と共に自立性に優れたスタンディングパウチ形式に形成することが更に好ましい。
尚、前記ガセット部をヒートシールする船底形のシールパターンは、前記内側が両側から中央部にかけて湾曲線状に凹状となる船底形のシールパターンのほかに、内側の中央部が所定の幅で低く、その両端からパウチの両側の側部まで傾斜をもって直線状に高くなる船底形のシールパターンであってもよい。
(2)内容物の充填口にパウチ上部の前記未シールの開口部を使用しているので、比較的開口部の幅が広く、内容物を容易に充填することができる。
(3)内容物を充填した後、前記開口部をヒートシールにより封止する際も、注出口部の上側に、パウチの上端から下方に該注出口部を形成するヒートシール部の内側ラインの最上部までの距離(h)が10〜20mmとなるようにスペースをとっているので、通常のパウチと同様に、パウチの上部を全幅でヒートシールしても、注出口部の通液路がシールされることはなく、良好に前記開口部をヒートシールすることができ、充填シール装置の前準備などに時間がかからず生産性よく内容物の充填シールを行うことができる。
また、注出口部の上側の側部側には、前記ハーフカット線の上側の端部、即ち、パウチの上端にノッチが設けられているが、仮にこのノッチが、パウチの輸送やその他の取り扱いの際に、引っ掛けられてハーフカット線が引き裂かれたとしても、注出口部まではパスが長いので注出口部が開封されることはなくすことができる。
開封された注出口部は、その下側の側部には所要幅のヒートシール部を残して切り欠き部が設けられているので、パウチに充填された内容物を、口径の小さいボトルなどに移し替える場合でも、例えば、注出口部の下側の側部をボトルの口部にあてがいながら注出することができるので、注出口部の位置ズレを防止できると共に、その状態でパウチを傾けることにより、先細り形状の注出口部がその内圧により容易に開口し、内容物を安全に移し替えることができる。
また、前記注出口部の開封の際には、注出口部の上側に面積の大きいヒートシール部、即ち、前記スペースが設けられているので、この部分を摘まみ部に使用することができ、注出口部の開封操作を容易に行うことができる。
従って、注出口部の開口性が一層優れると共に、注出の途中で注出口部が閉塞することも確実に防止できるようになる。
特に、パウチの底部をスタンディングパウチ形式に形成した場合は、前述したように、自立性に優れると同時に外観にも優れているので、店頭などでの陳列効果にも優れたものにすることができる。
上記基材フィルム層や水蒸気その他のガスバリヤー層、遮光層、強度向上層、シーラント層などは、それぞれを単独の層で形成してもよいが、複数の層を積層して形成することもできる。
これらは単独で使用してもよく、また、複数を組み合わせて積層して使用することもできる。
前記無機酸化物の蒸着層は、単独の層で形成してもよいが、複数の層で形成することにより一層優れたガスバリヤー性を得ることができる。
また、前記無機酸化物の蒸着層は、その接着性を向上させ、或いは亀裂などの損傷を防止して優れたガスバリヤー性を有効に発揮させるため、その上下の面に接着性向上層、保護層、ガスバリヤー性向上層などの目的で、反応型アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シランカップリング剤を含有させたアクリル系樹脂、金属アルコキシドを含有させた水溶性高分子、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物などの樹脂層を設けて複合層としてガスバリヤー層を形成することができる。
前記強度向上層としては、前記基材フィルムのいずれかを適宜追加積層してもよく、二軸延伸高密度ポリエチレンフィルムなどを防湿層を兼ねて積層することもできる。
前記基材フィルム層とガスバリヤー層、遮光層、強度向上層との積層には、公知のドライラミネーション法または押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法または押し出しラミネーション法で積層する方法、或いは、上記の樹脂を押し出しコートして積層する方法などを採ることができる。但し、内容物がシーラント層に浸透しやすいものの場合は、ドライラミネーション法で積層することが好ましい。
図1は、本発明の詰め替え用パウチの第1の実施例の構成を示す正面図である。
図2は、本発明の詰め替え用パウチの第2の実施例の構成を示す正面図である。
但し、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの図面に限定されるものではない。
このようにハーフカット線の本数および形状は、引き裂きラインが所望の範囲内に安定するように任意に設定することができる。
例えば、複数のハーフカット線を平行に設ける場合、それぞれの間隔は、できるだけ狭いことが好ましく、レーザー光照射の送りピッチとして1mm程度の間隔に設けることが好ましい。
内容物を充填した後、前記開口部をヒートシールにより封止する際も、注出口部50の上側に、パウチの上端から下方に該注出口部を形成するヒートシール部の内側ラインの最上部までの距離hが10〜20mmとなるようにスペースをとっているので、通常のパウチと同様に、パウチ100の上部を全幅でヒートシールしても、注出口部50の通液路がシールされて塞がれることはなく、良好に前記開口部をヒートシールすることができ、充填シール装置の前準備などに時間がかからず生産性よく内容物の充填シールを行うことができる。
また、注出口部50の上側の側部側には、前記ハーフカット線10の上側の端部、即ち、パウチ100の上端にノッチ11が設けられているが、仮にこのノッチ11が、パウチの輸送やその他の取り扱いの際に、引っ掛けられてハーフカット線10が引き裂かれたとしても、注出口部50まではパスが長いため注出口部50が開封されることはなくすことができる。
上記注出口部50の開封の際には、注出口部50の上側に面積の大きいヒートシール部、即ち、前記スペースが設けられているので、この部分を摘まみ部に使用することができ、注出口部50の開封操作を容易に行うことができる。
また、注出口部50の側部をボトルの口部にあてがった状態でパウチ100を傾けることにより、先細り形状の注出口部50がその内圧により容易に開口し、内容物を安全に移し替えることができる。
そして、詰め替え用パウチ100は、その胴部および底部が前記スタンディングパウチ形式に形成されているので、液状の内容物が充填されたパウチ100は、その底部と胴部が前後に大きく広がると共に、底部の外周には底部シール部5による脚部が形成されるため、優れた自立性が付与され、取り扱いやすく、外観にも優れ、また、容量の割にコンパクトに包装することができる。
このように段を有する形状にエンボス部Sを設けることにより、エンボス部Sのリブ効果が増すため、注出口部50の開口部の保形性を向上できると同時に、例えば、エンボス部Sの膨らみ高さを圧縮する方向に力が加わってエンボス部Sが潰された場合でも復元しやすくなる効果が得られる。
このようなエンボス部Sの高さは、最高部で2〜4mm程度の高さになるように設けることが好ましい。
また、エンボス部Sの形状は、図では幅が一定な長円形状で示したが、これに限定はされず、例えば、注出口部50の形状に対応して、先端部側からパウチの内部側に向けて幅が広くなる長楕円形状など、注出口部50の開口を補助すると共に、注出口部50の閉塞を防止できる形状であれば、任意の形状に設けることができる。
また、注出口部50を開封した後のノッチ11の残存部分は、丸みをもった曲線状の形状であるため、この部分で手指が擦られても傷つけられるようなことはなく、安全性についても一層向上させることができる。
本発明の詰め替え用パウチは、パウチの上部の一方のコーナー部に設けた注出口部と、その周辺のヒートシール部、切り欠き部、そして、注出口部の開封手段として設けたノッチ、ハーフカット線、そして、注出口部の開口性をよくするために設けたエンボス部などの構成に特徴を有するものであり、パウチ自体の形式は、前述したように、四方シール形式や三方シール形式などの平パウチのほか、スタンディングパウチなどの自立性を有する形式に形成することができる。
従って、基本的には、採用するパウチの形式に対応して、製袋可能な製袋機を選択し、これに注出口部およびその周辺のヒートシール部を形成するためのヒートシール装置、切り欠き部、ノッチなどを設けるための打ち抜き装置、ハーフカット線を設けるためのレーザー光照射装置、そして、エンボス部を設けるためのエンボス装置などを適宜追加付設することにより、本発明の詰め替え用パウチを生産性よく製造することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
(1)壁面用積層フィルム1,1′の構成
(外側)二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルムと記載する)(厚み12μm)/接着剤/二軸延伸ナイロンフィルム(以下、ONフィルムと記載する)(厚み15μm)/接着剤/アルミニウム箔(厚み7μm)/接着剤/直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(以下、L・LDPEフィルムと記載する)(厚み110μm)
(2)底面用積層フィルムの構成
(外側)PETフィルム(厚み12μm)/接着剤/ONフィルム(厚み15μm)/接着剤/アルミニウム箔(厚み7μm)/接着剤/L・LDPEフィルム(厚み90μm)
上記各フィルムの貼り合わせは、いずれもドライラミネーション法で行い、各フィルムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用したものである。
パウチ100の寸法は、外形寸法で幅が135mmで、長さが230mmとし、底部のガセット部4の長さ、即ち、底面フィルムの折り返し長さは40mmとした。
注出口部50は、パウチ上部の左側のコーナー部でパウチの左側の端部から中央部に向けて40mmまでの領域に、略図示した形状で、パウチの上端から下方に注出口部を形成するヒートシール部の内側ラインの最上部までの距離hを17mmとし、その傾斜角度(注出口部の中心線とパウチの底辺とのなす角度)は35°とした。
また、注出口部50の先端側の開封位置には、開封手段として、図示したように、注出口部50の下側の側部の所要幅のヒートシール部7b から上側の側部のヒートシール部を通過してパウチ100の上端に至るまでの長さに直線状のハーフカット線10を、この場合、1本ではなく、平行に5本、その線間隔(ピッチ)を1mmとして、レーザー光照射により設け、その上端の中心部にV字形のノッチ11を設けた。
尚、ハーフカット線10を設けた位置における注出口部50の両側のヒートシール部を除いた部分の幅(開口幅)は16mmとなるように形成し、注出口部50の下側の側部の所要幅のヒートシール部7b の幅は、略4.5mmとなるように切り欠き部9を設けて構成した。
(外側)ONフィルム(厚み15μm)/接着剤/アルミニウム蒸着(蒸着厚み400Å)PETフィルム(以下、アルミ蒸着PETフィルムと記載する)(厚み12μm)/接着剤/L・LDPEフィルム(厚み120μm)
(2)底面用積層フィルムの構成
(外側)ONフィルム(厚み15μm)/接着剤/アルミ蒸着PETフィルム(厚み12μm)/接着剤/L・LDPEフィルム(厚み100μm)
この場合も、上記各フィルムの貼り合わせは、いずれもドライラミネーション法で行ったものであり、各フィルムの間の接着剤は、ドライラミネート用の二液硬化型ポリウレタン系接着剤を使用したものである。
以上のように作製した実施例1、2の詰め替え用パウチを評価するため、充填シール装置を用いて、それぞれの詰め替え用パウチに、未シールの上部の開口部(上部シール部8の部分)から内容物として液体シャンプーを約550ml充填した後、パウチ上部の端縁部を、その全幅でヒートシールしてパウチを密封した。
上記ヒートシールにおいて、注出口部50の上側のパウチの端縁部は、予めヒートシール部7でヒートシールされているため、二度シールされることになるが、特に問題はなく、良好にヒートシールすることができた。
上記のように作製した実施例1、2の詰め替え用パウチによる包装体は、いずれも優れた自立性を有し、外観もよく、取り扱い性にも優れていた。
次いで、上記実施例1、2の包装体を、10個詰め段ボール箱にそれぞれ10個ずつ整列させて包装した箱を3箱ずつ作製し、トラック積みで500kmの輸送試験を行った後、各包装体を取り出して、ハーフカット線10の部分の引き裂きなどによる破損の有無を調べた結果、破損されたものは全くなかった。
この時、実施例2の包装体は、注出口部50の積層フィルム1、1′にハーフカット線10と交差してエンボス部Sが設けられているので、開封と同時に注出口部50が自動的に開口し、その開口部の保形性も良好であった。
2 底面フィルム折り返し部
3a 、3b 底面フィルム切り欠き部
4 ガセット部
5 底部シール部
6a 、6b 側部シール部
7 ヒートシール部
7a 先端部のヒートシール部
7b 下側の側部の所要幅のヒートシール部
8 上部シール部
9 切り欠き部
10 ハーフカット線
11 ノッチ
h パウチの上端から下方に注出口部を形成するヒートシール部の内側ラインの最上部までの距離
S エンボス部
50 注出口部
100、200 詰め替え用パウチ
Claims (3)
- 周囲の端縁部がヒートシールにより封止され、流動性を有する内容物が密封包装される積層フィルム製のパウチにおいて、パウチ上部の一方のコーナー部に、斜め外側上方に向く先細り形状の注出口部が、その先端部および両側の側部をヒートシールして形成され、且つ、該注出口部は、パウチの上端から下方に該注出口部を形成するヒートシール部の内側ラインの最上部までの距離(h)が10〜20mmとなるように、注出口部の上側にスペースをとって形成され、該注出口部の両側の側部のうち、下側の側部には、所要幅のヒートシール部を残して切り欠き部が設けられ、上側の側部には、パウチの上端までヒートシール部が設けられ、該注出口部の先端側の開封位置には、開封手段として、少なくとも該注出口部の下側の側部のヒートシール部から上側の側部のヒートシール部を通過してパウチの上端に至るまでの長さの直線状のハーフカット線と、その上側の端部にノッチが設けられ、更に、該パウチの上部の端縁部を封止するヒートシール部のうち、該注出口部が設けられた位置の上部を除く部分のヒートシール部は、内容物の充填前の段階では未シールの開口部とし、内容物の充填後にヒートシールして密封するようにしたことを特徴とする詰め替え用パウチ。
- 少なくとも前記注出口部の積層フィルムに外側に膨らむエンボス部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の詰め替え用パウチ。
- 前記パウチの底部が、自立性を有する形式に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の詰め替え用パウチ。
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2005
- 2005-03-28 JP JP2005091026A patent/JP2006273339A/ja active Pending
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